JP2877722B2 - ディジタルラジオ受信機及びこれに組み合わされる高速更新適応チャンネル等化フィルタ - Google Patents

ディジタルラジオ受信機及びこれに組み合わされる高速更新適応チャンネル等化フィルタ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルラジオ波受
信機における等化及び多重路信号の影響の抑圧に使用さ
れる適応フィルタリングに係り、特に、ディジタルテレ
ビ信号の受信に使用される適応フィルタリングに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタルテレビ伝送は、一般的に、順
次の動画像を表わすため伝送されるディジタルシンボル
の数を減少させるために使用される強力な画像圧縮技術
に著しく依存する。前方向エラー補正符号化は、主とし
てインパルスノイズ又はバーストノイズを抑えるためデ
ィジタル信号上で行われる。ビット誤り率(BER)が
前方向エラー補正符号化に応答する補正に対し大きくな
るまでは、受信したディジタル信号から再現された画像
の劣化は、殆ど或いは全く認められることはない。ビッ
ト誤り率がエラー補正符号化の能力を越える場合、伝送
された画像を再構築する性能に著しい支障が生じ、テレ
ビ受像機は新たな画像情報を再現することができない。
旨く受信した最後のテレビ画像、又は、旨く受信した最
後の数枚のテレビ画像からの外挿に対応する静止画像を
ビューイングスクリーンに表示する配置を設けることも
可能である。上記の静止画像にオーディオは伴わない。
【0003】画像再現処理は、ビット誤り率が前方向エ
ラー補正符号化の能力を上回るまでは本質的に完全であ
り、かつ、それを上回った後は、画像再現処理に実質的
に完全な支障が生じるので、多重路又は他のチャンネル
歪みによるディジタルテレビ受像機への視覚的な影響を
示すことは困難である。従って、ディジタルテレビ受像
機における多重路歪みの影響は、通常、エラー補正を実
施する前のディジタルシンボルにおける誤り率に関し示
される。エラー補正が行われる前にディジタルシンボル
の誤り率の著しい増加を誘起する程度まで多重路歪みを
補償することは非常に望ましい。これは、前方向エラー
補正符号化の能力が打破されることに起因して生じる上
記画像再現処理の支障の回避に役立つ。
【0004】多重路歪みの生じる伝送チャンネルは、第
1の転送特性に従って最初に伝送された信号に応答する
タップされた遅延線フィルタとして表わし得る。ディジ
タルラジオ受信機にある上記フィルタの出力ポートは、
一般的に、検出された信号を再ディジタル化する前の搬
送波変調の最終的な検出器の出力ポートにあると考えら
れる。かかるフィルタの応答上の多重路歪みの影響は、
第1の転送特性で乗算する場合に、当該周波数帯域に亘
って実質的に均一なグループ遅延と実質的に平らな振幅
対周波数特性とを有する積を発生する第2の転送特性を
有するチャンネル等化フィルタの中に多重路歪みを伴う
ディジタル化された応答を通すことによりディジタル受
信機で補償し得る。多重路歪みは伝送チャンネル内で時
間的に変わりやすく、別の伝送チャンネルの多重路歪み
特性は、種々の伝送チャンネルを選択し得るラジオ受信
機において異なるので、チャンネル等化フィルタは、通
常、そのフィルタリング特性を受信条件に応じて調節す
ることのできる適応フィルタである。
【0005】伝送されたディジタル信号の特性は事前に
分かっているので、少なくとも理論的には、かかる特性
を多重路検出及び適応チャンネル等化システムに利用す
ることが可能である。しかし、種々の問題によりこの方
法でチャンネル等化を行なうには限界がある。従って、
テレビ技術者は、ビデオ用には現に使用されないテレビ
信号の一部分にある教師信号を再現的に伝送すること、
及び、多重路歪みの抑圧を始める前に多重路歪みの検出
と特性化にかかる教師信号を利用することが望ましいこ
とが分かっている。かかる信号をここでは教師信号と呼
び、多数の異なる教師、又は、「ゴースト消去基準」信
号が特許明細書及び他の技術文献に記載されている。多
重路歪みの除去の方法は、残りのテレビ信号と同一の多
重路歪みをうけた伝送された教師信号に基づいている。
受信機のコンピュータは、受信した歪みのある教師信号
を調べ、歪みのない教師信号の事前知識を用いて、伝送
チャンネルの特性を計算することができる。上記コンピ
ュータは、次いで、受信した信号に応答し、一方、多重
路信号の影響を抑圧するフィルタに必要とされる特性を
計算する。
【0006】高品位テレビ(HDTV)放送用のディジ
タルテレビ信号において、各データフィールドは314
本のデータラインを有し、上記フィールドは、その現れ
る順に連続的にモジュロー2で番号を付けられている。
データの各ラインは、順次の+S、−S、−S及び+S
の値を有する4個のシンボルからなるライン同期シンボ
ルグループで始まる。値+Sは最大の正のデータ域より
も1レベル小さく、値−Sは最大の負のデータ域よりも
1レベル大きい。データのラインは各々77.7マイク
ロ秒の間隔であり、約10メガビット/毎秒のシンボル
レートに対し1データライン当たり832個のシンボル
がある。各データフィールドの最初のラインは、チャン
ネル等化及び多重路抑圧処理用の教師信号を符号化する
フィールド同期シンボルグループである。教師信号は、
3個の63サンプルPRシーケンスが後に続く511サ
ンプルの擬似ランダムシーケンス(又は、「PRシーケ
ンス」)である。上記教師信号は、奇数番号の付けられ
た各データフィールドの最初のラインで第1の論理的規
約に従い、偶数番号の付けられた各データフィールドの
最初のラインで第2の論理的規約に従って伝送され、上
記第1及び第2の論理的規約は互いに1の補数の関係に
ある。基準シーケンスは分析することができ、チャンネ
ルの特性を定めることができ、適当な等化フィルタを実
現することが可能である。しかし、かなり緩慢な特性を
有する場合があり、経過時間と共に極めて急速に変化す
る飛行機フラッター(airplane flutter)の如くの全ての
多重路に対し必ずしも適当という訳ではない。
【0007】高品位テレビに使用されるディジタル信号
の特性に起因して、チャンネル等化フィルタの適応は、
(基準シーケンスのない場合には)受信したシンボル毎
に決定論的基準で行うことができる。しかし、現に、受
信チャンネルを最初に等化させる速度、又は、時間的に
変化する多重路に追従する速度を制限する要因は、利用
される計算機の処理速度によって決まる。計算機の処理
速度を増大させることにより、全ての計算及びフィルタ
係数の次の更新の各々が、新たに受けたシンボル、或い
は、新たに受けたシンボルの適度に小さいグループで実
現される限界まで装置の性能が向上する。
【0008】「適応的等化/多重路消去」を実行する方
法の幾つかが文献に記載されている。簡潔に言うと、入
力信号は等化器のフィルタを介して処理される。フィル
タの出力は、所望の出力と「比較」され、ある種のアル
ゴリズムに基づいてフィルタのパラメータに関する補正
が計算されフィルタに適応される。上記の処理は等化し
たフィルタの出力が「正しく」なるまで連続的に繰り返
されるので、多重路の影響は「許容可能」であるとして
前述したレベルを越えないよう十分に減衰させられる。
関連する計算の本質の理解を助けるため以下に参考に引
用する刊行物を挙げる。
【0009】G.A.Clark, S.K.Mitra, S.R.Parker, “適
応ディジタルフィルタのブロック実装(Block implement
ation of adaptive digital filters)", IEEE Trans. A
SSP,pp.744-752, 第29巻, 1981年6月 J.C.Lee と C.K.Un, “周波数領域ブロック最小自乗適
応ディジタルフィルタの性能解析(Performance Analysi
s of Frequency-Domain Block LMS Adaptive Digital F
ilters)", 回路及びシステムに関するIEEE学会誌, pp.1
73-189, 第36巻, 第2号, 1989年2月 基本的な適応等化/多重路消去式は、最後に挙げた参考
文献により:
【0010】
【数1】
【0011】であることが周知である。上記アルゴリズ
ムは、N個のシンボルのグループに基づいているが、各
シンボルに基づいている訳ではない。かかるアルゴリズ
ムは「ブロック最小自乗」と呼ばれる。このアルゴリズ
ムは、チャンネルの変わる速度がN個のシンボルのブロ
ックを用いて実現された収束よりも速度が遅い場合に、
周知の最小自乗アルゴリズムと同一の性能を有すること
が知られている。(上式において添字付きの項は、添字
によって示される「巾乗」項ではない。一般項に続く添
字は、特定の項の組に対する更なる指数の組であり、各
組の特定の項は一般項に続く添字によって示される。) 係数Wk (パラメータmは、更新の回数を示すだけであ
るのでここには示していない)と、入力データXn (ゴ
ースト化及び/又は等化が必要とされる)を有するチャ
ンネル等化フィルタは、式(1)に従って等化されたデ
ータyn を出力する。式(1)によって示される等化は
実時間で行なう必要があるので、標準的な実施例では適
当な有限インパルス応答フィルタを使用する等化器を実
装する。教師信号を使用して等化が行われる場合に、非
有限インパルス応答フィルタは、最大の信号に対し同じ
数のタップを有する有限インパルス応答フィルタよりも
遅延した多重路の応答を抑圧する。決定論的な等化の場
合に、チャンネル等化フィルタの重み付け係数の計算
は、多重路の時間的関係に依存、或いは、その関係を示
すことのないある考察に厳密に基づいている。重み付け
係数の適当な初期値の知識を持つことなく計算処理を始
める場合に、上記処理は「機械的な(blind) 」等化と呼
ばれる。非有限インパルス応答フィルタの応答は、本質
的に再現性があるので、「機械的な」等化によって誘起
されるエラーは持続する傾向があり、計算を継続するこ
とによって殆ど除去されることはない。恐らく上記の理
由によって、本明細書に記載された発明がなされるまで
は、決定論的な等化は必ず有限インパルス応答チャンネ
ル等化フィルタを用いる場合だけに使用されている。
【0012】本発明がなされるまでは、フィルタ適応の
計算は「ディジタル信号プロセッサ」又は「DSP」と
して周知のマイクロプロセッサの形を使用して行われて
いる。各サンプルデータyn に対し、エラーen の評価
は、式(2)に従って既知の、或いは、期待されるyn
の値から計算される。上記エラーの評価及び入力データ
n は、式(3)に従ってフィルタ係数Wk を等化させ
る補正を計算するため使用される。次いで、係数Wk
上記補正を使用して更新される。式(4)のパラメータ
mは補正のシーケンスを示す。
【0013】係数に対する補正の量は入力データと、y
の評価された値とに依存して誤る可能性があるので、係
数Wk の正しい組への収束が遅い場合には予測された補
正の一部分だけを使用することが賢明である。しかし、
予測にエラーがある場合、その結果への影響は最小限に
なる。データの各組から補正を計算し実行することも望
ましい。しかし、残留側波帯(VSB)伝送を使用する
グランドアライアンス(Grand Alliance)製システムに対
し入力データのレートが毎秒約10メガシンボルであ
り、複素振幅変調(QAM)伝送を使用するゼネラルイ
ンスツルメント(General Instrument)製のケーブル高品
位テレビシステムに対し毎秒約5メガシンボルである。
しかし、QAMの場合、データxn 、yn 等は複素数で
あるので、式(3)中の項x(j-k) は共役複素数x
(j-k)*であることに注意すべきである。商業的に入手し
得るDSPマイクロプロセッサの速度を考えると、全て
のデータの組から補正を計算し実施することは実際的で
はない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】教師信号を使用する上
記の処理を実施するため、既知の教師信号を読み出し専
用メモリ(ROM)に記憶し、Wk を計算し等化フィル
タの係数を更新するためDSPを使用することが一般的
に実際的である。かくして、等化を実現し得るレートは
DSPの動作速度とWk を計算する処理時間に基づいて
いる。例えば、式(3)は1回の更新当たりN回の積和
演算(或いは、N=256及び毎秒10メガシンボルの
データレートに対し1回の更新当たり約2.5・1012
回の積和演算)を行う。これはマイクロプロセッサの処
理能力を遙かに越えている。実際上、教師信号の長さと
必要とされる計算量は膨大であるので最高速のマイクロ
プロセッサでさえ等化フィルタの係数の更新レートを制
限する。補正を計算するために必要とされる時間は利用
可能なDSPの速度に対しかなり長いので決定論的計算
でさえ遅い。この不利な条件は、時間的に変わる多重路
の制限に直接影響する。
【0015】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、補
正の計算を高速に行うディジタルラジオ受信機の提供を
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】ディジタル信号に従って
変調された受信搬送波に応答して、ディジタルラジオ受
信機は時々不所望な量の多重路歪みをうける変調信号を
ディジタル形式で再現する。上記再現された変調信号
は、各々がそのタップが適応的に重み付けされるNタッ
プ形である第1及び第2の有限インパルス応答(FI
R)フィルタに夫々の入力信号として印加され。上記第
1のFIRフィルタは、多重路歪みが抑圧された出力信
号を供給するため変調信号に応答する。第2のFIRフ
ィルタは第1のFIRフィルタのタップの重みに対し補
正を発生するため上記変調信号に応答し、かかる補正は
「ディジタル信号プロセッサ」又は「DSP」として周
知のマイクロプロセッサの形で行われるより高速に発生
される。ディジタル比較器は第1のFIRフィルタの応
答のサンプルを理想的な応答の対応するサンプルと比較
し、第2のFIRフィルタに対し更新されたタップの重
みを発生する。
【0017】
【実施例】図1は、空中を伝送され、受信アンテナ11
により受信される無線周波(R−F)信号を受けるディ
ジタルラジオ受信機10を示す。或いは、ディジタルラ
ジオ受信機10はケーブル放送システムを介してR−F
信号を受けることも可能である。受信機10がR−F信
号を受ける厳密な特性は本発明に直接的に関連のある事
項ではない。極超短波(UHF)バンドにおける高品位
テレビ信号の空中伝送はかなり長い差分的な遅延を伴う
多重路に晒されるので、最大で20マイクロ秒の差分的
な伝送遅延を伴う多重路を補正するチャンネル等化が商
業的に望ましいが、殆どの強力な多重路は5マイクロ秒
未満の差分的な伝送遅延を示す。ケーブル放送高品位テ
レビ信号における多重路は一般的により短い差分的な遅
延を有する。各サンプルが約100ナノ秒の間隔を有す
る毎秒10メガサンプルのサンプルレートを想定する
と、有限インパルス応答(FIR)ディジタルフィルタ
は、最大で20マイクロ秒の差分的な遅延を伴う多重路
を補正するため少なくとも200個のタップを必要とす
る。グランドアライアンス製システムにおいて、シンボ
ルレートは毎秒約10メガシンボルであり、サンプルレ
ートがR倍大きい場合に、FIRフィルタは比例的によ
り多数のタップを必要とする。288個のタップのFI
Rフィルタは、例えば、1.44のオーバーサンプリン
グ比Rを持つ。
【0018】受信R−F信号は、中間周波(I−F)信
号を最後のI−F増幅器13に供給するチューナ12に
供給される。最後のI−F増幅器13の増幅された応答
は検出器14に供給され、検出器は、ディジタル信号に
従って変調されチューナ12によってI−Fに変換され
た受信搬送波に応答して変調信号を再現する。かかる変
調信号はディジタル信号を符号化するアナログ信号であ
る。
【0019】検出器14は単に包絡線の検出器であって
もよく、又は、よりよい線形性のため、検出器14は強
い搬送波の検出器、擬似同期検出器、或いは、同期検出
器でもよい。好ましくは、チューナ12は1以上の中間
周波(I−F)増幅器を使用する多重変換形である。受
信したR−F信号を数ギガヘルツの第1の中間周波に
(第1の検出段階で)アップコンバージョンすること
は、近傍のチャンネルから所望のチャンネルを選択する
ため必要とされる表面弾性波(SAW)の構成を容易化
するため好ましい。次いで、チューナ12の設計の一つ
の形において、第1のI−F増幅器の応答は、第2のI
−F増幅器(13)による増幅用の従来の45MHzの
中間周波に(第2の検出段階で)ダウンコンバージョン
され、第2のI−F増幅器の応答は第3の検出器(1
4)によって検出される。或いは、チューナ12の別の
設計の形において、第1のI−F増幅器の応答は第2の
I−F増幅器による増幅用の従来の45MHzの中間周
波にダウンコンバートされ、第3のI−F増幅器(1
3)による増幅用に(第3の検出段階で)もう一度ダウ
ンコンバートされ、第3のI−F増幅器の応答は第4の
検出器(14)によって検出される。本発明は上記、及
び、オートダイン又はホモダイン形の最後の変換を使用
する配置、アナログ−ディジタル変換器にI−F増幅器
の応答が直接供給され、検出器14がなしで済まされる
配置を含む別の形の検出配置と共に使用することが可能
である。
【0020】図1に示す検出配置において、検出器14
によって再現されるアナログ変調信号は、本発明により
構成された適応チャンネル等化フィルタ16にディジタ
ル入力信号として印加するためアナログ−ディジタル変
換器15によりディジタル化される。上記ディジタル入
力信号は、受信搬送波を変調するディジタル信号を表わ
すが、殆どのディジタル伝送系統において受信搬送波を
変調するディジタル信号と同じではないことに注意すべ
きである。適応チャンネル等化フィルタ16は、その構
成部品として、調節可能なタップの重みを有し、フィル
タ16からの出力信号として供給される応答を発生する
ためフィルタ16に供給されたディジタル入力信号に応
答するNタップの第1のFIRフィルタを含む。本発明
によれば、適応チャンネル等化フィルタ16は、その構
成部品として、調節可能なタップを有し、第1のFIR
フィルタのタップの重みの調節を計算する際に使用され
るNタップの第2のFIRフィルタを更に含む。フィル
タ16からの出力信号は従来技術において一般的に周知
の形の一つをとることができるシンボル再現回路17に
ディジタル入力信号として供給される。シンボル再現回
路17は、受信搬送波を変調するディジタル信号にエラ
ーをうけるディジタル情報を再現する。装置17から供
給されるディジタル情報のデータ形式は、幾つかのシス
テムにおいて受信搬送波を変調するディジタル信号のデ
ータ形式と一致していてもよく、或いは、そのデータ形
式は異なっていてもよい。
【0021】典型的に、シンボル再現回路17から供給
されるディジタル情報は、インターリーブ形式のシンボ
ルストリームであり、入力信号としてデインターリーブ
器18に供給される。デインターリーブ器18からのデ
インターリーブされたシンボルストリームは、シンボル
ストリームに含まれるエラー補正符号に応じてシンボル
ストリームのエラーを補正するエラー補正回路19に供
給される。エラー補正回路19はその出力信号として非
冗長シンボルストリームを供給する。かかる非冗長シン
ボルストリームは、回路19が入力として受ける冗長シ
ンボルストリームのエラーレートが、その信号のエラー
補正符号のエラー補正能力を越えない限り、伝送のため
始めに供給されたディジタル情報を再現する。高品位テ
レビジョンセットにおいて、エラー補正回路19から供
給されるディジタルデータは、ビデオ信号再構成回路及
びオーディオ信号再構成回路に印加するデータのパケッ
トを分離する上記組の一部分に各パケットのヘッダ符号
に従って供給される。
【0022】クロック発生器20はディジタルラジオ受
信機10の必要な部分である。図1のクロック発生器2
0は、ディジタルサンプルが上記素子の相互の縦続接続
の通過のタイミングを図るため「サンプル」クロックと
呼ばれる1のクロック信号を素子15−19に供給する
VCO(電圧制御発振器)201を含む。第1のクロッ
ク信号は本明細書で「第1のクロック周波数」と呼ぶレ
ートで発生され、2の整数巾乗倍のシンボルクロックレ
ートを生成するのに都合がよい。AFPC(自動周波数
及び位相制御)回路202はVCO201の制御信号を
供給する。ライン同期検出器203は、チャンネル等化
フィルタ16の応答内の順次の+S、−S、−S及び+
Sの値を有する4個のシンボルからなるデータライン同
期符号グループの各々の出現を検出する。LINESY
NC(ライン同期)パルスは上記符号グループの各々の
出現に応じて発生され、かかるLINESYNCパルス
は入力信号として自動周波数及び位相制御回路202に
供給される。AFPC回路202に印加するAFPCフ
ィードバック信号を発生する分周動作において、ライン
当たりサンプルカウンタ204は、VCO021から供
給される第1のクロック周波数のサイクル数をカウント
し、上記カウントがデータラインに発生すべきサンプル
数に達する毎にオーバーフローパルスを発生する。AF
PC回路202は、オーバーフローパルスをデータライ
ン同期検出器203によって検出されたパルスと比較す
るパルス弁別器と、パルス弁別器の出力信号をローパス
フィルタリングするAFPCフィルタとからなり、AF
PCフィルタの応答は、AFPCループを閉じるためV
CO201にエラー信号として印加される。
【0023】図1に明示していないが、AFPCループ
の位相ロックが再確立される毎に、VCO201からア
ナログ−ディジタル変換器15に供給される第1のクロ
ック信号の僅かな位相調整を行うために使用される回路
がある。かかる回路はディジタル化時に行われるサンプ
リングを調整するので、シンボル間エラーを最小限に抑
える最良の時間的な配置にある。上記回路の制御信号
と、最後のIF増幅器13の利得を調整する自動利得制
御(AGC)信号は、シンボル再現回路17の適当な検
出回路によって発生することができる。
【0024】図1のクロック発生器20は、UPCOU
NT(アップカウント)信号を発生するため第1のクロ
ック信号における変化を循環的にカウントするカウンタ
205を更に有し、上記UPCOUNT信号は適応チャ
ンネル等化フィルタ16に供給される。デコーダ206
は、第2のクロック信号を発生するためN−1の値に達
するUPCOUNT信号に応答する。デコーダ207
は、第3のクロック信号を発生するためL+2N−1の
値に達するUPCOUNT信号に応答する。デコーダ2
08は、カウンタ205の次のカウントを強制的に0に
するため2L+2N−1の値に達するUPCOUNT信
号に応答する。従って、第2及び第3のクロック信号
は、第1のクロック周波数の(2L+2N)番目の約数
である第2のクロック周波数の異なる整相で発生され
る。ディジタル回路に精通している者により認められる
如く、第1、第2及び第3のクロック信号は、クロック
発生器20の種々の設計において単相又は複相のパルス
信号として供給される。
【0025】カウンタ204からのSAMPLE−PE
R−LINE−COUNT(ライン当たりのサンプル
数)は、SYMBOL−PER−LINE−COUNT
(ライン当たりのシンボル数)を与える。ライン当たり
サンプルカウンタ204からのオーバーフーローパルス
(或いは、ライン同期検出器203からのLINESY
NCパルス)は、データラインカウンタ210によって
カウントされ、DATA−LINE−COUNT(デー
タライン数)を発生するため628までカウントし1な
る初期のカウントに戻る。上記DATA−LINE−C
OUNTは、DATA−LINE−COUNTがFIE
LDSYNC(フィールド同期)パルスを発生するため
1又は315であるときを検出する復号化回路を含むフ
ィールド同期検出器211に入力信号として供給され
る。上記SYMBOL−PER−LINE−COUNT
及びDATA−LINE−COUNTは、そこに含まれ
るRAM(ランダムアクセスメモリ)をアドレス指定す
る際に使用されるデインターリーブ器18に供給され
る。データラインカウンタ210は算術演算を使用し、
最上位ビットがモジュロー2のDATA−FIELD−
COUNT(データフィールド数)であり、最下位ビッ
トがフィールド当たりのラインをカウントする。これに
よってデインターリーブ器18の設計が簡単化される。
【0026】ディジタルラジオ受信機のカウンタ210
によって発生されるDATA−LINE−COUNT
は、受信した伝送内のデータに同期させる必要がある。
カウンタ210は、ゼロカウントをそのカウンタ段にジ
ャムロード(jam load)するため第1のリセッ
ト信号に応答し、314のカウントをそのカウンタ段に
ジャムロードするため第2のリセット信号に応答するよ
う設計される。カウンタ204からのSAMPLE−P
ER−LINE−COUNTは、偶数番号を付けられた
各フィールドの最初のデータのライン(データフレーム
内のライン315)当たりにある連続的なPRシーケン
スを含むデータラインを記憶する読み出し専用メモリ
(ROM)212にアドレス指定として印加される。か
かるデータのラインはROM212から積和プロセッサ
213にそこへの被乗数入力として再現的に読み出され
る。プロセッサ213は乗数入力としてチャンネル等化
フィルタ16の応答を受ける。プロセッサ213は、2
重閾値検出器214に印加する累算された出力信号を発
生するため乗算結果を累算する。累算の結果は、ライン
同期検出器203からプロセッサ213に供給されるL
INESYNC(ライン同期)パルスに応じて各データ
ラインの先頭でゼロにリセットされる。プロセッサ21
3からの累算され出力信号は、ROM212から再現的
に読み出されたデータのラインとは強く相関していない
か、或いは、強く逆相関しているので、殆どのデータの
ラインに対し振幅が小さい。偶数番号を付けられたフィ
ールドの初期データラインは、ROM212から再現的
に読み出されたデータのラインと強く相関し、プロセッ
サ213から正極性の累算された出力信号を生じさせ、
かかる信号は2重閾値検出器214の正の閾値を上回る
のに十分な大きさの振幅を有する。2重閾値検出器21
4は、カウンタ210のカウンタ段に263カウントを
ジャムロードさせるカウンタ210への第1のリセット
信号を供給するため上昇させられた上記正の閾値に応答
する。奇数番号の付けられたフィールドの最初のデータ
ラインは、ROM212から再現的に読み出されたデー
タのラインと強く逆相関し、プロセッサ213から負極
性の累算された出力信号を生じさせ、かかる信号は上記
2重閾値検出器214の負の閾値を下回るのに十分な大
きさの振幅を有する。2重閾値検出器214は、カウン
タ210のカウンタ段にゼロカウントをジャムロードさ
せるカウンタ210への第1のリセット信号を供給する
ため降下させられたかかる負の閾値に応答する。
【0027】図2の系統線図は、チャンネル等化フィル
タ16の一般的な構成を示す図であり、その中の第1の
FIRフィルタ31と第2のFIRフィルタ32は、カ
リフォルニア州サンタクララのゾラン(ZORAN)社
により製造される288タップのZR33288型ビデ
オレートディジタルフィルタの如くの規格品のビデオレ
ートディジタルフィルタであってもよい点で本発明の好
ましい一実施例である。図3は図2のチャンネル等化フ
ィルタ構造の初期化動作の完了後に起こる通常動作時の
動作シーケンスのタイミングチャートである。時間横座
標の測定はカウンタ205からのUPCOUNTの条件
に従ってモジュロー(2L+2N)に基づいて行われ
る。
【0028】フィルタ31及び32は、以下ではNタッ
プのフィルタであるとしてより一般的に説明する。アナ
ログ−ディジタル変換器15からの直接的な接続は、第
1のFIRフィルタ31の入力ポートに変調信号のディ
ジタルサンプルを連続的に印加する。図4に詳細に示さ
れる第1のFIRフィルタ31は、Nタップの遅延線3
11と、重み付き合計器312と、N個のディジタルレ
ジスタのバンク313と、ディジタル加算器314と、
後処理レジスタ315と、N個のディジタルレジスタの
別のバンク316とを含む。フィルタ31のフィルタリ
ング係数を更新するWK +μΔのサンプルを示すための
図3の波形(h)によれば、「裏の(shadow)」係数レジ
スタのバンク316は、図1のカウンタ205からのU
PCOUNTが(L+N)カウントから(L+2N−
1)カウントに進む時間の間にゼロから(N−1)に増
加するアドレスによって順次にアドレス指定される。
(L+2N−1)カウントの後、図1のデコーダ207
は、図3の波形(a)に示す如く、第3のクロック信号
を発生する。かかる第3のクロック信号は、係数転送命
令としてフィルタ31に印加され、「裏の」係数レジス
タのバンク316の夫々の内容を重み付き合計器312
で使用される重みを供給する「作動中(working)」係数
レジスタのバンク313の対応するレジスタに並列に転
送する。遅延線311の最後のタップは、フィルタ31
のピンで取り出すことが可能であり、N回前のサンプル
クロックで遅延線311の入力に印加された入力信号x
に対し応答x*z-Nを発生する。遅延した応答x*z-N
は、図2に示す如く、第2のFIRフィルタ32への入
力信号として印加される更に遅延した応答x*z-(L+N)
を発生するため遅延線33で更なるLサンプルが遅延さ
せられる。遅延線33はクロック制御形のディジタル遅
延線が好ましい。
【0029】図5に詳細に示される第2のFIRフィル
タの構造及び内部動作は、第1のFIRフィルタの構造
及び内部動作と類似している。フィルタ32はNタップ
の遅延線321と、重み付き合計器322と、N個のデ
ィジタルレジスタのバンク323と、ディジタル加算器
324と、後処理レジスタ325と、N個のディジタル
レジスタの別のバンク326とを含む。例えば、遅延線
311及び312の各々のNタップは、多重並列ビッ
ト、(N−1)段のシフトレジスタ、8個の並列ビット
のNタップの遅延線を使用する上記ZR33288型ビ
デオレートディジタルフィルタとして実現し得る。フィ
ルタ31のフィルタリング係数を更新するためeのサン
プルによって表わされる図3の波形(d)によれば、
「裏の」係数レジスタのバンク326は、図1のカウン
タ205からのUPCOUNTがゼロカウントから(N
−1)カウントに増加する時間の間に(N−1)からゼ
ロに減少するアドレスによって順次にアドレス指定さ
れ、UPCOUNTが(N−1)カウントになる後に、
図1のデコーダ206は図3の波形(e)に示す如くの
第2のクロック信号を発生する。かかる第2のクロック
信号は、係数転送命令としてフィルタ32に印加され、
「裏の」係数レジスタのバンク326の夫々の内容を重
み付き合計器322で使用される重みを供給する「作動
中」係数レジスタのバンク323の対応するレジスタに
並列に転送する。「裏の」係数レジスタのバンク326
は、第2のFIRフィルタ32の次の更新タップの重み
を一時的に記憶する手段を提供する、次の更新タップの
重みが順次に作成され、次いで、かかる次の更新タップ
の重みが更新タップの重みとして「作動中」係数レジス
タのバンク323の夫々に印加され、これにより、Nタ
ップの第2のFIRフィルタ32のタップの重みの周期
的な更新の1回が実現される。
【0030】フィルタ係数に変化があった後、FIRフ
ィルタ31及び32の各々は、新しい係数が印加された
応答が現われる前にLサンプル周期の遅れを示す。かか
る遅れは、フィルタのディジタル加算器と後処理レジス
タとを通る伝播遅延によって生じる。上記のZR332
88において、上記遅れは8サンプル周期である。その
フィルタ係数の更新に対するFIRフィルタ31及び3
2の応答中の上記遅れは、フィルタ16の回路に適度な
補償遅延を必要とするので、データ及びフィルタ係数
は、フィルタ31及び32の両方で適度な時間的配置に
ある。遅延線311及び33によって生じる上記z
-(L+N)遅延は、上記補償遅延であり、式(1)によるそ
の応答yの計算を実行する際にフィルタ31によって使
用されるフィルタ31に対する入力信号のサンプルを遅
延させるため使用されるので、上記の同一サンプルは、
次いで、式(3)による計算を実行する場合に得られる
のと同じ結果を与える処理によってその応答Δの計算を
実行する際にフィルタ32で使用することができる。図
3の波形(c)に示すyのサンプルのブロックに対する
フィルタ31の応答に生ずる図3の波形(b)に示すx
のサンプルの同じブロックは、図3の波形(g)に示す
Δのサンプルのブロックに対するフィルタ32の応答に
生ずる図3の波形(f)に示す如くの入力信号x*z
-(L+N)を提供するため遅延させられる。式(2)による
計算は、ディジタル減算器34によって実現され、応答
yから最良評価発生器35により供給される真の値であ
る最良の評価dを減算し、これにより、フィルタ32の
更新されたフィルタ係数eを発生する。フィルタ31の
「作動中」フィルタ係数の並列的な各更新が行われる後
に、応答yは、図3の波形(c)に示す如く、前のフィ
ルタ係数で発生されたサンプルの重み付き合計器312
をクリアするためLサンプルの時間で遅延される。次い
で、図3の波形(d)によれば、eの係数をフィルタ3
2の裏の係数レジスタのバンク326に順次にローディ
ングするには、図3の波形(e)の第2のクロック信号
に応じてフィルタ32が更新されたフィルタ係数を作動
中係数レジスタのバンク323に転送し、フィルタ31
の裏の係数レジスタのバンク316を更新する際に使用
されるΔのサンプルを発生し始める前に、余分なNサン
プルの時間を要する。上記Δのサンプルは、図1のカウ
ンタ205からのUPCOUNTが(L+N)カウント
から(L+2N−1)カウントに進む時間の間に図3の
波形(g)に示す如く供給されるL個のサンプルの潜伏
期間後に、フィルタ32から現われる。
【0031】計数器36は、図1のカウンタ205から
のUPCOUNTが(L+N)カウントから(L+2N
−1)カウントに進む時間の間に式(4)の計算を実行
する係数累算レジスタのバンク37にΔのサンプルの一
部をμΔのサンプルとして供給する。図3の波形(h)
によれば、得られるWk +μΔのサンプルは、それらが
係数累算レジスタのバンク37により順次に発生される
ときに、「裏の」係数レジスタのバンク316に書き込
まれる。図1のカウンタ205からのUPCOUNTは
被減数入力信号(L+2N−1)から減算されるよう減
数入力信号として図2のディジタル減算器38に供給さ
れ、これにより、係数累算レジスタのバンク37にある
レジスタを選択的にアドレス指定するため使用される差
分信号を生成する。上記差分信号は、図1のカウンタ2
05からのUPCOUNTが(L+N)カウントから
(L+2N−1)カウントに進む時間の間に(N−1)
からゼロに減少する。上記差分信号の符号ビットは除去
され、残りの下位ビットは、図1のカウンタ205から
のUPCOUNTが(L+N)カウントから(L+2N
−1)カウントに進む時間の間に順次のアドレス指定が
(N−1)からゼロに減少する際に、「裏の」係数レジ
スタのバンク316に印加される。係数累算レジスタの
バンク37内のアドレスデコーダは、(L+N)から
(L+2N−1)までの範囲にあるUPCOUNTだけ
に応答して更新し、かつ、読み出すレジスタを選択す
る。従って、係数累算レジスタのバンク37と「裏の」
係数レジスタのバンク316にある対応するレジスタは
並列的に選択される。係数累算レジスタのバンク37
は、上記第1のFIRフィルタを一時的に記憶し、補正
が生成されるときにその補正をそこに累算する手段を提
供する。「裏の」係数レジスタのバンク316は、次い
で、第1のFIRフィルタのタップの重みの周期的な更
新の1回を実現するため第1のFIRフィルタの補正さ
れたタップの重みを「作動中」係数レジスタのバンク3
13に並列に転送する。
【0032】図1のカウンタ205からのUPCOUN
Tは被減数入力信号(N−1)から減算されるよう減数
入力信号として図2のディジタル減算器に供給され、こ
れにより、差分信号を生成する。上記差分信号の符号ビ
ットは除去され、残りの下位ビットは、図1のカウンタ
205からのUPCOUNTがゼロカウントから(N−
1)カウントに進む時間の間に順次のアドレスが(N−
1)からゼロに減少する際に、「裏の」係数レジスタの
バンク326に印加される。フィルタ32の「裏の」係
数レジスタのバンク326の順次のアドレス指定は、フ
ィルタ31の「裏の」係数レジスタのバンク316の順
次のアドレス指定と比べて逆順であることに注意すべき
である。フィルタ31によって実現される式(1)は、
既に、FIRフィルタのコンボリューション処理によっ
て実現するのに適した形をなしている。その理由は、合
計のインデックスxが増加するにつれて、xの項のイン
デックス(n−k)は減少しサンプルを時間的にさらに
戻して置くからである。式(3)は、FIRフィルタの
コンボリューション処理によって実現するのに適した形
ではない。その理由は、合計のインデックスjが増加す
る際にxの項のインデックス(j−k)も増加し、サン
プルを時間的に先に進めるからである。
【0033】本発明の他の実施例において、xのサンプ
ルをメモリに記憶するよう配置を作成し、インデックス
jは式(3)に従って時間的に遡るサンプルに対し増加
するeの項のカーネルを有するFIRフィルタに逆の時
間的シーケンスで読み込むことが可能である。第1のF
IRフィルタ31の重み付け係数に対する補正は、0か
らN−1に増加するアドレス指定の順序で生成される。
【0034】変調信号のディジタルサンプルを第2のF
IRフィルタ32の入力ポートに逆の時間的シーケンス
で印加するのではなく、図2に示す本発明の好ましい実
施例によれば、第2のFIRフィルタ32で等価な計算
が行われ、FIRフィルタのカーネルは逆転され、xの
項は通常の時間的順序でフィルタに供給することができ
る。即ち、FIRフィルタ32はeの項のカーネルを有
するよう配置され、インデックスjは時間的に遡るサン
プルに対し減少する。これによって、より多くのパイプ
ラインフローが計算中に許容され、変調信号のディジタ
ルサンプルを第2のFIRフィルタ32の入力ポートに
印加する手段は遅延によって簡単に提供される。遅延線
311を通る遅延は、Δk のサンプルの計算を実現する
ためx入力サンプルを時間的に適切に置くのに必要とさ
れる記憶領域の大部分を提供するために利用することが
できる。フィルタ32によって実際に実行される計算
は、以下の式(5)により記載される形の計算である。
【0035】
【数2】
【0036】式(5)はFIRフィルタのコンボリュー
ション処理による実現に適当な形である。このことは、
以下の式を適用して式(5)を書き換えることによって
認められる。
【0037】
【数3】
【0038】式(5)を書き換えて得られる式(6)に
おいて、Dk m は「εj m によってフィルタリングされ
たxn の出力」である。図4はディジタルラジオ受信機
が電源投入された直後の初期化動作中、或いは、チュー
ニングが変えられた直後の再初期化動作中にそのフィル
タ係数のより高速な調節を提供するフィルタ31の接続
の詳細を示す図である。DSP(ディジタル信号プロセ
ッサ)40は、本発明の高速更新回路が上記のフィルタ
係数の更なる調節を引き継ぐ前に、従来技術の実施例に
おいて行われるのと実質的に同様に第1のFIRフィル
タ31のフィルタ係数を計算する。上記のマイクロプロ
セッサ40を最初に伝送チャンネルのDFT(離散フー
リエ変換)を計算し、次いで、上記DFTの補数を計算
するために使用することは不可欠ではないが有利であ
る。上記相補的なDFTの項はその初期フィルタ係数と
して第1のFIRフィルタ31に印加される。ティジタ
ル信号プロセッサ40は、反復計算法よりも高速な初期
化を行う。ディジタルラジオ受信機が始めてターンオン
されるか、或いは、再度電源をオンされた時を判定し、
これにより、DSP40のプログラムシーケンサに対し
起動信号を発生する回路は従来からあるものであり、図
には明示していない。上記起動信号は、DSP40がフ
ィルタ係数の初期の組をフィルタ31にロードする条件
を与え、その係数はフィルタがL+(N/2)サンプル
の遅延を伴う平坦な周波数応答を有する条件である。上
記のローディングは先にフィルタ31にフィルタ係数の
組をロードする場合に説明したのと同様の処理によって
行われ、同時に、本発明の高速更新回路が上記フィルタ
係数の更なる調節を引き継ぐ。
【0039】図1のクロック発生器20から、DSP4
0はVCO201によって発生された第1のクロック信
号と、フィールド同期検出器211によって発生された
FIELDSYNC(フィールド同期)信号を供給され
る。DSP40は、カウンタ204からSAMPLE−
PER−LINE(ライン当たりサンプル数)と、デー
タラインカウンタ210からDATA−LINE−CO
UNT(データライン数)の最下位ビットを更に供給す
ることが可能である。或いは、DSP40はそれ自体の
内部カウンタから上記のカウント数を再現するようプロ
グラムされ、第1のクロック信号とFIELDSYNC
信号から開始する。
【0040】DSP40は、フィールド同期検出器21
1によってそこに供給されたFIELDSYNCパルス
に従って選択された時間の間にフィルタ31の出力信号
を受けるため接続された入力ポートを有する。多数のフ
ィールドの初期データラインは累算され、累算のため選
択された各データラインはDATA−LINE−COU
NTの最下位ビットに応じて前の累算結果に加算又は減
算される。上記累算は適度に良いSN(信号対雑音)比
を有する二つの順次のPRシーケンスを含む平均化され
たデータのラインを発生するため16フィールドに亘っ
て行われることが好ましいが、上記PRシーケンスはゴ
ーストを含み易い。DSP40は、平均化されたデータ
の一のラインのDFTを計算し、事前にゴーストを含ま
ないことが分かっているDSP40に関連する読み出し
専用メモリに記憶された平均化されたデータの別のライ
ンのDFTで上記のラインを項毎に分割する。DSP4
0は、次いで、伝送チャンネルの逆DFTを計算し、フ
ィルタ31のフィルタ係数として使用すべくその項を供
給する。DSP40はかかるフィルタリング係数項を係
数累算レジスタのバンク37の書込みマルチプレクサ3
71の第1の入力ポートに順次に供給する。DSP40
は各フィルタリング係数項に関係する夫々のRAMAD
DRESS(ラムアドレス)アドレス信号を更に計算
し、かかる夫々のRAMADDRESSアドレス信号
は、アドレスマルチプレクサ41の第1の入力ポートに
供給される。DSP40がフィルタ係数項とその夫々の
RAMADDRESSアドレス信号を供給する時間の間
に、DSP40が供給するLOADOUT(ロードアウ
ト)信号は論理的1であり、それ以外のときにLOAD
OUT信号は論理的ゼロである。
【0041】LOADOUT信号はアドレスマルチプレ
クサ41にその制御信号として印加され、制御信号が1
であることは、アドレスマルチプレクサ41がその出力
信号として供給される拡張されたアドレスとして、DS
P40からその第1の入力ポートに受けられたRAMA
DDRESS信号を再現することを条件付ける。アドレ
スマルチプレクサ41の出力で拡張されたアドレスは
「前の」係数レジスタのバンク372に印加される。拡
張されたアドレスが「有効な」アドレスである場合、即
ち、DSP40からのRAMADDRESS信号に一致
する場合に、「前の」係数レジスタのバンク372の一
つは、読み出し及び引き続く再書込みのため選択され
る。拡張されたアドレスが許容可能な範囲の外側の「無
効な」アドレスである場合に、「前の」係数レジスタの
バンク372は読み出し又は書込みのために選択される
ことはない。フィルタ31の裏の係数レジスタのバンク
316は、裏の係数レジスタの一つを書込み用に選択す
るためアドレスマルチプレクサ41の出力から拡張され
たアドレスの一部を受ける。裏の係数レジスタのバンク
316は書込み許可信号を受けるよう常に結線してもよ
く、或いは、拡張されたアドレスは、それが「有効な」
アドレスである場合だけ書込み許可信号をレジスタのバ
ンク316に与えるよう復号化してもよい。
【0042】LOADOUT信号は書込みマルチプレク
サ371にその制御信号として印加され、制御信号が1
であることは、書込みマルチプレクサ371がDSP4
0からその第1の入力ポートに受けられたフィルタ係数
項を再現することを条件付け、かかる項はマルチプレク
サ371の出力ポートから書込み入力信号として「前
の」係数レジスタのバンク372と、フィルタ31の
「裏の」係数レジスタのバンク316に印加される。書
込み時にバンク316及び372のレジスタはアドレス
マルチプレクサ41から出力信号として供給されるアド
レスに従って選択される。バンク316及び372の対
応するレジスタの対はマルチプレクサ41の出力信号に
よって書き込まれるため同一のアドレスを有する。制御
信号が1である場合にマルチプレクサ371の出力信号
に再現されるDSP40からのフィルタ係数項は、「裏
の」フィルタ係数として「裏の」フィルタ係数レジスタ
のバンク316の夫々に書き込まれ、「前の」フィルタ
係数として「前の」係数レジスタのバンク372の夫々
に更に書き込まれる。かかる書込みの実行後、初期化
(又は、再初期化)処理が完了する。
【0043】上記の初期化(又は、再初期化)の他の処
理を使用し、本発明の高速更新回路が上記フィルタ係数
の更なる調整を引き継ぐ前に、ディジタル信号プロセッ
サ40がフィルタ31のフィルタ係数を決定するために
DFT計算ではなく逐次近似法を使用してもよい。チャ
ンネルが最後に調べられたときのチャンネル等化フィル
タの係数に基づいてチャンネルに対し予測されるチャン
ネル等化フィルタの係数をメモリに記憶する配置を使用
してもよい。
【0044】初期化(又は、再初期化)処理の後に、D
SP40からのLOADOUT信号は論理ゼロになる。
後縁検出器42(正論理の規約に従い論理1は論理ゼロ
よりも正の方にあることを想定し、この検出器は立ち下
がりエッジの検出器である。)は、論理1のパルスを発
生するためかかる変化を検出する。かかる論理1のパル
スは、カウンタ205の(L+2N−1)のUPCOU
NTへのジャムローディングを命令し、デコーダ207
の第3のクロック信号の発生を誘起する。第3のクロッ
ク信号は、バンク316内の「裏の」係数レジスタの内
容をバンク313内の対応する「作動中」係数レジスタ
に並列的に転送することを指令する係数転送信号として
フィルタ31に印加される。従って、本発明の高速更新
回路は休止することなく、DSP40がフィルタ係数を
決定する初期化(又は、再初期化)処理を終了する直後
に始まるフィルタ係数の更なる調整を引き継ぐ。
【0045】初期化(又は、再初期化)処理の後に、D
SP40から制御信号としてアドレスマルチプレクサ4
1に供給されるLOADOUT信号は、論理0である場
合に、マルチプレクサ41がその出力ポートに減算器3
9からの差分信号を再現することを条件付ける。論理ゼ
ロである場合に、LOADOUT信号は制御信号として
書込みマルチプレクサ371に更に印加され、マルチプ
レクサ371が「裏の」フィルタ係数として「裏の」係
数レジスタのバンク316の夫々に書き込まれ、「前
の」フィルタ係数として「前の」係数レジスタのバンク
372の夫々に書き込まれるようディジタル加算器37
3からその第2の入力ポートに受けた項をその出力ポー
トで再現することを条件付ける。「前の」係数レジスタ
のバンク372は、「裏の」係数レジスタのバンク31
6の一つの動作に対応して同一のW k 係数を一時的に記
憶する。「前の」係数レジスタのバンク372に一時的
に記憶された上記Wk 係数は、第2の加数入力信号とし
て加算器373に供給されたμΔk 項によって増加させ
られるよう加算器373への第1の加数入力信号として
読み出され、これにより、式(4)による計算が実現さ
れる。図4の書込みマルチプレクサ371と、「前の」
係数レジスタのバンク372と、ディジタル加算器37
3は共に、図2に示す係数累算レジスタのバンク37の
一実施例を構成する。かかる実施例は、フィルタ31の
上記重み付け係数の初期化の後に、夫々のμΔk 項で増
加させることによってWk 係数を更新する。Wk 係数の
適応的な補正は、前述の如く、フィルタ32によって行
われる計算に基づいている。
【0046】式(1)による計算は、図4のNタップの
フィルタ31においてサンプリングレート、或いは、第
1のクロック周波数で連続的に行う必要がある。しか
し、Nタップフィルタ31のフィルタ係数はより頻度の
少ないレートで更新される。「裏の」係数レジスタのバ
ンク316の一つのレジスタが、図3の波形(h)に示
す如く、UPCOUNT=(L+N)で始まりUPCO
UNT=(L+2N−1)で終わる各間隔の間の時点で
書き込まれた後に、「作動中」係数レジスタのバンク3
13の更新は図3の波形(a)に示す第3のクロック信
号の1のパルス送出に応じて行われる。上記の説明にお
いて、動作のシーケンスは、モジュロー(2L+2N)
のUPCOUNTが(L+2N)であるときに始まり、
(−L+N−1)であるときに終わるような波形(c)
に示される如く、入力信号xの一つのNサンプル長のブ
ロックに関してのみ考慮している。入力信号xのNサン
プル長のブロックに対する出力応答yは、図3の波形
(d)に示す如く、UPCOUNT=0からUPCOU
NT=(N−1)までに及ぶ間隔の間でLサンプル周期
後にフィルタ31から現われ始める。
【0047】再度図4を参照するに、Nタップの遅延線
311はその入力ポートに入力信号xを受け、時間的に
並行して重み付き合計器312に印加するため入力信号
のN個の順次に受けられたサンプルをN個の出力タップ
に供給する。重み付き合計器312は、実際的に、上記
入力信号のサンプルの各々をディジタルレジスタのバン
ク313から供給されたフィルタの夫々の「作動中」係
数で乗算し、加算器314に第1の加数信号として供給
される重み付け合計を生成するため得られた積を加算す
る。加算器314はフィルタのタップの数をN増加させ
るためその種の別のものに縦続された加算器を実現する
ZR33288に含まれ、その特徴はチャンネル等化フ
ィルタを実現するためには必要ないと想定される。従っ
て、加算器314はワイヤード算術的ゼロを第2の加数
信号として供給されていると想定され、これにより、合
計出力信号はその第1の加数信号を複製するため加算器
314によって後処理レジスタ315に供給される。後
処理レジスタ315は図2のチャンネル等化フィルタ1
6の出力信号yを供給し、ビット位置の制限を除いて
は、重み付き合計器312から供給された重み付き合計
を再現する。
【0048】UPCOUNT=0で現われ始める出力応
答yは、ディジタル減算器34の被減数入力信号を供給
する。減算器34は、被減数入力信号の真の値の最良の
評価dである減数入力信号をマルチプレクサ43の出力
ポートから受ける。減算器34は、出力応答yを最良の
評価dと比較するディジタル比較器として機能し、多重
路受信を抑圧する如くのものではないフィルタ31のフ
ィルタ係数により出力応答yのエラーの評価を生成す
る。減算器34は、応答yの評価されたエラーを表わ
し、xのサンプルのブロックと共に使用され得る差分出
力信号eを発生し、応答yはWk 係数に対する補正を計
算するためそのxのサンプルから生成される。マルチプ
レクサ43は、図1に示すフィールド同期検出器211
によって発生されるFIELDSYNC信号で制御され
る。本発明の好ましい一実施例において、図2の最良評
価発生器35は、図1のROM212と、図4の素子4
3−45とからなる。
【0049】FIELDSYNC信号が1である場合
に、データラインはフィールドの最初のラインであるこ
とを示し、マルチプレクサ43はその第1の入力信号を
その出力信号dとして再現する。マルチプレクサ43に
対する第1の入力信号はXOR(排他的論理和)ゲート
44の応答である。XORゲート44は、そこへの第1
の入力信号としてDATA−LINE−COUNTの最
下位ビットを受ける。ROM212から再現的に読み出
されるデータのラインは、315番目のデータライン毎
にPR(擬似ランダム)シーケンスを含み、第2の入力
信号としてXORゲート44に供給される。奇数番号の
付けられたフィールドの最初のラインの間に、XORゲ
ート44はROM212から読み出されたデータのライ
ンを補い、信号dを生成する。偶数番号の付けられたフ
ィールドの最初のラインの間に、XORゲート44はR
OM212から読み出されたデータのラインを変えるこ
となく再現し、これにより、信号dを発生する。
【0050】FIELDSYNC信号がゼロである場合
に、データラインはフィールドの最初のラインではない
ことを示し、マルチプレクサ43はその第2の入力信号
をその出力信号dとして再現する。マルチプレクサ43
に対する第2の入力信号は、y信号の量子化器45によ
って供給される。量子化器45は、シンボル再現回路1
7が行う場合と実質的に同一レベル、即ち、グランドア
ライアンス製高品位テレビ放送システムの8個のVSB
レベルの一つにy信号を量子化し、実際に量子化器45
はシンボル再現回路17の構成部品であってもよい。
【0051】減算器34からの差分出力信号は、図3の
波形(e)に示す如く、UPCOUNT=0からUPC
OUNT=(N−1)までの周期の間にフィルタ32の
更新されたフィルタ係数を供給する。図3の波形(e)
に示す如く、(フィルタ32の動作中フィルタ係数の更
新を生じさせる)第3のクロック信号は、UPCOUN
T=(N−1)に到達し、信号eのN個のサンプルの完
全な組が発生された直後に生じる。アナログ−ディジタ
ル変換器15からの入力信号xは、そのサンプルが信号
eの上記の完全な組と適切な一時的な配置に置かれるよ
う(L+N)のサンプル周期で遅延させるべきである。
アナログ−ディジタル変換器15からの入力信号xは、
フィルタ31のNタップの遅延線311においてNサン
プルの周期で遅延し、図3の波形(f)に示される適切
に遅延した入力信号をフィルタ32に印加するためクロ
ック制御形の遅延ライン33において付加的なLサンプ
ルの周期で遅延される。図4に示されるクロック制御形
の遅延線33は、第1のクロック信号でクロック制御形
のL段のシフトレジスタだけからなる。
【0052】図4に示す減算器からの信号eは、図5に
詳細に示されるFIRフィルタ32のフィルタ係数を更
新するため使用される。N個のディジタルレジスタのバ
ンク326は、UPCOUNT=0からUPCOUNT
=(N−1)までに及ぶ間隔の間に減算器34からの差
分出力信号として供給されるeの係数でサンプル周期当
たり一つのレジスタが書き込まれる。書込みはディジタ
ル減算器39の差分出力信号の下位ビットに対応する書
込みアドレス指定によって定められる順序で行われ、か
かる減算器は値(N−1)のワイアード被減数から図1
のクロック発生器20のカウンタ205によって供給さ
れるUPCOUNTを減算する。第2のクロック信号に
応答して、図5のN個のディジタルレジスタのバンク3
23にある「作動中」係数レジスタの夫々の内容は、N
個のディジタルレジスタのバンク326の対応する「裏
の」係数レジスタから読み出すことにより並列的にロー
ドされる更新された係数によって書き直される。図3の
波形(e)に示す如く、上記のローディングは、UPC
OUNT=(N−1)の到達の直後に生じる。かかるロ
ーディング処理後のN個のディジタルレジスタのバンク
326の如何なる書き直しも、UPCOUNTがNから
(2L+2N−1)に進む間は、動作に無関係である。
【0053】(L+N)のサンプル時間で遅延される如
くのアナログ−ディジタル変換器15からの入力信号x
は、UPCOUNT=(L+N)からUPCOUNT=
(2L+N−1)までに及ぶ間隔内でNタップ遅延線3
21の入力ポートに印加される。Nタップ遅延線321
は、その入力信号のNの順次に受けられたサンプルを重
み付き合計器322に時間的に並列的に印加するためそ
の出力タップに供給する。重み付き合計器322は、実
際上、上記入力信号のサンプルの各々をディジタルレジ
スタのバンク323から供給されたフィルタリングの夫
々の「作動中」係数で乗算し、加算器324に第1の加
数信号として供給される重み付け合計を生成するため得
られた積を加算する。加算器314はワイヤード算術的
ゼロを第2の加数信号として供給されていると想定さ
れ、これにより、合計出力信号はその第1の加数信号を
複製するため加算器324によって後処理レジスタ32
5に供給される。後処理レジスタ325は出力信号Δを
供給し、ビット位置の制限を除いては、重み付き合計器
322から供給された重み付き合計を再現する。出力信
号Δは、図3の波形(g)に示す如く、UPCOUNT
=(L+N)で始まり、(N−1)サンプル後のUPC
OUNT=(L+2N−1)で終わる。
【0054】出力信号Δは、図5に示す計数器36にお
いて倍率μによって増減される。計数器36は単にビッ
ト位置シフタとすることができるので倍率μは2進の数
であることが好ましい。μの値はチャンネル等化アルゴ
リズムの所望の収束速度と、付随するノイズのトレード
オフに基づいて選択される。典型的に、μはチャンネル
等化の目的で供給される教師信号がないときに2-10
オーダ程度である。本発明の好ましい実施例において、
計数器36は電気的に制御されるビット位置シフタであ
り、制御信号としてFIELDSYNCを受け、FIE
LDSYNC信号がデータラインはチャンネル等化の目
的で供給される教師信号を含まないデータラインである
ことを示す論理ゼロである場合に2-10 のオーダ程度で
ある倍率μによりΔをスケーリングする。各データフィ
ールドの第1のデータラインの間にFIELDSYNC
信号が論理的1である場合に、チャンネル等化の目的で
供給された教師信号が存在することが示され、電気的に
制御されたビット位置シフタは大きな倍率μでΔをスケ
ーリングし、かくして、チャンネル等化アルゴリズムの
速度が早まる。教師信号から生じる評価dは、非常にノ
イズの多い受信条件下を除いてエラーが生じやすいとい
うことはないので、上記の方法は実行可能である。評価
dが決定論的な方法で得られる場合に、ランダムなエラ
ーをより生じ易く、μの値が小さい程かかるエラーがW
k の値に著しい影響を与えることが妨げられる。計数器
36内の電気的に制御されるビット位置シフタの電気的
な制御信号を発生する際にFIELDSYNC信号の何
らかの処理が必要であり、その処理にはx入力信号に対
するフィルタ32の出力信号(2L+N)サンプルの遅
延の遅延補償が含まれることを当業者は理解するであろ
う。
【0055】図5の計数器36からの信号μΔは、図4
に示される累算器37の加算器373に第2の加数入力
信号として供給される。この信号の値μΔk は対応する
kフィルタ係数に対し行われるべき適応的補正を示
す。N個の「前の」係数レジスタのバンク372の内容
は、直前に計算されたWk 係数であり、フィルタ31の
ディジタルレジスタのバンク313において対応する
「作動中」係数レジスタの内容の複製であり、カウンタ
205からのUPCOUNTが(L+N)から(L+2
N−1)まで進む時間の間に計数器36からの信号μΔ
の順次のサンプルによって増加される。加算器372は
合計出力信号Wk +μΔk を供給する。Wk+μΔk
係数は、読み出し書込み動作中にその読み出しの直後に
「前の」係数レジスタのバンク372の夫々に直列的に
書き込まれ、フィルタ31の「裏の」係数レジスタのバ
ンク316の夫々に直列的に書き込まれる。係数レジス
タのバンク316及び372は、その書込み中に(N−
1)からゼロに減少するアドレスマルチプレクサ41の
出力信号の下位ビットによってアドレス指定される。ア
ドレスマルチプレクサ41の出力信号は、(L+N)か
ら(L+2N−1)に進むカウンタ205からのUPC
OUNTによって供給された減数信号に応答して供給さ
れた減算器38からの差分信号を再現する間に減少す
る。アドレスマルチプレクサ41の出力信号のより上位
のビットは、UPCOUNTが(L+N)から(L+2
N−1)までの範囲にある時間の間に「前の」係数レジ
スタのバンク372に対しその書込みを許可する「有効
な」アドレスを示すものである。次いで、図3の波形
(a)に示す如く、デコーダ207は第3のクロック信
号を発生する。第3のクロック信号は、係数転送信号と
してフィルタ31に印加され、バンク316内のレジス
タの内容をバンク313内の対応するレジスタに並列的
に転送することを指令し、FIRフィルタ31の「作動
中」係数レジスタのバンク316の内容の最初の更新を
完了する。上記レジスタの内容を更新する次のサイクル
は、Lサンプル時間の後に始まり、そのとき、デコーダ
208はカウンタ205をゼロのUPCOUNTにリセ
ットし、(2L+2N−1)のUPCOUNTの後に続
く。上記の次の更新中の動作は最初の更新中の動作と同
様である。
【0056】上述の回路の他の例では、受信機の電源投
入後の始動時にDSP40は使用されることがなく、或
いは、チャンネルの再チューニング計算は事前に分かっ
ている値を有するxサンプル、即ち、フィールド同期間
隔と、場合によってはライン同期間隔も生ずるxサンプ
ルのみに基づいている。計数器36は、次いで、チャン
ネル等化フィルタの係数の始動時計算を早めるためより
低い減衰率(即ち、より大きいμ)で動作する。
【0057】以下に説明する回路の僅かな変形を行うこ
とが可能であり、ここで、フィルタ31及び32はZR
33288のままか、或いは、同様の商品の形である。
具体的な例として、減算器34又は加算器372はサン
プル遅延をフィルタ31及び32のラッチに加えるそれ
自体のビットラッチを有するクロック制御形でもよく、
この場合に、デコーダ207及び208はカウンタ20
5のカウントよりも僅かに高い値を復号化する。他の例
では、フィルタ31及び32のフィルタリングカーネル
は、クロック制御された遅延33の必要性を回避するた
め8サンプル程度に縮小してもよい。
【0058】フィルタ31及び32は、ZR33288
の如くの既製のビデオレートディジタルフィルタを使用
するのではなく、1以上のカスタムモノリシック集積回
路の領域内に構成することが可能である。上記のカスタ
ム設計において、重み付き加算器312は素子314及
び315を省いて減算器34に直接的に書き込むことが
可能であり;重み付き加算器322は素子324及び3
25を省いて計数器36に直接的に書き込むことが可能
である。かかるカスタム設計において、加算器372
は、「前の」係数レジスタのバンク372ではなくむし
ろ「裏の」係数レジスタのバンク316に一時的に記憶
されるような前に計算されたWk 係数によってその第2
の加算入力を供給することが可能であるので、N個の
「前の」係数レジスタのバンク372はなしで済まして
もよい。「裏の」係数レジスタのバンク326と「作動
中」係数レジスタのバンク313のレジスタの対応は、
カスタム化された第2のFIRフィルタ32において逆
にすることができるので、書込み中の「裏の」係数レジ
スタのアドレス指定は本質的に減少するのではなく増加
する。生成された直後に、順次に第1のFIRフィルタ
31の重み付け係数に対する補正を累算し、補正された
第1のFIRフィルタの重み付け係数を「作動中」係数
レジスタのバンク313に並列的に転送するまで一時的
に記憶することは非常に利点がある。しかし、第1のF
IRフィルタの重み付け係数に対し補正を一時的に記憶
し、並列的な更新中に「作動中」係数レジスタのバンク
313の対応する一つの前の内容に上記補正を加算する
配置は実現できない。カスタム設計は、ランダムアクセ
ス書込みを伴うレジスタの一時記憶バンク316及び3
26は、順次のシフト演算によってロードされるレジス
タのバンクに置き換えることが可能であり、かかる本発
明の他の実施例は、上述の好ましい実施例と明らかに等
価であると考えられる。
【0059】グランドアライアンスのシステム用に設計
されたディジタルラジオ受信機10に使用されるデータ
ライン同期検出器203の一つの現可能な構成の詳細を
図に示す。チャンネル等化フィルタ16の応答は、シン
ボルラッチ51、52及び53の縦続接続に供給され
る。チャンネル等化フィルタ16の応答は、被減数入力
信号としてディジタル減算器54に更に供給され、かか
るディジタル減算器54はシンポルラッチ51から減数
入力信号を受ける。シンボルラッチ52は減数入力信号
をシンボルラッチ53から被減数入力信号を受けるディ
ジタル減算器55に供給する。ディジタル加算器56は
減算器54及び55の差分出力信号を合計する。加算器
56から得られた合計の信号はウィンドウ検出器57に
供給され、ウィンドウ検出器57は加算器56からの合
計出力が他の符号グループではなく、データライン同期
符号をより良く示す範囲にある場合に限り出力1を供給
し、それ以外の場合には出力ゼロを供給する。即ち、素
子51−56はデータライン同期符号グループの相関器
として機能する。
【0060】データライン同期パルスが誤って生成され
るか、或いは、抜ける可能性を低減するため、ウィンド
ウ検出器57の応答は1データライン間隔に数個のタッ
プ(例えば、8、12又は16)を有するタップされた
ディジタル遅延線58に供給される。ディジタル加算器
の夫々の配列からなる平均化器59は、タップ形ディジ
タル遅延線58のタップの応答を平均化し、その結果を
更なる閾値検出器60に供給する。閾値検出器60の閾
値は、その応答としてデータラインの変化を示す出力1
を供給するため1であるタップ形ディジタル遅延線58
のタップの応答の少なくとも幾分大きい部分に応答する
よう設定される。かかるタップ形ディジタル遅延線58
のタップ応答の部分が1よりも小さい場合に、閾値検出
器60はその応答としてゼロを供給する。かかる閾値検
出器60の応答は、データライン同期パルスを図1のA
FPC回路202に供給するため使用される。閾値検出
器60の応答は図1のデータラインカウンタ210によ
るカウント入力として、適当な時間でそのカウントを進
めることに失敗した場合のライン当たりサンプルカウン
タ204によるカウントリセットとして使用される。
【0061】DSPでより高速に計算を実行することを
助けるために、フィルタ係数に対する僅かな補正が、新
しいサンプルの組がN個のフィルタ係数の各々の次の更
新の基礎として集められるまで保留されることは周知で
ある。上記の処理は、FIRフィルタ応答がその応答の
あるべき最良の評価から逸脱するのを判定する際に前の
重み付け係数を使用することにより導入される不正確さ
は他の場合に比べて通常かなり小さい傾向を示すよう、
フィルタ係数に対する補正が十分に漸次的なステップで
行われることに基づいている。
【0062】更新される係数の計算は、図1、2、4及
び5の回路において(2L+2N)サンプルの間隔に亘
って、断続性を基礎としてのみ使用される第2のFIR
フィルタ32を用いて行われる。第1のFIRフィルタ
31の更新された係数は、(L+N)サンプルの間隔中
に発生され、この間隔は(L+N)サンプルの付随的な
間隔で隔離され、その付随的な間隔中、第2のFIRフ
ィルタ32は第1のFIRフィルタ31の更新される係
数の計算を行わない。第1のフィルタ係数に(2L+2
N)サンプル毎に補正を適用することは、第1のFIR
フィルタ係数に対する補正が「付随的な」間隔中にも計
算されるならば、補正の適用が延期されていると見なし
得る。
【0063】図7、8、10及び11は、第2のFIR
フィルタ32が第1のFIRフィルタ31の更新される
係数を「付随的な」間隔中に計算する本発明の好ましい
一実施例を示す。計算は式(4)の代わりに以下の式を
使用して進められる。
【0064】
【数4】
【0065】第1のFIRフィルタ31の係数に対する
補正は、FIRフィルタ応答がその応答のあるべき最良
の評価から逸脱するのを判定する際に前の重み付け係数
を使用することにより導入される不正確さが他の場合に
比べて通常かなり小さくなり易いように十分に漸次的な
ステップで行われる。図7はディジタルラジオ受信機1
00を示し、かかるディジタルラジオ受信機100は、
適応チャンネル等化フィルタ106とクロック信号発生
器200が適応チャンネル等化フィルタ16とクロック
信号発生器20を置換している点で図1のディジタルラ
ジオ受信機10とは異なる。デコーダ206、207及
び208はクロック信号発生器200において省かれ;
少なくとも(2L+2N−1)までカウントすることが
でき、(L+2N−1)にジャムロードすることができ
るカウンタ205も同様に省かれる。クロック信号発生
器200はカウンタ105を含み、カウンタ105は、
カウンタ205の代わりに、カウントUPCOUNT’
を発生するため少なくとも(L+N−1)までカウント
することができる。デコーダ108は、2入力OR(論
理和)ゲート109に第1の入力信号として供給される
1を発生させるため値(L+N−1)に達するUPCO
UNT’を復号化する。カウンタ105のリセット入力
に印加されるORゲート109の応答は、次の第1のク
ロック信号時にUPCOUNT’をゼロ初期値にリセッ
トする。
【0066】チャンネル等化フィルタ106は、互いに
一致し、デコーダ108の出力信号によって出力される
第2及び第3のクロック信号を使用する。チャンネル等
化フィルタ106は、DSP40がフィルタ係数の初期
化を終了するときを検出する図4の後縁検出器42を含
む。後縁検出器42からの出力信号は、フィルタ係数の
初期化が完了する際にカウンタ105のUPCOUN
T’出力をゼロ初期値にリセットするため、第2の入力
信号としてORゲート109に供給される。
【0067】図8はチャンネル等化フィルタ106の大
凡の詳細を示し、チャンネル等化フィルタ16の大凡の
詳細を示す図2と略同様である。図8のチャンネル等化
フィルタ106において、ディジタル減算器380は、
減算器38及び39によって供給されるアドレス指定で
はなく、その差分出力信号をアドレス指定として第1の
FIRフィルタ31の裏の係数レジスタのバンク316
と、第2のFIRフィルタ32の裏の係数レジスタのバ
ンク326の両方に供給する。減算器380は減数入力
信号としてUPCOUNT’を受け、被減数入力信号と
してワイアード(L+N−1)を受ける。ディジタル減
算器380からの差分出力信号は、係数累算レジスタの
バンク37のアドレス入力にも直接印加される。Lを下
回るUPCOUNT’信号の値は無効なアドレスを発生
する。減算器390は、UPCOUNT’信号をLから
減算し、その差分の符号ビットは、書込み許可信号を係
数累算レジスタのバンク37(必要があれば、裏の係数
レジスタのバンク316及び326)に出力するため適
当なワイヤード接続によって選択される。
【0068】図9は本発明による修正が行われた図7及
び8の回路によって動作中に得られる変化を示すタイミ
ングチャートである。現在のブロックに先行するサンプ
ルのブロックに関係する信号は、左上から右下に延びる
対角線方向の斜線部に示されている。先に説明した如
く、第2及び第3のクロック信号は図9の動作タイミン
グチャートでは同一であり、図3の動作タイミングチャ
ートに示される位相のずれはない。その上、第2及び第
3のクロック信号は(L+N)サンプル毎に繰り返さ
れ、図3の動作タイミングチャートに示される(2L+
2N)毎ではない。カウントはモジュロー(L+N)に
基づいて行われるUPCOUNTの交互のゼロの間に
は、カウントがモジュロー(2L+2N)に基づいて行
われる図3のタイミングチャートに示すゼロと比べて、
Lサンプルの偏移がある。上記の相違の他に、図9に示
される動作において、現在のサンプルのブロックは、図
3に示す動作におけるサンプルのブロックの処理と同様
に第1のFIRフィルタ31及び第2のFIRフィルタ
32を通して処理される。
【0069】図10は、図7及び8の修正された回路が
利用されるときに、アドレスマルチプレクサ41を介し
て第1のFIRフィルタ31の裏の係数レジスタのバン
ク316と、係数累算レジスタのバンク37にアドレス
指定を与える方法をより具体的に示す図である。後縁検
出器42は入力信号をORゲート109にも供給するよ
う意図されている。それ以外では、図10における接続
は図4に示す接続と同一である。
【0070】図11はディジタル減算器380によって
第2のFIRフィルタの裏の係数レジスタのバンク32
6にアドレス指定が行われる方法をより具体的に示す図
である。それ以外の図11における接続は、図5に示す
接続と同一である。図7、8、10及び11に示す回路
はカスタム設計によって、加算器372は、「前の」係
数レジスタのバンク326ではなく、「裏の」係数レジ
スタのバンク316に一時的に記憶される如くの先に計
算されたWk 係数によって第2の加数入力が供給される
ので、N個の「前の」係数レジスタのバンク372は省
いてもよい。図7、8、10及び11に示す回路は、完
全に連続性に基づいて更新されるフィルタ係数を計算す
るわけではなく、実質的に連続性に基づいているだけで
ある。更新されるWk のサンプルを計算するため処理さ
れるxのサンプルの各ブロックの間には短いLサンプル
の期間がある。
【0071】図12−15は、更新されるWk のサンプ
ルを計算するため処理されるxのサンプルの各ブロック
の間にある上記の短いLサンプルの期間を除去する本発
明の第3の実施例を示す図である。上記の短いLサンプ
ルの期間の除去は、更新されるWk 係数がそこから計算
されるxのサンプル後の2番目のxのサンプルのブロッ
クではなく、更新されるWk 係数がそこから計算される
xのサンプル後の3番目のxのサンプルのブロックまで
k 係数の更新を延期することにより行なうことが可能
である。この計算は、式(4)又は(8)の代わりに、
以下の式を使用することによって処理される。
【0072】
【数5】
【0073】図12は、適応チャンネル等化フィルタ1
16とクロック信号発生器210が適応チャンネル等化
フィルタ16とクロック信号発生器20とを置換する点
で図1のディジタルラジオ受信機と相違するディジタル
ラジオ受信機110を示す。クロック信号発生器210
においてデコーダ207及び208は省かれ;少なくと
も(2L+2N−1)までカウントすることができ、
(L+2N−1)にジャムロードすることができるカウ
ンタ205も同様に省かれる。クロック信号発生器20
0はカウンタ115を含み、カウンタ115は、カウン
タ205の代わりに、カウントUPCOUNT”を発生
するため少なくとも(L−1)までカウントすることが
できる。デコーダ117は1を発生させるため値(L−
1)に達するUPCOUNT”を復号化し、デコーダ1
17によって発生された1は第2のクロック信号として
チャンネル等化フィルタ116の第2のFIRフィルタ
32に供給される。デコーダ206は、2入力OR(論
理和)ゲート109に第1の入力信号として供給される
1を発生させるため値(N−1)に達するUPCOUN
T”を復号化する。カウンタ115のリセット入力に印
加されるORゲート109の応答は、次の第1のクロッ
ク信号時にUPCOUNT”をゼロ初期値にリセットす
る。チャンネル等化フィルタ116は、DSP40がフ
ィルタ係数の初期化を終了するときを検出する図4の後
縁検出器42を含む。後縁検出器42からの出力信号
は、フィルタ係数の初期化が完了する際にカウンタ11
5のUPCOUNT”出力をゼロ初期値にリセットする
ため、第2の入力信号としてORゲート109に供給さ
れる。デコーダ206によって発生される1は、第3の
クロック信号としてチャンネル等化フィルタ116の第
1のFIRフィルタ31にも供給される。第2及び第3
のクロック信号の双方は、図12の回路において、第3
のクロック信号が第2のクロック信号にLサンプル遅れ
てNサンプル毎に繰り返される。
【0074】図13はチャンネル等化フィルタ116の
大凡の詳細を示し、チャンネル等化フィルタ16の大凡
の詳細を示す図2及びチャンネル等化フィルタ106の
大凡の詳細を示す図8と略同様である。図13のチャン
ネル等化フィルタ116において、カウンタ115から
のUPCOUNT”信号は読み出し専用メモリ381及
び391のアドレス入力に直接供給される。ROM38
1は、第1のFIRフィルタ31の裏の係数レジスタの
バンク316と係数累算レジスタのバンク37の両方に
アドレスを供給するためUPCOUNT”によってアド
レス指定される。UPCOUNT”が2Lから(N−
1)に増加するきに、ROM381からの出力信号は
(N−1)から2Lに減少し;UPCOUNT”がゼロ
から(2L−1)に増加するきに、ROM381からの
出力信号は(2L−1)からゼロに減少する。ROM3
91は、第1のFIRフィルタ32の裏の係数レジスタ
のバンク326にアドレスを供給するためUPCOUN
T”によってアドレス指定される。UPCOUNT”が
Lから(N−1)に増加するきに、ROM391からの
出力信号は(N−1)からLに減少し;UPCOUN
T”がゼロから(L−1)に増加するきに、ROM39
1からの出力信号は(L−1)からゼロに減少する。U
PCOUNT”信号はゼロから(N−1)の範囲だけで
変わるので、有効アドレスだけがROM381及び39
1から発生される。
【0075】上記の如く、図13のチャンネル等化フィ
ルタ116において、Wk 係数の更新は、更新されるW
k 係数がそこから計算されるxサンプルのブロックの後
に第3のxサンプルのブロックまで延期される。従っ
て、図13に示す如く、計数器36の前或いは後のいず
れかで遅延線361を計数器36と縦続的に接続するこ
とにより(N−2L)サンプルの遅延が導入される。
【0076】図14は、ROM381からアドレスマル
チプレクサ41を介して第1のFIRフィルタ31の裏
の係数レジスタのバンク316にアドレス指定を印加す
る方法をより具体的に示す図である。図14は、計数器
36から加算器373の第2の加数入力接続への接続に
介在される(N−2L)サンプルの遅延線361を更に
示している。それ以外では、図14における第1のFI
Rフィルタ31の接続は図5又は11に示す接続と同一
である。
【0077】図15は、ROM391によって第2のF
IRフィルタ32の裏の係数レジスタのバンク326に
アドレス指定を印加する方法をより具体的に示す図であ
る。それ以外では、図15における第2のFIRフィル
タ32の接続は図5又は11に示す接続と同一である。
図13に示す如く、遅延線361が計数器36の後に縦
続接続している場合に、第1のFIRフィルタ31の接
続は図4又は10に示す接続と同一でもよい。
【0078】ROM381及び391は、夫々のアドレ
スカウンタで置換してもよく、ROM381を置換する
アドレスカウンタは第3のクロック信号によって周期的
にリセットされ、ROM391を置換するアドレスカウ
ンタは、次の第1のクロック信号が発生する際にパルス
を供給するため(2L−1)に達するカウンタ115か
らのデコーダ復号化カウントにより発生される第4のク
ロック信号によってLサンプル後に周期的にリセットさ
れる。別のアドレス発生回路でL及び2L夫々のモジュ
ローNの減算を実行するROM381及び391を置換
してもよい。カウンタ115は増加するUPCOUN
T”の論理的補数である減少するDOWNCOUNT”
を供給することが可能であり、DOWNCOUNT”は
タップ形のディジタル遅延線を使用してLサンプル及び
2Lサンプルで遅延させることができる。次いで、Lサ
ンプルで遅延したDOWNCOUNT”は、係数累算レ
ジスタのバンク37及び第1のFIRフィルタ31の裏
の係数レジスタのバンク316をアドレス指定するため
に使用され;2Lサンプルで遅延したDOWNCOUN
T”は、第2のFIRフィルタ32の裏の係数レジスタ
のバンク326をアドレス指定するために使用される。
【0079】図16は図13のチャンネル等化フィルタ
116の変形において第1のFIRフィルタ31に対し
行い得る幾分異なる接続を示す。「前の」係数レジスタ
のバンク37は、「前の」係数用の一時記憶回路によっ
て置換される。一時記憶回路375は、書込みマルチプ
レクサ371と、DSP40からアドレスを受ける書込
みマルチプレクサ371の第1の入力接続と、書込みマ
ルチプレクサ371による選択を制御するためDSP4
0からロードアウト命令を受ける書込みマルチプレクサ
371の制御接続と、第1のFIRフィルタの裏の係数
レジスタのバンク316にアドレス指定を供給する書込
みマルチプレクサ371の出力接続とを有する。一時記
憶回路375はディジタル加算器373を更に有する
が、遅延線376は加算器373の合計出力ポートと書
込みマルチプレクサ371の第2の入力接続との間に
(N−2L)サンプル間隔の遅延を導入する。遅延線3
76は、加算器373に第1の加数入力信号を供給する
ため書込みマルチプレクサ371の出力ポートから出力
されたWk 係数を2Lサンプル間隔で遅延させる。加算
器373はその第2の加数入力信号を計数器36の出力
接続から直接受ける。
【0080】図12−15に示す本発明の第3の実施例
は、付加的な(N−2L)サンプルの遅延線361を必
要とするのであまり好ましくはない。読み出し後に書き
直すRAMとして構成される場合、遅延線361は、
(N−2L)がライン当たりのサンプル数の2分の1又
は4分の1ではない限りRAMに加えてアドレスカウン
タを必要とするので、カウンタ204の出力の下位ビッ
トはRAMをアドレス指定するため使用してもよい。図
16の他の例は、(N−2L)サンプルの遅延線376
を更に必要とする。しかし、(N−2L)サンプルの遅
延線376と2Lサンプルの遅延線37が適当なアドレ
スカウンタと共にRAMから構成されている場合に、R
AMは「前の」係数レジスタに必要とされる等価なRA
Mに置き代わる。2Lサンプルの遅延線37は、2Lが
上記カウンタの一つの全カウント数の約数であると仮定
すると、カウンタ115、204、又は、(N−2L)
までカウントするカウンタの中の一つの最下位ビットに
よってアドレス指定することができ、2Lが2の整数巾
乗であるならば上記の如くである可能性が高い。
【0081】ディジタル回路設計の当業者は、上記明細
書の説明の内容を知ることによって、本発明の種々の他
の実施例を作成するためクロック発生器20、200又
は210の多数の変形を設計し得るであろう。ここで、
(N+L)はデータライン当たりのサンプル数の約数と
し、単一のカウンタが、例えば、クロック発生器20の
カウンタ204及び205、又は、クロック発生器20
0のカウンタ204及び105を置換し得る。データラ
イン当たりのサンプルの数がNの倍数である場合に、単
一のカウンタはクロック発生器210のカウンタ204
及び115を置換することができる。
【0082】最後のIF増幅器13の応答のディジタル
検出を使用するディジタルラジオ受信機において、VC
O201は、2(又は4)倍のシンボルレートでオーバ
ーサンプリングクロック信号を供給するVCOと、上記
オーバーサンプリングクロック信号から第1のクロック
信号を得る2(又は4)倍の分周器とから構成される。
オーバーサンプリングクロック信号は、ディジタル検出
を実現するため使用され、ディジタル検出の結果は、入
力信号をチャンネル等価フィルタ16、106又は11
6に供給するため第1のクロック信号レートで副標本化
される。
【0083】有限インパルス応答(FIR)フィルタを
非有限インパルス応答(IIR)フィルタと縦続する等
化フィルタは周知である。IIRフィルタは、ディジタ
ル加算器の合計出力ポートから第1の加数入力ポートに
接続されたコンポーネントFIRフィルタとディジタル
加算器から形成してもよく、IIRフィルタの入力及び
出力ポートは夫々ディジタル加算器の第2の加数入力ポ
ート及びディジタル加算器の合計出力ポートにある。I
IRフィルタに通常関連する不安定性の問題を回避する
ため、IIRフィルタ内のコンポーネントFIRの係数
は、伝送されたデータの一部に含まれるゴースト消去基
準(GCR)信号の如くの教師信号に応答するDSPに
よって最初に調節される。次いで、コンポーネントFI
Rフィルタの係数は、本発明の開示に従って、正しいフ
ィルタ応答の最良の評価が実際のフィルタ応答を量子化
することによって形成される決定論的手法を実現する等
価なカーネル幅を有する更なるFIRフィルタを使用し
て計算することが可能である。有限インパルス応答(F
IR)フィルタを非有限インパルス応答(IIR)フィ
ルタと縦続する等化フィルタにおいて、フィルタの係数
は別個に調節される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に従って構成された適応
チャンネル等化フィルタを含む高品位テレビジョンセッ
トに利用し得るディジタルラジオ受信機の系統線図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例に従って第1及び第2の
ビデオレートディジタルフィルタから構成された適応チ
ャンネル等化フィルタの系統図である。
【図3】図2のチャンネル等化フィルタ回路の動作シー
ケンスのタイミングチャートである。
【図4】第1のビデオレートディジタルフィルタを含む
図2の適応チャンネル等化フィルタの一部をより詳細に
示す系統図である。
【図5】第2のビデオレートディジタルフィルタを含む
図2の適応チャンネル等化フィルタの一部をより詳細に
示す系統図である。
【図6】図1のディジタルラジオ受信機に使用されるラ
イン同期検出器の系統線図である。
【図7】本発明の第2の実施例に従って構成された適応
チャンネル等化フィルタを含む高品位テレビジョンセッ
トに使用し得るディジタルラジオ受信機の系統線図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例に従って第1及び第2の
ビデオレートディジタルフィルタから構成された適応チ
ャンネル等化フィルタの系統線図である。
【図9】図8のチャンネル等化フィルタ回路の動作シー
ケンスのタイミングチャートである。
【図10】第1のビデオレートディジタルフィルタを含
む図8の適応チャンネル等化フィルタの一部のより詳細
な系統線図である。
【図11】第2のビデオレートディジタルフィルタを含
む図8の適応チャンネル等化フィルタの一部のより詳細
な系統線図である。
【図12】本発明の第3の実施例に従って構成された適
応チャンネル等化フィルタを含む高品位テレビジョンセ
ットに使用し得る他のディジタルラジオ受信機の系統線
図である。
【図13】本発明の第3の実施例に従って第1及び第2
のビデオレートディジタルフィルタから構成された適応
チャンネル等化フィルタの系統線図である。
【図14】第1のビデオレートディジタルフィルタを含
む図12の適応チャンネル等化フィルタの一部のより詳
細な系統線図である。
【図15】第2のビデオレートディジタルフィルタを含
む図12の適応チャンネル等化フィルタの一部のより詳
細な系統線図である。
【図16】第1のビデオレートディジタルフィルタを含
む図13の適応チャンネル等化フィルタの一部に対し行
い得る変形例の系統線図である。
【符号の説明】
10,100,110 ディジタルラジオ受信機 11 受信アンテナ 12 チューナ 13 最後のI−F増幅器 14 検出器 15 アナログ−ディジタル変換器 16,106,116 適応チャンネル等化フィルタ 17 シンボル再現回路 18 デインターリーブ器 19 エラー補正回路 20,200,210 クロック発生器 31,32 FIRフィルタ 33,311,321,361,376 遅延線 34,38,39,54,55,380,390 デ
ィジタル減算器 35 最良評価発生器 36 計数器 37 係数累算レジスタバンク 40 ディジタル信号プロセッサ 41 アドレスマルチプレクサ 42 後縁検出器 43 マルチプレクサ 44 排他的論理和ゲート 45 量子化器 51,52,53 シンボルラッチ 56,314,324,373 ディジタル加算器 57 ウィンドウ検出器 58 タップ制御形ディジタル遅延線 59 平均化器 60 閾値検出器 105,115,205 カウンタ 108,117,206,207,208 デコーダ 109 論理和ゲート 201 電圧制御発振器 202 自動周波数及び位相制御回路 203 ライン同期検出器 204 ライン当たりサンプルカウンタ 210 データラインカウンタ 211 フィールド同期検出器 212,381,391 読み出し専用メモリ 213 プロセッサ 214 2重閾値検出器 312,322 重み付き合計器 313,316,323,326,372 ディジタ
ルレジスタのバンク 315,325 後処理レジスタ 371 書込みマルチプレクサ 375 一時記憶回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/081 (72)発明者 ティアンミン リウ アメリカ合衆国 ニュージャージー 08648 ローレンスヴィル マーシュ・ コート 12 (72)発明者 アレン ルロイ リンバーグ アメリカ合衆国 ニュージャージー 08551 ハート・レーン・リンゴーズ 22 (56)参考文献 特開 昭48−17242(JP,A) 特開 平3−62628(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 3/00 - 3/18 H04B 7/005 H03H 15/00 - 21/00 H04N 5/00 H04N 7/00

Claims (44)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号に従って変調された受信
    した搬送波に応答して不所望な量の多重路歪みを時々う
    ける変調信号のディジタルサンプルを再現する、チャン
    ネル等化フィルタと組み合わされたディジタル受信機で
    あって、該チャンネル等化フィルタは:各々が該変調信
    号のディジタルサンプルが印加される夫々の入力ポート
    と夫々の出力ポートを有し、各々はNタップの形であ
    り、そのタップは適応的に重み付けされた第1及び第2
    の有限インパルス応答フィルタであり、該第1の有限イ
    ンパルス応答フィルタは、該チャンネル等化器の出力信
    号をその出力に発生するためその該入力ポートに印加さ
    れた該変調信号に応答し、該第2の有限インパルス応答
    フィルタは該第1の有限インパルス応答フィルタの上記
    タップの重みを更新する補正をその出力に発生するため
    その該入力ポートに印加された該変調信号に応答する第
    1及び第2の有限インパルス応答フィルタと;該第1の
    有限インパルス応答フィルタの応答のサンプルを対応す
    る理想的な応答のサンプルと比較するため接続され、該
    第2の有限インパルス応答フィルタの更新されたタップ
    の重みを発生するディジタル比較器とからなる、チャン
    ネル等化フィルタと組み合わされたディジタルラジオ受
    信機。
  2. 【請求項2】 前記補正が該第1の有限インパルス応答
    フィルタの上記対応するタップの重みの前の値と共に前
    記第2の有限インパルス応答フィルタの上記出力ポート
    に発生されるときに、前記第1の有限インパルス応答フ
    ィルタの上記タップの重みを更新する上記補正を夫々に
    累算する係数累算レジスタのバンクと、 該第1の有限インパルス応答フィルタの該更新されたタ
    ップの重みを該第1の有限インパルス応答フィルタに印
    加する手段とを更に有する、請求項1記載のチャンネル
    等化フィルタと組み合わされたディジタルラジオ受信
    機。
  3. 【請求項3】 前記補正が前記第2の有限インパルス応
    答フィルタの上記出力ポートに発生されるときに、前記
    第1の有限インパルス応答フィルタの上記タップの重み
    を更新する補正を遅延させる手段を更に有し、該第1の
    有限インパルス応答フィルタの上記タップの重みを更新
    する遅延させられた補正は、前記係数累算レジスタのバ
    ンク内に事前に一時的に格納されるときに、対応する該
    第1の有限インパルス応答フィルタの上記タップの重み
    の一つとの夫々の累算のため該係数累算レジスタのバン
    クに供給される、請求項1記載のチャンネル等化フィル
    タと組み合わされたディジタルラジオ受信機。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の加数入力信号に応じ加算
    出力信号を発生するディジタル加算器であって、前記補
    正は該ディジタル加算器に印加される上記第1の加数入
    力信号であるディジタル加算器と、 更新された第1の有限インパルス応答フィルタのタップ
    の重みを供給するため該ディジタル加算器からの上記加
    算出力信号が印加される夫々の入力接続を有し、その夫
    々の入力接続で直列に受けられる更新された第1の有限
    インパルス応答フィルタのタップの重みの第1の数を一
    時的に記憶し、遅延し更新された第1の有限インパルス
    応答フィルタのタップの重みを供給する出力接続を有す
    る第1の遅延線と、 遅延し更新された第1の有限インパルス応答のタップの
    重みを受ける夫々の入力接続と、その夫々の入力接続で
    直列に受けられる更新された第1の有限インパルス応答
    フィルタのタップの重みの第2の数を一時的に記憶し、
    上記第2の加数入力信号がそこへ供給されるときに、該
    第1の有限インパルス応答フィルタの更に遅延し更新さ
    れたタップの重みを該ディジタル加算器に供給する夫々
    の出力接続を有する第2の遅延線であって上記第1及び
    第2の数は該第1の有限インパルス応答フィルタのタッ
    プの重みの数に一致する合計を有する第2の遅延線と、 該第1の遅延線の該出力接続から供給されるときに該第
    1の有限インパルス応答フィルタの遅延された更新され
    たタップの重みを該第1の有限インパルス応答フィルタ
    と該第2の遅延線の上記入力接続とに印加する手段とを
    更に有する、請求項1記載のチャンネル等化フィルタと
    組み合わされたディジタルラジオ受信機。
  5. 【請求項5】 前記第1の有限インパルス応答フィルタ
    の応答の前記サンプルに応答し前記対応する理想的な応
    答の前記サンプルを発生する量子化器を更に有する請求
    項1記載のチャンネル等化フィルタと組み合わされたデ
    ィジタルラジオ受信機。
  6. 【請求項6】 既知の特性の前記変調信号の一部の間に
    周期的に読み出され前記対応する理想的な応答の前記サ
    ンプルを発生するメモリを更に有する請求項1記載のチ
    ャンネル等化フィルタに組み合わされたディジタルラジ
    オ受信機。
  7. 【請求項7】 前記ディジタル比較器は、本質的に前記
    第1の有限インパルス応答フィルタの応答のサンプルを
    被減数信号として受け、対応する理想的な応答のサンプ
    ルを減数信号として受け、前記第2の有限インパルス応
    答フィルタの前記更新されたタップの重みをそれらの差
    分信号サンプルとして発生するため接続されたディジタ
    ル減算器よりなる、請求項1記載のチャンネル等化フィ
    ルタと組み合わされたディジタルラジオ受信機。
  8. 【請求項8】 前記対応する理想的な応答の前記ディジ
    タルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:前
    記ディジタル減算器に該対応する理想的な応答の該ディ
    ジタルサンプルを供給するため接続された出力ポート
    と、第1及び第2の入力ポートを有し、第1の値を有す
    る制御信号によって上記第1の入力ポートで受けられた
    信号を上記出力ポートで再現する条件を付けられ、第2
    の値を有する該制御信号によって上記第2の入力ポート
    で受けられる信号を上記出力ポートで再現する条件を付
    けられる更なるマルチプレクサと;該更なるマルチプレ
    クサの該制御信号の該第1の値を発生する教師信号を含
    む前記変調信号に対する該チャンネル等化フィルタの応
    答の一部に応答し、該更なるマルチプレクサの該制御信
    号を発生する手段と;多重路歪みのない理想的な教師信
    号のサンプルを該更なるマルチプレクサの該第1の入力
    ポートに読み出すメモリと;該第1の有限インパルス応
    答フィルタの応答の該サンプルに応答し該更なるマルチ
    プレクサの該第2の入力ポートに印加される該対応する
    サンプルを発生する量子化器とからなる、適応的に重み
    付けされた請求項7記載のチャンネル等化フィルタ。
  9. 【請求項9】 前記変調信号に含まれた教師信号に応答
    し初期化処理中に前記第1の有限インパルス応答フィル
    タのタップの重みの組を発生するディジタル信号プロセ
    ッサを更に有し、該第1の有限インパルス応答フィルタ
    のタップの重みの組は多重路受信に対する第1の有限イ
    ンパルス応答フィルタの応答を抑圧する、請求項1記載
    のチャンネル等化フィルタと組み合わされたディジタル
    ラジオ受信機。
  10. 【請求項10】 ディジタル信号に従って変調された受
    信した搬送波に応答して不所望の量の多重路歪みを時々
    うける変調信号のディジタルサンプルを再現する、チャ
    ンネル等化フィルタと組み合わされたディジタルラジオ
    受信機であって、該チャンネル等化フィルタは:各々が
    夫々の入力ポートと夫々の出力ポートを有し、各々はN
    タップ形である第1及び第2の有限インパルス応答フィ
    ルタであって、上記第1の有限インパルス応答フィルタ
    のN個のタップはその周期的な更新の間に同時に適応的
    に重み付けされ得、上記第2の有限インパルス応答フィ
    ルタのN個のタップはその周期的な更新の間に同時に適
    応的に重み付けされ得る第1及び第2の有限インパルス
    応答フィルタと;該チャンネル等化フィルタの出力信号
    である第1の有限インパルス応答フィルタの応答のディ
    ジタルサンプルをその該出力ポートに発生し、該変調信
    号の該ディジタルサンプルを連続的に印加する第1の変
    調信号印加手段と;該第1の有限インパルス応答フィル
    タの応答の上記ディジタルサンプルを対応する理想的な
    応答のディジタルサンプルと比較し、これにより、該第
    1の有限インパルス応答フィルタの応答が該第1の有限
    インパルス応答フィルタのタップの重みの該周期的な更
    新の一回の後に生じる該変調信号のN個の連続的なディ
    ジタルサンプルの夫々の組に現に対応する周期中に該第
    2の有限インパルス応答フィルタの次の更新タップの重
    みを発生するディジタル比較器と;該第2の有限インパ
    ルス応答フィルタの上記次の更新タップの重みをそれら
    の発生する各周期の間一時的に記憶し、次いで、該第2
    の有限インパルス応答フィルタの上記次の更新タップを
    更新されたタップの重みとして該N個のタップの夫々に
    印加し、これにより、該第2の有限インパルス応答フィ
    ルタのタップの重みの該周期的な更新の一回を実現す
    る、第1の一時記憶手段と;該第2の有限インパルス応
    答フィルタのタップの重みの該周期的な更新の各々の後
    に、該ディジタル比較器によって上記更新された第2の
    有限インパルス応答フィルタのタップの重みがそこから
    発生された上記第1の有限インパルス応答フィルタの応
    答を発生した該第1の有限インパルス応答フィルタのタ
    ップの重みの該周期的な更新の直前の一回の後に生じ、
    それに応答して該第1の有限インパルス応答フィルタの
    上記タップの重みの補正が順次に発生される該変調信号
    のN個のディジタルサンプルの夫々の組を該第2の有限
    インパルス応答フィルタの上記入力ポートに連続的に印
    加する第2の変調信号印加手段と;その順次の発生の終
    了後に該第1の有限インパルス応答フィルタの上記タッ
    プの重みの上記補正を更新されたタップの重みとしてそ
    の該N個のタップの一つずつに同時に印加する手段とか
    らなり、これにより、該第1の有限インパルス応答フィ
    ルタのタップの重みの該周期的な更新の一回を実現す
    る、チャンネル等化フィルタと組み合わされたディジタ
    ルラジオ受信機。
  11. 【請求項11】 その順次の発生の終了後に前記第1の
    有限インパルス応答フィルタの上記タップの重みの上記
    補正を同時に印加する前記手段は:該第1の有限インパ
    ルス応答フィルタの上記タップの重みを一時的に記憶
    し、補正が生成されるときにそこに累算する第2の一時
    記憶手段と;その後該第1の有限インパルス応答フィル
    タの上記補正されたタップの重みを該第1の有限インパ
    ルス応答フィルタに並列的に転送する手段とを有し、こ
    れにより、該第1の有限インパルス応答フィルタのタッ
    プの重みの前記周期的な更新の一回を実現する請求項1
    0記載のチャンネル等化フィルタと組み合わされたディ
    ジタルラジオ受信機。
  12. 【請求項12】 その後該第1の有限インパルス応答フ
    ィルタの上記補正されたタップの重みを該第1の有限イ
    ンパルス応答フィルタに並列的に転送する手段は:該第
    1の有限インパルス応答フィルタの上記タップの重みを
    一時的に記憶しそこに補正を累算する前記手段から該第
    1の有限インパルス応答フィルタの該補正されたタップ
    の重みを受けるため接続され、該第1の有限インパルス
    応答フィルタのタップの重みの該周期的な更新の各々の
    間に該第1の有限インパルス応答フィルタの上記補正さ
    れたタップの重みを該第1の有限インパルス応答フィル
    タに並列的に転送するため更に接続された「裏の」係数
    レジスタのバンクをそこに含む、請求項11記載のチャ
    ンネル等化フィルタと組み合わされたディジタルラジオ
    受信機。
  13. 【請求項13】 前記第2の変調信号印加手段は:前記
    第1の有限インパルス応答フィルタの上記入力ポートに
    接続された入力ポートを有し、前記変調信号の遅延した
    ディジタルサンプルを該第2の有限インパルス応答フィ
    ルタの上記入力ポートに連続的に印加するため前記第2
    の有限インパルス応答フィルタの上記入力ポートに接続
    された出力ポートを有するディジタル遅延線からなる、
    請求項12記載のチャンネル等化フィルタと組み合わさ
    れたディジタルラジオ受信機。
  14. 【請求項14】 前記第2の一時記憶手段は:前記第2
    の有限インパルス応答フィルタによって順次に生成され
    る際に前記第1の有限インパルス応答フィルタの上記タ
    ップの重みの前記補正を受ける第1の加数入力ポート
    と、第2の加数入力ポートと、該第1の有限インパルス
    応答フィルタの該補正されたタップの重みを前記「裏
    の」係数レジスタのバンクに順次に供給する合計出力ポ
    ートとを有するディジタル加算器と;その前の内容が該
    ディジタル加算器の該第2の加数入力に順次に読み出さ
    れた直後に書き込むため、該第1の有限インパルス応答
    フィルタの該補正されたタップの重みは該ディジタル加
    算器の該合計出力ポートから順次に供給される「前の」
    係数レジスタのバンクとからなる、請求項12記載のチ
    ャンネル等化フィルタと組み合わされたディジタルラジ
    オ受信機。
  15. 【請求項15】 前記第2の一時記憶手段は:遅延した
    補正を生成するため上記補正が前記第2の有限インパル
    ス応答フィルタの上記出力ポートで生成されるときに前
    記第1の有限インパルス応答フィルタの上記タップの重
    みを更新する上記補正を遅延させる手段と;該遅延した
    補正を受ける第1の加数入力ポートと、第2の加数入力
    ポートと、該第1の有限インパルス応答フィルタの該補
    正されたタップの重みを前記「裏の」係数レジスタのバ
    ンクに順次供給するため接続された合計出力ポートとを
    有するディジタル加算器と;その前の内容が該ディジタ
    ル加算器の該第2の加数入力に順次に読み出された直後
    に書き込むため、該第1の有限インパルス応答フィルタ
    の該補正されたタップの重みが該ディジタル加算器の該
    合計出力ポートから順次に供給される「前の」係数レジ
    スタのバンクとからなる、請求項12記載のチャンネル
    等化フィルタと組み合わされたディジタルラジオ受信
    機。
  16. 【請求項16】 前記第2の一時記憶手段は:前記第2
    の有限インパルス応答フィルタで発生される際に前記第
    1の有限インパルス応答フィルタの上記タップの重みの
    前記補正を受ける第1の加数入力ポートと、第2の加数
    入力ポートと、合計出力ポートとを有するディジタル加
    算器と;更新された第1の有限インパルス応答フィルタ
    のタップの重みを供給するため該ディジタル加算器から
    の上記合計出力信号が印加される夫々の入力接続を有
    し、その夫々の入力接続で直列的に受けた更新された第
    1の有限インパルス応答フィルタのタップの重みの第1
    の数を一時的に記憶し、遅延した更新された第1の有限
    インパルス応答フィルタのタップの重みを供給する出力
    接続を有する第1の遅延線と;遅延した更新された第1
    の有限インパルス応答フィルタのタップの重みを受ける
    夫々の入力接続を有し、その夫々の入力接続で直列的に
    受けた更新された第1の有限インパルス応答フィルタの
    タップの重みの第2の数を一時的に記憶し、該第1の有
    限インパルス応答フィルタの更に遅延した更新されたタ
    ップの重みを該ディジタル加算器に上記第2の加数入力
    信号として供給する夫々の出力接続を有し、上記第1及
    び第2の数は該第1の有限インパルス応答フィルタのタ
    ップの数に一致する合計を有する第2の遅延線と;該第
    1の遅延線の上記出力接続から供給される際の該第1の
    有限インパルス応答フィルタの上記遅延した更新された
    タップの重みを該第1の有限インパルス応答フィルタと
    該第2の遅延線の上記入力接続とに印加する手段とから
    なる、請求項12記載のチャンネル等化フィルタと組み
    合わされたディジタルラジオ受信機。
  17. 【請求項17】 ディジタル信号に従って変調された受
    信した搬送波に応答して不所望な量の多重路歪みを時々
    うける変調信号のディジタルサンプルを再現するディジ
    タル受信機と組み合わされるチャンネル等化フィルタで
    あって、 各々が該変調信号のディジタルサンプルが印加される夫
    々の入力ポートと夫々の出力ポートを有し、各々はNタ
    ップの形であり、そのタップは適応的に重み付けされた
    第1及び第2の有限インパルス応答フィルタであり、該
    第1の有限インパルス応答フィルタは、該チャンネル等
    化フィルタの出力信号をその出力に発生するためその該
    入力ポートに印加された該変調信号に応答し、該第2の
    有限インパルス応答フィルタは該第1の有限インパルス
    応答フィルタの上記タップの重みを更新する補正をその
    出力に発生するためその該入力ポートに印加された該変
    調信号に応答する第1及び第2の有限インパルス応答フ
    ィルタと;該第1の有限インパルス応答フィルタの応答
    のサンプルを対応する理想的な応答のサンプルと比較す
    るため接続され、該第2の有限インパルス応答フィルタ
    の更新されたタップの重みを発生するディジタル比較器
    とからなる、チャンネル等化フィルタ。
  18. 【請求項18】 ディジタル信号に従って変調された受
    信した搬送波に応答して変調信号のディジタルサンプル
    を再現し、上記変調信号は時々不所望の量の多重路歪み
    を受けるディジタルラジオ受信機における該変調信号の
    適応的に重み付けをされたチャンネル等化フィルタであ
    って:該変調信号の該ディジタルサンプルが再現される
    レートに一致する第1のクロック周波数で第1のクロッ
    ク信号を発生し、該第1のクロック周波数の(2L+2
    N)番目の約数である第2のクロック周波数で第2のク
    ロック信号を発生し、該第1のクロック周波数の(L+
    N)サイクルで該第2のクロック信号から位相が偏移し
    た該第2のクロック周波数で第3のクロック信号を発生
    し、ここで、Nは少なくとも数十の大きさの正の整数で
    あり、Lはかなり小さい正の整数であり、該クロック信
    号の周波数及び位相は自動周波数及び位相制御信号に応
    じて制御されるクロック発生器と;該変調信号に応答し
    該自動周波数及び位相制御信号を発生する自動周波数及
    び位相制御検出器と;そのアドレスポートで受けた第1
    のアドレス信号によって別々に選択され、その係数ロー
    ドポートを介してロードされる「裏の」フィルタ係数レ
    ジスタの第1のバンクと、 その係数転送命令ポートで受けた該第3の信号に応答し
    て該「裏の」フィルタ係数レジスタの対応する一つから
    その第1のバンクに並列的にロードされる「作動中」フ
    ィルタ係数レジスタの第1のバンクと、 該変調信号の該ディジタルサンプルを受ける夫々の入力
    ポートを有し、全部でN個のタップを構成する夫々の段
    からの出力ポートの数が複数の(N−1)である1段当
    たり多重ビットの(N−1)段の第1のシフトレジスタ
    と、 該第1のシフトレジスタのN個のタップで「作動中」フ
    ィルタ係数レジスタの該第1のバンクに一時的に記憶さ
    れた対応する「作業中」フィルタリング係数によって応
    答を乗算し、該適応的に重みを付けられたチャンネル等
    化フィルタの応答を発生する第1の有限インパルス応答
    フィルタの応答ポートに供給される第1の重み付き合計
    を発生するため積を加算する第1の重み付き合計器とを
    含む第1の有限インパルス応答フィルタと;そのアドレ
    スポートで受けた第2のアドレス信号によって別々に選
    択され、その係数ロードポートを介してロードされる
    「裏の」フィルタ係数レジスタの第2のバンクと、 その係数転送命令ポートで受けた該第2のクロック信号
    に応答して該「裏の」フィルタ係数レジスタの対応する
    一つからその第2のバンクに並列的にロードされる「作
    動中」フィルタ係数レジスタの第2のバンクと、 夫々の入力ポートを有し、全部でN個のタップを構成す
    る夫々の段からの出力ポートの数が複数の(N−1)で
    ある1段当たり多重ビットの(N−1)段の第2のシフ
    トレジスタと、 該第2のシフトレジスタのN個のタップで「作動中」フ
    ィルタ係数レジスタの該第1のバンクに一時的に記憶さ
    れた対応する「作動中」フィルタリング係数によって応
    答を乗算し、Lサンプルの潜伏後に第2の有限インパル
    ス応答フィルタの応答ポートに供給される第2の重み付
    き合計を発生するため積を加算する第2の重み付き合計
    器とを含む第2の有限インパルス応答フィルタと;該第
    1のシフトレジスタの最後の段の上記出力ポートから接
    続された入力ポートを有し、そのディジタル遅延線の上
    記入力ポートで受けたサンプルに対する応答をLサンプ
    ルの潜伏後に該第2のシフトレジスタの上記入力ポート
    に供給する出力ポートを有するディジタル遅延線と;該
    第1の重み付き合計の上記ディジタルサンプルを対応す
    る理想的な応答のディジタルサンプルと減算的に結合す
    るため接続され、これにより、該第2の「裏の」フィル
    タ係数レジスタのバンクの上記係数ロードポートに印加
    される差分出力信号のディジタルサンプルを発生するデ
    ィジタル減算器と;該第1の「裏の」フィルタ係数レジ
    スタのバンクを含み、第3のクロック信号に応答して該
    第1の「作動中」フィルタ係数レジスタのバンクの内容
    を更新する手段と;カウント信号を発生するため該第1
    のクロック信号のサイクルをカウントするカウンタと、 該第2のクロック信号が現れる毎にその後該第1のクロ
    ック信号がL回現れた時点から始まり、該第1のクロッ
    ク信号がその後N回現れた時点で終わる所定の範囲内に
    ある順次の該第1のアドレスの値を該カウント信号から
    得る手段と、 該第3のクロック信号が現れる毎にその後該第1のクロ
    ック信号がL回現れた時点から該第1のクロック信号が
    その後N回現れた時点で終わる所定の範囲内にある順次
    の該第2のアドレスの値を該カウント信号から得る手段
    とを含むアドレス発生器とからなる、適応的に重み付け
    をされたチャンネル等化フィルタ。
  19. 【請求項19】 前記第3のクロック信号に応答して前
    記第1の「作動中」フィルタ係数レジスタのバンクの内
    容を更新する手段は:合計出力ポートと、第1及び第2
    の加数入力ポートを有するディジタル加算器と;少なく
    とも通常動作中に該ディジタル加算器の合計出力ポート
    から更新された第1の有限インパルス応答フィルタのフ
    ィルタリング係数を前記第1の「裏の」フィルタ係数レ
    ジスタのバンクの係数ロードポートに印加する手段と;
    前記第2の重み付き合計の一部を該ディジタル加算器の
    上記第1の加数入力ポートに印加する手段と;そのアド
    レスポートで受けた前記第1のアドレス信号によって別
    々に選択される「前の」フィルタ係数レジスタのバンク
    であり、該第1の有限インパルス応答フィルタの前のフ
    ィルタリング係数を上記選択された「前の」フィルタ係
    数レジスタから該ディジタル加算器の上記第2の加数入
    力ポートに読み出し、次いで、該第1の有限インパルス
    応答フィルタの前記更新されたフィルタリング係数で書
    き直す「前の」フィルタ係数レジスタのバンクとを更に
    含む、請求項18記載の適応的に重み付けをされたチャ
    ンネル等化フィルタ。
  20. 【請求項20】 前記第1の有限インパルス応答フィル
    タの更新されたフィルタリング係数を前記第1の「裏
    の」フィルタ係数レジスタのバンクの係数ロードポート
    に印加する手段は:該第1の「裏の」フィルタ係数レジ
    スタのバンクの係数ロードポートに接続された出力ポー
    トと、第1の入力ポートと、前記ディジタル加算器の上
    記合計出力ポートが接続する第2の入力ポートとを有
    し、印加された制御信号によって前記通常動作の時間だ
    けにその第2の入力ポートに供給された信号を再現し、
    他の時間にはその第1の入力ポートに供給された信号を
    再現する条件が付けられている書込みマルチプレクサよ
    りなる、請求項19記載の適応的に重み付けをされたチ
    ャンネル等化フィルタ。
  21. 【請求項21】 既知の情報を含むような前記適応的に
    重み付けをされたチャンネル等化フィルタの前記応答の
    一部を初期化又は再初期化動作中に選択的に受けるディ
    ジタル信号プロセッサを更に有し、 該ディジタル信号プロセッサは前記書込みマルチプレク
    サの前記第1の入力ポートに印加される前記第1の有限
    インパルス応答フィルタのフィルタリング係数の初期値
    を計算するようプログラムされ、該ディジタル信号プロ
    セッサは該書込みマルチプレクサの前記制御信号を発生
    するようプログラムされ、上記制御信号は初期化又は再
    初期化動作の前記時間に該書込みマルチプレクサがその
    第1の入力ポートに供給された信号を再現する条件を付
    ける、請求項20記載の適応的に重み付けをされたチャ
    ンネル等化フィルタ。
  22. 【請求項22】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    前記第1の有限インパルス応答フィルタの応答の前記サ
    ンプルに応答し、該対応する理想的な応答の該サンプル
    を発生する量子化器よりなる、請求項21記載の適応的
    に重み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  23. 【請求項23】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    その特性が分かっている前記変調信号の一部の間で周期
    的に読まれ、該対応する理想的な応答の該ディジタルサ
    ンプルを発生するメモリよりなる、請求項21記載の適
    応的に重み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  24. 【請求項24】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    該対応する理想的な応答の該ディジタルサンプルを前記
    ディジタル減算器に供給するため接続された出力ポート
    と、第1及び第2の入力ポートを有し、第1の値を有す
    る制御信号によって上記第1の入力ポートで受けた信号
    を上記出力ポートで再現する条件を付けられ、第2の値
    を有する該制御信号によって上記第2の入力ポートで受
    けた信号を上記出力ポートで再現する条件を付けられて
    いる更なるマルチプレクサと;該更なるマルチプレクサ
    の該制御信号の該第1の値を発生し、それ以外の場合に
    該更なるマルチプレクサの該制御信号の該第2の値を発
    生する教師信号を含む前記変調信号に対する前記チャン
    ネル等化フィルタの応答の一部に応答し、該更なるマル
    チプレクサの該制御信号を発生する手段と;多重路歪み
    のない理想的な教師信号のサンプルを該更なるマルチプ
    レクサの該第1の入力ポートに読み出すメモリと;該第
    1の有限インパルス応答フィルタの応答の該サンプルに
    応答し、該更なるマルチプレクサの該第2の入力に印加
    される該対応するサンプルを発生する量子化器とからな
    る、請求項21記載の適応的に重み付けをされたチャン
    ネル等化フィルタ。
  25. 【請求項25】 ディジタル信号に従って変調された受
    信した搬送波に応答して変調信号のディジタルサンプル
    を再現し、上記変調信号は時々不所望の量の多重路歪み
    を受けるディジタルラジオ受信機における該変調信号の
    適応的に重み付けをされたチャンネル等化フィルタであ
    って:該変調信号の該ディジタルサンプルが再現される
    レートに一致する第1のクロック周波数で第1のクロッ
    ク信号を発生し、該第1のクロック周波数の(L+N)
    番目の約数である第2のクロック周波数で第2のクロッ
    ク信号を発生し、ここで、Nは少なくとも数十の大きさ
    の正の整数であり、Lはかなり小さい正の整数であり、
    該クロック信号の周波数及び位相は自動周波数及び位相
    制御信号に応じて制御されるクロック発生器と;該変調
    信号に応答し該自動周波数及び位相制御信号を発生する
    自動周波数及び位相制御検出器と;そのアドレスポート
    で受けた第1のアドレス信号によって別々に選択され、
    その係数ロードポートを介してロードされる第1の「裏
    の」フィルタ係数レジスタのバンクと、 その係数転送命令ポートで受けた該第2の信号に応答し
    て該「裏の」フィルタ係数レジスタの対応する一つから
    その第1のバンクに並列的にロードされる第1の「作動
    中」フィルタ係数レジスタのバンクと、 該変調信号の該ディジタルサンプルを受ける夫々の入力
    ポートを有し、全部でN個のタップを構成する夫々の段
    からの出力ポートの数が複数の(N−1)である1段当
    たり多重ビットの(N−1)段の第1のシフトレジスタ
    と、 該第1のシフトレジスタのN個のタップで該第1の「作
    動中」フィルタ係数レジスタのバンクに一時的に記憶さ
    れた対応する「作業中」フィルタリング係数によって応
    答を乗算し、該適応的に重みを付けられたチャンネル等
    化フィルタの応答を発生する第1の有限インパルス応答
    フィルタの応答ポートに供給される第1の重み付き合計
    を発生するため積を加算する第1の重み付き合計器とを
    含む第1の有限インパルス応答フィルタと;そのアドレ
    スポートで受けた第2のアドレス信号によって別々に選
    択され、その係数ロードポートを介してロードされる第
    2の「裏の」フィルタ係数レジスタのバンクと、 その係数転送命令ポートで受けた該第2のクロック信号
    に応答して該「裏の」フィルタ係数レジスタの対応する
    一つからその第2のバンクに並列的にロードされる第2
    の「作動中」フィルタ係数レジスタのバンクと、 夫々の入力ポートを有し、全部でN個のタップを構成す
    る夫々の段からの出力ポートの数が複数の(N−1)で
    ある1段当たり多重ビットの(N−1)段の第2のシフ
    トレジスタと、 該第2のシフトレジスタのN個のタップで該第1の「作
    動中」フィルタ係数レジスタのバンクに一時的に記憶さ
    れた対応する「作動中」フィルタリング係数によって応
    答を乗算し、Lサンプルの潜伏後に第2の有限インパル
    ス応答フィルタの応答ポートに供給される第2の重み付
    き合計を発生するため積を加算する第2の重み付き合計
    器とを含む第2の有限インパルス応答フィルタと;該第
    1のシフトレジスタの最後の段の上記出力ポートから接
    続された入力ポートを有し、そのディジタル遅延線の上
    記入力ポートで受けたサンプルに対する応答をLサンプ
    ルの潜伏後に該第2のシフトレジスタの上記入力ポート
    に供給する出力ポートを有するディジタル遅延線と;該
    第1の重み付き合計の上記ディジタルサンプルを理想的
    な応答の対応するディジタルサンプルと減算的に結合す
    るため接続され、これにより、該第2の「裏の」フィル
    タ係数レジスタのバンクの上記係数ロードポートに印加
    される差分出力信号のディジタルサンプルを発生するデ
    ィジタル減算器と;該第1の「裏の」フィルタ係数レジ
    スタのバンクを含み、第2のクロック信号に応答して該
    第1の「作動中」フィルタ係数レジスタのバンクの内容
    を更新する手段と;カウント信号を発生するため該第1
    のクロック信号のサイクルをカウントするカウンタと、 該第2のクロック信号が現れる毎にその後該第1のクロ
    ック信号がL回現れた時点から始まり、該第1のクロッ
    ク信号がその後N回現れた時点で終わる所定の範囲内に
    ある順次の該第1のアドレスの値を該カウント信号から
    得る手段と、 該第2のクロック信号が現れる毎にその後該第1のクロ
    ック信号がL回現れた時点から該第1のクロック信号が
    その後N回現れた時点で終わる所定の範囲内にある順次
    の該第2のアドレスの値を該カウント信号から得る手段
    とを含むアドレス発生器とからなる、適応的に重み付け
    をされたチャンネル等化フィルタ。
  26. 【請求項26】 前記第2のクロック信号に応答して前
    記第1の「作動中」フィルタ係数レジスタのバンクの内
    容を更新する手段は:合計出力ポートと、第1及び第2
    の加数入力ポートを有するディジタル加算器と;少なく
    とも通常動作中に該ディジタル加算器の合計出力ポート
    から更新された第1の有限インパルス応答フィルタのフ
    ィルタリング係数を前記第1の「裏の」フィルタ係数レ
    ジスタのバンクの係数ロードポートに印加する手段と;
    前記第2の重み付き合計の一部を該ディジタル加算器の
    上記第1の加数入力ポートに印加する手段と;そのアド
    レスポートで受けた前記第1のアドレス信号によって別
    々に選択される「前の」フィルタ係数レジスタのバンク
    であり、該第1の有限インパルス応答フィルタの前のフ
    ィルタリング係数を上記選択された「前の」フィルタ係
    数レジスタから該ディジタル加算器の上記第2の加数入
    力ポートに読み出し、次いで、該第1の有限インパルス
    応答フィルタの前記更新されたフィルタリング係数で書
    き直す「前の」フィルタ係数レジスタのバンクとを更に
    含む、請求項25記載の適応的に重み付けをされたチャ
    ンネル等化フィルタ。
  27. 【請求項27】 前記第1の有限インパルス応答フィル
    タの更新されたフィルタリング係数を前記第1の「裏
    の」フィルタ係数レジスタのバンクの係数ロードポート
    に印加する手段は:該第1の「裏の」フィルタ係数レジ
    スタのバンクの係数ロードポートに接続された出力ポー
    トと、第1の入力ポートと、前記ディジタル加算器の上
    記合計出力ポートが接続する第2の入力ポートとを有
    し、印加された制御信号によって前記通常動作の時間だ
    けにその第2の入力ポートに供給された信号を再現し、
    他の時間にはその第1の入力ポートに供給された信号を
    再現する条件が付けられている書込みマルチプレクサよ
    りなる、請求項26記載の適応的に重み付けをされたチ
    ャンネル等化フィルタ。
  28. 【請求項28】 既知の情報を含むような前記適応的に
    重み付けをされたチャンネル等化フィルタの前記応答の
    一部を初期化又は再初期化動作中に選択的に受けるディ
    ジタル信号プロセッサを更に有し、 該ディジタル信号プロセッサは前記書込みマルチプレク
    サの前記第1の入力ポートに印加される前記第1の有限
    インパルス応答フィルタのフィルタリング係数の初期値
    を計算するようプログラムされ、該ディジタル信号プロ
    セッサは該書込みマルチプレクサの前記制御信号を発生
    するようプログラムされ、上記制御信号は初期化又は再
    初期化動作の前記時間に該書込みマルチプレクサがその
    第1の入力ポートに供給された信号を再現する条件を付
    ける、請求項27記載の適応的に重み付けをされたチャ
    ンネル等化フィルタ。
  29. 【請求項29】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    前記第1の有限インパルス応答フィルタの応答の前記サ
    ンプルに応答し、該対応する理想的な応答の該サンプル
    を発生する量子化器よりなる、請求項28記載の適応的
    に重み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  30. 【請求項30】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    その特性が分かっている前記変調信号の一部の間で周期
    的に読まれ、該対応する理想的な応答の該ディジタルサ
    ンプルを発生するメモリよりなる、請求項28記載の適
    応的に重み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  31. 【請求項31】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    該対応する理想的な応答の該ディジタルサンプルを前記
    ディジタル減算器に供給するため接続された出力ポート
    と、第1及び第2の入力ポートを有し、第1の値を有す
    る制御信号によって上記第1の入力ポートで受けた信号
    を上記出力ポートで再現する条件を付けられ、第2の値
    を有する該制御信号によって上記第2の入力ポートで受
    けた信号を上記出力ポートで再現する条件を付けられて
    いる更なるマルチプレクサと;該更なるマルチプレクサ
    の該制御信号の該第1の値を発生し、それ以外の場合に
    該更なるマルチプレクサの該制御信号の該第2の値を発
    生する教師信号を含む前記変調信号に対する前記チャン
    ネル等化フィルタの応答の一部に応答し、該更なるマル
    チプレクサの該制御信号を発生する手段と;多重路歪み
    のない理想的な教師信号のサンプルを該更なるマルチプ
    レクサの該第1の入力ポートに読み出すメモリと;該第
    1の有限インパルス応答フィルタの応答の該サンプルに
    応答し、該更なるマルチプレクサの該第2の入力に印加
    される該対応するサンプルを発生する量子化器とからな
    る、請求項28記載の適応的に重み付けをされたチャン
    ネル等化フィルタ。
  32. 【請求項32】 ディジタル信号に従って変調された受
    信した搬送波に応答して変調信号のディジタルサンプル
    を再現し、上記変調信号は時々不所望の量の多重路歪み
    を受けるディジタルラジオ受信機における該変調信号の
    適応的に重み付けをされたチャンネル等化フィルタであ
    って:該変調信号の該ディジタルサンプルが再現される
    レートに一致する第1のクロック周波数で第1のクロッ
    ク信号を発生し、該第1のクロック周波数のN番目の約
    数である第2のクロック周波数で第2のクロック信号を
    発生し、該第1のクロック周波数のLサイクルで該第2
    のクロック信号を遅延させる該第2のクロック周波数で
    第3のクロック信号を発生し、ここで、Nは少なくとも
    数十の大きさの正の整数であり、Lはかなり小さい正の
    整数であり、該クロック信号の周波数及び位相は自動周
    波数及び位相制御信号に応じて制御されるクロック発生
    器と;該変調信号に応答し該自動周波数及び位相制御信
    号を発生する自動周波数及び位相制御検出器と;そのア
    ドレスポートで受けた第1のアドレス信号によって別々
    に選択され、その係数ロードポートを介してロードされ
    る第1の「裏の」フィルタ係数レジスタのバンクと、 その係数転送命令ポートで受けた該第3の信号に応答し
    て該「裏の」フィルタ係数レジスタの対応する一つから
    その第1のバンクに並列的にロードされる第1の「作動
    中」フィルタ係数レジスタのバンクと、 該変調信号の該ディジタルサンプルを受ける夫々の入力
    ポートを有し、全部でN個のタップを構成する夫々の段
    からの出力ポートの数が複数の(N−1)である1段当
    たり多重ビットの(N−1)段の第1のシフトレジスタ
    と、 該第1のシフトレジスタのN個のタップで該第1の「作
    動中」フィルタ係数レジスタのバンクに一時的に記憶さ
    れた対応する「作業中」フィルタリング係数によって応
    答を乗算し、該適応的に重みを付けられたチャンネル等
    化フィルタの応答を発生する第1の有限インパルス応答
    フィルタの応答ポートに供給される第1の重み付き合計
    を発生するため積を加算する第1の重み付き合計器とを
    含む第1の有限インパルス応答フィルタと;そのアドレ
    スポートで受けた第2のアドレス信号によって別々に選
    択され、その係数ロードポートを介してロードされる第
    2の「裏の」フィルタ係数レジスタのバンクと、 その係数転送命令ポートで受けた該第2のクロック信号
    に応答して該「裏の」フィルタ係数レジスタの対応する
    一つからその第2のバンクに並列的にロードされる第2
    の「作動中」フィルタ係数レジスタのバンクと、 夫々の入力ポートを有し、全部でN個のタップを構成す
    る夫々の段からの出力ポートの数が複数の(N−1)で
    ある1段当たり多重ビットの(N−1)段の第2のシフ
    トレジスタと、 該第2のシフトレジスタのN個のタップで該第1の「作
    動中」フィルタ係数レジスタのバンクに一時的に記憶さ
    れた対応する「作動中」フィルタリング係数によって応
    答を乗算し、Lサンプルの潜伏後に第2の有限インパル
    ス応答フィルタの応答ポートに供給される第2の重み付
    き合計を発生するため積を加算する第2の重み付き合計
    器とを含む第2の有限インパルス応答フィルタと;該第
    1のシフトレジスタの最後の段の上記出力ポートから接
    続された入力ポートを有し、そのディジタル遅延線の上
    記入力ポートで受けたサンプルに対する応答をLサンプ
    ルの潜伏後に該第2のシフトレジスタの上記入力ポート
    に供給する出力ポートを有する第1のディジタル遅延線
    と;該第1の重み付き合計の上記ディジタルサンプルを
    理想的な応答の対応するディジタルサンプルと減算的に
    結合するため接続され、これにより、該第2の「裏の」
    フィルタ係数レジスタのバンクの上記係数ロードポート
    に印加される差分出力信号のディジタルサンプルを発生
    するディジタル減算器と;該第1の「裏の」フィルタ係
    数レジスタのバンクを含み、第3のクロック信号に応答
    して該第1の「作動中」フィルタ係数レジスタのバンク
    の内容を更新する手段と;カウント信号を発生するため
    該第1のクロック信号のサイクルをカウントするカウン
    タと、 該第3のクロック信号が現れる毎に始まり、該第1のク
    ロック信号がその後N回現れた時点で終わる所定の範囲
    内にある順次の該第1のアドレスの値を該カウント信号
    から得る手段と、 該第3のクロック信号が現れる毎にその後該第1のクロ
    ック信号がL回現れた時点で始まり、該第1のクロック
    信号がその後N回現れた時点で終わる所定の範囲内にあ
    る順次の該第2のアドレスの値を該カウント信号から得
    る手段とを含むアドレス発生器とからなる、適応的に重
    み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  33. 【請求項33】 前記第3のクロック信号に応答して前
    記第1の「作動中」フィルタ係数レジスタのバンクの内
    容を更新する手段は:合計出力ポートと、第1及び第2
    の加数入力ポートを有するディジタル加算器と;少なく
    とも通常動作中に該ディジタル加算器の合計出力ポート
    から更新された第1の有限インパルス応答フィルタのフ
    ィルタリング係数を前記第1の「裏の」フィルタ係数レ
    ジスタのバンクの係数ロードポートに印加する手段と;
    前記第1のクロック信号の(N−2L)回の出現によっ
    て遅延される如くの前記第2の重み付き合計の一部を該
    ディジタル加算器の上記第1の加数入力ポートに印加す
    る手段と;そのアドレスポートで受けた前記第1のアド
    レス信号によって別々に選択される「前の」フィルタ係
    数レジスタのバンクであり、該第1の有限インパルス応
    答フィルタの前のフィルタリング係数を上記選択された
    「前の」フィルタ係数レジスタから該ディジタル加算器
    の上記第2の加数入力ポートに読み出し、次いで、該第
    1の有限インパルス応答フィルタの前記更新されたフィ
    ルタリング係数で書き直す「前の」フィルタ係数レジス
    タのバンクとを更に含む、請求項32記載の適応的に重
    み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  34. 【請求項34】 前記第1の有限インパルス応答フィル
    タの更新されたフィルタリング係数を前記第1の「裏
    の」フィルタ係数レジスタのバンクの係数ロードポート
    に印加する手段は:該第1の「裏の」フィルタ係数レジ
    スタのバンクの係数ロードポートに接続された出力ポー
    トと、第1の入力ポートと、前記ディジタル加算器の上
    記合計出力ポートが接続する第2の入力ポートとを有
    し、印加された制御信号によって前記通常動作の時間だ
    けにその第2の入力ポートに供給された信号を再現し、
    他の時間にはその第1の入力ポートに供給された信号を
    再現する条件が付けられている書込みマルチプレクサよ
    りなる、請求項33記載の適応的に重み付けをされたチ
    ャンネル等化フィルタ。
  35. 【請求項35】 既知の情報を含むような前記適応的に
    重み付けをされたチャンネル等化フィルタの前記応答の
    一部を初期化又は再初期化動作中に選択的に受けるディ
    ジタル信号プロセッサを更に有し、 該ディジタル信号プロセッサは前記書込みマルチプレク
    サの前記第1の入力ポートに印加される前記第1の有限
    インパルス応答フィルタのフィルタリング係数の初期値
    を計算するようプログラムされ、該ディジタル信号プロ
    セッサは該書込みマルチプレクサの前記制御信号を発生
    するようプログラムされ、上記制御信号は初期化又は再
    初期化動作の前記時間に該書込みマルチプレクサがその
    第1の入力ポートに供給された信号を再現する条件を付
    ける、請求項34記載の適応的に重み付けをされたチャ
    ンネル等化フィルタ。
  36. 【請求項36】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    前記第1の有限インパルス応答フィルタの応答の前記サ
    ンプルに応答し、該対応する理想的な応答の該サンプル
    を発生する量子化器よりなる、請求項35記載の適応的
    に重み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  37. 【請求項37】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    その特性が分かっている前記変調信号の一部の間で周期
    的に読まれ、該対応する理想的な応答の該ディジタルサ
    ンプルを発生するメモリよりなる、請求項35記載の適
    応的に重み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  38. 【請求項38】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    該対応する理想的な応答の該ディジタルサンプルを前記
    ディジタル減算器に供給するため接続された出力ポート
    と、第1及び第2の入力ポートを有し、第1の値を有す
    る制御信号によって上記第1の入力ポートで受けた信号
    を上記出力ポートで再現する条件を付けられ、第2の値
    を有する該制御信号によって上記第2の入力ポートで受
    けた信号を上記出力ポートで再現する条件を付けられて
    いる更なるマルチプレクサと;該更なるマルチプレクサ
    の該制御信号の該第1の値を発生し、それ以外の場合に
    該更なるマルチプレクサの該制御信号の該第2の値を発
    生する教師信号を含む前記変調信号に対する前記チャン
    ネル等化フィルタの応答の一部に応答し、該更なるマル
    チプレクサの該制御信号を発生する手段と;多重路歪み
    のない理想的な教師信号のサンプルを該更なるマルチプ
    レクサの該第1の入力ポートに読み出すメモリと;該第
    1の有限インパルス応答フィルタの応答の該サンプルに
    応答し、該更なるマルチプレクサの該第2の入力に印加
    される該対応するサンプルを発生する量子化器とからな
    る、請求項35記載の適応的に重み付けをされたチャン
    ネル等化フィルタ。
  39. 【請求項39】 前記第3のクロック信号に応答して前
    記第1の「作動中」フィルタ係数レジスタのバンクの内
    容を更新する手段は:合計出力ポートと、第1及び第2
    の加数入力ポートを有するディジタル加算器と;該ディ
    ジタル加算器の上記第1の加数入力ポートに前記第2の
    重み付き合計を供給する手段と;第2のディジタル遅延
    線、該ディジタル加算器の上記合計出力ポートから接続
    された入力ポートを有し、2Lサンプルの潜伏周期後に
    そのディジタル遅延線の上記入力ポートで受けたサンプ
    ルに対する応答を供給する出力ポートを有し、 少なくとも通常動作中に該ディジタル加算器の合計出力
    ポートから更新された第1の有限インパルス応答フィル
    タのフィルタリング係数を前記第1の「裏の」フィルタ
    係数レジスタのバンクの係数ロードポートに印加する手
    段と;(N−2L)サンプルで遅延するように、更新さ
    れた第1の有限インパルス応答フィルタの係数を該ディ
    ジタル加算器の上記第1の加数入力ポートに供給する第
    3のディジタル遅延線とを更に含む、請求項32記載の
    適応的に重み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  40. 【請求項40】 前記更新された第1の有限インパルス
    応答フィルタのフィルタリング係数を前記第1の「裏
    の」フィルタ係数レジスタのバンクの係数ロードポート
    に印加する手段は:該第1の「裏の」フィルタ係数レジ
    スタのバンクの係数ロードポートに接続された出力ポー
    トと、第1の入力ポートと、前記第2のディジタル遅延
    線の上記出力ポートが接続する第2の入力ポートとを有
    し、印加された制御信号によって前記通常動作の時間だ
    けにその第2の入力ポートに供給された信号を再現し、
    他の時間にはその第1の入力ポートに供給された信号を
    再現する条件が付けられている書込みマルチプレクサよ
    りなる、請求項39記載の適応的に重み付けをされたチ
    ャンネル等化フィルタ。
  41. 【請求項41】 既知の情報を含むような前記適応的に
    重み付けをされたチャンネル等化フィルタの前記応答の
    一部を初期化又は再初期化動作中に選択的に受けるディ
    ジタル信号プロセッサを更に有し、 該ディジタル信号プロセッサは前記書込みマルチプレク
    サの前記第1の入力ポートに印加される前記第1の有限
    インパルス応答フィルタのフィルタリング係数の初期値
    を計算するようプログラムされ、該ディジタル信号プロ
    セッサは該書込みマルチプレクサの前記制御信号を発生
    するようプログラムされ、上記制御信号は初期化又は再
    初期化動作の前記時間に該書込みマルチプレクサがその
    第1の入力ポートに供給された信号を再現する条件を付
    ける、請求項40記載の適応的に重み付けをされたチャ
    ンネル等化フィルタ。
  42. 【請求項42】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    前記第1の有限インパルス応答フィルタの応答の前記サ
    ンプルに応答し、該対応する理想的な応答の該サンプル
    を発生する量子化器よりなる、請求項41記載の適応的
    に重み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  43. 【請求項43】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    その特性が分かっている前記変調信号の一部の間で周期
    的に読まれ、該対応する理想的な応答の該ディジタルサ
    ンプルを発生するメモリよりなる、請求項41記載の適
    応的に重み付けをされたチャンネル等化フィルタ。
  44. 【請求項44】 前記対応する理想的な応答の前記ディ
    ジタルサンプルを発生する手段を更に有し、該手段は:
    該対応する理想的な応答の該ディジタルサンプルを前記
    ディジタル減算器に供給するため接続された出力ポート
    を有し、第1及び第2の入力ポートを有し、第1の値を
    有する制御信号によって上記第1の入力ポートで受けた
    信号を上記出力ポートで再現する条件を付けられ、第2
    の値を有する該制御信号によって上記第2の入力ポート
    で受けた信号を上記出力ポートで再現する条件を付けら
    れている更なるマルチプレクサと;該更なるマルチプレ
    クサの該制御信号の該第1の値を発生し、それ以外の場
    合に該更なるマルチプレクサの該制御信号の該第2の値
    を発生する教師信号を含む前記変調信号に対する前記チ
    ャンネル等化フィルタの応答の一部に応答し、該更なる
    マルチプレクサの該制御信号を発生する手段と;多重路
    歪みのない理想的な教師信号のサンプルを該更なるマル
    チプレクサの該第1の入力ポートに読み出すメモリと;
    該第1の有限インパルス応答フィルタの応答の該サンプ
    ルに応答し、該更なるマルチプレクサの該第2の入力に
    印加される該対応するサンプルを発生する量子化器とか
    らなる、請求項41記載の適応的に重み付けをされたチ
    ャンネル等化フィルタ。
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