JP2875685B2 - 横置形スクロール圧縮機 - Google Patents

横置形スクロール圧縮機

Info

Publication number
JP2875685B2
JP2875685B2 JP4167487A JP16748792A JP2875685B2 JP 2875685 B2 JP2875685 B2 JP 2875685B2 JP 4167487 A JP4167487 A JP 4167487A JP 16748792 A JP16748792 A JP 16748792A JP 2875685 B2 JP2875685 B2 JP 2875685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
compression chamber
oil
oil pump
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4167487A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0610851A (ja
Inventor
泰憲 西本
正良 原
修作 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4167487A priority Critical patent/JP2875685B2/ja
Publication of JPH0610851A publication Critical patent/JPH0610851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2875685B2 publication Critical patent/JP2875685B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば冷凍装置や空
調装置に使用されるフロン等のガス体(冷媒)を圧縮す
る横置形スクロール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば、特開平2−15749
3号公報に示された従来の横置形スクロール圧縮機を示
す断面図であり、図において、1は内部に油溜め2を有
するシェル、3は固定スクロール、4は揺動スクロール
であって、前記シェル1の内部に収納され各々が互いに
圧縮室5を形成するように組み合わされる。6はフレー
ムであって、前記揺動スクロール4の側方に取付けら
れ、揺動スクロール4を軸方向に支承する軸受け支えと
なる。7はステータ、8はロータであって、前記フレー
ム6に取り付けられたスクロール駆動用のモータ部を構
成する。9は主軸であって、一端がロータ8に挿入固定
され、他端には前記油溜め2の内部に臨むオイルポンプ
10および線方向に延在する給油孔11を有する。12
はロータに固定されたバランサであり、22はオイルポ
ンプをステータ7に固定するための支柱である。
【0003】なお、13及び14は吸入管と吐出管、1
5および16は吸入口と吐出口、17,18および19
は被潤滑部としての軸受、20および21は前記ステー
タ7の左右のコイルエンドである。また、23はフレー
ムにあるコイル冷却用の冷媒が通過するための穴、24
は吸入口15から固定スクロール3に設けられた圧縮室
吸入口25へ冷媒が通過する、フレーム6外周部の凹部
で形成された吸入冷媒通路である。
【0004】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいて、モータ部のステータ7、ロータ8によって主軸
9が駆動すると、吸入管13から吸入口15、通路24
を通過した冷媒が圧縮室5に吸い込まれ、一般的に知ら
れるスクロールの圧縮原理によって、圧縮されたガスが
吐出口16を通過して吐出管14からシェル1の外部に
排出される。
【0005】一方、ロータ8が回転すると、オイルポン
プ10によって油溜め2内の潤滑油が吸引され、給油孔
11内を通過して各軸受17,18,19に給油され、
その後、潤滑油は返油孔(図示せず)を通過して油溜め
2内に戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール圧縮
機は、以上のように構成されているので、例えば圧縮機
内に冷媒が寝込んでいる状態、すなわち、寝込み状態で
潤滑油がその冷媒と混ざり合い、シェル1内の油溜め2
の油面が上昇してモータ部に浸漬している場合、運転
時、モータ部のロータ8の回転により油溜め2内の油と
冷媒が攪拌され、シェル1内に舞い上がる。その潤滑油
と冷媒が、吸入管13より導かれる冷媒といっしょに通
路24を通り、固定スクロール3の吸入口25から圧縮
室5に取り込まれることにより、シェル内から潤滑油が
持ち出される。このことによって、シェル1内の潤滑油
は枯渇し、軸受17,18,19の被摺動部への油供給
の停止により、摺動部が焼付等を起こすといった問題点
があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、寝込み状態での潤滑油と冷媒
の攪拌を低減させ、シェル内の油枯渇による摺動部等の
焼付の発生を防止し、圧縮機使用上の信頼性を確実に向
上させることができる横置形スクロール圧縮機を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る横置形ス
クロール圧縮機は、吸入口と吐出口を有する密閉シェル
の内部の一端に配設された固定スクロールと揺動スクロ
ールとによって形成される圧縮室と、前記揺動スクロー
ルを駆動する主軸と、この主軸を駆動するモータ部のロ
ータおよびステータと、こロータを取り付けた前記主
軸を中央部に回動自在に支持し、前記固定スクロールを
固定し、かつ前記ステータの圧縮室側端部で、前記ステ
ータの圧縮室側コイルエンドを囲撓し、前記ロータおよ
びステータの圧縮側端部との間に空間を形成するよう
前記ステータを固定するとともに、前記ロータおよびス
テータの圧縮側で、前記密閉シェルの吸入口から前記
圧縮室に吸入ガスを導びく吸入冷媒通路を形成する凹部
を外周部に有し、かつこの吸入冷媒通路と前記ステータ
の圧縮室側端部との間の空間を連通させる開口部分が形
成されてなるフレームと、軸芯方向に給油孔を開口して
なる前記主軸の前記圧縮室と反対側の一端に設けたオイ
ルポンプと、このオイルポンプによって吸引される潤滑
油を密閉シェル内に溜める油溜め等から構成されるスク
ロール圧縮機において、前記ステータの圧縮室側端部と
フレーム間の空間を、前記フレームの開口部分側と前記
ロータおよびステータの圧縮室側端部側とに仕切るよ
う、前記ステータのコイルエンドに近接して取り付けら
れた遮蔽部材と、前記モータ部のオイルポンプ側で前記
オイルポンプおよび前記ステータのコイルエンドを囲撓
する有底円筒形状のオイルポンプカバーを設け、前記遮
蔽部材およびオイルポンプカバーにより、前記モータ部
の油溜めの撹拌による圧縮室への油のはね上げを防止す
るようにした構成である。
【0009】
【作用】この発明による横置形スクロール圧縮機は、フ
レームの圧縮機側吸入冷媒通路に通ずる開口部分を封じ
るよう前記ステータのコイルエンドに近接して取り付け
られた遮蔽部材と、モータ部のオイルポンプ側でオイル
ポンプおよびステータのコイルエンドを囲撓する有底円
筒形状のオイルポンプカバーを設けたことにより、寝込
み状態での運転時に、ロータの回転による油溜め内の攪
拌によって潤滑油が、前記ロータおよびステータの圧縮
室側で前記圧縮室に通じるフレームの開口部分から圧縮
室側にはね上げられるのを防止するすることができる
ともに、ポンプ側の潤滑油のはね上げも防止できる。そ
のため、潤滑油が圧縮室からシェル外へ持ち出されるの
を防止でき、シェル内の油枯渇を防ぐことにより摺動部
等の焼付等の発生を未然に防ぐことができる。
【0010】
【実施例】
実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。な
お、前記従来の構成と同一部分については同一符号と
し、その詳細な説明は省略する。図1は本発明のスクロ
ール圧縮機の断面図であり、図2は、図1においてロー
タ8、ステータ7とフレーム6の間に取り付けられた本
発明の遮蔽部材26の斜視図である。この図2におい
て、遮蔽部材26の中心部には、フレーム6に挿入する
ための穴(空間)26aが開いており、その穴の周囲に
フレームにネジ止めするためのリブ26cを付けてお
り、26bはそのリブ26cにネジを通すためにつけら
れたネジ穴である。また遮蔽部材26の外周部にも、ス
テータ7のコイルエンドを覆うためのリブ26dを付け
てある。
【0011】上記遮蔽部材26は、フレーム6とロータ
8、ステータ7の間の空間を仕切るように、ステータ7
のコイルエンド20に近接して取り付けられていて、前
記ロータ8およびステータ7の圧縮機側で、モータ部と
圧縮室5の吸入冷媒通路24に通じるフレーム6の開口
部分である穴23(図1参照)とを遮蔽するものであ
る。
【0012】前記のように構成されたスクロール圧縮機
において、圧縮機内に冷媒が寝込んでいる状態、すなわ
ち、寝込状態で油がその冷媒と混ざり合い、シェル1内
の油溜め2の油面が上昇してモータ部に浸漬している場
合、運転時、モータ部のロータ8の回転により油溜め2
内の潤滑油と冷媒が攪拌されるが、ロータ8、ステータ
7とフレーム6の間の穴23が遮蔽部材26で遮蔽され
ているため、潤滑油ははね上がらず、潤滑油はシェル外
に持ち出されることはなくなる。そのためシェル内が油
枯渇になることもなく、摺動部等が焼付等を起こすとい
ったことを防止することができる。また、遮蔽部材26
がコイルエンド20に近接して取り付けられているの
で、穴23に侵入する冷媒により遮蔽部材26を介して
間接的に冷却され、コイルエンド20の冷却効果はそれ
程低下しない。
【0013】図3は、オイルポンプ用支柱22を有底円
筒形状にしたオイルポンプカバー27の斜視図である。
27aはオイルポンプ10(図1参照)の油吸入のため
のパイプ貫通穴である。前記実施例1では遮蔽部材26
をフレーム6に取り付けたが、さらにオイルポンプカバ
ー27を図3に示すような有底円筒形状にすることによ
り、寝込状態でのロータ8の回転によるポンプ側の潤滑
油のはね上がりも防止でき、より一層の効果が期待でき
る。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ステ
ータの圧縮室側端部とフレーム間の空間を、フレームの
圧縮機側吸入冷媒通路に通ずる開口部分側とロータおよ
びステータの圧縮室側端部側とに仕切るよう前記ステー
タのコイルエンドに近接して取り付けられた遮蔽部材
と、モータ部のオイルポンプ側でオイルポンプおよびス
テータのコイルエンドを囲撓する有底円筒形状のオイル
ポンプカバーを設けたので、寝込み状態での運転時にお
けるロータの回転による潤滑油の圧縮室側およびポンプ
側への舞い上がりを防止できる。そのため、圧縮室から
シェル外に潤滑油が排出され、シェル内の潤滑油枯渇が
生じる懸念がなくなる。したがって、被摺動部への潤滑
油供給が停止することもなく、摺動部等に焼付等が生じ
るのを防止でき、圧縮機使用上の信頼性を確実に向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるスクロール圧縮機を
示す断面側面図である。
【図2】この発明に使用される遮蔽部材の一例である円
板状体の斜視図である。
【図3】このスクロール圧縮機に使用される有底円筒状
体の斜視図である。
【図4】従来のスクロール圧縮機を示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 シェル、2 油溜め、3 固定スクロール、4 揺
動スクロール、5 圧縮室、6 フレーム、7 ステー
(モータ部)、8 ロータ(モータ部)、9主軸、1
0 オイルポンプ、11 給油孔、15 吸入口、16
吐出口、20、21 コイルエンド、23 穴(開口
部分)24 吸入冷媒通路、26遮蔽部材、27 オ
イルポンプカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−157493(JP,A) 特開 平4−121478(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04C 18/02 311 F04C 29/02 311

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入口と吐出口を有する密閉シェルの内
    部の一端に配設された固定スクロールと揺動スクロール
    とによって形成される圧縮室と、前記揺動スクロールを
    駆動する主軸と、この主軸を駆動するモータ部のロータ
    およびステータと、こロータを取り付けた前記主軸を
    中央部に回動自在に支持し、前記固定スクロールを固定
    し、かつ前記ステータの圧縮室側端部で、前記ステータ
    の圧縮室側コイルエンドを囲撓し、前記ロータおよびス
    テータの圧縮側端部との間に空間を形成するよう前記
    ステータを固定するとともに、前記ロータおよびステー
    タの圧縮側で、前記密閉シェルの吸入口から前記圧縮
    室に吸入ガスを導びく吸入冷媒通路を形成する凹部を外
    周部に有し、かつこの吸入冷媒通路と前記ステータの圧
    縮室側端部との間の空間を連通させる開口部分が形成さ
    れてなるフレームと、軸芯方向に給油孔を開口してなる
    前記主軸の前記圧縮室と反対側の一端に設けたオイルポ
    ンプと、このオイルポンプによって吸引される潤滑油を
    密閉シェル内に溜める油溜め等から構成されるスクロー
    ル圧縮機において、前記ステータの圧縮室側端部とフレ
    ーム間の空間を、前記フレームの開口部分側と前記ロー
    タおよびステータの圧縮室側端部側とに仕切るよう、
    記ステータのコイルエンドに近接して取り付けられた遮
    蔽部材と、前記モータ部のオイルポンプ側で前記オイル
    ポンプおよび前記ステータのコイルエンドを囲撓する有
    底円筒形状のオイルポンプカバーを設け、前記遮蔽部材
    およびオイルポンプカバーにより、前記モータ部の油溜
    めの撹拌による圧縮室への油のはね上げを防止するよう
    にしたことを特徴とする横置形スクロール圧縮機。
JP4167487A 1992-06-25 1992-06-25 横置形スクロール圧縮機 Expired - Lifetime JP2875685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4167487A JP2875685B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 横置形スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4167487A JP2875685B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 横置形スクロール圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0610851A JPH0610851A (ja) 1994-01-21
JP2875685B2 true JP2875685B2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=15850598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4167487A Expired - Lifetime JP2875685B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 横置形スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2875685B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105604949B (zh) * 2016-01-20 2018-04-17 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 压缩机及具有其的空调器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0799152B2 (ja) * 1988-12-07 1995-10-25 三菱電機株式会社 密閉型回転式圧縮機の給油装置
JPH04121478A (ja) * 1990-09-12 1992-04-22 Toshiba Corp スクロール型圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0610851A (ja) 1994-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6386840B1 (en) Oil return for reduced height scroll compressor
JP2003293955A (ja) 圧縮機
JP2718388B2 (ja) スクロール型圧縮機
JP2002285982A (ja) スクロール型圧縮機およびスクロール型圧縮機の潤滑油供給方法
US6086343A (en) Sealed compressor mounted between horizontal and vertical
JP2875685B2 (ja) 横置形スクロール圧縮機
JPH05113188A (ja) 密閉形電動圧縮機
JP2004316537A (ja) 流体圧縮機
JPS593182A (ja) 密閉形電動圧縮機
JP3045910B2 (ja) スクロール流体機械
KR890004931B1 (ko) 밀폐형 스크로울 압축기
JP3395495B2 (ja) 密閉形圧縮機
JP3028473B2 (ja) 横置き型スクロールコンプレッサ
JP2550610B2 (ja) 横置式スクロール形圧縮機
JP3593083B2 (ja) スクロール圧縮機
JP3289331B2 (ja) スクロール流体機械
JP3041594B2 (ja) 横置き型スクロールコンプレッサ
JPH02108884A (ja) 横置式スクロール形流体機械
JP2766291B2 (ja) スクロール式圧縮機
JP2559430B2 (ja) 密閉形スクロール圧縮機
JP2671565B2 (ja) スクロール圧縮機
JP3147547B2 (ja) 密閉型圧縮機
JPH11132169A (ja) 横置き型スクロールコンプレッサ
JPS62113881A (ja) スクロ−ル形流体機械
JPH0565884A (ja) スクロール圧縮機