JP2883076B1 - シールド機のスイングカッタ形状 - Google Patents
シールド機のスイングカッタ形状Info
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Abstract
ム等との間の空間に掘削土砂の圧密や固結が生じないよ
うにする。 【解決手段】 シールド機本体1に円形のメインカッタ
8を回転自在に設け、メインカッタ8の外周に開閉自在
にスイングカッタ18を備え、圧密土砂を破砕するため
の突起33をスイングカッタ18の内側に設け、スイン
グカッタ18を開閉した時に掘削土砂を突起によってほ
ぐし、スイングカッタ18の先端とシールド機本体1の
中間支持部材13との間の空間21に掘削土砂の圧密や
固結を発生させない。
Description
カッタ形状に関する。
ように特殊な断面(異形断面)のトンネルが施工される
ようになってきている。異形断面のトンネルは、内部構
造物の寸法的制約が少ないため、幅広い用途に用いられ
る。トンネルを施工する場合、円形のメインカッタの外
周に開閉自在にスイングカッタを設けたシールド機が用
いられ、メインカッタの所定の回転位置でスイングカッ
タを開いて異形部の掘削を行うようになっている。
掘削中にスイングカッタの開閉が繰り返されるため、ス
イングカッタが閉じられた際にスイングカッタの先端と
シールド機のフレーム等との間の空間に掘削土砂がたま
り、掘削土砂に圧密や固結が生じやすいものであった。
転方向に応じて右回転用と左回転用との2種類が設けら
れているが、掘削中は、一方のスイングカッタは常に閉
じた状態にあるため、閉じた状態のスイングカッタによ
り前記空間にたまった土砂の圧密や固結が助長される虞
があった。スイングカッタの先端とシールド機のフレー
ム等との間の空間に掘削土砂の圧密や固結が生じると、
スイングカッタがメインカッタの外径よりも内側に閉じ
なくなり、所望の掘削断面が得られなくなる虞があっ
た。
で、スイングカッタの先端とシールド機のフレーム等と
の間の空間に掘削土砂の圧密や固結が生じる虞がないシ
ールド機のスイングカッタ形状を提供することを目的と
する。
の本発明の構成は、シールド機本体に円形のメインカッ
タを回転自在に設け、前記メインカッタの外周に開閉自
在にスイングカッタを備え、閉動時に圧密土砂を破砕す
る突起を前記スイングカッタの内側に設けたことを特徴
とする。
係るスイングカッタ形状を備えたシールド機の要部断
面、図2には図1中のII-II 線矢視、図3にはスイング
カッタの要部状況を示してある。
に示すように、略矩形断面をなすシールド機本体1の前
端には円環部材2が回転軸受3を介して回転自在に支持
され、回転軸受3の内周には大歯車4が設けられてい
る。シールド機本体1には駆動モータ5が設けられ、駆
動モータ5の出力軸には駆動ピニオン6が設けられてい
る。駆動ピニオン6は大歯車4に噛み合い、駆動モータ
5の駆動により駆動ピニオン6及び大歯車4(回転軸受
3)を介して円環部材2が駆動回転される。
形のメインカッタ8が固定され、メインカッタ8の前面
にはカッタビット9が取り付けられている。円環部材2
の中心部には中間支持部材10を介して中央円筒部材1
1が固定され、中央円筒部材11の先端には中央部を掘
削するフィシュテール12が設けられている。更に、円
環部材2には中間支持部材13を介して保護鉄板14が
固定されている。
イングジャッキ17が設けられ、スイングジャッキ17
にはスイングカッタ18が支持されている。スイングカ
ッタ18は、保護鉄板14のボス部14a と中間支持部材
13のボス部13aとに支持された揺動ピン32を介して
シールド機本体1側に開閉自在に支持されている。
両側に延びた一対のピボット20及び軸受11a で中央円
筒部材11に支えられ、スイングジャッキ17の本体9
1はピン22を介してスイングカッタ18に接続されて
いる。つまり、スイングジャッキ17はトラニオン型の
シリンダとなっており、スイングジャッキ17の駆動で
駆動ロッド19が伸長するとスイングカッタ18がメイ
ンカッタ8の外側に開いた状態になり、駆動ロッド19
が縮動するとスイングカッタ18がメインカッタ8の内
側に引き込まれて閉じた状態になる。
は、右回転用のスイングカッタ18a と左回転用のスイン
グカッタ18b とがそれぞれ3組設置されている。図2の
状態は、メインカッタ8が図示の状態で右回転している
時、右回転用のスイングカッタ18a が開閉し、左回転用
のスイングカッタ18b がメインカッタ8の内側に引き込
まれて閉じた状態となっている。メインカッタ8が左回
転している時には、左回転用のスイングカッタ18b が開
閉し、右回転用のスイングカッタ18a がメインカッタ8
の内側に引き込まれて閉じた状態となる。
イント15が連結され、ロータリジョイント15には中
央円筒部材11の回転角、即ち、メインカッタ8の回転
角を検出する回転検出装置16が設けられている。ロー
タリジョイント15には油圧配管20a,20b が設けられ、
油圧配管20a,20b はスイングジャッキ17のトラニオン
部にある給排ポートに接続されている。
回転角を検出し、所定の角度で予め演算されているスト
ロークとなるようにスイングジャッキ17を駆動し、ス
イングカッタ18を適宜開閉して異形の形状を掘削す
る。
るためのスクリュコンベヤである。
閉が繰り返されるため、スイングカッタ18の先端部と
中間支持部材7との間の空間21(図2参照)には掘削
土砂の圧密や固結が発生しやすい。また、閉じたままの
状態にある逆回転用のスイングカッタ18も、空間21
に掘削土砂の圧密や固結を助長させることになる。この
ため、図3に示すように、空間21に接するスイングカ
ッタ18の先端部の内側には圧密土砂を破砕するための
突起33が設けられている。突起33は全ての(6個)
スイングカッタ18の先端部の内側に設けられている。
33設けたことで、スイングカッタ18が閉じられた時
に、空間21に存在する掘削土砂が突起33によってほ
ぐされる。また、逆回転用のスイングカッタ18の先端
部に圧密、固結した掘削土砂は、メインカッタ8の回転
が逆になって逆回転用のスイングカッタ18が開閉した
時にほぐされる。
状の作用を説明する。
及び大歯車4(回転軸受3)を介して円環部材2を回転
させ、メインカッタ8により断面円形の穴を掘削する。
円環部材2の回転角度、即ち、メインカッタ8の回転角
度が回転検出装置16で検出され、所定の回転角度でス
イングジャッキ17を駆動する。スイングジャッキ17
の作動ストロークは予めメインカッタ8の回転角度(回
転方向)に基づいて演算され、スイングジャッキ17の
駆動により所定のスイングカッタ18が適宜開閉され
る。メインカッタ8の回転とスイングカッタ18の開閉
を同期させることで、円形以外の形状を所定の位置に掘
削することができる。これにより、異形断面の穴が掘削
される。
返されると、スイングカッタ18が閉じられた時に空間
21に存在する掘削土砂が突起33によってほぐされ、
掘削土砂の圧密や固結が解除及び防止される。逆回転用
のスイングカッタ18の先端部に圧密、固結した掘削土
砂は、メインカッタ8の回転が逆になって逆回転用のス
イングカッタ18が開閉した時にほぐされ、掘削土砂の
圧密や固結が解除される。
が阻害されることがなくなり、スイングカッタ18の閉
動作が確実に行われ、常に規定(所望)の掘削断面が得
られるようになる。
状は、シールド機本体に円形のメインカッタを回転自在
に設け、前記メインカッタの外周に開閉自在にスイング
カッタを備え、圧密土砂を破砕するための突起を前記ス
イングカッタの内側に設けたので、スイングカッタを開
閉した時に掘削土砂が突起によってほぐされる。この結
果、スイングカッタの先端とシールド機のフレーム等と
の間の空間に掘削土砂の圧密や固結が生じる虞がなくな
り、スイングカッタの開閉動作が阻害されず、常に所望
の掘削断面が得られる。
状を備えたシールド機の要部断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 シールド機本体に円形のメインカッタを
回転自在に設け、前記メインカッタの外周に開閉自在に
スイングカッタを備え、圧密土砂を破砕するための突起
を前記スイングカッタの内側に設けたことを特徴とする
シールド機のスイングカッタ形状。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10608298A JP2883076B1 (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | シールド機のスイングカッタ形状 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10608298A JP2883076B1 (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | シールド機のスイングカッタ形状 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2883076B1 true JP2883076B1 (ja) | 1999-04-19 |
JPH11303582A JPH11303582A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14424654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10608298A Expired - Fee Related JP2883076B1 (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | シールド機のスイングカッタ形状 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883076B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007262743A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Ihi Corp | シールド掘進機 |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP10608298A patent/JP2883076B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007262743A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Ihi Corp | シールド掘進機 |
JP4582419B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2010-11-17 | ジャパントンネルシステムズ株式会社 | シールド掘進機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11303582A (ja) | 1999-11-02 |
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