JP2876893B2 - 吸収式製氷蓄冷装置 - Google Patents

吸収式製氷蓄冷装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば地域冷暖房シ
ステムにおけるセンタープラントにおいて、効率的に冷
熱を生成、貯蔵、輸送するために必要な大容量の吸収式
の蓄冷装置に関する。さらに特定すれば、本発明は吸収
式の冷凍装置において、氷水スラリーを生成してその蓄
冷能力を増大させた吸収式の製氷蓄冷装置に関する。
【0001】
【従来の技術】吸収式冷凍機は各種の形式があるが、従
来から一般的に使用されているものは図6に示すような
構成となっている。
【0002】すなわち、図中の1は蒸発器であって、そ
の内部は低圧に維持され、また蒸発熱交換器18が設け
られている。そして、この蒸発熱交換器18の表面には
ポンプ14から冷媒散布ノズル15を介して冷媒として
の水が散布される、この水は冷媒熱交換器18の管表面
で蒸発し、冷熱を生成する。そして、この蒸発熱交換器
18には、熱負荷側の戻り系統8からブラインが供給さ
れ、このブラインは上記の水の蒸発により冷却され、熱
負荷側9に戻され、この系統を循環する。
【0003】また、上記の蒸発器1には連通路22を介
して吸収器2が連通されており、この吸収器2内には吸
収熱交換器19が設けられ、その表面に吸収剤として臭
化リチウムの濃厚水溶液がノズル16より散布される。
この吸収剤により、上記の蒸発器1内で蒸発した水蒸気
を吸収し、この吸収器2および蒸発器1内の圧力をたと
えば6.5mmHg程度の低圧に維持し、蒸発器1内で
の水の蒸発を継続する。また、上記の吸収熱交換器19
には、冷却水源10からたとえば20〜30°Cの冷却
水が供給され、上記の水蒸気の吸収により発生した凝縮
熱を除去し、この濃厚水溶液の水蒸気吸収能力を維持す
る。
【0004】また、上記の吸収器2内で水蒸気を吸収し
て希釈された臭化リチウムの水溶液は、ポンプ13、溶
液散布ノズル17により、再生器3内の再生熱交換器2
0の管表面に散布される。この再生熱交換器20内に
は、高熱源6からたとえば100°C程度の蒸気が供給
され、排熱側7に廃棄される。この高温の蒸気により、
希釈された水溶液を加熱して水を蒸発させ、この水溶液
を濃縮する。そして、再び濃厚溶液となった水溶液は、
上記の吸収器2に戻され、散布される。なお、この途中
には熱交換器5が設けられ、水溶液の顕熱を回収して冷
凍サイクルの熱効率を高める。
【0005】また、上記の再生器3には連通路23を介
して凝縮器4が連通されている。この凝縮器4内には、
凝縮熱交換器12が設けられ、冷却水が流通され、排出
側11に排出される。そして、上記の再生器3内で蒸発
した水蒸気は、この凝縮熱交換器12により冷却凝縮さ
れて水に戻り、配管21およびポンプ14を介して前記
の蒸発器1の冷媒散布ノズル15から再び散布される。
【0006】このような従来の吸収式冷凍機では、上述
の如く、高熱源6から供給される熱源としては100°
C程度の水蒸気、冷却水源10から供給される冷却水の
温度は20〜30°C程度の条件で運転され、吸収剤の
水溶液による水蒸気の吸収により吸収器2および蒸発器
1内で発生可能な負圧は前記のように6.5mmHg程
度であり、この負圧下で蒸発する水により生成される冷
熱の温度は5°C程度が限度である。
【0007】ところで、このような吸収式冷凍機を用い
た冷暖房システムでは、たとえば中間と夜間とでは冷熱
負荷が変動する。したがって、この冷暖房システムの効
率を向上させるには、吸収式冷凍機で生成された冷熱を
蓄冷しておき、負荷の変動を吸収させる必要が生じる。
【0008】しかし、上記のような従来の吸収式冷凍機
では、生成される冷熱の温度は5°C程度であるため、
当然ながら水またはブラインも5°Cにしか冷却できな
い。このため、この温度まで冷却した水またはブライン
を貯溜しても、その顕熱による蓄冷しかできない。した
がって、必要な蓄冷量を確保するためには、大量の水ま
たはブラインを貯溜する必要があり、大容量の断熱タン
クが必要となり、設備のコストが高くなるばかりでな
く、その保守等のコストも増大し、実用化が困難であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題を解決する
には、水を凝固させて氷を生成し、この氷を貯溜するこ
とによりその潜熱により大きな蓄冷量を確保することが
できる。
【0010】しかし、吸収式冷凍機において、0°C以
下の冷熱を形成するためには、蒸発器内の圧力を低下さ
せる必要がある。この圧力を低下させるには、水蒸気を
吸収する吸収剤、たとえば臭化リチウムの溶液の濃度を
高くする必要がある。しかし、このようにすると、この
溶液中に臭化リチウムの結晶が析出し、溶液の循環通路
に閉塞等が発生しやすく、装置の作動の信頼性が低下す
る。
【0011】また、従来の吸収式冷凍機では、蒸発器内
の蒸発熱交換器の表面に水を散布して蒸発させていた
が、この水が0°C以下となると、この蒸発熱交換器の
表面で氷結し、この水の流動が阻害される等の不具合を
生じる。
【0012】本発明は以上の事情に基づいてなされたも
ので、氷水スラリーを生成し、この氷水スラリーを貯溜
することによりその潜熱により大きな蓄冷量を確保し、
また作動が確実であるとともに設備のコストを低くする
ことができる吸収式製氷蓄冷装置を提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸収式冷凍機
において、蒸発器として気密容器である蒸発蓄冷容器を
設け、上記の冷媒としての水がこの蒸発蓄冷容器内に収
容され、また、この蒸発蓄冷容器内の気相部を上記の吸
収器に連通させ、この吸収器により上記の蒸発蓄冷容器
内を水の三重点の圧力以下の圧力まで減圧し、この蒸発
蓄冷容器内の水を蒸発させて氷水スラリーを生成させる
ものである。
【0014】この蒸発蓄冷容器内を水の三重点の圧力以
下に減圧する手段としては、吸収熱交換器に流通させる
冷却水の温度を下げ、吸収剤の温度を低下させて水蒸気
の吸収能力を高めてもよい。
【0015】また、この蒸発蓄冷容器と吸収器との間に
圧縮機を設け、水蒸気を吸収器に圧送し、蒸発蓄冷容器
内の圧力を水の三重点の圧力以下に減圧してもよい。
【0016】また、上記の蒸発蓄冷容器は、内部で水面
からの蒸発と、生成された氷水スラリーの貯蔵とを兼用
する単一の密閉容器でもよい。
【0017】また、上記の前記の蒸発蓄冷容器は、氷水
スラリ−を貯溜する蓄冷槽と、内部に水が収容される密
閉された蒸発容器とから構成され、これらの間で水およ
び氷水スラリーを循環させるようにしてもよい。
【0018】
【作用】上記の蒸発蓄冷容器内の水は、その自由表面か
ら蒸発し、低温となる。水の三重点は圧力4.6mmH
g,温度0°Cである。したがって、この蒸発蓄冷容器
内の水面の近傍では、水と氷と水蒸気が共存可能な状態
であり、水面から水が蒸発し、その蒸発熱により水が凝
固して氷が生成され、シャーベット状の氷水スラリーが
得られる。このような氷水スラリーは、氷の潜熱により
大きな蓄冷能力があり、また流動性があるので、負荷側
にポンプ等により圧送するのも容易である。よって、こ
の蒸発蓄熱容器を小形化でき、またこの氷水スラリーの
取扱も容易であり、設備のコストを低減することができ
る。
【0019】上記のような水の三重点の圧力すなわち
4.6mmHgの低圧を得るには、十分に低温の冷却水
の供給が可能な場合には、この低温の冷却水を吸収熱交
換器に送り、吸収剤の温度を低下させ、その水蒸気吸収
能力を増大させることによって得られる。また、蒸発蓄
冷容器と吸収器の間に設けた圧縮機により、この蒸発蓄
冷容器内の水蒸気を吸収器内に送り、この蒸発蓄冷容器
内を低圧に、吸収器内を高圧にすることができる。
【0020】また、生成された氷水スラリーは、蒸発と
貯溜を兼用する単一の蒸発蓄冷容器内にそのまま貯溜さ
れるか、または、蒸発作用を行う蒸発容器内で生成され
た氷水スラリーを貯蔵のための蓄冷槽に送って貯蔵され
る。
【0021】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の全体構成図である。
この実施例において、吸収器2、再生器3、凝縮器4お
よび熱交換器5等の構成は、図6に示すような従来のも
のと同様であり、その説明は省略する。
【0022】なお、上記の吸収器2には、冷媒すなわち
水の中に含まれる不凝縮性ガスの蓄積を防ぐ真空ポンプ
35が設けられ、吸収器2内の真空度を維持するように
構成されている。
【0023】また、この実施例では、従来の吸収式冷凍
機の蒸発器の代わりに、本発明の特徴である蒸発蓄冷容
器29が設けられている。この蒸発蓄冷容器29内に
は、凝縮器4からの凝縮水が導管21を介して供給され
る。そして、この凝縮水はこの蒸発蓄冷容器29内に貯
溜される。また、この蒸発蓄冷容器29の気相部は、ダ
クト22を介して吸収器2に連通されている。
【0024】次に、上記の第1の実施例の装置の作用を
説明する。この冷凍機の作用は概略従来のものと同様で
ある。従来の吸収式冷凍機では、再生熱交換器20に供
給される高温熱源は100°C程度の水蒸気であり、ま
た吸収器2および凝縮器4の冷却水ライン10,11に
供給される冷却水の温度は約20〜30°C程度で、こ
れによって得られる吸収器2内の負圧は約6.5mmH
gである。
【0025】これに対して、本発明の製氷蓄冷装置で
は、この吸収器2内の負圧は水の三重点の圧力、すなわ
ち4.6mmHgよりやや低い圧力まで下げられる。こ
のような負圧を達成するために、本発明では吸収熱交換
器19に供給される冷却水の温度を上記の従来のものよ
り5〜6°C下げ、これにより上記のような4.6mm
Hg以下の負圧を発生させる。
【0026】この吸収器2内での吸収剤による水蒸気の
吸収能力は、この吸収剤の温度が低い程高くなるので、
上記のような低温の冷却水を供給することにより、上記
のような水の三重点の圧力以下の圧力が得られる。
【0027】そして、上記のように吸収器2内が低圧と
なると、当然ながら蒸発蓄冷容器29内もこれと同じ低
圧となる。そして、この蒸発蓄冷容器29内の水は、そ
の自由水面の近傍から蒸発し、この蒸発潜熱により水の
温度が低下する。そして、この水面近傍の温度が0°C
となると、三重点に達し、上記の蒸発潜熱により、水中
に氷の粒が生成され、シャーベット状の氷水スラリーが
生成される。
【0028】この実施例では、この蒸発蓄冷容器29は
氷水スラリーの貯蔵容器を兼用しており、その容量が大
きく、大量の水を貯溜している。したがって、この蒸発
蓄冷容器29内の水の一部が凝固しても、全体が凍結す
ることはなく、スラリーの状態が維持される。
【0029】なお、このような蒸発蓄冷容器29内の水
を撹拌することにより、氷水スラリーの生成を効果的に
行うことができる。また、水の蒸発は自由水面の近傍で
行われるので、この水面を波立たせて水面の面積を拡大
することにより、蒸発量および氷の生成量を大きくする
ことができる。また、この蒸発蓄冷容器29内の水を撹
拌することにより、水に対する氷の割合が50〜60%
程度までは、スラリー状の流動性を維持することができ
る。
【0030】そして、上記のように、この蒸発蓄冷容器
29内に蓄えられた冷熱は、氷水スラリーの形で直接負
荷側に送られる。この冷熱は、スラリー循環ライン26
を介して氷水スラリーを直接、またはこの蒸発蓄冷容器
29内に設けられた間接熱交換器30を介して負荷側に
送られる。なお、上記のような吸収式製氷蓄冷装置は、
製氷蓄冷運転と、冷熱供給運転を別々の時間帯に行うこ
ともできるが、両者の並行運転を行うこともできる。
【0031】また、図2には、都市ごみ焼却炉の廃熱ボ
イラを熱源として本発明の製氷蓄冷装置を運転した場合
の運用パターンを示す。この例では、製氷蓄冷運転は昼
夜一定負荷運転で行い、冷熱供給は昼間の冷熱需要時に
製氷蓄熱と並行して行っている。なお、この昼間の冷熱
供給は、需要の変動に対応することが可能である。
【0032】次に、図3を参照して本発明の第2の実施
例を説明する。この実施例では、蒸発蓄冷容器29を吸
収器2に連通するダクト22の途中に、圧縮機28が設
けられている。この圧縮機28により、蒸発蓄冷容器2
9内の圧力は前記のように4.6mmHg以下の圧力と
し、この蒸発蓄冷容器29内の水蒸気を6.5mmHg
まで昇圧して吸収器2に送る。
【0033】この実施例によれば、吸収器2内の圧力は
従来と同等の6.5mmHgで運転することができ、冷
却水の温度を下げる必要はなく、従来と同様な温度の冷
却水を使用することができる。
【0034】また、図4には、蒸発蓄冷容器の参考例を
示す。この参考例では、上記のように蒸発蓄冷容器が単
一の容器ではなく、密閉された蒸発容器31と、大気開
放形の蓄冷槽32とから構成されている。この蒸発容器
31は、図に示すようにダクト22により吸収器2と連
通され、また内部には水が収容される。
【0035】そして、上記の蒸発容器31と蓄冷槽32
との間に、ポンプ33を備えたスラリー排出管25と、
絞り機構34としての弁を備えた水供給管24が設けら
れている。このポンプ33により、蒸発容器31内で生
成された氷水スラリーは蓄冷槽32に送られて貯蔵さ
れ、またこの蓄冷槽32内の水は絞り機構34を介して
蒸発容器31内に送られ、循環する。なお、これらのポ
ンプ33および絞り機構34を調整し、水の循環量や、
蒸発容器31内の水位を調節する。
【0036】この参考例のものは、上記の点以外は前記
の第1および第2の実施例のものと同様な作用である
が、設備のコストを低くすることができる。すなわち、
上記の第1および第2の実施例のものは、大形の蒸発蓄
冷容器29を真空耐圧容器として製作しなければなら
ず、このような大形の真空耐圧容器を製造するためのコ
ストは高くなる。これに対して、この実施例のものは、
真空耐圧容器として製造するのは蒸発容器31だけでよ
く、大形の蓄冷槽32は開放形の非耐圧容器でもよい。
よって、製造コストを低減することができる。
【0037】また、図5には本発明の第3の実施例を示
す。このものは、上述した図4の参考例と同様に蒸発容
器31と蓄熱槽32を備えており、この蒸発容器31と
吸収器2とを連通するダクトの途中に圧縮機28を設け
たもので、前記の第2の実施例のものと同様に、この蒸
発容器31内の圧力を低く、吸収器2内の圧力を高くす
ることができる。
【0038】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、冷媒として
の水の一部を凝固させて氷水スラリーを生成し、氷の潜
熱として冷熱を貯蔵することができる。したがって、小
さな容器で大きな蓄冷能力を得ることができ、設備の製
造コストを低減することができ、また冷熱負荷の変動に
対応できる。また、この氷水スラリーは流動性があり、
貯蔵、輸送等の取扱いが容易であり、たとえば地域冷暖
房システム等では、配管コストを低減することができ
る。
【0039】また、本発明では、蒸発蓄冷容器内の水を
蒸発させ、その蒸発熱により氷の粒子を生成し、氷水ス
ラリーを生成するので、流動性の高いスラリーが得られ
るとともに、この水中に含まれる非凝縮性ガスの放出量
も低減され、効率的な運転が可能となる。
【0040】また、本発明の実施例では、圧縮器により
蒸発蓄冷容器内の水蒸気を昇圧して吸収器に送るので、
この吸収器内の圧力は従来の圧力と同等でもよく、冷却
水の温度を低くする必要や、吸収剤の溶液の濃度を高く
する必要もなく、凝縮剤の析出による不具合を招くこと
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体構成を示す説明
図。
【図2】製氷蓄冷、冷熱供給の運転パターンの説明図。
【図3】本発明の第2の実施例の全体構成を示す説明
図。
【図4】参考例の全体構成を示す説明図。
【図5】本発明の第3の実施例の全体構成を示す説明
図。
【図6】従来の吸収式冷凍機の説明図。
【符号の説明】
1 蒸発器 2 吸収器 3 再生器 4 凝縮器 5 熱交換器 24 水供給管 25 スラリー排出管 28 圧縮機 29 蒸発蓄冷容器 31 蒸発容器 32 蓄冷槽 33 ポンプ 34 絞り機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒である水を蒸発させる蒸発器と、こ
    の蒸発器内で蒸発した水蒸気を吸収剤に吸収させる吸収
    器と、水を吸収して希釈された吸収剤から水を蒸発させ
    て濃縮再生する再生器と、この吸収剤から蒸発した水蒸
    気を凝縮する凝縮器とを備えた吸収式冷凍機において、 上記の蒸発器として気密容器である蒸発蓄冷容器を設
    け、上記の冷媒としての水がこの蒸発蓄冷容器内に収容
    され、また、この蒸発蓄冷容器内の気相部を上記の吸収
    器に連通させ、この吸収器により上記の蒸発蓄冷容器内
    を水の三重点の圧力以下の圧力まで減圧し、この蒸発蓄
    冷容器内の水を蒸発させて氷水スラリーを生成させるこ
    とを特徴とする吸収式製氷蓄冷装置。
  2. 【請求項2】 前記の蒸発蓄冷容器の気相部と前記の吸
    収器の間には圧縮機が設けられ、前記の吸収器内の圧力
    を前記の蒸発蓄冷容器の気相部の圧力より高くすること
    を特徴とする請求項1の吸収式製氷蓄冷装置。
  3. 【請求項3】 前記の蒸発蓄冷容器は、氷水スラリ−を
    貯溜する蓄冷槽と、内部に水が収容される気密容器であ
    る蒸発容器とから構成され、この蒸発容器の気相部は前
    記の吸収器に連通されているとともに、この蒸発容器と
    吸収器との間には、前記の吸収器内の圧力を上記の蒸発
    容器の気相部の圧力より高くする圧縮機が設けられ、ま
    た上記の蓄冷槽と蒸発容器とはスラリー排出管および水
    供給管とで連通されており、上記のスラリー排出管の途
    中には上記の蒸発容器と蓄冷槽との間で水を循環させる
    ポンプが設けられていることを特徴とする請求項1の吸
    収式製氷蓄冷装置。
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