JP2985726B2 - 浴槽装置 - Google Patents

浴槽装置

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JP2985726B2 JP11475195A JP11475195A JP2985726B2 JP 2985726 B2 JP2985726 B2 JP 2985726B2 JP 11475195 A JP11475195 A JP 11475195A JP 11475195 A JP11475195 A JP 11475195A JP 2985726 B2 JP2985726 B2 JP 2985726B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴槽内に給水さ
れた水を加熱、保温する浴槽装置の構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図に、例えば実願昭54−54052
号に記載された従来の電磁加熱浴槽を示す。41は浴
槽、42は浴槽41の側壁、43は浴槽1の底面であ
り、底面43に金属板44を埋設し、浴槽41外の金属
板44に対応する位置に電磁誘導加熱器45を設けてい
た。そして、浴槽1内へ蛇口46より給水した後、電磁
誘導加熱器45に通電すると、電磁誘導加熱器45によ
り浴槽の底面43に埋設された金属板44が加熱し、浴
槽41内の水50を加熱し湯を沸かしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の浴槽装置におい
ては、金属板が浴槽を構成する非金属の浴槽壁に埋設し
てあり、金属板の全面が水に触れていないので、熱交換
効率が悪いという問題があった。また、金属板が埋設さ
れているので、その製作に当たっては、埋設のための製
作コストが高くついていた。また、金属板が加熱される
ので、金属板と接触しているプラスチック部分の劣化が
進み、金属板周囲の材質を耐熱特殊材料とするとコスト
高となるという問題があった。さらに、加熱中は埋設壁
が熱くなるので、火傷のおそれがあり、ガード等で人の
肌が触れないようにする必要があった。
【0004】この発明は、上記のような従来品の問題点
を解決するためになされたもので、熱交換効率が良く、
製作コストが安く、安全性の高い浴槽装置を提供するこ
とを目的とする。更に、省エネルギーの浴槽装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る浴槽装置は、浴槽と、この浴槽底部に凹状に形成され
た樋部とこの樋部の開口部を覆う仕切板とで構成された
循環路と、この循環路内に設けた磁性体よりなる被加熱
部材と、浴槽外に上記被加熱部材に対向して設けられ被
加熱部材を加熱する電磁誘導加熱器とを備え、上記樋部
の一端を浴槽の排水部に連設し、他端を排水部より高く
なるよう傾斜させて形成したものである。
【0006】請求項2記載の発明に係る浴槽装置は、
槽と、この浴槽内面に凹状に形成された樋部とこの樋部
の開口部を着脱自在に覆う仕切板とで構成された循環路
と、この循環路内に着脱自在に設けた磁性体よりなる被
加熱部材と、浴槽外に被加熱部材に対向して設けられ被
加熱部材を加熱する電磁誘導加熱器とを備えたものであ
る。
【0007】請求項記載の発明に係る浴槽装置は、
槽と、この浴槽内に設けた湯水の循環路と、浴槽内に設
け湯水を浄化する濾過装置と、循環路内に設けた磁性体
よりなる被加熱部材と、この被加熱部材を加熱する電磁
誘導加熱器とを備えたものであって、上記濾過装置を、
浴槽内の湯水を取り入れる湯水入口と、浄化後の湯水を
排出し浴槽内の循環路と連通する湯水出口と、浴槽の排
水口を塞ぐ栓体とを有し、浴槽の排水口に着脱自在に装
着されるようにしたものである。
【0008】請求項記載の発明に係る浴槽装置は、請
求項記載の発明において、浴槽内に所定量の湯水を供
給する自動給水装置を備え、この自動給水装置により定
められた水面位置に、濾過装置の湯水入口を位置させた
ものである。
【0009】請求項記載の発明に係る浴槽装置は、請
求項記載の発明において、湯水を循環させる循環ポン
プを濾過装置の湯水出口と被加熱部材との間に設けたも
のである。
【0010】請求項記載の発明に係る浴槽装置は、浴
槽上部を覆い注水口を有するフタを備え、上記注水口の
浴槽側に可撓弁体を取り付けたものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明に係る浴槽装置において
は、浴槽の循環路内に被加熱部材を設けたので、埋設す
る場合に比べて製作コストが安く、被加熱材が肌に触
れて火傷する恐れがない上、湯水が被加熱材の周囲を
通過するため熱交換効率が良い。また、誘導加熱器と被
加熱材との間に磁力線が通ることにより水中の酸素原
子または酸素分子の電子回転軌道が大きくなり酸化力が
増す。さらに、樋部を浴槽底部に設け、一端を浴槽の排
水部に連設し、他端が排水部より高くなるよう傾斜させ
て形成したので、排水の際に湯水が浴槽内に残ることが
ない。
【0012】請求項2記載の発明に係る浴槽装置におい
ては、浴槽の循環路内に被加熱部材を設けたので、埋設
する場合に比べて製作コストが安く、被加熱部材が肌に
触れて火傷する恐れがない上、湯水が被加熱部材の周囲
を通過するため熱交換効率が良い。また、誘導加熱器と
被加熱部材との間に磁力線が通ることにより水中の酸素
原子または酸素分子の電子回転軌道が大きくなり酸化力
が増す。さらに、仕切板を取り外し、被加熱部材を取り
出せば、仕切板や被加熱部材に付着した湯アカ等を除去
することができる。
【0013】請求項記載の発明に係る浴槽装置におい
ては、浴槽の循環路内に被加熱部材を設けたので、湯水
が被加熱部材の周囲を通過するため、熱交換効率が良く
なるとともに、浴槽内に湯水を浄化する濾過装置を設け
たので、浴槽内の湯を清潔に保てる。また、濾過装置
に、浴槽内の湯水を取り入れる湯水入口と、浄化後の湯
水を排出し浴槽内の循環路と連通する湯水出口と、浴槽
の排水口を塞ぐ栓体とを備えたので、浄化後の湯水を加
熱することができ、濾過装置を取り外すことにより排水
できる。
【0014】請求項記載の発明に係る浴槽装置におい
ては、浴槽内に所定量の湯水を供給する自動給水装置を
備え、この自動給水装置により定められた水面位置に、
濾過装置の湯水入口を位置させたので、水面に浮上した
毛髪やアカ等の濾過が充分に行なえる。
【0015】請求項記載の発明に係る浴槽装置におい
ては、湯水を循環させる循環ポンプを濾過装置の湯水出
口と被加熱部材との間に設けたので、循環ポンプ内にゴ
ミが詰まることがなく、また、水が加熱される前の湯温
の低い部分に設けられているため、循環ポンプの寿命が
延びる。
【0016】請求項記載の発明に係る浴槽装置におい
ては、浴槽上部を覆い注水口を有するフタを備え、その
注水口の浴槽側に可撓弁体を取り付けたものであるの
で、フタをしたまま給水ができるうえ、可撓弁体により
内部の熱が外に逃げない。
【0017】
【発明の実施の形態】実施例1. 以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。図1は本
願発明の浴槽装置の断面図である。図において、1は本
発明の浴槽であり、非金属、例えば耐熱性プラスチック
等を成形してなり、側壁2及び底面3より構成される。
4は浴槽1の底面3に一体に成形された排水部チャンバ
ー、5はその下方に接続された排水筒部であり、底部に
排水口6が設けられ排水管7が接続されている。排水筒
部5の側面には連通口8が形成され、連通路9を介して
循環ポンプ10に接続されている。循環ポンプ10は浴
槽1内に開口する吐出口11を有している。12は浴槽
1の底部3に一体に凹状に形成した樋部であり、排水部
チャンバー4側が低くなるように傾斜させている。13
は樋部12の開口部を覆い、排水部チャンバー4と反対
側の端部に湯水が流れる循環口14を有するプラスチッ
ク等からなる仕切板であり、図4にその斜視図を示す。
この樋部12と仕切板13とでポンプ10から送られる
湯水が流れる循環路15を構成している。16は樋部1
2と仕切板13とで形成された循環路中に着脱自在に設
置した金属板よりなる被加熱板であり、傾斜させた樋部
12に合わせて傾斜させている。17は誘導加熱器で、
被加熱板16に対向する浴槽外に取り付けられている。
【0018】20は浴槽1の排水部チャンバー4に装着
される濾過装置であり、容器内に浴槽1内の湯を濾過す
るための濾材24を収納して形成されている。21はこ
の濾過装置20を排水部チャンバー4に脱着するために
濾過装置の容器の上部に一体に形成されたハンドルであ
る。22は濾過装置20内に湯水が入る湯水入口であ
り、可撓性のゴム等からなる逆止用弁体23が取り付け
られている。この実施例においては、水位検出装置(図
示せず)により、浴槽1内に所定の水位まで水が供給さ
れるように制御されており、湯水入口22はその制御水
面に位置するように設けられている。25は容器下部に
形成された円筒部の周囲に取り付けたOリングであり、
排水部チャンバー4に濾過装置20を装着した際に浴槽
1内の湯水が排水筒部5に流入しないように設けられて
いる。26は、Oリング24の下方の円筒部の側面に設
けられた湯水出口であり、排水筒部5の連通口8と対向
している。濾過装置20の先端には栓体27が取り付け
られており、濾過装置20を装着すると栓体27により
浴槽1の排水口6が封塞されるように構成されている。
【0019】30はこの浴槽1上部を覆うフタを示し、
プラスチック等よりなる袋体34内に保温材31、例え
ばガラスウールやウレタンを注入し注入口を密封して構
成されている。このように構成すれば、軽くて保温効率
が良い。32はフタ30の給水蛇口35に対応した部分
に設けられたフタ注水口であり、ロート状に成形され、
浴槽1側に可撓弁体33を取り付けて構成されている。
【0020】図2は濾過装置20及び仕切板13を装着
した状態の浴槽1を一部断面で示した斜視図、図3は濾
過装置20及び仕切板13を取り外した状態の浴槽1を
一部断面で示した斜視図、図5は被加熱板16の斜視図
である。図2及び図5に示すように、被加熱板16は略
コ字状に形成されており、図3に示す樋部12に形成し
た凹溝18に脚部16aが着脱自在に装着されている。
このように被加熱板16を設置した状態の循環路の断面
図を図6に示す。図において、矢印は湯水の流れを示し
ている。
【0021】次に、本発明の動作について図1を用いて
説明する。自動給水装置(図示せず)により、浴槽1に
フタをしたままの状態で給水蛇口35を開き、フタ30
のロート状注水口32より可撓弁体33を通し給水し、
水位検出装置(図示せず)により定水位線まで給水され
たことが検出されたら、自動的に給水を停止する。給水
が完了したら、循環ポンプ10と誘導加熱器17の電源
が入り、浴槽1内の水が濾過装置20の湯水入口22へ
引き込まれ、濾材24を経て浄化され、湯水出口26か
ら排出される。湯水入口22は浴槽1内の制御水面に位
置しているため、浮上した毛髪やアカ等の濾過が充分行
なえる。また、湯水入口22に逆止用弁体23が設けら
れているので、一旦濾過装置20内に取り入れた毛髪等
は浴槽1内に戻らない。さらに、濾過装置20は浴槽内
に設けられており、その容器から水が漏れたとしても大
きな影響はないため、容器を密閉容器としなくても良
く、製作費が安くつく。
【0022】湯水出口26から排出された湯水は、湯水
出口26に対向して設けられた排水筒部5の連通口8、
連通管9を経て循環ポンプ10へ導かれる。湯水はポン
プ10の吐出口11から排出され、樋部12と仕切板1
3とで形成される循環路15を流れる。循環路15内に
設けられた被加熱板16は循環路15に合わせて傾斜さ
せているので、湯水の循環を阻害しない。また、循環ポ
ンプ10は濾過装置20により濾過された後の湯水を通
すため、ゴミが詰まりにくく、さらに、被加熱板16の
前に設置されておりポンプ内を通る湯水の温度が低いた
め、循環ポンプ10を耐熱材で構成しなくてもよく、循
環ポンプ10の寿命も延びる。
【0023】循環路15中に設置された被加熱板16
は、誘導加熱器17により既に加熱されているので、こ
の被加熱板16の上面及び下面を水が通過することによ
り効率良く熱交換される。その上、誘導加熱器17と被
加熱板16との間には磁力線が通っており、この磁力線
内を水が通過することにより、水の中に含まれた酸素原
子又は酸素分子の回りを回転している電子が磁力のエネ
ルギーを帯びて、電子軌道が若干大きくなり、酸化力が
増すため、殺菌、脱臭の効果も得られる。
【0024】このように、浴槽1内に濾過装置20を設
けるとともに、被加熱板16と誘導加熱器17の間の浴
槽湯水に磁化エネルギーを付与していることから、浴槽
内の湯水の浄化が行なわれるので、毎日風呂に入る度に
湯を入れ替える必要がなく、数日間そのままの湯で入浴
が可能であり、省エネルギーである。
【0025】被加熱板16を通過した水は加温され仕切
板13端部に形成された循環口14を経て浴槽1に戻
る。一定時間の運転で浴槽内の水が入浴できるまで加温
されると、誘導加熱器17の浴槽湯温度検出器(図示せ
ず)が動作し、誘導加熱器17の電源がOFFする。そ
の後浴槽内の湯温が下がれば再び誘導加熱器17が運転
され浴槽内の湯温を一定に保つように動作する。このと
き、フタ30に設けた注水口32の可撓弁体33は閉じ
ているので、放熱は少なく保温効率も良い。
【0026】この誘導加熱器17の入力電源は深夜電力
と一般電力とが適宜切り換えできるように入力制御され
ている。そのため、深夜電力で湯沸かし及び保温を行な
い、一般電力で追い焚きを行なうことができ、ランニン
グコストが安くつく。
【0027】浴槽内の湯水が汚れたと思える場合には、
濾過装置20のハンドル21を上方へ引き上げることに
より濾過装置20に設けられた栓体27を外し、浴槽内
の湯水を排水すればよい。このとき、樋部12は排水部
側が低くなるように傾斜させているので、湯が浴槽内に
残ることがない。また、排水により循環ポンプ10内の
逆洗いができる。
【0028】なお、仕切板13は着脱自在であるので、
仕切板13を取り外し、被加熱板16を取り出せば、被
加熱板16に付着した湯アカ等が簡単に除去でき、熱交
換効率を保つことができる。
【0029】実施例2. 実施例1においては、被加熱板16を樋部12に設けた
凹溝18に装着しているが、仕切板13にねじ止めする
ようにしてもよい。このように構成した場合の浴槽1の
底面3の一部断面図を図7に示す。この構成によれば、
被加熱板16が外れてしまう恐れがなくなるとともに、
仕切板13と共に取り外せるため便利である。
【0030】実施例3. 実施例1においては、濾過装置20の上部にのみ湯水入
口22を設けているが、それに加えて湯水入口22の下
方に第2の湯水入口を設けてもよい。このように第2の
湯水入口を設ければ、湯水の循環により、浴槽内の湯水
をより均一に効率よく加温できる。また、濾過装置は実
施例1の形状に限られるものではなく、栓体27を有さ
ずに浴槽1内の別の位置に設置して循環路15と連通さ
せるものでも良く、循環路15内に設けるものでも良
い。栓体と別体とすれば排水の度に濾過装置を取り外す
必要がなく、循環路15内に設ければコンパクトにでき
製作費も安くつく。
【0031】実施例4. 樋部12と仕切板13とで構成される循環路15を浴槽
1の側壁2に設け、上記実施例1と同様に循環路15内
に被加熱板16を設けるように構成しても、上記実施例
1と同様の効果を奏する。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る浴槽装置によ
れば、浴槽の循環路内に被加熱部材を設けたので、製作
コストが安く、被加熱材が肌に触れて火傷する恐れが
ない上、湯水が被加熱材の周囲を通過するため熱交換
効率が良い。また、水中酸素の磁化エネルギー付与によ
る酸化力の向上により殺菌、脱臭効果がある。さらに、
樋部を浴槽底部に設け、一端を浴槽の排水部に連設し、
他端が排水部より高くな るよう傾斜させて形成したの
で、排水の際に湯水が浴槽内に残ることがない。
【0033】請求項2記載の発明に係る浴槽装置によれ
ば、浴槽の循環路内に被加熱部材を設けたので、製作コ
ストが安く、被加熱部材が肌に触れて火傷する恐れがな
い上、湯水が被加熱部材の周囲を通過するため熱交換効
率が良い。また、水中酸素の磁化エネルギー付与による
酸化力の向上により殺菌、脱臭効果がある。さらに、仕
切板及び被加熱部材を着脱自在に取り付けたので、仕切
板や被加熱部材に付着した湯アカ等が簡単に除去でき、
熱交換効率の悪化を防止できる。
【0034】請求項記載の発明に係る浴槽装置によれ
ば、浴槽の循環路内に被加熱部材を設けたので、湯水が
被加熱部材の周囲を通過することにより熱交換効率が良
くなるとともに、浴槽内に湯水を浄化する濾過装置を設
けたので、浴槽内の湯を清潔に保ち、湯の交換回数を減
らすことができ、省エネルギーに寄与する。さらに、
過装置に、浴槽内の湯水を取り入れる湯水入口と、浄化
後の湯水を排出し浴槽内の循環路と連通する湯水出口
と、浴槽の排水口を塞ぐ栓体とを備えたので、浄化後の
湯水を加熱することにより循環路の汚れを防止でき、濾
過装置を取り外すことにより簡単に排水できる。
【0035】請求項記載の発明に係る浴槽装置によれ
ば、浴槽内に所定量の湯水を供給する自動給水装置を備
え、この自動給水装置により定められた水面位置に、濾
過装置の湯水入口を位置させたので、水面に浮上した毛
髪やアカ等の濾過が充分に行なえる。
【0036】請求項記載の発明に係る浴槽装置によれ
ば、湯水を循環させる循環ポンプを濾過装置の湯水出口
と被加熱部材との間に設けたので、ポンプ内にゴミが詰
まることがなく、また、水が加熱される前の湯温の低い
部分に設けられているため、ポンプの寿命が延びる。
【0037】請求項記載の発明に係る浴槽装置によれ
ば、浴槽上部を覆い注水口を有するフタを備え、その注
水口の浴槽側に可撓弁体を取り付けたものであるので、
フタをしたまま給水ができるうえ、可撓弁体により内部
の熱が外に逃げないため保温効率が良く、省エネルギー
に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例における浴槽装置の断面
図である。
【図2】 この発明の一実施例における浴槽装置の一部
を断面で示した斜視図である。
【図3】 図2の浴槽装置から濾過装置と仕切板とを取
り外した状態を示す斜視図である。
【図4】 この発明の一実施例における浴槽装置の仕切
板を示す斜視図である。
【図5】 この発明の一実施例における浴槽装置の被加
熱板を示す斜視図である。
【図6】 この発明の一実施例における浴槽装置の循環
路を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施例2における被加熱板を取り
付けた循環路を示す断面図である。
【図8】 従来の浴槽装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 浴槽、4 排水部チャンバー、10 循環ポンプ、
12 樋部、13 仕切板、15 循環路、16 被加
熱板、17 電磁誘導加熱器、20 濾過装置22 湯
水入口、26 湯水出口、27 栓体、30 フタ、3
1 保温材、32 注水口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/18 F24H 1/00 301

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と、この浴槽底部に凹状に形成され
    た樋部とこの樋部の開口部を覆う仕切板とで構成された
    循環路と、この循環路内に設けた磁性体よりなる被加熱
    部材と、上記浴槽外に上記被加熱部材に対向して設けら
    れ上記被加熱部材を加熱する電磁誘導加熱器とを備え、
    上記樋部の一端を上記浴槽の排水部に連設し、他端を上
    記排水部より高くなるよう傾斜させて形成したことを特
    徴とする浴槽装置。
  2. 【請求項2】 浴槽と、この浴槽内に設けた湯水の循環
    路と、上記浴槽内に設け湯水を浄化する濾過装置と、上
    記循環路内に設けた磁性体よりなる被加熱部材と、この
    被加熱部材を加熱する電磁誘導加熱器とを備え、上記濾
    過装置は、上記浴槽内の湯水を取り入れる湯水入口と、
    浄化後の湯水を排出し上記浴槽内の循環路と連通する湯
    水出口と、上記浴槽の排水口を塞ぐ栓体とを有し、上記
    浴槽の排水口に着脱自在に装着されることを特徴とする
    浴槽装置。
  3. 【請求項3】 浴槽内に所定量の湯水を供給する自動給
    水装置を備え、この自動給水装置により定められた水面
    位置に、濾過装置の湯水入口を位置させたことを特徴と
    する請求項記載の浴槽装置。
  4. 【請求項4】 湯水を循環させる循環ポンプを濾過装置
    の湯水出口と被加熱部材との間に設けたことを特徴とす
    る請求項記載の浴槽装置。
  5. 【請求項5】 浴槽上部を覆い注水口を有するフタを備
    え、上記注水口の浴槽側に可撓弁体を取り付けたことを
    特徴とする浴槽装置。
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