JP2879241B2 - 半PCa梁ユニット製作用型枠装置 - Google Patents

半PCa梁ユニット製作用型枠装置

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良志 東
健治 中嶋
俊二 後藤
伊津夫 塩見
元 若林
建勇 池谷
敏行 八木
昇 鶴山
浩之 森
國夫 松田
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明が属する技術分野) 本発明は、交叉する2方向の梁の各端部の所定長部分
が交叉状態で半PCa化されている半PCa梁ユニットを製作
する型枠装置に関する。
なお、本発明でいう「PCa」は「プレキャストコンク
リート」を意味する。
(発明の課題とその特徴点) 予め、交叉する2方向の梁の各端部の所定長部分が交
叉状態で半PCa化されている半PCa梁ユニットを製作し
て、これを柱頭に架設すれば、柱と梁の主筋が立体的に
交叉している柱・梁接合部の施行を容易かつ正確に行う
ことができる。
本発明は、前述の半PCa梁ユニットを現場において容
易に、しかも、精度良く製作することができる型枠装置
を提供することを目的としているものであって、その構
成上の特徴は特許請求の範囲に記載したとおりである。
(実施例) 基本的な十型の半PCa梁ユニットを製作する型枠装置
の全体図である第1図と第2図において、1はベット型
枠、2は交叉部、3は交叉部2から直交するX−X方向
とY−Y方向に突出している4つの細長い突出部であ
り、各突出部3上には、側枠4,4と端枠5,5とで囲まれた
半PCa梁形成部6が設けられている。
各半PCa梁形成部6の端枠5,5の外側には、下ば主筋ス
ペーサー7が立設されているが、この下ば主筋スペーサ
ー7の上辺には、第3図に示すように、断面三角形の複
数の溝8が所定間隔で設けられ、この溝8に梁の下ば主
筋9を落とし込めば、下ば主筋9の配置位置が直ちに定
まるようになっている。
端枠5は、下ば主筋9が配置された状態で脱型が可能
なように、上下方向に分割されており、また、X−X方
向に配置される下ば主筋9とY−Y方向に配置される下
ば主筋9は交叉部2で交叉するので、X−X方向の主筋
スペーサー7とY−Y方向の主筋スペーサー7は高さが
違えてある。
下ば主筋9の一端が位置することになる突出部3の外
端には、固定板10を設けられ、また、下ば主筋9の他端
が位置することになる突出部3の外端には、加力治具11
が設けられており、加力治具11のねじ12で下ば主筋9の
他端に軸方向の押圧力を作用させて、下ば主筋9の一端
を固定板10に押し付けることにより、下ば主筋9の両端
位置が正確に定まるようになっている。
第4図における13は、固定板10および加力治具11に近
い下ば主筋スペーサー7,7に設けられる主筋押さえ金具
であり、これでコンクリート打設時に下ば主筋9が動か
ないように確実に保持するようになっている。
以上、第6図(A)に示す十型の半PCa梁ユニットを
製作する型枠装置について説明したが、同図(B)に示
すT型と同図(C)に示すL型の半PCa梁ユニットを製
作する型枠も同様である。
なお、第6図における14は半PCa梁、15はあばら筋で
あり、また、第5図における11′は、T型とL型の半PC
a梁ユニットを製作する型枠装置における梁・柱接合部
で終わる下ば主筋端を加圧する加圧治具を示している。
(発明の効果) 本発明の型枠装置は以上のようなものであるから、交
叉する2方向の梁を各端部の所定長部分が交叉状態で半
PCa化されている半PCa梁ユニットを、現場において容易
かつ高精度に製作することができ、特に、請求項1の型
枠装置では、半PCa梁に埋め込まれる下ば主筋の配筋を
容易かつ正確に行うことができ、また、請求項2の型枠
装置では、さらに、コンクリート打設時に下ば主筋が動
かないように確保することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の平面図、第2図は同じく側
断面図、第3図は下ば主筋スペーサーの正面図、第4図
は固定板、加力治具、および下ば筋押さえ金具の設置態
様を示す側面図、第5図はT型とL型の半PCa梁ユニッ
トを製作する型枠に設置される加力治具を示す側面図、
第6図(A),(B),(C)は本発明の型枠装置によ
り製作される半PCa梁ユニットの平面図である。 1:ベット型枠、2:交叉部、3:突出部、4:側枠、5:端枠、
6:半PCa梁形成部、7:下ば主筋スペーサー、8:溝、9:下
ば主筋、10;固定板、11,11′:加力治具、12:ボルト、1
3:下ば主筋押さえ金具。
フロントページの続き (72)発明者 後藤 俊二 東京都台東区台東1―2―1 不動建設 株式会社内 (72)発明者 塩見 伊津夫 東京都台東区台東1―2―1 不動建設 株式会社内 (72)発明者 若林 元 東京都台東区台東1―2―1 不動建設 株式会社内 (72)発明者 池谷 建勇 東京都台東区台東1―2―1 不動建設 株式会社内 (72)発明者 八木 敏行 東京都台東区台東1―2―1 不動建設 株式会社内 (72)発明者 鶴山 昇 東京都台東区台東1―2―1 不動建設 株式会社内 (72)発明者 森 浩之 東京都台東区台東1―2―1 不動建設 株式会社内 (72)発明者 松田 國夫 東京都台東区台東1―2―1 不動建設 株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 11/00 - 11/56 E04C 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交叉部と該交叉部から直交する2方向へ突
    出する複数の細長い突出部とを備えたベット型枠の各突
    出部上に、側枠と端枠とで囲まれた半PCa梁形成部を設
    け、各半PCa梁形成部の外側に、上辺に断面3角形の複
    数の溝を所定間隔で設けた下ば主筋スペーサーを立設す
    るとともに、下ば主筋の一端が位置する側には、下ば主
    筋の一端が当接する固定板を、また、下ば主筋の他端が
    位置する側には、下ば主筋の他端に軸方向の押圧力を作
    用させる加力治具を、それぞれ設けたことを特徴とする
    半PCa梁ユニット製作用型枠装置。
  2. 【請求項2】固定板および加力治具に近い下ば主筋スペ
    ーサーに、下ば主筋押さえ金具を設けた請求項(1)記
    載の半PCa梁ユニット製作用型枠装置。
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