JP2879019B2 - 温水循環式浴槽装置 - Google Patents

温水循環式浴槽装置

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JP2879019B2 JP8241281A JP24128196A JP2879019B2 JP 2879019 B2 JP2879019 B2 JP 2879019B2 JP 8241281 A JP8241281 A JP 8241281A JP 24128196 A JP24128196 A JP 24128196A JP 2879019 B2 JP2879019 B2 JP 2879019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽の温水を設定
温度に保持すると共に、清澄に保持する温水循環式浴槽
装置に関する。とくに、本発明は、病院や温泉等の業務
用に最適な温水循環式浴槽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽内の温水を一定の温度に保持し、ま
た、温水を清澄に保持できる温水循環式浴槽装置は開発
されている。この装置は、温水の温度を一定に保持する
加熱手段と、温水を清澄に保持する温水清澄部材とを備
えている。加熱手段は、温水温度を一定の温度に保持す
る。温水清澄部材は、連続的に垢等の異物を分解除去し
て温水を清澄に保持する。
【0003】従って、この構造の温水循環式浴槽装置
は、浴槽内の温水を交換することなく、24時間いつで
も入浴できる特長がある。この装置は、極めて便利に利
用でき、しかも、入浴後に排水しないので、水を有効利
用して、節水効果を高くできる。
【0004】温水を清澄に保持する温水清澄部材とし
て、例えば、無機質の天然石や、無機質材を多孔質な状
態に焼結したセラミックが多く使用される。天然石に
は、例えば、「麦飯石」が使用される。麦飯石や多孔質
のセラミックは、微生物を快適な環境で生息させる。微
生物は、人体から出るアンモニア(汗)や、タンパク質
(垢)等を分解して除去する。
【0005】微生物の作用で温水を清澄にする温水清澄
部材は、単に機械的に異物を濾過するフィルターとは異
なり、温水を長期間にわたって清澄に保持できる。この
ため、温水清澄部材に24時間連続的に温水を循環させ
て、温水を常に清澄な状態に保持できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】温水循環式浴槽装置
は、温水清澄部材を浴槽に連結して、浴槽の温水を循環
させて清澄に保持する。この構造の装置は、家庭用の風
呂に便利に使用できる。ただ、病院や温泉等の業務用に
は必ずしも理想的な状態では使用できない。例えば、病
院用の車椅子タイプの浴槽は、車椅子を出し入れすると
きに、浴槽の一部を開くので、浴槽の温水が排水されて
空になる。このため、浴槽の温水を加熱手段や温水清澄
部材に循環できなくなる。また、病院用の浴槽は、一度
に多数の患者が入浴し、あるいは、1人が入浴しても温
水が急激に汚れることがある。急激に汚れた温水を清澄
にするためには、循環量の多い、いいかえると、清澄化
能力の大きい装置を使用する必要がある。ただ、平均的
に多くのものが入浴しない装置に、大容量の装置を使用
すると、効率よく使用できず、ランニングコストと設備
コストが高くなる欠点がある。さらにまた、病院用の浴
槽は、入浴中に無意識に排泄されることがある。このた
め、浴槽の温水が汚れたときは、速やかに清澄にできる
ことが大切である。
【0007】病院用に限らず、たとえば、温泉等で使用
される温水循環式浴槽装置も、一時に集中して、多人数
が入浴することがあり、このときに、浴槽の温水が急激
に汚れることがある。このため、浴槽の温水をいかにし
て速やかに清澄にできるかが大切である。
【0008】本発明は、温水循環式浴槽装置の処理能力
を高くするのではなくて、全体を独特の構成とすること
により、浴槽の温水の汚れを速やかに清澄化できる温水
循環式浴槽装置を提供することを目的として開発された
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の温水循環式浴槽
装置は、前述の目的を達成するために下記の構成を備え
る。温水循環式浴槽装置は、浴槽1内の温水を、加熱手
段2と温水清澄部材3とに循環させて、浴槽1内の温度
を所定の設定温度に保持すると共に、清澄に保持する。
とくに、本発明の温水循環式浴槽装置は、加熱手段2と
温水清澄部材3とを直接に浴槽1に連結するのではなく
て、温水を清澄にして設定温度に保持するためにサブタ
ンク4を設けている。サブタンク4は、循環ポンプ9を
介して加熱手段2と温水清澄部材3に連結されて、温水
が設定温度に保持され、また、清澄に保持される。この
サブタンク4の温水が、複数の浴槽1に循環されて、浴
槽1の温水が設定温度に保持されて、清澄に保持され
る。さらに、サブタンク4の容積は、一つの浴槽1の容
積にほぼ等しく、あるいは、これよりも大きい。それぞ
れの浴槽1には、サブタンク4の温水が循環されて、設
定温度に保持され、清澄に保持される。複数の浴槽1を
サブタンク4に連結する装置は、それぞれの浴槽1の温
水が一時的に汚れても、サブタンク4に蓄えられる温水
を浴槽1に循環させて綺麗にできる。サブタンク4は、
常に清澄な温水を蓄えるので、これを循環させて浴槽1
の温水を急激に清澄化できる。
【0010】さらに、本発明の請求項2の温水循環式浴
槽装置は、サブタンク4に、浴槽の一部を開いて、車椅
子を出し入れできる車椅子用の浴槽を連結している。
【0011】さらにまた、本発明の請求項3の温水循環
式浴槽装置は、複数の浴槽1を浴室の床上に配設して、
サブタンク4を床面よりも下方に配設し、浴槽1の温水
を、循環ポンプを通過させないでオーバーフローさせて
サブタンク4に循環させる。浴槽1からオーバーフロー
する温水は、水面に浮上する垢や毛髪等を極めて能率よ
く浴槽1から排出させて、短時間で温水を綺麗にする。
浴槽1からオーバーフローする温水には、空気が含まれ
る。この空気は、サブタンク4で分離されて、加熱手段
2や温水清澄部材3には循環されない。このため、浴槽
1から空気の含まれる温水が排水されても、これが加熱
手段2や温水清澄部材3の循環状態を停止させることは
ない。
【0012】さらに、本発明の請求項4の温水循環式浴
槽装置は、サブタンク4が大浴槽12に併用されること
を特徴としている。大浴槽12は、加熱手段2と温水清
澄部材3に連結されて、温水が設定温度に保持されると
共に、清澄に保持される。この大浴槽12の温水が、浴
槽1に循環されて、浴槽1の温水が設定温度に保持され
て、清澄に保持される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための温水循環式浴槽装置を例
示するものであって、本発明は温水循環式浴槽装置を下
記のものに特定しない。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0015】図1に示す温水循環式浴槽装置は、複数の
浴槽1と、この浴槽1が連結されたサブタンク4と、サ
ブタンク4の温水を設定温度に保持する加熱手段2と、
サブタンク4の温水を清澄に保持する温水清澄部材3と
を備える。
【0016】浴槽1は、循環ポンプ5と弁6を介してサ
ブタンク4に連結されている。循環ポンプ5は吸入側を
サブタンク4の底部に、排出側を浴槽1に連結してい
る。循環ポンプ5は、サブタンク4の底部から温水を吸
入して浴槽1に供給する。浴槽1の温水は、循環ポンプ
を通過しないで、サブタンク4に還流される。浴槽1
は、温水をオーバーフローさせてサブタンク4に流入さ
せる。オーバーフローする温水は、浮遊する異物を速や
かに排出してサブタンク4に循環させる。
【0017】浴槽1は、隔壁を越えて温水をオーバーフ
ローさせ、あるいは、隔壁の途中にオーバーフロー口を
開口して、オーバーフロー口から温水をオーバーフロー
させる。オーバーフローする温水は、循環ポンプを通過
しないで、サブタンク4に供給される。オーバーフロー
した温水をサブタンク4に自然に流して供給するため
に、浴槽1はサブタンク4よりも上方、正確には、オー
バーフロー部分をサブタンク4の水面よりも高く、いい
かえると、浴槽1のオーバーフロー部分よりもサブタン
ク4を下方に配設する。
【0018】全ての浴槽が浴室の床上に配設され、サブ
タンクが床面よりも下方に配設される装置は、全ての浴
槽からオーバーフローする温水をサブタンクに流入でき
る。この装置は、オーバーフローする温水を、浴室の床
上に流し、あるいは、床上に設けた流下溝や配管に流し
てサブタンクに流入させることができる。
【0019】弁6は、開閉弁または逆止弁である。開閉
弁は、温水の循環を停止するときに閉弁する。車椅子タ
イプの浴槽1は、車椅子を浴槽1に出し入れするとき
に、浴槽1の温水を排水して空にする。浴槽1の一部を
開いて車椅子を出し入れするためである。車椅子を搬入
した後、浴槽1の周壁を閉じて温水を供給する。浴槽1
を空にするときは、開閉弁を閉じて、循環ポンプ5の運
転を停止し、浴槽1の底部に設けた排出口を開いて、浴
槽1の温水をサブタンク4に流入させる。このとき、浴
槽1の排出口から排出される温水を廃棄して、サブタン
ク4に流入させるようにすることもできる。浴槽1に温
水を満たすときは、開閉弁を開いて循環ポンプ5を運転
し、浴槽1の温水をサブタンク4に循環させる。入浴が
終了すると、浴槽1の温水を排水して空にした後、浴槽
1を開いて車椅子を浴槽1から出す。
【0020】サブタンク4に連結される複数の浴槽1
は、サブタンク4に並列に連結されて、サブタンク4の
温水が循環される。したがって、それぞれの浴槽1とサ
ブタンク4との間に、循環ポンプ5が連結されている。
温水を排出して空にしない浴槽1は、いつでも入浴でき
るように、サブタンク4の温水を24時間連続して循環
させる。ただ、鎖線で示すように、1台の循環ポンプ5
の排出側を分岐して、複数の浴槽1に温水を循環させる
こともできる。
【0021】サブタンク4は、浴室の邪魔にならない位
置、あるいは、浴室外に配設される。サブタンク4は、
断熱処理された密閉タンクである。サブタンク4の容積
は、一つの浴槽1の容積にほぼ等しく、あるいは、これ
よりも大きい。サブタンク4を大きくすると、浴槽1の
一時的な汚れをより短い時間で綺麗にできる。汚れた温
水が浴槽1からサブタンク4に循環されても、サブタン
ク4内の温水の汚れを少なくできるからである。ただ、
大きいサブタンク4は、設置面積が広くなると共に、表
面積が大きくなって放熱も多くなる。このため、好まし
くは、サブタンク4の容積は、連結される全ての浴槽1
の容積和よりも小さく、単独の浴槽1の容積よりは大き
く設計される。
【0022】空にする浴槽1の温水を回収するサブタン
ク4は、空にする浴槽1の温水を回収できる容積に設計
される。サブタンク4は、完全に温水で満たすのではな
くて、上部に空気を蓄える状態で、浴槽1の温水を循環
させる。空にする浴槽1の温水を回収するためである。
【0023】サブタンク4は、水位センサー7で温水レ
ベルが検出される。水位センサー7は、給水弁8を制御
して、サブタンク4の温水レベルを設定値に保持する。
水位センサー7は、サブタンク4の温水レベルが設定値
よりも低下すると、給水弁8を開弁して、水を補給す
る。補給される水は、加熱手段2または温水清澄部材3
の吸入側に供給されて、サブタンク4に供給される。加
熱手段2や温水清澄部材3の吸入側に水を補給するの
は、供給される水を、加熱手段2や温水清澄部材3の潜
熱で加熱して、サブタンク4に供給するためである。
【0024】加熱手段2と温水清澄部材3は、循環ポン
プ9で温水が循環される。加熱手段2は、サブタンク4
の温水を設定温度に加熱する全てのもの、たとえば、ガ
スバーナー、灯油バーナー、電気で加熱される蓄熱材で
加温される熱交換器、電気ヒータ等が使用できる。加熱
手段2は温度センサー(図示せず)を内蔵している。温
度センサーは、サブタンク4から吸入する温水の温度を
検出して、バーナーや電気ヒータを制御して、循環され
る温水の温度を設定温度に加温する。
【0025】温水清澄部材3は、循環させる温水を清澄
に保持する。温水清澄部材3は、バクテリア等の微生物
を生息させて清澄に保持するものが最適である。微生物
を生息させる温水清澄部材3は、麦飯石のような多孔質
の天然石を所定の粒状に破砕したもの、あるいは、天然
石やセラミック等の粉粒体を多孔質な状態に結合したも
のが使用できる。さらに、温水清澄部材3には、光触媒
で温水を清澄に保持するフィルター等も使用できる。
【0026】サブタンク4に、加熱手段2と温水清澄部
材3とを連結する構造を、図2〜図4に示す。加熱手段
2と温水清澄部材3は、サブタンク4の底部から温水を
吸入して、サブタンク4の上部に供給して循環させる。
ただ、加熱手段2と温水清澄部材3は、サブタンク4の
上部から温水を吸入してサブタンク4の下部に供給して
循環させることもできる。
【0027】図2に示す装置は、ストレーナー10と、
循環ポンプ9と、温水清澄部材3と、加熱手段2とを直
列に連結している。この構造は、配管を簡単にできると
共に、ひとつの循環ポンプ9で、温水清澄部材3と加熱
手段2に温水を循環できる特長がある。
【0028】図3の装置は、ストレーナー10と循環ポ
ンプ9を通過した温水を、温水清澄部材3と加熱手段2
とに分流させて、サブタンク4に循環させる。この構造
は、加熱手段2に熱交換器を使用する装置に適してい
る。サブタンク4の温水温度が設定値まで上昇すると、
制御弁11を閉じて、熱交換器への循環を停止して、熱
交換器の放熱を少なくできるからである。制御弁11
は、サブタンク4の温水温度が設定値よりも低いときに
開弁して、熱交換器で温度を加熱する。このとき、熱交
換器をバーナー等で加熱する。温水温度が設定値まで上
昇すると、制御弁11を閉じて、熱交換器の加熱も停止
する。この構造は、温水を加熱しない状態で、多量の温
水を温水清澄部材3に循環して、温水清澄部材3で効率
よく温水を清澄にできる特長もある。
【0029】さらに、図4の装置は、加熱手段2と温水
清澄部材3とを別回路として、互いに並列にサブタンク
4に連結している。この構造は、加熱手段2と温水清澄
部材3とを別々にして、それぞれの温水循環量を最適に
設計できる。また、加熱手段2と温水清澄部材3とを別
々に試験し、あるいは故障修理できる特長がある。
【0030】加熱手段2および温水清澄部材3は、スト
レーナー10を通過して温水を循環させる。ここに連結
されるストレーナー10は、浴槽1からサブタンク4に
流入される温水に含まれる髪の毛等の大きな異物を除去
する。ストレーナー10は、フィルターを内蔵してお
り、このフィルターに温水を通過させて、毛髪等の異物
を除去する。ストレーナー10のフィルターは、洗浄し
て濾過する異物を除去する。ストレーナー10は、フィ
ルターを脱着できるケースに内蔵している。フィルター
は、ケースを開いて取り出して洗浄し、その後にケース
に収納してケースを気密に密閉する。
【0031】この構造のストレーナー10は、サブタン
ク4と浴槽1との間にも連結される。ここに連結される
ストレーナー10は、サブタンク4から浴槽1に循環さ
れる温水に含まれる異物を除去する。このストレーナー
10も、フィルターを脱着して洗浄できる構造をしてい
る。
【0032】さらに、図5に示す温水循環式浴槽装置
は、サブタンクを大浴槽12に使用する実施例である。
いいかえると、大浴槽12がサブタンクを兼用してい
る。大浴槽12とは、多人数が一度に入浴できる浴場の
ことであり、上面が開放されている浴槽を意味する。こ
の装置は、加熱手段2と温水清澄部材3を大浴槽12に
連結している。加熱手段2と温水清澄部材3は、ストレ
ーナー10と循環ポンプ9を介して大浴槽12に連結さ
れており、大浴槽12の温水を設定温度に保持して、清
澄に保持する。この図に示す装置は、ストレーナー10
と、循環ポンプ9と、加熱手段2と、温水清澄部材3と
を直列に連結している。図示しないが、加熱手段と温水
清澄部材は、並列に、あるいは別回路として大浴槽に連
結することもできる。
【0033】さらに、大浴槽12は、複数の浴槽1に連
結されている。大浴槽12に連結される複数の浴槽1
は、大浴槽12に並列に連結されて、大浴槽12の温水
が循環される。浴槽1は、循環ポンプ5を介して大浴槽
12に連結されており、この循環ポンプ5により大浴槽
12から温水供給される。浴槽1に循環された温水
は、オーバーフローさせて大浴槽12に還流される。し
たがって、大浴槽は、オーバーフロー部分よりも下方に
配設される。この装置は、大浴槽12の温水を浴槽1に
循環させて浴槽1の温水を設定温度に保持すると共に、
清澄に保持する。
【0034】
【発明の効果】本発明の温水循環式浴槽装置は、温水を
清澄にする処理能力を高くすることなく、浴槽の汚れを
速やかに清澄化できる特長がある。それは、本発明の温
水循環式浴槽装置が、浴槽の温水を直接に加熱手段や温
水清澄部材に循環させるのではなく、サブタンクに清澄
な温水を蓄えており、このサブタンクの温水を浴槽に循
環させるからである。サブタンクの温水は、常に温水清
澄部材に循環されて清澄に保持され、また、加熱手段で
設定温度に加温されているので、この温水を循環させる
ことによって、一時的に著しく汚れた浴槽内の温水を、
急激に綺麗にできる。とくに、本発明の温水循環式浴槽
装置は、温水清澄部材で浴槽の温水を短時間で綺麗に処
理するのではなく、サブタンクに蓄える綺麗な温水を浴
槽に循環させて、浴槽の温水を綺麗にする。このため、
一時的な浴槽の汚れを、急激に綺麗にできる特長があ
る。
【0035】さらに、本発明の温水循環式浴槽装置は、
サブタンクに複数の浴槽を連結しているので、何れかの
浴槽の温水が汚れても、短時間で急激に綺麗にできる。
それは、サブタンクや他の浴槽に、綺麗な温水を多量に
蓄えており、この温水を汚れた浴槽に循環して綺麗にで
きるからである。また、本発明の温水循環式浴槽装置
は、サブタンクの温水を温水清澄部材で清澄にするの
で、たとえば、いずれかの浴槽で急激に汚れたときは、
その浴槽の温水を排水してサブタンクに循環させないよ
うにして、他の浴槽が汚れるのを防止できる特長もあ
る。また、サブタンクに複数の浴槽を連結する温水循環
式浴槽装置は、ひとつの加熱手段と温水清澄部材で、複
数の浴槽の温水を清澄にして、しかも設定温度に保持で
きるので、全体のトータルコストを低減して、メンテナ
ンスを簡素化できる特長がある。
【0036】さらにまた、本発明の請求項3に記載され
る温水循環式浴槽装置は、浴槽の温水をオーバーフロー
させてサブタンクに循環させるので、浴槽で発生する毛
髪や垢のように、水面に浮上する異物を短時間で浴槽か
ら排出して綺麗にできる特長がある。
【0037】さらにまた、本発明の請求項4に記載され
る温水循環式浴槽装置は、サブタンクを大浴槽に併用し
ている。多量の温水を蓄える大浴槽は、一時的に著しく
汚れた浴槽の温水を、より効果的に短時間で急激に綺麗
にできる特長がある。さらに、サブタンクを大浴槽に併
用する装置は、大浴槽を入浴等に有効利用できる特長が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の温水循環式浴槽装置を示すブ
ロック図
【図2】図1に示す温水循環式浴槽装置のサブタンクと
加熱手段および温水清澄部材の連結状態を示すブロック
【図3】本発明の他の実施例の温水循環式浴槽装置のサ
ブタンクと加熱手段および温水清澄部材の連結状態を示
すブロック図
【図4】本発明の他の実施例の温水循環式浴槽装置のサ
ブタンクと加熱手段および温水清澄部材の連結状態を示
すブロック図
【図5】本発明の他の実施例の温水循環式浴槽装置を示
すブロック図
【符号の説明】
1…浴槽 2…加熱手段 3…温水清澄部材 4…サブタンク 5…循環ポンプ 6…弁 7…水位センサー 8…給水弁 9…循環ポンプ 10…ストレーナー 11…制御弁 12…大浴槽

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(1)内の温水を、加熱手段(2)と温水
    清澄部材(3)とに循環させて、浴槽(1)内の温度を所定の
    設定温度に保持すると共に、清澄に保持するように構成
    されてなる温水循環式浴槽装置において、 加熱手段(2)と温水清澄部材(3)が循環ポンプ(9)を介し
    サブタンク(4)に連結されており、このサブタンク(4)
    は、複数の循環ポンプ(5)を介して複数の浴槽(1)が連
    結されて、サブタンク(4)の温水は、別々の循環ポンプ
    (5)を介して複数の浴槽(1)に別々に分離して循環される
    ように構成され、さらに、サブタンク(4)の容積は、一
    つの浴槽(1)の容積にほぼ等しく、あるいは、これより
    も大きく、 加熱手段(2)と温水清澄部材(3)は、サブタンク(4)の温
    水を循環させて設定温度に保持して清澄に保持し、サブ
    タンク(4)の清澄な温水が複数の浴槽(1)に循環されるよ
    うに構成されてなることを特徴とする温水循環式浴槽装
    置。
  2. 【請求項2】 サブタンク(4)に、浴槽の一部を開い
    て、車椅子を出し入れできる車椅子用の浴槽を連結して
    いる請求項1に記載される温水循環式浴槽装置。
  3. 【請求項3】 複数の浴槽(1)が浴室の床上に配設さ
    れ、サブタンク(4)が床面よりも下方に配設されて、
    槽(1)の温水が循環ポンプを通過しないでオーバーフロ
    ーされてサブタンク(4)に循環されるように構成されて
    なる請求項1に記載される温水循環式浴槽装置。
  4. 【請求項4】 サブタンク(4)が、大浴槽(12)に併用さ
    れることを特徴とする請求項1に記載される温水循環式
    浴槽装置。
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