JPH02149293A - ウェットクリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はウェットクリーニング装置に関し、さらに詳し
くはオゾンによる化学作用と、高周波振動による汚れ落
しの効果とを利用するウェットクリーニング装置に関す
る。

（従来の技術） 従来の通常のウェットクリーニングは、洗濯槽に洗剤（
界面活性剤）を溶解させた洗浄水を張り、被洗濯物（汚
れた衣類等）を投入し、適当な機械的撹拌手段（撹拌羽
根等）で撹拌していた。

（発明が解決しようとする課題） しかし、従来の洗剤では、各種の分解酵素を配合したと
しても、汗じみ、黄ばみ、食べ物のしみ、血痕等の汚れ
が落ち列かった。また、洗浄水がミネラル（特に鉄分）
を多く含む、いわゆる硬水である場合には、界面活性剤
の洗浄効果が著しく劣り、また配合した酵素も失活する
という問題があった。

さらに、殺菌による消毒効果は余り期待できなかった。

次に、被洗濯物は洗濯槽内で激しくもまれ、こすられ、
さらに撹拌羽根等による打撃を受けるため、傷み易いと
いう問題もあった。このため、特に絹物、ウール物やい
わゆる生成り製品等の衣類は上記の方法では洗濯できな
かった。

そこで本発明は、上記の種々の問題点を解消し得るウェ
ットクリーニング装置を提供することを課題とする。

（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決づるための手段は、洗濯槽と、この洗
濯槽の内部に設けられる分散気泡発生用のノズルを備え
た発泡器と、この発泡器にオゾン含有空気を供給するオ
ゾン発生源とを備えたととである。

上記の手段において、発泡器のノズルはある程度以下の
微小な気泡を分散しで発生させ得る口径に設定される。

オゾン発生源としては、公知の各種のオゾン発生器（例
えば、特公昭５９−３２８５８号公報に開示されたイオ
ン発住器）を適当な気体圧送手段と併せて用いる。

（作　用） オゾン含有空気がオゾン発生源より発泡器に供給され、
ノズルより洗浄水中へ分散気泡として噴出され、被洗）
Ｒ物の各部分がこの気泡に曝気される。

分散気泡がノズルより噴出される際、高周波振動が発生
し、この振動が洗浄水及び被洗濯物に伝わって汚れを落
す。

（実施例） 次に本発明の一実施例を第１図〜第４図に基づいて説明
する。

洗濯槽１の片側の側壁の上部にはフランジ２が張出して
設（）られ、このフランジ２上にオゾン発生器３が定置
されている。なお、洗濯槽１は適当な部分に図示省略の
給、排水口を備えている。

一方、洗濯槽１の底壁上には適当数（図示の例では２個
）の発泡器４が設置され、これらの発泡器４はそれぞれ
パイプ５を介して、前記オゾン発生器３の吐出口６に接
続されている。

オゾン発生器′３の主要部は第２図及び第３図に示づ−
ように構成されている。即ち、オゾン発生器３の内部に
は円筒形の電極体７が設置され、この電極体７の一端に
はガス流出口８が、他端にはガス流入口９が設けられて
いる。ガス流出口８は前記の吐出口６に接続されており
、ガス流入口９は第１図に示す流入パイプ１０を介して
公知の電磁弁（オゾン発生器３と連動する）、減圧弁、
エアクリーナ、開閉バルブ及び空気圧送用コンプレッサ
等を億えた空気圧送装置（図示を省略する）に接続され
ている。電極体７の内部には周面に多数の尖頭形電極１
１を植設した略楕円形の通電体１２が前後の支持軸１３
．１３′によって保持されている。支持軸１３′は絶縁
体であり、また、前記のガス流入口９も絶縁板１４に形
成されている。

一方、支持軸１３は通電体であって、電極体７と通電体
１２とはこの支持軸１３を通じて定電圧装置を有する高
圧発生トランス１５に接続され−Ｃいる。なお、電極体
７の内面と通電体１２及び尖頭形電極１１の外周部とに
は全てセラミックコーチインクを施しても良い。以上の
構成から、高圧発生トランス１５の印加により、電極体
７と尖頭形電極１１との間に均一なスパーク、即ちコロ
ナ放電が発生し、円筒形電極体７の内部を第２図の矢印
方向へ流れる空気をイオン化（オゾン化）するようにな
っている。

なお、オゾン発生器３には第１図に示ずように、吐出口
６からのオゾン含有空気の吐出量（吐出圧）を調整する
ための調整ダイヤル１６や、０Ｎ−ＯＦＦスイッチ１７
、作動指示灯１８、電源指示うンプ１９、ヒユーズ２０
が設けられている。

次に、発泡器４は第４図のように構成されている。即ち
、発泡器４は中空の閉鎖された箱体であり、その壁部に
は前記のパイプ５が接続されている。また、発泡器４の
天板部は通気性の多孔板２１（例えば素焼きの陶板ある
いは機械的手段によって多数の小さな通気孔を設けた板
体）によって構成されている。多孔板２１の通気孔は分
散気泡発生用のノズルとなるものであり、その孔径の大
小とパイプ５より供給されるオゾン含有空気の吐出圧力
とを適当に設定することにより、分散気泡発生時の高周
波振動の振動数を調整することができる。

なお、図示はしないが、上記の洗濯槽１に隣接して、予
備すすぎのためのすずざ槽、本すすぎのためのザワー槽
、柔軟剤投与や糊付けを行なうための１又は２以上の加
工槽を順次設置瞥でも良い。

本実施例は以上のように構成されたものであり、次のよ
うに使用される。

まず、第１図のように洗濯槽１に洗浄水２２を張り、適
当量の洗剤を溶解させ、かつ、上衣、ズボン、ブリーフ
等の被洗濯物２３を投入する。次いで、０ｆｆ−ＯＦＦ
スイッチ１７を操作してオゾン発生器３を作動さけなが
ら、前記空気圧送装置よりオゾン発生器３に送気する。

またこのとぎ、調整ダイヤル１６を操作して吐出口６か
らの吐出量（吐出圧）も適当に調整する。

オゾン発生器３における電極体７と尖頭形電極１１との
間を通過する空気はコロナ放電にさらされ、オゾン０３
やラジカルな酸素イオンＯ−を含むオゾン含有空気とな
る。

このようなオゾン含有空気がパイプ５から発泡器４に至
り、所定の圧力でもって多孔板２１の小さな通気孔より
分散気泡として噴出される。そして、気泡が噴出する際
、高周波の振動が発生し、この振動が洗浄水２２及び被
洗濯物２３に伝わる。

かかる高周波振動により、被洗）Ｕ物２３を漬は込むだ
けで、従来の機械的撹拌手段による撹拌に劣らない汚れ
落しの効果を生ずる。このため、被洗濯物２３が洗濯槽
１内でもまれたり、こずられたり、あるいは撹拌羽根等
による打撃を受けたりしないため、傷まない。従ってま
た、絹物、ウール物や生成り製品を洗濯することも許さ
れる。なお、高周波振動として、いわゆる超音波の領域
に属する振動数であることが望ましいが、それ以下の周
波数の振動でも充分な洗）Ｒ効果を挙げ得ることがある
。

一方、分散気泡として噴出されたオゾン含有空気は被洗
濯物２３の各部分に万遍なく接触、付着する。このよう
にオゾン含有空気に曝気されることにより、オゾンにつ
いて周知の殺菌作用、有機物分解作用及び漂白作用によ
り、被洗濯物２３は殺菌され、従来の方法では落ち難か
った汗じみ、黄ばみ、食べ物のしみ、血痕等が良く落ち
、かつ漂白される。

さらに、オゾン含有空気に含まれる酸素イオンＯ−が洗
浄水２．２のミネラル（特に鉄分）と反応し、酸化鉄と
して沈澱させるという除鉄作用を行なう。この結果、洗
浄水２２が軟水化され、界面活性剤による洗浄効果が高
められると共に、洗剤に配合された分解酵素の失活も避
けられる。

（発明の効果） 本発明のウェットクリーニング装置を用いると、従来の
洗濯方法では落ち難いとされていた汗じみ、黄ばみ、食
べ物のしみ、血痕等の汚れが良く落ちる。また、漬は込
みクリーニングが可能となり、被洗濯物が傷まず、絹物
、ウール物、生成り製品等も洗濯できる。次に、殺菌効
果により衛生的なりリーニングができる。さらに、洗浄
水が軟水化されるため、界面活性剤や分解酵素による洗
浄効果が高まる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は同実施例
におけるオゾン発生器の主要部の軸方向沿いの断面図、
第３図は第２図のＡ−Ａ断面図、第４図は同実施例にお
ける発泡器の断面図である。 １・・・洗　濯　槽 ３・・・オゾン発生器 ４・・・発　泡　器 １：洗濯槽 ３ニオシン発生器 ４：発泡器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗濯槽と、この洗濯槽の内部に設けられる分散気泡発生
   用のノズルを備えた発泡器と、この発泡器にオゾン含有
   空気を供給するオゾン発生源とを備えたことを特徴とす
   るウェットクリーニング装置。