JP2882895B2 - 改善された口触りを有する低カロリー圧縮錠剤 - Google Patents
改善された口触りを有する低カロリー圧縮錠剤Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は消費されつつ長時間にわ
たり口腔内に滞留させるための低カロリー圧縮菓子を提
供する技術に関する。特に、本発明は改善された加工
性、錠剤テクスチャー、および砕けやすさを有する低カ
ロリー増量剤を含有する菓子を提供するものである。
たり口腔内に滞留させるための低カロリー圧縮菓子を提
供する技術に関する。特に、本発明は改善された加工
性、錠剤テクスチャー、および砕けやすさを有する低カ
ロリー増量剤を含有する菓子を提供するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、カロリー摂取を低下させることに
対して、公衆はますます関心をもつようになってきてい
る。飲料産業は、そうでなければ砂糖によって与えられ
る甘味に代えて高強度の非栄養的甘味剤に依拠するダイ
エトソフトドリンクを提供することでこの要請に応えて
いる。固体食品製造業者はさほど低カロリー代替品の提
供に成功していない。砂糖はしばしば食品に対し嵩（バ
ルク）を付与するが、砂糖を除くとすればその代替も行
う必要がある。
対して、公衆はますます関心をもつようになってきてい
る。飲料産業は、そうでなければ砂糖によって与えられ
る甘味に代えて高強度の非栄養的甘味剤に依拠するダイ
エトソフトドリンクを提供することでこの要請に応えて
いる。固体食品製造業者はさほど低カロリー代替品の提
供に成功していない。砂糖はしばしば食品に対し嵩（バ
ルク）を付与するが、砂糖を除くとすればその代替も行
う必要がある。
【０００３】このために、感覚受容性的に（organolept
ically）許容し得る味を提供すべく、過去何年にもわた
り様々な低カロリー増量剤(bulking agent）が開発され
ている。低カロリー増量剤のこのような例の一つはポリ
デキストロースである。ポリデキストロースはある種の
食品への使用が認可されているグルコースのポリマーで
あり、そしてスクロースのカロリー含量の４分の１しか
持たない（ポリデキストロース：１cal／ｇ；スクロー
ス：４cal／ｇ）。すなわち、カロリー値および／また
は甘味を低下させたい食品において、ポリデキストロー
スは有用かつ甘味のない増量用砂糖代替物を提供する。
ポリデキストロースは単独でまたは様々な人工甘味料と
の併用で用いてもよく、またカロリー摂取はしばしば５
０％またはそれ以上も低下させることができる。
ically）許容し得る味を提供すべく、過去何年にもわた
り様々な低カロリー増量剤(bulking agent）が開発され
ている。低カロリー増量剤のこのような例の一つはポリ
デキストロースである。ポリデキストロースはある種の
食品への使用が認可されているグルコースのポリマーで
あり、そしてスクロースのカロリー含量の４分の１しか
持たない（ポリデキストロース：１cal／ｇ；スクロー
ス：４cal／ｇ）。すなわち、カロリー値および／また
は甘味を低下させたい食品において、ポリデキストロー
スは有用かつ甘味のない増量用砂糖代替物を提供する。
ポリデキストロースは単独でまたは様々な人工甘味料と
の併用で用いてもよく、またカロリー摂取はしばしば５
０％またはそれ以上も低下させることができる。
【０００４】ポリデキストロースは、食品に対し許容可
能なポリカルボン酸触媒およびポリオールの存在下にグ
ルコースを重合させることによって製造できる本質的に
非栄養性の炭水化物代替物である。例えば米国特許第
３,７６６,１６５号および米国特許第３,８７４,７９４
号を参照されたい。一般に、ポリデキストロースは二つ
の形態、すなわち粉末状固体であるPolydextrose Ａ、
および７０％溶液であるPolydextroseＮ、として入手可
能であることが知られているが、それらはいずれも小量
の低分子量成分例えばグルコース、ソルビトールおよび
それらのオリゴマーを含有する。
能なポリカルボン酸触媒およびポリオールの存在下にグ
ルコースを重合させることによって製造できる本質的に
非栄養性の炭水化物代替物である。例えば米国特許第
３,７６６,１６５号および米国特許第３,８７４,７９４
号を参照されたい。一般に、ポリデキストロースは二つ
の形態、すなわち粉末状固体であるPolydextrose Ａ、
および７０％溶液であるPolydextroseＮ、として入手可
能であることが知られているが、それらはいずれも小量
の低分子量成分例えばグルコース、ソルビトールおよび
それらのオリゴマーを含有する。
【０００５】食品中にポリデキストロースを非栄養性増
量剤として含める能力にはいくつかの欠点がある。例え
ばポリデキストロースの使用は、その受入れ難い苦味お
よび“かび臭い(musty）”オフフレーバー（off-flavo
r）によって阻まれる。この感覚受容性の欠点に対する
一つの解決策は共通的に譲渡された代理人ドケット番号
ＰＤ ３９８９−０７−ＤＡＳを有する米国特許出願に
見出されるが、その場合、pH調整されたポリデキストロ
ース溶液を含む硬質キャンディ菓子は苦味およびかび臭
さの著しい低下を示す。
量剤として含める能力にはいくつかの欠点がある。例え
ばポリデキストロースの使用は、その受入れ難い苦味お
よび“かび臭い(musty）”オフフレーバー（off-flavo
r）によって阻まれる。この感覚受容性の欠点に対する
一つの解決策は共通的に譲渡された代理人ドケット番号
ＰＤ ３９８９−０７−ＤＡＳを有する米国特許出願に
見出されるが、その場合、pH調整されたポリデキストロ
ース溶液を含む硬質キャンディ菓子は苦味およびかび臭
さの著しい低下を示す。
【０００６】過去において、ポリデキストロースを含有
する圧縮錠剤菓子もいくつかの技術上および加工上の問
題を伴っていた。例えばポリデキストロースは圧縮性に
乏しい。粉末状のポリデキストロースは流動性が低い。
その結果、打錠機の圧縮型空所への充填がしばしば不適
切となる。この不均一充填の結果、菓子の重さおよび硬
さが著しく変動する。増量剤としてのポリデキストロー
スに依存する錠剤は極めてキャッピング（圧縮錠剤が層
分離する傾向のこと）を起こしやすい。さらにそれら錠
剤は販売用包装中、および消費者の口中にある間のいず
れにおいても軟らかで砕けやすくなる傾向がある。さら
にポリデキストロースを含有する従来技術による菓子は
口腔内での溶解が不均一になりやすく、またしばしば消
費者の歯により変形されてしまう。
する圧縮錠剤菓子もいくつかの技術上および加工上の問
題を伴っていた。例えばポリデキストロースは圧縮性に
乏しい。粉末状のポリデキストロースは流動性が低い。
その結果、打錠機の圧縮型空所への充填がしばしば不適
切となる。この不均一充填の結果、菓子の重さおよび硬
さが著しく変動する。増量剤としてのポリデキストロー
スに依存する錠剤は極めてキャッピング（圧縮錠剤が層
分離する傾向のこと）を起こしやすい。さらにそれら錠
剤は販売用包装中、および消費者の口中にある間のいず
れにおいても軟らかで砕けやすくなる傾向がある。さら
にポリデキストロースを含有する従来技術による菓子は
口腔内での溶解が不均一になりやすく、またしばしば消
費者の歯により変形されてしまう。
【０００７】前述の課題を解決するために、一部、凝集
法が試みられている。凝集は、より大きなサイズ単位に
粒子が集合することを示唆するものである。粉末サイズ
を大きくすることの利点はバルク材料の取扱い特性が向
上し、乾燥材料の溶解性および流動に対するコントロー
ルが改善されるところにある。
法が試みられている。凝集は、より大きなサイズ単位に
粒子が集合することを示唆するものである。粉末サイズ
を大きくすることの利点はバルク材料の取扱い特性が向
上し、乾燥材料の溶解性および流動に対するコントロー
ルが改善されるところにある。
【０００８】凝集法は典型的には分子結合および結合液
を伴う。多くのタイプの凝集が知られている。通有的な
例には圧密、押出、撹拌、融合および流動床凝集が含ま
れる。
を伴う。多くのタイプの凝集が知られている。通有的な
例には圧密、押出、撹拌、融合および流動床凝集が含ま
れる。
【０００９】錠剤化は圧密の一例であって粉末などのゆ
るい材料が例えばダイス型・空どう装置などの対向面の
間で圧縮される。
るい材料が例えばダイス型・空どう装置などの対向面の
間で圧縮される。
【００１０】ペレットミルは押出の一例である。凝集し
ようとする材料は小開口部を有する円筒状容器中を強制
的に通過させられ、そして押し出されたペレットはナイ
フによってダイス型を強制通過させられる際にある長さ
に切断される。
ようとする材料は小開口部を有する円筒状容器中を強制
的に通過させられ、そして押し出されたペレットはナイ
フによってダイス型を強制通過させられる際にある長さ
に切断される。
【００１１】回転ドラムは撹拌を用いる凝集の最も簡単
な形態である。凝集物は普通“雪だるま効果（snowball
effect）”と呼ばれるものを用いることにより形成さ
れる。バルク粒子は液状結合剤または湿潤剤の存在下に
回転を受けて球状となる。それら球体はドラムが回転し
続けるにつれて大きくなる。それら粒子は回転ドラムか
ら取り出されそして予め定められたサイズの粒子を得る
ためにスクリーンにかける。
な形態である。凝集物は普通“雪だるま効果（snowball
effect）”と呼ばれるものを用いることにより形成さ
れる。バルク粒子は液状結合剤または湿潤剤の存在下に
回転を受けて球状となる。それら球体はドラムが回転し
続けるにつれて大きくなる。それら粒子は回転ドラムか
ら取り出されそして予め定められたサイズの粒子を得る
ためにスクリーンにかける。
【００１２】融合による凝集法は主に鉱石および鉱物に
用いられており、そしてゆるい微粉砕材料床を通過する
熱風を用いている。粒子は結合剤の助けなしに部分的に
融着する。
用いられており、そしてゆるい微粉砕材料床を通過する
熱風を用いている。粒子は結合剤の助けなしに部分的に
融着する。
【００１３】流動床凝集はいくつかの原理を利用するも
のである。凝集物は乱流中での微粒子と液体結合剤との
衝突および密着（coherence）によって形成される。典
型的には、タンク状混合容器は結合剤導入のためのスプ
レーノズルを装着含有している。典型的には吸引ファン
は容器底部を通して空気を引き出しそして混合容器内に
上向き通気を作り出す。材料は混合室中をらせん状に下
行し、そこで上向き通気にぶつかりそしてスプレーノズ
ルが位置する容器部分近傍に懸濁状態に維持される。液
体結合剤は微細ミストとして注入され、そして個々の液
滴は固体微粒子を生成凝集物が上向き通気力に打ち勝っ
て仕上がり顆粒として容器底部に落下するまで集合させ
る。
のである。凝集物は乱流中での微粒子と液体結合剤との
衝突および密着（coherence）によって形成される。典
型的には、タンク状混合容器は結合剤導入のためのスプ
レーノズルを装着含有している。典型的には吸引ファン
は容器底部を通して空気を引き出しそして混合容器内に
上向き通気を作り出す。材料は混合室中をらせん状に下
行し、そこで上向き通気にぶつかりそしてスプレーノズ
ルが位置する容器部分近傍に懸濁状態に維持される。液
体結合剤は微細ミストとして注入され、そして個々の液
滴は固体微粒子を生成凝集物が上向き通気力に打ち勝っ
て仕上がり顆粒として容器底部に落下するまで集合させ
る。
【００１４】しかしながら、ポリデキストロースは凝集
しにくい。ポリデキストロースは結合溶液が添加される
と凝集しやすいので慣用の遊星型ミキサー中で凝集粒子
または顆粒を形成することは困難である。さらに、ポリ
デキストロースはすぐに湿って粘稠でねばつきのある層
を形成し、それが乾燥粉末塊コア部への水分移動を妨げ
る。さらにそれら塊りは乾燥が困難である。これらの問
題はポリデキストロースを含有する錠剤菓子の流動性お
よび圧縮性をひどく阻害する。さらにこれらの低い顆粒
および凝集特性はポリデキストロース含有菓子の消費者
アピールを制限してきた。ポリデキストロース顆粒含有
菓子はしばしば口腔内で不均一に溶解しまた砕けてしま
う。
しにくい。ポリデキストロースは結合溶液が添加される
と凝集しやすいので慣用の遊星型ミキサー中で凝集粒子
または顆粒を形成することは困難である。さらに、ポリ
デキストロースはすぐに湿って粘稠でねばつきのある層
を形成し、それが乾燥粉末塊コア部への水分移動を妨げ
る。さらにそれら塊りは乾燥が困難である。これらの問
題はポリデキストロースを含有する錠剤菓子の流動性お
よび圧縮性をひどく阻害する。さらにこれらの低い顆粒
および凝集特性はポリデキストロース含有菓子の消費者
アピールを制限してきた。ポリデキストロース顆粒含有
菓子はしばしば口腔内で不均一に溶解しまた砕けてしま
う。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的の
一つは、ポリデキストロース粉末を劇的に改善された加
工特性を有する粒子に凝集することにより改善されたポ
リデキストロースの食品への取り込み方法を提供するこ
とにある。
一つは、ポリデキストロース粉末を劇的に改善された加
工特性を有する粒子に凝集することにより改善されたポ
リデキストロースの食品への取り込み方法を提供するこ
とにある。
【００１６】本発明のもう一つの目的は口腔内で均一に
溶解するポリデキストロース含有低カロリー菓子を提供
することにある。
溶解するポリデキストロース含有低カロリー菓子を提供
することにある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ポリデ
キストロース顆粒を用いた低カロリー菓子の調製方法が
提供される。この方法はポリデキストロース粉末を結合
溶液と該ポリデキストロース粉末が約１６〜約１００メ
ッシュの粒子に凝集するのに十分な時間で緊密に接触さ
せることを含む。次いでポリデキストロース顆粒は、均
一な重さと硬さを有し、キャッピングおよびチッピング
をさほど受けない錠剤菓子に圧縮される。
キストロース顆粒を用いた低カロリー菓子の調製方法が
提供される。この方法はポリデキストロース粉末を結合
溶液と該ポリデキストロース粉末が約１６〜約１００メ
ッシュの粒子に凝集するのに十分な時間で緊密に接触さ
せることを含む。次いでポリデキストロース顆粒は、均
一な重さと硬さを有し、キャッピングおよびチッピング
をさほど受けない錠剤菓子に圧縮される。
【００１８】好ましい一態様においては、ポリデキスト
ロースを別の固体増量剤例えばスクロースおよび／また
は糖アルコール例えばソルビトールなどと均一に混合す
る。次いでそのポリデキストロースと増量剤との均一混
合物に、結合溶液例えばアルギン酸ナトリウム溶液（好
ましくは２％溶液として）を噴霧する。ポリデキストロ
ースを含有する凝集顆粒は典型的には約１６〜約１００
メッシュである。好ましい一態様においては、顆粒は約
２０〜約７０メッシュであり、より好ましい一態様にお
いては約３０〜約６０メッシュである。
ロースを別の固体増量剤例えばスクロースおよび／また
は糖アルコール例えばソルビトールなどと均一に混合す
る。次いでそのポリデキストロースと増量剤との均一混
合物に、結合溶液例えばアルギン酸ナトリウム溶液（好
ましくは２％溶液として）を噴霧する。ポリデキストロ
ースを含有する凝集顆粒は典型的には約１６〜約１００
メッシュである。好ましい一態様においては、顆粒は約
２０〜約７０メッシュであり、より好ましい一態様にお
いては約３０〜約６０メッシュである。
【００１９】ポリデキストロース粉末を固体増量剤と混
合する場合、ポリデキストロース粉末量は凝集顆粒含量
の約１３％〜約９８％の幅で変動でき、一方、非ポリデ
キストロース増量剤は約８７％〜約２％の量で存在す
る。好ましくは、ポリデキストロースは約３５％〜約８
９％の量で存在し、より好ましくはポリデキストロース
は約４４〜約６７％の量で存在する。
合する場合、ポリデキストロース粉末量は凝集顆粒含量
の約１３％〜約９８％の幅で変動でき、一方、非ポリデ
キストロース増量剤は約８７％〜約２％の量で存在す
る。好ましくは、ポリデキストロースは約３５％〜約８
９％の量で存在し、より好ましくはポリデキストロース
は約４４〜約６７％の量で存在する。
【００２０】本発明により調製された顆粒ポリデキスト
ロースはそれを含めるのに適したあらゆる可食性食品に
使用できるが、菓子用圧縮錠剤の技術に特に有効である
ことがわかった。ポリデキストロース顆粒の加工特性に
より錠剤のキャッピングおよびチッピング傾向は低下
し、重さおよび硬さは均一となりまた消費の際には錠剤
は破砕に抵抗する。さらに、錠剤化する顆粒は著しく改
善され、そして流体のように流動する。本発明をその他
のおよび更なる目的と共によりよく理解するには以下の
説明を参照されたく、またその範囲は添付特許請求の範
囲に示される。
ロースはそれを含めるのに適したあらゆる可食性食品に
使用できるが、菓子用圧縮錠剤の技術に特に有効である
ことがわかった。ポリデキストロース顆粒の加工特性に
より錠剤のキャッピングおよびチッピング傾向は低下
し、重さおよび硬さは均一となりまた消費の際には錠剤
は破砕に抵抗する。さらに、錠剤化する顆粒は著しく改
善され、そして流体のように流動する。本発明をその他
のおよび更なる目的と共によりよく理解するには以下の
説明を参照されたく、またその範囲は添付特許請求の範
囲に示される。
【００２１】本発明によれば、ポリデキストロース顆粒
を用いて低カロリー菓子用圧縮錠剤が提供される。ポリ
デキストロース顆粒の調製はポリデキストロース粉末を
結合溶液で凝集して約２０〜約７０メッシュの粒子を形
成することによって達成される。
を用いて低カロリー菓子用圧縮錠剤が提供される。ポリ
デキストロース顆粒の調製はポリデキストロース粉末を
結合溶液で凝集して約２０〜約７０メッシュの粒子を形
成することによって達成される。
【００２２】好ましい一態様においては、凝集方法はポ
リデキストロース粉末を少くとも一つの第二の固体増量
剤と緊密に混合して均一混合物を形成することを含む。
適当な固体増量剤の例にはスクロース、糖アルコール例
えばソルビトールおよびマンニトール、糖アルコールオ
リゴマー、イソマルト（ｉｓｏｍａｌｔ）例えばＰａｌ
ａｔｉｎｉｔ、デキストロースおよびそのオリゴマーな
どが含まれる。そのように混合される場合、ポリデキス
トロースは約１３〜約９８重量％、好ましくは約３５〜
約８９重量％、より好ましくは約４４〜約６７重量％の
量で存在する。第二の固体増量剤は約０〜約８５％、好
ましくは約１１〜約６５％、より好ましくは約３５〜約
５６％の量で存在する。仕上がった圧縮菓子錠剤はさら
に、少量の結合剤、潤滑剤、フレーバーおよび圧縮菓子
に必要であることが当業者に知られているその他の技術
的助剤を含むことになろう。
リデキストロース粉末を少くとも一つの第二の固体増量
剤と緊密に混合して均一混合物を形成することを含む。
適当な固体増量剤の例にはスクロース、糖アルコール例
えばソルビトールおよびマンニトール、糖アルコールオ
リゴマー、イソマルト（ｉｓｏｍａｌｔ）例えばＰａｌ
ａｔｉｎｉｔ、デキストロースおよびそのオリゴマーな
どが含まれる。そのように混合される場合、ポリデキス
トロースは約１３〜約９８重量％、好ましくは約３５〜
約８９重量％、より好ましくは約４４〜約６７重量％の
量で存在する。第二の固体増量剤は約０〜約８５％、好
ましくは約１１〜約６５％、より好ましくは約３５〜約
５６％の量で存在する。仕上がった圧縮菓子錠剤はさら
に、少量の結合剤、潤滑剤、フレーバーおよび圧縮菓子
に必要であることが当業者に知られているその他の技術
的助剤を含むことになろう。
【００２３】ポリデキストロース顆粒の凝集に用いられ
る結合溶液はソルビトール溶液、アルギン酸ナトリウ
ム、アルギン酸カリウムおよびそれらの混合物より選択
してよい。ソルビトールは約５０〜約８０重量％の溶液
として存在させてよい。アルギン酸塩溶液は約０.５％
〜約２.５％の範囲であってよい。しかしながら、好ま
しくは、ソルビトールの７０％溶液またはアルギン酸ナ
トリウムの約２％溶液が用いられる。代替えとなる結合
溶液としてはメチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アラビ
アゴムなどを挙げることができる。
る結合溶液はソルビトール溶液、アルギン酸ナトリウ
ム、アルギン酸カリウムおよびそれらの混合物より選択
してよい。ソルビトールは約５０〜約８０重量％の溶液
として存在させてよい。アルギン酸塩溶液は約０.５％
〜約２.５％の範囲であってよい。しかしながら、好ま
しくは、ソルビトールの７０％溶液またはアルギン酸ナ
トリウムの約２％溶液が用いられる。代替えとなる結合
溶液としてはメチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アラビ
アゴムなどを挙げることができる。
【００２４】本発明による方法に有用な装置としては流
動床顆粒化機、例えばGlatt Air Techniques より入手
できる Uniglatt マシーンなどを挙げることができる。
その他の流動床凝集装置は製菓技術分野において知られ
ており、これら特定の装置の選択は当業者に明らかなこ
とであろう。
動床顆粒化機、例えばGlatt Air Techniques より入手
できる Uniglatt マシーンなどを挙げることができる。
その他の流動床凝集装置は製菓技術分野において知られ
ており、これら特定の装置の選択は当業者に明らかなこ
とであろう。
【００２５】例示目的であるが、次の凝集法を用いても
よい。約４５部のポリデキストロースを３０部の第二の
固体増量剤例えばソルビトールまたはスクロースと均一
に混合する。次にその混合物に約２５部の７０％ソルビ
トール溶液を噴霧する。噴霧速度は約５ml／分から最高
２０ml／分までの間欠的速度に到る範囲であってよい。
流動床凝集は約２.５バールの噴霧圧および約５０℃の
導入口空気温度で行われる。流動床凝集装置の空気流は
凝集過程の間調整することができる。例えば、それは顆
粒凝集の乾燥期中は、顆粒形成期中よりも高く設定する
ことができる。顆粒はいささかの錠剤圧縮が行われる前
に乾燥させる。例えば、５分後にはポリデキストロース
凝集物は十分乾いていることがわかった。前述の方法に
より約１６〜約１００メッシュの顆粒が生産される。し
かしながら、ポリデキストロース含有顆粒のサイズは結
合剤溶液適用速度、スプレー液滴サイズおよび／または
導入口空気温度を変えることにより変えることができ
る。
よい。約４５部のポリデキストロースを３０部の第二の
固体増量剤例えばソルビトールまたはスクロースと均一
に混合する。次にその混合物に約２５部の７０％ソルビ
トール溶液を噴霧する。噴霧速度は約５ml／分から最高
２０ml／分までの間欠的速度に到る範囲であってよい。
流動床凝集は約２.５バールの噴霧圧および約５０℃の
導入口空気温度で行われる。流動床凝集装置の空気流は
凝集過程の間調整することができる。例えば、それは顆
粒凝集の乾燥期中は、顆粒形成期中よりも高く設定する
ことができる。顆粒はいささかの錠剤圧縮が行われる前
に乾燥させる。例えば、５分後にはポリデキストロース
凝集物は十分乾いていることがわかった。前述の方法に
より約１６〜約１００メッシュの顆粒が生産される。し
かしながら、ポリデキストロース含有顆粒のサイズは結
合剤溶液適用速度、スプレー液滴サイズおよび／または
導入口空気温度を変えることにより変えることができ
る。
【００２６】ポリデキストロース顆粒が形成された後、
それら顆粒を様々な付加的フレーバー付与剤、甘味料、
着色料などと混合して圧縮菓子を形成してもよい。圧縮
菓子製品の調製は歴史的によく知られており、また年を
経てもほとんど変わっていない。典型的には、各種成分
のすべてを含む十分混合された顆粒を打錠機の二つの対
向面の間で圧縮するかまたはダイス型で圧密する。
それら顆粒を様々な付加的フレーバー付与剤、甘味料、
着色料などと混合して圧縮菓子を形成してもよい。圧縮
菓子製品の調製は歴史的によく知られており、また年を
経てもほとんど変わっていない。典型的には、各種成分
のすべてを含む十分混合された顆粒を打錠機の二つの対
向面の間で圧縮するかまたはダイス型で圧密する。
【００２７】フレーバー付与成分が含まれる場合、その
フレーバー付与成分は天然および合成のフレーバー付与
剤から選択することができる。これらのフレーバー付与
剤は液体または固体状、例えば噴霧乾燥、プレーティン
グ（plating）、被包化（encapsulation）などによって
調製されるようなものであってよい。かかるフレーバー
の代表例（それに限定されるものではない）には合成の
フレーバー付与液、例えば合成フレーバー油およびフレ
ーバー付与芳香剤および／または油類；および／または
植物、葉、花、果実等の液、精油樹脂（oleoresin）ま
たはエキス、およびそれらの混合物が包まれる。好まし
くは、フレーバー成分は、スペアミント油、シンナモン
油、冬緑油（サリチル酸メチル）およびペパーミント
油、丁子油、ベー油、アニス油、ユーカリ油、タイム
油、セダーリーフ油（cedarleaf oil）、ナツメグ油、
オールスパイス、セージ油（oil of sage）、苦扁桃油
および桂皮油より選択される。さらに人工、天然または
合成の果実フレーバー例えばバニラ、およびレモン、オ
レンジ、グレープ、ライムおよびグレープフルーツを含
む柑橘油、およびりんご、なし、もも、グレープ、いち
ご、えぞいちご、さくらんぼ、プラム、パイナップル、
アプリコットなどを含む果実エッセンスなども有用であ
る。
フレーバー付与成分は天然および合成のフレーバー付与
剤から選択することができる。これらのフレーバー付与
剤は液体または固体状、例えば噴霧乾燥、プレーティン
グ（plating）、被包化（encapsulation）などによって
調製されるようなものであってよい。かかるフレーバー
の代表例（それに限定されるものではない）には合成の
フレーバー付与液、例えば合成フレーバー油およびフレ
ーバー付与芳香剤および／または油類；および／または
植物、葉、花、果実等の液、精油樹脂（oleoresin）ま
たはエキス、およびそれらの混合物が包まれる。好まし
くは、フレーバー成分は、スペアミント油、シンナモン
油、冬緑油（サリチル酸メチル）およびペパーミント
油、丁子油、ベー油、アニス油、ユーカリ油、タイム
油、セダーリーフ油（cedarleaf oil）、ナツメグ油、
オールスパイス、セージ油（oil of sage）、苦扁桃油
および桂皮油より選択される。さらに人工、天然または
合成の果実フレーバー例えばバニラ、およびレモン、オ
レンジ、グレープ、ライムおよびグレープフルーツを含
む柑橘油、およびりんご、なし、もも、グレープ、いち
ご、えぞいちご、さくらんぼ、プラム、パイナップル、
アプリコットなどを含む果実エッセンスなども有用であ
る。
【００２８】また、菓子は着色料を含んでいてもよい。
着色料は食品、薬剤および化粧品用途に適し、またＦＤ
＆Ｃ色素などとして知られる多くの色素のいずれより選
択されてもよい。前述の用途範囲に受け入れ可能な物質
は水溶性または非水溶性のアルミニウムレーキであって
よい。非水溶性顔料である二酸化チタンも、錠剤外観の
向上に用いることができる。すべてのＦＤ＆ＣおよびＤ
＆Ｃ色素およびそれらの対応化学構造の十分な記載は K
irk-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第
５巻、第８５７〜８８４頁にみられ、それを言及によっ
て本明細書の記載の一部に含める。
着色料は食品、薬剤および化粧品用途に適し、またＦＤ
＆Ｃ色素などとして知られる多くの色素のいずれより選
択されてもよい。前述の用途範囲に受け入れ可能な物質
は水溶性または非水溶性のアルミニウムレーキであって
よい。非水溶性顔料である二酸化チタンも、錠剤外観の
向上に用いることができる。すべてのＦＤ＆ＣおよびＤ
＆Ｃ色素およびそれらの対応化学構造の十分な記載は K
irk-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第
５巻、第８５７〜８８４頁にみられ、それを言及によっ
て本明細書の記載の一部に含める。
【００２９】甘味料が用いられる場合、本発明は、天然
および人工甘味料の双方を含む、当該技術分野において
よく知られた甘味料の配合を意図している。それら甘味
料は、次に列挙するもの（それらに限定されるものでは
ない）より選択することができる：糖例えばスクロー
ス、グルコース、（コーンシロップ）、デキストロー
ス、転化糖、フラクトース、糖アルコール例えばソルビ
トール、ソルビトールシロップ、マンニトール、キシリ
トールなどおよびそれらの混合物。さらに、米国再発行
特許第２６,９５９号に記載されている非発酵性砂糖代
替物（水素添加スターチ加水分解物）も付加的甘味料と
して意図される。さらに、強力甘味料例えばサッカリン
およびその各種塩例えばナトリウムまたはカルシウム
塩；シクラミン酸およびその各種塩例えばナトリウムま
たはカルシウム塩；ジペプチド甘味料例えばアスパルテ
ーム、ジヒドロカルコン化合物、グリシルリチン、ステ
ビア・レバウジアナ（Stevia Rabaudiana）（ステビオ
シド）；スクロースのクロロ誘導体、ジヒドロファルビ
ノール；ヒドロキシグアヤコールエステル；Ｌ−アミノ
ジカルボン酸ｇｅｍ−ジアミン；Ｌ−アミノジカルボン
酸アミノアルケン酸エステルアミドなどが意図される。
さらに、意図されるのは、ドイツ特許第２,００１,０１
７.７に記載されているような合成甘味料３,６−ジヒド
ロ−６−メチル−１−１,２,３−オキサチアジン−４−
オン−２,２−ジオキサイド、特にそのカリウム（アセ
サルファム−Ｋ）、ナトリウムおよびカルシウム塩であ
る。一般に、甘味料の量は特定の菓子に対して所望され
る所望の甘味度により変化することになろう。
および人工甘味料の双方を含む、当該技術分野において
よく知られた甘味料の配合を意図している。それら甘味
料は、次に列挙するもの（それらに限定されるものでは
ない）より選択することができる：糖例えばスクロー
ス、グルコース、（コーンシロップ）、デキストロー
ス、転化糖、フラクトース、糖アルコール例えばソルビ
トール、ソルビトールシロップ、マンニトール、キシリ
トールなどおよびそれらの混合物。さらに、米国再発行
特許第２６,９５９号に記載されている非発酵性砂糖代
替物（水素添加スターチ加水分解物）も付加的甘味料と
して意図される。さらに、強力甘味料例えばサッカリン
およびその各種塩例えばナトリウムまたはカルシウム
塩；シクラミン酸およびその各種塩例えばナトリウムま
たはカルシウム塩；ジペプチド甘味料例えばアスパルテ
ーム、ジヒドロカルコン化合物、グリシルリチン、ステ
ビア・レバウジアナ（Stevia Rabaudiana）（ステビオ
シド）；スクロースのクロロ誘導体、ジヒドロファルビ
ノール；ヒドロキシグアヤコールエステル；Ｌ−アミノ
ジカルボン酸ｇｅｍ−ジアミン；Ｌ−アミノジカルボン
酸アミノアルケン酸エステルアミドなどが意図される。
さらに、意図されるのは、ドイツ特許第２,００１,０１
７.７に記載されているような合成甘味料３,６−ジヒド
ロ−６−メチル−１−１,２,３−オキサチアジン−４−
オン−２,２−ジオキサイド、特にそのカリウム（アセ
サルファム−Ｋ）、ナトリウムおよびカルシウム塩であ
る。一般に、甘味料の量は特定の菓子に対して所望され
る所望の甘味度により変化することになろう。
【００３０】前述の菓子に関して行い得るバリエーショ
ンは、特に付加的組成物充填剤の使用、フレーバー付与
補助剤の使用、着色料の使用、等に関しては、広い範囲
にわたるものであり、また当業者の能力の範囲内にあ
る。
ンは、特に付加的組成物充填剤の使用、フレーバー付与
補助剤の使用、着色料の使用、等に関しては、広い範囲
にわたるものであり、また当業者の能力の範囲内にあ
る。
【００３１】本発明に従って調製された菓子を用いそし
てそれを流動床凝集ポリデキストロースを含有しない同
様に調製された菓子と比較して試験を行った。ポリデキ
ストロースを用いて作られた製品の全体としての受入れ
度をしばしば損ねる技術的および加工上の問題は大方除
かれることがわかった。
てそれを流動床凝集ポリデキストロースを含有しない同
様に調製された菓子と比較して試験を行った。ポリデキ
ストロースを用いて作られた製品の全体としての受入れ
度をしばしば損ねる技術的および加工上の問題は大方除
かれることがわかった。
【００３２】
【実施例】以下の実施例は本発明をさらに理解するため
のものであるが本発明の有効範囲をいささかも限定する
ためのものではない。
のものであるが本発明の有効範囲をいささかも限定する
ためのものではない。
【００３３】実施例１以下の処方を用いてポリデキスト
ロース凝集物を調製した：
ロース凝集物を調製した：
【００３４】
【表１】
【００３５】前述の各実施例において、ポリデキストロ
ース凝集は流動床顆粒化装置を用いて行われた。結合剤
は約５ml／分の速度でスプレーとして適用された。間欠
的にではあるが噴霧速度を約２０ml／分に上げた。凝集
は約２.５バールの霧化圧および約５０℃の空気導入口
温度で行われた。空気流は約４０ ＣＦＭ（フラットセ
ッティングは３０）とし、また乾燥期中はより高く、す
なわち約７０ ＣＦＭ（フラップセッティングは５０ま
たはそれ以上）とした。顆粒の乾燥時間は最後の結合剤
適用の後約５〜１５分間とした。
ース凝集は流動床顆粒化装置を用いて行われた。結合剤
は約５ml／分の速度でスプレーとして適用された。間欠
的にではあるが噴霧速度を約２０ml／分に上げた。凝集
は約２.５バールの霧化圧および約５０℃の空気導入口
温度で行われた。空気流は約４０ ＣＦＭ（フラットセ
ッティングは３０）とし、また乾燥期中はより高く、す
なわち約７０ ＣＦＭ（フラップセッティングは５０ま
たはそれ以上）とした。顆粒の乾燥時間は最後の結合剤
適用の後約５〜１５分間とした。
【００３６】実施例Ｉにおいては、ポリデキストロース
単独を、アルギンを結合剤として用いた凝集に付した。
実施例IIおよびIVでは、ポリデキストロースを粉末状ソ
ルビトールと混合しそれにソルビトール結合剤を噴霧
し、一方、実施例IIIではポリデキストロースをスクロ
ースおよびコーンシロップと混合した後アルギン溶液で
凝集した。
単独を、アルギンを結合剤として用いた凝集に付した。
実施例IIおよびIVでは、ポリデキストロースを粉末状ソ
ルビトールと混合しそれにソルビトール結合剤を噴霧
し、一方、実施例IIIではポリデキストロースをスクロ
ースおよびコーンシロップと混合した後アルギン溶液で
凝集した。
【００３７】前述の各試料においては、１５.５ｇのブ
レスフレッシュナーであるグルコン酸銅および５.６ｇ
の着色剤である二酸化チタンを凝集物に含めた。
レスフレッシュナーであるグルコン酸銅および５.６ｇ
の着色剤である二酸化チタンを凝集物に含めた。
【００３８】本発明の方法に従って、前記流動床顆粒化
装置は約１６〜約１００メッシュサイズのポリデキスト
ロース含有顆粒を与えた。しかしながら、顆粒のサイズ
は変えることができ、そして結合剤適用速度および空気
温度を変えることにより調節することができる。好まし
くは、約２０〜約７０メッシュ、より好ましくは約３０
〜約６０メッシュとする。
装置は約１６〜約１００メッシュサイズのポリデキスト
ロース含有顆粒を与えた。しかしながら、顆粒のサイズ
は変えることができ、そして結合剤適用速度および空気
温度を変えることにより調節することができる。好まし
くは、約２０〜約７０メッシュ、より好ましくは約３０
〜約６０メッシュとする。
【００３９】ポリデキストロース凝集および顆粒形成完
了後、それら顆粒を菓子用圧縮錠剤中に取り込み、比較
試験および感覚による評価を行った。各試料は以下の本
発明による組成物を用いて調製した：
了後、それら顆粒を菓子用圧縮錠剤中に取り込み、比較
試験および感覚による評価を行った。各試料は以下の本
発明による組成物を用いて調製した：
【００４０】
【表２】
【００４１】前述の組成物を次に評価試験にかけたとこ
ろ、その結果を下記表３に示す。
ろ、その結果を下記表３に示す。
【００４２】
【表３】
【００４３】ここで表３に言及すると、本発明の菓子製
品が従来技術による対照に比べ、好ましい結果を与えた
ことがわかる。本発明による各試料において、それらの
菓子ｆ口腔内でより均一に溶解すると共により滑らかな
口触りを与えることが報告された。一方、対照は極めて
軟らかで、また接触すると砕けた。ストロング−コッブ
単位（Strong-Cobb Unit）で表現された錠剤硬度は本発
明による各試料の方が著しく優れていた。凝集ポリデキ
ストロースを含有する本発明による菓子のキャッピング
は著しく低下した。砕けやすさ、すなわち錠剤の破砕傾
向も著しく低下した。本発明による錠剤は消費の際砕け
ず、口腔中にあるときは歯による変形に抵抗した。
品が従来技術による対照に比べ、好ましい結果を与えた
ことがわかる。本発明による各試料において、それらの
菓子ｆ口腔内でより均一に溶解すると共により滑らかな
口触りを与えることが報告された。一方、対照は極めて
軟らかで、また接触すると砕けた。ストロング−コッブ
単位（Strong-Cobb Unit）で表現された錠剤硬度は本発
明による各試料の方が著しく優れていた。凝集ポリデキ
ストロースを含有する本発明による菓子のキャッピング
は著しく低下した。砕けやすさ、すなわち錠剤の破砕傾
向も著しく低下した。本発明による錠剤は消費の際砕け
ず、口腔中にあるときは歯による変形に抵抗した。
【００４４】更に、錠剤重量の変動性も著しく低下し、
十分商業的製造に耐える範囲内のものであった。
十分商業的製造に耐える範囲内のものであった。
【００４５】ホッパーを通り圧縮ダイス型に入る錠剤顆
粒流動は著しく向上した。対照試料の顆粒は凝集しやす
く流動に抵抗したのに対し本発明による試料は錠剤化過
程全体を通して滑らかに流動した。
粒流動は著しく向上した。対照試料の顆粒は凝集しやす
く流動に抵抗したのに対し本発明による試料は錠剤化過
程全体を通して滑らかに流動した。
【００４６】本発明に従って作られた錠剤の目視検査か
ら、この新しい凝集法により菓子錠剤がより均一でまだ
らが少く、より滑らかで商業的に受け入れられる外観を
有することがわかった。
ら、この新しい凝集法により菓子錠剤がより均一でまだ
らが少く、より滑らかで商業的に受け入れられる外観を
有することがわかった。
【００４７】過去において、ポリデキストロースを含有
する菓子は錠剤化の際の技術上の問題例えばキャッピン
グ、低い圧縮性、軟質および破砕傾向などのために調製
が困難であったのに対し、本発明により製造された菓子
は前述の傾向のいずれも持たなかった。凝集顆粒を単独
であるいはポリデキストロースと増量剤例えばソルビト
ールまたはスクロースとの混合物として形成することに
より優れた低カロリー菓子が可能となる。
する菓子は錠剤化の際の技術上の問題例えばキャッピン
グ、低い圧縮性、軟質および破砕傾向などのために調製
が困難であったのに対し、本発明により製造された菓子
は前述の傾向のいずれも持たなかった。凝集顆粒を単独
であるいはポリデキストロースと増量剤例えばソルビト
ールまたはスクロースとの混合物として形成することに
より優れた低カロリー菓子が可能となる。
【００４８】現時点で本発明の好ましい態様と思われる
ものを記載したが、当業者には本発明の精神を逸脱する
ことなくそれらに変更および修飾を加えることができる
ことがわかるであろう。かかる変更および修飾はすべて
本発明の範囲に包含されるものである。
ものを記載したが、当業者には本発明の精神を逸脱する
ことなくそれらに変更および修飾を加えることができる
ことがわかるであろう。かかる変更および修飾はすべて
本発明の範囲に包含されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−254148（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−291901（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−68056（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−104545（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−32844（ＪＰ，Ａ) 特表 昭61−500826（ＪＰ，Ａ) 米国特許4571346（ＵＳ，Ａ) 米国特許4802924（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A23G 3/00 - 3/32 A61K 9/20 - 9/46 A23L 1/307 - 1/308 ＷＰＩ（ＤＩＡＬＯＧ) ＥＰＡＴ（ＱＵＥＳＴＥＬ)
Claims (8)
- 【請求項１】 （ａ）ポリデキストロース粉末を別の固
体増量剤と混合して均一混合物を調製し、 （ｂ）前記均一混合物を結合溶液と、当該混合物が凝縮
して顆粒化するのに十分な時間緊密に接触させ、 （ｃ）前記顆粒から圧縮錠剤を形成する ことより成る低カロリー菓子の調製方法。 - 【請求項２】 前記結合溶液がソルビトール溶液、アル
ギン酸塩溶液およびそれらの混合物より成る群より選択
される請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 前記別の固体増量剤がスクロース、糖ア
ルコール、糖アルコールオリゴマー、イソマルト、デキ
ストロース、デキストロースオリゴマーおよびそれらの
混合物より成る群より選択される請求項１記載の方法。 - 【請求項４】 前記顆粒が１６〜１００メッシュの粒度
である請求項１記載の方法。 - 【請求項５】 前記均一混合物がポリデキストロースお
よび別の固体増量剤の合計重量を基準として、１３重量
％〜９８重量％のポリデキストロースおよび８７重量％
〜２重量％の別の固体増量剤からなる請求項１記載の方
法。 - 【請求項６】 前記均一混合物がさらにブレスフレッシ
ュナーを含む請求項１記載の方法。 - 【請求項７】 前記顆粒が、圧縮錠剤の形成に先立っ
て、フレーバー付与剤、甘味料、着色料およびそれらの
混合物から選ばれる付加的成分と混合される請求項１記
載の方法。 - 【請求項８】 請求項１乃至７記載の方法によって調製
される低カロリー菓子錠剤。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US50727990A | 1990-04-09 | 1990-04-09 | |
| US507279 | 1990-04-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04228030A JPH04228030A (ja) | 1992-08-18 |
| JP2882895B2 true JP2882895B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=24017987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3101775A Expired - Fee Related JP2882895B2 (ja) | 1990-04-09 | 1991-04-08 | 改善された口触りを有する低カロリー圧縮錠剤 |
Country Status (12)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0452262B1 (ja) |
| JP (1) | JP2882895B2 (ja) |
| KR (1) | KR0157425B1 (ja) |
| AU (1) | AU7415891A (ja) |
| CA (1) | CA2039947A1 (ja) |
| DE (1) | DE69115974T2 (ja) |
| DK (1) | DK0452262T3 (ja) |
| ES (1) | ES2082174T3 (ja) |
| FI (1) | FI911683A (ja) |
| GR (1) | GR3018965T3 (ja) |
| NO (1) | NO911353L (ja) |
| ZA (1) | ZA912593B (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| US8283338B2 (en) | 2007-11-30 | 2012-10-09 | Kao Corporation | GIP secretion inhibitor |
| US8338389B2 (en) | 2009-06-17 | 2012-12-25 | Kao Corporation | Agent for preventing or ameliorating obesity |
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| TW561057B (en) * | 1999-06-29 | 2003-11-11 | Takeda Chemical Industries Ltd | Orally rapidly disintegrable tablet capabling of reducing the bitterness |
| JP4169876B2 (ja) * | 1999-08-06 | 2008-10-22 | クラシエフーズ株式会社 | 刺激味マスキング剤、それを用いた錠菓様組成物及び刺激味マスキング方法 |
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| US11540549B2 (en) | 2019-11-28 | 2023-01-03 | Tate & Lyle Solutions Usa Llc | High-fiber, low-sugar soluble dietary fibers, products including them and methods for using them |
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