JP2877964B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2877964B2
JP2877964B2 JP41176390A JP41176390A JP2877964B2 JP 2877964 B2 JP2877964 B2 JP 2877964B2 JP 41176390 A JP41176390 A JP 41176390A JP 41176390 A JP41176390 A JP 41176390A JP 2877964 B2 JP2877964 B2 JP 2877964B2
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JP
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density control
thermal
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thermal head
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清司 金谷内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱紙による明細票等
のサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマルプリンタは、感熱紙の特
性に合わせて外部温度、サーマルヘッド温度、熱履歴お
よび温度密度等を検出して電流、電圧または駆動時間を
制御することにより発熱素子に供給する発熱エネルギー
を変化させて感熱紙の発色濃度の均一化をはかってい
る。このように従来のサーマルプリンタは、感熱紙の特
性に合わせて装置が構成されているもので、定まった感
熱紙を使用しなければ発色濃度を均一化できないという
問題がある。また、装置を設計した時点で感熱紙が指定
されているために、発色性、保存性を高めた感熱紙が開
発されてもそれを使用するためには装置を変更しなけれ
ばならない問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、発色特性の異なる複数の感熱紙を一つのサーマル
ヘッドで印刷することができない点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、感熱紙
による明細票に位置検出マークと発色特性を示す濃度制
御マークを設け、サーマルヘッドの近傍に上記位置検出
マークと濃度制御マークを検出する読取センサをそれぞ
配置し、明細票の移動に伴って一方の読取センサが濃
度制御マークの数のカウントを始め、他方の読取センサ
が位置検出マークを検出するまで濃度制御マークの数の
カウントを続け、そのカウントされた濃度制御マークの
数によりサーマルヘッドの駆動時間を設定することを特
徴とする。
【0005】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。第1図は側面図、第2図は明細票の説明図であ
り、図において、1は感熱紙による明細票であり、この
明細票は予め折り畳まれた状態の連続紙であり、表面側
に位置検出マーク1aと濃度制御マーク1bが印刷され
ている。2は上記明細票1を収納する明細票収納箱、3
は明細票回収箱、4は繰り出しモータ、5は繰り出しモ
ータ4で駆動されるフィードローラ対である。この繰り
出しモータ4は制御部6からの制御により正逆回転およ
び速度制御が可能となっている。7、8は明細票1の検
出センサである。9はフィードローラ対、10はプラテ
ンであり、改行モータ11により同期して駆動される。
12は明細票に印字を行うサーマルヘッドであり、印字
時は図示しないスプリングによりプラテン10に押し付
けられており、制御部6からの制御により図示しないソ
レノイドによりプラテン10から離れることが可能にな
っている。13は位置検出用マークの読取センサ、14
は濃度制御マークの読取センサであり、図面上一つに見
えるが紙面に対して奥行き方向に配置してある。15は
ブレードであり、明細票取り込み時に使用する。16、
17および18、19は搬送ベルトでありレシートフィ
ードモータ20により駆動される。21は明細票取り込
みボックス、22はカッタ、23はこのカッタ22の駆
動モータである。
【0006】以上の構成によると、オペレータが明細票
収納箱2から明細票1を取り出し、フィードローラ5に
噛み込ませ、図示しないマニュアルフィードノブを回し
て明細票1を送り、検出センサ7がON状態になると図
示しないランプが点灯して明細票1のセット完了を知ら
せる。そこで、図示しないソレノイドが作動してサーマ
ルヘッド12とプラテン10の間に隙間ができ、改行モ
ータ11と繰り出しモータ4を駆動して明細票1を矢印
に搬送させ、サーマルヘッド12とプラテン10の間に
送り込み、読取センサ14が明細票1の濃度制御マーク
1bを読み取り、読取センサ13が明細票1の位置検出
マーク1aを検出して搬送を停止する。ここで、上記読
取センサ14が濃度制御マーク1bを読み取ることによ
りその明細票1に合ったサーマルヘッド12の駆動時間
だけ停止していることになり、このサーマルヘッド12
の駆動時間の設定については後に詳細に説明する。サー
マルヘッド12により所定文字を印字し終わると明細票
1はカッタ20により所定位置で切断され、印字等のミ
スのあった明細票1は搬送ベルト16、17を介して明
細票取り込みボックス21に回収し、ミスのない明細票
1は搬送ベルト18、19を介して搬送されて動作は終
了する。
【0007】そこで、上記サーマルヘッド12の駆動時
間の設定について図3のフローチャートを用いて以下に
説明する。S1読取センサ13が明細票1の位置検出マ
ーク1aを検出してONになっていか否かを判断し、
OFFであるとS2に進む。S2濃度制御マークのカウ
ンタをクリヤにする。S3読取センサ14が濃度制御マ
ーク1bを読み取ってONになったらS4に進む。S4
濃度制御マーク1bカウントを開始する。S5読取セ
ンサ13が明細票1の位置検出マーク1aを検出してO
Nになると読取センサ14はOFFになる。それまで濃
度制御マーク1bのカウントは続けられる。読取センサ
14がOFFになったらS6に進む。S6読取センサ1
3のONが確認されるとS7に進む。S7S5によるカ
ウント数をチェックする。S8そのカウント数によって
濃度制御の計算を行う。S9S8の結果に基づいてサー
マルヘッド12の駆動時間を設定して終了する。このよ
うにして各明細票1はその発色特性に合ったサーマルヘ
ッド12の駆動時間が設定されるもので、これは明細票
1のセット時に行ってもよく、また各取引毎に行うよう
にしてもよい。なお、上記説明はサーマルプリンタにお
いて説明したが、感圧プリンタにおいても用紙厚さ情報
を用紙に設けておくことにより用紙厚さに応じたプリン
トを行うことができる。
【0008】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、感
熱紙による明細票に発色特性を示す濃度制御マークを設
け、サーマルヘッドの近傍にこの濃度制御マークを検出
する読取センサを設け、検出した濃度制御マークからそ
の感熱紙に合った印字条件でサーマルヘッドを作動させ
るようにしたことにより、印字特性の異なる明細票であ
ってもその特性にかかわらず同一のサーマルヘッドで印
字を行うことができる効果を有する。また、上記実施例
は明細票で説明したが、一般のサーマルプリンタでも同
様であり、さらに熱転写リボンにおいても適用が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す側面図である。
【図2】明細票の説明図である。
【図3】サーマルヘッドの駆動時間の設定におけるフロ
ーチャートである。
【符号の説明】 1 感熱紙による明細票 1a 位置検出マーク 1b 濃度制御マーク 2 明細票収納箱 10 プラテン 12 サーマルヘッ 13 読取センサ 14 読取センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱紙による明細票に位置検出マークと
    発色特性を示す濃度制御マークを設け、サーマルヘッド
    の近傍に上記位置検出マークと濃度制御マークを検出す
    る読取センサをそれぞれ配置し、明細票の移動に伴って
    一方の読取センサが濃度制御マークの数のカウントを始
    め、他方の読取センサが位置検出マークを検出するまで
    濃度制御マークの数のカウントを続け、そのカウントさ
    れた濃度制御マークの数によりサーマルヘッドの駆動時
    間を設定することを特徴とするサーマルプリンタ。
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