JP2877224B2 - 写真処理装置における感光材料の巻き戻し方法 - Google Patents
写真処理装置における感光材料の巻き戻し方法Info
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- JP2877224B2 JP2877224B2 JP7233078A JP23307895A JP2877224B2 JP 2877224 B2 JP2877224 B2 JP 2877224B2 JP 7233078 A JP7233078 A JP 7233078A JP 23307895 A JP23307895 A JP 23307895A JP 2877224 B2 JP2877224 B2 JP 2877224B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は写真処理装置におけ
る感光材料の巻き戻し方法（以下、単に巻き戻し方法と
いう）に関する。さらに詳しくは、写真処理装置のプリ
ント部から未露光部分の感光材料をマガジンに巻き戻す
ときの巻き戻し方法に関する。
る感光材料の巻き戻し方法（以下、単に巻き戻し方法と
いう）に関する。さらに詳しくは、写真処理装置のプリ
ント部から未露光部分の感光材料をマガジンに巻き戻す
ときの巻き戻し方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】写真処理装置としては、感光材料である
印画紙（ペーパ）をロール状に収納したマガジンから該
ペーパを送り出し、現像済みのフィルムに記録された画
像を焼き付け、ついで当該焼き付けられたペーパを現像
処理し、つぎに乾燥したのち、一コマごとに所定の寸法
に切断するものがある。そしてペーパはペーパの幅や材
質などの選択時には、マガジンを取り換えている。この
マガジン交換時、マガジンから送り出されている未露光
部分のペーパは、巻芯の回転によりペーパの先端がマガ
ジンの遮光口から僅かに突出状態になるまでマガジン内
に巻き戻されている（実公平７−１２９９０号公報）。
印画紙（ペーパ）をロール状に収納したマガジンから該
ペーパを送り出し、現像済みのフィルムに記録された画
像を焼き付け、ついで当該焼き付けられたペーパを現像
処理し、つぎに乾燥したのち、一コマごとに所定の寸法
に切断するものがある。そしてペーパはペーパの幅や材
質などの選択時には、マガジンを取り換えている。この
マガジン交換時、マガジンから送り出されている未露光
部分のペーパは、巻芯の回転によりペーパの先端がマガ
ジンの遮光口から僅かに突出状態になるまでマガジン内
に巻き戻されている（実公平７−１２９９０号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記巻芯によるペーパ
の巻き戻しは、ペーパの巻径が小さいときには、問題は
ない。
の巻き戻しは、ペーパの巻径が小さいときには、問題は
ない。
【０００４】しかしながら、ペーパの交換頻度を少なく
するためにペーパ長さを長くすることにより、ペーパの
巻径が大きくなるばあいがある。かかるばあい、ペーパ
を巻き戻すときに、ペーパに大きな慣性力が作用するた
め、ペーパの先端を遮光口の前方位置に停止させること
が難しく、前記先端がマガジンの中に入ってしまうこと
がある。ペーパがマガジンの中に入ってしまったばあ
い、マガジンを写真処理装置から取り外し、ペーパの先
端をマガジンの遮光口から引き出して再び突出状態にセ
ットしなければならない問題がある。
するためにペーパ長さを長くすることにより、ペーパの
巻径が大きくなるばあいがある。かかるばあい、ペーパ
を巻き戻すときに、ペーパに大きな慣性力が作用するた
め、ペーパの先端を遮光口の前方位置に停止させること
が難しく、前記先端がマガジンの中に入ってしまうこと
がある。ペーパがマガジンの中に入ってしまったばあ
い、マガジンを写真処理装置から取り外し、ペーパの先
端をマガジンの遮光口から引き出して再び突出状態にセ
ットしなければならない問題がある。
【０００５】本発明は、叙上の事情に鑑み、未露光の感
光材料の先端をマガジンの前方位置に確実に停止させる
ことができる巻き戻し方法を提供することを目的とす
る。
光材料の先端をマガジンの前方位置に確実に停止させる
ことができる巻き戻し方法を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の送り出し方法
は、ロール状に巻かれた感光材料を収納するマガジン
と、該マガジンから感光材料を送り出す送り出し機構
と、送り出された感光材料にループを形成させるループ
機構と、該ループ機構を経由した感光材料を焼き付ける
プリント部と、焼き付けられた感光材料を現像する現像
部とを備えてなる写真処理装置における感光材料の巻き
戻し方法であって、マガジンの遮光口から前方位置に、
送り出し機構と感光材料の先端を検出する第１および第
２検出器とを順次設け、マガジン内から送り出された感
光材料をマガジン内に巻き戻す際に、前記第２の検出器
により感光材料の先端が検出されるまでは、 （１）露光済の感光材料と未露光の感光材料とを切り離
したのち、送り出し機構を逆転方向に高速回転し、ルー
プ状の感光材料をマガジン内に巻き戻す工程と、 （２）前記感光材料のループ成形量が少なくなると、送
り出し機構の逆回転駆動を停止したのち、前記ループ機
構の下流側に配置される搬送ローラにより、感光材料を
逆回転し、ループを成形する工程と、 （３）前記感光材料のループ成形量が多くなると、前記
搬送ローラの駆動を停止したのち、前記送り出し機構を
逆転方向に高速回転する工程と、 （４）暫くループ成形量に基づいて、前記送り出し機構
と搬送ローラを交互に逆回転し、感光材料をマガジン内
に巻き戻す工程と、 （５）前記ループ機構の下流位置に感光材料の先端が通
過したとき、前記搬送ローラを停止し、送り出し機構を
逆転方向に高速回転する工程とからなり、 （６）ついで前記先端が第２の検出器を通過したのち、
低速に切り替える工程と、 （７）前記先端が第１の検出器を通過するときに、送り
出し機構の逆回転駆動を停止し、感光材料にブレーキを
掛ける工程と、 （８）マガジン内の感光材料の慣性力により、感光材料
を送り出し機構へ通過させ、前記先端を送り出し機構の
位置で停止させる工程とを含む ことを特徴としている。
は、ロール状に巻かれた感光材料を収納するマガジン
と、該マガジンから感光材料を送り出す送り出し機構
と、送り出された感光材料にループを形成させるループ
機構と、該ループ機構を経由した感光材料を焼き付ける
プリント部と、焼き付けられた感光材料を現像する現像
部とを備えてなる写真処理装置における感光材料の巻き
戻し方法であって、マガジンの遮光口から前方位置に、
送り出し機構と感光材料の先端を検出する第１および第
２検出器とを順次設け、マガジン内から送り出された感
光材料をマガジン内に巻き戻す際に、前記第２の検出器
により感光材料の先端が検出されるまでは、 （１）露光済の感光材料と未露光の感光材料とを切り離
したのち、送り出し機構を逆転方向に高速回転し、ルー
プ状の感光材料をマガジン内に巻き戻す工程と、 （２）前記感光材料のループ成形量が少なくなると、送
り出し機構の逆回転駆動を停止したのち、前記ループ機
構の下流側に配置される搬送ローラにより、感光材料を
逆回転し、ループを成形する工程と、 （３）前記感光材料のループ成形量が多くなると、前記
搬送ローラの駆動を停止したのち、前記送り出し機構を
逆転方向に高速回転する工程と、 （４）暫くループ成形量に基づいて、前記送り出し機構
と搬送ローラを交互に逆回転し、感光材料をマガジン内
に巻き戻す工程と、 （５）前記ループ機構の下流位置に感光材料の先端が通
過したとき、前記搬送ローラを停止し、送り出し機構を
逆転方向に高速回転する工程とからなり、 （６）ついで前記先端が第２の検出器を通過したのち、
低速に切り替える工程と、 （７）前記先端が第１の検出器を通過するときに、送り
出し機構の逆回転駆動を停止し、感光材料にブレーキを
掛ける工程と、 （８）マガジン内の感光材料の慣性力により、感光材料
を送り出し機構へ通過させ、前記先端を送り出し機構の
位置で停止させる工程とを含む ことを特徴としている。
【０００７】
【０００８】
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の巻き戻し方法を説明する。
の巻き戻し方法を説明する。
【００１０】図１は本発明の巻き戻し方法にかかわる写
真処理装置の一実施例を示す説明図である、図２は本発
明の巻き戻し方法の動作を示す説明図である。
真処理装置の一実施例を示す説明図である、図２は本発
明の巻き戻し方法の動作を示す説明図である。
【００１１】本発明の巻き戻し方法は、たとえば図１に
示すような写真処理装置に適用される。かかる写真処理
装置は、ペーパＰをロール状に収納したマガジンからペ
ーパＰを送り出し、これに現像済みのフィルムに記録さ
れた画像情報を焼き付けるプリント部２と、当該焼き付
けられたペーパＰを現像処理する現像部３と、当該現像
処理したペーパＰを乾燥する乾燥部４と、当該乾燥した
ペーパＰを１コマごとに所定の寸法に切断するカット部
５を備えている。なお本写真処理装置には、２個のマガ
ジン１ａ、１ｂがセットされている。これは一方のマガ
ジン１ａのペーパＰが無くなるか、またはペーパの幅や
種類などが異なるペーパに変更するばあいに、他方のマ
ガジン１ｂのペーパＰに自動で切り替えることにより、
マガジンの交換作業を軽減し、作業効率を向上させるよ
うにするためである。しかしながら、本発明において
は、マガジンの個数は２個に限定されるものではない。
示すような写真処理装置に適用される。かかる写真処理
装置は、ペーパＰをロール状に収納したマガジンからペ
ーパＰを送り出し、これに現像済みのフィルムに記録さ
れた画像情報を焼き付けるプリント部２と、当該焼き付
けられたペーパＰを現像処理する現像部３と、当該現像
処理したペーパＰを乾燥する乾燥部４と、当該乾燥した
ペーパＰを１コマごとに所定の寸法に切断するカット部
５を備えている。なお本写真処理装置には、２個のマガ
ジン１ａ、１ｂがセットされている。これは一方のマガ
ジン１ａのペーパＰが無くなるか、またはペーパの幅や
種類などが異なるペーパに変更するばあいに、他方のマ
ガジン１ｂのペーパＰに自動で切り替えることにより、
マガジンの交換作業を軽減し、作業効率を向上させるよ
うにするためである。しかしながら、本発明において
は、マガジンの個数は２個に限定されるものではない。
【００１２】前記マガジン１ａは遮光されたケーシング
内に収容されており、そしてマガジン１ａ内から引き出
されたペーパＰは、一対の搬送ローラ６ａ、６ｂと該搬
送ローラ６ａを回転駆動させる駆動モータ７からなる送
り出し機構Ａにより送り出され、前記プリント部２へと
供給される。
内に収容されており、そしてマガジン１ａ内から引き出
されたペーパＰは、一対の搬送ローラ６ａ、６ｂと該搬
送ローラ６ａを回転駆動させる駆動モータ７からなる送
り出し機構Ａにより送り出され、前記プリント部２へと
供給される。
【００１３】つぎに本発明の巻き戻し方法を説明する。
本発明ではマガジンから送り出されたペーパを一旦ルー
プさせたのち、プリント部へ供給させるようにしてい
る。これはループを形成することにより、他の搬送モー
タとは独立して、ペーパの送り出し開始時および停止時
における駆動モータ７の送り出し速度を低速にすること
を可能ならしめるためである。
本発明ではマガジンから送り出されたペーパを一旦ルー
プさせたのち、プリント部へ供給させるようにしてい
る。これはループを形成することにより、他の搬送モー
タとは独立して、ペーパの送り出し開始時および停止時
における駆動モータ７の送り出し速度を低速にすること
を可能ならしめるためである。
【００１４】まず図１に示すように、マガジン１ａ内に
収納されたペーパＰの先端を引き出し、送り出し機構Ａ
の一対の搬送ローラ６ａ、６ｂ間に挿入する。ついで低
速（たとえば２５０ｍｍ／秒）により、ペーパＰをルー
プ機構Ｂを経由させてセンサＳが遮光してから、たとえ
ば後述する自重によるループ成形量を見込んで１００ｍ
ｍの位置まで送り出したのち、ペーパＰの送り出しを停
止する。このときペーパＰを低速により送り出すため、
マガジン１ａ内でたるんでいる部分を吸収し、ペーパの
異音や損傷などを防止でき、また低速から停止させるた
めペーパロール（巻芯）８の慣性力を低下させ、マガジ
ン１ａ内におけるペーパＰのたるみをなくすことができ
る。つぎに前記ループ機構Ｂのモータ９を駆動し、搬送
ローラ１０と搬送ガイド１１を矢印Ｃの位置へ回転移動
させる。この回転移動により、ペーパＰはその自重でル
ープＬ０を形成する。ついで圧着ソレノイド１２が作動
し、ペーパＰを保持する。そののち、駆動モータ７を駆
動させて、ペーパＰを送り出し、センサＳ２が遮光され
るまでさらにループＬ２を形成させる。ここでのペーパ
Ｐの送り出し速度は、ペーパＰを低速で停止させたあと
であるため、マガジン１ａ内におけるペーパＰのたるみ
がないことから、高速（たとえば６５０ｍｍ／秒）にす
ることができる。前記ループＬ２が成形されたのちは、
低速の送り出し速度に戻され、ついで搬送モータ１３に
より搬送ローラ１４、１５を低速（たとえば１８０ｍｍ
／秒）で駆動し、ペーパＰの先端を搬送ローラ１６の位
置まで送り込む。そして当該送り込まれたペーパＰは、
プリント部２においてフィルムの画像情報が１コマごと
に焼き付けられる。なお本発明においては、前記搬送モ
ータ１３による低速時の搬送速度よりも送り出し機構Ａ
による低速時の送り出し速度のほうが大きくされている
ため送り込み開始時には必ずセンサＳ３が遮光状態とな
る。そしてループ状のペーパＰによりセンサＳ３が遮光
すればペーパＰの送り出しを低速から停止する。ついで
ペーパが順次搬送ローラにより搬送され、センサＳ３が
透過になっても駆動モータ７は停止したままであり、セ
ンサＳ２が透過になればペーパＰの送り出しを停止から
低速へと切り換えるようにされている。そしてペーパＰ
の先端が搬送ローラ１７を経由して搬送ローラ１８にか
み込むまでのあいだは、プリント部２において、ペーパ
の弛みおよび膨らみを防止し、ペーパを露光位置へ正確
に位置決めするためとペーパに位置精度よくポンチ孔を
形成するため、送り精度を上げる必要がある。そのた
め、搬送モータ１３によるペーパＰの搬送速度はペーパ
Ｐの送り出し速度（２５０ｍｍ／秒）よりも遅く、たと
えば１８０ｍｍ／秒にされている。つぎにペーパＰの先
端が前記搬送ローラ１８にかみ込んでからは、ペーパの
処理作業を向上させるため、前記搬送モータ１３による
搬送速度を高速、たとえば６３０ｍｍ／秒に切り換えて
いる。このばあい、ペーパＰがループＬ１の状態にな
り、センサＳ１が透過になれば、ペーパＰの送り出し速
度を高速にさせセンサＳ２が遮光になると低速にし、つ
いでセンサＳ３が遮光になると駆動モータ７を停止させ
る。したがって、一度低速に切り換わったらセンサＳ１
が透過にならない限り高速には切り換わらない。以上の
動作を繰り返し、プリント作業を継続する。
収納されたペーパＰの先端を引き出し、送り出し機構Ａ
の一対の搬送ローラ６ａ、６ｂ間に挿入する。ついで低
速（たとえば２５０ｍｍ／秒）により、ペーパＰをルー
プ機構Ｂを経由させてセンサＳが遮光してから、たとえ
ば後述する自重によるループ成形量を見込んで１００ｍ
ｍの位置まで送り出したのち、ペーパＰの送り出しを停
止する。このときペーパＰを低速により送り出すため、
マガジン１ａ内でたるんでいる部分を吸収し、ペーパの
異音や損傷などを防止でき、また低速から停止させるた
めペーパロール（巻芯）８の慣性力を低下させ、マガジ
ン１ａ内におけるペーパＰのたるみをなくすことができ
る。つぎに前記ループ機構Ｂのモータ９を駆動し、搬送
ローラ１０と搬送ガイド１１を矢印Ｃの位置へ回転移動
させる。この回転移動により、ペーパＰはその自重でル
ープＬ０を形成する。ついで圧着ソレノイド１２が作動
し、ペーパＰを保持する。そののち、駆動モータ７を駆
動させて、ペーパＰを送り出し、センサＳ２が遮光され
るまでさらにループＬ２を形成させる。ここでのペーパ
Ｐの送り出し速度は、ペーパＰを低速で停止させたあと
であるため、マガジン１ａ内におけるペーパＰのたるみ
がないことから、高速（たとえば６５０ｍｍ／秒）にす
ることができる。前記ループＬ２が成形されたのちは、
低速の送り出し速度に戻され、ついで搬送モータ１３に
より搬送ローラ１４、１５を低速（たとえば１８０ｍｍ
／秒）で駆動し、ペーパＰの先端を搬送ローラ１６の位
置まで送り込む。そして当該送り込まれたペーパＰは、
プリント部２においてフィルムの画像情報が１コマごと
に焼き付けられる。なお本発明においては、前記搬送モ
ータ１３による低速時の搬送速度よりも送り出し機構Ａ
による低速時の送り出し速度のほうが大きくされている
ため送り込み開始時には必ずセンサＳ３が遮光状態とな
る。そしてループ状のペーパＰによりセンサＳ３が遮光
すればペーパＰの送り出しを低速から停止する。ついで
ペーパが順次搬送ローラにより搬送され、センサＳ３が
透過になっても駆動モータ７は停止したままであり、セ
ンサＳ２が透過になればペーパＰの送り出しを停止から
低速へと切り換えるようにされている。そしてペーパＰ
の先端が搬送ローラ１７を経由して搬送ローラ１８にか
み込むまでのあいだは、プリント部２において、ペーパ
の弛みおよび膨らみを防止し、ペーパを露光位置へ正確
に位置決めするためとペーパに位置精度よくポンチ孔を
形成するため、送り精度を上げる必要がある。そのた
め、搬送モータ１３によるペーパＰの搬送速度はペーパ
Ｐの送り出し速度（２５０ｍｍ／秒）よりも遅く、たと
えば１８０ｍｍ／秒にされている。つぎにペーパＰの先
端が前記搬送ローラ１８にかみ込んでからは、ペーパの
処理作業を向上させるため、前記搬送モータ１３による
搬送速度を高速、たとえば６３０ｍｍ／秒に切り換えて
いる。このばあい、ペーパＰがループＬ１の状態にな
り、センサＳ１が透過になれば、ペーパＰの送り出し速
度を高速にさせセンサＳ２が遮光になると低速にし、つ
いでセンサＳ３が遮光になると駆動モータ７を停止させ
る。したがって、一度低速に切り換わったらセンサＳ１
が透過にならない限り高速には切り換わらない。以上の
動作を繰り返し、プリント作業を継続する。
【００１５】つぎにプリント作業の終了またはペーパ種
類の変更を行なうばあい、未露光のペーパをマガジンに
巻き戻す。
類の変更を行なうばあい、未露光のペーパをマガジンに
巻き戻す。
【００１６】まずプリント部２における露光済のペーパ
をカット位置Ｄまで送り、未露光のペーパＰと切り離
す。そして、送り出し機構Ａの駆動モータ７により搬送
ローラ６ａを逆転方向に高速回転し、ループ状のペーパ
Ｐをマガジン１ａ内に巻き戻す。ついでループＬ２がセ
ンサＳ２を透過すれば前記駆動モータ７を停止し、搬送
モータ１３により搬送ローラ１４、１５を逆転方向に回
転させる。そしてセンサＳ３が遮光すれば搬送ローラ１
４、１５の駆動を停止し、代わりに搬送ローラ６ａを再
び高速回転させる。このようにして、暫らくセンサＳ２
およびＳ３の検出に基づいて、搬送ローラ１４、１５と
搬送ローラ６ａを交互に逆回転し、ペーパＰをマガジン
１ａ内に巻き戻す。そしてセンサＳが透過になった時点
で圧着ソレノイド１２をＯＦＦし、搬送ローラ１４、１
５を停止し、搬送ローラ６ａを高速逆回転させ、図１お
よび図２（ａ）に示すように、ペーパ搬送の待機位置を
検出する第２の検出器であるセンサＳ５が透過になった
ときに、駆動モータ７を低速に切り替える。つぎに図２
（ｂ）に示すように、ペーパＰの先端が第１の検出器で
あるセンサＳ４を通過したとき、駆動モータ７の逆回転
駆動を停止し、ペーパＰに搬送ローラ６ａ、６ｂにより
ブレーキを掛けてやる。このとき図２（ｃ）に示すよう
に、ペーパＰの先端部は、マガジン１ａ内のペーパＰの
慣性力により、搬送ローラ６ａと６ｂのあいだを通過
し、巻き戻されていくが、ペーパＰの先端は、搬送ロー
ラ６ａ、６ｂをこえて、遮光口１７に入り込まず搬送ロ
ーラ６ａ，６ｂの位置に停止するようにされている。こ
のセンサＳ４と搬送ローラ６ａ、６ｂとのあいだにペー
パＰの先端を停止させるための条件としては、たとえば
搬送ローラ６ａ、６ｂとセンサＳ４との距離をＬとした
時、Ｌ＞υｔ−１／２αｔ2（υ：巻き戻しの低速度、
α：ブレーキによる減速度、ｔ：時間）とすることがで
きる。
をカット位置Ｄまで送り、未露光のペーパＰと切り離
す。そして、送り出し機構Ａの駆動モータ７により搬送
ローラ６ａを逆転方向に高速回転し、ループ状のペーパ
Ｐをマガジン１ａ内に巻き戻す。ついでループＬ２がセ
ンサＳ２を透過すれば前記駆動モータ７を停止し、搬送
モータ１３により搬送ローラ１４、１５を逆転方向に回
転させる。そしてセンサＳ３が遮光すれば搬送ローラ１
４、１５の駆動を停止し、代わりに搬送ローラ６ａを再
び高速回転させる。このようにして、暫らくセンサＳ２
およびＳ３の検出に基づいて、搬送ローラ１４、１５と
搬送ローラ６ａを交互に逆回転し、ペーパＰをマガジン
１ａ内に巻き戻す。そしてセンサＳが透過になった時点
で圧着ソレノイド１２をＯＦＦし、搬送ローラ１４、１
５を停止し、搬送ローラ６ａを高速逆回転させ、図１お
よび図２（ａ）に示すように、ペーパ搬送の待機位置を
検出する第２の検出器であるセンサＳ５が透過になった
ときに、駆動モータ７を低速に切り替える。つぎに図２
（ｂ）に示すように、ペーパＰの先端が第１の検出器で
あるセンサＳ４を通過したとき、駆動モータ７の逆回転
駆動を停止し、ペーパＰに搬送ローラ６ａ、６ｂにより
ブレーキを掛けてやる。このとき図２（ｃ）に示すよう
に、ペーパＰの先端部は、マガジン１ａ内のペーパＰの
慣性力により、搬送ローラ６ａと６ｂのあいだを通過
し、巻き戻されていくが、ペーパＰの先端は、搬送ロー
ラ６ａ、６ｂをこえて、遮光口１７に入り込まず搬送ロ
ーラ６ａ，６ｂの位置に停止するようにされている。こ
のセンサＳ４と搬送ローラ６ａ、６ｂとのあいだにペー
パＰの先端を停止させるための条件としては、たとえば
搬送ローラ６ａ、６ｂとセンサＳ４との距離をＬとした
時、Ｌ＞υｔ−１／２αｔ2（υ：巻き戻しの低速度、
α：ブレーキによる減速度、ｔ：時間）とすることがで
きる。
【００１７】なお、本発明の巻き戻し方法は、ペーパの
巻き戻しに限定されるものではなく、マガジン内へのフ
ィルムの巻き戻しについても同様に適用できる。
巻き戻しに限定されるものではなく、マガジン内へのフ
ィルムの巻き戻しについても同様に適用できる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の巻き戻し
方法によれば、プリント作業の終了または、ペーパの変
更により、ペーパをマガジン内に巻き戻す際に、速度を
複数設定、たとえば高速で巻き戻したのち低速に切り替
え、ついでペーパにブレーキを掛け、ペーパの先端を遮
光口の前方位置に停止させるようにしている。そのた
め、生産に寄与しない巻き戻しの途中までを高速にし、
作業時間の短縮を図ることができる。また高速から低速
に切り替えて、停止ブレーキを掛けているから、ペーパ
の慣性力を小さくできる。その結果ペーパの停止位置精
度を向上させることができる。
方法によれば、プリント作業の終了または、ペーパの変
更により、ペーパをマガジン内に巻き戻す際に、速度を
複数設定、たとえば高速で巻き戻したのち低速に切り替
え、ついでペーパにブレーキを掛け、ペーパの先端を遮
光口の前方位置に停止させるようにしている。そのた
め、生産に寄与しない巻き戻しの途中までを高速にし、
作業時間の短縮を図ることができる。また高速から低速
に切り替えて、停止ブレーキを掛けているから、ペーパ
の慣性力を小さくできる。その結果ペーパの停止位置精
度を向上させることができる。
【図１】本発明の巻き戻し方法にかかわる写真処理装置
の一実施例を示す説明図である。
の一実施例を示す説明図である。
【図２】本発明の巻き戻し方法の動作を示す説明図であ
る。
る。
１ａ、１ｂ マガジン ２ プリント部 ３ 現像部 ４ 乾燥部 ５ カット部 ６ａ、６ｂ 搬送ローラ ７ 駆動モータ Ａ 送り出し機構 Ｂ ループ機構 Ｌ１、Ｌ２ ループ Ｐ ペーパ（感光材料） Ｓ、Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４、Ｓ５ センサ
Claims (1)
- 【請求項１】 ロール状に巻かれた感光材料を収納する
マガジンと、該マガジンから感光材料を送り出す送り出
し機構と、送り出された感光材料にループを形成させる
ループ機構と、該ループ機構を経由した感光材料を焼き
付けるプリント部と、焼き付けられた感光材料を現像す
る現像部とを備えてなる写真処理装置における感光材料
の巻き戻し方法であって、マガジンの遮光口から前方位
置に、送り出し機構と感光材料の先端を検出する第１お
よび第２検出器とを順次設け、マガジン内から送り出さ
れた感光材料をマガジン内に巻き戻す際に、前記第２の
検出器により感光材料の先端が検出されるまでは、（１）露光済の感光材料と未露光の感光材料とを切り離
したのち、送り出し機構を逆転方向に高速回転し、ルー
プ状の感光材料をマガジン内に巻き戻す工程と、 （２）前記感光材料のループ成形量が少なくなると、送
り出し機構の逆回転駆動を停止したのち、前記ループ機
構の下流側に配置される搬送ローラにより、感光材料を
逆回転し、ループを成形する工程と、 （３）前記感光材料のループ成形量が多くなると、前記
搬送ローラの駆動を停止したのち、前記送り出し機構を
逆転方向に高速回転する工程と、 （４）暫くループ成形量に基づいて、前記送り出し機構
と搬送ローラを交互に逆回転し、感光材料をマガジン内
に巻き戻す工程と、 （５）前記ループ機構の下流位置に感光材料の先端が通
過したとき、前記搬送ローラを停止し、送り出し機構を
逆転方向に高速回転する工程とからなり、 （６）ついで 前記先端が第２の検出器を通過したのち、
低速に切り替える工程と、 （７） 前記先端が第１の検出器を通過するときに、送り
出し機構の逆回転駆動を停止し、感光材料にブレーキを
掛ける工程と、 （８）マガジン内の感光材料の慣性力により、感光材料
を送り出し機構へ通過させ、 前記先端を送り出し機構の
位置で停止させる工程とを含むことを特徴とする写真処
理装置における感光材料の巻き戻し方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7233078A JP2877224B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 写真処理装置における感光材料の巻き戻し方法 |
| DE69634020T DE69634020T2 (de) | 1995-09-11 | 1996-09-02 | Verfahren zum Vor- und Rückspulen lichtempfindlichen Materials |
| EP02014649A EP1253465B1 (en) | 1995-09-11 | 1996-09-02 | Method for forwarding and rewinding photosensitive material |
| EP96114004A EP0762191B1 (en) | 1995-09-11 | 1996-09-02 | Method for forwarding and rewinding photosensitive material |
| DE69631401T DE69631401T2 (de) | 1995-09-11 | 1996-09-02 | Verfahren zum Vor- und Rückspulen photoempfindlichen Materials |
| US08/708,824 US5735474A (en) | 1995-09-11 | 1996-09-09 | Method for forwarding and rewinding photosensitive material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7233078A JP2877224B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 写真処理装置における感光材料の巻き戻し方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0980631A JPH0980631A (ja) | 1997-03-28 |
| JP2877224B2 true JP2877224B2 (ja) | 1999-03-31 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-09-11 JP JP7233078A patent/JP2877224B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0980631A (ja) | 1997-03-28 |
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