JP2883864B2 - 竪型防水ル−バ− - Google Patents

竪型防水ル−バ−

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JP2883864B2
JP2883864B2 JP6192597A JP6192597A JP2883864B2 JP 2883864 B2 JP2883864 B2 JP 2883864B2 JP 6192597 A JP6192597 A JP 6192597A JP 6192597 A JP6192597 A JP 6192597A JP 2883864 B2 JP2883864 B2 JP 2883864B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は竪型防水ル−バ−、
詳しくはビル、工場、倉庫等の換気口、或いは屋根に取
付け、必要な換気を確保するとともに、外部からの雨水
等の浸入を防ぐ竪型防水ルーバーに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル、工場及び倉庫等の換気口に取付け
られる換気ルーバーとしては各種のものが提案されてお
り、また、実用に供されている。そして、これら従来の
換気ルーバーはその大半が枠体内に多数の羽根部材を横
列に配置した横型タイプのもので占められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記のよう
な横型タイプの換気ルーバーにあってはその構造上、例
えば台風のような強風雨時には前記換気ルーバーから建
物内に雨水が浸入する虞れがあるため、その対策として
前記建物の外部においては換気口の付近にフードを設置
したり、また、内部においてはダクト、排水口等を設け
たりする必要があった。
【0004】また、最近では竪型防水ルーバーも散見さ
れるようになってはきているが、前記竪型防水ルーバー
は防水対策としてその構造を複雑にすることで充分な配
慮が成されている反面、今一歩納得の行く答えを得るこ
とができないという問題点があった。
【0005】さらに、工場、ビル等の建築物の屋根に取
付けることができる防水ルーバーは全く知られていなか
った。
【0006】本発明は上記問題点を解決し、特に必要な
換気を充分に確保するとともに、外部からの雨水等の浸
入を防ぎ、且つ屋根にも取付けることができる簡単な構
造の竪型防水ルーバーを提案することをその課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る竪型防水ルーバーは、垂直
片と、この垂直片の前後端に直交するように設けられた
前側片及び後側片と、この前側片の左右の両端付近の内
側に設けられ、先端が拡開された傾斜片とによって羽根
部材を形成するとともに、この羽根部材を前側片を外側
に位置させるようにして枠体内に多数向かい合わせで交
互に縦列に配置する一方、前記羽根部材間には通風間隙
が形成されており、前記枠体内の隣り合う羽根部材同士
の対向する傾斜片は並行状態が保持されるように設けら
れていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態の一例について説明する。
【0009】図1及び図3において、符号1は本発明に
係る竪型防水ルーバーを示し、この竪型防水ルーバー1
はアルミ製の枠体2とアルミ製の羽根部材3とによって
構成されている。
【0010】枠体2は並行に配された上下の横桟4、5
と、この横桟4、5の両側に配された垂直の縦桟6、7
とをビス止めすることによって方形状に形成されるとと
もに、前記横桟4と前記縦桟6、7とは平面視チャンネ
ル状を呈し、また、前記横桟5は略L字状を有する上部
材5aと下部材5bとによって形成されている。そし
て、前記上部材5aは下部材5bに対しその上に反転且
つ横向きに配された状態でその一端は前記下部材5bの
垂直部の上端より稍下がったところに、他端は水平部の
先端より稍手前のところに位置されている。
【0011】なお、横桟4、5とこの両側に配された垂
直の縦桟6、7とを溶着して枠体2を形成してもよい。
【0012】枠体2内には向かい合わせで交互に縦列に
多数の羽根部材3が配置されるとともに、前記羽根部材
3の上下端部は横桟4、5の内側面にビス止めされてい
る。また、前記枠体2内に多数縦列に配置された羽根部
材3間には通風間隙10が形成され、この通風間隙10
からでは直接に内部、或いは外部を覗くことができない
構造になっている。
【0013】なお、羽根部材3の上下端部は横桟4、5
の内側面に溶着されたものであってもよい。
【0014】次に、羽根部材3は垂直片11と、この垂
直片11の前後の両端に直交するように設けられた前側
片12と後側片13と、この前側片12の左右の両端付
近の内側に設けられ先端が拡開された傾斜片14とによ
って形成されている。また、前記前側片12の両端には
内側に直角に折り曲がった折曲片15が、前記後側片1
3の両端には内側に直角に折り曲がった折曲片16がそ
れぞれ形成されている。そして、前記折曲片15の折曲
った内側の部分の前記前側片12の上面には水受け部1
7が形成され、前記折曲片16の折曲った内側の部分の
前記後側片13と上面には水受け部18が形成されてい
る。
【0015】前側片12と後側片13との表側面はその
長手方向の全長にわたって波形12a、13aに形成さ
れ、また、前記前側片12の左右の両端付近の内側に設
けられ先端が拡開された傾斜片14の各先端には連続し
てチャンネル状の水受け部20が形成されている。そし
て、前記傾斜片14の裏側面の中央長手方向には山状の
突出部から成る水切り部21が設けられている。
【0016】上記構成の羽根部材3によれば、図2及び
図5に示すようにこの羽根部材3の前側片12を外側に
位置させるようにして枠体2内に多数向かい合わせで交
互に縦列に配置するとともに、前記羽根部材3の上下部
をネジ止めすることによって、この羽根部材3間には通
風間隙10が形成されるとともに、前記枠体2内の隣り
合う羽根部材3同士の対向する傾斜片14は並行状態が
保持されている。これによって、竪型防水ルーバー1が
構成される。
【0017】枠体2の左右の内側面の内部よりの縦方向
にはアルミ製の目隠し傾斜片24が設けられており、こ
の目隠し傾斜片24の上下端部は横桟4、5の内側面に
溶着され、後端部は縦桟6、7に溶着されている。ま
た、前記目隠し傾斜片24の先端には連続してチャンネ
ル状の水受け部25が形成され、後端には折曲片26に
よって水受け部27が形成されている。
【0018】竪型防水ルーバー1は上述のように構成さ
れているので、その取付けにあたっては、図6に示すよ
うに工場の壁面に設けられている換気口30に竪型防水
ルーバー1の枠体2を適宜手段によって固定するだけ
で、この竪型防水ルーバー1を設置することができる。
【0019】そして、この場合、屋外側からの風雨は枠
体2内に向かい合わせで交互に縦列に多数配置された羽
根部材3と前記枠体2内の両側に設けた目隠し傾斜片2
4とに強くあたって弱められた後、多数配置された前記
羽根部材3間及びこの羽根部材3と目隠し傾斜片24と
の間に形成された通風間隙10を通って風のみを屋内側
に流入させることができる。
【0020】すなわち、図2、図3及び図5に示すよう
に羽根部材3の前側片12にあたった屋外側から強く吹
き付ける風雨は左右に振分けられるとともに、振分けら
れた雨水は前記前側片12の左右の両端付近の内側に設
けられ先端が拡開された傾斜片14の表側面にあたって
導かれ、且つこの表側面に沿って流れて落下させること
ができる。また、前記傾斜片14に直接にあたった屋外
側からの雨水も同様に表側面に沿って流れて落下させる
ことができる。
【0021】傾斜片14の表側面に導かれたり、この傾
斜片14の表側面に直接にあたったりした雨水の一部は
落下せずに前記傾斜片14の先端に導かれるが、この傾
斜片14の先端に設けた水受け部20によって水切りが
行なわれこの部分で落下させることができる。また、前
記水受け部20を越えて巻き込まれたさらに一部の雨水
は前記傾斜片14の裏面に設けた山状の突出部から成る
水切り部21によって水切りが行なわれて落下させるこ
とができる。
【0022】一方、向かい合わせで交互に配置されてい
る羽根部材3の後側片12にあたった屋外側から強く吹
き付ける風雨は左右に振り分けられるとともに、振り分
けられた雨水は隣り合う羽根部材3の傾斜片14の表側
面にあたって導かれるとともに、この表側面に沿って流
れて落下させることができる。また、前記雨水の一部は
直接に前記羽根部材3の傾斜片14の裏側面と前側片1
2の裏側面とにあたってこれら面に沿って落下させるこ
とができる。
【0023】ところで、傾斜片14の先端の水受け部2
0から飛散された雨水は向かい合わせで交互に縦列に配
置された隣り合う羽根部材3の傾斜片14の裏側面と前
側片12の裏側面とにあたってこれら面に沿って落下さ
せることができる。また、前記傾斜片14の先端に設け
た水受け部20を越えて巻き込まれた一部の雨水はこの
傾斜片14の表側面を伝わって前記羽根部材3の前側片
12の両側に設けた水受け部17に導かれてこの部分で
水切りが行なわれて落下させることができる。さらに、
水受け部20から飛散された雨水は隣り合う羽根部材3
の後側片13の両側に設けた水受け部18に導かれて水
切りが行なわれて落下させることができる。
【0024】次に、図7は竪型防水ルーバー1を家屋の
屋根22に設置した例を示したもので、この例において
も前記同様に室内側に雨水の浸入するのを防ぐことがで
きるとともに、枠体2内に設けた多数の羽根部材3間の
通風間隙10を通って風のみを屋内側に流入させること
ができる。また、前記羽根部材3を形成する前側片12
と後側片13とは表側面が長手方向全長にわたり波形1
2a、13aに形成されているので、前記家屋の屋根2
2に設置したときにこの波形12a、13aによって雨
水を速やかに案内することができるとともに、横方向へ
の広がりを最小限に防ぐことができる。
【0025】このように竪型防水ルーバー1によれば、
枠体2内に向かい合わせで交互に縦列に多数配置された
羽根部材3と前記枠体2の左右の内側面に設けた目隠し
傾斜片24とによって屋内側に雨水の浸入を確実に防止
することができるとともに、風のみを通風間隙10から
導き入れることができる。
【0026】前記枠体2内に配設された隣り合う羽根部
材3同士の対向する傾斜片14は並行状態が保持されて
いるので、直接に屋内側が覗かれるのを防止することが
できる。
【0027】
【発明の効果】前記構成のように、本発明に係る竪型防
水ルーバーによれば、屋外側から強く吹き付ける風雨は
枠体内に向かい合わせで交互に縦列に多数配置された羽
根部材に強くあたって弱められた後、雨水は前記羽根部
材の前側片、後側片及び傾斜片の表側面又は/及び裏側
面に沿って落下させて、風のみを前記羽根部材間に形成
した通風間隙を通過させ屋内側に導き入れることができ
る。
【0028】また、前記枠体内の隣り合う羽根部材同士
の対向する傾斜片は並行状態が保持されているので、こ
れによって通風間隙が迂回状態に形成されるため、確実
に雨水の浸入を遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る竪型防水ルーバーの一部省略した
状態の正面図
【図2】前記竪型防水ルーバーの一部省略した状態の横
断面図
【図3】前記竪型防水ルーバーの一部破断した状態の斜
視図
【図4】前記竪型防水ルーバーの一部破断した状態の要
部縦断面図
【図5】図2における要部の拡大平面図
【図6】工場の壁面に竪型防水ルーバーを取付けた状態
を示す説明図
【図7】家屋の屋根に竪型防水ルーバーを取付けた状態
を示す説明図
【符号の説明】
1 竪型防水ルーバー 2 枠体 3 羽根部材 10 通風間隙 11 垂直片 12 前側片 13 後側片 24 傾斜片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直片と、この垂直片の前後端に直交する
    ように設けられた前側片及び後側片と、この前側片の左
    右の両端付近の内側に設けられ、先端が拡開された傾斜
    片とによって羽根部材を形成するとともに、この羽根部
    材を前側片を外側に位置させるようにして枠体内に多数
    向かい合わせで交互に縦列に配置する一方、前記羽根部
    材間には通風間隙が形成されており、前記枠体内の隣り
    合う羽根部材同士の対向する傾斜片は並行状態が保持さ
    れるように設けられていることを特徴とする竪型防水ル
    −バ−。
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