JP2882113B2 - 回転可動部を備えた電子部品の電子機器への取付け方法 - Google Patents
回転可動部を備えた電子部品の電子機器への取付け方法Info
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- JP2882113B2 JP2882113B2 JP22754691A JP22754691A JP2882113B2 JP 2882113 B2 JP2882113 B2 JP 2882113B2 JP 22754691 A JP22754691 A JP 22754691A JP 22754691 A JP22754691 A JP 22754691A JP 2882113 B2 JP2882113 B2 JP 2882113B2
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- Japan
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- electronic device
- rotation
- electronic component
- adjustment shaft
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- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可変抵抗器(以下単
にボリュームという)や可変コンデンサ(以下単にバリ
コンという)などのように回転可動部を備えた電子部品
の電子機器への取付け方法、特に回転可動部に回動力を
伝達するための回転調整軸の固定方法に関する。
にボリュームという)や可変コンデンサ(以下単にバリ
コンという)などのように回転可動部を備えた電子部品
の電子機器への取付け方法、特に回転可動部に回動力を
伝達するための回転調整軸の固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ボリュームやバリコンなどのように回転
可動部を備えた電子部品はその回転可動部を回動するこ
とによりその設定値が調整される。このような電子部品
を電子機器内に設置する場合、電子機器の外部よりその
設定値を調整可能とすることが望ましい。そのため、従
来は電子部品の回転可動部に回転調整軸を取付け、この
回転調整軸を電子機器の外部に望ませている。このよう
なものの一例としてボリュームを光電スイッチのケース
内に設置した状態を図2および図3に示す。図において
ボリュームは静止部1と回転可動部5とよりなり、この
静止部1が他の電子部品を搭載したプリント基板2に固
定されている。回転可動部5はその中央上部に係合凹部
6を持ち、この係合凹部6に回転調整軸4の係合部3が
挿入され、この係合部3と係合凹部6との隙間に接着剤
7を注入することにより両者は固着されている。さらに
回転調整軸4は他端に段付き部8を備えており、この部
分が光スイッチのケース9に設けられた貫通孔10に嵌
入している。ケース9の表面にはシール11が接着剤1
4により貼付けられているがこのシール11は開口窓1
2を備えており、この開口窓12に回転調整軸4の段付
き部8が望んでいる。また回転調整軸4の段付き部8の
上部にはドライバーなどの工具挿入溝13を持ってい
る。このような状態でボリュームはドライバーなどの工
具を挿入溝13に差し込み、回転調整軸4を回動させる
ことによりその設定値を調整することができる。
可動部を備えた電子部品はその回転可動部を回動するこ
とによりその設定値が調整される。このような電子部品
を電子機器内に設置する場合、電子機器の外部よりその
設定値を調整可能とすることが望ましい。そのため、従
来は電子部品の回転可動部に回転調整軸を取付け、この
回転調整軸を電子機器の外部に望ませている。このよう
なものの一例としてボリュームを光電スイッチのケース
内に設置した状態を図2および図3に示す。図において
ボリュームは静止部1と回転可動部5とよりなり、この
静止部1が他の電子部品を搭載したプリント基板2に固
定されている。回転可動部5はその中央上部に係合凹部
6を持ち、この係合凹部6に回転調整軸4の係合部3が
挿入され、この係合部3と係合凹部6との隙間に接着剤
7を注入することにより両者は固着されている。さらに
回転調整軸4は他端に段付き部8を備えており、この部
分が光スイッチのケース9に設けられた貫通孔10に嵌
入している。ケース9の表面にはシール11が接着剤1
4により貼付けられているがこのシール11は開口窓1
2を備えており、この開口窓12に回転調整軸4の段付
き部8が望んでいる。また回転調整軸4の段付き部8の
上部にはドライバーなどの工具挿入溝13を持ってい
る。このような状態でボリュームはドライバーなどの工
具を挿入溝13に差し込み、回転調整軸4を回動させる
ことによりその設定値を調整することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように電子部品の
回転可動部に回転調整軸を固着して、電子機器の内部に
設置する場合、特に回転調整軸の背が高いときには、回
転調整軸が傾いたり倒れたりしてその組立作業性が極め
て悪かった。
回転可動部に回転調整軸を固着して、電子機器の内部に
設置する場合、特に回転調整軸の背が高いときには、回
転調整軸が傾いたり倒れたりしてその組立作業性が極め
て悪かった。
【0004】この発明の目的は上述した問題点に鑑み、
回転可動部を備えた電子部品を電子機器内に設置する場
合にその組立作業が容易なようにその電子部品を電子機
器へ取付ける方法、特に回転可動部に回動力を伝達する
ための回転調整軸を固定する方法を提供することにあ
る。
回転可動部を備えた電子部品を電子機器内に設置する場
合にその組立作業が容易なようにその電子部品を電子機
器へ取付ける方法、特に回転可動部に回動力を伝達する
ための回転調整軸を固定する方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、この発明に
よれば、ボリュームやバリコンなどのように回転可動部
を備えた電子部品を電子機器へ取付ける方法であって、
電子部品を電子機器内部に固定した後電子機器ケースに
設けられた貫通孔から回転調整軸を挿入し、電子部品の
回転可動部に設けられた係合凹部に前記回転調整軸の係
合部を係合させるとともに前記電子機器ケースの貫通孔
部分に前記回転調整軸の抜け出しを防止するため、前記
貫通孔部分の径より小さいと同時に前記回転調整軸を回
動させる調整用工具が挿入可能な径の開口窓を有するシ
ールを貼付けることによって達成される。さらにかゝる
方法において、電子機器ケースと回転可動部との間に回
転調整軸が回転可能な径の貫通孔をあけた固定板を設
け、この固定板の貫通孔を通して回転調整軸の係合部を
回転可動部の係合凹部に係合させる。また電子機器ケー
スの貫通孔部分に貼付けられるシールは樹脂あるいは金
属からなるものが使用される。
よれば、ボリュームやバリコンなどのように回転可動部
を備えた電子部品を電子機器へ取付ける方法であって、
電子部品を電子機器内部に固定した後電子機器ケースに
設けられた貫通孔から回転調整軸を挿入し、電子部品の
回転可動部に設けられた係合凹部に前記回転調整軸の係
合部を係合させるとともに前記電子機器ケースの貫通孔
部分に前記回転調整軸の抜け出しを防止するため、前記
貫通孔部分の径より小さいと同時に前記回転調整軸を回
動させる調整用工具が挿入可能な径の開口窓を有するシ
ールを貼付けることによって達成される。さらにかゝる
方法において、電子機器ケースと回転可動部との間に回
転調整軸が回転可能な径の貫通孔をあけた固定板を設
け、この固定板の貫通孔を通して回転調整軸の係合部を
回転可動部の係合凹部に係合させる。また電子機器ケー
スの貫通孔部分に貼付けられるシールは樹脂あるいは金
属からなるものが使用される。
【0006】
【作用】この発明の方法によれば、電子部品を電子機器
内部に固定した後回転可動部の凹部と電子機器ケースの
貫通孔との位置が合ったところで回転調整軸を前記貫通
孔から挿入して回転調整軸の係合部を回転可動部の凹部
に係合させればよくその作業は極めて容易となり、また
回転調整軸の係合部を回転可動部の凹部に係合した後電
子機器ケース表面の貫通孔の位置にその径が貫通孔の径
よりやゝ小さい径の開口窓を有するやゝ厚く堅めの樹脂
あるいは薄い金属からなるシールを貼付けるだけで回転
調整軸はこのシールの開口窓の縁部に当たって電子機器
の外部に抜け出るおそれがない。さらにこの際電子部品
の回転可動部と電子機器ケースの上部壁との間に電子部
品の回転可動部の係合凹部とその位置が一致した位置に
回転調整軸の径よりやゝ大きい径を持つ孔をあけた固定
板を設ければ回転調整軸の挿入がより一層容易となる。
内部に固定した後回転可動部の凹部と電子機器ケースの
貫通孔との位置が合ったところで回転調整軸を前記貫通
孔から挿入して回転調整軸の係合部を回転可動部の凹部
に係合させればよくその作業は極めて容易となり、また
回転調整軸の係合部を回転可動部の凹部に係合した後電
子機器ケース表面の貫通孔の位置にその径が貫通孔の径
よりやゝ小さい径の開口窓を有するやゝ厚く堅めの樹脂
あるいは薄い金属からなるシールを貼付けるだけで回転
調整軸はこのシールの開口窓の縁部に当たって電子機器
の外部に抜け出るおそれがない。さらにこの際電子部品
の回転可動部と電子機器ケースの上部壁との間に電子部
品の回転可動部の係合凹部とその位置が一致した位置に
回転調整軸の径よりやゝ大きい径を持つ孔をあけた固定
板を設ければ回転調整軸の挿入がより一層容易となる。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の方法により電子部品を電子
機器に取付けた状態を示す断面図で、図2と同一符号で
示すものは図2と同一部分を示す。この実施例が図3の
例と異なる点は電子部品の回転可動部の係合凹部と回転
調整軸の係合部との係合構造と回転調整軸の抜け止め構
造である。
機器に取付けた状態を示す断面図で、図2と同一符号で
示すものは図2と同一部分を示す。この実施例が図3の
例と異なる点は電子部品の回転可動部の係合凹部と回転
調整軸の係合部との係合構造と回転調整軸の抜け止め構
造である。
【0008】すなわち、この構造では回転可動部5の係
合凹部6と回転調整軸4の係合部3とは予め接着剤で固
着されておらず、電子部品の位置決めをした後に回転調
整軸4を電子機器ケース9の外部からその貫通孔10を
通して挿入して回転可動部5の係合凹部6と回転調整軸
4の係合部3とを係合させたものであり、さらに回転調
整軸4の抜け止めとして電子機器ケース9の貫通孔10
よりその径がやゝ小さい径を持つ開口窓12を有するシ
ール11を接着剤14により電子機器ケース9の表面に
貼り付けている。このシール11をやゝ厚く堅めの樹脂
(レキサン等)あるいは薄い金属で作れば回転調整軸4
は容易に抜け止めされる。
合凹部6と回転調整軸4の係合部3とは予め接着剤で固
着されておらず、電子部品の位置決めをした後に回転調
整軸4を電子機器ケース9の外部からその貫通孔10を
通して挿入して回転可動部5の係合凹部6と回転調整軸
4の係合部3とを係合させたものであり、さらに回転調
整軸4の抜け止めとして電子機器ケース9の貫通孔10
よりその径がやゝ小さい径を持つ開口窓12を有するシ
ール11を接着剤14により電子機器ケース9の表面に
貼り付けている。このシール11をやゝ厚く堅めの樹脂
(レキサン等)あるいは薄い金属で作れば回転調整軸4
は容易に抜け止めされる。
【0009】
【発明の効果】この発明では回転可動部の係合凹部と回
転調整軸の係合部とは予め接着剤で固着されておらず、
回転調整軸を電子機器ケースの外部からその貫通孔を通
して挿入して係合させたものであるので電子部品の取付
け作業並びに回転調整軸と回転可動部の係合作業が著し
く容易となり、さらに回転調整軸の抜け止めとして電子
機器ケースの表面にシールを貼り付けるだけでよいの
で、回転調整軸の一方端に段付き部を形成する必要がな
くその構造が著しく簡単になる。
転調整軸の係合部とは予め接着剤で固着されておらず、
回転調整軸を電子機器ケースの外部からその貫通孔を通
して挿入して係合させたものであるので電子部品の取付
け作業並びに回転調整軸と回転可動部の係合作業が著し
く容易となり、さらに回転調整軸の抜け止めとして電子
機器ケースの表面にシールを貼り付けるだけでよいの
で、回転調整軸の一方端に段付き部を形成する必要がな
くその構造が著しく簡単になる。
【図1】この発明の方法により電子部品および回転調整
部を電子機器ケースに取付けた状態の断面図
部を電子機器ケースに取付けた状態の断面図
【図2】電子部品としてボリュームとその回転調整部を
光電スイッチの内部に組み込んだ状態を示す斜視図
光電スイッチの内部に組み込んだ状態を示す斜視図
【図3】従来の方法により電子部品および回転調整部を
電子機器ケースに取付けた状態の断面図
電子機器ケースに取付けた状態の断面図
【符号の説明】 1 電子部品の静止部 3 係合部 4 回転調整軸 5 回転可動部 6 係合凹部 9 電子機器のケース 11 シール 12 開口窓
Claims (3)
- 【請求項1】可変抵抗器や可変コンデンサなどのように
回転可動部を備えた電子部品を電子機器へ取付ける方法
であって、電子部品を電子機器内部に固定した後電子機
器ケースに設けられた貫通孔から回転調整軸を挿入し、
電子部品の回転可動部に設けられた係合凹部に前記回転
調整軸の係合部を係合させるとともに前記電子機器ケー
スの貫通孔部分に前記回転調整軸の抜け出しを防止する
ため、前記貫通孔部分の径より小さいと同時に前記回転
調整軸を回動させる調整用工具が挿入可能な径の開口窓
を有するシールを貼付けたことを特徴とする回転可動部
を備えた電子部品の電子機器への取付け方法。 - 【請求項2】請求項1記載の方法において、電子機器ケ
ースと回転可動部との間に回転調整軸が回転可能な径の
貫通孔をあけた固定板を設け、この固定板の貫通孔を通
して回転調整軸の係合部を回転可動部の係合凹部に係合
させたことを特徴とする回転可動部を備えた電子部品の
電子機器への取付け方法。 - 【請求項3】請求項1または2記載の方法において、電
子機器ケースの貫通孔部分に貼付けられるシールは樹脂
あるいは金属からなるものが使用されることを特徴とす
る回転可動部を備えた電子部品の電子機器への取付け方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22754691A JP2882113B2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 回転可動部を備えた電子部品の電子機器への取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22754691A JP2882113B2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 回転可動部を備えた電子部品の電子機器への取付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567505A JPH0567505A (ja) | 1993-03-19 |
JP2882113B2 true JP2882113B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=16862596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22754691A Expired - Lifetime JP2882113B2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 回転可動部を備えた電子部品の電子機器への取付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882113B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3703085A1 (de) * | 2019-02-28 | 2020-09-02 | Gerdes Holding GmbH & Co. KG | Elektronischer drehschalter sowie elektrischer durchlauferhitzer |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5895722B2 (ja) | 2012-06-07 | 2016-03-30 | オムロン株式会社 | 回転操作部品および電子機器 |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP22754691A patent/JP2882113B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3703085A1 (de) * | 2019-02-28 | 2020-09-02 | Gerdes Holding GmbH & Co. KG | Elektronischer drehschalter sowie elektrischer durchlauferhitzer |
CN111627629A (zh) * | 2019-02-28 | 2020-09-04 | 格德斯控股两合公司 | 电子旋转开关以及电连续式加热器 |
CN111627629B (zh) * | 2019-02-28 | 2023-02-10 | 格德斯控股两合公司 | 电子旋转开关以及电连续式加热器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0567505A (ja) | 1993-03-19 |
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