JP2877833B2 - ハイビジョン音声受信装置 - Google Patents

ハイビジョン音声受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はハイビジョン音声受信装置に関し、特に3
−1方式(前方3チャンネル、後方1チャンネル)4チ
ャンネルステレオのプログラムを2チャンネルに合成す
るチャンネルミックス回路に関するものである。
〔従来の技術〕
ハイビジョン受信装置では、NTSC方式のテレビジョン
受信装置に比べ、走査数を2倍、画面をワイド化し、画
素数を5倍にすることにより、高精細度、大画面ディス
プレイからなる視覚上の高臨場感を得ることができる。
一方音声も高臨場感を得るために3−1方式(前方3チ
ャンネル、後方1チャンネル)4チャンネルが考えられ
ている。また複数人で視聴する場合を考慮して、広範囲
で映像と音像のずれが少なく良好な視聴ができるように
前方に3チャンネルを、広がり感を高めるために後方に
独立1チャンネルを設けている。
ここで3−1方式4チャンネルのプログラムを従来の
2チャンネルの音声受信装置で再生する場合の方式につ
いて考えてみる。「JASコンファレンス'88予稿集、P220
〜P225記載のオーディオからみたハイビジョン」による
と、3−1方式のプログラムを第(1)式 Ln=LFn+0.7Cn+0.7Sn Rn=RFn+0.7Cn+0.7Sn …(1) ここでLFnは前方左チャンネル Cnは前方センターチャンネル RFnは前方右チャンネル Snは後方チャンネルである。
に従って、2チャンネルに合成すると、あまり音質の劣
化なく許容できることが記されている。
第4図に(1)式を簡単な方法で実現した場合の2チ
ャンネル音響再生専用ハイビジョンTVのブロック図を示
す。図において、50は衛星から送られた電波(12GHz)
を受信し、1GHzの信号に変換するパラボラアンテナ、51
はパラボラアンテナ50から送られた信号から必要なチャ
ンネルを選択し、MUSEベースバンド信号を出力するMUSE
チューナである。ここで、MUSEとは(Multiple Sub−Ny
quist Sampling Encoding)の略で、NTSC方式の5倍以
上あるハイビジョンの上方を衛星放送の1チャンネルで
送られるようにした帯域圧縮技術のことを言う。音声4
チャンネルも圧縮されて、映像信号の垂直帰線区間の間
に時間軸多重されている。52は帯域外の信号を除去する
ローパスフィルタ(以下LPFと記す)、53はA/D変換器、
54は音声信号を映像信号と分離し音声レートにする時間
軸伸張,誤り訂正,デインターリーブ,準瞬時圧伸差分
PCMのデコード等を行い、4チャンネルディジタル音声
信号を出力するMUSE音声ディジタル信号処理部、71〜74
は音声ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変
換器、75〜78はLPF、79,80はCチャンネル、Sチャンネ
ルのオーディオ信号を0.7倍する減衰器、81,82はアナロ
グ加算器、83はLチャンネルの音声出力端子、84はRチ
ャンネルの音声出力端子である。減衰器79,80、および
アナログ加算器81,82により第(1)式を実現する回路8
5が構成される。
次に動作について説明する。パラボラアンテナ50で受
信された衛星からの電波を、MUSEチューナ51でMUSEベー
スバンド信号に変換され、LPF52、A/D変換器53によりデ
ィジタル信号に変換される。映像信号の帰線区間に時間
軸多重されている音声信号を選択し、MUSE音声ディジタ
ル信号処理部54で誤り訂正,準瞬時圧伸差分PCM等のデ
コードを行い、4チャンネルディジタル音声信号を得
る。D/A変換器71〜74、LPF75〜78でアナログ音声信号と
なり、0.7倍の減衰器79,80、加算器81,82で、第(1)
式を実現し、音声出力端子83,84より2チャンネル音声
出力を得る。
第4図に示す従来例装置では、上述のように、3−1
方式4チャンネルプログラムが放送された場合、第
(1)式に従って2チャンネルに合成して再生すること
が可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のハイビジョン音声受信装置は以上のように構成
され、3−1方式4チャンネルプログラム放送された信
号を第(1)式に従って2チャンネルに合成して再生す
ることができるが、これをコスト面から検討した場合以
下に示す問題点がある。
第4図に示す方式では2チャンネルの音声受信装置を
作るにもかかわらず、ディジタルオーディオのキーパー
ツであるD/A変換器71〜74とLPF75〜78がそれぞれ4コ必
要となり、またアナログで第(1)式を実現するための
アナログ部品点数が多く必要となり、音声出力部のコス
トが高くなると共に、小型化しにくいという問題点があ
った。
この発明は上記の様な問題点を解消するためになされ
たもので、小型で性能の高い、3−1方式チャンネルプ
ログラムを2チャンネルに合成して再生できるハイビジ
ョン音声受信装置を低コストで得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るハイビジョン音声受信装置は、 (nは1以上の整数、bMは0もしくは1)と2のべき乗
で表現される係数0.7を持つディジタルの乗算器と、デ
ィジタルの加算器とを備え、第(1)式の演算を のように表現して、ディジタル信号のままで行うように
するとともに、D/A変換器、LPFを2チャンネル分で構成
したものである。
〔作用〕
この発明においては、係数0.7のディジタル乗算器の
係数0.7を (nは1以上の整数、bMは0もしくは1)と2のべき乗
で表現し、第(1)式を第(2)式の様に表現し、 ディジタル信号のまま第(1)式の演算を行うようにし
たから、合成演算を全て加算とビットシフトに分解し、
パラレル乗算器を用いることなく、ビットシフタ、ディ
ジタル加算器、レジスタ(又はRAM)と小規模なディジ
タル回路で実現でき、さらに前記回路を、MUSE音声ディ
ジタル信号処理部内の準瞬時圧伸差分PCMのデコードを
行う信号処理部のビットシフタ、ディジタル加算器、レ
ジスタ(又はRAM)と共用化させることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を説明する前にMUSE音声ディジタル
信号処理部54内の準瞬時圧伸差分PCMデコーダの構成に
ついて説明する。
MUSE音声の伝送フォーマットの詳細については専門書
(例えば「ハイビジョン」:日本放送出版協会)により
周知であるためここでは説明を省略する。
第2図は準瞬時圧伸差分PCMデコーダの構成を示すブ
ロック図であり、図において、30は1msごとの圧縮情報
を示すレンジデータ入力端子、31は圧縮された差分PCM
データ入力端子、32は準瞬時圧伸デコードを行う伸長
器、33は加算器、34は1−2-4倍の乗算器、35は1サン
プルディレイで、以上の33,34,35で差分PCMデコーダを
構成する。36はD/A変換器、37は帯域外の信号を除去す
るLPF、38は音声出力端子である。
差分データ入力端子31、レンジデータ入力端子30から
入力された準瞬時圧伸差分PCMデータは伸長器32でデー
タ伸長され、加算器33、1−2-4倍乗算器34、1サンプ
ルディレイ35でリークを持った不完全積分を行い、差分
PCM信号のデコードを行う。最後に、D/A変換器36、LPF3
7を経て音声出力端子38より音声信号が出力される。
準瞬時圧伸差分PCMデコーダ4チャンネル分をプロセ
ッサタイプで構成した場合については以下に述べる本発
明の一実施例とともに説明する。
第3図に本発明の一実施例を示す。第3図において、
55、56は係数0.7のディジタル乗算器、57,58はディジタ
ル加算器、59は第(1)式をディジタル信号のままで実
現するチャンネルミックス部、60,61はD/A変換器、62,6
3はLPF、64はLチャンネル、65はRチャンネルの音声出
力端子である。
次に動作について説明する。パラボラアンテナ50、MU
SEチューナ51、LPF52、A/D変換器53、MUSE音声ディジタ
ル信号処理部54を経て得られた4チャンネルディジタル
音声信号はチャンネルミックス部59に入力され、第
(1)式の演算を行う。合成された2チャンネルディジ
タル信号はD/A変換器60,61、LPF62,63でアナログ信号に
変換され、音声信号出力端子64,65より出力される。
次に第1図に従って、準瞬時圧伸差分PCMデコーダと
チャンネルミックス部59の両方を実行する実際のハード
ウェア構成を示す。
1は圧縮された差分PCM信号入力端子、2は1msごとの
圧縮情報を示すレンジ信号入力端子、3はアドレス
(ア)、データ入力(イ)、データ出力(ウ)の24ワー
ド記憶可能なRAM(1ワードはディジタルオーディオ信
号の量子化ビット数)、4はセレクタ、5は2のべき乗
分の1倍又は2のべき乗倍に信号をビットシフトするビ
ットシフタ、6は双方向ビットシフタ5への制御信号を
選択するセレクタ、7は1の補数をとるためのEX−OR、
8はセレクタ、9,10,21はRAM3のデータをラッチするD
フリップフロップ、11はキャリー入力付2入力ディジタ
ル加算器、12はオーバーフローリミッタ、13,14はRAMの
出力をラッチして、L,R出力信号を保持するDフリップ
フロップ、15,16はLチャンネル、Rチャンネルの出力
端子、17はサイクルクロックに従ってPROM18内のシーケ
ンスプログラムを順番に読み出し全体を制御するシーケ
ンサ、18は準瞬時圧伸差分PCMデコード、チャンネルミ
ックス等のシーケンスプログラムを格納したPROM、19は
シーケンスクロックの入力端子、20はシーケンサのスタ
ートクロックに相当するサンプリングクロックの入力端
子である。
次に準瞬時圧伸差分PCMデコーダとしての動作を、1
サイクルごとに説明する。
(1) シーケンサ17の制御信号により、RAMアドレス
(ア)は“A1"、セレクタ8は制御信号(エ)より“A
側”、セレクタ4は制御信号(オ)より“A側”、セレ
クタ6は制御信号(カ)より“A側”、EX−OR7には制
御信号(キ)に“0"をセットする。
信号入力端子1より入力されたLFチャンネル準瞬時圧
伸差分PCM信号はセレクタ4を通り双方向ビットシフタ
5に入る。一方レンジ入力端子2より入力されたレンジ
信号はセレクタ6を経て双方向ビットシフタ5に入りこ
こでデータ伸長(2のべき乗倍方向)を行い、EX−OR
7、セレクタ8を通りRAM3の“A1"番地にDLFnとして格納
される。
(2) シーケンサ17の制御信号により、セレクタ4は
“B"、セレクタ6は“B"で双方向ビットシフタ5のシフ
ト量を1/16、EX−OR7の制御信号(キ)を“1"として1
の補数をとるように、セレクタ8は“A"に、またRAM3の
読み出しアドレスは“B1"、書き込みアドレスは“C1"に
セットする。RAM3の“B1"番地から読み出された1サン
プル前の差分PCMデコードされた信号LFn-1はDフリップ
フロップ21に一度ラッチされ、その後セレクタ4を経
て、双方向ビットシフタ5で1/16LFn-1値に変換され、
さらにEX−OR7で−1/16LFn-1(1の補数)となり、セレ
クタ8を経てRAM3の“C1"番地に書き込まれる。
(3) シーケンサの制御信号により、RAM3のアドレス
を“B1"とし、読み出し信号LFn-1をDフリップフロップ
9にラッチする。
(4) シーケンサの制御信号によりRAM3の読み出しア
ドレスは“C1"、書き込みアドレスは“D1"とし、セレク
タ8は“B側”とし、ディジタル加算器11のキャリー入
力(コ)は“1"とセットする。
RAM3の読み出し信号−1/16LFn-1(1の補数)をDフ
リップフロップ10にラッチし、その後ディジタル加算器
11で加算し、演算結果15/16LFn-1をオーバーフローリミ
ッタ12、セレクタ8を経て、RAM3のアドレス“D1"に書
き込む。
(5) シーケンサの制御信号によりRAM3のアドレスを
“D1"とし、読み出し信号15/16LFn-1をフリップフロッ
プ9にラッチする。
(6) シーケンサの制御信号により、RAM3の読み出し
アドレスは“A1",書き込みアドレスは“E1"とし、セレ
クタ8は“B側”とし、ディジタル加算器11のキャリー
入力は“0"とセットする。RAM3の読み出し信号DLFnをD
フリップフロップ16にラッチし、その後ディジタル加算
器11で加算し(DLFn+15/16LFn-1)、演算結果LFnをオ
ーバーフローリミッタ12、セレクタ8を経て、RAM3のア
ドレス“E1"に書き込む。
以上のシーケンスでLFチャンネル信号の準瞬時圧伸差
分PCMデコードが完了し、その後続けて同様の手順でRF
チャンネル、Cチャンネル、Sチャンネルのデコードを
行う。結果として第1図の様にRAM3のアドレス“E1",
“E2",“E3",“E4"にLFn,RFn,Cn,Snが格納される。
次にチャンネルミックス演算における第(1)式の演
算シーケンスを説明する。まず第1ステップとして0.7
倍のCチャンネル信号の演算について説明する。
0.7倍を2のべき乗表現すると、 0.7≒2-1+2-3+2-4+2-7 …(2) となる。精度はいくらでも向上できるが、ハードウェア
の演算処理時間とも関係があるので、とりあえず(2)
の近似式を用いる。
(7) シーケンサの制御信号よりRAM3のアドレスを
“E3"とし、読み出し信号CnをDフリップフロップ21に
ラッチする。
(8) シーケンサの制御信号よりセレクタ4は“B
側”、セレクタ6は“B側”で双方向ビットシフタ5を
2-1倍とし、EX−OR7の制御信号(キ)は“0"、セレクタ
8は“A側”を、さらにRAM3の書き込みアドレスを“F
3"とする。
Dフリップフロップ21のラッチ信号Cnはセレクタ4を
経て双方向ビットシフタ5で1/2Cnとなり、EX−OR7、セ
レクタ8を通り、RAM3の“F3"番地として書き込まれ
る。
(9) シーケンサ17の制御信号よりRAM3のアドレスを
“F3"とし、読み出し信号1/2CnをDフリップフロップ10
にラッチする。
(10) シーケンサ17の制御信号よりRAM3のアドレスを
“E3"とし、読み出し信号CnをDフリップフロップ21に
ラッチする。
(11) シーケンサ17の制御信号よりセレクタ4は“B
側”、セレクタ6は“B側”で双方向ビットシフタ5を
2-2倍とし、EX−OR7の制御信号(キ)は“0"、セレクタ
8は“A側”を、さらにRAM3の書き込みアドレスを“F
3"とする。
Dフリップフロップ21のラッチ信号Cnはセレクタ4を
経て双方向ビットシフタ5で1/4CnとなりEX−OR7,セレ
クタ8を通り、RAM3の“F3"番地に書込まれる。
(12) シーケンサ17の制御信号よりRAM3のアドレスを
“F3"とし、読み出し信号1/4CnをDフリップフロップ9
にラッチする (13) シーケンサ17の制御信号よりディジタル加算器
11のキャリ入力(コ)は“0"、セレクタ8は“B側”
を、RAM3の書き込みアドレスを“F3"とする。
Dフリップフロップ9と10にラッチされている1/2Cn
と1/4Cnを加算器11で加算しオーバーフローリミッタ1
2、セレクタ8を経てRAM3のアドレス“F3"に(1/2+1/
4)Cnを書き込む。
以上のシーケンスを繰り返し第(3)式 0.7Cn≒2-1Cn+2-2Cn +2-4・Cn+2-7・Cn …(3) の演算を実行し、最後に0.7CnをRAM3アドレス“F3"に格
納する。
次に第2ステップとして0.7倍のSチャンネル信号の
演算を実行するが、演算過程は0.7Cnと同様であるの
で、説明は省略する。演算結果はRAM3アドレス“F4"に
0.7Snを格納する。
次に第3ステップとして、LFn+0.7Cn+0.7Snの演算
について説明する。
(14) シーケンサ17の制御信号によりRAM3のアドレス
を“F3"とし読み出し信号0.7CnをDフリップフロップ9
にラッチする。
(15) シーケンサ17の制御信号によりRAM3のアドレス
を“F4"とし、読み出し信号0.7SnをDフリップフロップ
10にラッチする。
(16) シーケンサ17の制御信号によりディジタル加算
器11のキャリー入力は“0"、セレクタ8は“B側”、ま
たRAM3のアドレスを“F1"とする。
Dフリップフロップ9,10に格納されている0.7Cnと0.7
Snを加算器11で加算し、オーバフローリミッタ12、セレ
クタ8を経て、RAM3の“F1"番地に0.7Cn+0.7Snを書込
む。
(17) シーケンサ17の制御信号により、RAM3のアドレ
スを“E1"とし、読み出し信号LFnをDフリップフロップ
9にラッチする。
(18) シーケンサ17の制御信号によりRAM3のアドレス
を“F1"とし、読み出し信号0.7Cn+0.7SnをDフリップ
フロップ10にラッチする。
(19) シーケンサ17の制御信号によりディジタル加算
器11のキャリー入力は“0",セレクタ8は“B側",またR
AM3のアドレスを“F1"とする。
Dフリップフロップ9,10に格納されているLFnと0.7Cn
+0.7Snを加算器11で加算し、オーバーリミッタ12、セ
レクタ8を経てRAM3の“F1"番地にLFn+0.7Cn+0.7S
n(=Ln)を書き込む。
以上のシーケンスでチャンネル信号が演算できたが、
Rチャンネル信号も同様のシーケンスで求まるので説明
を省略する。
準瞬時圧伸差分PCM信号のデコードと、チャンネルミ
ックス機能の全シーケンスを見積って150シーケンスと
しても、音声のサンプリングレートは32KHzなので、1
シーケンス当たり1/32KHz÷150≒200(ns)の演算時間
をとることができ、ディジタルデータによるチャンネル
ミックス回路の実現及び準瞬時伸差分PCM信号のデコー
ド回路との共用も充分可能である。
なお、上記実施例では、信号の一時記憶のためにRAM
を用いたが、RAMを用いず、入力データレジスタ、補助
レジスタ、出力レジスタ等の専用レジスタと信号セレク
タとで一時記憶を実現させた構成でもよく、上記実施例
と全く同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上の様に、この発明によれば、音声2チャンネルの
ハイビジョン音声受信装置において、3−1方式4チャ
ンネルプログラムをディジタル信号のままで2チャンネ
ルに合成するようにしたので、D/A変換器、LPFはそれぞ
れ2チャンネル分でよく、またアナログ部品も少なく回
路構成を簡潔にすることができ、またチャンネル回路も
ビットシフトと加算器を組み合わせた乗算器で表現する
ことにより、準瞬時圧伸差分PCMデコーダの回路と共用
化することができ、ディジタル回路規模もほとんど増加
することなく、チャンネル回路を比較的簡単にLSI化す
ることができ、信頼性、性能は向上し、さらにトータル
コストも下げられるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるハイビジョン音声受
信装置のチャンネルミックス回路及び準瞬時圧伸差分PC
Mデコーダのブロック図、第2図は準瞬時圧伸差分PCMデ
コーダの原理を示すブロック図、第3図はディジタルチ
ャンネルミックス回路を用いた2チャンネル音声のハイ
ビジョンテレビジョン受信機の音声部の構成図、第4図
はアナログによるチャンネルミックス回路を用いた2チ
ャンネル音声のハイビジョンテレビジョン受信機の音声
部の構成図である。 3はRAM、5は双方向ビットシフタ、7は補数器、11は
ディジタル加算器、17はシーケンサ、18はブログラムで
ある。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】準瞬時圧伸差分PCM方式で圧縮された4チ
    ャンネルPCM音声プログラム(サンプリング周波数fs)
    を伸長し、その後第(1)式に従ってリークを持った不
    完全積分を行い、元のPCM信号にデコードし、 LFn:n番目の前方左チャンネル RFn:n番目の前方右チャンネル Cn :n番目のセンターチャンネル Sn :n番目のサラウンドチャンネル DLFn,DRFn,DCn,DSn:伸長された各チャンネルの差分PCM
    信号 K :1以上の整数 さらに第(2)式に従って2チャンネル音声プログラム
    に合成し、2チャンネル音声再生を行う Ln=LFn+0.7Cn+0.7Sn Rn=RFn+0.7Cn+0.7Sn …(2) ハイビジョン音声受信装置において、 データバス上に、LFn,RFn,Cn,Snの各チャンネル信号等
    の信号処理の途中演算結果を一時記憶するレジスタ(ま
    たはRAM)、2のべき乗分の1倍又は2のべき乗倍の値
    を得るビットシフトを行う双方向ビットシフタ、負数に
    変換するための補数器、ディジタル加算器を有し、プロ
    グラム制御により前記各素子間でデータ転送をデータバ
    スを介して行える構成の信号処理回路を備え、 準瞬時圧伸差分PCM音声プログラムの伸長を前記双方向
    ビットシフタの2のべき乗倍方向のビットシフトにて行
    い、 第(1)式は前記双方向ビットシフタの2のべき乗分の
    1倍方向のビットシフトと前記補数器とで−2-K・LFn-1
    を求め、その後前記ディジタル加算器にてLFn,RFn,Cn,S
    nの計算を行い、 また2チャンネル音声プログラムへの合成は、 0.7倍の係数を (nは1以上の整数、bMは0もしくは1)と2のべき乗
    に表現し、 第(2)式を第(3)式の様に全て加算式に変換し、 2-M倍を前記双方向ビットシフタによるビットシフトに
    より、加算を前記ディジタル加算器により、繰り返し実
    行することにより、上記第(2)式を演算し、 準瞬時圧伸差分PCMデコード及び2チャンネルへの合成
    演算において同一の前記双方向ビットシフタと前記ディ
    ジタル加算器を時分割で用い、 しかも1サンプル分の全ての演算を1/fs時間以内に終了
    するようにしたことを特徴とするハイビジョン音声受信
    装置。
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