JP3050818B2 - ラッピングマシンにおけるベール反転放出装置 - Google Patents

ラッピングマシンにおけるベール反転放出装置

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JP3050818B2
JP3050818B2 JP8299377A JP29937796A JP3050818B2 JP 3050818 B2 JP3050818 B2 JP 3050818B2 JP 8299377 A JP8299377 A JP 8299377A JP 29937796 A JP29937796 A JP 29937796A JP 3050818 B2 JP3050818 B2 JP 3050818B2
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軍誠 阿部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牧草類をロールベーラ
によりロール状に巻込み成形したロールベールを、上質
のサイレージに熟成させるために、そのロールベールの
外周に、帯状に連続するプラスチックフィルムを巻付け
て、ロールベールを気密に包装するラッピングマシンに
おいて、包装し終えたロールベールを該ラッピングマシ
ンのベールを支承台から放出するベール放出装置につい
ての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ラッピングマシンAを用いて、プラスチ
ックフィルムfによるロールベールBの包装を行ない、
それが終了したところで、ラッピングマシンAのベール
支承台1からロールベールBを放出する手段には、図1
に示す第1の手段と、図2に示す第2の手段と、図3に
示す第3の手段と、図42に示す第4の手段との四つの
手段がある。
【0003】図1に示す第1の手段は、ラッピングマシ
ンAの機枠aに設けたベール支承台1を、支点軸10中
心に機枠aの後方に向けて傾斜回動させることにより、
そのベール支承台1の上面に載架してプラスチックフィ
ルムfを巻付けたロールベールBの重心位置Gを移動さ
せて、そのロールベールBをベール支承台1の上面から
機枠aの後方の地表面GL上に転がし落す手段である。
【0004】図2に示す第2の手段は、ラッピングマシ
ンAのベール支承台1に、支承するロールベールBをそ
の位置においてそれの軸芯線中心とする転動が自在に行
なわれるように軸架しておく一対のローラ11・12
を、それらの対向間隔が拡縮するように軸支しておい
て、ロールベールBに対するプラスチックフィルムfに
よる包装作業が終了したところで、この一対のローラ1
1・12の対向間隔を、広く拡張させることにより、そ
の一対のローラ11・12の間からロールベールBを地
表面GLに落下させる手段である。
【0005】また、図3に示す第3の手段は、前述の図
1に示す第1の手段に、ベール支承台1の上面に載架し
たロールベールBを上方から抱え込むアーム2をベール
支承台1に組付けておいて、ベール支承台1の支点軸1
0中心の回動によりロールベールBを機枠aの後方に転
落させる作動を、そのロールベールBをアーム2により
ベール支承台1の台面に抱え込んだ状態で行ない、ロー
ルベールBが地表面GLに接地したところで、アーム2
を開放回動させて、ロールベールBを機枠aの後方の所
定の位置に放出していくようにした手段である。
【0006】さらに、図42に示す第4の手段は、ロー
ルベールBの支承台1の前側ローラ12を、ラッピング
マシンAの機枠aの前方上方の支点軸60を中心に後方
に回動させることにより、ベール支承台1の後側ローラ
11に対するロールベールBの重心位置Gを移動させ
て、そのロールベールBを、後側ローラ11の上面から
機枠aの後方の地表面GL上に転がし落す手段である。
【0007】そして、この第1〜第4のロールベールB
の放出手段は、その何れのものも、放出するロールベー
ルBが、それの胴周面を地表面GLに当接させた姿勢と
して放出されるようになる手段である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ラッピングマシンAに
よりロールベールBの外周面にプラスチックフィルムf
を巻付けて行なう包装作業は、図4にあるように、ラッ
ピングマシンAのベール支承台1の上面に載架せるロー
ルベールBを、ベール支承台1に設けてあるローラ11
・12のうちの駆動ローラ11を駆動回転させること
で、ベール支承台1上において、軸芯線中心にゆっくり
と転動させ、同時に、ベール支承台1の旋回作動により
ロールベールBを、それの重心Gを通る垂直線中心に旋
回させて、フィルムブラケット3に軸支したフィルムの
巻束Fから繰出されるプラスチックフィルムfを、ロー
ルベールBに対する巻付け位置をそのロールベールBの
周方向に順次変位させながら巻付けていくことにより行
なう。
【0009】このとき、ロールベールBに対してプラス
チックフィルムfを巻付ける作動は、図5に示している
ように、ベール支承台1を固定した状態において、プラ
スチックフィルムfの巻束Fを軸支するフィルムブラケ
ット3を、ベール支承台1の周囲を回動するように旋回
させ、同時にベール支承台1の上面の一対のローラ11
・12のうちの駆動ローラ11を駆動して、ロールベー
ルBを軸芯線中心にゆっくりと転動させてフィルムfの
巻付け位置を順次周方向に変位させることで行なう手段
もある。
【0010】そして、ロールベールBは、上述のラッピ
ングマシンAの作動で、外周面にプラスチックフィルム
fが巻付けられて図6に示しているように包装される
が、その包装状態は、ロールベールBの胴周面にあって
は、ロールベールBの軸芯線中心とする転動の速度とロ
ールベールBの重心Gを通る垂直線中心の回動の速度ま
たはフィルムブラケット3の回動速度との比によって設
定される一定の重なり比率で重合してプラスチックフィ
ルムfが巻付けられた状態となり、軸芯線方向の両端面
にあっては、それの周縁部は胴周面に巻付けられるプラ
スチックフィルムfの重なり比率と同程度の重合となる
が、周縁部を除いた大半の部分は多層に重なり合うよう
になる。
【0011】ところで、このように包装されるロールベ
ールBは、包装の終了によりラッピングマシンAのベー
ル支承台1の上面から放出されるとき、前述した如く、
軸芯線中心に転がし出すようにすることで、胴周面が地
表面に当接する姿勢となるようにしていることから、巻
付けたプラスチックフィルムfの重なり枚数の少ない部
位が地表面に接触していくようになる。
【0012】このため、ラッピングマシンAによるロー
ルベールBの包装が、通常、牧草地で行われることで、
包装し終えて放出されるロールベールBの、プラスチッ
クフィルムfの重なり枚数の少ない胴周面の部分が牧草
の切株や石片等の硬い異物に当ることにより、落下時の
ロールベールB自体の重量(通常1t程度)およびそれ
の転がりによって、プラスチックフィルムfに穴があい
たり傷ついたりすることが多く、それにより、空気や雨
水の侵入でサイレージの品質を悪くする問題を生ぜしめ
ている。
【0013】また、包装し終えた状態で、ロールベール
Bは、しばらくの間、牧草地に放置されるが、この間
に、からす・たか・等の鳥が、上面側となる包装の薄い
胴周面の上にとまり、そのときの鳥の脚の爪により損傷
を受け、また、さらにくちばしで突かれることにより、
包装が破損して、サイレージの品質を悪化させる問題が
でている。
【0014】また、巻付けたプラスチックフィルムfの
重なり枚数の少ない胴周面側が上面側に位置する姿勢で
放置されることで、巻付けたプラスチックフィルムfの
重なり合う継目部分から雨水が内部に透過する確率が高
く、サイレージの品質を悪化させる場合が多い問題があ
る。
【0015】さらに、ラッピングマシンAのベール支承
台1から、包装を終えて放出されるロールベールBが、
軸芯線を横方向とした姿勢となっていることで、ラッピ
ング作業を行なった牧草地が傾斜地であったときに、放
出したロールベールBが、放出した位置から傾斜下降側
に転がり出し、不安全で所定位置への放出が適確に行な
い得ない問題がある。
【0016】また、牧草地においてラッピング作業を行
なって、その牧草地に放出して放置したロールベールB
…は、運搬車を用いて、収納舎等に運搬して格納する場
合に、運搬車の荷台にロールベールBを搭載する際、お
よび運搬して格納場所に集積させる際に、ロールベール
Bを所定位置に安定させるために、そのロールベールB
…を、それの軸芯線方向の両端面が上下方向に向う姿勢
に変換させて、一方の端面が接地する状態として作業を
行なうようにしている。
【0017】そして、その際、ロールベールBを、トラ
クタ等の走行車体の前面に装架せる通常のベールグリッ
パと呼ばれる掴み装置で、一個づつ掴み上げて、軸芯線
方向の両端面が上下に向う姿勢となるように90度転回
させ、一方の端面で接地する状態に変更させる作業が必
要となり、この作業が面倒な問題がある。
【0018】ところで、従来手段に生じている上述の問
題は、ラッピングマシンAのベール支承台1から包装し
終えたロールベールBを放出するときに、そのロールベ
ールBを、軸芯線方向の両端面が上下に向う姿勢として
放出し、一方の端面で接地し他方の端面が上面となるよ
うにすれば、この両端面はそれに巻付けたプラスチック
フィルムfの重ね枚数が多くなっている部位であること
から、地表面に当接したときに損傷を受けることが少な
く、また、放出して牧草地に放出したときの、鳥類がと
まる上面が重ね枚数の多い部位となることから、破損を
受けることが少なくなり、また、雨水の透過も効果的に
防止でき、さらに、傾斜地における放出位置からの転動
も防止でき、しかも、運搬・格納のために90度転回さ
せる作業も必要がなくなって、これら問題が一挙に解決
し得るようになるが、ロールベールBの姿勢を変換させ
て放出するための機構およびその機構の操作が必要とな
り、機構を複雑にし、また、操作を面倒なものとする別
の問題がでてくる。
【0019】本発明は、従前のラッピングマシンにおけ
るロールベールの放出手段に生じている上述の問題を解
消せしめるためになされたものであって、ラッピングマ
シンAのベール支承台1から包装し終えたロールベール
Bを放出するための、ベール支承台1を転回させる機構
およびその放出作動のためのラッピングマシンAの操作
に変更を加えることなく、しかも、簡略な機構により、
ベール支承台1から放出するロールベールBを、それの
軸芯線の方向が上下方向となる姿勢に変換せしめて、地
表面に放出していけるようにする新たな手段を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、ラッピン
グマシンAの機枠aの、それに装設せるベール支承台1
から軸芯線中心に転動して放出されるロールベールBの
放出側に、ベール支承台1から転動して放出されるロー
ルベールBが乗り上るガイドgを、そのロールベールB
の放出方向視において、そのロールベールBの重心G位
置に対してそのロールベールBの軸芯方向の一側にオフ
セットして、前記放出方向に突出するように装設し、こ
のガイドgによりベール支承台1から放出されるロール
ベールBを、それの軸芯方向が上下方向となる姿勢に転
回反転させて地表面GLに放出せしめるようにしたこと
を特徴とするラッピングマシンにおけるベール反転放出
装置を提起するものである。
【0021】
【作用】このように構成せる本発明手段にあっては、ベ
ール支承台1を構成する遊動ローラ12のロールベール
放出側への回動により、ロールベールBが機枠aのロー
ルベール放出側に向けて転動していくと、機枠aのロー
ルベール放出側に、ロールベールBの放出方向視におい
て、図13に示す如く、ロールベールBの重心G位置に
対して該ロールベールBの軸芯線方向にオフセットされ
て放出方向に沿うレール状に設けてあるガイドgの上に
移行し、それに支承されて、ロールベールBの重力によ
りバランスを失い、ガイドgを中心としてそれのオフセ
ットした側と反対側に転回していき、図14に示す如
く、胴周面の一端部bが地表面GLに当接する状態とな
る。
【0022】そして、このとき、ロールベールBの重心
Gを通る垂直線Wが、図14にあるよう接地した一端部
bの外側にあることで、ロールベールBは、それ自体の
重量による回転偶力により前記一端部bを支点として転
回方向に転回を続け、図15の如く、軸芯線方向の一方
の端面が接地した状態となって安定し、これにより、軸
芯線方向を上下方向とした姿勢に変換して放出された状
態となる。
【0023】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従来手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0024】図7は本発明を実施せるラッピングマシン
Aの斜視図、図8は同上の側面図で、同図において、a
は機枠、1はその機枠aの後端側に装設されるベール支
承台、gはロールベールBの放出側となる機枠aの後端
部位に後方に突出するように設けたガイドを示す。
【0025】ラッピングマシンAは、トラクタ(図示省
略)の機体の後部に連結牽引させる被牽引型に構成した
形態のもので、それの機枠aの前端側には、トラクタの
機体の後端部に装設してある連結ヒッチに連結する連結
杆4が設けてある。
【0026】この連結杆4は、機枠aの左右の一側の前
端に支点軸40中心に左右に回動自在に連結し、かつ、
それの回動が、前記トラクタの機体に装設せる油圧装置
の油圧回路に油圧ホースを介して接続させて作動さす油
圧シリンダ41の作動で行なわれるようにしてある。
【0027】そして、機枠aは、この連結杆4の側方へ
の回動で、図7にあるように、前端側が前方に向けて開
放する状態として、トラクタの走行により前進すること
で、トラクタの進行方向から見てそのトラクタの側方に
オフセットされたこの開放口から、圃場の地表に放置し
てあるロールベールBを機枠a内に収容していくように
してある。
【0028】機枠aには、それの上面側に、櫓状に立上
るケージ5が装架してあり、そのケージ5の前端側に
は、上端部を支軸60により軸支したリフトアーム6
が、油圧シリンダ61の作動により前後に回動するよう
に装設してあり、それの下端部には、遊動ローラ12が
軸支してある。
【0029】機枠aの後端部位に装設せるベール支承台
1は、機枠aの後端部に横架軸支して、前述のトラクタ
の油圧装置の油圧回路と油圧ホースを介して接続するこ
とで作動する油圧モーターにより駆動される駆動ローラ
11と、前述のリフトアーム6の下端に軸支した遊動ロ
ーラ12とが、図7にて鎖線に示すよう所定の間隔を保
持して前後に並列する状態となることで構成される。
【0030】即ち、図8にて鎖線Iの如く機枠a内に取
り込まれてきたロールベールBを、リフトアーム6の回
動作動で、それの下端の遊動ローラ12により、後方に
送り込み、下周面の前端側を前記駆動ローラ11の上に
押し上げながら、下周面の後端側を該遊動ローラ12に
より支承して、図8の鎖線IIの状態となることで、駆動
ローラ11とこの状態位置の遊動ローラ12とで、ベー
ル支承台1を構成するようにしてある。
【0031】そして、リフトアーム6は、それの後方へ
の回動作動が、下端の遊動ローラ12を前記駆動ローラ
11とでベール支承台1を構成する位置とした状態にお
いてストップするように制御してあって、この状態位置
において、駆動ローラ11を駆動することで、支承する
ロールベールBを、それの軸芯線中心に転動させるよう
になる。
【0032】また、機枠aの上面に支架したケージ5に
は、それの天井部に、トラクタ側の油圧装置に接続して
作動する油圧モーターMにより支軸30中心に旋回する
回動アーム31が軸支され、それの彎曲して下降する両
遊端の各下端部に、プラスチックフィルムfの巻束Fを
軸支するフィルムブラケット3・3が装設してあって、
それらから繰出されるフィルムfを、前述のベール支承
台1の上面に支承されて、駆動ローラ11の駆動によ
り、軸芯線中心にゆっくりと転動しているロールベール
Bの周面に、回動アーム31の旋回作動でロールベール
Bの周囲を回動するフィルムブラケット3・3の回動速
度で巻付け包装していくようになる。
【0033】また、包装が終了したロールベールBをベ
ール支承台1の上面から放出するために、ベール支承台
1を放出回動させる作動は、下端に軸支している遊動ロ
ーラ12がベール支承台1となる位置に停止させている
リフトアーム6を、さらに、その状態位置から後方に回
動させて、遊動ローラ12を図9にあるように後方上方
に変位させることで行なわれるようにしてある。このこ
とから、この例においては、ロールベールBの放出方向
が機枠aの後方に向うようになっている。
【0034】次に図10は、上述のラッピングマシンA
の後端側の斜視図で、同図において、aは機枠、11は
機枠aの後端部に軸支した駆動ローラ、12はリフトア
ーム6の下端に軸支した遊動ローラで、前記駆動ローラ
11とでベール支承台1を構成する位置にあり、その上
には、鎖線に示している如くロールベールBが載架して
ある。
【0035】そして、この例においては、ロールベール
Bの放出側が、機枠aの後部側となることから、機枠a
のロールベール放出側に設けるガイドgは、機枠aの後
部フレームa’から後方に延出するように設けてある。
このガイドgは、前記ベール支承台1の放出回動により
機枠aの後方に向けて放出するロールベールBを、それ
の軸線方向が上下方向となる姿勢に変換させるよう転回
させながら、変換させた姿勢として放出せしめるための
もので、前記ベール支承台1の上面から、軸芯線方向が
左右方向となる姿勢で転動してくるロールベールBの、
重心G位置である左右の中央部位に対して、図11にあ
るように左右の一側に向け、偏位量Xだけオフセットし
た位置に、ベール支承台1の後位のローラ11の支承台
と略揃う高さで機枠a後端部から後方に長く延出するよ
うに機枠aの後部フレームa’に装架してあり、それの
後端部には、キャスター輪70が軸支してある。
【0036】このガイドgは、ベール支承台1の放出回
動でロールベールBの放出方向に転動して押し出されて
くるロールベールBを、図13に示している如く、それ
の重心G位置を通る垂直線Wに対してそのロールベール
Bの軸芯線方向に偏位量Xだけオフセットされた位置に
おいて支承し、それにより、ロールベールBがそれ自体
の重量により与えられる回転偶力によってガイドg中心
に、前記オフセット方向と反対側に向う方向に転回さ
せ、図14にあるように、ロールベールBの胴周面の一
端部bが地表面GLに当接する状態とし、さらに、この
状態から前述の回転偶力により接地した一端部bを支点
として前述の方向に回動させて、図15に示す如く、ロ
ールベールBを、それの軸芯線方向が上下方向となる姿
勢として、その方向の一方の端面で接地していく状態と
するよう作用する。また、rは、ベール支承台1からガ
イドg上に移行するロールベールBの動きを円滑にする
誘導輪である。
【0037】このとき、ロールベールBの重心Gを通る
垂直線Wが、図16にあるように地表面GLに当接する
胴周面の一端部bよりも、転回方向の内側にあれば、前
述の回転偶力による転回方向の回動は続けられなくな
り、もとに戻るようになる。
【0038】従って、ガイドgのオフセット量Xおよび
高さHは、ロールベールBの重心Gを通る垂直線Wが、
地表面GLに当接するロールベールBの胴周面の一端部
bよりも、転回方向の外側に位置するように設定されて
いることが必要であり、このように設定してあること
で、ロールベールBは、それの重力による回転偶力によ
って、接地点である前記一端部b中心に転回方向に転回
し続け、ロールベールBの軸線方向の一方の端面が接地
した状態となって安定し、その軸線方向の両端面が上下
方向に向う姿勢に90度転回させた状態となって、機枠
a後方に放出されていくようになる。
【0039】この包装し終えてベール支承台1から放出
されるロールベールBを、それの重心Gに対し軸芯線方
向にオフセットされたガイドg上に移行させて、そのガ
イドg中心に、ロールベールB自体の重量による回転偶
力により転回させて、軸芯方向が上下方向となる姿勢に
変換させて放出する手段は、ガイドgの地上高Hを大き
くするか、もしくはガイドgのオフセット量Xを小さく
して、ガイドgから胴周面の一端部bまでの距離を短く
することで、確実な作動が得られるようになる。
【0040】しかし、ガイドgの地上高Hは、図17に
あるように、放出回動させたベール支承台1の後端側の
駆動ローラ11の支承面よりも高くなるようにガイドg
を設けることで高くすると、ベール支承台1を放出回動
させたときに、ロールベールBのガイドg上への移行
が、適確に行なわれないようになるおそれがあり、また
オフセット量Xをあまり小さくすると、傾斜地において
は、ラッピングマシンAの作業時の傾斜方向に対する関
係により、ロールベールBの重心Gを通る垂直線Wが、
ガイドgに対し図18にあるように右側に位置したり図
19にあるように左側に位置するようになったりするこ
とで、ロールベールBの転回方向が、どちらになるか一
定しないようになる。
【0041】これには、図20〜図22に示している手
段が有効である。即ち、ガイドgは、メインのガイドg
1をロールベールBの軸線方向における中央部位に、重
心G位置と対応するように配位して、放出方向に沿い機
枠aの後方に向けて延出するように装設しておき、この
ガイドg1の左右の一側でロールベールBを転回させる
側と反対側に偏位する部位に、そのガイドg1と略平行
する別のガイドg2を配位し、その別のガイドg2を、
図21にあるようにそれの支承面が前記ガイドg1より
も次第に高くなるように装設しておき、これにより、ベ
ール支承台1を後方に放出回動させてロールベールBを
機枠aの後方に向けて放出したときに、そのロールベー
ルBが、メインのガイドg1と第2のガイドg2の上に
移行し、その第2のガイドg2により図22の如く反転
回動していくようになる。
【0042】次に図23は、さらに別の実施例を示して
いる。この実施例は、機枠aの後端部位に、ベール支承
台1から機枠aの後方に向けて放出するロールベールB
を転回させるように設けるガイドgを、平面視におい
て、後方に向い次第にオフセット方向に離れるよう斜め
に設けて、オフセット量Xが後端側に向い次第に大きく
なるようにした例であり、また、図24は、このガイド
gを、途中から平面視において、オフセット方向に斜め
に屈曲させて、オフセット量Xが途中から次第に大きく
なるようにした例である。
【0043】次に図25は、機枠aの後端部位に後方に
突出するように設ける上述のガイドgのオフセット量X
が調節し得るようにした例である。
【0044】この例においては、ガイドgは、それの基
端部を、機枠aの後部フレームa’に対し左右にスライ
ド自在に嵌合する軸筒71に連結させて、この軸筒71
と機枠aとの間に、左右方向に伸縮する油圧シリンダ7
2を渡架して、それの伸縮作動により軸筒71を左右に
動かし、オフセット量Xが大小に変化するようにしてあ
る。
【0045】これは、ラッピングマシンAに供給される
ロールベールBの径が、それを成形するロールべーラの
形態により大小に変化したときに、そのロールベールB
を所定の転回方向に適確に転回させ得るようにするもの
である。
【0046】ロールベールBを転回反転させるためのガ
イドgは、図26にあるように、それのオフセット量X
および高さHが、ロールベールBの重心Gを通る垂直線
Wに対し、適確に設定されていても、ロールベールBの
径dが、図27にあるように小さい場合には、重心G位
置が下方に動くことで、その重心Gを通る垂直線Wが、
内側に寄るようになるので、同図27にある如く、ロー
ルベールBの転回反転が不能となる。
【0047】また、ロールベールBの径が一定であって
も、作業する牧草地が傾斜地である場合には、図28に
あるように、ロールベールBの転回反転を不能とする事
態が生ずる。
【0048】このような場合に、ガイドgを、図29・
図30にあるように、オフセット方向に変位調整するこ
とで、ロールベールBの転回反転が適確に行なわれるよ
うになる。
【0049】次に、図31は、上述の図25に示す実施
例の変形例を示す。この例は、前述の実施例が油圧シリ
ンダ72の作動で、機枠aの後部フレームa’にスライ
ド自在に嵌合する軸筒71を動かしガイドgのオフセッ
ト量Xを変化させるようにしているのに対し、機枠aの
後部フレームa’に対し左右にスライド自在とした軸筒
71の可動範囲を、機枠aの後部フレームa’に左右方
向にシリーズに設けた多数の透孔73…とそれらから選
択する透孔73・73に挿通するピン74・74とによ
って変更させることで、オフセット量Xの変更調節が行
なえるようにした例であり、前述の実施例と同様に作用
する。
【0050】次に図32は、重量のあるロールベールB
(通常約1t)をガイドgに支承させて転回反転させる
ときに、ロールベールBの外周に巻付け包装したプラス
チックフィルムfが、ガイドgとの接触面圧により損傷
を受けるようになるのを防止するために、ガイドgに対
するロールベールBの周面の接触面圧を軽減するように
した例を示す。
【0051】この例においては、ガイドgは、前後に長
い平らな帯板状または左右の側縁を下方に彎曲させた平
らな帯板状に形成し、かつ、それの基端側は機枠aの後
部フレームa’に対して自在に動くよう別体に形成して
おいて、それの下面側の、オフセットさせた側の側縁部
を、図33にあるように、後部フレームa’に固定して
設けた支点軸75の上面に左右に傾斜揺動自在に支架
し、かつ、支点軸75を越したオフセット側の側端縁と
支点軸75に下方に突出するよう設けたバネ支持杆76
の下端との間に、常態においてこの平板状のガイドgを
それの上面が水平な状態となる姿勢に保持するバネ77
を張設しておいて、ベール支承台1からロールベールB
が後方に押し出されて、この平らな帯板状のガイドgの
上面に、図33にあるように乗り上り、その状態から、
ロールベールBがガイドgのオフセットにより、図34
にあるよう転回反転とていくと、この平らな帯板状のガ
イドgがロールベールBの胴周面の底面側に上面を当接
させた状態のまま、支点軸75中心にロールベールBと
一緒に傾斜回動していき、ロールベールBがガイドgの
オフセット側と反対側の一端部bを地表面GLに当接さ
せて、その一端部b中心に重心Gによる回転偶力で反転
して放出された状態となると、前述のバネ77による牽
引で平らな姿勢に戻るようにした例である。
【0052】この例は、ロールベールBの胴周面の下面
側とガイドgの上面との接触面が、ガイドgを巾広の平
らな帯板状に形成して広くしたことで接触面圧が低くな
り、かつ、この平らな帯板状のガイドgが、ロールベー
ルBの胴周面の下面に当接する状態で、ロールベールB
と一緒に傾斜回動することから、支承するロールベール
Bの胴周面に対する摺動が殆んどなくなるので、ロール
ベールBを転回反転させるときに包装したプラスチック
フィルムfに生ずる破損を効果的に防止するようにな
る。
【0053】次に図35は、さらに別の実施例を示して
いる。この実施例は、上述の図32に示すガイドgを平
らな帯板状に形成する手段を前述の図31に示すガイド
gを左右に変位調節自在とする手段に組合わせた例であ
る。
【0054】この実施例は、ガイドgを平らな帯板状に
形成して、それの後端側をキャスター輪70に支持さ
せ、前端側を機枠aの後部フレームa’に対して設けて
おく支点軸75に左右に傾斜回動自在に支架し、かつ、
その支点軸75に設けたバネ支持杆76と平らな帯板状
のガイドgのオフセット側の側縁との間にバネ77を張
設して、常態においてこの平らな帯板状のガイドgを水
平な姿勢に保持させておくことについては、前述の図3
2・図33に示す実施例と同様であるが、そのガイドg
の基端側(前端側)を傾斜回動自在に支持させるため
に、機枠aの後部フレームa’に設ける支点軸75は、
その後部フレームa’に、左右にスライド自在に嵌合せ
しめた軸筒71に支持させてある。
【0055】そして、この軸筒71を、前述の図31に
示している如く、機枠aの後部フレームa’に左右にシ
リーズに設けておく多数の透孔73…と、それらから選
択する一対の透孔73・73に挿通するピン74・74
とにより、ガイドgのオフセット方向である左右方向に
変位させて、オフセット量Xが自在に変更調節されるよ
うにしてある。
【0056】この実施例は、ガイドgを平らな帯板状に
形成した利益とガイドgのオフセット量Xが可調となる
利益とが併せて得られるようになる。
【0057】次に図36は別の実施例を示す、この実施
例は、図20および図21に示す実施例の変形例であ
る。
【0058】この実施例は、機枠aの後端側に設けたベ
ール支承台1から機枠aの後方に向け転動させて放出す
る包装ずみのロールベールBを、機枠aの後部フレーム
a’から後方に突出するように設けたガイドgに支承さ
せて、そのガイドgのロールベールBの重心G位置に対
する軸芯線方向の偏位により、ロールベールBを軸芯線
方向が上下方向となる姿勢に転回反転させる際に、その
ガイドgを複数本並列させて設ける例である。
【0059】この例においては、並設するガイドg1・
g2・g3…のうちの一本は、メインのガイドgとし
て、ベール支承台1から後方に転動してくるロールベー
ルBの重心G位置となる左右の中央部位と対応する部位
に後方に突出するように設け、このガイドg1の左右の
一側に、第2のガイドg2、第3のガイドg3を並列さ
せて設け、かつ、この第2・第3のガイドg2・g3
を、図37にあるように、オフセット側に向い順次高く
位置するように装設してある。
【0060】そして、これにより、これら並列するガイ
ドg1・g2・g3により、図37の如く、それらの上
に転動してくるロールベールBが、図38・図39の如
く転回反転していくようにしてある。
【0061】この例において、並列するガイドg1・g
2・g3…はさらに多くの本数にする場合があり、ま
た、それら並列するガイドg1・g2・g3…を一枚の
板状に連続させるようにしてよく、さらに、一枚のひね
った板で形成するようにしてよい。
【0062】次に図40はさらに別の実施例を示してい
る。この例は、機枠aの後部フレームa’から後方に突
出するように設けるガイドgを、機枠aの上面に格納自
在とした例である。
【0063】この例では、機枠aの後端側のフレームで
ある後部フレームa’を、軸杆状に形成して、それの両
端部を機枠aに軸芯線中心に自在に回転するように軸支
し、この後部フレームa’に、ガイドgの基端側(前端
側)を支持せしめ、そのガイドgの先端側(後端側)
に、キャスター輪70を取付けることで、常態において
は、図40の如くになり、ラッピングマシンAを移動さ
せる場合のように、ガイドgを使用しないときには、図
41にあるように、ガイドgを後部フレームa’中心に
機枠aの上面に向けて回動させることで格納状態となる
ようにしてある。
【0064】この手段は、ガイドgの基端側を、図31
に示す実施例または図35に示す実施例の如く、機枠a
の後部フレームa’にスライド自在に嵌合する軸筒71
に支持せしめる場合にあっては、その軸筒71を、後部
フレームa’に対して周方向にも自在に回動するように
しておくことで、その軸筒71の後部フレームa’に対
する回動作動によりガイドgを格納状態とするように構
成し得る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるラッ
ピングマシンAにおけるベール放出装置は、機枠aに設
けたベール支承台1から、包装し終えたロールベールB
を、それの軸芯線中心とする転動により機枠aの後方に
向けて放出するようにすると、そのロールベールBが、
機枠aの後部から後方に突出するように設けたそのロー
ルベールBの重心G位置に対し左右方向にオフセットす
る状態のガイドgの上に乗り、そこで、ロールベールB
自体の重量によるガイドg中心とする回転偶力によっ
て、ロールベールBの軸芯線方向が上下方向となる姿勢
に転回反転していき、さらに、その転回方向におけるロ
ールベールBの胴周面の一方の一端部bの接地により、
その一端部bを支点として前記回転偶力による転回を続
け、軸芯方向の一方の端面が接地した状態となって、転
回が終了して安定するようになるから、ロールベールB
を、それの軸芯線方向が上下方向となる姿勢に転回させ
て放出していけるようになる。
【0066】このとき、ラッピングマシンAを操作する
オペレーターは、包装し終えたロールベールBを、ベー
ル支承台1から、機枠aの後方に向けて押し出す通常の
放出作動を行なうだけでよいので、操作を面倒にするこ
とがなく、また、ロールベールBの転回反転を、そのロ
ールベールBの重心G位置に対し軸芯線方向の一側にオ
フセットさせて設けたガイドgにより、ロールベールB
自体の重量を利用して行なわすのであるから、機構も著
しく簡略なものとなる。
【0067】そして、放出したロールベールBは、それ
の軸芯線方向を上下方向として、その軸芯方向の一方の
端面が接地し、他方の端面が上面となるから、傾斜地で
あっても放出した位置に安定し、また、上面となる他方
の端面が包装したプラスチックフィルムfの重なり枚数
の多い部分であることで、そこに鳥がとまったときの、
脚の爪による破損およびくちばしで突かれることによる
破損に対してそれを防止し得るようになり、さらに、プ
ラスチックフィルムfの重ね目からの雨水の透過も防止
し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のラッピングマシンにおけるベール放出手
段の説明図である。
【図2】従前のラッピングマシンにおける別の形態のベ
ール放出手段の説明図である。
【図3】従前のラッピングマシンにおけるさらに別の形
態のベール放出手段の説明図である。
【図4】ラッピングマシンにおけるラッピング装置の要
部の斜視図である。
【図5】ラッピングマシンのラッピング機構を異にする
ラッピング装置の要部の斜視図である。
【図6】ラッピング装置により包装し終えたロールベー
ルの斜視図である。
【図7】本発明を実施せるラッピングマシンの斜視図で
ある。
【図8】同上ラッピングマシンの側面図である。
【図9】同上ラッピングマシンにおけるベール反転放出
装置の側面図である。
【図10】同上ラッピングマシンにおけるベール反転放
出装置の斜視図である。
【図11】同上ラッピングマシンにおけるベール反転放
出装置の平面図である。
【図12】同上ラッピングマシンにおけるベール反転放
出装置の作用の説明図である。
【図13】同上ラッピングマシンにおけるベール反転放
出装置のガイドの作用の説明図である。
【図14】同上ラッピングマシンのガイドによるロール
ベールの転回反転作動の途中の説明図である。
【図15】同上ラッピングマシンから放出された状態の
ロールベールの後面図である。
【図16】ガイドの高さおよびオフセット量が非適切
で、ロールベールが転回反転の途中で停止した状態の説
明図である。
【図17】ガイドの高さが非適切なベール反転放出装置
の側面図である。
【図18】オフセット量が非適切なベール反転放出装置
の説明図である。
【図19】同上ベール反転放出装置の説明図である。
【図20】本発明によるラッピングマシンにおけるベー
ル反転放出装置の別の実施例の斜視図である。
【図21】同上実施例の側面図である。
【図22】同上実施例の作用の説明図である。
【図23】本発明によるラッピングマシンにおけるベー
ル反転放出装置の別の実施例の平面図である。
【図24】同上実施例の変形例の平面図である。
【図25】さらに別の実施例の斜視図である。
【図26】同上実施例の大径のロールベールを対象とし
たときの作用の説明図である。
【図27】同上実施例の小径のロールベールを対象とし
たときの作用の説明図である。
【図28】同上実施例の傾斜地に使用したときの作用の
説明図である。
【図29】同上実施例の、図27の状態時に、ガイドを
変位させた状態の作用の説明図である。
【図30】同上実施例の、図28の状態時に、ガイドを
変位させた状態の作用の説明図である。
【図31】本発明によるベール反転放出装置のさらに別
の実施例の斜視図である。
【図32】本発明によるベール反転放出装置の、さらに
異なる実施例の斜視図である。
【図33】同上実施例の要部の縦断後面図である。
【図34】同上実施例のロールベールを転回反転させる
作動時の説明図である。
【図35】本発明によるベール反転放出装置の、さらに
別の実施例の斜視図である。
【図36】本発明によるベール反転放出装置の、別の実
施例の平面図である。
【図37】同上実施例の作用の説明図である。
【図38】同上実施例のロールベールを転回反転させた
状態時の説明図である。
【図39】同上実施例のロールベールを転回反転させて
放出させた状態時の説明図である。
【図40】本発明によるベール反転放出装置の、他の実
施例の斜視図である。
【図41】同上実施例のガイドを格納状態とした斜視図
である。
【図42】従前のラッピングマシンにおける別の形態の
ベール放出手段の説明図である。
【符号の説明】
A…ラッピングマシン、B…ロールベール、d…ベール
直径、F…フィルム巻束、G…重心、GL…地表面、H
…ガイドの地上高、M…油圧モーター、X…偏位量(オ
フセット量)、W…重心Gを通る垂直線、a…機枠、b
…一端部、f…プラスチックフィルム、g…ガイド、r
…誘導輪、1…ベール支承台、10…支点軸、11…駆
動ローラ、12…遊動ローラ、2…アーム、3…フィル
ムブラケット、30…支軸、31…回動アーム、4…連
結杆、40…支点軸、41…油圧シリンダ、5…ケー
ジ、6…リフトアーム、60…支軸、61…油圧シリン
ダ、70…キャスター輪、71…軸筒、72…油圧シリ
ンダ、73…透孔、74…ピン、75…支点軸、76…
バネ支持杆、77…バネ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッピングマシンAの機枠aの、それに
    装設せるベール支承台1から軸芯線中心に転動して放出
    されるロールベールBの放出側に、ベール支承台1から
    転動して放出されるロールベールBが乗り上るガイドg
    を、そのロールベールBの放出方向視において、そのロ
    ールベールBの重心G位置に対してそのロールベールB
    の軸芯方向の一側にオフセットして、前記放出方向に突
    出するように装設し、このガイドgによりベール支承台
    1から放出されるロールベールBを、それの軸芯方向が
    上下方向となる姿勢に転回反転させて地表面GLに放出
    せしめるようにしたことを特徴とするラッピングマシン
    におけるベール反転放出装置。
  2. 【請求項2】 機枠aの、ロールベールBを放出する側
    に設けるガイドgを、ロールベールBの放出方向視にお
    いて、その放出方向と直交する方向に変位調節自在とし
    た請求項1記載のラッピングマシンにおけるベール反転
    放出装置。
  3. 【請求項3】 機枠aの、ロールベールBを放出する側
    に設けるガイドgを、平らな帯板状または両側縁が彎曲
    する帯板状に形成して、上面に支承するロールベールB
    の転回反転時にそれに追従して自在に回動するよう支点
    軸75を介して機枠aに支架せしめて、このガイドgに
    よりベール支承台1から放出されるロールベールBを、
    それの軸芯方向が上下方向となる姿勢に転回反転させて
    地表面GLに放出せしめるようにしたことを特徴とする
    ラッピングマシンにおけるベール反転放出装置。
  4. 【請求項4】 機枠aの、それに設けたベール支承台1
    から転動して放出されるロールベールBの放出側に、放
    出されるロールベールBが乗り上るガイドgを、ロール
    ベールBの放出方向視において、そのロールベールBの
    軸芯線方向の中央部位またはその部位より一側にオフセ
    ットする部位に配して放出方向に突出するように装設す
    るとともに、そのガイドgよりオフセットされる位置
    に、そのガイドgより地上高を高くしたガイドg2を適
    宜本数並列させて装設して、このガイドg2によりベー
    ル支承台1から放出されるロールベールBを、それの軸
    芯方向が上下方向となる姿勢に転回反転させて地表面G
    Lに放出せしめるようにしたことを特徴とするラッピン
    グマシンにおけるベール反転放出装置。
  5. 【請求項5】 機枠aの、その機枠aに設けたベール支
    承台1から転動して放出されるロールベールBの放出側
    に、ベール支承台1から放出されてくるロールベールB
    が乗り上がる放出方向のレール状にガイドgを装設し
    て、そのガイドgによりベール支承台1から放出される
    ロールベールBを、それの軸芯方向が上下方向となる姿
    勢に転回反転させて地表面GLに放出せしめるように
    し、かつ、そのガイドgを、機枠aの上面または側面に
    折畳み格納自在としたことを特徴とするラッピングマシ
    ンにおけるベール反転放出装置。
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