JP2879758B2 - ベール方向転換装置 - Google Patents

ベール方向転換装置

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JP2879758B2
JP2879758B2 JP168895A JP168895A JP2879758B2 JP 2879758 B2 JP2879758 B2 JP 2879758B2 JP 168895 A JP168895 A JP 168895A JP 168895 A JP168895 A JP 168895A JP 2879758 B2 JP2879758 B2 JP 2879758B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールベーラが形成し
て排出するロール状ベールの、軸心の方向を転換させる
ベール方向転換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】傾斜地でロールベーラによりロール状ベ
ールの形成作業を行なう場合には、ロールベーラを牽引
するトラクタの横転を防止するため、斜面方向にトラク
タを前進させる。そして、ロールベーラは牧草をロール
状(短円筒状)に巻き上げ、この巻き上げられたベール
をロールベーラの後方地面に放出する。
【0003】しかし、ロールベーラは、ベールの軸心を
ロールベーラの進行方向に直交させた状態で、つまり、
上述の作業状況では、ベールの軸心を斜面に直交させた
状態でベールを後方地面に放出するので、ベールが斜面
に沿って低地にまで転落するおそれがある。一方、べー
ルサイレージのため、ロールベーラ作業後にベールラッ
パによるベールのラッピング作業が近年行われている。
ベールラッパもロールベーラと同様にトラクタに牽引さ
れてベールの放出地点まで移動し、ベールラッパの進行
方向に向けて付設されたリフトアームを、ロール状のベ
ールにベールの軸方向から差し込んで、ベールを持ち上
げてラッピング作業を行なう。従って、ベールの軸心が
ベールラッパの進行方向と直交した状態でベールが地面
に放出されていたのでは、ベールのラッピング作業毎に
ベールラッパの方向を90度旋回させなければならず、
ラッピングの作業効率が低下する。
【0004】そこで、上述したベールの転落を防止し、
またラッピングの作業効率を向上させるため、従来は、
ロールベーラによるベール放出時にロールベーラの進行
方向を一旦斜面に直交させる、つまり、ベールが1個形
成される度にトラクタを90度旋回させ、ベールの軸心
が斜面に平行になるようにしてからベールを放出してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の、ベールが1個形成される度にトラクタを90
度旋回させてベールを地面に放出する方法では、ベール
を1個形成する都度ロール作業を一時中断しなければな
らず、傾斜地におけるロールベーラの作業効率が著しく
低下するという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、ロールベーラに付設可能で、傾斜地に
おいてもロールベーラを斜面方向に進行させたままベー
ルの軸心を90度転換させてベールを後方地面に放出す
ることができる、ベール方向転換装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のベール方向転換装置は、ロールベーラに
フレームを付設し、そのフレームにロールベーラが排出
したベールを受け、そのベールの軸心(C)を90又は
それに近い角度変えて地面に放出するベール方向転換手
段を設けたことにある。
【0008】
【作用】上述のベール方向転換装置において、ベール方
向転換手段は、ベールの軸心をロールベーラの進行方向
に対し90度旋回させた後にベールを地面に放出するの
で、トラクタを斜面方向に前進させながらベールを放出
しても、斜面に放出されたベールの軸心は常に斜面方向
に向き、ベールが斜面に沿って低地にまで転落するおそ
れがない。また、ロールベーラ作業後のベールラッピン
グ作業でも、作業毎にベールラッパの方向を90度旋回
させる必要がない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を、図1ないし図
8を参照して詳細に説明する。本ベール方向転換装置2
0は、図1に示すように、ロールベーラ10の車軸11
に連結されて設けられ、次のように構成される。図2及
び図3に示すように、ロールベーラ10の車軸11の後
部に、車軸11に平行なピン軸受けを備えた軸受ブラケ
ット12,13、及びストッパプレート14,15を固
着する。メインフレーム21(フレーム)は、一対の縦
部材22,23、2個の横部材26,27、及び一対の
ガイドレール28,29が格子型に固着されて成る。一
対のガイドレール28,29はベールの軸長より小なる
間隔で、一対の縦部材22,23の間に且つこれらと平
行に配設する。メインフレーム21を、縦部材22、2
3の側面に夫々固着した連結ピン24,25及び上述し
た車軸11の軸受ブラケット12,13を介してロール
ベーラ10に、上下に揺動自在に軸着して付設する。連
結ピン24,25は縦部材22,23の同一側の側面に
夫々固着されているので、メインフレーム21即ち本発
明のベール方向転換装置20はロールベーラ10に着脱
可能である。一方の縦部材23は他方の縦部材22より
長く形成され、後方に延出している。
【0010】図4に示されるように、上述した縦部材2
3の内側前端部にブラケット30を固着し、車軸11の
後側にブラケットアセンブリ31を溶着する。そして、
ブラケット30とブラケットアセンブリ31とに夫々ス
プライン結合により挿脱可能に、トーションスプリング
37を介装する。ここに、図4及び図5に示されるよう
に、ブラケットアセンブリ31は、車軸11に溶着され
たアッパブラケット32と、アッパブラケット32にボ
ルト36、スペーサ34、及びナット35により締結さ
れるロアブラケット33とにより構成される。ロアブラ
ケット33の円形のスプライン軸受部33aは、トーシ
ョンスプリング37と同軸上に回転自在にアッパブラケ
ット32の半月形溝に遊合し、また半円筒形に夫々形成
されたスペーサ34とナット35はアッパブラケット3
2の半月形溝に夫々遊合するので、ボルト36の締結強
さを変えることによりアッパブラケット32とロアブラ
ケット33とがなす角度を変化させることができ、トー
ションスプリング37が発生するばね強さを任意に調整
することができる。
【0011】図2及び図6に示されるように、縦部材2
3の外側中央部にストッパ38を固着し、ストッパ38
の縦部材23より下方に突出した部分の内側にゴム製の
ブロック38aを取付ける。図2及び図3に示されるよ
うに、縦部材23の後端部に、両端部材42,43が夫
々円柱棒より成るコ字型ロータ41の中央部材44を、
ピン45及び円錐ころベアリング46を介して水平に回
転自在に軸着する。つまり、ロータ41はメインフレー
ム21に対して水平に回転自在である。両端部材42,
43の間の距離は、ベールRの直径よりも小さく形成す
る。メインフレーム21の縦部材23とロータ41の中
央部材44との間に、夫々に固着されたブラケット23
a,44aを介してガススプリング47(ばね手段)の
シリンダ部とピストン部とを夫々水平に揺動自在に軸着
する。なお、トーションスプリング37の代わりに図示
しないガススプリング,コイルスプリング等を、また、
ガススプリング47の代わりに図示しないコイルスプリ
ング等を夫々使用してもよい。
【0012】本のベール方向転換装置20の作動につい
て説明する。メインフレーム21及びメインフレーム2
1に軸着されたロータ41は、トーションスプリング3
7のばね力により上方に付勢され、図3に示されるよう
に、メインフレーム21のガイドレール28,29の先
端面がロールベーラ10の車軸11のストッパプレート
14,15に夫々当接して、メインフレーム21及びロ
ータ41は、地面から所定距離だけ離隔した状態であ
る。一方、ロータ41の両端部材42,43はガススプ
リング47の作動により、図2の実線で示されるよう
に、ガイドレール28,29に、つまりベールRの排出
方向に直交している。
【0013】次に、ベールRがロールベーラ10からメ
インフレーム21のガイドレール28,29上に排出さ
れると、ベールRの自重により生ずるモーメントがトー
ションスプリング37のばね力で発生するモーメントに
打ち勝って、図1の2点鎖線で示されるように、メイン
フレーム21及びロータ41は垂下する。このため、ベ
ールRはガイドレール28,29上を自重で転動しなが
らロールベーラ10の後方地面の、ロータ41の前後の
両端部材42,43の間に放出される。メインフレーム
21及びロータ41がこのような揺動運動をするよう
に、トーションスプリング37のばね力を、ブラケット
アセンブリ31のボルト36の締結力ないしトーション
スプリング37のスプライン結合位置を変化させて調整
する。
【0014】ベールRがロールベーラ10の後方地面に
放出されると、メインフレーム21及びロータ41はト
ーションスプリング37のばね力により上昇して元の位
置に戻り、図1の実線で示されるように、ロータ41の
両端部材42,43がベールRをその前後下方から軽く
保持する。このとき、ベールRは接地しているので、図
示しないトラクタの前方への牽引力がロータ41の両端
部材42,43を介してベールRに伝達されると、引き
ずられてベールRと地面との間に摩擦力を生じる。この
とき、ガススプリング47のばね力によるモーメントが
この摩擦力によるモーメントに負して、図8(a)及び
図8(b)に示されるように、ロータ41の両端部材4
2,43がロールベーラの進行方向に平行な位置にま
で、矢印のようにベールRと共に旋回(回転)する。す
ると、ベールRはベールRと地面との間の摩擦力により
ロータ41の両端部材42,43から離脱し、その軸心
Cがロールベーラ10の進行方向と平行に、つまり、軸
心Cが斜面と平行の状態で地面に放置される。
【0015】ベールRが離脱したのちロータ41は、ガ
ススプリング47のばね力により再び、図2の実線で示
されるように、両端部材42,43がガイドレール2
8,29に直交する位置、つまり、元の位置にまで旋回
(回転)して戻る。このとき、図6に示されるように、
ロータ41の中央部材44の側面がストッパ38のブロ
ック38aに当接してロータ41の旋回が停止する。ブ
ロック38aはゴム製なので、衝突時の衝撃が緩和され
る。
【0016】なお、この実施例のガススプリング47を
図示しない油圧シリンダに代えて油圧によりロータ41
を回転させてもよい。次に、本発明の第2実施例を、図
9ないし図13を参照して詳細に説明する。本ベール方
向転換装置60は、次のように構成される。図9に示す
ように、ロールベーラ50の車軸51に、一対のベール
インジェクタ61を取付け、一対のベールインジェクタ
61の間の車軸51に、ベール方向転換装置60のフレ
ーム62を連結する。詳細には、図10及び図11に示
すように、フレーム62の前端部を、車軸51に固着し
たブラケット76にピン77を介して軸着する。
【0017】図10に示すように、ベールインジェクタ
61は夫々、ロールベーラ50の車軸51に固定したブ
ラケット75から後方に突出し、矢印で示すように上下
に揺動自在である。ベールインジェクタ61は夫々、図
示しないばねによって上方に付勢されて、ベールRがベ
ールインジェクタ61の上を通過するときに垂下する
が、ベールが乗り越えると、元の位置に戻る。ベールイ
ンジェクタ61の先端は、ベールRが旋回してもベール
Rと接触しないように、後述するテーブル69から離隔
している。フレーム62は、後端の車輪63を介して垂
直に着地する。フレーム62の中央に、フレーム62の
軸受78を介して垂直軸64を回転自在に軸着し、垂直
軸64の上面に支持台65を固定する。支持台65に水
平軸66を通し、水平軸66にテーブル69を取付け
る。テーブル69は長方形板より成り、ベールRの外周
面と略同一の曲率に湾曲して形成され、一端が高く他端
が低く取付られる。
【0018】図11に示すように、支持台65にスリー
ブ79を水平に固定し、スリーブ79にテーブル69の
ブラケット80を同軸に嵌め、水平軸66を介してテー
ブル69を揺動自在に支持台65に取付ける。油圧シリ
ンダ70のシリンダ部をピン71を介してフレーム62
に、また、油圧シリンダ70のロッド部をピン72を介
して支持台65の一端部に、夫々水平に揺動自在に軸着
する。テーブル69の下面前端部にローラ73を、テー
ブル69の垂直軸64と同軸上を転動するように取付け
る。すなわち、ローラ73の軸心はスリーブ80に直交
している。ローラ73が転がるガイドレール74の前端
部をフレーム62の上面に固着されたブロック68に、
また、ガイドレール74の後端部をフレーム13の側面
から突出するステイ67に、夫々固定する。ガイドレー
ル74は垂直軸64を中心とする90度の円弧状に形成
され、前端部は高く後端部は低く取付けられる。
【0019】本ベール方向転換装置60の作動について
説明する。図9及び図12(a)に示すように、ロール
ベーラ50は、巻き上げたロール状のベールRを後方に
排出する。ベールRがベールインジェクタ61を乗り越
えると、後端部が高く湾曲したテーブル69がベールR
を受けてこれを収容する。テーブル69は前端部も湾曲
しているので、ベールRが再び前方に動くこともない。
このとき、支持台65の水平軸66とベールRの軸心C
は、ロールベーラ60の機長方向すなわち進行方向に直
交する。ここで、油圧シリンダ70を作動させて支持台
65の水平軸66を、矢印で示すように垂直軸64を中
心に90度旋回させると、図12(b)及び図13に示
すように、ベールRの軸心Cはロールベーラ60の進行
方向に向く。と同時に、テーブル69のローラ73は、
ガイドレール74の前端部から低位置である後端部に移
動する。すなわち、ローラ73の高さが低くなるので、
テーブル69は水平軸66を中心に下方に傾斜し、太矢
印で示すように、ベールRは転動して地面に放出され
る。油圧シリンダ70は、ロールベーラ60を牽引する
図示しないトラクタから操作することができる。
【0020】なお、油圧シリンダ70の作動は、テーブ
ル69がベールRを収容し、ないし、テーブル69がベ
ールRを放出したこと等を検出して自動制御するように
してもよい。以下、本発明の第3実施例を、図14ない
し図17を参照して詳細に説明する。
【0021】本ベール方向転換装置110は、次のよう
に構成される。図14及び図15に示すように、ロール
ベーラ100の車軸101の後部に車軸101に平行な
ピンを備えたブラケット111,112を固着し、ブラ
ケット111,112のピンにブラケット(フレーム)
113,114を、夫々上下に揺動自在に軸着する。ブ
ラケット113,114に油圧シリンダ115,116
のシリンダ部を夫々水平に揺動自在に軸着する。つま
り、油圧シリンダ115,116は、ロールベーラ10
0に対し上下に且つ水平に揺動自在である。符号117
はロータを示し、ロータ117はコ字型に形成されてそ
の両端部材118,119の間の距離がベールRの直径
よりも小さい。ロータ117の端部材118を油圧シリ
ンダ115のピストン部に、また、中央部材120を油
圧シリンダ116のピストン部に夫々水平に回転自在に
軸着する。ロータ117の両端部材118,119の下
面に、夫々2個のキャスタ121,122を水平に回転
自在に取付ける。つまり、ロータ117は地面に対して
水平に回転自在である。
【0022】ロールベーラ100の車軸101に、一対
のベールインジェクタ123,124を取付ける。ベー
ルインジェクタ123,124は夫々、ロールベーラ1
00の車軸101に固着したブラケット125,126
から後方に突出し、図16の矢印で示すように、上下に
揺動自在で且つ図示しないばねによって上方に付勢され
ている。ベールインジェクタ123,124の後部下面
に、地面との滑り面を備えた支持部材127,128を
夫々取付ける。
【0023】本のベール方向転換装置110の作動につ
いて説明する。ロールベーラの走行時に、ベールインジ
ェクタ123,124は、図16の実線で示されるよう
に、図示しないばねにより上方に付勢されてその支持部
材127,128は地面から夫々離隔している。一方、
ロータ117の両端部材118,119は、油圧シリン
ダ115,116の作動により、図14に示すように、
ロールベーラ100の進行方向に直交する位置にあり、
ロータ117はキャスタ121,122で地面を走行す
る。
【0024】ここで、ベールRがロールベーラ100か
らベールインジェクタ123,124上に排出される
と、ベールRの自重によりベールインジェクタ123,
124は、図16に2点鎖線で示すように夫々垂下し、
支持部材127,128は地面に夫々接地する。これに
より、ベールインジェクタ123,124が後方に低く
傾斜したので、ベールRはベールインジェクタ123,
124上を自重で転動しながらロールベーラ100の後
方の、ロータ117の両端部材118,119の間に放
出される。つまり、ベールRは、図16に示すように、
その中央部で地面に接地する一方、その両側部がロータ
117の両端部材(118,119)で軸心Cに沿って
保持される。
【0025】ロータ117がベールRを保持すると、図
17(a)、(b)及び(c)に示すように、油圧シリ
ンダ115は伸長する一方油圧シリンダ116は縮小し
て、ロータ117の両端部材118,119がロールベ
ーラの進行方向に平行になるまで、ベールRと共にロー
タ117を矢印のように90度旋回する。すなわち、ロ
ータ117の両端部材118,119の先端がロールベ
ーラの反進行方向に向いたので、ベールRはベールRと
地面との間の摩擦力で、図17(c)に太矢印で示すよ
うに、ロータ100の両端部材118,119から離脱
し、その軸心Cがロールベーラ100の進行方向と平行
の状態で地面に放出される。ベールRが離脱した後、油
圧シリンダ115は縮小する一方油圧シリンダ116は
伸長してロータ117を、図14に示されるように、そ
の両端部材118,119がロールベーラの進行方向に
直交する位置、つまり、元の位置にまで旋回して戻す。
【0026】油圧シリンダ115,116の作動は、ロ
ールベーラ100を牽引する図示しないトラクタから操
作することができ、また、ロータ117がベールRを保
持し、ないし、ロータ117がベールRを放出したこと
等を検出して自動制御してもよい。なお、上述した実施
例では、2個の油圧シリンダ115,116の作動によ
りロータ117を90度旋回したが、これに限定される
ものではなく、例えば、ブラケット(フレーム)11
3,114の一方を、例えば、ブラケット114を後方
に延出してその先端に直接ロータ117を水平に回転自
在に軸着し、他方のブラケット113若しくは延出した
ブラケット114とロータ117との間に1個の油圧シ
リンダを介装して、1個の油圧シリンダの作動によりロ
ータ117を90度旋回するようにしてもよい。
【0027】次に、本発明の第4実施例を、図18ない
し図21を参照して詳細に説明する。本ベール方向転換
装置140は、次のように構成される。図18及び図1
9に示すように、ロールベーラ130の車軸131の後
部に、夫々1対のブラケット132,133を固着す
る。フレーム141は、フロントフレーム143がコ字
型に形成されて成るリアフレーム142の一方の端部材
142aに、また、フロントフレーム144がリアフレ
ーム142のコ字型の中央部材に夫々固着されて成る。
フロントフレーム143,144を、ロールRの軸長よ
りも小さな間隔で相互に平行に且つ後方に低く傾斜して
配設し、前端部で夫々ブラケット132,133に上下
に揺動自在に軸着する。リアフレーム142の両端部材
142a,142bの間にはベルトコンベア145を配
設し、ベルトコンベア145の各ローラ軸を両端部材1
42a,142bに夫々回転自在に軸着する。また、ベ
ルトコンベア145は、その搬送方向がロールベーラ1
30の反進行方向に対して所定角度θだけ偏向して、且
つ、略水平につまり図20に示すように水平に又は僅か
に後方に傾斜して配設される。最前方のローラ軸は駆動
軸146として一方の端部材142bを貫通し、その先
端にユニバーサルジョイント147を軸着する。リアフ
レーム142の中央部材の端部材142b側を延出し、
その先端にギアボックス148を固着する。ギアボック
ス148の入力軸148aに車輪(駆動手段)149を
取り付け、ギアボックス148の出力軸148bにユニ
バーサルジョイント147を軸着する。リアフレーム1
42の端部材142aに、車軸が回転可能に軸着された
車軸ブラケット150を固着し、車軸ブラケット150
の車軸に車輪151を取付ける。また、リアフレーム1
42の端部材142aの上面に、円柱棒より成りその長
さがベールRの半径より長いストッパ152を立設す
る。
【0028】本ベール方向転換装置140の作動につい
て説明する。ロールベーラ130の走行時に、車輪14
9,151は夫々地面に接地して本ベール方向転換装置
140を支持しながら転動している。。このため、車輪
149の回転力は、ギアボックス148及びユニバーサ
ルジョイント147を介してベルトコンベア145の駆
動軸146に伝達され、ベルトコンベア145は、図1
8に太矢印で示すように、後方に回転する。ここで、ロ
ールベーラ130がベールRを排出すると、ベールR
は、図21(a)に示すように、後方に傾斜したフロン
トフレーム143,144上を転動してベルトコンベア
145上に乗り上げ、ベルトコンベア145に搬送され
てストッパ152に当接する。ストッパ152はベール
Rの一端部を掛止するので、ベルトコンベア145は、
図21(a)及び(b)に矢印で示すように、ベールR
をストッパ152を中心に旋回させながら後方に搬送す
る。ベールRの軸心Cが、図21(c)に示すように、
ロールベーラ130の進行方向に平行になると、ベール
Rがストッパ152から外れて、ベルトコンベア145
は、軸心Cをロールベーラ130の進行方向に平行にし
た状態でベールRを地面に放出する。上述したベルトコ
ンベア145の取付角度である所定角度θは、上述した
ように軸心Cがロールベーラ130の進行方向に平行な
状態でベールRが地面に放出されるように適切に決定さ
れる。
【0029】なお、上述した実施例では、本ベール方向
転換装置140に車輪149を設けてその回転力により
ベルトコンベア145を駆動したが、これに限定される
ものではなく、ロールベーラ130の車輪134の回転
力で駆動してもよいし、また、図示しない電動モータ等
を配設してこれにより駆動してもよい。以下、本発明の
第5実施例を、図22ないし図24を参照して詳細に説
明する。
【0030】本ベール方向転換装置170は、次のよう
に構成される。図22に示すように、ロールベーラ16
0の車軸161の後部にブラケット171,172を固
着し、ブラケット171,172に一対のベールインジ
ェクタ173,174のサポートブラケット(フレー
ム)173a,174aを夫々固着する。ベールインジ
ェクタ173,174の夫々のガイドレール(ベール案
内手段)173b,174bは、夫々のサポートブラケ
ット173a,174aに上下に揺動自在に軸支され、
また、図示しないばねにより上方に付勢されている。ガ
イドレール173bは、その先端部分が略4分の1円弧
状に形成されてガイドレール174bの側に湾曲し、ガ
イドレール174bよりも円弧状の分だけ長さが長い。
即ち、ベール方向転換装置170の放出部170aは、
ロールベーラ160の進行方向に直交する方向のガイド
レール174bの側に略90度偏向して設けられてい
る。
【0031】本ベール方向転換装置170の作動につい
て説明する。ロールベーラ160の走行時に、ベールイ
ンジェクタ173,174のガイドレール173b,1
74bは、図23に2点鎖線で示すように、夫々図示し
ないばねにより上方に付勢されて地面から離隔してい
る。ロールベーラ160がベールRを排出すると、ベー
ルインジェクタ173,174のガイドレール173
b,174bは協働してベールRを受ける一方、図23
に実線で示すように、ベールRの自重により夫々垂下し
て下方に傾斜し先端部が地面に接地する。ここで、ガイ
ドレール174bは、上述したようにガイドレール17
3bよりも長さが短いので、ガイドレール173bより
も大きい傾斜角で下方に傾斜する。一方、ガイドレール
173bは、その先端部が略4分の1円弧状に形成され
てガイドレール174bの側に湾曲している。このた
め、ガイドレール173b,174b上に排出されたベ
ールRは、ガイドレール174bの側に傾きながらガイ
ドレール173b,174b上を自重で転動して放出部
170aまで導かれ、図24に矢印で示すように、その
軸心Cを90度変化させた状態で放出部170aから地
面に放出される。ガイドレール173b,174bは、
ベールRを放出すると図示しないばねに付勢されて図2
3に2点鎖線で示す元の位置に戻る。
【0032】なお、上述した実施例では2個のガイドレ
ール173b,174bを配設してベール案内手段を構
成したが、これに限定されるものではなく、例えば、上
述した2個のガイドレール173b,174bがベール
Rの自重により夫々垂下して下方に傾斜したときに、ガ
イドレール173b,174bの夫々の上面が協働して
形成するベールRの転動路の形状をそのまま備えた、板
材で形成されて成る図示しない1個のガイドプレートを
配設してベール案内手段を構成してもよい。
【0033】以下、本発明の第6実施例を、図25ない
し図27を参照して詳細に説明する。本ベール方向転換
装置190は、次のように構成される。図22に示すよ
うに、ロールベーラ180の車軸181の後部にブラケ
ット191を固着し、ブラケット191にベールインジ
ェクタ192のサポートブラケット193を固着する。
ベールインジェクタ192のアーム(支持手段)194
は、サポートブラケット193に上下に揺動自在に軸支
され、また、図示しないばねにより上方に付勢されてい
る。アーム194は、図26に示すように、緩やかに湾
曲した略L字型を呈しその先端部はフック194aを形
成する。ベールインジェクタ192のアーム194は、
ロールベーラ180のベールRの排出路上に排出路の中
心から側方に偏れた位置に配設されている。
【0034】本ベール方向転換装置190の作動につい
て説明する。ロールベーラ180の走行時に、ベールイ
ンジェクタ192のアーム194は、図26に2点鎖線
で示すように、図示しないばねにより上方に付勢されて
地面から離隔している。ロールベーラ180がベールR
を排出すると、ベールRの一端部は地面に落下して接地
する一方、他端部はベールインジェクタ192のアーム
194が受ける。アーム194はベールRの自重によ
り、図26に実線で示すように、垂下して下方に傾斜す
る。このため、ベールRは他端部をアーム194に支持
されながら転動する。図27(a)に示すように、アー
ム194のフック194aがベールRを掛止すると、ロ
ールベーラ180の進行によりフック194aはベール
Rを図27(b)の矢印で示す方向に旋回する。フック
194aがベールRをその軸心Cがロールベーラ10の
進行方向に平行な位置なるまで旋回すると、図27
(c)に示すように、ベールRはフック194aから外
れて地面に放出される。つまり、ベールRは、その軸心
Cがロールベーラ10の進行方向に平行な状態で地面に
放置される。アーム194は、ベールRを放出すると図
示しないばねに付勢されて、図26に2点鎖線で示す元
の位置に戻る。
【0035】なお、上述したアーム194に図示しない
車輪を配設し、本ベール方向転換装置190を車輪で地
面を走行させるようにしてもよい。この場合には、アー
ム194を上方に付勢する図示しないばねを削除するこ
とができ、また、滑らかな走行を得ることができる。以
下、本発明の第7実施例を、図28ないし図30を参照
して詳細に説明する。
【0036】本ベール方向転換装置210は、次のよう
に構成される。図28に示すように、ロールベーラ20
0の車軸201の後部にブラケット211,212を固
着し、ブラケット211,212に一対のベールインジ
ェクタ(フレーム)213,214のサポートブラケッ
ト215,216を夫々固着する。ベールインジェクタ
213,214の夫々のアーム217,218は、夫々
のサポートブラケット215,216に上下に揺動自在
に軸支され、また、図示しないばねにより上方に付勢さ
れている。一方のアーム213は、略L字型を呈し先端
部には円柱棒より成るストッパ219が立設されてい
る。板材で成る傾斜板220を、2個のアーム217,
218上に一体に固着する。つまり、傾斜板220は、
上下に揺動自在でロールベーラ200のベールRの排出
路上に配設され、ストッパ219は傾斜板220の側方
に立設されている。傾斜板220の後端部のアーム21
8側には、スカート部221が側方に延出しアーム21
8を覆うように下方に湾曲している。
【0037】本ベール方向転換装置210の作動につい
て説明する。ロールベーラ200の走行時に、傾斜板2
20は、図30に2点鎖線で示すように、図示しないば
ねにより上方に付勢されて地面から離隔している。そし
て、ロールベーラ200がベールRを排出すると、傾斜
板220はベールRを受ける一方、図30に実線で示す
ように、ベールRの自重により垂下して後方に低く傾斜
し、スカート部221の先端が地面に接地する。ベール
Rは傾斜板220上を自重で転動して、図31(a)に
示すように、ストッパ219に当接する。このときスト
ッパ219がベールRの一端部を掛止するので、ベール
Rは自らの転動力によりストッパ219を中心に、図3
1(b)の矢印で示す方向に旋回する。そして、ベール
Rは、その軸心Cがロールベーラ200の進行方向に略
平行な位置なるまで旋回すると掛止されていた一端部が
ストッパ219から外れる一方、図27(c)に示すよ
うに、傾斜板220の側方に向かって転動し始めスカー
ト部221から地面に落下して、図27(d)に示すよ
うに、その軸心Cがロールベーラ10の進行方向に平行
な状態で地面に放出される。傾斜板220は、ベールR
を放出すると図示しないばねに付勢されて、図30に2
点鎖線で示す元の位置に戻る。
【0038】傾斜地において牧草の巻き上げ作業をする
とき、ロールベーラ10,50,100,130,16
0,180,200は安全上斜面方向に進行するが、巻
き上げたベールRをそのまま軸心Cが斜面方向に直交す
る状態で排出しても、ロールベーラ10,50,10
0,130,160,180,200に付設したベール
方向転換装置20,60,110,140,170,1
90,210がベールRを90度旋回して地面に放出す
る。従って、従来のように、ベールを放出する前にロー
ルベーラの方向を90度変える必要がないので、傾斜地
においてもロールベーラの作業効率が低下することがな
い。また、ロールベーラ作業後のベールラッピング作業
でも、作業毎にベールラッパの方向を90度変える必要
がない。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のベ
ール方向転換装置において、ベール方向転換手段は、ベ
ールの軸心をロールベーラの進行方向に対し90度旋回
させた後にベールを地面に放出するので、ロールベーラ
を牽引するトラクタの横転防止のため斜面方向にトラク
タを前進させても、斜面に放出されたロール状ベールの
軸心は常に斜面方向に向き、ロール状ベールが1個形成
される度にトラクタを90度旋回させる必要がない。従
って、ロール作業の一時中断とトラクタ旋回のための手
間と時間とが節約でき、傾斜地におけるロールベーラ作
業の効率を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るベール方向転換装
置の、ロールベーラ10への取付け状態を示す正面図で
ある。
【図2】 図1のベール方向転換装置20の具体的構成
を示す平面図である。
【図3】 図2のベール方向転換装置20の切断線A−
Aにおける断面背面図である。
【図4】 図2のトーションスプリング37の取付け状
態を示す斜視図である。
【図5】 図2のブラケットアセンブリ30の構成を示
す正面図である。
【図6】 図2のストッパ38の構成を示す平面図であ
る。
【図7】 図2のフレーム21とロータ41との結合部
の構成を示す断面正面図である。
【図8】 (a)は、ガイドレール28,29がベール
Rを地面に排出した直後の状態を示す平面図であり、
(b)は、ロータ41がベールRを90度旋回させた直
後の状態を示す平面図である。
【図9】 本発明の第2実施例に係るベール方向転換装
置の、ロールベーラ50への取付け状態を示す正面図で
ある。
【図10】 図9のベール方向転換装置60の具体的構
成を示す正面図である。
【図11】 図9のベール方向転換装置60の一部の詳
細構成を示す斜視図である。
【図12】 (a)は、ロールベーラ50がテーブル6
9上にベールRを排出した直後の状態を示す平面図であ
り、(b)は、テーブル69がベールRを90度旋回さ
せた直後の状態を示す平面図である。
【図13】 テーブル69がベールRを90度旋回させ
た直後の状態を示す側面図である。
【図14】 本発明の第3実施例に係るベール方向転換
装置の、具体的構成を示す平面図である。
【図15】 図14のベール方向転換装置110の具体
的構成を示す斜視図である。
【図16】 図14のベール方向転換装置110の作動
状態を示す正面図である。
【図17】 (a)は、図14のロータ117がベール
ローラ100から排出されたベールRを保持した直後の
状態を示す平面図であり、(b)は、図14の油圧シリ
ンダ115,116がベールRと共にロータ117を旋
回し始めたときの状態を示す平面図であり、また、
(c)は、油圧シリンダ115,116がロータ117
を90度旋回し終えた直後の状態を示す平面図である。
【図18】 本発明の第4実施例に係るベール方向転換
装置の、具体的構成を示す平面図である。
【図19】 図18のベール方向転換装置140の具体
的構成を示す斜視図である。
【図20】 図18のベール方向転換装置140の作動
状態を示す正面図である。
【図21】 (a)は、図18のストッパ152がベー
ルローラ130から排出されたベールRを掛止した直後
の状態を示す平面図であり、(b)は、図18のベルト
コンベア145がベールRを旋回し始めたときの状態を
示す平面図であり、また、(c)は、図18のベルトコ
ンベア145がベールRを90度旋回し終えた直後の状
態を示す平面図である。
【図22】 本発明の第5実施例に係るベール方向転換
装置の、具体的構成を示す斜視図である。
【図23】 図22のベール方向転換装置170の作動
状態を示す正面図である。
【図24】 図22のベール方向転換装置170の作動
状態を示す平面図である。
【図25】 本発明の第6実施例に係るベール方向転換
装置の、具体的構成を示す平面図である。
【図26】 図25のベール方向転換装置190の作動
状態を示す正面図である。
【図27】 (a)は、図25のアーム194の先端部
194aがベールRを掛止した直後の状態を示す平面図
であり、(b)は、図25のアーム194がベールRを
旋回し始めたときの状態を示す平面図であり、また、
(c)は、図25のアーム194がベールRを90度旋
回し終えた直後の状態を示す平面図である。
【図28】 本発明の第7実施例に係るベール方向転換
装置の、具体的構成を示す斜視図である。
【図29】 図28のベールインジェクタ213の具体
的構成を示す斜視図である。
【図30】 図28のベール方向転換装置210の作動
状態を示す正面図である。
【図31】 (a)は、図28のストッパ219がベー
ルRを掛止した直後の状態を示す平面図であり、(b)
は、ベールRが旋回し始めたときの状態を示す平面図で
あり、(c)は、ベールRが90度旋回し終えた直後の
状態を示す平面図であり、また、(d)は、ベールRが
傾斜板220から地面に放出された状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
10 ロールベーラ、11 車軸、12,13 軸受ブ
ラケット、14,15ストッパプレート、20 ベール
方向転換装置、21 メインフレーム、22,23 縦
部材、23a ブラケット、24,25 連結ピン、2
6,27 横部材、28,29 ガイドレール、30
ブラケット、31 ブラケットアセンブリ、32 アッ
パブラケット、33 ロアブラケット、33a スプラ
イン軸受部、34 スペーサ、35 ナット、36 ボ
ルト、37 トーションスプリング、38 ストッパ、
38a ブロック、41 ロータ、42,43 端部
材、44 中央部材、44a ブラケット、45 ピ
ン、46 円錐ころベアリング、47 ガススプリン
グ、50 ロールベーラ、51 車軸、60 ベール方
向転換装置、61 ベールインジェクタ、62 フレー
ム、63 車軸、64 垂直軸、65 支持台、66
水平軸、67 ステイ、68 ブロック、69 テーブ
ル、70 油圧シリンダ、71 ピン、72 ピン、7
3 ローラ、74ガイドレール、75 ブラケット、7
6 ブラケット、77 ピン、78 軸受、79 スリ
ーブ、80 ブラケット、100 ロールベーラ、10
1 車軸、110 ベール方向転換装置、111,11
2 ブラケット、113,114ブラケット、115,
116 油圧シリンダ、117 ロータ、118,11
9端部材、120 中央部材、121,122 キャス
タ、123,124 ベールインジェクタ、125,1
26 ブラケット、127,128 支持部材、130
ロールベーラ、131 車軸、132,133 ブラ
ケット、134車輪、140 ベール方向転換装置、1
41 フレーム、142 リアフレーム、142a,1
42b 端部材、143,144 フロントフレーム、
145ベルトコンベア、146 駆動軸、147 ユニ
バーサルジョイント、148ギアボックス、148a
入力軸、148b 出力軸、149 車輪、150車軸
ブラケット、151 車輪、152 ストッパ、160
ロールベーラ、161 車軸、170 ベール方向転
換装置、170a 放出部、171,172ブラケッ
ト、173,174 ベールインジェクタ、173a
サポートブラケット、173b ガイドレール、174
a、サポートブラケット、174bガイドレール、18
0 ロールベーラ、181 車軸、190 ベール方向
転換装置、191 ブラケット、192 ベールインジ
ェクタ、193 サポートブラケット、194 アー
ム、194a フック、200 ロールベーラ、201
車軸、210 ベール方向転換装置、211,212
ブラケット、213,214 ベールインジェクタ、2
15,216 サポートブラケット、217,218
アーム、219 ストッパ、220 傾斜板、221
スカート部、Rベール、C 軸心、θ 所定角度

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールベーラ(10,50,100,13
    0,160,180,200)に付設されたフレーム
    (21,62,113,114,141,173a,1
    74a,193,215,216)と、前記フレームに
    配設されたベール方向転換手段とからなり、前記ベール
    方向転換手段は、前記ロールベーラが排出したベール
    (R)を受けて、前記ベールの軸心(C)が前記ロール
    ベーラの進行方向に平行な状態で前記ベールが放出され
    るように前記ベールの軸心の方向を90度又はそれに近
    い角度変えるように設けられたことを特徴とするベール
    方向転換装置(20,60,110,140,170,
    190,210)。
  2. 【請求項2】 ベール方向転換手段は、コ字型に形成さ
    れてフレーム(21)に水平に回転自在に軸着されたロ
    ータ(41)と、前記フレームと前記ロータとの間に介
    装されたばね手段(47)とを備え、前記ロータのコ字
    型の両端部材(42、43)はロールベーラ(10)の
    進行方向に直交する位置又はそれに近い角度位置で前記
    ロールベーラから排出された前記ベールを保持し、前記
    ロールベーラの進行により前記両端部材は保持した前記
    ベールと共にロールベーラの反進行方向に回転し、前記
    ばね手段は回転した前記両端部材を元の位置に戻すため
    の弾性力を前記ロータに及ぼすことを特徴とする、請求
    項1に記載のベール方向転換装置(20)。
  3. 【請求項3】 フレーム(21)はロールベーラ(1
    0)に上下揺動自在に付設され、前記フレームを持ち上
    げるばね手段(37)が前記ロールベーラと前記フレー
    ムとの間に介装されたことを特徴とする、請求項2に記
    載のベール方向転換装置(20)。
  4. 【請求項4】 ベール方向転換手段は、フレーム(6
    2)に上下に揺動自在に且つ水平に回転自在に軸着さ
    れ、ロールベーラ(50)が排出したベール(R)を受
    けて収容し、下方に傾斜したとき収容した前記ベールを
    地面に放出するテーブル(69)と、前記テーブルに配
    設され、前記テーブルの水平回転軸と同軸上を転動し、
    前記テーブルを前記フレームに支持するローラ(73)
    と、円弧状に形成され、前記フレームに前記テーブルの
    水平回転軸と同軸上に且つその一端部が高く他端部が低
    く配設され、前記ローラを転動させて前記ローラが低位
    置にきたとき前記テーブルを下方に傾斜させるガイドレ
    ール(74)と、前記フレームと前記テーブルとの間に
    介装され、前記テーブルが前記ベールを収容したとき前
    記フレームに対して前記テーブルを旋回させる油圧シリ
    ンダ(70)とを備えていることを特徴とする、請求項
    1に記載のベール方向転換装置(60)。
  5. 【請求項5】 ベール方向転換手段は、前記フレーム
    (113,114)にその一端部が夫々付設された2個
    の油圧シリンダ(115,116)と、コ字型に形成さ
    れて前記2個の油圧シリンダの他端部に水平に回転自在
    に夫々軸着されたロータ(117)とを備え、前記ロー
    タは、前記ロールベーラから排出された前記ベール
    (R)をコ字型の両端部材(118,119)で前記ベ
    ールの軸心(C)に沿って保持し、前記2個の油圧シリ
    ンダは協働して、前記ベールを保持した前記ロータを前
    記ベールと共に前記両端部材の先端が前記ロールベーラ
    の反進行方向になるまで旋回し、前記ロータが前記ベー
    ルを保持していないとき前記ロータを旋回した位置から
    元の位置に戻すことを特徴とする、請求項1に記載のベ
    ール方向転換装置(110)。
  6. 【請求項6】 ベール方向転換手段は、コ字型に形成さ
    れてフレーム(21)に水平に回転自在に軸着されたロ
    ータ(41)と、前記フレームと前記ロータとの間に介
    装された油圧シリンダとを備え、前記ロータは、前記ロ
    ールベーラから排出された前記ベール(R)をコ字型の
    両端部材(42,43)で前記ベールの軸心(C)に沿
    って保持し、前記油圧シリンダは、前記ベールを保持し
    た前記ロータを前記ベールと共に前記両端部材の先端が
    前記ロールベーラの反進行方向になるまで旋回させ、前
    記ロータが前記ベールを保持していないとき前記ロータ
    を旋回した位置から元の位置に戻すことを特徴とする、
    請求項1に記載のベール方向転換装置(20)。
  7. 【請求項7】 ベール方向転換手段は、前記フレーム
    (141)に略水平に配設されて前記ロールベーラ(1
    30)が排出した前記ベール(R)を搬送するベルトコ
    ンベア(145)と、前記ベルトコンベアの側方の前記
    フレームに立設されて前記ベルトコンベアが搬送する前
    記ベールの一端部を掛止するストッパ(152)と、前
    記ベルトコンベアを駆動する駆動手段とを備え、前記ベ
    ルトコンベアは、前記駆動手段に駆動されて前記ストッ
    パが掛止した前記ベールを、前記ストッパを中心に前記
    ベールの軸心(C)が前記ロールベーラの進行方向に略
    平行になるまで旋回することを特徴とするベール方向転
    換装置(140)。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段は、前記ベルトコンベア
    (145)の駆動軸(146)に連結されて地面を走行
    し、走行により発生した回転力を前記ベルトコンベアに
    供給する車輪(149)を備えていることを特徴とす
    る、請求項7に記載のベール方向転換装置(140)。
  9. 【請求項9】 ベール方向転換手段は、前記ロールベー
    ラ(160)の前記ベール(R)の排出方向に且つ前記
    ロールベーラの進行方向に直交する方向に夫々低く傾斜
    し、その放出部(170a)が前記ロールベーラの進行
    方向に直交する方向の低く傾斜した側に偏向して設けら
    れて成るベール案内手段を備え、前記ベール案内手段
    は、前記ベールRを自重で転動させて前記放出部まで案
    内し前記放出部から放出することを特徴とする、請求項
    1に記載のベール方向転換装置(170)。
  10. 【請求項10】 前記ベール案内手段は、前記フレーム
    (173a,174a)から下方に傾斜して突出し相互
    の間隔が前記ベール(R)の軸長よりも小さく配設され
    た長短一対のガイドレール(173b,174b)より
    成り、前記長いガイドレールはその先端部が円弧状に形
    成されて前記短いガイドレール側に湾曲し、前記短いガ
    イドレールは前記長いガイドレールよりも大きい傾斜角
    で下方に傾斜していることを特徴とする、請求項9に記
    載のベール方向転換装置(170)。
  11. 【請求項11】 ベール方向転換手段は、前記フレーム
    (193)から突出して前記ロールベーラ(180)が
    排出した前記ベール(R)の一端部を地面に接地させな
    がら他端部を支持する支持手段(194)と、前記支持
    手段上に立設されたフック手段(194a)とを備え、
    前記フック手段は、前記支持手段が支持した前記ベール
    を掛止し、前記ロールベーラの進行により前記ベールの
    軸心(C)が前記ロールベーラの進行方向に略平行にな
    るまで前記ベールを旋回することを特徴とする、請求項
    1に記載のベール方向転換装置(190)。
  12. 【請求項12】 ベール方向転換手段は、前記ロールベ
    ーラ(200)の前記ベール(R)の排出方向に低く傾
    斜して配設された傾斜板(220)と、前記傾斜板の側
    方に立設されて前記ロールベーラが排出した前記ベール
    の一端部を掛止するストッパとを備え、前記傾斜板は、
    前記ストッパが掛止した前記ベールを転動させて前記ベ
    ールの軸心(C)が前記ロールベーラの進行方向に略平
    行になるまで前記ストッパを中心に旋回することを特徴
    とする、請求項1に記載のベール方向転換装置(21
    0)。
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