JP2881529B2 - オゾン水製造装置 - Google Patents

オゾン水製造装置

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JP2881529B2 JP23422892A JP23422892A JP2881529B2 JP 2881529 B2 JP2881529 B2 JP 2881529B2 JP 23422892 A JP23422892 A JP 23422892A JP 23422892 A JP23422892 A JP 23422892A JP 2881529 B2 JP2881529 B2 JP 2881529B2
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KIKUCHI TETSUKO JUGEN
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄、消毒に使用する
ためのオゾン水を製造する装置に関する。
【0002】
【従来技術】周知のように昨今オゾンの有する高酸化作
用を利用して、オゾン水によるパイプの洗浄や消毒など
が行なわれている。前記オゾン水はオゾン発生器で発生
させたオゾンを水槽内に導入し、この水槽内で水に溶解
させるもので、一般的に以下に述べるような装置を用い
ている。オゾン発生装置により発生させた気相オゾン
を細いパイプで水槽内に供給し、パイプ先端より気泡を
出して水に溶解させる装置。オゾン発生装置より発生
した気相オゾンをパイプで水槽内に供給し、パイプ先端
部に取付けた多孔質のセラミック板を通して細かい気泡
とし、これを水に溶解させる装置。オゾン発生装置に
より発生した気相オゾンをエゼクターによって水に溶解
させる装置。オゾン発生装置により発生した気相オゾ
ンを濁流ポンプを用いて水に溶解させる装置。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで能率的にオゾ
ン水を製造するにあたっての条件としては一般にオゾ
ンガスの気泡小さくすること、ガス濃度く維持す
こと、ガスと水とを長時間接触させることなどが知ら
れている。しかし、前記各装置は以下にのべるような難
点があり改善が求められていた。まずの装置は構造
が簡単であるが、水に対するオゾン溶解率が非常に小さ
く発生したオゾンガスの9割以上が排ガスとなってしま
う問題点がある。またの装置はの装置に比較し
て溶解率は向上するが、エゼクターあるいはポンプの吐
出量およびオゾンガス風量の制御が難しいという難点が
ある。すなわち一般的にはエゼクター、ポンプの単位時
間あたりの水量を100としたとき、オゾンガスの風量
はこの3〜5パーセントが最も効率よく溶解するといわ
れていが、の装置おいてはエゼクター、ポンプの吸
引力によりオゾンガスの風量が必要以上に多くなるとい
う構造上の欠点がある。またの装置ではエゼクターに
背圧がかかったときにエゼクターからオゾン発生装置に
水が逆流し、オゾン発生装置が壊れてしまうことがあ
る。さらにの装置は、ポンプ吸入側に水配管とオゾン
ガス配管を接続するので、オンガスの気泡により空転
が生じたりすることがある。
【0004】本発明は前記従来形の各容器の難点を排除
するためになされたものでその目的とするところは
構造簡単にして短時間にオゾン溶解率の高いオゾン水
製造する装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ゾン発生装置によって発生したオゾンガス
を、パイプによって水槽の底部に配設した散気手段に導
入し水槽内の水と撹拌してオゾン水を製造する装置にお
いて、前記水槽の底部に配設したフレームの上部に撹拌
ポンプを配置すると共に、フレーム内部、多数の透孔を
穿設したチューブ内に多孔質セラミック顆粒を封入した
散気手段を配置し、該散気手段によりオ ゾンを気泡化
気泡化したオゾンと水とをポンプ吸入口より攪拌ポ
ンプ内に吸引し攪拌させてポンプ吐出口から高濃度のオ
ゾン水を水槽内に吐出させるようにしたものである。
【0006】
【実施例】以下図示の実施例に基づき本発明を具体的に
説明する。図1は本発明実施例を示す全体的構造図で
あって、ゾン発生装置2によって発生したオゾンガス
を、パイプによって水槽6の底部に配設した散気手段3
に導入し水槽内の水と撹拌してオゾン水を製造する装置
である。 前記水槽6の底部に配設したフレーム7の上部
に撹拌ポンプ(撹拌手段)4を配置すると共に、散気手
段3を配置し、散気手段によりオゾンを気泡化し気泡
化したオゾンと水とをポンプ吸入口より攪拌ポンプ内に
吸引し攪拌させてポンプ吐出口から高濃度のオゾン水を
水槽内に吐出させるようにしたものである。
【0007】オゾン発生装置2は本実施例においては、
酸素を原料とし沿面放電方式によってオゾンを発生させ
る装置を用い、濃度40000〜45000ppmの気
相オゾンを発生させるもので、この発生したオゾンはパ
イプ5によって水槽6内に導入される。前記パイプ5は
耐オゾン加工を施されたテフロン製のパイプで本実施例
においては直径5mmのものを用いている。
【0008】散気手段3は、水槽6に配設したポンプ載
置用フレーム7の底部に配置されている。この散気手段
3は、周壁に冬数の透孔8aを穿設したチューブ8内に
多孔質セラミック顆粒9を封入したものでチューブ8
の一端部にはオゾン発生装置2に接続したパイプ5が連
結されている。チューブ8より上部のフレーム7内には
ストレーナ10が配置されている(図2)。
【0009】攪拌手段4は、本実施例においては攪拌ポ
ンプを用いており、その吸入口4aが前記ストレーナ1
の上面に位置するようにしてフレーム7の上に固定さ
れている。このポンプは図2に示すように、ステンレス
スチール製の本体内に配設したモータMに接続した羽根
車4bを回転させて、吸入口4aから取入れた水を吐出
口4cから吐出させるもので、本実施例では1トン容量
の水槽でオゾン水を製造するにあたり吐出量120リッ
トル/分のポンプを用いている。なおポンプのパッキン
などは耐オゾン仕様のものを使用する。
【0010】次に前記構造のオゾン水製造装置1の作用
について説明する。オゾン発生装置2によって発生した
オゾンガスは、パイプ5によって水を満した水槽6側に
導入される。前記パイプ5は水槽6の底部に配設した散
気手段3に接続されているのでオゾンガスはチュー
ブ8内に封入した多数の多孔質セラミック顆粒9、9
を通過し、チューブ8周壁に穿設した透孔8aから微小
の気泡となって上昇する。上昇したオゾンガスは、スト
レーナ10によって大きな気泡の上昇を阻止され分解微
細化されて攪拌手段4の吸入口4aに入り、羽根車4b
によって水と攪拌さ水中に溶解されたのち吐出口4c
より水槽6内に吐出されてオゾン水が製造される。
【0011】前記実施例の装置を実施例1、オゾン発生
装置により発生させた気相オゾンを細いパイプで水槽内
に供給し、パイプ先端より気泡を出して水に溶解させる
装置を比較例1、オゾン発生装置により発生させた気相
オゾンを細いパイプで水槽内に供給し、パイプ先端部に
取付けた多孔質のセラミック板を通して細かい気泡とし
て水に溶解させる装置を比較例2、およびオゾン発生装
置により発生させた気相オゾンをエゼクターよって水
に溶解させる装置を比較例3として、それぞれオゾン水
を製造した結果の通りであるこの表において
実験1とは200リットルの水槽に40000ppm
濃度のオゾンガスを13g/hのガス量で5分間供給し
てオゾン水濃度を測定した場合を示し、実験2とは20
0リットルの水槽に40000ppm濃度のオゾンガス
を13g/hのガス量で5分間供給した後に20リット
ルの水を加え、同時に20リットルの水を水槽から排出
してオゾン水濃度を測定した場合を示すものである。こ
の表から明らかなように本実施例装置は各比較例
〜3に比べて極めて短時間で高濃度のオゾン水を製造す
ることが可能である。
【0012】
【表1】
【0013】なお前記実施例においては攪拌手段として
攪拌ポンプを用いたが、これに限定されるものではな
く、例えば水槽の上にモータを配設してこの出力軸に攪
拌用の羽根を取付けたシャフトを連結し、前記羽根を水
中で回転させるようにしてもよい。この場合シャフト、
羽根部分を周壁に多数の透孔を穿設した筒状体で包囲し
ておくことが好ましい。
【0014】また本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を変更しない限度において種々の
修正、設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】上記のように、本発明は、水槽の底部に
配設したフレームの上部に撹拌ポンプ(撹拌手段)を配
置すると共に、多数の透孔を穿設したチューブ内に多孔
質セラミック顆粒を封入した散気手段を配置し、散気手
段によりオゾンを気泡化し、気泡化したオゾンと水とを
ポンプ吸入口より攪拌ポンプ内に吸引し攪拌させてポン
プ吐出口からオゾン水を水槽内に吐出させるようにした
ものであるから、構造簡単にして少量のオゾンガスによ
り短時間で高濃度のオゾン水を製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体的構成図である。
【図2】攪拌ポンプ及び散気手段を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 オゾン水製造装置 2 オゾン発生装置 3 散気手段 4 攪拌手段 4a 吸入口 4b 羽根車 4c 吐出口 5 パイプ 6 水槽 7 フレーム 8 チューブ 8a 透孔 9 セラミック顆粒 10 ストレーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 550D

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゾン発生装置によって発生したオソン
    ガスを、パイプによって水槽の底部に配設した散気手段
    に導入し水槽内の水と撹拌してオゾン水を製造する装置
    において、前記水槽の底部に配設したフレームの上部に
    撹拌ポンプを配置すると共に、フレーム内部、多数の透
    孔を穿設したチューブ内に多孔質セラミック顆粒を封入
    した散気手段を配置し、該散気手段によりオゾンを気泡
    化し気泡化したオゾンと水とをポンプ吸入口より攪拌
    ポンプ内に吸引し攪拌させてポンプ吐出口から高濃度の
    オゾン水を水槽内に吐出させることを特徴とするオゾン
    水製造装置。
JP23422892A 1992-08-10 1992-08-10 オゾン水製造装置 Expired - Lifetime JP2881529B2 (ja)

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JPH0655184A JPH0655184A (ja) 1994-03-01
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JP3312097B2 (ja) * 1996-05-22 2002-08-05 アビックス株式会社 スクロール表示方法および装置
JPH1015290A (ja) * 1996-06-27 1998-01-20 Shinkosha:Kk 水洗洗濯機、洗濯用オゾン水の製造方法および洗濯方法

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