JP3278002B2 - ラッピングマシンにおけるロールベールの積込装置 - Google Patents
ラッピングマシンにおけるロールベールの積込装置Info
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Description
込み成形したロールベールを、上質のサイレージに熟成
させるために、そのロールベールの外周にプラスチック
フイルムを巻き付け包装するラッピングマシンにおい
て、ロールベールを、該ラッピングマシンに積み込む積
込装置についての改良に関する。
ば、図1に示す第1のタイプのものと、図2に示す第2
のタイプのものとがある。
ンAは、トラクタの機体の後面側に、該トラクタが具備
するロアリンク、トップリンク、リフトアーム等よりな
る三点リンクヒッチを介して、直装状態または半直装状
態に連結装架される機枠aの上面に、竪方向の回転軸線
をもって旋回するターンテーブルbを装架し、それの上
面に、横方向の回転軸線をもって並列して回転する複数
のローラーよりなるベール支持台cを装架し、機枠aの
周縁部位に、ベール支持台c上に載架したロールベール
Bに対してプラスチックフイルムを繰り出していくスト
レッチユニットdを装設し、ベール支持台cの上方に、
該ベール支持台cに載架したロールベールBを上面側か
ら押えるグリップアームeを、ターンテーブルbのフレ
ームから立設せる支柱に昇降自在に支持せしめて装設す
ることで構成してある。
シンAは、それのベール支持台cの上面にロールベール
Bを載架するよう積込んでいくときは、農用トラクタの
機体に装備されている三点リンクヒッチを、リフトアー
ムの作動で上昇させることにより、機枠aの前端側(図
1において右端側)を持上げて、機枠aの上面のターン
テーブルbを約90度後方に傾斜させ、この状態におい
て、農用トラクタを運転走行させて、それの機体の後面
に連結してある機枠aの後端側を、圃場の地表に置かれ
ているロールベールBに近づけ、機枠aに装架してある
前述のグリップアームeを昇降させることで、ロールベ
ールBをベール支持台cの上面に抱え込み、その状態か
らターンテーブルbを水平な姿勢に戻すことによって行
なうようにしている。また、プラスチックフイルムによ
るラッピングマシンを終えたときは、ターンテーブルb
を傾斜させることでこのラップし終えたロールベールB
を排出するようにする。
ッピングマシンAは、トラクタの機体の後面に、牽引連
結させる機枠aの上面に、竪方向の回転軸線をもって旋
回するターンテーブルbを、機枠aに対してダンプ回動
自在に装架し、このターンテーブルbの上面側に、横方
向の回転軸線をもって並列して回転する複数のローラー
に無端のベルトをかけまわしてなるベール支持台cを装
架し、機枠aの周縁部位にプラスチックフイルムを繰り
出すストレッチユニットdを装設し、さらに、機枠aの
後端側に、2点の支軸により2方向に回動自在としたア
ームよりなる積込装置fを昇降自在に装架することで構
成してある形態のものである。
シンAにあっては、ロールベールBのベール支持台cの
上面に対する積込みを、トラクタの運転走行により機枠
aを、圃場の地表に載置されてあるロールベールBに近
づけ、積込装置fのアームを回動作動させることによ
り、機枠aの左右の一側からロールベールBをベール支
持台cの上面に押し上げていくことで行ない、また、ラ
ップし終えたロールベールBの排出を、ターンテーブル
bのダンプ回動によって行なうようにしている。
ンAにおけるロールベールBをベール支持台cの上面に
積み込んでいく手段は、第1のタイプのラッピングマシ
ンAにあっては、機枠aの前端側を持ち上げて、機枠a
の上面のベール支持台cが後方に傾斜した状態として、
トラクタを後進させることにより、ロールベールBを取
り込むことから、オペーレーターの目視による確認がむ
づかしく、操作性が悪い問題がある。
eとを、それぞれが独立して昇降するように、それぞれ
に油圧シリンダを組付けることが必要なため、油圧回路
が複雑になって、全体が高価になるだけでなく、オペレ
ーターが、各油圧シリンダの制御レバーを持ち変えるこ
とで、操作が煩雑になり操作性を悪くする問題がある。
のロールベールBの積込手段にあっては、ターンテーブ
ルbと独立した積込装置fの作動により、トラクタの進
行方向の左右の一側からロールベールBをベール支持台
c上に積み込み、次いで、ターンテーブルbを回転させ
て、ロールベールBの周面に、ストレッチユニットdか
ら繰り出されるストレッチフイルムを巻き付け包装して
いくが、このとき、ターンテーブルbに対し積込装置f
が干渉するのを避けるため、積込装置fを下降させる必
要がある。そして、このための油圧シリンダが、ターン
テーブルbを昇降させる油圧シリンダと別に必要なこと
で、前述の第1のタイプのラッピングマシンAにおける
積込手段と同様に、油圧回路が複雑となり、また、操作
性が悪い問題がある。
問題を解消せしめるためになされたものであって、ロー
ルベールBのベール支持台cに対する積み込み作業が、
トラクタを運転するオペーレーターが、トラクタから降
りることなく、かつ、圃場に置かれているロールベール
の目視が適確に行なえる状態で行なえるようにする積込
装置を、操作性を良好にして、安価に得られるようにす
る新たな手段を提供することを目的とする。
は、上述の目的を達成するための手段として、トラクタ
の機体の後部に装着する機枠に、ダンプフレームを、油
圧シリンダの作動により該機枠の左右の一側に向けダン
プ回動するよう装架し、該ダンプフレームに、ターンテ
ーブルおよびベール支持台を支架し、該ダンプフレーム
の左右の一側でダンプ回動していく側に、後面視におい
てダンプフレームの側端部からエルボ状に立ち上るリフ
トアームを、平面視においてダンプフレームの側方の後
方に位置するように配してダンプフレームに一体的に連
結支持せしめ、このリフトアームに、ロールベールをす
くい上げるベール支持アームを、前方に突出するフオー
ク状に装設してなるラッピングマシンにおけるロールベ
ールの積込装置を提起するものである。
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材について
は、同一の符号を用いるものとする。
ンAの、ロールべールBを積み込んでいく状態時の斜視
図、図4は同上のロールベールBを支承した状態時の斜
視図で、同図において、aは機枠、bは機枠aの上面に
竪の回転軸線をもって、回転するよう装架せるターンテ
ーブル、cはそのターンテーブルbの上面に支架せるベ
ール支持台、dはベール支持台c上に、図4において鎖
線に示している如く載架したロールベールBに対し、プ
ラスチックフイルムFを繰り出すストレッチユニット、
5はリフトアームを示す。
(図3・図4において右面側)に装設してあるロアリン
ク用ヒッチ10およびトップリンク用ヒッチ11を、図
8に示している如く、トラクタTの機体の後面側に設け
てあるロアリンクL1・L1およびトップリンクL2よ
りなる三点ヒッチに連結し、これに、トラクタTが具備
するリフトアームを連繋して昇降自在とし、さらに、本
体フレーム1の後端側に補助車輪12・12を設けて、
トラクタTの機体に対し半直装の状態に連結する形態の
ものであるが、補助車輪12・12を省略して直装型に
連結する形態のものとする場合がある。
は、竪方向の回転軸線をもって回転する従来公知のもの
であるが、本体フレーム1に支点軸13中心に自在に上
下に回動するダンプフレーム2を支架し、これの上面側
に旋回機構20を介し自在に旋回するよう装架してある
(図5・図6)。そして、このダンプフレーム2と本体
フレーム1との間に伸縮作動する油圧シリンダ3を渡架
装着して、この油圧シリンダ3の作動で、該ダンプフレ
ーム2が前述の支点軸13中心とするダンプ回動を行な
うようにしてある。
ーブルbの上面には、ベール支持台cが装架されること
は従来公知のものと変わりがない。
上面のベール支持台cに載架したロールベールBに対し
てストレッチユニットから繰り出されるストレッチフイ
ルムFをガイドするとともに、そのストレッチフイルム
Fの結束と切断とを行なうタイアンドカット装置4が組
付け支架される。
bの上面に装架したベール支持台cに対して、ロールベ
ールBを積み込む作動を行なうもので、前述のダンプフ
レーム2の、前記支点軸13側の端部に、直結部材50
により、後面視において、ダンプフレーム2の一側から
斜め上方の外方に向けてエルボ状に立ち上る姿勢に配位
し、かつ、平面視において、前述の図8にあるよう、ダ
ンプフレーム2のダンプ回動側の側方における後方に位
置する状態として、ダンプフレーム2に一体的に組付け
支架せしめてある。そして、このリフトアーム5には、
ロールベールBを支承するベール支持アーム51・51
が、ダンプフレーム2を前述の図3にあるようにダンプ
回動させて、該リフトアーム5を平面に沿う姿勢とした
状態において、横倒しとなったターンテーブルbに支架
してあるベール支持台cの側方を前方に突出するよう
に、フオーク状に一対に設けてある。また、このフオー
ク状のベール支持アーム51・51の上面にロールベー
ルBが載置されたときに、そのロールベールBの軸方向
の一方の端面と衝合してそのロールベールBの該リフト
アーム5に対する前後の動きを規制するストッパー52
が装設してある。
に作用する。ロールベールBをベール支持台cの上面に
積込むときは、油圧シリンダ3を伸長作動させて、ダン
プフレーム2をダンプ回動させ、このダンプフレーム2
に一体的に連結するリフトアーム5を、後面視におい
て、図5に示しているごとく、圃場の地表面GLに沿う
状態とし、この状態において、トラクタTを走行させ
て、前記リフトアーム5のベール支持アーム51・51
が、圃場に置かれているロールベールBの軸線方向wと
平行してそのロールベールBの下面側の左右両側部に挿
し込まれていくようにする。
ーム51・51がロールベールBをすくい上げるように
抱き込み、そのロールベールBがストッパー52に突き
当ったところで、トラクタTを停め、次いで、油圧シリ
ンダ3を収縮作動させて、ダンプフレーム2を地表面G
Lと平行する姿勢に戻しながら、このダンプフレーム2
と一体的に連結するリフトアーム5を、支点軸13中心
に起立回動させていく。
している如く、すくい上げられながらベール支持台cに
向けて寄せられていき、ダンプフレーム2が水平な姿勢
となったところで、ベール支持台cの上面に載架された
状態となる。
出されたプラスチックフイルムFの繰出し端が、タイア
ンドカット装置4に掴まれていることで、この状態にお
いてターンテーブルbを回転させることによりストレッ
チユニットdからプラスチックフイルムFが引き出され
て、ベール支持台c上のロールベールBの外周面に巻き
付いていき、ラップ作業が行なわれるようになる。
シリンダ3を伸長作動させる。これにより、タイアンド
カット装置4がプラスチックフイルムFの繰出端を掴む
と同時に切断作動を行ない、プラスチックフイルムFで
ラップされたロールベールBが、側方に転動していき、
リフトアーム5を乗り越えて外部に排出されていく(図
7)。
ールBの位置までトラクタTの走行により移動し、前述
の一連の作業を繰り返していくことで、次々と、圃場に
置かれているロールベールB…のラッピングマシンAに
対する積み込みとラップ作業と排出とを、オペーレータ
ーがトラクタから降りることなく、ワンマンで行なえる
ようになる。
ピングマシンにおけるロールベールの積込装置は、トラ
クタTの機体の後部に装着する機枠aに、ダンプフレー
ム2を油圧シリンダ3の作動により該機枠aの左右の一
側に向けダンプ回動するよう装架して、このダンプフレ
ーム2にターンテーブルbおよびベール支持台cを支架
せしめ、このダンプフレーム2の左右の一側でダンプ回
動していく側に、後面視においてダンプフレーム2の側
端部からエルボ状に立ち上るリフトアーム5を、平面視
においてダンプフレーム2の側方の後方に位置するよう
に配してダンプフレーム2に一体的に連結支持せしめ、
このリフトアーム5に、ロールベールBをすくい上げる
ベール支持アーム51・51を、前方に突出するフオー
ク状に装設しているのだから、ラップし終えたロールベ
ールBを放出するためにベール支持台cをダンプ回動さ
せていく油圧シリンダ3の作動を利用して、ロールベー
ルBのベール支持台c上への積み込みが、トラクタTを
運転するオペーレーターがトラクタTから降りることな
く、かつ、ロールベールBをトラクタTの運転席から目
視しながら行なえるようになる。
て、ロールベールBを放出する方向が、ベール支承台c
にロールベールBを積み込むリフトアーム5の側となる
ことで、ロールベールBの放出のための作業スペースと
積み込みのための作業スペースとを、ラッピングマシン
Aの機体の一側にラップさせた状態として用意すればよ
いことになるから、作業スペースを少なくでき、狭い場
所でも作業できるようになる。
用とに共用させるのが可能になることで、油圧回路を簡
略化でき、また、低コスト、重量軽減が得られる。
ンAに積み込む作業が、複雑な装置と操作を要すること
なく行なえる積込装置を安価に得られるようになる。
ある。
ベールを積み込む状態時の斜視図である。
た状態時の斜視図である。
む状態時の後面図である。
んだ状態時の後面図である。
ルベールを排出している状態時の後面図である。
されてロールベールを積み込んでいく状態時の平面図で
ある。
タ、GL…地表面、a…機枠、b…ターンテーブル、c
…ベール支持台、d…ストレッチユニット、e…グリッ
プアーム、f…積込装置、w…軸線方向、1…本体フレ
ーム、10…ロアリンク用ヒッチ、11…トップリンク
用ヒッチ、L1…ロアリンク、L2…トップリンク、1
2…補助車輪、13…支点軸、2…ダンプフレーム、2
0…旋回機構、3…油圧シリンダ、4…タイアンドカッ
ト装置、5…リフトアーム、50…連結部材、51…ベ
ール支持アーム、52…ストッパー。
Claims (3)
- 【請求項1】 トラクタTの機体の後部に装着する機枠
aに、ダンプフレーム2を、油圧シリンダ3の作動によ
り該機枠aの左右の一側に向けダンプ回動するよう装架
し、該ダンプフレーム2に、ターンテーブルbおよびベ
ール支持台cを支架し、該ダンプフレーム2の左右の一
側でダンプ回動していく側に、後面視においてダンプフ
レーム2の側端部からエルボ状に立ち上るリフトアーム
5を、平面視においてダンプフレーム2の側方の後方に
位置するように配してダンプフレーム2に一体的に連結
支持せしめ、このリフトアーム5に、ロールベールBを
すくい上げるベール支持アーム51・51を、前方に突
出するフオーク状に装設してなるラッピングマシンにお
けるロールベールの積込装置。 - 【請求項2】 ダンプフレーム2と本体フレーム1との
間に、伸縮作動する油圧シリンダ3を渡架装着し、この
油圧シリンダ3の作動によりリフトアーム5がダンプフ
レーム2と共に起伏回動するようにすることを特徴とす
る請求項1記載のラッピングマシンにおけるロールベー
ルの積込装置。 - 【請求項3】 ダンプフレーム2の左右の一側でダンプ
回動していく側に該ダンプフレーム2に一体的に連結支
持せしめて設けるリフトアーム5を、それのロールベー
ルBを支承する支持アーム51・51が、ベール支持台
cをダンプ回動させて横倒しの姿勢とした状態時に平面
に沿う姿勢となるように装設することを特徴とする請求
項1記載のラッピングマシンにおけるロールベールの積
込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17605692A JP3278002B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | ラッピングマシンにおけるロールベールの積込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17605692A JP3278002B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | ラッピングマシンにおけるロールベールの積込装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05336830A JPH05336830A (ja) | 1993-12-21 |
JP3278002B2 true JP3278002B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=16006951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17605692A Expired - Fee Related JP3278002B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | ラッピングマシンにおけるロールベールの積込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3278002B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4934059B2 (ja) * | 2008-01-10 | 2012-05-16 | 株式会社Ihiスター | ロールベールのラッピングマシンにおける制御装置 |
JP6045026B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2016-12-14 | 株式会社タカキタ | ロールベールの積み込み装置 |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP17605692A patent/JP3278002B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05336830A (ja) | 1993-12-21 |
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