JP2876718B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JP2876718B2
JP2876718B2 JP15216090A JP15216090A JP2876718B2 JP 2876718 B2 JP2876718 B2 JP 2876718B2 JP 15216090 A JP15216090 A JP 15216090A JP 15216090 A JP15216090 A JP 15216090A JP 2876718 B2 JP2876718 B2 JP 2876718B2
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evaporator
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weir
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雅己 田口
幸彦 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はブロア、ヒータ、エバポレータが一体型の
縦置きレイアウトの自動車用空調装置において、エバポ
レータのサービス性(点検、整備性及びクーラの後付け
性)の向上に関するものである。
[従来技術] 第4図に示すようにエバポレータをその収容ケースか
ら矢印方向に真直ぐに引き出すと水漏れに対して不利と
なる。従って水が付着する収容ケースの部位にパーティ
ングラインを設けるのはよくない。従来のエバポレータ
が横置きの別体型の場合はエバポレータはブロワ、クー
ラユニット、ヒータ等と別れて配置されているので第5
図のように収容ケースをその上下位置のほぼ中央部に設
けたパーティングラインで分割可能としておくと、エバ
ポレータの交換、クーラの後付け作業は特に困難ではな
い。
然しエバポレータが縦置きでブロワセンタ、ブロワオ
フセットを含む一体型ユニットとなっている場合はパー
ティングラインを収容ケースの上の方に設けると、エバ
ポレータ脱着のために下部ケースも取り外さなけばなら
ない。このため現状ではユニットをそのまま車両から降
ろしてエバポレータを脱着しているが、クーラの後付け
作業は不可能に近い。即ちエバポレータのサービス性が
非常に悪い。
[発明が解決しようとする課題] この発明は縦置き一体ユニット型エバポレータにおい
て優れたサービス性を有する自動車用空調装置の提供を
課題とする。
[課題を解決するための技術的手段] 上記の課題を解決するためこの発明は縦置きレイアウ
トにおける一体型の自動車用空調装置であって、この空
調装置を構成するエバポレータの下面を床面で支持する
下部ケースの前端に床面から上方に屈曲された堰を設
け、エバポレータを収容する上部ケースの前端にはエバ
ポレータが前記堰を乗り越えて上、下部ケース内への着
脱を可能とする開口を設け、さらにこの開口を開閉す
る、上部ケースに着脱可能のカバーを設けた構成を有し
ている。
[作用] 下部ケースの前端に床面から上方に屈曲された堰を設
けているのでユニット内の水の車室内への水漏れ対して
有利である。又上部ケースに設けた開口はエバポレータ
が前記堰を乗り越えて上、下部ケース内への装着、取出
しを可能とするのに支障がない程度の形状、サイズに設
定されているのでエバポレータの着脱を容易にする。
[実施例] 以下実施例を示す第1〜3図に基づきこの発明を説明
する。エバポレータ1は下部ケース2上に載置され、上
部ケース3内に収容されている。上、下ケース3、2の
パーティングラインはケース全体の下部に位置してい
る。下部ケース2の前端にはエバポレータ1の前端より
前方に突出して上方に屈折された堰2aが設けられてい
る。上部ケース3の前端に開口4が設けられ、この開口
4はカバー5により閉鎖され、カバー5は図示しないね
じにより上部ケース3に着脱可能となっている。カバー
5の下端部は前方に屈曲されてフランジ5aを形成し、こ
のフランジ5aが下部ケース2の堰aの上に載置されてい
る。
エバポレータ1を上部ケース3から取り出すには第2
図に示すようにエバポレータ1の前部を持ち上げて下面
1aの前部を堰2aの上に載せてエバポレータ1を傾斜状態
とし、次いでエバポレータ1を水平状態にして前方(矢
印C方向)に引き出す。上部ケース3前端の開口4の
上、下部は上記の操作でエバポレータ1を上部ケース3
から引き出すのに支障のない充分なクリヤランスA、B
を有している。このためエバポレータを上部ケース3か
ら取り出す時は下部ケースを外す必要がない。
上、下部ケース3、2にエバポレータ1を装着する場
合には第3図に示すようにエバポレータ1を下部ケース
2の堰2a上に載置した状態でエバポレータ1を開口4を
経て上、下ケース3、2内に押し込み、下部載置2上に
サーチする。その後カバー5を上部ケース3に取り付け
る。この時カバー5のフランジ5aは下部ケース2の堰2a
上に載置されている。6はフランジ5a、堰2a、エバポレ
ータ1の下端部間に充填されたシール材である。
上記実施例における開口4の形状、サイズ、エバポレ
ータ1脱着時のエバポレータ1と開口4の上、下部との
クリヤランスA、B及び堰2aの高さは実車における空調
装置の各コンポーネントにより決まる。堰2aの高さは高
ければ高い程水漏れに対し有効であるので開口4の形
状、サイズ及び前記クリヤランスA、Bとの関係から許
容される範囲で大きくした方がよい。
又上記の実施例において下部ケース2の床面、即ちエ
バポレータ1の載置面をフラットとしたが床面に前後方
向の複数条の平行リブを間隔をおいて設けるとエバポレ
ータの着脱の際に滑りがよくなり、小さな力で着脱作業
ができる。
[効果] この発明は上記の構成を有するので次のような優れた
効果を有する。
(イ)エバポレータの前端を先ず下部ケース前端に設け
た堰上に載せて傾斜状態とし、次いでエバポレータを水
平状態に引き出し可能のように上部ケースに開口を設け
たので下部ケースを外すことなくエバポレータの着脱が
容易となり、サービス性が向上した。
(ロ)下部ケースの前端に床面から上方に屈曲された堰
を設け、下部ケースの床面にエバポレータの下面を載置
するので、エバポレータの下面の水滴が、下部ケースの
床面に流れ、水滴が直接開口に流れ出ない。よって、開
口からの水漏れに対して有利であり、床面に溜まった水
が堰の高さを越えない限り、簡単に水漏れが起ることは
ない。また、パーティングラインが上がった分だけ水漏
れに対し有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の分解斜視図を示す。第2図はエバポ
レータ取り出し手順の側面図を示す。第3図(イ)〜
(ハ)はケースにエバポレータを装着するときの手順を
示す。第4図は従来のケースからエバポレータを取り出
す場合の側面図を示す。 第5図はパーティングラインを有する従来の横置き別体
型のクーラーユニットの斜視図を示す。 1……エバポレータ 2……下部ケース 3……上部ケース 4……開口 5……カバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦置きレイアウトにおける一体型の自動車
    用空調装置であって、この空調装置を構成するエバポレ
    ータの下面を床面で支持する下部ケースの前端に床面か
    ら上方に屈曲された堰を設け、エバポレータを収容する
    上部ケースの前端にはエバポレータが前記堰を乗り越え
    て上、下部ケース内への着脱を可能とする開口を設け、
    さらにこの開口を開閉する、上部ケースに着脱可能のカ
    バーを有することを特徴とする自動車用空調装置。
JP15216090A 1990-06-11 1990-06-11 自動車用空調装置 Expired - Lifetime JP2876718B2 (ja)

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US6029739A (en) * 1996-08-21 2000-02-29 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Vehicular air conditioner
WO2005043962A1 (ja) * 2003-10-31 2005-05-12 Nissan Chemical Industries, Ltd. 1,4−ジチイン環を有する化合物を含む電荷輸送性有機材料

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