JPH0717878U - 局部洗浄装置付便器のカバー構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 局部洗浄ノズル等の機能部品のメンテナンス
を容易化できるカバー構造の提供を目的とする。 【構成】 一枚のベースプレート２上に載置されるロー
タンク本体３と機能部品４，５は、それぞれ別個独立で
着脱可能なカバー１３ａ，１３ｂ，９で覆蓋されてお
り、機能部品４，５を覆蓋する機能部カバー９にはパッ
キン等のシール材が付設されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、局部洗浄装置付便器のカバー構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

従来、便器本体の上面に設けられるロータンクと、局部洗浄ノズル等の機能部 品が一体のカバーで覆われた構造の便器が存在するが、このような構造のカバー においては、ロータンク部を覆う部分が大形となり大型のものとなってしまい、 組立て時やメンテナンス時にはこの大型のカバーを取付け，取外す作業が必要と なり、特にメンテナンス時に作業が困難となるという問題点があった。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、メンテナンス等を容 易化できるカバー付き便器を提供せんことを目的とし、その第１の要旨は、便器 本体の上面に設けられるロータンク本体と局部洗浄ノズル等の機能部品が一枚の ベースプレート上に載置されているとともに、前記ロータンク本体および機能部 品がカバーで覆蓋されてなる便器において、前記カバーは、前記ロータンク本体 を覆うロータンク用カバーと、前記機能部品を覆う機能部カバーとが別個独立で それぞれ着脱可能に形成されていることである。また、第２の要旨は、前記機能 部カバーは前記機能部品を水密状に覆蓋するパッキン等でシールされていること である。

【０００４】

【作用】

機能部品のメンテナンス時には、機能部品を覆う機能部カバーのみを取外して メンテナンスを行うことができ、従来のようにロータンク部分のカバーまで外す 必要がなく、メンテナンス作業が容易なものとなる。また、機能部カバーにより 機能部品は水密状に覆蓋されるため、機能部品の電気的なトラブルの発生を良好 に防ぐことができる。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は、便器本体の上面に設置される部材の分解斜視図であり、図２は、組付 け状態の側面部分断面構成図である。 図において、便器本体１の上面後部部位にはベースプレート２がボルト等を介 し固設されており、このベースプレート２は、後部部位を構成するロータンク載 置面２ａと、前部部位を構成する機能部品設置面２ｂとが一体で一枚状に形成さ れたものであり、ロータンク載置面２ａ上にはロータンク本体３が載置されるも のであり、また機能部品設置面２ｂ上には局部洗浄ノズル４および温風ファン５ 等の機能部品が設置されるものである。この機能部品設置面２ｂ上にはボックス ６が設置され、このボックス６は便座７および便蓋８を回動可能に支持するもの であり、ボックス６の内側には前記ノズル４およびファン５等の機能部品を覆う 機能部カバー９が着脱可能に取付けられたものとなっている。

【０００６】 図２に示すように、この機能部カバー９の底面は開放されており、底面にはパ ッキン１０が外周に配置されており、パッキン１０を介し機能部カバー９は前記 ベースプレート２の機能部品設置面２ｂに水密状に当接されるように形成されて いる。また、ロータンク本体３の底面側にはベースプレート上に温水タンク１１ とポンプ１２が設置されるものであり、ロータンク本体３の外周面は後部カバー １３ａと前部カバー１３ｂと上面に載置される蓋１４で覆蓋される構造となって おり、後部カバー１３ａ，前部カバー１３ｂ，蓋１４はそれぞれ独立で着脱可能 なものとなっている。

【０００７】 このように本例においては、後部カバー１３ａ，前部カバー１３ｂ，蓋１４と は別個独立に機能部カバー９が設けられており、機能部カバー９は単独で取外し が可能であり、ノズル４，ファン５等の機能部品のメンテナンス時には、この機 能部カバー９のみを取外してメンテナンスを行うことができ、従来のようにロー タンク本体３を覆うカバー１３ａ，１３ｂ等を取り外す必要はなく、これらのカ バー１３ａ，１３ｂはそのままの状態として、機能部カバー９のみの着脱により メンテナンス作業を行うことができて、メンテナンス作業が容易なものとなる。 また、ノズル４等の機能部品を機能部カバー９の底面にパッキン１０等を配置さ せて、完全に水密状にカバーすることができ、機能部品内に水等が侵入すること を良好に防ぐことができて、電気的なトラブルの発生を良好に防ぐことができる 。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、便器本体の上面に設けられるロータンク本体と局部洗浄ノズル等の 機能部品が一枚のベースプレート上に載置されているとともに、前記ロータンク 本体および機能部品がカバーで覆蓋されてなる便器において、前記カバーは、前 記ロータンク本体を覆うロータンク用カバーと、前記機能部品を覆う機能部カバ ーとが別個独立でそれぞれ着脱可能に形成されていることにより、機能部品のメ ンテナンス時には、機能部品を覆う機能部カバーのみを取外してメンテナンスを 行うことができ、従来のようにロータンク部分のカバーまで外す必要がなく、メ ンテナンス作業が容易なものとなる。 また、機能部カバーはパッキン等でシールされていることにより、機能部カバ ーにより機能部品は水密状に覆蓋されるため、機能部品の電気的なトラブルの発 生を良好に防ぐことができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】便器本体の上面側に設置される部材の分解斜視
図である。

【図２】組付状態の便器の一部断面側面構成図である。

【符号の説明】

１ 便器本体 ２ ベースプレート ２ａ ロータンク載置面 ２ｂ 機能部品設置面 ３ ロータンク本体 ４ ノズル ５ ファン ９ 機能部カバー １０ パッキン １３ａ 後部カバー １３ｂ 前部カバー １４ 蓋

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 便器本体の上面に設けられるロータンク
   本体と局部洗浄ノズル等の機能部品が一枚のベースプレ
   ート上に載置されているとともに、前記ロータンク本体
   および機能部品がカバーで覆蓋されてなる便器におい
   て、前記カバーは、前記ロータンク本体を覆うロータン
   ク用カバーと、前記機能部品を覆う機能部カバーとが別
   個独立でそれぞれ着脱可能に形成されていることを特徴
   とする局部洗浄装置付便器のカバー構造。
2. 【請求項２】 前記機能部カバーは前記機能部品を水密
   状に覆蓋するパッキン等でシールされていることを特徴
   とする請求項１に記載の局部洗浄装置付便器のカバー構
   造。