JP2874674B2 - カラー印刷装置およびカラー印刷方法 - Google Patents
カラー印刷装置およびカラー印刷方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー印刷装置に
関し、特に配色が異なる多数の印刷物を印刷可能なカラ
ー印刷装置に関する。
関し、特に配色が異なる多数の印刷物を印刷可能なカラ
ー印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー印刷装置は、ホストコンピュータ
において像中の図形あるいは文字等の図形要素のR値、
G値及びB値を指定して配色指定を行ない、その配色指
定にしたがってカラー印刷を行っている。この場合、印
刷物の配色を変更するには、ホストコンピュータによっ
て指定された図形要素への配色指定を直接変更する必要
があり、操作が煩雑になる。そこで、特開平2−270
575号公報に開示されたカラー印刷装置では、操作盤
に設けられたスイッチを操作することにより、図形要素
への配色指定を変更して印刷物の配色を変更している。
において像中の図形あるいは文字等の図形要素のR値、
G値及びB値を指定して配色指定を行ない、その配色指
定にしたがってカラー印刷を行っている。この場合、印
刷物の配色を変更するには、ホストコンピュータによっ
て指定された図形要素への配色指定を直接変更する必要
があり、操作が煩雑になる。そこで、特開平2−270
575号公報に開示されたカラー印刷装置では、操作盤
に設けられたスイッチを操作することにより、図形要素
への配色指定を変更して印刷物の配色を変更している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカラー印刷
装置では、同じ画像で配色のみ異なる画像を印刷しよう
とした場合、配色の異なる画像毎に画像データを用意し
なけらばならず、すべてのデータを作成するには手間が
かかり、また、画像データの記憶容量も大きくなるとい
う問題がある。さらに、配色の異なる印刷を行なう都度
に、スイッチを操作する必要があり、操作が煩雑であ
る。
装置では、同じ画像で配色のみ異なる画像を印刷しよう
とした場合、配色の異なる画像毎に画像データを用意し
なけらばならず、すべてのデータを作成するには手間が
かかり、また、画像データの記憶容量も大きくなるとい
う問題がある。さらに、配色の異なる印刷を行なう都度
に、スイッチを操作する必要があり、操作が煩雑であ
る。
【0004】本発明の目的は、ひとつの画像データを用
意するのみで、配色の異なる複数の印刷物が得られるカ
ラー印刷装置の提供を目的とする。
意するのみで、配色の異なる複数の印刷物が得られるカ
ラー印刷装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】また、上記目的を達成す
るため、請求項1の発明は、入力手段からの指示に基づ
いて図形要素データを編集する制御手段と、編集された
図形要素データを記憶する図形記憶手段と、図形記憶手
段から読み出された図形要素データのうち、配色が指定
された図形要素に対して指定された色を配色するととも
に、配色をランダムに行なうランダム色指定された図形
要素に対してランダムに配色を行ない、かつ、ランダム
に配色が行われた図形要素が隣接する図形要素と同色に
ならないように配色を行なう配色手段と、配色手段から
出力された図形要素データに基づいて印刷を行なう印刷
手段とを備えた構成としてある。
るため、請求項1の発明は、入力手段からの指示に基づ
いて図形要素データを編集する制御手段と、編集された
図形要素データを記憶する図形記憶手段と、図形記憶手
段から読み出された図形要素データのうち、配色が指定
された図形要素に対して指定された色を配色するととも
に、配色をランダムに行なうランダム色指定された図形
要素に対してランダムに配色を行ない、かつ、ランダム
に配色が行われた図形要素が隣接する図形要素と同色に
ならないように配色を行なう配色手段と、配色手段から
出力された図形要素データに基づいて印刷を行なう印刷
手段とを備えた構成としてある。
【0006】この手段によれば、制御手段が入力手段か
らの指示に基づいて図形要素データを編集する。編集さ
れた図形要素データは、図形記憶手段に記憶され、複数
の図形要素データの集合として画像データを構成する。
配色手段は、図形記憶手段から読み出された図形要素デ
ータのうち、配色が指定された図形要素に対して指定さ
れた色を配色するとともに、配色をランダムに行なうラ
ンダム色指定された図形要素に対してランダムに配色を
行なう。印刷手段は、配色手段から出力された図形要素
データに基づいて印刷を行ない、このとき、ランダムに
配色が行われた図形要素が隣接する図形要素と同色にな
らないように配色を行なう構成としてある。
らの指示に基づいて図形要素データを編集する。編集さ
れた図形要素データは、図形記憶手段に記憶され、複数
の図形要素データの集合として画像データを構成する。
配色手段は、図形記憶手段から読み出された図形要素デ
ータのうち、配色が指定された図形要素に対して指定さ
れた色を配色するとともに、配色をランダムに行なうラ
ンダム色指定された図形要素に対してランダムに配色を
行なう。印刷手段は、配色手段から出力された図形要素
データに基づいて印刷を行ない、このとき、ランダムに
配色が行われた図形要素が隣接する図形要素と同色にな
らないように配色を行なう構成としてある。
【0007】したがって、ひとつの画像データを構成す
る複数の図形要素データのうち、ランダム色指定された
図形要素に対してランダムに配色を行ない印刷を行なう
ので、ひとつの画像データから配色の異なる複数の印刷
物を得ることが可能になるとともに、ランダム色指定し
た図形要素が隣合う図形要素と同色にならないので、画
像上での区別が明確になる。
る複数の図形要素データのうち、ランダム色指定された
図形要素に対してランダムに配色を行ない印刷を行なう
ので、ひとつの画像データから配色の異なる複数の印刷
物を得ることが可能になるとともに、ランダム色指定し
た図形要素が隣合う図形要素と同色にならないので、画
像上での区別が明確になる。
【0008】上記目的は、請求項2の発明によれば、画
像中の指定された領域の各々について、所定印刷枚数毎
にランダムに配色し印刷を行なうカラー印刷方法であっ
て、ランダムに配色を行うときに、ランダムに配色が行
われた図形要素が隣接する図形要素と同色にならないよ
うに配色を行なうことを特徴とするカラー印刷方法によ
って達成される。したがって、画像中の指定された領域
の各々について、所定印刷枚数、例えば一部印刷毎にラ
ンダムに配色を行うので、ひとつの画像データから構成
される画像中の所定領域の各々が、所定印刷枚数、例え
ば一部印刷毎に異なった配色で印刷され、しかも、この
ときに、ランダム色指定した図形要素が隣合う図形要素
と同色にならないので、画像上での区別が明確になる。
像中の指定された領域の各々について、所定印刷枚数毎
にランダムに配色し印刷を行なうカラー印刷方法であっ
て、ランダムに配色を行うときに、ランダムに配色が行
われた図形要素が隣接する図形要素と同色にならないよ
うに配色を行なうことを特徴とするカラー印刷方法によ
って達成される。したがって、画像中の指定された領域
の各々について、所定印刷枚数、例えば一部印刷毎にラ
ンダムに配色を行うので、ひとつの画像データから構成
される画像中の所定領域の各々が、所定印刷枚数、例え
ば一部印刷毎に異なった配色で印刷され、しかも、この
ときに、ランダム色指定した図形要素が隣合う図形要素
と同色にならないので、画像上での区別が明確になる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態を示すブロック図である。入力手段1は制
御手段2に対して図形要素データの作成、編集及び印刷
の指示を行なう。制御手段2は、入力手段1からの指示
により図形記憶手段3に記憶された図形要素データを作
成、編集するとともに、表示手段4に図形要素データを
表示する。また、図形記憶手段3は制御手段2で作成、
編集された図形要素データを記憶する。なお、例えば、
入力手段1はキーボード、図形記憶手段3は磁気記憶装
置、表示手段4はディスプレイから構成される。
について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態を示すブロック図である。入力手段1は制
御手段2に対して図形要素データの作成、編集及び印刷
の指示を行なう。制御手段2は、入力手段1からの指示
により図形記憶手段3に記憶された図形要素データを作
成、編集するとともに、表示手段4に図形要素データを
表示する。また、図形記憶手段3は制御手段2で作成、
編集された図形要素データを記憶する。なお、例えば、
入力手段1はキーボード、図形記憶手段3は磁気記憶装
置、表示手段4はディスプレイから構成される。
【0010】入力手段1から印刷の指示があった場合、
制御手段2は図形記憶手段3に記憶されている図形要素
データを隣接判定手段5及び配色手段6へ出力する。隣
接判定手段5は、制御手段2から出力された図形要素デ
ータに基づき、図形要素どうしが隣接しているか否かを
判定し判定結果を配色手段6へ出力する。配色手段6
は、制御手段2から図形要素データを、隣接判定手段5
から判定結果を受け取り、後述する方法で図形要素に配
色を行ない、配色された図形要素データを画素データ変
換手段7へ出力する。
制御手段2は図形記憶手段3に記憶されている図形要素
データを隣接判定手段5及び配色手段6へ出力する。隣
接判定手段5は、制御手段2から出力された図形要素デ
ータに基づき、図形要素どうしが隣接しているか否かを
判定し判定結果を配色手段6へ出力する。配色手段6
は、制御手段2から図形要素データを、隣接判定手段5
から判定結果を受け取り、後述する方法で図形要素に配
色を行ない、配色された図形要素データを画素データ変
換手段7へ出力する。
【0011】画素データ変換手段7は、配色された図形
要素データを印刷手段8の解像度に合わせた画素データ
に変換し印刷手段8に出力する。印刷手段8は画素デー
タに基づき印刷媒体(印刷用紙、OHPシート等)に印
刷する。ここで、制御手段2、隣接判定手段5、配色手
段6及び画素データ変換手段7は、CPU、ROM及び
RAM等からなるコンピュータから構成することができ
る。
要素データを印刷手段8の解像度に合わせた画素データ
に変換し印刷手段8に出力する。印刷手段8は画素デー
タに基づき印刷媒体(印刷用紙、OHPシート等)に印
刷する。ここで、制御手段2、隣接判定手段5、配色手
段6及び画素データ変換手段7は、CPU、ROM及び
RAM等からなるコンピュータから構成することができ
る。
【0012】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、入力手段1を操作して制御手段2で図形要素データ
の作成、編集を行なう。図形要素データは、○×△等の
図形や文字等の形状を表す図形要素とこの図形要素の色
を決定する配色指定から構成され、図形要素と配色指定
を一組にしたものである。配色指定には、特定の色を指
定する特定色指定と、ランダムに配色を行なうランダム
色指定がある。
ず、入力手段1を操作して制御手段2で図形要素データ
の作成、編集を行なう。図形要素データは、○×△等の
図形や文字等の形状を表す図形要素とこの図形要素の色
を決定する配色指定から構成され、図形要素と配色指定
を一組にしたものである。配色指定には、特定の色を指
定する特定色指定と、ランダムに配色を行なうランダム
色指定がある。
【0013】すなわち、入力手段1を操作して図形要素
と配色指定からなる図形要素データを作成、編集するの
であるが、例えば、印刷媒体に赤色の○を表現したい場
合には、○を表す図形要素と赤色指定を一組とした図形
要素データを作成し、印刷媒体に一部印刷毎に色の異な
る○を表現したい場合には、○を表す図形要素とランダ
ム色指定を一組とした図形要素データを作成する。制御
手段2で作成、編集された図形要素データは、図形要素
データの集合である画像データとして図形記憶手段3に
記憶される。
と配色指定からなる図形要素データを作成、編集するの
であるが、例えば、印刷媒体に赤色の○を表現したい場
合には、○を表す図形要素と赤色指定を一組とした図形
要素データを作成し、印刷媒体に一部印刷毎に色の異な
る○を表現したい場合には、○を表す図形要素とランダ
ム色指定を一組とした図形要素データを作成する。制御
手段2で作成、編集された図形要素データは、図形要素
データの集合である画像データとして図形記憶手段3に
記憶される。
【0014】なお、図形要素データの作成、編集は、図
形要素データあるいは画像データを表示する表示手段4
を見ながら、入力手段1を操作することにより行なうこ
とができる。
形要素データあるいは画像データを表示する表示手段4
を見ながら、入力手段1を操作することにより行なうこ
とができる。
【0015】入力手段1を操作して印刷指示を行うと、
制御手段2は、隣接判定手段5と配色手段6へ図形記憶
手段3に記憶されている図形要素データを出力する。隣
接判定手段5は、入力された図形要素データに基づき、
図形要素どうしが隣接しているか否かを判定する。
制御手段2は、隣接判定手段5と配色手段6へ図形記憶
手段3に記憶されている図形要素データを出力する。隣
接判定手段5は、入力された図形要素データに基づき、
図形要素どうしが隣接しているか否かを判定する。
【0016】ここで、入力されたN個の図形要素データ
に含まれる図形要素f(n)(nは1以上N以下の整
数)に対して、図形要素f(x)と図形要素f(y)が
画像上で境界点を備えていればS(x,y)=1の判定
結果を、図形要素f(x)と図形要素f(y)が画像上
で境界点を備えていなければS(x,y)=0の判定結
果を、配色手段6へ出力する。なお、x=yであれば
(すなわち、同一の図形要素f(n)であれば)S
(x,y)=0とする。
に含まれる図形要素f(n)(nは1以上N以下の整
数)に対して、図形要素f(x)と図形要素f(y)が
画像上で境界点を備えていればS(x,y)=1の判定
結果を、図形要素f(x)と図形要素f(y)が画像上
で境界点を備えていなければS(x,y)=0の判定結
果を、配色手段6へ出力する。なお、x=yであれば
(すなわち、同一の図形要素f(n)であれば)S
(x,y)=0とする。
【0017】配色手段6は、入力された図形要素データ
と隣接判定手段5の判定結果から図形要素に対して配色
を行なう。図2は配色手段6で実行される処理を示すフ
ローチャートである。なお、本実施の形態では、COL
OR1、COLOR2・・・COLORKまでK種類の
配色が可能とするが、同色の図形要素どうしが隣接しな
いように配色を行うため、また、配色にかかる時間を低
減するため、Kの値は大きき方が望ましい。
と隣接判定手段5の判定結果から図形要素に対して配色
を行なう。図2は配色手段6で実行される処理を示すフ
ローチャートである。なお、本実施の形態では、COL
OR1、COLOR2・・・COLORKまでK種類の
配色が可能とするが、同色の図形要素どうしが隣接しな
いように配色を行うため、また、配色にかかる時間を低
減するため、Kの値は大きき方が望ましい。
【0018】まず、ステップS100において、図形要
素記憶手段3から読み出されたN個の図形要素データの
図形要素f(n)について、図形要素f(n)の配色指
定を表すCOLOR(n)が特定色指定されている場合
には、特定色を配色するため、配色指定COLOR
(n)をCOLORtとする。(ここで、tはK種類の
色のうち、特定の色を表すものとする。)また、図形要
素f(n)の配色指定を表すCOLOR(n)がランダ
ム色指定されている場合には、COLOR(n)をNO
TDEFINEDとする。
素記憶手段3から読み出されたN個の図形要素データの
図形要素f(n)について、図形要素f(n)の配色指
定を表すCOLOR(n)が特定色指定されている場合
には、特定色を配色するため、配色指定COLOR
(n)をCOLORtとする。(ここで、tはK種類の
色のうち、特定の色を表すものとする。)また、図形要
素f(n)の配色指定を表すCOLOR(n)がランダ
ム色指定されている場合には、COLOR(n)をNO
TDEFINEDとする。
【0019】次に、ステップS101でf(1)の図形
要素から配色を行うためnを1とする。ステップS10
2では、図形要素f(n)の配色指定COLOR(n)
がNOTDEFINEDであるか否か、すなわちランダ
ム色指定されているか否かを判断する。COLOR
(n)がNOTDEFINEDの場合は、ステップS1
03の配色ルーチンにより配色を行った後ステップS1
04へ進み、COLOR(n)がNOTDEFINED
でない場合は、既に配色が決まっているので、ステップ
S104へ進む。
要素から配色を行うためnを1とする。ステップS10
2では、図形要素f(n)の配色指定COLOR(n)
がNOTDEFINEDであるか否か、すなわちランダ
ム色指定されているか否かを判断する。COLOR
(n)がNOTDEFINEDの場合は、ステップS1
03の配色ルーチンにより配色を行った後ステップS1
04へ進み、COLOR(n)がNOTDEFINED
でない場合は、既に配色が決まっているので、ステップ
S104へ進む。
【0020】ステップS104でnをインクリメントし
ステップS105でnがNを越えたか否か、すなわちN
個の図形要素f(n)のすべてについて配色を終えたか
否かを判断して、n>Nの場合(すべての図形要素f
(n)の配色を終えた場合)には、この処理を終了し、
そうでない場合には、再びステップS102へ戻って配
色を行なう。
ステップS105でnがNを越えたか否か、すなわちN
個の図形要素f(n)のすべてについて配色を終えたか
否かを判断して、n>Nの場合(すべての図形要素f
(n)の配色を終えた場合)には、この処理を終了し、
そうでない場合には、再びステップS102へ戻って配
色を行なう。
【0021】図3はステップS103の配色ルーチンの
処理を表すフローチャートである。このルーチンでは、
ランダム色指定された図形要素f(n)へ、隣接する図
形要素と同色にならない色から無作為に1色を配色し、
もしそれが不可能な場合には、すべての色(K種類の
色)のなかから1色を配色するものである。まず、ステ
ップS200で、今回配色を行なう図形要素f(n)に
対して隣接しているか否かを注目する注目図形要素f
(x)を1からNまで順番に処理するため、x=1とす
る。また、今回配色を行なう図形要素f(n)に隣接し
た図形要素と異なる色を表すCOLORLISTを、C
OLOR1からCOLORKまでのK種類の色すべてと
する。
処理を表すフローチャートである。このルーチンでは、
ランダム色指定された図形要素f(n)へ、隣接する図
形要素と同色にならない色から無作為に1色を配色し、
もしそれが不可能な場合には、すべての色(K種類の
色)のなかから1色を配色するものである。まず、ステ
ップS200で、今回配色を行なう図形要素f(n)に
対して隣接しているか否かを注目する注目図形要素f
(x)を1からNまで順番に処理するため、x=1とす
る。また、今回配色を行なう図形要素f(n)に隣接し
た図形要素と異なる色を表すCOLORLISTを、C
OLOR1からCOLORKまでのK種類の色すべてと
する。
【0022】ステップS201では、隣接判定手段5か
ら出力された判定結果S(x,y)のうち、今回配色を
行なう図形要素f(n)にかかわる判定結果S(x,
n)(最初に実行されるこのステップではS(1、
n))が、1であるか否かを判定する。S(x,n)が
1であれば、図形要素f(n)と注目図形要素f(x)
は隣接しているので、ステップS202で、注目図形要
素f(x)に配色された色を表す配色指定COLOR
(x)=COLORtをCOLORLISTから削除す
る。ステップS203ではxをインクリメントし、ステ
ップS204でxがNを越えたか否かを判定する。すべ
ての注目図形要素f(x)に対して処理が終了するまで
は、x<Nであり否定判定されるので、再びステップS
201へ戻る。x>Nとなりすべての注目図形要素f
(x)に対して処理が終了するとステップS205へ進
む。
ら出力された判定結果S(x,y)のうち、今回配色を
行なう図形要素f(n)にかかわる判定結果S(x,
n)(最初に実行されるこのステップではS(1、
n))が、1であるか否かを判定する。S(x,n)が
1であれば、図形要素f(n)と注目図形要素f(x)
は隣接しているので、ステップS202で、注目図形要
素f(x)に配色された色を表す配色指定COLOR
(x)=COLORtをCOLORLISTから削除す
る。ステップS203ではxをインクリメントし、ステ
ップS204でxがNを越えたか否かを判定する。すべ
ての注目図形要素f(x)に対して処理が終了するまで
は、x<Nであり否定判定されるので、再びステップS
201へ戻る。x>Nとなりすべての注目図形要素f
(x)に対して処理が終了するとステップS205へ進
む。
【0023】ステップS205において、COLORL
ISTは、今回配色を行なう図形要素f(n)と隣接す
る図形要素で使用されていない色のリストとなっている
ので、COLORLISTの中から無作為に選んだ1色
(COLORt)を、図形要素f(n)の配色指定CO
LOR(n)とする。また、COLORLISTが空リ
ストである場合(COLORLIST={})には、C
OLOR1からCOLORKまでのすべての色の中から
無作為に選んだ1色(COLORt)をCOLOR
(n)とする。
ISTは、今回配色を行なう図形要素f(n)と隣接す
る図形要素で使用されていない色のリストとなっている
ので、COLORLISTの中から無作為に選んだ1色
(COLORt)を、図形要素f(n)の配色指定CO
LOR(n)とする。また、COLORLISTが空リ
ストである場合(COLORLIST={})には、C
OLOR1からCOLORKまでのすべての色の中から
無作為に選んだ1色(COLORt)をCOLOR
(n)とする。
【0024】以上のように、配色手段6は、図形記憶手
段3から読み込んだ図形データのうち特定色していされ
た図形要素にはその特定色を配色し、ランダム色指定さ
れた図形要素については、隣接判定手段5の判定結果に
基づき隣接する図形要素と同色にならないよう且つ無作
為に1色を配色する。そして、配色手段6は、このよう
に配色された図形要素データを画素データ変換手段7へ
出力する。画素データ変換手段7は、配色された図形要
素データを印刷手段8の解像度に合わせた画素データに
変換し印刷手段8に出力し、印刷手段8は画素データに
基づき印刷媒体に印刷する。
段3から読み込んだ図形データのうち特定色していされ
た図形要素にはその特定色を配色し、ランダム色指定さ
れた図形要素については、隣接判定手段5の判定結果に
基づき隣接する図形要素と同色にならないよう且つ無作
為に1色を配色する。そして、配色手段6は、このよう
に配色された図形要素データを画素データ変換手段7へ
出力する。画素データ変換手段7は、配色された図形要
素データを印刷手段8の解像度に合わせた画素データに
変換し印刷手段8に出力し、印刷手段8は画素データに
基づき印刷媒体に印刷する。
【0025】隣接判定手段5、配色手段6、画素データ
変換手段7及び印刷手段8による処理は1部印刷毎に実
行され、これにより、1部印刷毎に配色のみ異なる印刷
物を得ることができる。また、ランダム色指定された図
形要素は隣接する図形要素と同色にならないように配色
されるので、隣合う図形要素が同色となり、画像上で区
別がつかなくなることを防止できる。
変換手段7及び印刷手段8による処理は1部印刷毎に実
行され、これにより、1部印刷毎に配色のみ異なる印刷
物を得ることができる。また、ランダム色指定された図
形要素は隣接する図形要素と同色にならないように配色
されるので、隣合う図形要素が同色となり、画像上で区
別がつかなくなることを防止できる。
【0026】なお、本実施の形態では、1部印刷毎に配
色の異なる印刷物を得るために、隣接判定手段5、配色
手段6、画素データ変換手段7及び印刷手段8による処
理を1部印刷毎に実行したが、所定部数毎に異なる印刷
物を得るには、隣接判定手段5、配色手段6、画素デー
タ変換手段7及び印刷手段8による処理を所定部数印刷
毎に実行すればよい。また、隣接判定手段5による処理
は、その判定結果を記憶できるよう構成し、1回の印刷
指示に対して一度実行するようにしてもよい。
色の異なる印刷物を得るために、隣接判定手段5、配色
手段6、画素データ変換手段7及び印刷手段8による処
理を1部印刷毎に実行したが、所定部数毎に異なる印刷
物を得るには、隣接判定手段5、配色手段6、画素デー
タ変換手段7及び印刷手段8による処理を所定部数印刷
毎に実行すればよい。また、隣接判定手段5による処理
は、その判定結果を記憶できるよう構成し、1回の印刷
指示に対して一度実行するようにしてもよい。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態を図4を
参照して説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の
形態における隣接判定手段を省略したものであり、図4
において、図1と同じ構成については同一の符号を用
い、その説明を省略する。画素データ変換手段9は、図
形記憶手段3から読み込んだ図形要素データを、印刷手
段8の解像度に合わせた画素データに変換する。ここ
で、ランダム色を指定された図形要素については、RA
NDCOLOR1、RANDCOLOR2・・・RAN
DCOLORnの色のうちひとつを選択し、その色の画
素として画素データに展開し、配色手段10へ出力す
る。
参照して説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の
形態における隣接判定手段を省略したものであり、図4
において、図1と同じ構成については同一の符号を用
い、その説明を省略する。画素データ変換手段9は、図
形記憶手段3から読み込んだ図形要素データを、印刷手
段8の解像度に合わせた画素データに変換する。ここ
で、ランダム色を指定された図形要素については、RA
NDCOLOR1、RANDCOLOR2・・・RAN
DCOLORnの色のうちひとつを選択し、その色の画
素として画素データに展開し、配色手段10へ出力す
る。
【0028】配色手段10では、画素データ変換手段9
から出力された画素データのRANDCOLOR1から
RANDCOLORnの色の画素を、それぞれ、COL
OR1からCOLORKまでのK色の色から無作為に選
んだ1色のデータと置き換える。すなわち、例えばRA
NDCOLOR1はCOLOR3、RANDCOLOR
2はCOLOR4というように、すべてのRANDCO
LORnを実際の色に置き換える。
から出力された画素データのRANDCOLOR1から
RANDCOLORnの色の画素を、それぞれ、COL
OR1からCOLORKまでのK色の色から無作為に選
んだ1色のデータと置き換える。すなわち、例えばRA
NDCOLOR1はCOLOR3、RANDCOLOR
2はCOLOR4というように、すべてのRANDCO
LORnを実際の色に置き換える。
【0029】印刷手段8は、配色手段10から出力され
た画素データに基づき印刷媒体に印刷する。画素データ
変換手段9、配色手段10及び印刷手段8による処理は
1部印刷毎に実行され、これにより、1部印刷毎に配色
のみ異なる印刷物を得ることができる。なお、所定部数
毎に異なる印刷物を得るには、画素データ変換手段9、
配色手段10及び印刷手段8による処理を所定部数印刷
毎に実行すればよい。
た画素データに基づき印刷媒体に印刷する。画素データ
変換手段9、配色手段10及び印刷手段8による処理は
1部印刷毎に実行され、これにより、1部印刷毎に配色
のみ異なる印刷物を得ることができる。なお、所定部数
毎に異なる印刷物を得るには、画素データ変換手段9、
配色手段10及び印刷手段8による処理を所定部数印刷
毎に実行すればよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、入力手段からの指示に基づいて編集された図形
要素データのうち、ランダム色指定された図形要素に対
してランダムに配色を行ない印刷を行なうので、ひとつ
の画像データから配色の異なる複数の印刷物を得ること
ができるだけでなく、ランダム色を指定した図形要素が
隣合う図形要素と異なった色になり、画像上で区別がつ
かなくなることを防止できる。
よれば、入力手段からの指示に基づいて編集された図形
要素データのうち、ランダム色指定された図形要素に対
してランダムに配色を行ない印刷を行なうので、ひとつ
の画像データから配色の異なる複数の印刷物を得ること
ができるだけでなく、ランダム色を指定した図形要素が
隣合う図形要素と異なった色になり、画像上で区別がつ
かなくなることを防止できる。
【0031】さらに、請求項2の発明では、画像中の指
定された領域の各々について、所定印刷枚数、例えば一
部印刷毎にランダムに配色を行い、しかも、ランダムに
配色が行われた図形要素が隣接する図形要素と同色にな
らないように配色を行なうので、ひとつの画像データか
ら構成される画像中の所定領域の各々が、所定印刷枚
数、例えば一部印刷毎に異なった配色で、かつ隣接する
図形要素が同色とならないように印刷することができ
る。
定された領域の各々について、所定印刷枚数、例えば一
部印刷毎にランダムに配色を行い、しかも、ランダムに
配色が行われた図形要素が隣接する図形要素と同色にな
らないように配色を行なうので、ひとつの画像データか
ら構成される画像中の所定領域の各々が、所定印刷枚
数、例えば一部印刷毎に異なった配色で、かつ隣接する
図形要素が同色とならないように印刷することができ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】配色手段6で実行される処理を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】配色ルーチンの処理を表すフローチャートであ
る。
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
ある。
1 入力手段 2 制御手段 3 図形記憶手段 4 表示手段 5 隣接判定手段 6 配色手段 7 画素データ変換手段 8 印刷手段
Claims (2)
- 【請求項1】 入力手段からの指示に基づいて図形要素
データを編集する制御手段と、 編集された図形要素データを記憶する図形記憶手段と、 図形記憶手段から読み出された図形要素データのうち、
配色が指定された図形要素に対して指定された色を配色
するとともに、配色をランダムに行なうランダム色指定
された図形要素に対してランダムに配色を行ない、か
つ、ランダムに配色が行われた図形要素が隣接する図形
要素と同色にならないように配色を行なう配色手段と、 配色手段から出力された図形要素データに基づいて印刷
を行なう印刷手段と、からなるカラー印刷装置。 - 【請求項2】 画像中の指定された領域の各々につい
て、所定印刷枚数毎にランダムに配色し印刷を行なうカ
ラー印刷方法であって、 ランダムに配色を行うときに、ランダムに配色が行われ
た図形要素が隣接する図形要素と同色にならないように
配色を行なうことを特徴とするカラー印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32322996A JP2874674B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | カラー印刷装置およびカラー印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32322996A JP2874674B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | カラー印刷装置およびカラー印刷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10157209A JPH10157209A (ja) | 1998-06-16 |
JP2874674B2 true JP2874674B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=18152459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32322996A Expired - Fee Related JP2874674B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | カラー印刷装置およびカラー印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874674B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8731705B2 (en) | 2011-08-10 | 2014-05-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Data generator, computer readable recording medium, and sewing machine |
US8774957B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-07-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery data generating device, computer readable medium storing embroidery data processing program, and sewing machine |
US8793009B2 (en) | 2011-08-03 | 2014-07-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Data generator, computer readable recording medium, and sewing machine |
US9371606B2 (en) | 2014-07-10 | 2016-06-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery data generator, sewing machine, and non-transitory computer readable storing medium |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP32322996A patent/JP2874674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8774957B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-07-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery data generating device, computer readable medium storing embroidery data processing program, and sewing machine |
US8793009B2 (en) | 2011-08-03 | 2014-07-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Data generator, computer readable recording medium, and sewing machine |
US8731705B2 (en) | 2011-08-10 | 2014-05-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Data generator, computer readable recording medium, and sewing machine |
US9371606B2 (en) | 2014-07-10 | 2016-06-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery data generator, sewing machine, and non-transitory computer readable storing medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10157209A (ja) | 1998-06-16 |
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