JP2878128B2 - 内燃機関の主軸受キャップ着脱用昇降装置及び該キャップ取外し方法 - Google Patents

内燃機関の主軸受キャップ着脱用昇降装置及び該キャップ取外し方法

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JP2878128B2
JP2878128B2 JP20565994A JP20565994A JP2878128B2 JP 2878128 B2 JP2878128 B2 JP 2878128B2 JP 20565994 A JP20565994 A JP 20565994A JP 20565994 A JP20565994 A JP 20565994A JP 2878128 B2 JP2878128 B2 JP 2878128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主軸受キャップを内燃
機関、特に大型の2ストローククロスヘッドエンジン、
に取り付けたり外したりするための昇降装置であって、
エンジンに取り付けるための懸架部材、該懸架部材に取
り付けるためのタックル、及び一端が主軸受キャップに
取り付けられるタックルチェーン又はワイヤを有する、
昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2ストロークディーゼルエンジン用の主
軸受キャップは非常に重量があり、例えば、MAN B
&W 90MC型のエンジンでは1600kgに及ぶ。エ
ンジンの組み立ての際、軸受キャップを所定位置に置か
なければならず、検査や保守作業及び修理作業を行う場
合には軸受キャップを外し、再位置決めしなければなら
ない。
【0003】主軸受は、二つのクランクスロー間で且つ
二つのシリンダを互いから分離する横方向補剛体の下で
エンジンのベッドプレートに取り付けられている。補剛
体は、主軸受からベッドプレートに伝えられる力を吸収
するのに必要な剛性をベッドプレート及びエンジンのフ
レームボックスに与える。
【0004】主軸受キャップの取り出しは、従来は、可
撓性のワイヤを垂直な横方向補剛体又は中間壁の両側の
クロスヘッドシューに取り付け、その後、ワイヤを備え
たタックルを二つの可撓性ワイヤの各々に取り付け、タ
ックルワイヤの自由端を軸受キャップに取り付けること
によって行われた。次いで、二つのタックルを同時に操
作することによって軸受キャップを軸受スタッドから持
ち上げ、キャップが軸受スタッドから持ち上げられた
後、エンジンの長手方向に延びるワイヤを、フレームボ
ックスの側壁の検査開口部と反対側の所定位置までエン
ジンの長手方向に引っ張ることができるように、軸受キ
ャップに取り付け、これと同時に、中間壁の他方の側の
ワイヤを緩める。軸受キャップを開口部の外に引き出す
ためには、第4のワイヤを軸受キャップに取り付けなけ
ればならず、その後、開口部から外に取り出され、床の
上に置かれる。従来技術では、これには多くの労力が必
要とされる。通常は、主軸受キャップを取り外してこれ
を再び取り付けるのに2〜3人の人が約10時間かか
る。特に、船舶用エンジンの不時の検査では、この時間
のかかる作業は、港での時間が、大抵の場合、この従来
技術の技術を使用した作業に必要な全作業日以下である
ため非常に面倒である。更に、軸受キャップを開口部ま
で移動させ且つこの開口部から外に引き出すのに必要な
斜め昇降装置は、安全の見地からいって、適当でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、実施
に必要な時間を短くし、安全の見地から優れた作業手順
を提供するように主軸受キャップの取り外し及び取り付
けを簡略化することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に対し、本発明
による昇降装置は、懸架部材が、エンジンのフレームボ
ックスの二つの横方向補剛体間に取り付けるための支持
レールからなり、タックルが、レール上で、主軸受キャ
ップが取り付けられた横方向補剛体近くの位置と検査開
口部と並んだ位置との間で長手方向に移動自在であるこ
とを特徴とする。
【0007】これによって、軸受キャップを持ち上げる
のに使用されるタックルを支持レール上に長手方向に移
動自在に取り付けるとき、タックルを正確に制御でき
る。タックルは、軸受キャップを軸受スタッドから持ち
上げるとき、主軸受のかなり上方に位置決めされ、この
ような輪郭のはっきりとした昇降装置で正確に制御でき
るため、一つのタックルで十分である。キャップは、軸
受スタッドから持ち上げられた後、吊り下げられた軸受
キャップが開口部と向き合って位置決めされるまでタッ
クルをレールの長手方向に移動させることによってエン
ジンの長手方向に簡単に移動できる。これは、タックル
自体を全く作動させずに完全に行うことができる。これ
は、二つのタックルの緩め及び締めの従来周知の協働が
行われないということを意味し、長手方向ワイヤがもは
や必要とされないということを意味する。
【0008】本発明による昇降装置の別の実施例では、
タックルは、支持レール上に長手方向に移動自在であり
且つ拘束自在であるように取り付けられた部材によって
支持されている。
【0009】これによって、タックルの位置を吊り下げ
られた軸受キャップに関し開口部と向き合うように係止
させることができ、これは、取り出しについての安全性
を改善し、タックルをレール上で摺動させることなく軸
受キャップを斜めに通すことを可能にする。
【0010】製造の観点から簡単な、本発明による昇降
装置の実施例では、移動自在の部材は、互いに平行な二
つのプレートからなり、これらのプレートは、その一端
が横方向ロッドで相互連結されており、このロッド上に
は、タックルに設けられた係合部材が取り付けられてお
り、前記プレートはその他端でチェーン又はワイヤ用の
案内体及びレールの支持面と係合するための少なくとも
一つのローラを支持する。
【0011】案内体が部材の一端に位置決めされている
ため、軸受キャップの持ち上げ力がほぼ垂直になるよう
にワイヤの持ち上げ箇所を中間壁の直ぐ近くに位置決め
できる。更に、部材は、案内体がローラの外側にエンジ
ンのフレームボックスの横方向補剛体の下端の下に突出
するような大きな距離で位置決めされ、部材を支持レー
ルの一端まで移動させたときに軸受キャップの持ち上げ
箇所の垂直方向上方に位置決めされるように設計しても
よい。このような場合には、軸受キャップの持ち上げ力
が垂直に作用する。ローラを使用することにによって摩
擦が小さくなり、その結果、タックルを所望の位置間で
容易に移動させることができる。
【0012】本発明による昇降装置の好ましい実施例で
は、支持レールは、I字形状断面レールであり、下フラ
ンジの内側が支持面を構成し、この下フランジには、部
材に設けられたローラを通すことのできる切欠きが設け
られており、平行なプレートは、係合部材から所定距離
のところにロッドを有し、このロッドは、チェーン又は
ワイヤに張力が加わっている場合に下フランジの下側と
当接する。
【0013】これによって、軸受キャップを持ち上げる
前に支持レール、移動自在の部材、及びタックルをエン
ジンに個々に取り付けることができるという利点が得ら
れる。かくして、昇降装置を取り付けるために手動で持
ち上げられる構成要素の重量は低く保たれ、そのため、
一人でも作業を行うことができる。
【0014】本発明による昇降装置の別の実施例では、
タックルは、レールの長手方向軸線と平行に延びる軸線
を中心として揺動自在であり、好ましくは、レール自体
がエンジンのフレームボックスの横方向補剛体に揺動自
在に取り付けられている。
【0015】その結果、軸受キャップは、タックルで斜
めに引っ張る場合に起こる、チェーンやワイヤが激しく
揺れてタックルのチェーンホイールとの係合から外れる
といった危険を伴わずに、検査開口部の外に取り出すこ
とができる。
【0016】エンジンが、二列のシリンダを持つクロス
ヘッド型のV型エンジンである場合には、支持レール
は、有利には、二列のシリンダ間のほぼ中央でエンジン
のフレームボックスに永久的に取り付けられており、タ
ックルは、レール上又はレール上に取り付けられた部材
上に取り外し自在に取り付けることができる。V型エン
ジンでは、案内平面は垂直方向に関して傾いており、そ
のため、横方向に互いに隣接して位置決めされた二つの
シリンダの二つの最も内側の案内平面間には、エンジン
のフレームボックスの製造時に支持レールを永久的に取
り付けることのできる自由空間がある。このため、軸受
キャップを持ち上げなければならない度毎に支持レール
を取り付けたり外したりする必要がない。
【0017】永久的に取り付けられた支持レールをエン
ジンのフレームボックスで揺動自在に支承できるが、好
ましくは、支持レールは、円形断面を持つチューブ状で
あり、タックル又は部材は、レールの上側を走行できる
砂時計形状のローラによって支持されていることを特徴
とする、これらのローラにより、タックルをレールの長
手方向軸線を中心として自由に揺動させることができ且
つワイヤ又はチェーンの引っ張りに合わせて調節でき
る。
【0018】本発明は、更に、内燃機関、特に大型の2
ストローククロスヘッドエンジンの主軸受キャップを取
り出す方法であって、懸架部材がエンジン内に取り付け
られ、タックルが懸架部材上に取り付けられ、タックル
がエンジンのフレームボックスの横方向補剛体の近くに
位置決めされた状態でタックルチェーン又はワイヤの一
端が主軸受キャップに取り付けられており、キャップを
軸受スタッドから持ち上げた後、エンジンの長手方向に
所定距離移動させ、検査開口部から取り出す、取り出し
方法において、軸受キャップを持ち上げた後、タックル
を吊り下げられたキャップとともに横方向補剛体間のほ
ぼ中央の位置まで移動させ、その後、キャップを検査開
口部から取り出すことを特徴とする取り出し方法に関す
る。
【0019】キャップとタックルとの接合部をエンジン
の長手方向に移動することは、軸受キャップが、移動中
にタックルのワイヤ又はチェーンで真っ直ぐ下方に吊り
下げられ、そのため、一人の人が軸受キャップの位置を
タックルを前方又は後方に押すだけで非常に簡単な方法
で完全に制御できるということを意味する。
【0020】従って、全作業をかなり短い時間で且つ少
ない労力で行うことができ、自由に持ち上げることので
きる軸受キャップを昇降装置が取り付けられた中間壁の
側方から完全に取り扱うことができる。更に、軸受キャ
ップが何かに不時にあたり、及びかくしてこれを損傷さ
せる危険が少なくなる。
【0021】タックルは、取り出し時に、懸架部材の長
手方向軸線と平行に延びる軸線を中心として揺動でき
る。
【0022】懸架部材、タックル、及びチェーン又はワ
イヤ、及び長手方向に移動自在の部材は、個々に取り付
けられ、外され、一人の人が全作業を行うことができ
る。
【0023】本発明によって時間を大きく節約でき、安
全性が高められた実施例を示す。
【0024】本発明の実施例を添付図面を参照して以下
に詳細に説明する。
【0025】
【実施例】図1は、個々のシリンダを分ける横方向補剛
体1を備えた大型の2ストローククロスヘッドエンジン
のクランクシャフトの真上の領域を示す。横方向補剛体
は、溶接されたフレーム区分、或いは、図示のように、
関連した補剛材を備えた単層スルーゴーイングプレート
壁からなるのがよい。関連したクロスヘッドを案内する
ため、案内プレート2が横方向プレート壁1上に位置決
めされている。クロスヘッドは、連結ロッドを介してク
ランクスロー11に連結され、関連したクランクジャー
ナルは夫々の主軸受3で支承されている。
【0026】主軸受3は主軸受キャップ4を有し、この
キャップは、垂直方向に延びる軸受スタッド5及び油圧
で締め付けられるナット6で、ベッドプレートに形成さ
れた関連した下軸受部品に取り付けられている。横方向
補剛体は、主軸受の反対側に凹部7を有し、この凹部
は、ステーボルトチューブ8で境界が側方に定められ且
つ案内プレート2の下端で境界が上方に定められてい
る。
【0027】昇降装置9は、支持レール10の形態の懸
架部材を有する。支持レール10の長さは、横壁1の一
方から他方まで取り付けられた状態で延びるように横壁
1間の距離に合わせてある。図示の実施例では、レール
10は、I字形状断面を有し、下フランジ16が上向き
の支持面を形成し、下フランジの一端に切欠き17が設
けられている。支持レール10の各端には、プレート1
2のような取り付け手段が配置されている。これらのプ
レートには穴が設けられている。
【0028】軸受キャップ4を持ち上げなければならな
い場合には、先ず最初にレール10を点検開口部を通し
て挿入し、クランクスロー11の上方の所定位置に横方
向補剛体に対して直角であるように配置する。次いで、
プレート12の穴が横方向補剛体1の対応する穴13と
整合するまでレール10を上方に持ち上げる。次いで、
レールを垂直方向に取り付けるためのスタッド14を中
間壁の他方の側から関連した穴に挿入した状態でレール
10を保持する。スタッドは、プレート12の上端の穴
と嵌合する小径の突出部14aを有する。次いで、スタ
ッド14が抜けないようにするため、係止片15の形態
の係止手段を中間壁の後側でスタッドの端上に折り返
す。この作業を支持レールの他端で繰り返す。
【0029】次いで、部材18をレール10上で長手方
向に移動自在であり且つ拘束自在であるように取り付け
る。長手方向に移動自在の部材18は、互いに平行な二
つのプレート19からなり、これらのプレートは、その
一端が横方向ロッド20によって相互連結されている。
この部材は、ワイヤ又はタックルチェーン22用のチェ
ーンホイール21の形態の案内体及び二つのローラ23
をその他端で支持し、レールの支持面上を走行するのが
よい。部材18は、この部材に設けられたローラ23を
下フランジ16の切欠き17に上方に通し、ローラをレ
ールの他端に向かって移動させることによってレール1
0上に取り付けられるのがよい。
【0030】側面図でわかるように、部材18は半月形
形状である。これは、プレート19に十分な高さを与
え、及びかくして持ち上げ中に主軸受キャップによって
加えられる大きな荷重に耐えることのできる強度をプレ
ート19に与えるため、及びタックル24をプレート1
9の下側に当たることなくロッド20とチェーンホイー
ル21との間に受入れることができるようにするためで
ある。更に、半月形形状であるため、昇降装置の全高が
小さくなる。タックル24は、横方向ロッド20に掛け
たフック25のような係合部材で部材18に取り付けら
れている。タックルチェーン又はワイヤ22を案内体2
1に通し、タックル24を部材18とともに、チェーン
又はワイヤが主軸受3の固定箇所のほぼ垂直方向上方に
吊り下げられる所定の位置まで、レール10の端に移動
させる。チェーンの自由端は、持ち上げ継手26で軸受
キャップに取り付けられ、持ち上げ継手26は、キャッ
プの重心の上でボルト29でキャップ4に取り付けられ
る。
【0031】主軸受スタッド5に設けられたナット6を
取り外した後、適当な歯車装置でタックルホイールを作
動できる無端チェーン30を作動させることによってチ
ェーン22を張る。キャップ4を軸受スタッド5から持
ち上げて離し、キャップ4を吊り下げた移動自在の部材
18を検査開口部と並んだ所定位置まで移動させる。こ
こで、タックルの位置を係止ねじ28のような係止手段
で係止する。係止ねじは、プレート19のねじ穴に挿入
され、支持レール10のウェブプレートと当接するまで
ねじ込まれる。ワイヤ又はチェーンスリングを検査開口
部に外側から通し、これをキャップに固定することによ
ってキャップの側方取り出しを行う。このワイヤを引っ
張ると、レール全体が横方向補剛体のスタッド14を中
心として揺動し、タックル24を緩めることによってキ
ャップ4が開口部を通して取り出され、床の上に置かれ
る。キャップを再び取り付けようとする場合には、上述
の手順を逆に行う。
【0032】チェーン22に張力が加わっている場合に
は、ロッド20から水平方向に短い距離のところに位置
決めされたロッド27により、タックル24は下フラン
ジ16から所定距離に保たれる。これは、チェーンホイ
ール21の外側での下方への引っ張りがロッド20に関
してローラ23の反対側に位置決めされているためであ
る。かくして、下方への引っ張りは、ロッド27を下フ
ランジ16の下側と当接するように上方に押す所定のト
ルクでプレート19に作用する。タックルの移動に要す
る力を小さくするのが所望である場合には、ロッド27
がプレート19に回転自在に支承されているか或いはロ
ーラの作用をなすパイプで取り囲まれているのがよい。
【0033】横壁1の穴が適当に小さい場合には、スタ
ッド14の代わりにボルトを使用し、壁及びプレート1
2の関連した穴に挿入した後、ナットで係止するのがよ
い。
【0034】更に、例えば正方形の箱状断面のような形
状を持つレール10を使用してもよく、その場合、プレ
ートは、ローラ23をレールの上側と接触させることが
できる高さを有する。
【0035】昇降装置の更に簡単な実施例では、レール
10のプレート12を、上方に開口し且つ横壁1から突
出したV字形状支持体に嵌まる例えば正方形のプレート
片に揺動自在に連結するのがよい。その結果、取り付け
について、レール10を支持体の上に持ち上げて支持体
内に下ろすだけでよい。この実施例では、ボルト又は同
様の取り付け要素を関連した穴に挿入する要がなく、そ
れにも関わらずレールは正しい位置に保持される。
【0036】更に、レール10の端部を横壁1に設けら
れたこのようなU字形状支持体に配置することもでき
る。この場合には、検査開口部を通したキャップの側方
への取り出し中のタックル24の回転の可能性を斟酌す
るか或いは部材18を二つの部品に分けて第1の部品が
長手方向に移動自在であるようにレール10上に置き、
レールの長手方向軸線と平行に延びる軸線を中心として
揺動自在であるように第2の部品を第1の部品に取り付
ける。
【0037】更に、レールがチューブ状で、部材がチュ
ーブの両側を延び、一つ又はそれ以上の砂時計形状のロ
ーラをその上側で支持しタックル用チェーンホイール及
び取り付け手段がその下側に設けられていてもよい。チ
ューブ状レールはI字形状断面レールよりも重量がある
ため、この実施例は、好ましくは、レールをエンジンの
フレームボックスに例えば溶接によって永久的に取り付
けることができるV型エンジンについて使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による昇降装置を備えたエンジンのフレ
ームボックスのセグメントの斜視図である。
【図2】移動自在の部材を備えた昇降装置の側面図であ
る。
【図3】図2の部材の拡大平面図である。
【図4】図2の部材の拡大端面図である。
【符号の説明】
1 横方向補剛体 2 案内プレート 3 主軸受 4 主軸受キャップ 5 軸受スタッド 9 昇降装置 10 支持レール 12 プレート 14 スタッド 14a 突出部 16 下フランジ 17 切欠き 18 部材 19 プレート 20 ロッド 21 チェーンホイール 22 ワイヤ又はタックルチェーン 23 ローラ 24 タックル 25 フック 27 ロッド 28 係止ねじ 29 ボルト 30 無端チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16M 7/00 F16M 7/00 Z (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66D 3/00 B66D 3/04 B66D 3/16 B66D 3/26 F02B 77/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸受キャップ(4)を内燃機関に取り付
    けたり外したりするための昇降装置(9)であって、内
    燃機関に取り付けるための懸架部材(10)、該懸架部
    材に取り付けるためのタックル(24)、及び一端が主
    軸受キャップに取り付けられるタックルチェーン又はワ
    イヤ(22)を有する、昇降装置において、懸架部材
    (10)は、内燃機関のフレームボックスの二つの横方
    向補剛体(1)間に取り付けるための支持レール(1
    0)からなり、タックル(24)は、レール上で、主軸
    受キャップ(4)が取り付けられた横方向補剛体近くの
    位置と検査開口部と並んだ位置との間で長手方向に移動
    自在であることを特徴とする、内燃機関の主軸受キャッ
    プ着脱用昇降装置。
  2. 【請求項2】タックルは、支持レール(10)上に長手
    方向に移動自在であり且つ拘束自在であるように取り付
    けられた部材(18)によって支持されていることを特
    徴とする、請求項1に記載の内燃機関の主軸受キャップ
    着脱用昇降装置。
  3. 【請求項3】移動自在の部材(18)は、互いに平行な
    二つのプレート(19)からなり、これらのプレート
    は、その一端が横方向ロッド(20)で相互連結されて
    おり、このロッド上には、タックルに設けられた係合部
    材(25)が取り付けられており、前記プレートはその
    他端でチェーン又はワイヤ(22)用の案内体(21)
    及びレールの支持面と係合するための少なくとも一つの
    ローラ(23)を支持することを特徴とする、請求項2
    に記載の内燃機関の主軸受キャップ着脱用昇降装置。
  4. 【請求項4】支持レール(10)は、I字形状断面レー
    ルであり、下フランジ(16)の内側が支持面を構成
    し、前記下フランジには、前記部材に設けられたローラ
    を通すことのできる切欠き(17)が設けられており、
    平行なプレート(19)は、係合部材(25)から所定
    距離のところにロッド(27)を有し、このロッドは、
    チェーン又はワイヤ(22)に張力が加わっている場合
    に下フランジ(16)の下側と当接することを特徴とす
    る、請求項3に記載の内燃機関の主軸受キャップ着脱用
    昇降装置。
  5. 【請求項5】タックル(24)は、レールの長手方向軸
    線と平行に延びる軸線を中心として揺動自在であること
    を特徴とする、請求項1乃至4のうちのいずれか一項に
    記載の内燃機関の主軸受キャップ着脱用昇降装置。
  6. 【請求項6】前記内燃機関は、二列のシリンダを持つク
    ロスヘッド型のV型エンジンであり、支持レール(1
    0)は二列のシリンダ間のほぼ中央でエンジンのフレー
    ムボックスに永久的に取り付けられており、タックル
    (24)は、レール上又はレール上に取り付けられた部
    材(18)上に取り外し自在に取り付けることができる
    ことを特徴とする、請求項1乃至5のうちのいずれか一
    項に記載の内燃機関の主軸受キャップ着脱用昇降装置。
  7. 【請求項7】前記支持レールは円形断面を持つチューブ
    状であり、タックル(24)又は部材(18)はレール
    の上側を走行できる砂時計形状のローラによって支持さ
    れていることを特徴とする、請求項6に記載の内燃機関
    の主軸受キャップ着脱用昇降装置。
  8. 【請求項8】内燃機関の主軸受キャップ(4)を取外す
    方法であって、懸架部材(10)が内燃機関内に取り付
    けられ、タックル(24)が懸架部材上に取り付けら
    れ、タックルが内燃機関のフレームボックスの横方向補
    剛体(1)の近くに位置決めされた状態でタックルチェ
    ーン又はワイヤ(22)の一端が主軸受キャップに取り
    付けられており、キャップを軸受スタッド(5)から持
    ち上げた後、内燃機関の長手方向に所定距離移動さぜ、
    検査開口部から取り出す、取出し方法において、軸受キ
    ャップ(4)を持ち上げた後、タックル(24)を吊り
    下げられたキャップとともに横方向補剛体(1)間のほ
    ぼ中央の位置まで移動させ、その後、キャップを検査開
    口部から取り出すことを特徴とする、内燃機関の主軸受
    キャップ取出し方法。
  9. 【請求項9】タックルは、取り出し時に、懸架部材の長
    手方向軸線と平行に延びる軸線を中心として揺動できる
    ことを特徴とする、請求項8に記載の内燃機関の主軸受
    キャップ取出し方法。
  10. 【請求項10】懸架部材(10)、タックル(24)、
    及びチェーン又はワイヤ(22)は、個々に取り付けら
    れ、外されることを特徴とする、請求項8又は9に記載
    の内燃機関の主軸受キャップ取出し方法。
JP20565994A 1993-08-31 1994-08-30 内燃機関の主軸受キャップ着脱用昇降装置及び該キャップ取外し方法 Expired - Fee Related JP2878128B2 (ja)

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WO2011105296A1 (ja) 2010-02-25 2011-09-01 三菱重工業株式会社 内燃機関の主軸受
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