JP2877540B2 - 画像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジ - Google Patents
画像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジInfo
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- JP2877540B2 JP2877540B2 JP3054446A JP5444691A JP2877540B2 JP 2877540 B2 JP2877540 B2 JP 2877540B2 JP 3054446 A JP3054446 A JP 3054446A JP 5444691 A JP5444691 A JP 5444691A JP 2877540 B2 JP2877540 B2 JP 2877540B2
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Description
ービームプリンター等の電子写真装置といった画像形成
装置に着脱自在なプロセスカートリッジに関する。
ては画像形成のために必要な諸手段を一体的に枠体内に
包含し、この枠体ごと交換することにより、これら諸手
段の寿命等による取り替えの容易化を図ったプロセスカ
ートリッジ方式を採用することが知られている(実開昭
63−29143号等)。
で説明すれば、このプロセスカートリッジ1は、像担持
体である感光ドラム2と、その周りに配設されるプロセ
ス手段としてのクリーニング器3、現像器4、帯電器5
とから構成されており、かかる機器がカートリッジ枠体
1a内に一体的に配設されるものである。
るクリーニングブレード30及び掬いシート31、更に
はブレードホルダー30aとクリーニング容器3aとカ
ートリッジ枠体1aとで形成された廃トナー収容部32
を有しており、現像器4は感光ドラム2に作用する現像
スリーブ40、層厚規制ブレード41の他に、現像容器
4aとトナー収納容器4bとで形成されたトナー収容部
42を有している。
トナー収容部32を形成するクリーニング容器3aとブ
レードホルダー30aとカートリッジ枠体1aとの結合
部から廃トナーが外部に漏れ出さないように、ゴム等か
らなるシール部材102が設けられ、また、感光ドラム
2の端部と廃トナー収容部32との間の隙間から廃トナ
ーが外部に漏れ出さないように、感光ドラム2の端部側
において、クリーニングブレード30と感光ドラム2と
掬いシート31との間にゴム等からなるシール部材10
0が配設されている。
と、トナー収納容器4bとの結合部からトナーが漏れ出
さないように両容器を43′、43′の部分で溶着結合
し、また現像スリーブ40の端部側とトナー収容部42
との間の隙間からトナーが漏れ出さないように現像スリ
ーブ40のトナー収容部42側の外周部にフェルト等か
らなるシール部材101が配設されている。
ーが手軽に着脱交換できる利点を有するものの、外部へ
のトナー漏れに対しては特に配慮することが要求されて
いる。
ようなシール部材102は例えば図9に示す如く、廃ト
ナー収容部32を形成するクリーニング容器3a、ブレ
ードホルダー30aとカートリッジ枠体1aとの結合部
の全周において、シール部材102a、102b、10
2c、102dのそれぞれを隙間なく取付けるのに組立
の自動化が図りにくいといった不都合がある。
鑑みなされたもので、その目的はプロセスカートリッジ
からの現像剤の漏れを確実に防止し、プロセスカートリ
ッジの組立性も良好とするプロセスカートリッジを提供
することにある。
を結合して形成される現像剤収容部を有し、画像形成装
置に着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、前記結
合部に液状エラストマーを注入して固化させ、このエラ
ストマーを結合部のシール部材としたことを特徴とする
ものである。
する。
断面を示すもので、このプロセスカートリッジ1は像担
持体としての感光ドラム2と、その周りに配設されるプ
ロセス手段としてのクリーニング器3、現像器4、帯電
器5がカートリッジ枠体1a内に配設され、これらが画
像形成装置に対して一体的にユニットとして着脱される
ものであり、感光ドラム2や現像器4が寿命に達した
り、クリーニング器3内の廃トナーが満杯になったり、
現像器4内のトナーを使い尽くしたりした場合等に、こ
のプロセスカートリッジ1全体を新しいプロセスカート
リッジと交換することによりメンテナンスの容易化を図
るものである。尚、本実施例では帯電器5として周知の
コロナ帯電器を示したが、米国特許第4,851,96
0号に記載のような接触帯電器を用いても良い。
ナー(廃現像剤)を除去するクリーニングブレード30
や除去された廃トナーが外部に漏れ出すのを防止する掬
いシート31と、廃トナーを内部に貯える廃トナー収容
部32等から構成されている。この廃トナー収容部32
はクリーニング容器3aとブレードホルダー30aとが
カートリッジ枠体1aとシール部材13を介して結合す
ることにより形成され、このシール部材13が結合部か
らのトナー漏れを防いでいる。
外周部に保持するトナー(現像剤)を感光ドラム2の方
に供給する現像スリーブ40や該現像スリーブ40上の
トナーの層厚を規制する規制ブレード41と、トナーを
内部に貯え、これを現像スリーブ40の方へ供給するト
ナー収容部42等から構成されている。このトナー収容
部42は分解・清掃が可能なようにトナー収納容器12
と現像容器4aとがシール部材14を挟んでねじ等で結
合されて形成されている。このシール部材14が結合部
からのトナー漏れを防いでいる。
て、帯電器5により一様帯電された感光ドラム2に画像
光が露光されると、この感光ドラム2上には静電潜像が
形成される。該静電潜像は感光ドラム2の回転とともに
現像器4の方に移動し、該現像器4の現像スリーブ40
によりトナーが供給されてトナー像として顕像化され
る。該トナー像は不図示の転写帯電器等を介して転写紙
上に転写され、転写の終了した感光ドラム2はその残留
トナーが感光ドラム2に摺擦するクリーニングブレード
30により除去されて、つぎの画像形成のために備えら
れる。尚、クリーニングブレード30により除去された
廃トナーは同じく感光ドラム2に摺擦する掬いシート3
1を介してクリーニング器3の廃トナー収容部32内に
集積される。
ついて、図2、図3を用いて更に説明する。
ッジ枠体1aの結合面1b(図2)、トナー収納容器1
2の結合面12a(図3)のそれぞれに、二液性ウレタ
ンゴムよりなる材料Rをノズル15より注入する。この
材料Rは発泡性材料であるため、注入後約30秒〜10
分で結合面1b、12a上で発泡しつつ固化し、弾性を
有するエラストマーとなる。
まって矢印16,17方向へと進み、元の(ア)の地点
で重なることで閉ループの経路を形成する。図3に示す
シール部材14についても同様に、(イ)から始まって
矢印18,19方向へと進み、元の(イ)へ戻ってくる
経路で注入される。注入する面、すなわち結合面1b,
12aは図4のようにあらかじめ溝11を形成してある
ので、シール部材となる材料Rは溝の中まで容易に流れ
てから固化し弾性を有するエラストマーとなるので、シ
ール材が結合面から容易に外れたり横ずれしたりするこ
とはない。
ル部材13、14をそれぞれカートリッジ枠体1a、ト
ナー収納容器12に付着させた状態でカートリッジ枠体
1a及びトナー収納容器12をそれぞれクリーニング容
器3a、現像容器4aに結合することで、上記シール部
材13、14がこの結合部からのトナー漏れを防ぐ役目
を果たす。この弾性を有する固体化したエラストマー1
3、14の高さh(図4)は容器結合後の間隙C(図
1)よりもそれぞれ高くしてあるので、結合することで
間隙Cの高さまで押しつぶされて間隙を埋めることが出
来る。
ルの注入経路、注入速度、注入流量を完全に自動制御す
ることで、確実にシール部材を結合面に沿って容易に形
成することができ、図2に示す如く複雑な経路でも不都
合はない。
して発泡ポリウレタンゴムを使用したが、これに限るこ
となく、シリコンゴム等の軟質ゴムや軟質プラスチック
等といったエラストマー(弾性のある高分子物質)を使
用しても同様な効果を得ることができる。
像器4やクリーニング器3のトナー収容部、廃トナー収
容部を形成する複数の部品の結合部にシール部材として
発泡ポリウレタンゴム等の液状エラストマーを固化して
使用するようにした為、複雑な形状を有する容器の結合
部のトナーシールを容易に、且つ確実に行うことができ
る。さらに、注入経路の閉ループを容易に形成できるの
で、従来における問題点であったシール部材の継目から
のトナー漏れも防ぐことができる。
カートリッジについて、図5、6、7を用いて説明す
る。
されたプロセスカートリッジを示す。この図において図
1と同一要素には同一符号を符してある。
ように上、下枠体A、Bがツメ50及びネジ51で結合
されている。上下枠体A、Bはそれぞれシール部材13
b、14bを挟んでいる。トナー収容部42は上下枠体
A、B及び上枠体Aと規制ブレード41を保持するブレ
ードホルダー41aとが結合することで形成され、この
結合部にはシール部材14aが設けられていて結合部か
らのトナー漏れを防ぐ。また、クリーニング器3の廃ト
ナー収容部32は上下枠体A、B及び上枠体Aとクリー
ニングブレード30を保持するクリーニングホルダー3
0aとが結合することで形成され、この結合部にはシー
ル部材13aが設けられていて結合部からのトナー漏れ
を防ぐ。
向から見た図を図7に示す。本実施例では、図7のよう
に、トナー収容部、廃トナー収容部の上下枠体の結合面
に二液性ウレタンゴムからなる材料Rをノズル15より
注入する。この材料Rは発泡性材料であるため注入後約
30秒〜10分で結合面1b、12a上で発泡しつつ弾
性を有するエラストマーとなる。注入経路は(ア)から
始まって矢印16、17へと進み元の(ア)の地点で重
なることで閉ループの経路を形成する。注入する面、す
なわち結合面1b、12aにはあらかじめ溝形状にして
あるので材料Rは溝の中まで容易に流れてから固化して
弾性を有するエラストマーとなるので、シール部材が容
易に外れたり、横ずれすることはない。このようにして
容器上で固体化したシール部材13、14を上枠体Aに
付着した状態で下枠体Bと結合することで、このシール
部材13、14がトナー収容部、廃トナー収容部のトナ
ー漏れを防ぐ役割をはたす。また、弾性を有する固体化
したシール部材13、14の高さh(図4参照)は枠体
結合後の間隙C1、C2、C3,C4(図5)より高く
してあるので結合することで間隙C1〜C4の高さまで
押しつぶされて間隙を埋めることができる。
に、注入ノズルの注入経路、材料Rの注入速度、注入流
量を完全に自動制御することで、確実にシール部材を容
易に結合面に沿って注入することが可能である。さら
に、注入箇所を1つの枠体側にまとめることができるの
で、1回の位置決めで注入ができることから作業工程数
が大幅に減少できる。
うに軟質ゴムや軟質プラスチック等のエラストマーを選
択することができる。
て、液状エラストマーを結合面に注入することを示した
が、ここで、液状エラストマーとして二液型反応性液体
を混合し、ノズル15より吐出するシステムについて図
10を用いて説明する。
されたタンクA60、タンクB61より二液反応に最適
な混合比率になるように、精密定量ポンプ62、63に
よってA液、B液が混合撹拌部64にそれぞれ送られ
る。混合撹拌部64では、A液とB液が均一に混ざるよ
うにモーターによる強制撹拌を行う。これら二液が反応
して固化し、弾性を有するエラストマーとなるには早く
とも30秒程度はかかるので、反応の途中段階で液状エ
ラストマーとして吐出部65のノズル15より吐出され
る。そして、混合撹拌部64、吐出部65、ノズル15
を含む注入ヘッドは前述した容器等の注入部材の形状に
合せてX,Y,Zの3軸方向に移動しつつ、液状エラス
トマーを注入部材に注入する。
二液混合比率の計量、及び混合撹拌速度、注入ヘッドの
X,Y,Z方向への走行経路、注入速度等は不図示の産
業用ロボットのコントローラにあらかじめプログラムさ
れた内容に沿って最適条件に制御され、注入作業は自動
的に行われる。
述した第1、第2実施例に採用した材料は下記の通りで
ある。
の二液型反応性液体によらず、一液型反応性液体にN2
ガスを混入して強制発泡させ、ノズル15より吐出する
システムについて図11を用いて説明する。
した液状エラストマーを、加熱器67で70℃〜100
℃に加熱しつつ、収納したタンク66からポンプでフォ
ームミックスマシン68に送り出す。フォームミックス
マシン68ではタンク66から送り出された液体が装置
69からのN2ガスと混合することにより発泡反応さ
れ、液状エラストマーが固化するまでの間に吐出部70
のノズル15から容器等の注入部材に液状エラストマー
が注入される。
し、注入ヘッドのX,Y,Z方向への走行経路や注入速
度等は二液型反応液体の場合と同様に不図示の産業用ロ
ボットのコントローラにより最適条件に制御され、注入
作業は自動的に行われる。
としては伸び100〜200%、硬度(アスカーC)4
〜15、圧縮復元性90%以上の値を示し、シール部材
としての機能を果たすのに充分な弾性エラストマーであ
ることが好ましい。
ートリッジがクリーニング手段の廃トナー収容部と現像
手段のトナー収容部との両方を有するものを説明した
が、これに限らず少なくとも一方の収容部を有するプロ
セスカートリッジに本発明を適用しても良いこと勿論で
ある。
プロセスカートリッジの現像剤収容部を形成する複数の
部材の結合部に液状エラストマーを注入して固化させて
シール部材を形成したので、従来のシール方法に比べて
容易に且つ確実に現像剤の漏れを防止することができ、
結合部が複雑な形状であっても対応することができる。
可能となるので、プロセスカートリッジの組立性も良好
となる。
ジの断面図である。
を注入している状態を示す斜視図である。
注入した状態を示す斜視図である。
示す断面図である。
ジの断面図である。
下枠体に分離した状態を示す断面図である。
ーを注入している状態を示す斜視図である。
ある。
ジのシール部材を説明する断面図である。
模式図である。
模式図である。
部材 32 廃トナー収容部 42 トナー収容部 R 液状エラストマー材料
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の部材を結合して形成される現像剤
収容部を有し、画像形成装置に対して着脱自在なプロセ
スカートリッジにおいて、前記結合部に液状エラストマ
ーを注入して固化させ、このエラストマーを結合部のシ
ール部材としたことを特徴とするプロセスカートリッ
ジ。 - 【請求項2】 前記プロセスカートリッジはクリーニン
グ手段を有し、前記現像剤収容部はこのクリーニング手
段の廃現像剤収容部であることを特徴とする請求項1に
記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項3】 前記プロセスカートリッジは現像手段を
有し、前記現像剤収容部はこの現像手段の現像剤収容部
であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
プロセスカートリッジ。 - 【請求項4】 前記液状エラストマーが注入される経路
は閉じた経路を形成することを特徴とする請求項1乃至
請求項3に記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項5】 前記エラストマーは発泡ゴム、軟質ゴム
又は軟質プラスチックであることを特徴とする請求項1
乃至請求項4に記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項6】 前記プロセスカートリッジは感光体と、
この感光体に作用するプロセス手段とを有することを特
徴とする請求項1乃至請求項5に記載のプロセスカート
リッジ。
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