JPH07301983A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07301983A
JPH07301983A JP6114566A JP11456694A JPH07301983A JP H07301983 A JPH07301983 A JP H07301983A JP 6114566 A JP6114566 A JP 6114566A JP 11456694 A JP11456694 A JP 11456694A JP H07301983 A JPH07301983 A JP H07301983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
unit
developing unit
supply unit
replenishment
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6114566A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Takami
伸雄 高見
Tetsuo Miura
哲郎 三浦
Hiroshi Ono
博司 小野
Hiroyuki Mukai
裕之 向
Satoshi Hatori
聡 羽鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6114566A priority Critical patent/JPH07301983A/ja
Publication of JPH07301983A publication Critical patent/JPH07301983A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給ユニットから現像ユニットへのトナー補
給作業時間の長時間化を招くことなく、簡単な構成で液
状トナーの現像ユニット側への流出を防止する。 【構成】 現像ユニット14と係合していないとき、パ
ッキン部材54はスプリング57によって外筒53端部
方向に付勢されるように構成する。トナーホッパユニッ
ト40を現像ユニット14と係合位置へ移動させると、
外筒53が内突部141dに衝合した後、送り出しパイ
プ52が外筒53内をパッキン部材54方向に移動す
る。この移動により、外筒53、パッキン部材54及び
ワイパー部材56で遮蔽された空間にあるトナーは圧縮
されて内包する空気が抜けて固体状態に近づき、流動性
が低下し流出が防止される。また、上記液状トナーを圧
縮して積極的にトナー間の空気を抜くようにしているの
で、流動性が低下するまでの待ち時間を短縮することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくはトナ
ー収容器へのトナー補給時において液状化した粉体トナ
ーの現像ユニットへの流出を防止した画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、トナーを収容するトナー
収容器と、該トナー収容器と現像ユニットとの間に設け
られたトナー搬送路と、該トナー搬送路内に配設された
トナー搬送部材とを有し、トナー搬送部材により、トナ
ー収容器内のトナーを必要に応じて現像ユニットに供給
する供給ユニットを備えた画像形成装置が知られてい
る。 ここで、上記トナー搬送部材として、コイルばね
を適用したものも知られている(例えば、実開昭55−
4455号公報参照)。また、上記トナー搬送部材とし
て、軸体上に螺旋状の羽根部が形成されたスクリュウ
(以下、搬送スクリュウという)を適用したものも知ら
れている(例えば、実開平3−129968号公報、特
願平4−345373号参照)。上記のような画像形成
装置は、例えばトナー搬送路内に設けられた上記コイル
ばねや搬送スクリュウ等で構成されるトナー搬送補給手
段を用いることにより、トナー収容器内のトナーをトナ
ー収容器から離れた場所まで搬送できるので、例えばト
ナー収容器を現像ユニット上部でなく現像ユニット側方
等に配設できるなど、画像形成装置内で各装置をレイア
ウトする上での自由度が増し、画像形成装置の小型化等
に貢献できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明の対
象とする、上記コイルばねや搬送スクリュウ等で構成さ
れるトナー搬送部材を有する画像形成装置では、トナー
収容器内にトナーがまったくない新品時、及びトナーが
ほとんどないトナーエンド状態において、トナーボトル
内の充分に撹拌されて空気を含んだ液状化状態の粉体ト
ナー(以下、液状トナーという)が供給ユニットのトナ
ー収容器へ補給され、該供給ユニットが現像ユニット側
にセットされ、トナー収容器と現像ユニットとの間にシ
ール部がなく液状トナーが移動可能な状態となる。この
とき、ユーザによっては、トナーボトルからトナー収容
器内への液状トナーの補給から、供給ユニットの現像ユ
ニット側へのセット完了までの時間(以下、トナー補給
作業時間という)が短い場合があり、この場合には、ト
ナー収容器内の液状トナーが、液状化状態のままトナー
搬送部材の配設されたトナー搬送路内を通って現像ユニ
ット側に大量に流出してしまう。現像ユニット側に大量
のトナーが流入すると、装置内部へのトナー飛散が増大
したり、画像上に全面地汚れが発生したりするという不
具合がある。
【0004】なお、上記実開平3−129968号で提
案された画像形成装置においては、トナー収容器内にト
ナーエンドセンサを設けているので、このセンサでトナ
ーエンド状態を検知した段階では、まだある一定量のト
ナーがトナー搬送路の入口部に存在する。このため、こ
のトナーエンド時に液状トナーが補給されても該トナー
搬送路の入口部のトナーが障壁となって液状トナーの通
過が阻止される。従って、本構成の場合には、上記液状
トナーが現像ユニット側へ流出するという問題は、新品
時のみに発生する。また、上記特願平4−345373
号で提案された画像形成装置においては、コストダウン
のためにトナーエンドセンサを設けていないので、ユー
ザがトナーエンド状態を知ることができず、トナー収容
器内にトナーがほとんどない状態まで使用される。従っ
て、本構成の場合には、上記液状トナーが現像ユニット
側へ流出するという問題は、新品時のみならずトナーエ
ンド時にも発生する。
【0005】ここで、トナーボトル内の充分に撹拌され
た液状トナーをトナー収容器内へ補給した後、所定の時
間が経過すれば、液状トナーのトナー間の空気が抜けて
固体状態に近づくので、液状トナーの現像ユニット側へ
の流出はほとんどなくなる。そこで、例えば、上記トナ
ー補給作業時間が経過した後に該供給ユニットの現像ユ
ニット側に設けたキャップ部を開口するように構成する
ことが考えられるが、装置の製造コストアップにつなが
り、また、技術的にも困難である。
【0006】また、上記のようにトナーエンドセンサを
設け、トナーエンド検知レベルをトナー搬送路内にトナ
ーが埋まっている状態に設定するように構成することも
考えられるが、これも製造コストアップにつながり、ま
た、新品時には適用できない。
【0007】また、トナー収容器内にトナー撹拌用のア
ジテータを備えている場合には、アジテータの撹拌羽根
の寸法を短くしてトナー搬送路の入口部におけるトナー
残量を多くする構成も考えられるが、トナー凝集により
トナー補給不良が発生しやすい。また、アジテータをあ
る位置で止めて、そのアジテータによりトナーをシール
する構成も考えられるが、製造コストアップにつながる
ばかりでなく、液状トナーの流出に対する余裕度も不足
すると考えられる。
【0008】そこで、本出願人は先に、新品時又は経時
における液状トナーの現像ユニット側への流出を防止
し、安定した画像品質を得るために、供給ユニットのト
ナー収容器に対する補給トナー収納容器の装脱を検知す
る検知手段と、補給トナー収納容器がトナー収容器に装
着されたことが検知手段により検知された場合は、供給
ユニットを係合位置に移動不可にし、また、補給トナー
収納容器がトナー収容器から取り外されたことが検知手
段により検知された場合は、補給トナー収納容器がトナ
ー収容器から取り外されてから所定時間経過後に供給ユ
ニットを係合位置に移動可能にする供給ユニット移動制
御手段とを設けた画像形成装置を提案した(例えば、特
願平5−229480号参照)。
【0009】ところが、上記特願平5−229480号
に示した画像形成装置においては、上記所定時間の経過
で上記液状トナーが固体状態に近づくことにより、トナ
ーの現像ユニット側への流出を防止できるが、上記検知
手段や供給ユニット移動制御手段を設ける必要があり、
装置の複雑化やコストアップを招くという問題点が残さ
れていた。また、所定時間経過するまでは供給ユニット
を移動不可とすることにより、供給ユニットから現像ユ
ニットへのトナー補給作業時間の増加を招き、作業効率
が低下するという問題点も残されていた。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、供給ユニットから現
像ユニットへのトナー補給作業時間の長時間化を招くこ
となく、簡単な構成で、液状トナーの現像ユニット側へ
の流出を防止することができる画像形成装置を提供する
ことである。
【0011】特に、請求項3,4あるいは5の発明の目
的とするところは、トナー搬送路内のトナーが固形化す
ること(ブロッキング)によるトナー搬送部材のロック
や損傷、あるいは現像ユニット側へのトナー漏れを防止
できる画像形成装置を提供することである。また、固形
化(ブロッキング)したトナーが塊状で現像ユニットへ
補給された場合に発生することが考えられる、現像ユニ
ット内の現像剤との混合・撹拌時の現像剤帯電量立ち上
げ不足による画像かぶり等の異常画像の発生を防止でき
る画像形成装置を提供することである。
【0012】特に、請求項7あるいは8の発明の目的と
するところは、係合位置や離脱位置への移動に際して供
給ユニットに振動あるいは衝撃が与えられても、トナー
の現像ユニット側への流出を防止できる画像形成装置を
提供することである。
【0013】特に、請求項9の発明の目的とするところ
は、請求項8の発明において、上記振動あるいは衝撃に
よってトナーが現像ユニット側へ流出してしまうことが
あっても流出量を小量に抑え、また、供給ユニットから
現像ユニットへの通常のトナー補給時におけるトナー搬
送効率の低下を小さく抑えることができることができる
画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、現像ユニットに係合する係合
位置と該現像ユニットから所定距離だけ離間した離脱位
置との間で供給ユニット支持部材により移動可能に支持
された供給ユニットを該離脱位置に移動させ、補給用の
トナーを収納する補給トナー収納容器を該供給ユニット
のトナー収容器に装着して、該補給トナー収納容器内の
トナーを該トナー収容器内に補給し、該供給ユニットを
該係合位置に移動させて該供給ユニットのトナー搬送路
内と該現像ユニット内とを連通状態にして、該トナー搬
送路内に配設されたトナー搬送部材により該トナー収容
器内のトナーを該現像ユニットに補給する画像形成装置
において、該供給ユニットの該離脱位置から該係合位置
への移動に伴い、該供給ユニットのトナー搬送路内のト
ナーを圧縮して該トナーの容積を減少させ得るように移
動可能に構成されたトナー圧縮手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0015】請求項2の発明は、現像ユニットに係合す
る係合位置と該現像ユニットから所定距離だけ離間した
離脱位置との間で供給ユニット支持部材により移動可能
に支持された供給ユニットを該離脱位置に移動させ、補
給用のトナーを収納する補給トナー収納容器を該供給ユ
ニットのトナー収容器に装着して、該補給トナー収納容
器内のトナーを該トナー収容器内に補給し、該供給ユニ
ットを該係合位置に移動させて該供給ユニットのトナー
搬送路内と該現像ユニット内とを連通状態にして、該ト
ナー搬送路内に配設されたトナー搬送部材により該トナ
ー収容器内のトナーを該現像ユニットに補給する画像形
成装置において、該離脱位置にある供給ユニットに対す
る該補給トナー収納容器からのトナー補給作業中に、該
トナー搬送部材を駆動させる制御手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記制御手段は、上記供給ユニットが上記
離脱位置にあるときの上記トナー搬送部材による単位時
間当たりのトナー搬送量が、該供給ユニットが上記係合
位置にあるときの該トナー搬送部材による単位時間当た
りのトナー搬送量より少なくなるように、該トナー搬送
部材を駆動させることを特徴とするものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記制御手段は、上記離脱位置にある供給
ユニットに対する上記補給トナー収納容器からのトナー
補給作業中に、上記トナー搬送部材を所定時間だけ駆動
させることを特徴とするものである。
【0018】請求項5の発明は、請求項2の画像形成装
置において、トナーによって上記トナー搬送部材にかか
る負荷を検知する負荷検知手段を設け、上記制御手段
は、該負荷検知手段が所定値以上の負荷を検知したとき
に、該トナー搬送部材の駆動を停止させることを特徴と
するものである。
【0019】請求項6の発明は、現像ユニットに係合す
る係合位置と該現像ユニットから所定距離だけ離間した
離脱位置との間で供給ユニット支持部材により移動可能
に支持された供給ユニットを該離脱位置に移動させ、補
給用のトナーを収納する補給トナー収納容器を該供給ユ
ニットのトナー収容器に装着して、該補給トナー収納容
器内のトナーを該トナー収容器内に補給し、該供給ユニ
ットを該係合位置に移動させて該供給ユニットのトナー
搬送路内と該現像ユニット内とを連通状態にして、該ト
ナー搬送路内に配設されたトナー搬送部材により該トナ
ー収容器内のトナーを該現像ユニットに補給する画像形
成装置において、該トナー搬送部材の少なくとも一部
に、トナー搬送力を有さないトナー搬送不可部を設けた
ことを特徴とするものである。
【0020】請求項7の発明は、請求項6の画像形成装
置において、上記トナー搬送部材の上記トナー搬送不可
部に隣接したトナー搬送方向下流側部分に、トナー搬送
方向上流側へのトナー搬送力を有する逆方向トナー搬送
部を設けたことを特徴とするものである。
【0021】請求項8の発明は、請求項6の画像形成装
置において、上記トナー搬送部材に設けられた上記トナ
ー搬送不可部に対向するトナー搬送路部分の少なくとも
一部に、トナー搬送不可部以外のトナー搬送部材部分に
対向するトナー搬送路部分より断面積が小さい狭小部を
設けたことを特徴とするものである。
【0022】請求項9の発明は、請求項8の画像形成装
置において、上記狭小部以外のトナー搬送路部分の断面
に対する該狭小部の断面の縮小割合を、下部に比して上
部で大きくしたことを特徴とするものである。
【0023】
【作用】請求項1の発明においては、供給ユニットの離
脱位置から係合位置への移動時には、該供給ユニットの
移動に伴ってトナー圧縮手段が移動し、供給ユニットの
トナー搬送路内のトナーを圧縮して該トナーの容積を減
少させる(トナーの嵩密度を上げる)ことにより、該ト
ナー搬送路内のトナーのトナー間の空気が抜けて流動性
が低下して固体状態に近づく。これにより、供給ユニッ
トを係合位置に移動させて供給ユニット内と現像ユニッ
ト内とを連通させた際の、現像ユニット側への大量のト
ナーの流出を抑えることができる。
【0024】請求項2の発明においては、現像ユニット
に対して離脱位置にある供給ユニットに対する補給トナ
ー収納容器からのトナー補給作業中に、制御手段によっ
てトナー搬送部材が駆動されることにより、トナーはト
ナー搬送路の先端部方向に搬送される。ここで、供給ユ
ニットは現像ユニットに対して離脱位置にあるとき、ト
ナー搬送路の先端部が遮蔽されており、そのためトナー
は該先端部から滞留し始め、その後もトナー搬送部材に
よりトナー搬送路内に強制的に送り込まれることにな
る。このため、トナー搬送路内のトナーは、圧縮されて
嵩密度が上がり、トナー間の空気が抜けて流動性が低下
して固体状態に近づく。これにより、供給ユニットを係
合位置に移動させて供給ユニット内と現像ユニット内と
を連通させた際の、現像ユニット側への大量のトナーの
流出を抑えることができる。
【0025】請求項3の発明においては、上記制御手段
により、供給ユニットが離脱位置にあるときのトナー搬
送部材による単位時間当たりのトナー搬送量が、供給ユ
ニットが係合位置にあるときのトナー搬送部材による単
位時間当たりのトナー搬送量より少なくなるように、ト
ナー搬送部材を駆動することによって、単位時間当たり
にトナー搬送路内に送り込まれるトナー量を少なくし
て、トナー搬送路内のトナーが過度に圧縮されるのを防
止できる。
【0026】請求項4の発明においては、上記制御手段
により、離脱位置にある供給ユニットに対する補給トナ
ー収納容器からのトナー補給作業中に、トナー搬送部材
を所定時間だけ駆動することによって、トナーは該トナ
ー補給作業中の所定時間だけトナー搬送路内に送り込ま
れ続けることになる。これにより、トナーがトナー補給
作業中ずっとトナー搬送路内に送り込まれ続けることが
なく、トナー搬送路内のトナーが過度に圧縮されるのを
防止できる。
【0027】請求項5の発明においては、上記制御手段
により、トナーによってトナー搬送部材にかかる負荷を
検知する負荷検知手段が所定値以上の負荷を検知したと
きに、トナー搬送部材の駆動を停止することによって、
その後トナーがトナー搬送路内に送り込まれ続けること
がなく、トナー搬送路内のトナーが過度に圧縮されるの
を防止できる。
【0028】請求項6の発明においては、トナー搬送部
材の少なくとも一部に、トナー搬送力を有さないトナー
搬送不可部を設けたので、トナー搬送路内のトナーのう
ち該トナー搬送不可部近傍にあるトナーは、供給ユニッ
トのトナー収容器に十分な量のトナーがある場合には、
該トナー搬送不可部よりトナー搬送方向上流側から搬送
されてきたトナーによって押されるような状態で現像ユ
ニット側へ搬送されていく。ところが、供給ユニットの
トナー収容器にトナーが無くなった場合には、トナー搬
送不可部よりトナー搬送方向上流側から搬送されてくる
トナーが無くなった時点で、該トナー搬送不可部近傍に
あるトナーはここで滞留することになる。従って、その
後補給トナー収納容器内のトナーをトナー収容器内に補
給しても、この補給された流動性の高いトナーは、トナ
ー搬送不可部近傍で滞留しているトナーによって堰き止
められる。これにより、供給ユニットを係合位置に移動
させて供給ユニット内と現像ユニット内とを連通させた
際の、現像ユニット側への大量のトナーの流出を抑える
ことができる。
【0029】請求項7の発明においては、トナー搬送部
材のトナー搬送不可部に隣接したトナー搬送方向下流側
部分に、トナー搬送方向上流側へのトナー搬送力を有す
る逆方向トナー搬送部を設けたので、トナー搬送路内の
トナーのうち該逆方向トナー搬送部近傍のトナーは、該
逆方向トナー搬送部によってトナー搬送方向上流側、す
なわちトナー搬送不可部へ搬送されることになる。とこ
ろで、供給ユニットのトナー収容器に十分な量のトナー
がある場合には、トナー搬送不可部近傍にあるトナー
は、該トナー搬送不可部よりトナー搬送方向上流側から
搬送されてきたトナーによって、逆方向トナー搬送部の
搬送力に抗して押されるような状態で現像ユニット側へ
搬送されていく。しかしながら、供給ユニットのトナー
収容器にトナーが無くなった場合には、トナー搬送不可
部よりトナー搬送方向上流側から搬送されてくるトナー
が無くなった時点で、該トナー搬送不可部近傍にあるト
ナーはここで滞留することになる。また、逆方向トナー
搬送部近傍のトナーは、搬送方向上流側から押してくる
トナーがないため、該逆方向トナー搬送部によってトナ
ー搬送不可部へ搬送される。これにより、トナー搬送不
可部近傍に滞留するトナーの量が増加し嵩密度も上が
る。従って、トナー搬送不可部近傍に滞留するトナー
を、供給ユニットの係合位置や離脱位置への移動に際し
ての振動あるいは衝撃でも崩れにくくすることができ
る。
【0030】請求項8の発明においては、トナー搬送部
材に設けられたトナー搬送不可部に対向するトナー搬送
路部分の少なくとも一部に、トナー搬送不可部以外のト
ナー搬送部材部分に対向するトナー搬送路部分より断面
積が小さい狭小部を設けたので、上記供給ユニットのト
ナー収容器にトナーが無くなった場合のトナー搬送不可
部近傍に滞留するトナーの嵩密度をより効果的に上げる
ことができ、該トナー搬送不可部近傍に滞留するトナー
を更に崩れにくくすることができる。
【0031】請求項9の発明においては、狭小部以外の
トナー搬送路部分の断面に対する該狭小部の断面の縮小
割合を、下部に比して上部で大きくしたので、該狭小部
の断面は、狭小部以外のトナー搬送路部分の断面に比し
て上部がより狭くなる。従って、トナー搬送不可部近傍
に滞留するトナーが崩れても、トナー搬送路内上部にで
きる隙間を小さく抑えることができる。 (以下、余白)
【0032】
【実施例】まず、本発明が適用できる画像形成装置であ
るカラー複写装置の一例について説明する。図1はカラ
ー複写装置の概略構成図、図2は感光体・中間転写ベル
ト回りの拡大図である。カラー画像読み取り装置(以
下、カラースキャナーという)1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー群5、及びレンズ6を介してカラー
センサー7に結像して、原稿のカラー画像情報を、例え
ばブルー(Blue、以下Bという)、グリーン(Gree
n、以下Gという)、レッド(Red、以下Rという)の
色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
そして、このカラースキャナー1で得たB、G、Rの色
分解画像信号強度レベルをもとにして、画像処理部(図
示なし)で色変換処理を行ない、ブラック(以下、Bk
という)、シアン( Cyan、以下Cという)、マゼンタ
( Magenta、以下Mという)、イエロー( Yellow、
以下Yという)のカラー画像データを得る。これを、次
に述べるカラー画像記録装置(以下、カラープリンター
という)2によって、Bk、C、M、Yの顕像化を行な
い、これにより得られたトナー像を重ね合わして4色フ
ルカラー画像を形成する。
【0033】カラープリンター2の書き込み光学ユニッ
ト8は、カラースキャナー1からのカラー画像データを
光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行
ない、感光体9に静電潜像を形成する。感光体9は、矢
印の如く反時計方向に回転し、その回りには、感光体ク
リーニングユニット(クリーニング前除電器を含む)1
0、除電ランプ11、帯電器12、電位センサー13、
Bk現像ユニット14、C現像ユニット15、M現像ユ
ニット16、Y現像ユニット17、現像濃度パターン検
出用の光学センサー18、中間転写ベルト19などが配
置されている。
【0034】各現像ユニットは、静電潜像を現像するた
めに現像剤の穂を感光体9の表面に接触させて回転する
現像スリーブ(14a、15a、16a、17a)と、
現像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する現像パドル
(14b、15b、16b、17b)、及び現像剤のト
ナー濃度センサー(14c、15c、16c、17c)
などで構成されている。
【0035】以下、現像動作の順序(カラー画像形成順
序)が、Bk、C、M、Yの例でコピー動作の概略を説
明する(ただし、画像形成順序はこれに限定されるもの
ではない)。コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナー1で所定のタイミングからBk画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み、潜像形成が始まる(以下、Bk画像デ
ータによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Yにつ
いて、それぞれC潜像、M潜像、Y潜像という)。この
Bk潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像ユニッ
ト14の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像ス
リーブ14aを回転開始して、Bk潜像をBkトナーで
現像する。そして以後、Bk潜像領域の現像動作を続
け、潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、現像
不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画像デー
タによるC潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0036】感光体9に形成したBkトナー像は、感光
体と等速駆動されている中間転写ベルト19の表面に転
写する(以下、感光体から中間転写ベルトへのトナー像
転写をベルト転写という)。ベルト転写は、感光体9と
中間転写ベルト19が接触状態において、転写バイアス
ローラ20a,20bに所定のバイアス電圧を印加する
ことで行う。なお、中間転写ベルト19には、感光体9
に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を、同ー面
に順次位置合せして、4色重ねのベルト転写画像を形成
し、その後、転写紙にー括転写を行う。この中間転写ベ
ルトユニットについては後述する。
【0037】感光体9側ではBk工程の次にC工程に進
むが、所定のタイミングからカラースキャナー1による
C画像データ読み取りが始まり、その画像データによる
レーザー光書き込みで、C潜像形成を行う。C現像ユニ
ット15はその現像位置に対して、先のBk潜像後端部
が通過した後で、かつC潜像の先端が到達する前に現像
スリーブ15aを回転開始して、C潜像をCトナーで現
像する。以後、C潜像領域の現像を続け、潜像後端部が
通過した時点で、先のBk現像ユニットの場合と同様に
現像不作動状態にする。これもやはり次のM潜像先端部
が到達する前に完了させる。なお、M及びYの各工程に
ついても、それぞれの画像データ読み取り、潜像形成及
び現像の動作が上述のBk、Cの工程と同様に行なわれ
る。
【0038】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、転写
バイアスローラ20a,20b、及び従動ローラ群に張
架されており、図示していない駆動モータにより後述す
る如く駆動制御される。ベルトクリーニングユニット2
2は、ブラシローラ22a、ゴムブレード22b、及び
ベルトからの接離機構22cなどで構成されており、1
色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目
をベルト転写している間は、接離機構22cによってベ
ルト面から離間させておく。
【0039】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラー23a、ローラークリーニングブレード23b、
及びベルトからの接離機構23cなどで構成されてい
る。該バイアスローラー23aは、通常はベルト19面
から離間しているが、中間転写ベルト19面に形成され
た4色の重ね画像を、転写紙にー括転写する時にタイミ
ングを取って接離機構23cで押圧され、該ローラー2
3aに所定のバイアス電圧を印加して紙への転写を行
う。なお、転写紙24は、給紙ローラー25、レジスト
ローラ26によって、中間転写ベルト面の4色重ね画像
の先端部が、紙転写位置に到達するタイミングに合わせ
て給紙される。
【0040】ここで中間転写ベルト19の駆動制御につ
いて説明する。中間転写ベルト19の駆動の仕方として
は、1色目のBkトナー像のベルト転写が端部まで終了
した後の動作方式として次の3方式が考えられ、このな
かの1方式で、又はコピー速度の面からコピーサイズに
応じてこのなかの複数の方式を効率的に組み合わせて、
中間転写ベルト19を駆動する。 (1)まず第1の方式として一定速往動方式について説
明する。 Bkトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速度で
往動を続ける。 そしてベルト19面上のBk画像先端位置が、再び感
光体9との接触部のベルト転写位置に到達したとき、感
光体9側は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にく
るように、タイミングを取って画像形成されている。そ
の結果、C画像はBk画像に正確に位置合わせして中間
転写ベルト19上に重ねてベルト転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
ま往動しながらベルト面上の4色重ねトナー像を、上記
のように転写紙24に一括転写する。 (2)次に第2の方式としてスキップ往動方式について
説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面
からベルト19を離間させ、そのままの往動方向に高速
スキップさせて所定量を移動したら当初の往動速度に戻
す。また、その後再び感光体9にベルト19を接触させ
る。 そしてベルト19面上のBk画像先端位置が再びベル
ト転写位置に到達したとき、感光体9側は次のCトナー
像の先端頤部が丁度その位置にくるようにタイミングを
取って画像形成されている。その結果、Cが像はBk画
像に正確に位置合わせして重ねてベルト転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
まの往動速度で、ベルト19面上の4色重ねトナー像を
転写紙24に一括転写する。 (3)次に、第3の方式として往復動(クイックリター
ン)方式について説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面
からベルト19を離間させ、そして往動を停止させると
同時に逆方向に高速リターンさせる。リターンは、ベル
ト19面上のBk画像先端位置がベルト転写相当位置を
逆方向に通過し、更に予め設定された距離分を移動した
後に停止させて待機状態にする。 次に感光体9側のCトナー像の先端部がベルト転写位
置より手前の所定位置に到達した時点に、中間転写ベル
ト19を再び往動方向にスタートさせる。またベルト1
9を感光体9面に再び接触させる。この場合も、C画像
がベルト19面上でBk画像に正確に重なるような条件
に制御されてベルト転写される。 その後も同様の動作によってY,M画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、
リターンせずにそのままの速度で往動して、ベルト19
面上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0041】以上のようにして、中間転写ベルト面から
4色重ねトナー像をー括転写された転写紙24は、紙搬
送ユニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコ
ントロールされた定着ローラ28aと加圧ローラー28
bでトナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出さ
れフルカラーコピーを得る。
【0042】なお、ベルト転写後の感光体9は、感光体
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器10
a、ブラシローラ10b、ゴムブレード10c)で表面
をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均一に除
電される。また、転写紙24にトナー像を転写した後の
中間転写ベルト19は、クリーニングユニット22を再
び接離機構22cで押圧して表面をクリーニングされ
る。
【0043】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作及び感光体9への画像形成は、1枚目のY(4色
目)画像工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の
Bk(1色目)画像工程に進む。また、中間転写ベルト
19の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙へのー括転
写工程に引き続き、表面をクリーニングユニット22で
クリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベ
ルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様の
動作になる。なお、転写紙カセット30、31、32、
33は、各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセット
から、タイミングを取ってレジストローラ26方向に給
紙、搬送される。34は、OHP用紙や厚紙などの手差
し給紙トレイである。
【0044】以上は、4色フルカラーを得るコピーモー
ドの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
と同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモー
ドの場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現
像ユニットのみを現像作動(剤穂立て)状態にして、中
間転写ベルト19は、感光体9面に接触したまま往動方
向にー定速駆動し、さらに、ベルトクリーナー22もベ
ルト19に接触したままの状態で、コピー動作を行う。
【0045】図3は、感光体9の軸方向に対して垂直な
方向から見た感光体9、現像ユニット(14,15,1
6,17)及び後で詳述する供給ユニットとしてのトナ
ーホッパユニット40の概略構成図であり、現像ユニッ
トについてはBk現像ユニット14を例に説明する。感
光体9とある一定のギャップを保ってBk現像ユニット
14(正確には現像スリーブ14a)が配設されてい
る。現像スリーブ14aは現像ユニット14の側板間に
支持され軸の一端(図中左側)に取り付けられたギヤ1
41を介して、スリーブモーター142により正転(現
像時)、逆転(穂切り時)駆動される。現像パドル14
bは、いわゆるデュアルミキサーであり、外側スクリュ
ウパドル143と内側スクリュウパドル144とが回転
時に現像剤を互いに逆方向に搬送するように構成されて
いる。現像剤は外側スクリュウパドル143の端部付近
(図中右側)に形成された現像剤取り入れ口145から
内部に入り、内側スクリュウパドル144の回転によ
り、現像パドル14b内部を手前側から後側(図中右側
から左側)に向けて搬送され、後側(図中左側)に形成
された現像剤排出部146より外側に出る。外側に出た
現像剤は、外側スクリュウパドル143の回転により、
後側から手前側(図中左側から右側)に搬送されて、補
給されたトナーを均一に分散し、均一なトナーの帯電を
行う。現像パドル14bは外側スクリュウパドル143
の後側(図中左側)に設けられたギヤ147aを介して
パドルモーター148により駆動される。また、内側ス
クリュウパドル144は手前側(図中右側)に設けられ
たギヤ147b,147c,147dにより駆動され
る。
【0046】現像パドル14bの近傍で現像スリーブ1
4aの長手方向略中央部にトナー濃度センサー14cが
設けられている。トナー濃度センサー14cは、現像器
14内に存在する現像剤の透磁率変化に基づいてトナー
濃度を検知する。トナー濃度センサー14cにより検知
されたトナー濃度値は基準値と比較され、トナー濃度が
一定値を下回ってトナー不足状態になった場合に、その
不足分に対応した大きさのトナー補給信号がトナー補給
回路に出力されるようになっている。
【0047】上記トナーホッパユニット40は内部に補
給用トナー41を収容し、トナー搬送部材としてのトナ
ー搬送スクリュウ42は、一端に設けられたギヤ421
を介してトナー補給モーター43からの駆動力が伝えら
れて回転し、現像ユニット14に形成されたトナー補給
口149から現像部にトナー補給を行う。
【0048】次に、トナーホッパユニット40について
説明する。図4はトナーホッパユニット40の概略構成
図である。このトナーホッパユニット40は、Bk現像
ユニット14用のトナーホッパユニット部40Bk、C
現像ユニット15用のトナーホッパユニット部40C、
M現像ユニット16用のトナーホッパユニット部40
M、Bk現像ユニット14用のトナーホッパユニット4
0部Yを有している。
【0049】なお、それぞれのトナーホッパユニット部
(40Bk,40C,40M,40Y)の構成は概略同
じであるので、以下ではBk現像ユニット14用のトナ
ーホッパユニット部40Bkを例に説明する。
【0050】トナーホッパユニット部40Bkには、内
部に収容された補給用トナー41(図3参照)をほぐし
撹拌するトナー撹拌手段としてのアジテータ44が一端
を軸に回転可能に配設されている。このアジテータ44
は、図5に示すように複数の同形状の羽根部と端部の大
きめの羽根部に分割された撹拌羽根441が軸442に
固定部材443によって固定されている。なお、本実施
例における撹拌羽根441,442の材質はゴムであ
る。このように撹拌羽根441,442をゴムで構成す
ることにより、トナーホッパユニット部40Bk内のト
ナーが振動等により凝集しても、凝集トナーを有効にほ
ぐすことができる。また、トナーホッパユニット部40
Bkのアジテータ44の下方には、トナー搬送スクリュ
ウ42が設けられている。
【0051】次に、アジテータ44とトナー搬送スクリ
ュウ42の駆動について説明する。トナーホッパユニッ
ト部40Bkにはトナー補給モーター43が設けられて
いる。このトナー補給モーター43はその駆動軸におい
て、大径の歯車451及び小径の歯車452からなるハ
スバ歯車45の大径の歯車451と係合している。ま
た、アジテータ44には、例えば軸442端部において
ギヤ444が取り付けられており、このギヤ444は上
記ハスバ歯車45の小径の歯車452に噛み合ってい
る。また、トナー搬送スクリュウ42には、例えばその
端部においてギヤ421(18Z)が取り付けられてい
る(図3参照)。また、ギヤ421とギヤ444との間
には、それぞれに噛み合うようにギヤ46(19Z)が
配設されている。
【0052】以上の構成において、上記のようにトナー
濃度センサー14c(図3参照)からのトナー補給信号
がトナー補給回路に出力されると、トナー補給モーター
43が回転を始め、その駆動力がハスバ歯車45、ギヤ
444、ギヤ46、ギヤ421へと伝達され、アジテー
タ44とトナー搬送スクリュウ42とを回転駆動させ
る。なお、本実施例におけるアジテータ44とトナー搬
送スクリュウ42の回転数は、それぞれ43.3rp
m、125rpmになるように設定した。
【0053】次に、新品時やトナーエンド時におけるト
ナー補給作業、及びトナーホッパユニット40と現像ユ
ニットとの結合部の動作について説明する。図6はトナ
ーホッパユニット部40Bkのトナー収容室51へトナ
ーを補給するトナー補給作業の手順を示す説明図であ
り、図7はトナー補給作業時のトナーホッパユニット4
0部Bkと現像ユニット14との結合部における動作説
明図である。
【0054】現像ユニット(14,15,16,17)
の外部でトナーを収容したトナーホッパユニット40の
複数のトナーホッパユニット部40Bk,40C,40
M,40Yは、カラープリンター2の前部上方で左右
(横)方向に延在する操作表示パネル部2aの直下に、
これと平行に配列され、移動フレーム47により複数が
一体的に構成されている。この移動フレーム47は、図
8に示すように、左右一対のスライド機構(ガイド部
材)71(図6及び図7においては図示せず)を介し
て、カラープリンター2の本体フレーム2cに前後方向
に移動可能に支持されている。このスライド機構71
は、例えば図示しない複数のボールを介して平行に結合
する一対のトナーホッパユニット支持レール部材71
a,71bからコンパクトに構成されており、一対のト
ナーホッパユニット支持レール部材71a,71bのう
ち一方の可動レール部材71aが移動フレーム47に連
結され、他方の固定レール部材71bが本体フレーム2
cに連結されている。これにより、操作表示パネル部2
aの下方で現像ユニットに係合する係合位置と、現像ユ
ニットから所定距離だけ離間する操作表示パネル部2a
より前方の離脱位置との間で移動可能になっている。ま
た、上記係合位置で移動フレーム47又はトナーホッパ
ユニット40を本体フレーム2cに係止可能な手段、例
えば図示しないいわゆるプッシュ・プッシュタイプのラ
ツチが設けられている。
【0055】また、トナーホッパユニット部40Bk
は、トナー収容器としてのトナー収容室51と、トナー
ホッパユニット部40Bk下部に設けられたトナー搬送
路としての送り出しパイプ52と、この送り出しパイプ
52内に挿入され回転時に図7(a)中の矢印方向にト
ナーを搬送するトナー搬送部材としての、軸体42a及
びスクリュウ部42bからなるトナー搬送スクリュウ4
2と、送り出しパイプ52の外周に摺動自在に取付けら
れた外筒53と、外筒53よりわずかに小径に形成され
て外筒53と衝合可能にトナー搬送スクリュウ42の先
端部に装着されたパッキン部材54と、トナー搬送スク
リュウ42へ駆動力を伝達するギヤ421と、外筒53
をパッキン部材54に付勢するスプリング55と、送り
出しパイプ52の外周に付着したトナーを払拭するワイ
パー部材56とを有している。
【0056】新品時やトナーエンド時、例えばトナーエ
ンド表示の点燈時においては、まず、図6(a)に示す
ように、ユーザによって上記カラープリンター2本体の
前カバー2bが開かれ、上記ラッチによってカラープリ
ンター2の本体フレーム2cにセットされたトナーホッ
パユニット40が押されてラッチが解除されると、トナ
ーホッパユニット部40Bkと現像ユニット14との結
合部の状態が、図7(d)から(c)に変化する。次
に、図6(b)に示すように、トナーホッパユニット4
0の左上の取手を持ってアキュライド48に沿って手前
に引き出すと、トナーホッパユニット部40Bkと現像
ユニット14との結合部の状態が、図7(c)から
(b)に変化する。
【0057】次に、新品のトナーボトル60に振動を与
えたり、トナーボトル60を振ったりしてトナーボトル
60内のトナーを撹拌することにより、粉体トナー間に
空気を入れてトナーを液状化し、トナーを補給しやすい
状態にする。このとき、トナーボトル60内のトナー嵩
密度は、例えば撹拌前の約0.46g/cm3から約0.27g
/cm3に変化する。次に、トナーホッパユニット部40B
kの上部のキャップ49aを開けて、ジョイントカート
リッジ49bのΔ印とトナーボトル60の∇印とを合わ
せて、トナーボトル60を押し下げてセットする(図6
(c))。次に、トナーボトル60をまっすぐ立てて時
計回りに止まるまで約180度回転させると、内部のシ
ャッタが開き、トナーボトル60内の液状トナーがトナ
ー収容室51内に補給される(図6(d))。
【0058】次に、トナー補給が終了したら、トナーボ
トル60を反時計方向に回転してトナーボトル60を取
り外す(図6(e))。次に、図6(f)に示すよう
に、トナーホッパユニット部40Bk上のキャップ49
aを閉めて、トナーホッパユニット40をカラープリン
ター2の本体フレーム2c側に押してセットすると、ト
ナーホッパユニット部40Bkの外筒53が現像ユニッ
ト14の搬入通路部材14dの内突部141dに衝合し
て(図7(c)の状態)パッキン部材54と離間し、送
り出しパイプ52と搬入通路部材14dが連通してトナ
ーホッパユニット部40Bkから現像ユニット14への
トナー供給経路が形成される(図7(d)の状態)。
【0059】なお、以上の補給作業、構成及び動作は、
他のトナーホッパユニット部(40C,40M,40
Y)と、それぞれについての現像ユニット(15,1
6,17)との間でも同じであるので、説明を省略す
る。 (以下、余白)
【0060】ところで、以上のトナー補給作業におい
て、ユーザによってはトナーボトル60を取り外してか
らトナーホッパユニット40のカラープリンター2本体
フレーム2cへのセット完了まで(図6(e)及び
(f)に示す作業に対応する)のトナー補給作業を、比
較的短い時間内で行なう場合がある。このようにトナー
補給作業時間が短い場合には、補給されたトナーホッパ
ユニット40内の液状トナーが、トナー搬送スクリュウ
42が配設された送り出しパイプ52を通って、上記セ
ット完了により該送り出しパイプ52内と連通状態にな
っている現像ユニット側に大量に流出するおそれがあ
り、この流出したトナーによって、装置内部へのトナー
飛散の増加、及び画像上の全面地汚れを発生するという
不具合がある。
【0061】そこで、以下では上記液状トナーの現像ユ
ニット側への流出を防止するための実施例について説明
する。なお、以下の説明においても、それぞれのトナー
ホッパユニット部(40Bk,40C,40M,40
Y)の構成は同じであるので、Bk現像ユニット14用
のトナーホッパユニット部40Bkを例に説明する。
【0062】図9は本実施例におけるトナー補給作業時
のトナーホッパユニット部40Bkと現像ユニット14
との結合部における動作説明図である。本実施例に係る
トナーホッパユニット部40Bkにおいては、図9
(a)に示すように、外筒53とパッキン部材54と
は、それぞれスプリング55,57によって、互いに押
圧される方向に付勢されている。そして、これらのスプ
リング55,57は、外筒53を付勢するスプリング5
5の方がパッキン部材54を付勢するスプリング57よ
りも付勢力が強く、外筒53付勢用のスプリング55
は、トナーホッパユニット部40Bkと現像ユニット1
4とが結合されていない状態において、パッキン部材5
4をスプリング57の付勢力に抗して押し込むように外
筒53を付勢している。これによって、外筒53端部開
口はパッキン部材54によって遮蔽されている。
【0063】また、送り出しパイプ52の先端部の下部
には開口部52aが形成されている。
【0064】以上の構成において、トナーボトル60か
らトナー収容室51へのトナー補給終了後、上記図6
(f)に示すようにトナーホッパユニット40をカラー
プリンター2の本体フレーム2c側にセットすると、該
トナーホッパユニット40の上記係合位置への移動に伴
い、トナーホッパユニット部40Bkの外筒53が現像
ユニット14の搬入通路部材14dの内突部141dに
衝合した後、送り出しパイプ52が外筒53内をパッキ
ン部材54方向に移動するが、このときパッキン部材5
4はスプリング57によって外筒53端部方向に付勢さ
れているため、送り出しパイプ52先端が突き当たるま
で外筒53端部に押圧されている(図9(b)参照)。
そして、この送り出しパイプ52の移動によって、外筒
53、パッキン部材54及びワイパー部材56で遮蔽さ
れた空間にあるトナーは圧縮されて内包する空気が抜け
て固体状態に近づき、流動性が低下する。従って、送り
出しパイプ52が更に移動して、その先端がパッキン部
材54を押して外筒53端部から離間させ、送り出しパ
イプ52と搬入通路部材14dとが連通してトナーホッ
パユニット部40Bkから現像ユニット14へのトナー
供給経路が形成されたとき(図9(c)参照)でも、送
り出しパイプ52の開口部52aからトナーが大量に流
出することがない。
【0065】なお、上記実施例においては、上記送り出
しパイプ52の移動によって、外筒53、パッキン部材
54及びワイパー部材56で遮蔽された空間にあるトナ
ーを圧縮するようにしているが、これに代えて、例えば
トナー収容室51を容積可変に構成しておき、該トナー
収容室51の容積を小さくして該トナー収容室51内の
トナーを圧縮し、このトナー収容室51内のトナーの圧
縮によって該遮蔽空間のトナーを圧縮するようにしても
よい。
【0066】次に、上記液状トナーの現像ユニット側へ
の流出を防止するための他の実施例について説明する。
図10は、現像ユニット14に対する離脱位置において
トナーボトル60からのトナー補給を受けている状態の
本実施例に係るトナーホッパユニット部40Bkの概略
構成図である。
【0067】なお、図10において、トナーボトル60
の端部に設けられた開閉蓋61には、切欠き(図示せ
ず)と側突起61aが形成されている。一方、トナーホ
ッパユニット40側のジョイントカートリッジ49bに
は、上記切欠きに係合する突起491と、上記側突起6
1aに係合する切欠溝492とが形成されている。そし
て、これらをそれぞれ係合させてトナーボトル60と開
閉蓋61とを相対回転させることにより、トナーボトル
60の略半円形の開閉口と開閉蓋61の開口とが重合し
て開口状態となる。また、通常はトナー補給口493を
閉塞状態に維持している可撓性シートからなる複数の可
撓片部494がトナーボトル60の重量により、開閉蓋
61の部分により下方に撓ませられて開口する。これら
のことによって、トナーボトル60からトナーホッパユ
ニット部40Bkのトナー収容室51にトナーが補給さ
れる。
【0068】ところで、本実施例においては、トナーボ
トル60からのトナー補給作業中に、上記トナー補給モ
ータ43(図4参照)からの駆動をギヤ421に伝え
て、トナー搬送スクリュウ42を回転させるようにす
る。こうすることによって、トナーボトル60からトナ
ー収容室51に補給されたトナーは送り出しパイプ52
の先端部方向に搬送される。ここで、外筒53端部には
パッキン部材54が当接しており遮蔽されているので、
トナーは外筒53端部から送り出しパイプ52内にわた
って滞留し始める。そして、トナー収容室51内のトナ
ーがその後もトナー搬送スクリュウ42により送り出し
パイプ52の先端部方向に強制的に送り込まれるため、
外筒53、パッキン部材54及びワイパー部材56で遮
蔽された空間にあるトナーは、圧縮されて嵩密度が上が
り、トナー間の空気が抜けて流動性が低下して固体状態
に近づく。これにより、トナーホッパユニット40を現
像ユニット14に対する係合位置に移動させて、トナー
ホッパユニット部40Bkから現像ユニット14へのト
ナー供給経路が形成されても、送り出しパイプ52から
トナーが大量に流出することがない。
【0069】以上、上記図9あるいは図10に係る実施
例によれば、現像ユニット14側への大量のトナーの流
出を抑えることができるので、現像ユニット14内の現
像剤中に大量のトナーが補給されてしまい該現像剤のト
ナー濃度が上昇することによる異常画像を簡単な構成で
防止できる。また、上記液状トナーを圧縮して積極的に
トナー間の空気を抜いて固体状態に近づけるようにして
いるので、液状トナーの流出を防ぐために従来必要とし
た、上記トナーボトル60からのトナー補給作業終了後
のトナー流動性が低下するまでの待ち時間を短縮するこ
とができ、トナーホッパユニット40から現像ユニット
14へのトナー補給作業時間を短くすることができる。
【0070】ところで、上記図10に係る上記実施例に
おいて、トナーボトル60からのトナー補給作業中トナ
ー搬送スクリュウ42を回転させ続けるようにすると、
該トナー補給作業が長時間に及ぶようなときには、例え
ば外筒53端部でトナーが過度に圧縮されて固形化(ブ
ロッキング)したり、圧縮されたトナーによって外筒5
3がスプリング55の付勢力に抗して移動してパッキン
部材54との間に隙間を形成し、この隙間からトナーが
漏れたり、圧縮されたトナーによってトナー搬送スクリ
ュウ42がロックしたり、損傷したりするなどの不具合
が発生することが考えられる。
【0071】そこで、このような不具合が発生するよう
なときには、例えば、上記トナー補給モータ43をDC
モータとし、上記トナーボトル60からのトナー補給作
業中には、図11(a)中の実線で示すようにモータ制
御手段(図示せず)によって供給電圧を下げて、該トナ
ー補給作業中のトナー搬送スクリュウ42の回転数を通
常のトナーホッパユニット部40Bkから現像ユニット
14へのトナー供給時より少なくすればよい。こうする
ことで、上記トナーボトル60からのトナー補給作業中
のトナー搬送スクリュウ42による単位時間当たりのト
ナー搬送量が、トナーホッパユニット40と現像ユニッ
ト14とが係合し、トナーホッパユニット部40Bkか
ら現像ユニット14へトナーを供給するときのトナー搬
送スクリュウ42による単位時間当たりのトナー搬送量
より少なくなる。これにより、外筒53及び送り出しパ
イプ52内に送り込まれる単位時間当たりのトナー量が
少なくなって、トナーが過度に圧縮されるのを防止する
ことが可能となる。
【0072】また、上記トナーボトル60からのトナー
補給作業中には、図11(b)中の実線で示すように、
モータ制御手段(図示せず)によって上記トナー補給モ
ータ43に間欠的に電圧を印加し、トナー補給モータ4
3に回転・停止を繰り返させるようにしてもよい。こう
することによって、上記同様、上記トナーボトル60か
らのトナー補給作業中のトナー搬送スクリュウ42によ
る単位時間当たりのトナー搬送量を、トナーホッパユニ
ット部40Bkから現像ユニット14への通常のトナー
補給時のトナー搬送スクリュウ42による単位時間当た
りのトナー搬送量より少なくして、トナーが過度に圧縮
されるのを防止することが可能となる。
【0073】また、上記トナーボトル60からのトナー
補給作業中には、図11(c)に示すように、上記トナ
ー補給モータ43に印加する電圧をモータ制御手段(図
示せず)によってプラス極性とマイナス極性とに交互に
切り替えてトナー補給モータ43に正転・逆転を繰り返
させるようにしてもよい。なお、このとき、図示のよう
に正転時及び逆転時の印加電圧の絶対値が等しい場合に
は、正転時印加電圧(この場合プラス極性電圧)の印加
時間を逆転時印加電圧(この場合マイナス極性電圧)の
印加時間よりも長くし、また、該印加電圧の絶対値を異
ならせる場合には、正転時印加電圧を逆転時印加電圧よ
りも大きくして、トナー補給モータ43の逆転時の回転
数よりも正転時の回転数の方が大きくなるようにし、ト
ナーを外筒53端部方向へ搬送できるようにする。こう
することによって、上記同様、上記トナーボトル60か
らのトナー補給作業中のトナー搬送スクリュウ42によ
る単位時間当たりのトナー搬送量を、トナーホッパユニ
ット部40Bkから現像ユニット14への通常のトナー
補給時のトナー搬送スクリュウ42による単位時間当た
りのトナー搬送量より少なくして、トナーが過度に圧縮
されるのを防止することが可能となる。
【0074】ここで、図11(a)〜(c)に示したよ
うな上記トナーボトル60からのトナー補給作業中のト
ナー搬送スクリュウ42の回転を、例えばトナーボトル
60のトナーホッパユニット40へのセットで開始さ
れ、トナーホッパユニット40の現像ユニット14に対
する係合位置へのセットで終了するように構成すること
ができる。しかし、この場合、該トナーボトル60から
のトナー補給作業終了後も、作業者によるトナーホッパ
ユニット40の現像ユニット14に対する係合位置への
セットがなされなかった場合、想定していた時間以上に
トナー搬送スクリュウ42が回転し続けることになり、
この場合もやはり上記のような外筒53端部でのトナー
ブロッキングや、トナーの漏れなどの不具合が発生する
おそれがある。
【0075】そこで、上記のような想定時間以上のトナ
ー搬送スクリュウ42の回転による不具合を防止するた
め方法としては、トナー搬送スクリュウ42の回転を所
定時間以内に制限する方法が挙げられる。この方法にお
いては、トナーホッパユニット40の現像ユニット14
に対する離脱位置への移動を検知し、トナーエンド状態
が検知されてトナーボトル60からのトナー補給を促す
旨の表示がされた色のトナーホッパユニット部に対し、
トナー搬送スクリュウ42の回転開始から回転停止まで
の時間を所定時間以内に制限する方法や、トナーホッパ
ユニット40にトナーボトル60の装着検知手段を設
け、該装着検知手段からの信号に基づいてトナー搬送ス
クリュウ42の回転を開始させて回転停止までの時間を
所定時間以内に制限する方法等が挙げられる。
【0076】図12には前者の方法における制御例のフ
ローチャートを示す。このフローチャートに係る制御例
においては、上記図11(b)に示した上記トナー補給
モータ43に回転・停止を繰り返させる方式を併用して
おり、この回転・停止サイクルの実行回数をカウントす
ることにより、トナー搬送スクリュウ42によるトナー
搬送時間を検出するようにしている。以下、同図12に
係る制御例について説明する。
【0077】本制御例においては、まず、いずれかのト
ナーホッパユニット部がトナーエンド状態になったか否
かを検出し(ステップ1)、トナーエンド状態になった
トナーホッパユニット部があった場合、トナーホッパユ
ニット40が現像ユニット14から離脱されたか否かを
検出する(ステップ2)。
【0078】トナーホッパユニット40が現像ユニット
14から離脱されたら、タイマーをONし(ステップ
3)、その後上記トナー補給モータ43をONして(ス
テップ4)トナー搬送スクリュウ42によるトナー搬送
を開始させる。
【0079】そして、タイマーが所定時間となったか否
かを検出し(ステップ5)、所定時間となったらトナー
補給モータ43をOFFするとともに、タイマーをクリ
アする(ステップ6)。このステップ3〜6でトナー補
給モータ43の回転時間(トナー搬送スクリュウ42に
よるトナー搬送時間)を測定する。
【0080】その後、再びタイマーをONし(ステップ
7)、タイマーが所定時間となったか否かを検出し(ス
テップ8)、所定時間となったらタイマーをクリアする
(ステップ9)。このステップ7〜9でトナー補給モー
タ43の停止時間を測定する。
【0081】そして、上記トナー補給モータ43(トナ
ー搬送スクリュウ42)の回転・停止の1サイクルが終
了した時点で、予め0に設定されているカウンタに1を
加え(ステップ10)、該カウンタの値が所定値以上に
なったか否かを検出して(ステップ11)、該カウンタ
の値が所定値以上になるまで(所定のサイクルを実行す
るまで)上記ステップ3からの処理を繰り返す。
【0082】以上のような制御を実行することで、上記
トナーボトル60からのトナー補給作業終了後も、トナ
ーホッパユニット40の現像ユニット14へのセットが
たとえ長時間にわたってなされなかった場合でも、トナ
ー搬送スクリュウ42が回転し続けることによる上記外
筒53端部における過度のトナー圧縮を防止できる。
【0083】また、上記のようにトナー搬送スクリュウ
42の回転を所定時間以内に制限する方法の他に、トナ
ーによってトナー搬送スクリュウ42にかかる負荷を検
知する負荷検知手段を設け、該負荷検知手段が所定値以
上の負荷を検知したときに、トナー搬送スクリュウ42
の回転を停止させるようにする方法が挙げられる。
【0084】具体的には、トナー搬送スクリュウ42の
上記トナー補給モータ43に電流検知手段を設け、トナ
ーによってトナー搬送スクリュウ42にかかる負荷が増
大することで増大した電流が所定値に達したときに、ト
ナー補給モータ43への電流の供給を停止したり、図1
3に示すようにトナー搬送スクリュウ42の軸体42a
にトルクリミッタ80を設け、該負荷が所定値に達した
場合には、該軸体42aに駆動力を伝えないようにした
りする方法が挙げられる。以上のような方法を用いるこ
とによっても、上記同様、トナーが過度に圧縮されるの
を防止することが可能となる。
【0085】以上、トナーが過度に圧縮されることを防
止することで、上記外筒53端部でのトナーブロッキン
グ、トナーの漏れ、トナー搬送スクリュウ42のロック
あるいは損傷などの不具合の発生を防止できる。また、
上記のようにトナーブロッキングを防止できるので、ブ
ロッキングしたトナーが塊状で現像ユニット14へ補給
された場合に発生することが考えられる、現像ユニット
14内の現像剤との混合・撹拌時の現像剤帯電量立ち上
げ不足による画像かぶり等の異常画像の発生を防止でき
る。
【0086】次に、上記液状トナーの現像ユニット側へ
の流出を防止するための更に他の実施例について説明す
る。図14は、本実施例に係るトナーホッパユニット部
40Bkの概略構成及び動作についての説明図である。
本実施例に係るトナー搬送スクリュウ42は、上記送り
出しパイプ52内のスクリュウ部42bの一部が不連続
になっており、ここでトナー搬送力を有さないトナー搬
送不可部42cが形成されている。
【0087】この構成において、図14(a)に示す現
像ユニット14へのトナー補給動作時には、トナー搬送
不可部42c近傍にあるトナーは、該トナー搬送不可部
42cよりトナー搬送方向上流側のスクリュウ部42b
によって搬送されてきたトナーによって押されるような
状態で現像ユニット側14へ搬送されていく。
【0088】ところが、図14(b)に示すように、ト
ナーホッパユニット部40Bkのトナー収容室51にト
ナーが無くなった場合には、トナー搬送不可部42cよ
りトナー搬送方向上流側から搬送されてくるトナーが無
くなった時点で、該トナー搬送不可部42c近傍にある
トナーはここで滞留することになる。従って、その後上
記トナーボトル60内のトナーをトナー収容室51内に
補給しても、この補給された流動性の高いトナーは、ト
ナー搬送不可部42c近傍で滞留しているトナーによっ
て一旦堰き止められ、滞留していたトナーを現像ユニッ
ト14側へ押し出した後に該現像ユニット14側へ補給
される。これにより、トナーホッパユニット40を上記
係合位置に移動させてトナーホッパユニット40内と現
像ユニット14内とを連通させた際の、現像ユニット1
4側への大量のトナーの流出を抑えることができる。
【0089】以上、本実施例においても上記実施例と同
様に、現像ユニット14側への大量のトナーの流出を抑
えることができるので、異常画像を防止できる。また、
トナーはトナー搬送不可部42c近傍に一旦滞留するた
め、滞留中にトナー間の空気を抜いて固体状態に近づけ
ることができるので、上記実施例と同様に、液状トナー
の流出を防ぐために従来必要とした、上記トナーボトル
60からのトナー補給作業終了後のトナー流動性が低下
するまでの待ち時間を短縮することができ、トナーホッ
パユニット40から現像ユニット14へのトナー補給作
業時間を短くすることができる。
【0090】ここで、上記図14に係る実施例の変形例
について説明する。図15は本変形例に係るトナーホッ
パユニット部40Bkの概略構成図である。本変形例に
おいては、図15(a)に示すように、別体の突起部材
90が上記トナー搬送不可部42cの周囲の送り出しパ
イプ52内に圧入されて配設されており、送り出しパイ
プ52の突起部材90が設けられた箇所は、その断面積
が該突起部材90が設けられていない箇所の断面積に比
べて小さい狭小部52bとなっている。なお、以下にお
いて、送り出しパイプ52の狭小部52b以外の部分を
非狭小部52cという。
【0091】この突起部材90は、送り出しパイプ52
内壁面に接触する環状部90aと、該環状部90aの内
周面の一部に設けられた凸状部90bとから構成されて
いる。そして、トナー搬送方向下流側からみた突起部材
90の概略構成図である図15(b)に示すように、環
状部90aは周面方向における約4分の1の部分が不連
続に構成されている。また、凸状部90bは送り出しパ
イプ52内上部に位置するように環状部90aの内周面
に設けられており、これにより上記非狭小部52c断面
に対する狭小部52b断面の縮小割合は、送り出しパイ
プ52内下部に比して上部で大きくなり、送り出しパイ
プ52の内部空間は該狭小部52bにおいて下部より上
部がより狭くなる。
【0092】また、凸状部90bは、トナー搬送スクリ
ュウ42の組み付けを可能とするためにスクリュウ部4
2bの巻き方向及びピッチに合わせて螺旋状に構成され
ている。
【0093】以上のように、本変形例においては、トナ
ー搬送不可部42cの周囲に突起部材90を配設して、
送り出しパイプ52内に狭小部52bを設けることで、
トナーホッパユニット部40Bkのトナー収容室51に
トナーが無くなった場合のトナー搬送不可部42c近傍
に滞留するトナーの嵩密度をより効果的に上げることが
でき、該トナー搬送不可部42c近傍に滞留するトナー
を、該狭小部52bが設けられていない場合に比して崩
れにくくすることができる。これにより、流動性の高い
トナーを堰き止める効果が低下してしまうことをより効
果的に防止できる。
【0094】また、本変形例においては、送り出しパイ
プ52の内部空間は、突起部材90の凸状部90bによ
り、該狭小部52bにおいて下部より上部がより狭くな
るように形成されているので、トナー搬送不可部42c
近傍に滞留するトナーが崩れても、該狭小部52bにで
きる隙間を該凸状部90bで小さく抑えることができ
る。これにより、流動性の高いトナーの流出を更に有効
に抑えることができる。また、該狭小部52b下部は、
上部ほどは狭くなっていないので、トナーホッパユニッ
ト40から現像ユニット14への通常のトナー補給時に
おけるトナー搬送効率の低下を小さく抑えることができ
る。
【0095】次に、上記図14に係る実施例の他の変形
例について説明する。図16は本変形例に係るトナーホ
ッパユニット部40Bkの概略構成図である。本変形例
においては、図16に示すように、トナー搬送スクリュ
ウ42のトナー搬送不可部42cよりトナー搬送方向下
流側に、他のスクリュウ部42bとは逆巻きのスクリュ
ウ部42dが設けられている。そして、この逆巻きスク
リュウ部42dは、トナー搬送方向下流側端部で、それ
より該方向下流側のスクリュウ部42bと連続して構成
されている。また、逆巻きスクリュウ部42dは、その
巻き内径が軸体42aの径より大きく形成されており、
軸体42aとの間に間隙が形成されている。
【0096】上記逆巻きスクリュウ部42dを設けるこ
とによって、送り出しパイプ52内のトナーのうち、ト
ナー搬送不可部42cを通過したトナーは、該逆巻きス
クリュウ部42dによってトナー搬送方向上流側、すな
わちトナー搬送不可部42cへ搬送されることになる。
【0097】ここで、本変形例においては、トナーホッ
パユニット部40Bkのトナー収容室51に十分な量の
トナーがある場合には、トナー搬送不可部42c近傍に
あるトナーは、上述のように該トナー搬送不可部42c
よりトナー搬送方向上流側から搬送されてきたトナーに
よって、逆巻きスクリュウ部42dの逆向きの搬送力に
抗して、押されるような状態で現像ユニット14側へ搬
送されていく。
【0098】しかしながら、トナーホッパユニット部4
0Bkのトナー収容室51にトナーが無くなった場合に
は、トナー搬送不可部42cよりトナー搬送方向上流側
から搬送されてくるトナーが無くなった時点で、該トナ
ー搬送不可部42c近傍にあるトナーはここで滞留する
ことになる。また、このとき、逆巻きスクリュウ部42
d近傍のトナーは、搬送方向上流側から押してくるトナ
ーがないため、該逆巻きスクリュウ部42dによってト
ナー搬送不可部42cへ搬送される。これにより、トナ
ー搬送不可部42cに滞留するトナーの量が増加し嵩密
度も上がる。
【0099】以上のことにより、トナー搬送不可部42
c近傍に滞留するトナーを、トナーホッパユニット40
の上記係合位置や離脱位置への移動に際しての振動ある
いは衝撃でも崩れにくくすることができる。これによ
り、流動性の高いトナーを堰き止める効果が低下してし
まうことをより効果的に防止できる。 (以下、余白)
【0100】
【発明の効果】請求項1あるいは2の発明によれば、供
給ユニットの離脱位置から係合位置への移動時、あるい
は離脱位置にある供給ユニットに対する補給トナー収納
容器からのトナー補給作業中に、トナー搬送路内で上記
液状トナーを圧縮してトナー間の空気を抜いて固体状態
に近づけ、供給ユニットのトナー搬送路内と現像ユニッ
ト内とを連通させた際の現像ユニット側への大量のトナ
ーの流出を抑えることができるので、簡単な構成で現像
ユニット側への液状トナーの流出や、未制御状態で現像
ユニット内の現像剤中にトナーが補給されてしまい該現
像剤のトナー濃度が上昇することによる異常画像を防止
できる。また、上記液状トナーを圧縮して積極的にトナ
ー間の空気を抜いて固体状態に近づけるようにしている
ので、液状トナーの流出を防ぐために従来必要とした、
補給トナー収納容器から供給ユニットへのトナー補給作
業後のトナー流動性が低下するまでの待ち時間を短縮す
ることができ、供給ユニットから現像ユニットへのトナ
ー補給作業時間の長時間化を招くことがない。
【0101】請求項3,4あるいは5の発明によれば、
液状トナーの流出を防ぐために、トナー搬送路内で該液
状トナーを圧縮するようにした場合でも、トナー搬送路
内のトナーが過度に圧縮されるのを防止できるので、ト
ナーが固形化すること(ブロッキング)によるトナー搬
送部材のロックや損傷、あるいは現像ユニット側へのト
ナー漏れを防止できる。また、固形化(ブロッキング)
したトナーが塊状で現像ユニットへ補給された場合に発
生することが考えられる、現像ユニット内の現像剤との
混合・撹拌時の現像剤帯電量立ち上げ不足による画像か
ぶり等の異常画像の発生を防止できる。
【0102】請求項6の発明によれば、トナー搬送部材
の少なくとも一部にトナー搬送力を有さないトナー搬送
不可部を設け、トナーをこのトナー搬送不可部の近傍に
滞留させ、この滞留トナーで流動性の高いトナーを堰き
止めることによって、供給ユニットのトナー搬送路内と
現像ユニット内とを連通させた際の現像ユニット側への
大量のトナーの流出を抑えることができるので、簡単な
構成で現像ユニット側への液状トナーの流出や、未制御
状態で現像ユニット内の現像剤中にトナーが補給されて
しまい該現像剤のトナー濃度が上昇することによる異常
画像を防止できる。また、上記のようにトナーをトナー
搬送不可部の近傍に一旦滞留させるようにしているの
で、液状トナーの流出を防ぐために従来必要とした、補
給トナー収納容器から供給ユニットへのトナー補給作業
後のトナー流動性が低下するまでの待ち時間を短縮する
ことができ、供給ユニットから現像ユニットへのトナー
補給作業時間の長時間化を招くことがない。
【0103】請求項7の発明によれば、トナー搬送部材
に設けられた逆方向トナー搬送部によって、トナーをト
ナー搬送不可部へ搬送してトナー搬送不可部の近傍に滞
留するトナーの量を増加させ、かつ嵩密度を上げること
により、係合位置や離脱位置への移動に際して供給ユニ
ットに振動あるいは衝撃が与えられても、該滞留トナー
を崩れにくくすることができるので、該滞留トナーが崩
れて該トナー搬送不可部の近傍に隙間ができることによ
って流動性の高いトナーを堰き止める効果が低下してし
まうことを防止し、上記請求項6の効果を確実なものと
することができる。
【0104】請求項8の発明によれば、トナー搬送部材
に設けられたトナー搬送不可部に対向するトナー搬送路
部分の少なくとも一部に設けられた狭小部によって、上
記トナー搬送不可部近傍に滞留するトナーの嵩密度をよ
り効果的に上げることができ、該トナー搬送不可部近傍
に滞留するトナーを更に崩れにくくすることができるの
で、流動性の高いトナーを堰き止める効果が低下してし
まうことをより効果的に防止し、上記請求項6の効果を
確実なものとすることができる。
【0105】請求項9の発明によれば、トナー搬送不可
部近傍に滞留するトナーが崩れても、トナー搬送路内上
部にできる隙間を小さく抑えることができるので、流動
性の高いトナーの流出を抑えることができる。また、該
狭小部の断面下部は、上部ほどは狭小部以外のトナー搬
送路部分の断面に比して狭くなっていないので、供給ユ
ニットから現像ユニットへの通常のトナー補給時におけ
るトナー搬送効率の低下を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るカラー複写装置の概略構成図。
【図2】図1中の感光体・中間転写ベルト回りの拡大
図。
【図3】図2中の感光体の軸方向に対して垂直な方向か
ら見た感光体、現像ユニット及びのトナーホッパユニッ
トの概略構成図。
【図4】トナーホッパユニットの駆動系の概略構成を示
す正面図。
【図5】(a)はアジテータの概略構成を示す正面図。
(b)は(a)に示すアジテータの側面図。
【図6】(a)乃至(f)はトナーホッパユニットへの
トナー補給作業の説明図。
【図7】(a)はトナーホッパユニットのトナー搬送補
給部の概略構成図。(b)はトナーホッパユニットと現
像ユニットの接続前の説明図。(c)はトナーホッパユ
ニットと現像ユニットの接続時の説明図。(d)はトナ
ーホッパユニットと現像ユニットの接続後のトナー補給
時の説明図。
【図8】トナーホッパユニットのスライド機構の概略構
成図。
【図9】(a)乃至(c)は実施例に係るトナーホッパ
ユニットと現像ユニットとの結合部におけるトナー補給
作業時の動作説明図。
【図10】他の実施例に係るトナー補給を受けている状
態のトナーホッパユニットの概略構成図。
【図11】(a)乃至(c)は同実施例における過度の
トナー圧縮を防止するためのモータ制御手段によるトナ
ー補給モータに対する供給電圧についての説明図。
【図12】同過度のトナー圧縮を防止するための制御例
のフローチャート。
【図13】同過度のトナー圧縮を防止するための構成に
ついての説明図。
【図14】(a)は更に他の実施例に係るトナーホッパ
ユニットから現像ユニットへのトナー補給動作時におけ
るトナー搬送不可部のトナーの流れについての説明図。
(b)は同トナー搬送不可部の滞留トナーについての説
明図。
【図15】(a)は同他の実施例についての変形例に係
るトナーホッパユニットの概略構成図。(b)は同変形
例に係る突起部材の概略構成図。
【図16】同他の実施例についての他の変形例に係るト
ナーホッパユニットの概略構成図。
【符号の説明】
14 Bk現像ユニット 40 トナーホッパユニット 41 補給用トナー 42 トナー搬送スクリュウ 42a トナー搬送スクリュウの軸体 42b トナー搬送スクリュウのスクリュウ部 42c トナー搬送不可部 42d 逆巻きスクリュウ部 49b ジョイントカートリッジ 51 トナー収容室 52 送り出しパイプ 52a 開口部 52b 狭小部 52c 非狭小部 53 外筒 54 パッキン部材 55 スプリング 56 ワイパー部材 57 スプリング 60 トナーボトル 60a ツバ部 61 開閉蓋 61a 側突起 70 センサー 71 スライド機構 71a 可動レール部材 71b 固定レール部材 80 トルクリミッタ 90 突起部材 90a 環状部 90b 凸状部 491 突起 492 切欠溝 493 トナー補給口 494 可撓片部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向 裕之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 羽鳥 聡 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像ユニットに係合する係合位置と該現像
    ユニットから所定距離だけ離間した離脱位置との間で供
    給ユニット支持部材により移動可能に支持された供給ユ
    ニットを該離脱位置に移動させ、補給用のトナーを収納
    する補給トナー収納容器を該供給ユニットのトナー収容
    器に装着して、該補給トナー収納容器内のトナーを該ト
    ナー収容器内に補給し、該供給ユニットを該係合位置に
    移動させて該供給ユニットのトナー搬送路内と該現像ユ
    ニット内とを連通状態にして、該トナー搬送路内に配設
    されたトナー搬送部材により該トナー収容器内のトナー
    を該現像ユニットに補給する画像形成装置において、 該供給ユニットの該離脱位置から該係合位置への移動に
    伴い、該供給ユニットのトナー搬送路内のトナーを圧縮
    して該トナーの容積を減少させ得るように移動可能に構
    成されたトナー圧縮手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】現像ユニットに係合する係合位置と該現像
    ユニットから所定距離だけ離間した離脱位置との間で供
    給ユニット支持部材により移動可能に支持された供給ユ
    ニットを該離脱位置に移動させ、補給用のトナーを収納
    する補給トナー収納容器を該供給ユニットのトナー収容
    器に装着して、該補給トナー収納容器内のトナーを該ト
    ナー収容器内に補給し、該供給ユニットを該係合位置に
    移動させて該供給ユニットのトナー搬送路内と該現像ユ
    ニット内とを連通状態にして、該トナー搬送路内に配設
    されたトナー搬送部材により該トナー収容器内のトナー
    を該現像ユニットに補給する画像形成装置において、 該離脱位置にある供給ユニットに対する該補給トナー収
    納容器からのトナー補給作業中に、該トナー搬送部材を
    駆動させる制御手段を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、上記供給ユニットが上記
    離脱位置にあるときの上記トナー搬送部材による単位時
    間当たりのトナー搬送量が、該供給ユニットが上記係合
    位置にあるときの該トナー搬送部材による単位時間当た
    りのトナー搬送量より少なくなるように、該トナー搬送
    部材を駆動させることを特徴とする請求項2の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、上記離脱位置にある供給
    ユニットに対する上記補給トナー収納容器からのトナー
    補給作業中に、上記トナー搬送部材を所定時間だけ駆動
    させることを特徴とする請求項2の画像形成装置。
  5. 【請求項5】トナーによって上記トナー搬送部材にかか
    る負荷を検知する負荷検知手段を設け、上記制御手段
    は、該負荷検知手段が所定値以上の負荷を検知したとき
    に、該トナー搬送部材の駆動を停止させることを特徴と
    する請求項2の画像形成装置。
  6. 【請求項6】現像ユニットに係合する係合位置と該現像
    ユニットから所定距離だけ離間した離脱位置との間で供
    給ユニット支持部材により移動可能に支持された供給ユ
    ニットを該離脱位置に移動させ、補給用のトナーを収納
    する補給トナー収納容器を該供給ユニットのトナー収容
    器に装着して、該補給トナー収納容器内のトナーを該ト
    ナー収容器内に補給し、該供給ユニットを該係合位置に
    移動させて該供給ユニットのトナー搬送路内と該現像ユ
    ニット内とを連通状態にして、該トナー搬送路内に配設
    されたトナー搬送部材により該トナー収容器内のトナー
    を該現像ユニットに補給する画像形成装置において、 該トナー搬送部材の少なくとも一部に、トナー搬送力を
    有さないトナー搬送不可部を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】上記トナー搬送部材の上記トナー搬送不可
    部に隣接したトナー搬送方向下流側部分に、トナー搬送
    方向上流側へのトナー搬送力を有する逆方向トナー搬送
    部を設けたことを特徴とする請求項6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記トナー搬送部材に設けられた上記トナ
    ー搬送不可部に対向するトナー搬送路部分の少なくとも
    一部に、トナー搬送不可部以外のトナー搬送部材部分に
    対向するトナー搬送路部分より断面積が小さい狭小部を
    設けたことを特徴とする請求項6の画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記狭小部以外のトナー搬送路部分の断面
    に対する該狭小部の断面の縮小割合を、下部に比して上
    部で大きくしたことを特徴とする請求項8の画像形成装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109561A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Kyocera Mita Corp 画像形成装置,過電流発生部特定方法
JP2013076755A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Canon Inc 現像剤搬送装置及びプロセスカートリッジ
CN104267587A (zh) * 2011-09-29 2015-01-07 佳能株式会社 显影剂输送装置和处理盒

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