JP2000189336A - 水循環設備 - Google Patents

水循環設備

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JP2000189336A
JP2000189336A JP10370307A JP37030798A JP2000189336A JP 2000189336 A JP2000189336 A JP 2000189336A JP 10370307 A JP10370307 A JP 10370307A JP 37030798 A JP37030798 A JP 37030798A JP 2000189336 A JP2000189336 A JP 2000189336A
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water
bathtub
temperature
pipe
activating device
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JP10370307A
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Shuzo Teranishi
修三 寺西
Yoshiaki Takamura
好明 高村
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TAKAMURA SETSUBI KK
TERANISHI KOGYO KK
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TAKAMURA SETSUBI KK
TERANISHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 節水効果が高く、設置スペースが少なくて済
み、清掃などのメンテナンスが容易な水循環設備を提供
する。 【手段】 浴槽1などからの水を導く流入管路3と、そ
の流入管路の下流側に接続される除毛器7と、その下流
側の活水器8およびヒータ10と、その下流側に接続さ
れるポンプ11と、ポンプから出てくる水の温度を検出
する温度センサ18と、浴槽などに水を戻すための流出
管路4とを備えている水循環設備A。活水器8は、管状
のケースと、そのケース内に長手方向に収容される、活
水作用を有するセラミックス製のスパイラル管とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水循環設備およびそ
れに好適に用いられる活水器に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭の風呂などにおいては、図5aに示
すように、浴槽101から給湯器に水を戻すための管路
102の入り口に、体毛や大きいごみなどを取り除くた
めの粗い目のフィルタ103が設けられている。このも
のはごみが大きいため、清掃が容易である
【0003】他方、常時水温を入浴可能な温度に維持す
る、いわゆる24時間風呂と呼ばれる水循環設備が用い
られている。この設備は、たとえば図5bに符号104
で示すように、浴槽101から水(湯)を導入する流入
管路105と、その流入管路の下流側に接続される粗い
目の除毛器106と、その除毛器の下流側に接続される
細かい目の濾過器107と、その下流側に設けられるヒ
ータ108および温度センサ109と、その下流側に設
けられるポンプ110と、浴槽101に湯を戻すための
流出管路111と、前記ポンプやヒータを制御する制御
パネル112とを備えている。
【0004】このものはポンプ110により、流入管路
105から流出管路102へ至る水流を引き起こし、ヒ
ータ108で水温を上げた上で、浴槽101に戻すこと
ができる。さらにその途中で、除毛器106により、体
毛や大きいごみを取り除き、濾過器107により小さい
ごみや垢(アカ)を取り除くことができる。そして使用
して減った分だけ水を供給するようにしている。そのた
め、水を節約することができる。また、使用していない
ときは、浴槽101に蓋をしておき、湯温が下がった分
だけヒータ108で加熱するので、電気使用量も比較的
少なくて済む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記通常の風呂におい
ては、フィルタ103で大きいごみを簡単に排除できる
が、湯に含まれている垢や細かい垢を取り除くことはで
きない。そのため、使用後、あるいはつぎに使用する前
に水を落とし、浴槽を洗い、新し水や湯を入れる必要が
ある。そのため水の使用量が多い。さらに湯を沸かすた
めに必要なエネルギも大きい。他方、前述の24時間風
呂は、同じ水を何度も使用するので、節水効果が高い。
しかし濾過器107の容積が大きいので、大きい設置ス
ペースが必要である。また、濾過器106のエレメント
を交換したり、清掃や汚物の廃棄などのメンテナンスが
厄介である。なお排水も活性化されているので汚泥およ
び悪臭の発生もほとんどなくなる。
【0006】本発明は節水効果が高く、しかも設置スペ
ースが少なくて済み、清掃などのメンテナンスが容易な
水循環設備を提供することを技術課題としている。さら
に本発明は、そのような水循環設備に好適に採用しうる
活水器を提供することを第2の技術課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の水循環設備は、
浴槽などの水を循環させるための設備であって、浴槽な
どからの水を導く流入管路と、その流入管路の下流側に
接続される活水器と、その活水器の下流側に接続され
る、浴槽などに水を戻すための流出管路と、前記流入管
路から活水器および流出管路に至る管路に水を流すため
のポンプとを備えており、前記活水器が、管状のケース
と、そのケース内に長手方向に収容された活水作用を有
するセラミックス製の管状体とを有することを特徴とし
ている。前記管状体は、その内面および(または)外面
に螺旋状の溝を有するスパイラル管とするのが好まし
い。
【0008】さらにこのような水循環設備においては、
前記活水器の上流側に、ごみ取りフィルタが介在されて
いるものが好ましい。さらに前記管路の途中に水を加熱
する手段と水温を検出する温度センサとが設けられてお
り、かつ、温度センサと設定温度とを比較して、温度セ
ンサの温度が低いときに加熱手段により水を加熱する制
御回路を備えているものが好ましい。加熱手段として
は、電気ヒーター、熱交換器、ボイラなどがあげられ
る。
【0009】本発明の活水器は、管状のケースと、その
ケース内に長手方向に収容された活水作用を有するセラ
ミックス製の管状体とを備えていることを特徴としてい
る。管状体は、その内面および(または)外面に螺旋状
の溝を有するスパイラル管とするのが好ましい。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明の水循環設備において
は、ポンプを駆動すると、流入管路を通して浴槽などか
ら水または湯を引き込み、活水器を経て、流出管路から
浴槽などに水や湯を戻すことができる。そして従来の濾
過器に代えて、活水作用を有するセラミックス製の管状
体を利用した活水器を備えているので、水や湯の汚れを
除去することができる。ここでいう活性作用とは、特殊
なセラミックスであり、遠赤外線と微弱エネルギを水に
与え、水のクラスター(分子集団)の乱れを正常に(小
さく)することができる作用をいう。そしてそれによ
り、水の本来の育てる力、浄化作用、抗菌力、ペーハー
(pH)調整作用、ミネラル調整作用などを向上させる
ことができる。
【0011】これを詳しく説明すると、すべての分子は
一定の振動をして活動しているものと考えられ、当然、
水も一定の振動をして活動しているものと考えられる。
前記活水作用を有するセラミックスは、遠赤外線のほか
微弱エネルギーを発振している。この遠赤外線の振動は
水分子(あるいはクラスター)の振動数とほとんど同じ
であり、遠赤外線の振動と水分子の振動とが共振現象を
起こし、水のクラスターが正常な状態になり、水が活性
化されるものと考えられる。
【0012】本発明の水循環設備では、このような活水
器のセラミックス製の管状体の活性化作用により、浴槽
から流入管路を経て流入した水が、水の本来の浄化作用
などにより、有機物質を分解する。そして水が循環する
につれて、浴槽などの水が全体として浄化される。そし
て従来の濾過器のように単に細かいごみなどを漉すだけ
でなく、分解・浄化するため、フィルタエレメントの交
換や清掃がほとんど不要になり、メンテナンスが楽にな
る。
【0013】前記管路の途中にごみ取りフィルタが介在
されている水循環設備では、活水器に入る前の水から大
きいごみを除くことができるので、活水器内にごみが流
れ込みにくくなる。さらに前記管路の途中に水を加熱す
る手段と水温を検出する温度センサとを設け、温度セン
サと設定温度とを比較して、温度センサの温度が低いと
きに加熱手段により水を加熱する制御回路を備えている
ものは、湯温を設定温度に維持することができる。その
ため、いわゆる24時間風呂として使用することができ
る。
【0014】本発明の活水器は、活水作用を有するセラ
ミック製の管状体を収容しているので、水の流通を妨げ
ることなく、活水作用が奏される。さらに管状体がスパ
イラル管である活水器においては、水がスパイラル管内
を流れるとき、あるいはスパイラル管の外面に沿って流
れるときに、乱流を起こし、スパイラル管と充分に接触
し、そのため活性作用が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の水循環設備および活水器の実施の形態を説明する。図
1は本発明の水循環設備の一実施形態を示す一部断面側
面図、図2はその水循環設備に用いる活水器の一実施形
態を示す断面図、図3aおよび図3bはそれぞれ本発明
の水循環設備の他の実施形態を示す平面図および側面
図、図4aは本発明の水循環設備を浴槽に新設する場合
の一例を示す配管図、図4bおよび図4cはそれぞれ既
設の水循環設備を改造して本発明の水循環設備とする場
合の例を示す配管図である。
【0016】図1に示す水循環設備Aは、浴槽1からの
水2を導く流入管路3と、浴槽1に水を戻すための流出
管路4を備えている。流入管路3にはまず逆止弁5が取
り付けられ、その下流側に目の粗いフィルタエレメント
6を備えた除毛器7が接続されている。除毛器7の上端
には、空気抜き用のコック7aが設けられている。さら
に除毛器7の下流側には、活水器8を収容した円筒状の
収容ケース9が接続されている。収容ケース9の下部に
はヒータ10が収容されている。なおヒータに代えて、
熱交換器やボイラなど、他の加熱手段を採用することも
できる。
【0017】さらに収容ケース9の下流側にはポンプ1
1が接続されており、その出口側は前記流出管路3に接
続されている。符号Mはポンプ11を駆動するためのモ
ータである。なお、逆止弁5から除毛器7に至る途中の
管路は、T字継手(チーズ)12で分岐され、その分岐
路は、補給水を導くため、電磁弁13を介して給水管1
4に接続されている。また収容ケース9からポンプ11
に至る管路は他のT字継手15で分岐され、その分岐路
はドレンコック16を介してドレン配管17に接続され
ている。さらにポンプ11から流出管路3に至る途中に
は、浴槽1に戻る湯の温度を検出するための温度センサ
18が設けられている。
【0018】前記の各機器および管路は、アングルある
いはL字状の折り曲げた金属板などを溶接などで組み立
てたフレーム19内に収容されている。なお、フレーム
19に取り付けるべき手前側のカバーは省略されてい
る。フレーム19の下端の4隅には、ゴムなどからなる
脚部20が、床面に取り付ける取付片21と共に固定さ
れている。
【0019】前述の逆止弁5は、流入管路3を通って浴
槽1側に水が逆流しないようにするためのものである。
逆止弁5としては、従来公知の逆止弁を採用しうる。ま
た前記除毛器7は従来公知のものでよく、たとえばフラ
ンジ部22を有する有底円筒状の本体23と、その本体
内に収容されたフィルタエレメント6とから構成され
る。フレームの上面に取り付けられるカバー24には円
形の開口部が形成され、その開口部に除毛器7の本体2
3が挿入されると共に、フランジ部22が上面のカバー
24にネジなどで固定されている。またそのフランジ部
22には、フィルターエレメント6の清掃、交換などの
メンテナンスのために、ガスケットを介して蓋体25が
着脱自在に取り付けられている。本体23は温水に対応
するため、ステンレス製のものが好ましい。フィルタエ
レメント6も、温水に対応するため、たとえばステンレ
ス線からなる金網が好ましいが、他のものも使用しう
る。
【0020】前記活水器8は、図2に示すように、円筒
状のケース30と、その両端に取り付けたフランジ状の
端板31、32と、ケース30の内部に収容された活水
作用を有するセラミックス製のスパイラル管(管状体)
33とを有する。端板31、32は、それぞれ水の導入
用または排出用のパイプとの接続のためのネジ孔34を
有する。ケース30および端板31、32は、たとえば
ステンレスなどの金属板により構成することができる。
金属板は曲げ加工と溶接により、両端に端板を有する筒
状の形態に構成することができる。なお、深絞り成形と
溶接とを組み合わせてもよい。この実施形態では、スパ
イラル管33を2個、ケース30内にいわば直列状に配
列している。しかし水の容量によっては、スパイラル管
33を1個だけ使用したり、3個以上使用することもで
きる。
【0021】前記スパイラル管33は、図2のように、
管壁の内面および外面に螺旋状ないしネジ状の凹溝36
を備えており、全体として螺旋状の凹凸が形成されてい
るものである。それにより、管壁の厚さをほぼ一定にす
ることができ、しかも両面で水とセラミックスの接触面
積が増加し、水の蛇行流れが達成される。ただし内面だ
け、あるいは外面だけに螺旋状ないしネジ状の凹溝36
を設けることもでき、凹溝を設けない直管(セラミック
ス管)を使用することもできる。
【0022】スパイラル管33やセラミックス管の素材
としては、エフユウエフ(株)から市販されている「バ
イオセラミカ(商品名)」などが好適に用いられる。セ
ラミックス製のスパイラル管33あるいは直管は、セラ
ミックス粉末を所定の形状に成形し、焼結させることに
より構成しうる。しかし管状体の表面にセラミックス片
を練り込んだり、担持させることによっても構成しう
る。また、管の内部あるいはケース30の内部に、活水
性を有するセラミックス片を充填してもよい。管の中に
充填するセラミックス片は、水が流通可能な状態に充填
できるものであれば、その形態は限定されることがな
い。たとえば、セラミックスの粉末、顆粒、破砕片、柱
状片、管状片、板状片、さらにはそれらの多孔質焼結体
などがあげられる。スパイラル管33は、たとえばスパ
イラル管33とケース30の間にステンレス製の網36
を介在させることにより、水の流通を妨げずにケース3
0内に固定することができる。ただし他の固定法を採用
することもできる。
【0023】図1に戻って、ヒータ10は従来公知の水
を加熱するための防水型のものが用いられ、500〜
1,200w程度のものを、たとえば2本組み合わせ、
発熱量を調節できるようにするのが好ましい。またポン
プ11は、たとえば吐出量30〜5L /min で、吐出圧
力1〜3atm 程度のものが用いられる。温度センサ18
は、通常の風呂温度、たとえば30〜50度の水温を検
出できるものであれば、とくに限定されない。
【0024】温度センサ18とヒータ10の配線は、た
とえば図5に示すような、従来公知の制御パネルに接続
される。制御パネルは浴室などに配置され、公知の温度
制御回路を備えている。その温度制御回路は、温度セン
サ18により検出した湯温と設定温度とを比較して、温
度センサ18の温度が低いときにヒータに電流を流し、
同じ温度になったとき、あるいは温度センサ18の方が
高くなったときにヒータ10の電流を切る温度制御回路
を備えている。なお、最初は2個のヒータ10で加熱
し、温度調節のときは1個のヒータ10だけを使用する
ようにしてもよい。また、ポンプ11のON−OFF制
御も、制御パネルに設けたスイッチなどで行うように配
線する。
【0025】上記のごとく構成される水循環設備Aで
は、制御パネルの操作スイッチをONにするとモータM
が回転し、ポンプ11を駆動する。それにより、流入管
路3から流出管路4までの連続する管路に圧力勾配が生
じ、浴槽1の水ないし湯が、流入管路3を通って水循環
設備A内に入ってくる。その水は、まず除毛器7に入
り、毛髪や大きいごみなどが取り除かれる。
【0026】さらに水や湯は収容ケース9内に入り、活
水器8により活水作用を受けて、前述のように、水のク
ラスター(分子集団)の乱れを正常に(小さく)するこ
とができる。そしてそれにより、水の本来の浄化作用、
抗菌力、ペーハー(pH)調整作用、ミネラル調整作用
などを向上させることができる。このような作用は、活
水器8のセラミックス製のスパイラル管33自体には何
等の変質も生じさせないので、スパイラル管33を交換
する必要がない。
【0027】なお図2に示すように、この実施形態では
セラミックス製のスパイラル管33を採用しているの
で、その中の水流は大きく乱され、水とスパイラル管3
3との接触が強く、何度も行われる。そのため活水作用
が効率的に行われる。
【0028】その後、水ないし湯はヒータ10で適切な
温度まで加熱され、ポンプ11を通り、流出管路4を経
て浴槽に戻される。浴槽1の湯2が少なくなったとき、
あるいは始めにポンプ11に予備水を導入する場合は、
電磁弁13を開いて給水管14から水循環設備A内に水
を導入する。その場合でも、逆止弁5があるので、その
水が流入管路3から浴槽へ逆流することがない。
【0029】このように上記の水循環設備Aを用いる
と、浴槽1内の湯2は常時適温に維持され、しかも汚れ
や細菌がほとんどない状態に維持される。またメンテナ
ンスについては、単に除毛器7のフィルタエレメント7
で取り除かれた毛髪や大きいごみを時々捨てるだけでよ
く、活水器9はまったくメンテナンスの必要がない。そ
のため、取り扱いがきわめて楽である。
【0030】上記の実施形態では浴槽の水ないし湯を循
環させるものであるので、ヒータ10を内蔵している
が、本発明の水循環設備は必ずしもヒータなどの加熱手
段を設ける必要はない。図3aおよび図3bはそのよう
なヒータを内蔵しない水循環設備の一実施形態を示して
いる。この水循環設備Bはヒータを有しないので、活水
器8は除毛器7に連結した配管40に直接接続してい
る。活水器8は前述のものと同じものを使用しうる。ま
た、この水循環設備Bでは、活水器8の出口側にクロス
の配管継手41を接続し、その一つをポンプ11の入り
口側に接続し、他の一つを水補給用の電磁弁13に接続
している。さらにクロスの配管継手41の下端は、ドレ
ン抜き用にプラグ42で着脱自在に閉栓している。な
お、本実施形態では、逆止弁を省略している。また図1
のものと同じ構成の部分には、同じ符号を付して説明を
省略する
【0031】図3aおよび図3bの水循環設備Bは、ヒ
ータを有しないので、きわめてコンパクトに構成するこ
とができ、設置スペースが少ない。この水循環設備Bに
ついても、温度調節以外は図1の場合と同じ作用効果、
すなわち活水器8による水の本来の動植物の育成作用、
浄化作用、抗菌力、ペーハー(pH)調整作用、ミネラ
ル調整作用などを向上させることができる。また、活水
器8のセラミックス製のスパイラル管33自体には何等
の変質も生じさせないので、スパイラル管33を交換す
る必要がない。
【0032】この水循環設備Bは、たとえば水槽やプー
ルなど、とくに水温を上昇させる必要がない場合に使用
することができる。水槽としては、浄化槽、防火水槽、
給水塔などのほか、生け簀、観賞用あるいは養殖用の魚
類を育てるものなどに好適である。さらに通常のガスや
灯油を燃焼させる風呂釜で湯温を調節するようにすれ
ば、家庭用あるいは公衆浴場、病院、ホテルなどの浴槽
の水の循環にも使用しうる。
【0033】図4aは、浴槽1あるいは上記の水槽など
に本発明の水循環設備を新設する場合の実施形態を示し
ており、浴槽1などの下部に流入管路3を接続し、その
下流側に除毛器7、ポンプ11および活水器8を順に接
続し、流出管路4で浴槽1の上部に戻すようにしてい
る。図4bは、流入管路3、フィルター(除毛器)7、
ポンプ11、濾過器50および流出管路4を備えている
既設の水循環設備における、前記濾過器50を活水器8
に交換する場合を示している。また図4bは、流入管路
3、フィルター(除毛器)7、ポンプ11、濾過器50
および流出管路4を備えている既設の水循環設備におけ
る、前記濾過器50と流出管路4の間に活水器8を追加
工事する場合を示している。このように本発明の水循環
設備は、既設の設備の濾過器を活水器に交換するだけ
で、あるいは活水器を追加工事するだけで、容易に構成
することができる。
【0034】前記活水器8は、浴槽や水槽などの水循環
設備に用いるほか、たとえば水道設備や地下水をポンプ
で汲み上げる給水設備の給水配管あるいは給湯設備の給
湯配管に介在させることもできる。その場合も、セラミ
ックス管による活水作用が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水循環設備の一実施形態を示す一部
断面側面図である。
【図2】 図1の水循環設備に用いる活水器の一実施形
態を示す断面図である。
【図3】 図3aおよび図3bはそれぞれ本発明の水循
環設備の他の実施形態を示す平面図および側面図であ
る。
【図4】 図4aは本発明の水循環設備を浴槽に新設す
る場合の一例を示す配管図であり、4bおよび図4cは
それぞれ既設の水循環設備を改造して本発明の水循環設
備とする場合の例を示す配管図である。
【図5】 図5aは従来の浴槽用のフィルターの一例を
示す断面図であり、図5bは従来の水循環設備の一例を
示す概略説明図である。
【符号の説明】
A 水循環設備 1 浴槽 2 湯 3 流入管路 4 流出管路 5 逆止弁 6 フィルターエレメント 7 除毛器 8 活水器 9 収納ケース 10 ヒータ 11 ポンプ M モータ 13 電磁弁 14 給水管 16 ドレンコック 17 ドレン配管 18 温度センサ 19 フレーム 30 ケース 33 スパイラル管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 530 B01D 35/02 J Fターム(参考) 4D037 AA09 AB03 AB18 BA17 BB09 CA02 4D064 AA11 BF34 BF37 BF40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽などの水を循環させるための設備で
    あって、浴槽などからの水を導く流入管路と、その流入
    管路の下流側に接続される活水器と、その活水器の下流
    側に接続される、浴槽などに水を戻すための流出管路
    と、前記流入管路から活水器および流出管路に至る管路
    に水を流すためのポンプとを備えており、前記活水器
    が、管状のケースと、その内部に長手方向に収容された
    活水作用を有するセラミックス製の管状体とを備えてい
    る水循環設備。
  2. 【請求項2】 前記セラミックス製の管状体が、その内
    面および(または)外面に螺旋状の溝を有するスパイラ
    ル管である請求項1記載の水循環設備。
  3. 【請求項3】 前記活水器の上流側に、ごみ取りフィル
    タが介在されている請求項1または2記載の水循環設
    備。
  4. 【請求項4】 前記管路の途中に水を加熱する手段と水
    温を検出する温度センサとが設けられており、かつ、温
    度センサと設定温度とを比較して、温度センサの温度が
    低いときに加熱手段により水を加熱する制御回路を備え
    ている請求項1、2または3記載の水循環設備。
  5. 【請求項5】 管状のケースと、そのケース内に長手方
    向に収容された活水作用を有するセラミックス製の管状
    体とを備えている活水器。
  6. 【請求項6】 前記セラミックス製の管状体が、その内
    面および(または)外面に螺旋状の溝を有するスパイラ
    ル管である請求項5記載の活水器。
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JPWO2007072590A1 (ja) * 2005-12-22 2009-05-28 田村 喜久雄 活水装置
WO2009125451A1 (ja) * 2008-04-07 2009-10-15 Tamura Kikuo 活水化モジュール、及びこれを用いた活水装置
JPWO2008044264A1 (ja) * 2006-10-05 2010-02-04 田村 喜久雄 活水モジュール、及びこれを組み合わせた活水モジュール管、並びにこれらを用いた活水装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2007072590A1 (ja) * 2005-12-22 2009-05-28 田村 喜久雄 活水装置
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