JP2875751B2 - 衣類の洗濯装置 - Google Patents

衣類の洗濯装置

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JP2875751B2
JP2875751B2 JP6289408A JP28940894A JP2875751B2 JP 2875751 B2 JP2875751 B2 JP 2875751B2 JP 6289408 A JP6289408 A JP 6289408A JP 28940894 A JP28940894 A JP 28940894A JP 2875751 B2 JP2875751 B2 JP 2875751B2
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clothes
washing
ozone
washing tub
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英昭 和田
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、正逆又は揺動回転す
る洗濯槽の内部で衣類を水洗いする衣類の洗濯装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】クリーニング工場等において、洗濯脱水
機を用いて行なう衣類の洗濯は、洗濯脱水機に水を溜め
た状態で、洗濯槽を正転、逆転させ、衣類にたたきやも
み等の機械的作用を繰り返し与えつつ、洗剤の作用によ
り汚れを洗い落とす方法で行なわれる。洗濯槽に供給さ
れる水は、冷水と温水とがあるが、洗剤を用いた洗い作
業の場合は、約60℃まで加熱された温水が使用される
場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に機械的な作用だけを衣類に与えて洗濯する方法では、
洗浄力が時間と比例するため汚れを除去するために長い
時間がかかり、衣類に加わる損傷も激しい問題がある。
特に、微細で柔軟な繊維で織り上げられた高密度の織物
は、たたきやもみの作用だけでは繊維の間に付着した汗
や皮脂等の汚れを完全に洗い落とすことができず、繊維
の損傷も大きい不具合がある。
【0004】また、単に温水や冷水を使って洗濯する方
法では、衣類に対する殺菌効果や脱臭効果をほとんど期
待することができない。加えて、冷水を加熱して60℃
程度までの温水を得るには大きな熱エネルギが必要であ
り、作業コストが大きい問題もある。
【0005】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、衣類の汚れを効率よく短時間で洗い落とすことがで
き、殺菌や脱臭効果も合わせて得ることができる洗濯装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、洗濯槽を正転、逆転させ衣類にたたき
やもみ等の機械的作用を繰り返し与えて洗剤の作用で汚
れを洗い落とす衣類の洗濯装置において、洗濯槽にポン
プで所定以上の圧力の水を供給するよう連結された循環
水路上にその水の循環方向に沿って順に設けたオゾン発
生器でオゾンを含む空気を混入し、その水に微細な気泡
を微細気泡発生器で発生させ、両発生器を通過して上記
気泡により水とオゾンを混濁状態とした水を洗濯槽に導
入する衣類の洗濯装置としたのである。
【0007】なお、上記の洗濯装置において、循環水路
上に圧力計を設け、その圧力計の検出値に基づいてポン
プの作動を制御し、微細気泡の発生器に対して水とオゾ
ンの最適な混濁状態が得られる圧力の水を供給する構造
とするのが望ましい。
【0008】
【作用】上記の洗濯装置においては、オゾンを含んだ水
を微細な気泡で混濁させることにより、水に溶けにくい
オゾンを水中に均一に混在させることができ、そのオゾ
ンが混在した水で衣類を洗濯することで、衣類の殺菌、
漂白、脱臭効果等を得ることができる。また、微細な気
泡は、水中で次第に成長して破裂するが、その破裂のエ
ネルギが衣類に無数の衝撃や変形力を与え、衣類の汚れ
を除去する作用をする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は、実施例の洗濯装置の構造を示し
ている。図において、1は、内部に揺動回転するバスケ
ット2を有する洗濯槽であり、その洗濯槽1の上部と下
部にポンプ4を備えた循環水路3が連結している。
【0010】上記循環水路3のポンプ4の前側にはオゾ
ン発生器5が接続している。このオゾン発生器5は、外
気を取込む空気流路6と、電気放電により空気からオゾ
ンを発生させる発生器本体7とから形成され、オゾンを
含んだ空気を循環水路3内の水に混入させる。
【0011】また、上記ポンプ4の後側の循環水路3に
は圧力計8と流量計9が接続し、その流量計9の後側に
微細気泡発生器10を設けている。この微細気泡発生器
10は、空気流路11から導入された空気と水を混合す
る気泡発生機構を内蔵しており、大きさが最小0.5ミ
クロン程度の微細な気泡を循環水路3の水内部に発生さ
せるようになっている。このような微細気泡発生器10
には、例えば特公平3−9758号や特公平3−975
9号等で提案された気泡発生装置等を利用することがで
きる。
【0012】上記微細気泡発生器10の後側の水路は2
つに分離され、その一方の水路12が直接洗濯槽1の下
部に接続し、他方の水路13が気泡水タンク14を介し
て洗濯槽1の上部に接続している。この気泡水タンク1
4には冷水又は温水の供給水路15と排気路16とが接
続しており、上記供給水路15はバルブを介して洗濯槽
1の上端に接続している。なお、図1において、17は
ストレーナ、18は排水路である。また、図示は省略し
たが、洗濯槽1には洗剤や柔軟剤、糊などの洗濯加工剤
を導入するための導入路が接続している。
【0013】実施例の洗濯装置は上記のような構造であ
り、オゾン発生器5からオゾンを含む空気が循環水路3
の水に混入されると、その水をポンプ4によって微細気
泡発生器10に送り出し、水中に最小0.5ミクロン程
度の微細な気泡を多数発生させる。この微細気泡の発生
により循環水路3の水内部には多数の旋回流や乱流、逆
転流が発生し、その攪拌作用により水とそれに混入した
オゾンを含む空気とが混濁した状態となり、オゾンが水
中に均一に混在した状態になる。
【0014】このオゾンと微細気泡が混濁した水は、水
路12を通って直接洗濯槽1に導入されるか、水路13
により一担気泡水タンク14に貯蔵され、洗い工程の開
始タイミングに応じて洗濯槽1内に導入される。このよ
うに、気泡水タンク14をもつ水路13を設けた理由
は、通常の洗濯工程においては衣類が洗濯槽1の揺動と
回転によって槽下部に溜められた水から引き上げられて
空中に位置している状態が多くあり、この場合、洗濯槽
1の上部からシャワー状態に混濁した水を衣類にふりか
けることによってより大きな洗浄作用が得られる効果が
期待できる。
【0015】上記オゾンと微細気泡を混濁させた水が洗
濯槽1に導入されると、水に含まれる微細気泡が洗濯槽
1の揺動回転と共に急激に成長し破裂する。この気泡の
破裂は水中で均一に起こるため衣類の表面全体に気泡の
破裂エネルギが作用し、無数の衝撃力や変形力などの機
械的な洗い作用を衣類に付与する。また、気泡は0.5
ミクロン程度の微細な形状であるため衣類の細かい繊維
の内部まで浸入し、その繊維の奥側に付着した微細なカ
ーボンや汚れ等も確実に洗い落とすことができる。
【0016】また、上記の気泡破裂による洗浄作用と同
時に水中に均一に混在したオゾンの殺菌、漂白、脱臭効
果が衣類に作用し、衣類に付着した大腸菌等の殺菌作用
や体臭、腐敗、悪臭等の除去作用、及び漂白作用などが
発揮される。
【0017】上記のような洗濯作業において、気泡破裂
による充分な洗浄力と、オゾンを含んだ空気と水との均
一な混濁状態を得るためには最小0.5ミクロン程度の
微細気泡を発生させる必要があるが、このようなサイズ
の微細気泡を発生させるには約3.5k/cm2 以上の
圧力をもった水の導入が必要になる。このため、圧力計
8の検出値に基づき、上記の値以上の圧力をもつ水が微
細気泡発生器10に導入されるようにポンプ4の流出量
を制御するのがよい。この制御は手動操作でもよいが、
図2のように圧力計8に制御回路19を接続し、その制
御回路を用いてポンプ4の駆動回路20を自動制御する
構造をとるのが品質の高い製品を得る上で望ましい。
【0018】
【効果】以上のように、この発明は、微細気泡により水
とオゾンを混濁させ、その混濁した水により衣類を洗濯
するため気泡破裂のエネルギにより衣類に対して機械的
な洗浄力を大きく増大できると共に、オゾンが衣類に作
用することで殺菌や漂白、脱臭効果等を得ることができ
る。
【0019】したがって、この発明の洗濯装置を用いれ
ば、衣類に付着した微細な汚れや皮脂等を除去でき、洗
濯時間の大幅な短縮が図れると共に、従来の洗濯脱水機
では得られなかった殺菌や脱臭効果なども発揮すること
ができ、高品質の洗濯作業を効率よく行なえる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の洗濯装置の構造を模式的に示す図
【図2】ポンプの制御構造例を示すブロック図
【符号の説明】
1 洗濯槽 3 循環水路 4 ポンプ 5 オゾン発生器 8 圧力計 9 流量計 10 微細気泡発生器 14 気泡水タンク 15 供給水路 19 制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽を正転、逆転させ衣類にたたきや
    もみ等の機械的作用を繰り返し与えて洗剤の作用で汚れ
    を洗い落とす衣類の洗濯装置において、洗濯槽にポンプ
    で所定以上の圧力の水を供給するよう連結された循環水
    路上にその水の循環方向に沿って順に設けたオゾン発生
    器でオゾンを含む空気を混入し、その水に微細な気泡を
    微細気泡発生器で発生させ、両発生器を通過して上記気
    泡により水とオゾンを混濁状態とした水を洗濯槽に導入
    するようにしたことを特徴とする衣類の洗濯装置。
  2. 【請求項2】 記循環水路上に圧力計を設け、その圧
    力計の検出値に基づいてポンプの作動を制御し、微細気
    泡の発生器に対して水とオゾンの最適な混濁状態が得ら
    れる圧力の水を供給するように構成したことを特徴とす
    請求項に記載の衣類の洗濯装置。
JP6289408A 1994-11-24 1994-11-24 衣類の洗濯装置 Expired - Lifetime JP2875751B2 (ja)

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AU2006202541A1 (en) * 2006-06-15 2008-01-10 Ozone Technologies Pty Limited System and Device for Introducing Ozone into a Washing Apparatus
JP4854453B2 (ja) * 2006-09-29 2012-01-18 三洋電機株式会社 洗濯乾燥機
JP7381186B2 (ja) * 2017-04-05 2023-11-15 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機

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