JPH04213117A - プログラム管理処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プログラミング言語Ｌ
ＩＳＰ等で記述され、インタプリタによって実行される
プログラムの、実行環境を管理するためのプログラム管
理処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】公知のＬＩＳＰ等のプログラミング言語
は、多くの適当なアプリケーション分野において極めて
強力で且つ生産性の高い言語と評価される特徴を有し、
広く使用されているが、通常のいわゆる手続き型言語に
比較して、一般に実行時に大きな主記憶領域を必要とす
る。

【０００３】即ち、例えばＬＩＳＰのプログラムは通常
インタプリタによって実行されるが、実行速度等の考慮
から、利用者プログラム及びＬＩＳＰインタプリタ全体
を主記憶領域にロードして実行する。

【０００４】インタプリタの多くの機能もＬＩＳＰで記
述されている場合が多く、それらは機能単位別のオブジ
ェクトになっており、オブジェクトの中には、その機能
が必要になった場合に、ロードされるようにしたものを
設ける場合もあるが、そのようなオブジェクトは例外的
で極めて少なく、主要なオブジェクトはすべてロードさ
れる。

【０００５】その結果ＬＩＳＰのプログラムを実行する
に必要な主記憶領域は相当大きくなるが、利用者プログ
ラムの内容によっては、ロードされたオブジェクトの中
に、その利用者プログラムの実行中には全く使用されな
いオブジェクトが比較的多く存在する場合もある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、ＬＩＳＰ等
のプログラムを実行するインタプリタのシステムで、必
要な機能のみをロードするようにして、アプリケーショ
ンシステムをコンパクト化できるプログラム管理処理装
置を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】図１は、本発明の構成を
示すブロック図である。図はプログラム管理処理装置の
構成であって、所定のプログラミング言語で記述された
プログラムを実行するインタプリタ１と、システム起動
部２と、システム構成部３とを有し、インタプリタ１は
、複数の機能単位に分割されて、各機能単位に対応する
オブジェクトから構成され、各該オブジェクトはインタ
プリタ実行中に当該オブジェクトが使用されたことを示
すフラグを設ける。

【０００８】所与の利用者プログラムを、所定のモード
指定を付して実行する場合には、システム起動部２が、
すべての該オブジェクトをロード域４にロードして、シ
ステム構成部３を起動する。

【０００９】システム構成部３は、該利用者プログラム
の実行の終了時に、該実行中に使用されるか、又は所定
の宣言入力によって指名された該オブジェクトのみを示
すシステム構成表５を生成して保存する。

【００１０】所定の指定により、システム構成表５を指
定された場合には、システム起動部２がシステム構成表
５に示された該オブジェクトのみをロード域４にロード
して起動する。

【００１１】

【作用】本発明の処理装置により、利用者プログラムの
実行に必要なオブジェクトのみを選択してＬＩＳＰイン
タプリタ等を構成できるので、利用者の業務に応じてコ
ンパクト化したシステムを容易に得ることができる。

【００１２】

【実施例】ＬＩＳＰを例として、インタプリタ等を構成
する各オブジェクトは、例えば図２に示すように制御ブ
ロック１０と実体１１等で構成し、制御ブロック１０に
はオブジェクトの種類その他の制御情報と、実体１１を
指示する実体アドレスとを保持する。

【００１３】実体アドレスで指示される実体１１は、オ
ブジェクトの実体のデータか、又はオブジェクトの実体
の各要素データを指示するポインタ群のブロックである
。 本発明により、制御ブロック１０の中にフラグ１２を設
けるものとし、このフラグは図１のシステム起動部２が
、オブジェクトのロード時にオフ表示の状態に初期設定
し、インタプリタとしてそのオブジェクトが参照された
ときオン表示に設定するようにオブジェクトを構成して
おく。

【００１４】システム構成部３はロード域４にロードさ
れた利用者プログラムの実行を監視し、実行が終了する
とロード域５のインタプリタのオブジェクトの制御ブロ
ックを走査し、フラグがオン表示に設定されているもの
を識別して、そのオブジェクト名をシステム構成表５に
登録する。

【００１５】又、利用者から所定のオブジェクト指定宣
言が入力されている場合には、実行中に使用されたか否
かに関わらず、宣言で指定されたオブジェクト名を登録
してシステム構成表５を生成する。

【００１６】図３は本発明の処理の流れの一例を示す図
であり、システム起動部２は利用者プログラムの実行要
求を受けると、処理ステップ２０で利用者プログラムを
ロードし、処理ステップ２１で特別のモード指定がある
か識別する。

【００１７】モード指定があれば、処理ステップ２２で
インタプリタのオブジェクトをすべてロードし、処理ス
テップ２３でシステム構成部３と共に起動する。そこで
システム構成部３は前記のようにしてシステム構成表５
を生成する。

【００１８】特別のモード指定が無い場合には、処理ス
テップ２４でシステム構成表５の指定が入力されている
か識別し、指定があれば処理ステップ２５で、そのシス
テム構成表５に従って、表に登録されているオブジェク
トをロードし、処理ステップ２６で起動する。

【００１９】システム構成表の指定が無ければ、処理ス
テップ２７で従来と同様に、インタプリタの全オブジェ
クトをロードして起動する。

【００２０】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、計算機におけるプログラミング言語ＬＩＳＰ等
で記述されたプログラムを実行するインタプリタのシス
テムで、アプリケーションに応じてシステムをコンパク
ト化できるという著しい工業的効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の構成を示すブロック図

【図２】　
　オブジェクトの構成を説明する図

【図３】　　本発明
の処理の流れ図

【符号の説明】

１　　インタプリタ ２　　システム起動部 ３　　システム構成部 ４　　ロード域 ５　　システム構成表 １０　　制御ブロック １１　　実体 １２　　フラグ ２０〜２７　　処理ステップ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　所定のプログラミング言語で記述され
   たプログラムを実行するインタプリタ（１）と、システ
   ム起動部（２）と、システム構成部（３）とを有し、該
   インタプリタ（１）は、複数の機能単位に分割されて、
   各機能単位に対応するオブジェクトから構成され、各該
   オブジェクトはインタプリタ実行中に当該オブジェクト
   が使用されたことを示すフラグを有し、所与の利用者プ
   ログラムを、所定のモード指定を付して実行する場合に
   は、該システム起動部（２）が、すべての該オブジェク
   トをロードして、該システム構成部（３）を起動し、該
   システム構成部（３）は、該利用者プログラムの実行の
   終了時に、該実行中に使用されるか、又は所定の宣言入
   力によって指名された該オブジェクトのみを示すシステ
   ム構成表（５）を生成して保存し、所定の指定により、
   該システム構成表（５）を指定された場合には、該シス
   テム起動部（２）は該システム構成表に示された該オブ
   ジェクトのみをロードして起動するように構成されてい
   ることを特徴とするプログラム管理処理装置。