JP4723768B2 - 移動農機の走行台車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロールベーラ装置や根菜収穫機などの作業機を装備することができる移動農機の走行台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行装置に取り付けた走行機台の前部にエンジンを搭載し、該エンジンの一側方において走行機台からフレームを突設させて、該フレーム上に運転部を設けて走行台車を構成し、該走行台車上に作業機を搭載した技術は公知となっている。例えば、特開2001−45820号のように、走行台車上に玉ねぎ収穫を搭載し、掘取装置を機体前部に配置し、走行機台上部に選別装置等を位置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の走行台車は作業機の種類に合わせた専用走行台車となっており、汎用性がなく、コストアップとなっていた。そして、走行台車前部に前部作業機を配置する場合、作業機の昇降回動支点を設けるために、走行機台より支点台フレームを立設するが、エンジンやミッションケース等を避けた位置より立設しなければならないために、支持する位置にかかる荷重が左右で不釣り合いとなり、偏摩耗を生じたり、旋回時にバランスが崩れる等の不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、走行装置(7)上に設けた走行機台(1)を、前後方向に平行な左右の縦フレーム(1b・1b)と、該縦フレーム(1b・1b)の間の左右方向に平行に横架固定する複数の横フレーム(1c・・)と、該縦フレーム(1b・1b)の前部一側から側方へ突設したサイドフレーム(1a)とによって構成し、該走行機台(1)の前部に、ミッションケース(31)とエンジン(30)を配置した原動機部(5)を設け、該原動機部(5)の側方に突設した前記サイドフレーム(1a)上に運転部(60)を設け、前記走行機台(1)上に前部作業機を載置可能とする走行台車であって、前記走行機台(1)を構成する左右平行の縦フレーム(1b・1b)上で、前記原動機部(5)の左右両側に、左右一対のアーチ状の支持フレーム(38・38)を立設し、該左右の支持フレーム(38・38)の前部上に、第一連結フレーム(40)を横設して連結し、該第一連結フレーム(40)の後部上の、左右の支持フレーム(38・38)の間にも、第二連結フレーム(42)を連結固定し、該第一連結フレーム(40)と第二連結フレーム(42)は平行に配置し、該第一連結フレーム(40)と第二連結フレーム(42)との間には、第三連結フレーム(43)を前後方向に横設し、該前後方向の第三連結フレーム(43)に支持部材(47)を固設し、該支持部材(47)に、該前部作業機に設けた取付フレーム(24)の回動支点(44)を取り付け、前記左右の支持フレーム(38・38)と第一連結フレーム(40)と第二連結フレーム(42)と第三連結フレーム(43)の上方に、前部作業機の後方への搬送経路を設けたものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の移動農機の走行台車において、前記左右の縦フレーム(1b・1b)間に固設し、該走行機台(1)の前端に架設した横フレーム(1c)に、前部作業機を昇降するための油圧シリンダ(23)の基部を取り付ける為の取付部(1d・1d)を突設したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0008】
図1は本発明の走行台車の正面図、図2は走行台車の平面図、図3は走行台車の側面図、図4は走行台車にロールベーラ装置を装備した場合の側面図、図5は動力伝達機構のスケルトン図、図6は走行台車に玉葱収穫機を装備した場合の側面図、図7はクローラ式走行装置の側面一部断面図、図8はクローラ式走行 置の部分側面一部断面図、図9はクローラ式走行装置の部分平面図である。
【0009】
図1乃至図3において、走行台車の構成を説明する。左右一対のクローラを装備したクローラ式走行装置7L・7Rの上部に走行機台1が載置され、該走行機台1は前後左右に平行な左右の縦フレーム1b・1bと、左右の縦フレームの上面に左右方向に平行に横架固定する複数の横フレーム1c・1c・・・と、前部一側から側方へ突設したサイドフレーム1aから構成されて、互いに溶接固定することによって枠組み構成している。該走行機台1の前部に原動機となるエンジン30が搭載され、該エンジン30の前方で走行機台1の前部の略左右中央部にミッションケース31が配置されている。該エンジン30の一側には燃料タンク32、注油(潤滑油)用のタンク、油圧バルブユニット34などが配設され、その後方の走行機台1上に作業機駆動用の動力取出カウンタケース35が配設されている。エンジン30の他側にはエンジン冷却用のラジエータ36と冷却ファン37が配設されて、このようにして原動機部5が構成されている。このエンジン30からの動力により、クローラ式走行装置7L・7Rを駆動して走行・旋回すると共に、作業機を駆動可能なように構成している。また、原動機部5は走行機台1の前部において左右中央に位置して重量バランスを向上できる。
【0010】
前記走行機台1の前部でエンジン30の左右両側から側面視アーチ型の支持フレーム38・38が立設されている。該左右の支持フレーム38・38の前部上にはそれぞれ支持プレート39・39を介して第一連結フレーム40が横設して連結されている。さらに、左右の支持フレーム38・38の後部上にも支持プレート41・41を介して第二連結フレーム42が連結固定されている。該第一連結フレーム40と第二連結フレーム42は平行に配置され、該第一連結フレーム40と第二連結フレーム42との間には第三連結フレーム43・43が前後方向に横設されている。こうして走行機台1に原動機部5を載置して、これら支持フレーム38・38、第一連結フレーム40、第二連結フレーム42、第三連結フレーム43とにより原動機部5の周囲を囲んで剛性をアップするとともに保護するようにしている。
【0011】
そして、前記第三連結フレーム43には支持部材47が固設されて、後述する前部作業機に設けた取付フレーム24の回動支点44を支持部材47に取り付けられるようにしている。こうして、走行機台1の略中央で前部作業機及び搬送経路を支持することができ、搬送経路は走行機台1の左右幅いっぱい使用することができ、その側方に運転部60が配置される。また、前記燃料タンク32や油圧バルブユニット34等が配設された側の支持フレーム38の外側には、着脱自在にサイドカバー48が装着されて原動機部5の側面が覆われている。また、運転部60側の支持フレーム38の外側にはサイドコラム66がサイドフレーム1aより立設され、該サイドコラム66は原動機部5のサイドカバーとして兼用している。また、走行機台1の前端に構成した横フレーム1cには前部作業機を昇降するための油圧シリンダの基部を取り付けるためにステーを前方に突出した取付部1d・1dが設けられている。
【0012】
前記運転部60は、走行機台1より外側に延出したサイドフレーム1a上に配設されており、該運転部60前部にステップ板61が張設され、該ステップ板61の前部略左右中央部にハンドルコラム62が立設されて、その上面に丸形の操向ハンドル63が設けられている。該操向ハンドル63の後方に運転シート64が設けられ、該運転シート64側方で運転部60の外側後部にプロテクタ65が回動可能に立設されている。また、前記ステップ板61の内側部で前記支持フレーム38の真横にサイドコラム66が立設されており、該サイドコラム66の上面に主変速レバー67、副変速レバー68、作業クラッチレバー69等が設けられている。
【0013】
前記運転部60の前部外側で走行機台1のサイドフレーム1aとステップ板61との間にはオペレータ乗降用のステップ70が設けられ、運転部60の前側で走行機台1のサイドフレーム1aとステップ板61との間にフロントカバー71が設けられ、該フロントカバー71の下方に操縦部60前部を保護するためのプロテクタ72が取り付けられている。また、運転シート64の側方に設けたプロテクタ65は中空に形成され、ステップ板61より上側の外面を網目状にし、ステップ板61と走行機台1のサイドフレーム1aとの間の内面を開放し、ステップ板61と走行機台1のサイドフレーム1aとの間に図示しないエアクリーナと共に設ける外気導入ダクトに外気を吸入させるようにしている。なお、ステップ板61と走行機台1のサイドフレーム1aとの間には図示しないバッテリも収納されている。
【0014】
また、前記左右一対のクローラ式走行装置7L・7Rは、図7乃至図9に示すように、遊転輪12・12・・・の高さを変更可能として、走行機台1の左右傾斜角を変更可能として、機体を水平に保つように制御したり、任意の角度に維持するように制御したりすることができる。即ち、ミッションケース31の下部には車軸6を左右に突出して、該車軸6に駆動スプロケット10を固設している。一方、前記走行機台1には後述の揺動リンク機構82を介してトラックフレーム79が連結され、該トラックフレーム79に複数個の遊転輪12・12・・・及びテンションスプロケット11を回転自在に取り付け、これらの駆動スプロケット10及び遊転輪12・12・・・及びテンションスプロケット11との外周面にゴム製のクローラベルト83を巻回してクローラ式走行装置7を構成している。
【0015】
図8、図9により、前記揺動リンク機構82について説明する。走行機台1の前下部と後下部に連結横フレーム84・85を固設し、該連結横フレーム84・85に軸受86・87を介して支軸88・89が横架されている。前後の両支軸88・89には揺動リンクとなる前後ベルクランクリンク13a・13bの中央部が枢支され、該ベルクランクリンク13a・13bの後下部にトラックフレーム79より突出した前後横枢支軸90・91が枢支されている。前記ベルクランクリンク13a・13bの上部間には連結部材92が介装され、該連結部材92に昇降用のアクチュエーターとしての姿勢制御用昇降シリンダ15L・15Rを連結し、該昇降シリンダ15L・15Rはステー96を介して走行機台1に連結されている。該昇降シリンダ15L・15Rを伸縮することによって両ベルクランクリンク13a・13bを支軸88・89を中心に回動させ、トラックフレーム79を走行機台1に対して昇降するようにしている。この時、左右のクローラ式走行装置7R・7Lのトラックフレーム79を同方向に昇降させることで機体の車高が調整され、左右のトラックフレーム79を別々に昇降させることで水平制御が行われるのである。
【0016】
前記連結部材92は、図8、図9に示すように、前連結ロッド14aとターンバックル14bと後連結ロッド14cと、前連結ロッド14aの一端に固設したブラケット93と、後連結ロッド14c他端(後端)固設した連結プレート95からなり、ブラケット93は枢結ピン94を介してベルクランクリンク13aに連結され、連結プレート95は連結ピン99を介してベルクランクリンク13bに連結されている。
【0017】
該連結プレート95に昇降用のアクチュエーターとしての姿勢制御用昇降シリンダ15L・15Rの作動側(伸縮ロッド)が連結され、該姿勢制御用昇降シリンダ15L・15Rには、シリンダの伸縮動作を検出するストロークセンサ17L・17Rを設けて、姿勢制御用昇降シリンダ15L・15Rの伸縮量が検出され、この検出値が後述するコントローラ18に入力されて演算され、ベルクランクリンク13a・13bの回動量、即ち、車高が求められる。また、図7に示すように、走行機台1の適宜位置には水平センサー16を配置しており、該水平センサー16により走行機台1の左右傾斜角を検出しするようにしている。このようにして、水平センサー16により機体の傾斜角を検知し、運転部に設けた設定器により設定した傾斜角度と異なっていた場合には、姿勢制御用昇降シリンダ15L・15Rを駆動して、設定角度になるように制御するのである。
【0018】
次に、上記の如く構成した走行台車に作業機を装備した場合の構成について説明する。まず、作業機としてロールベーラ装置50を装備した走行台車について図1乃至図5より説明する。なお、走行台車に装備する作業機はロールベーラ装置50に限定されものではなく、図6に示すように、玉葱収穫機80なども可能である。ロールベーラ装置50は、クローラ式走行装置7の前方に前部作業機としてフレール刈取部2を配置し、走行機台1の後部上に後部作業機としてベーラ室4を配置し、フレール刈取部2とベーラ室4の間に搬送経路として搬送ダクト部3を配置し、該搬送ダクト部3を前記原動機部5、つまり、支持フレーム38と連結フレーム40・42・43上方に配置している。
【0019】
前記フレール刈取部2は、カバー2a内に左右水平方向に駆動軸2bを横架し、該駆動軸2bに水平方向のピンで取り付けたフレール刃2c・2c・・・を放射状に所定間隔・所定角度位置をズラせて配置し、カバー2a内に固定刃2dを水平方向にフレール刃2cと対向して横設している。該フレール刃2cはプレート状に構成され、前記駆動軸2bを回転させることでフレール刃2c・2c・・・が遠心力で半径方向に向き、立毛状態の飼料作物(稈)をフレール刃2cの回転で切断するとともに、固定刃2dとの間でも切断し、更に、プレート状のフレール刃2cの回転により起風されて、切断稈が作業機の搬送経路である搬送ダクト部3内を跳ね上げられて搬送され、一気にベーラ室4の内部に投入するようにしている。
【0020】
前記フレール刈取部2の後部上に搬送ダクト部3の前部が連通され、該搬送ダクト部3は逆「J」状に構成されて、該搬送ダクト部は運転部60側部に配置したエンジン30やミッションケース31等を迂回して後上方へ延出され、該搬送ダクト部3の後端上部が前記運転部60の側部上へ延出されている。そして、該搬送ダクト部3の後部は投入部3aとして、ベーラ室4の前部上に挿入されている。こうして、フレール刈取部2からベーラ室4までの搬送経路を一直線に形成している。
【0021】
前記フレール刈取部2と搬送ダクト部3は一体的に構成され、該搬送ダクト部3の側面と走行機台1前部の取付部1dとの間に昇降シリンダ23が介装されて、該昇降シリンダ23の伸縮によりフレール刈取部2を昇降したり、高さを調節できるようにしている。そして、該搬送ダクト部3の後面には取付フレーム24が固定されており、該取付フレーム24が前記第二連結フレーム42と、第三連結フレーム43との連結部分に設けられた回動支点44を中心に回動自在に支持されて、フレール刈取部2を昇降回動される構成とし、上昇時には投入部3aがベーラ室4内に挿入されるようにしている。これによって、取付フレーム24を支持する部品が必要となくなるため、走行機台1上のデッドスペースを有効に利用できるとともに、部品点数を削減でき、コストを減少させることができる。
【0022】
また、前記ベーラ室4は前後半割状に構成した開放側筐体4aと固定側筐体4bとからなり、固定側筐体4bが走行機台1に固設され、開放側筐体4aの前部上と固定側筐体4bの後部上が枢支軸25により枢結されるとともに、両者の間の上部には開放シリンダ9が介装されて、該開放シリンダ9を伸縮駆動することによって、開放側筐体4aを開閉することを可能としている。
【0023】
また、ベーラ室4内部には、飼料作物を円筒状に成形するために、ベーラ室4内周に沿って側面視で円状に、回転ローラ19・19・・・が複数本軸架され、該回転ローラ19・19・・・が回転することにより、ベーラ室4の内部に投入された飼料作物は、全体が自転して、外周に新たに投入された飼料作物を次々に巻き付けて、徐々にその径を大径として飼料ベールを成形するのである。
【0024】
そして、前記ベーラ室4の内部一杯に、飼料ベールの径が成長すると、開放側筐体4aが開こうとし、その圧力がセンサーによって検知されて、運転部60に設けた警報装置を作動させ、または表示してオペレータに認識させ、刈取作業を停止して、ベーラ室4に付設された、結束装置で紐を周囲に巻き付けてベールを固定して結束する。結束作業が終了すると、開放側筐体4aを開いてベールを圃場に放出するのである。
【0025】
そして、走行機台1上に設けたエンジン30からの動力は、図5に示すように、出力軸30a上に固設した出力プーリーよりベルト伝動機構を介してミッションケース31、カウンタケース35、作業機変速ケース33にそれぞれ動力が伝達され、ミッションケース31より駆動スプロケット10に動力が伝達されてクローラ式走行装置7L・7Rを駆動し、カウンタケース35よりベルト伝動機構を介してベーラ室4内に配置した回転ローラ19・19・・・を駆動し、作業機変速ケース33よりベルト伝動機構を介してフレール刃2cを回転駆動するのである。
【0026】
また、前記走行台車に玉葱収穫機80を装着した場合には、図6に示すように、前部作業機として走行機台1前方に掘取部52を配置し、走行機台1後部上には後部作業機として選別装置53を配置し、該選別装置53と掘取部52選別装置53搬送経路として、搬送装置54を配置している。掘取部52は玉ねぎの葉部を分草して挟持して引き抜き、搬送装置54に受け継いで、葉部を挟持しながら原動機部5上方を通過させて、選別装置53に受け渡す。該選別装置53ではオペレーターによって不良品が除去され、規格外のものは別に収納され、良品が後部の収納容器55に収納されるのである。
【0027】
この玉葱収穫機80の場合も前記同様に、搬送装置54から取付フレーム24が連結フレーム側へ突設され、第三連結フレーム43に対して回動支点44を介して回動自在に支持される。そして、取付部1dと搬送装置54との間に介装した昇降シリンダ23によって昇降可能としている。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0029】
請求項1に示す如く、走行装置(7)上に設けた走行機台(1)を、前後方向に平行な左右の縦フレーム(1b・1b)と、該縦フレーム(1b・1b)の間の左右方向に平行に横架固定する複数の横フレーム(1c・・)と、該縦フレーム(1b・1b)前部一側から側方へ突設したサイドフレーム(1a)とによって構成し、該走行機台(1)の前部に、ミッションケース(31)とエンジン(30)を配置した原動機部(5)を設け、該原動機部(5)の側方に突設した前記サイドフレーム(1a)上に運転部(60)を設け、前記走行機台(1)上に前部作業機を載置可能とする走行台車であって、前記走行機台(1)を構成する左右平行の縦フレーム(1b・1b)上で、前記原動機部(5)の左右両側に、左右一対のアーチ状の支持フレーム(38・38)を立設し、該左右の支持フレーム(38・38)の前部上に、第一連結フレーム(40)を横設して連結し、該第一連結フレーム(40)の後部上の、左右の支持フレーム(38・38)の間にも、第二連結フレーム(42)を連結固定し、該第一連結フレーム(40)と第二連結フレーム(42)は平行に配置し、該第一連結フレーム(40)と第二連結フレーム(42)との間には、第三連結フレーム(43)を前後方向に横設し、該前後方向の第三連結フレーム(43)に支持部材(47)を固設し、該支持部材(47)に、該前部作業機に設けた取付フレーム(24)の回動支点(44)を取り付けたので、原動機部を保護して立設した支持フレームを回動支点と兼用できて、上方のスペースを有効に利用できるとともに、部品点数を削減でき、コストを減少させることができる。また、数種の作業機を取り付けることが可能となり、汎用性を増すことができる。
【0030】
また、前記左右の支持フレーム(38・38)と第一連結フレーム(40)と第二連結フレーム(42)と第三連結フレーム(43)の上方に、前部作業機の後方への搬送経路を設けたので、前部作業機から搬送経路を介して後部作業機へと前後一直線に配設することが可能となり、運転部等を回避する構造を省き、簡単な構造の搬送経路を形成できる。
【0031】
請求項2に示す如く、請求項1記載の移動農機の走行台車において、前記左右の縦フレーム(1b・1b)間に固設し、該走行機台(1)の前端に架設した横フレーム(1c)に、前部作業機を昇降するための油圧シリンダ(23)の基部を取り付ける為の取付部(1d・1d)を突設したので、前部作業機の着脱が容易にでき、前部作業機の昇降距離を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の走行台車の正面図。
【図2】 走行台車の平面図。
【図3】 走行台車の側面図。
【図4】 走行台車にロールベーラ装置を装備した場合の側面図。
【図5】 動力伝達機構のスケルトン図。
【図6】 走行台車に玉葱収穫機を装備した場合の側面図。
【図7】 クローラ式走行装置の側面一部断面図。
【図8】 クローラ式走行装置の部分側面一部断面図。
【図9】 クローラ式走行装置の部分平面図。
【符号の説明】
1 走行機台
7 走行装置
30 エンジン
31 ミッションケース
35 動力取出カウンタケース
38 支持フレーム
40 第一連結フレーム
42 第二連結フレーム
43 第三連結フレーム
60 運転部
Claims (2)
- 走行装置(7)上に設けた走行機台(1)を、前後方向に平行な左右の縦フレーム(1b・1b)と、該縦フレーム(1b・1b)の間の左右方向に平行に横架固定する複数の横フレーム(1c・・)と、該縦フレーム(1b・1b)の前部一側から側方へ突設したサイドフレーム(1a)とによって構成し、該走行機台(1)の前部に、ミッションケース(31)とエンジン(30)を配置した原動機部(5)を設け、該原動機部(5)の側方に突設した前記サイドフレーム(1a)上に運転部(60)を設け、前記走行機台(1)上に前部作業機を載置可能とする走行台車であって、前記走行機台(1)を構成する左右平行の縦フレーム(1b・1b)上で、前記原動機部(5)の左右両側に、左右一対のアーチ状の支持フレーム(38・38)を立設し、該左右の支持フレーム(38・38)の前部上に、第一連結フレーム(40)を横設して連結し、該第一連結フレーム(40)の後部上の、左右の支持フレーム(38・38)の間にも、第二連結フレーム(42)を連結固定し、該第一連結フレーム(40)と第二連結フレーム(42)は平行に配置し、該第一連結フレーム(40)と第二連結フレーム(42)との間には、第三連結フレーム(43)を前後方向に横設し、該前後方向の第三連結フレーム(43)に支持部材(47)を固設し、該支持部材(47)に、該前部作業機に設けた取付フレーム(24)の回動支点(44)を取り付け、前記左右の支持フレーム(38・38)と第一連結フレーム(40)と第二連結フレーム(42)と第三連結フレーム(43)の上方に、前部作業機の後方への搬送経路を設けたことを特徴とする移動農機の走行台車。
- 請求項1記載の移動農機の走行台車において、前記左右の縦フレーム(1b・1b)間に固設し、該走行機台(1)の前端に架設した横フレーム(1c)に、前部作業機を昇降するための油圧シリンダ(23)の基部を取り付ける為の取付部(1d・1d)を突設したことを特徴とする移動農機の走行台車。
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