JP2874302B2 - 光沢度の優れた金属ストリップの製造方法 - Google Patents

光沢度の優れた金属ストリップの製造方法

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    • B21B1/227Surface roughening or texturing

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は光沢度に優れた金属ストリップの製造方法に
係り、乾式圧延方法により光沢度に優れた金属ストリッ
プを的確に製造することのできる方法を提供しようとす
るものである。
(産業上の利用分野) 乾式圧延法による金属ストリップの製造方法。
従来の技術 金属ストリップの調質圧延機などの乾式圧延機におい
てストリップの表面形状を良好に保ちつつ表面光沢を良
好に保持する圧延機はストーブの反射板などを得るため
に枢要であって強く求められている。
然して従来このような目的による提案としては、通常
ワークロールに付着した異物を研磨、吸引して除去する
ことが適切とされ、例えば実開昭54−101074号公報、特
開昭57−75212号公報などに各種提案がなされている。
一方、このようなワークロールに対する異物の除去に
代えバックアップロールに付着する汚れを除去するよう
にブラシによって線状マークを防止することが特開昭50
−152394号公報などに発表されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記したワークロールを研磨する技術はストリップに
接するロールを直接に研磨するという面では効果がある
が、同時にワークロールに細かい疵を残し、これがため
に異物の付着を容易にし、又細かい凹凸疵のためストリ
ップの表面光沢を良好に保つ上からは限界がある。
前記したバックアップロールを研磨するものにおいて
は、ワークロールを疵つけないで線状マークの発生やロ
ール疵発生を防止するものであるから好ましい手法と言
えるが、ロールを研磨するブラシの選択を誤ると、種々
の不都合を生じ、例えば合成樹脂やナイロン系の母材に
砥粒を混入したものは研磨熱によりナイロン等がロール
に付着してワークロールにプリントし、汚れや金属スト
リップにくもりを発生させるなど、圧延後の表面処理に
おいてメッキ等に悪影響を与える。
更に研磨方法においても、単にブラシロールなどで研
磨するものであると、ブラシの僅かな偏りによって偏研
摩が発生し、表面性状や表面光沢にムラを発生するので
好ましいストリップを得ることができない。
又、近年において乾電池の素材やストーブ反射板など
に使用される冷延ストリップはその後にNiメッキなどさ
れることもあって、表面光沢が高いと共に、この表面光
沢がストリップの幅方向においても均一性を有すること
が要求されつつあるが、このような均一性が充分でな
い。
即ち従来技術においてはそれなりの改善が得られると
しても、前記したストーブや反射板や乾電池用素材など
に適した表面光沢の良好な製品を適切に得ることが容易
でない。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 本発明は上記したような従来のものにおける課題を解
決するように検討をなし、比較的簡易な手法で有効且つ
均一な光沢度向上を図ることに成功したものであって、
以下の如くである。
(1) 乾式調質圧延前の金属ストリップにおける表面
粗さをRa0.4μm以下とし、該金属ストリップに対する
乾式調質圧延において、最終スタンドのワークロール粗
さをRa0.2μm以下、バックアップロール粗さをRa0.4〜
0.8μmとし、該バックアップロールを耐食性に優れた
金属線によるブラシロールをロール胴長方向に往復移動
させつつ回転研摩しつつワークロールによる圧延をな
し、光沢度150以上とすることを特徴とした光沢度の優
れた金属ストリップの製造方法。
(2) 最終スタンドのワークロール粗さをRa0.06μm
以下とし、ストリップ粗さRa0.1μm以下、光沢度500以
上でかつストリップ幅方向の光沢度差が100以下とする
前記(1)項に記載の光沢度の優れた金属ストリップの
製造方法。
(3) 乾式調質圧延前の金属ストリップにおける表面
粗さをRa0.4μm以下とし、該金属ストリップに対する
乾式調質圧延において、最終スタンドのワークロール粗
さをRa0.06μm以下、最終スタンドの幅単位当り圧下を
0.8t/mm以上として、ストリップ粗さRa0.1μm以下、光
沢度600以上とすることを特徴とした表面光沢度に優れ
た金属ストリップの製造方法。
(4) 乾式調質圧延を複数スタンドで実施し、乾式調
質圧延前の金属ストリップ粗さをRa0.4μm以下とし、
最終の直前スタンドにおけるワークロール粗さをRa1.1
〜1.4μmとし、該スタンドの単位幅荷重を0.45t/mm以
下となし、最終スタンドワークロール粗さをRa0.06μm
以下、最終スタンドの単位幅荷重0.8t/mm以上で圧延
し、表面欠陥が少く、光沢度600以上とすることを特徴
とした表面光沢度に優れた金属ストリップの製造方法。
(5) 最終の直前スタンドにおける単位幅荷重を0.7t
/mm以下とし、表面光沢度500以上とする前記(4)項に
記載の表面光沢度に優れた金属ストリップの製造方法。
(6) 最終の直前スタンドにおけるワークロール粗さ
Ra1.1〜1.4μm、単位幅荷重0.7t/mm以下とし、且つバ
ックアップロールにブラシロールを使用して圧延し、光
沢度650以上でストリップの幅方向差70以下とする前記
(3)項に記載の表面光沢度に優れた金属ストリップの
製造方法。
(7) 乾式調質圧延前の金属ストリップにおける表面
粗さをRa0.4μm以下とし、該金属ストリップに対する
乾式調質圧延において、最終スタンドのワークロール粗
さをRa0.2μm以下、最終スタンドのロールクラウンを1
5μm/100mm以下として圧延し、ストリップ幅方向光沢度
差50以下、光沢度700以上とすることを特徴とした表面
光沢度に優れた金属ストリップの製造方法。
(作用) 本発明はワークロールを直接、間接に支えているバッ
クアップロールが、ワークロールを疵つけないようにワ
ークロールよりも軟かく、且つ長時間使用されることも
あって、各種異物を付着させ易く、しかもその異物をワ
ークロールに転移再付着させるものと認められ、特にワ
ークロール取替1本目の圧延時異物の大部分はバックア
ップロールから転移するとの知見に基いて検討を重ね、
更にブラシの材質についても金属ブラシを採用すること
によりブラシ時字体が汚れ、異物の発生源とならず、耐
食性や耐摩能力に優れたものとする。
又ブラシロールの有効胴長は、最大ストリップ幅以上
で、かつバックアップロール胴長以下とすると共に回転
しつつロール胴長方向にバックアップロール胴長以下の
範囲内を往復移動させ回転研摩しつつワークロールによ
り圧延することによってストリップエッヂのマークがワ
ークロールを介してバックアップロールにプリントさ
れ、かつその凹部およびバックアップロール肌荒れ部へ
の異物の付着および前記マークのワークロールへの再プ
リントを防止し、エッヂ部を含めたバックアップロール
胴長全面を狭幅ストリップ圧延中を含めて研摩しつつ圧
延することを可能ならしめる。
更に上記のようにしてブラシロールワイヤの僅かな偏
摩耗によるブラシ研摩ムラを軽減するのみならず、ブラ
シの回転方向(あるいはその逆方向)への倒れ込み傾向
軽減をも図り、ブラシロールの長寿命化と共にバックア
ップロールの偏摩耗や偏った疵発生の軽減をも図らしめ
る。
原板粗さ、乾式圧延機におけるワークロール粗さ、幅
単位当り圧下やワークロールクラウンの如きを規定し、
光沢度要請に即応する。
原板のストリップ粗さをRa0.4μm以下とすることに
よって製品の光沢度を高くすることができ、光沢度のみ
の要請では0.2μm以下の方が好ましいが、この場合に
はロール疵、ロールマーク等の欠陥が浮き上がり、又焼
鈍時におけるストリップ間の密着疵などが認められ易く
なるので0.2〜0.4μmとすることが適切である。
乾式圧延機を用いることにより圧延油あるいは調質圧
延液によるロールの摩耗、圧延荷重の低下によるロール
粗さのストリップへのプリント率低下、ロールによるス
トリップのみがき効果低下による光沢度低下を回避す
る。又乾式状態を保つことにより摩耗粉、研摩粉のブラ
シロール、各圧延用ロールなどへの付着による汚れ、ロ
ール疵の発生を低減する。
最終スタンドのワークロール粗さをRa0.2μm以下と
して第1図に示うように光沢度を150以上に保つ。
バックアップロールの粗さを、Ra0.4〜0.8μmと摩耗
粉、研摩粉の堆積傾向、シワ状疵の発生などを軽減す
る。即ち0.8μm以上ではブラシロールを採用してもロ
ール面凹部に摩耗粉、研摩粉の堆積傾向が残り、しかも
0.4μm以上としてワークロールとの間に好ましい摩擦
を確保し、又ロールマーク、振動などによるシワ状疵の
発生を防止する。
第2発明のように最終スタンドのワークロール粗さRa
0.06μm以下として第2図に示すように光沢度500以
上、幅方向光沢度差100以下を確保する。
第3発明のように、最終スタンドのストリップ幅派有
単位当り圧下(荷重)を0.8t/mm以上として第4図また
は第2図に示すように光沢度600以上を確保する。
第4発明のように、複数スタンドで最終スタンドの1
つ前のスタンドにおけるワークロール粗さをRa1.1〜1.4
μmとして原板ストリップの微細な表面欠陥を不鮮明化
し、又ストリップ単位幅荷重を0.45t/mm以下としてその
粗さが必要以上にストリップにプリントされることを第
4図に示す如く防止する。
最終スタンドのロール粗さRa0.06μm以下、その単位
幅 荷重を0.8t/mm以上として光沢を向上させる。
第5発明のように、最終直前スタンドにおける単位幅
荷重を選ぶことにより表面欠陥の低減を図る。
第6発明のようにブラシロールを使用して光沢度の長
期安定化を図り、しかもストリップ幅方向における光沢
度差を低減する(第4、5、7図の如く)。
第7発明のようにロールクラウンを小さくして実質圧
延荷重の均一化を図り、幅方向の光沢度差を減少する。
なおこのとき次工程で耳伸形状テンションレベラーで矯
正することが好ましい。
(実施例) 本発明によるものの具体的な実施例について説明する
と、以下の如くである。
実施例1 粗さRaが0.35μmの原板を前スタンドと最終スタンド
より成る圧延機列で圧延するに当り、前スタンドのワー
クロールRaを1.1〜1.4μm、最終スタンドワークロール
Raを0.2μmとし、幅単位圧下については前スタンドを
0.6t/mm、最終スタンドを0.85t/mmとなし、ロールクラ
ウンについては前スタンドおよび最終スタンド共25μm/
100mmで圧延した。このときに最終スタンドにのみバッ
クアップロールに対して金属ブラシロールをに採用した
ものと、採用しない場合に関してストリップ幅方向の光
沢度を測定した結果が第1図に示す如くで、ソリッドの
測定点によるブラシ使用の場合はオープンの測定点によ
る金属ブラシ不使用のものに比しストリップの幅方向全
域において光沢度が高いことが確認され、このとき最終
ストリップ粗さは0.3μmであった。
なおこの場合の光沢度測定は光源からの投光をストリ
ップ面に対し、該ストリップ面と直角な面に対して20゜
の角度を採って照射したときの反射光を受光器で受けそ
の光量を測定したもので、反射光のない場合は0であ
り、全投光が完全反射(鏡面)して受光器に入光された
場合は1000となるものであって、本発明によるものは光
沢度において100前後向上することが確認された。
実施例2 原板Raが0.28μm、ワークロール粗さRaが前スタンド
で0.57〜0.68μm、最終スタンドで0.05μmのもの(2
重丸測定点)および、このワークロール粗さRaが前スタ
ンドで1.1〜1.4μm、最終スタンドで0.05μm(単一丸
測定点)であり、共に幅単位圧下が前スタンドで0.6t/m
m、最終スタンドで0.85t/mm、ワークロールクラウンが
前スタンドおよび最終スタンドで夫々25μm/100mmの条
件で最終ストリップ粗さ0.06μm(2重丸測定点)およ
び0.08μm(単一丸測定点)に圧延したものについてス
トリップの幅方向における光沢度を測定した結果は第2
図に示す如くで、測定点中心部ソリッドはブラシ使用の
本発明によるもの、中心部オープンの測定点はブラシ不
使用の場合を示している。
即ち本発明によるものは、ワークロールの粗さに関係
なく光沢度500以上と優れ、かつ幅方向の光沢度差も100
以下である。特に最終ストリップ粗さ0.06μmのものに
おいて光沢度が700前後に達し、ストリップ幅方向にお
けるバラツキも少い。
実施例3 原板Raが0.3μm、ワークロールクラウンが前スタン
ドで25μm/100mm、最終スタンドで10μm/100μmとした
以外は実施例2と同じ条件で圧延したときの本発明例お
よびブラシロールを使用しない比較例に関する光沢度は
第3図に示す通りであって光沢度が本発明法の場合にお
いて800に近く、しかもストリップの幅方向でのバラツ
キが一層少いものとなっている。
実施例4 原板Ra0.3μm、ワークロールRaが前スタンドで0.57
〜0.68μm、最終スタンドワークロールRaを0.05μm
(2重丸測定点)、および前スタンドで1.1〜1.4μm、
最終スタンドで0.05μm(単一丸測定点)であり、共に
ワークロールクラウンを前スタンドで25μm/100mm、最
終スタンドでも25μm/100mmとし、幅荷重を前スタンド
および最終スタンドにおいて第4図に附記したような条
件により圧延するに当って前スタンドおよび最終スタン
ドの夫々のバックアップロールにブラシロールを使用し
た本発明法によるもの(ソリッド測定点)とブラシロー
ルを使用しないもの(オープン測定点)とは第4図に示
す如くであり、前スタンド幅荷重を低め、かつ最終スタ
ンド幅荷重を高めることによって光沢度が高められる。
又前スタンドのワークロール粗さを1.1〜1.4μmとし
て原板の微細な表面欠陥を不鮮明化し、かつその粗さが
必要以上にストリップにプリントされるのを防止するた
めに幅荷重を0.45t/mm以下として最終ワークロール粗さ
をRa0.06μm以下、最終幅荷重を0.8t/mm以上として光
沢度を向上させつつ表面欠陥も少ないものであった。
実施例5 原板粗さRaが0.2〜0.4μm、ワークロール粗さが前ス
タンドでRa1.1〜1.4μm、最終スタンドでRa0.04μm、
ワークロールクラウンが各スタンドで25μm/100mm、幅
荷重を前スタンドで0.6t/mm、最終スタンドで0.85t/mm
の条件で5×104mまたは7×104mを連続圧延したときの
各圧延長におけるストリップ幅センター位置における光
沢度測定結果は本発明法および従来法(ブラシロール不
使用)について第5図に示す如くであり、またストリッ
プ幅端部の光沢度は第6図に示す如くであって、更に第
5図の幅センター部と第6図のストリップ幅端部との間
の光沢度の差は第7図に示す如くなり、前スタンドと最
終スタンドに夫々ブラシロールを用いた本発明方法が光
沢度が大で、センターと端部との間の差が最も少いこと
となる。ブラシロールを使用しない従来技術のものは光
沢度が相当に低いにも拘わらず、光沢度差は3〜4倍あ
るいは10倍近くも高い。
実施例6 原板粗さRaが0.29μm、ワークロール粗さRaが前スタ
ンドで1.1μm、最終スタンドで0.05μm(ソリッド測
定点)およびワークロール粗さRaが前スタンドで0.3〜
0.4μm、最終スタンドで0.04μm(オープン測定点)
であり、共にロールクラウンが前スタンドで25μm/100
μm、最終スタンドで10μm/100mm、幅単位荷重が前ス
タンドで0.5t/mm、最終スタンドで0.9〜1.0t/mmの条件
で圧延した光沢度は第8図に示す如くで、本発明方法の
採用によるそれらの何れのものも原板の細かい欠陥を浮
き上がらせる傾向はあるが光沢は850またはそれ以上で
非常に良好である。即ち形状において若干の耳波発生が
あるが次工程以降においてテンションレベラーの如きを
活性することにより適切に矯正することが可能であり、
光沢度からして好ましい製品が得られる。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは簡易な手法に
よりストリップの光沢度を適切に向上し、又ストリップ
幅方向における光度差ムラを適切に低減して均一性をも
った製品を得しめるものであり、更にそれぞれの利用面
に即応し光沢度その他の特性を適宜に調整して得しめる
ことも可能であって、工業的にその効果の大きい発明で
ある。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
から第8図はそれぞれ本発明の各実施例における光沢度
ないしその差の測定結果を要約して示した図表である。 なお上記した各図の図表において、ソリッドの測定点は
本発明による場合、オープンの測定点は比較例としての
従来法によるものを示している。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾式調質圧延前の金属ストリップにおける
    表面粗さをRa0.4μm以下とし、該金属ストリップに対
    する乾式調質圧延において、最終スタンドのワークロー
    ル粗さをRa0.2μm以下、バックアップロール粗さをRa
    0.4〜0.8μmとし、該バックアップロールを耐食性に優
    れた金属線によるブラシロールをロール胴長方向に往復
    移動させつつ回転研摩しつつワークロールによる圧延を
    なし、光沢度150以上とすることを特徴とした光沢度の
    優れた金属ストリップの製造方法。
  2. 【請求項2】最終スタンドのワークロール粗さをRa0.06
    μm以下とし、ストリップ粗さRa0.1μm以下、光沢度5
    00以上でかつストリップ幅方向の光沢度差が100以下と
    する請求項1に記載の光沢度の優れた金属ストリップの
    製造方法。
  3. 【請求項3】乾式調質圧延前の金属ストリップにおける
    表面粗さをRa0.4μm以下とし、該金属ストリップに対
    する乾式調質圧延において、最終スタンドのワークロー
    ル粗さをRa0.06μm以下、最終スタンドの幅単位能辺り
    圧下を0.8t/mm以上として、ストリップ粗さRa0.1μm以
    下、光沢度600以上とすることを特徴とした表面光沢度
    に優れた金属ストリップの製造方法。
  4. 【請求項4】乾式調質圧延を複数スタンドで実施し、乾
    式調質圧延前の金属ストリップ粗さをRa0.4μm以下と
    し、最終の直前スタンドにおけるワークロール粗さをRa
    1.1〜1.4μmとし、該スタンドの単位幅荷重を0.45t/mm
    以下となし、最終スタンドワークロール粗さをRa0.06μ
    m以下、最終スタンドの単位幅荷重0.8t/mm以上で圧延
    し、表面欠陥が少く、光沢度600以上とすることを特徴
    とした表面光沢度に優れた金属ストリップの製造方法。
  5. 【請求項5】最終の直前スタンドにおける単位幅荷重を
    0.7t/mm以下とし、表面光沢度500以上とする請求項
    (4)に記載の表面光沢度に優れた金属ストリップの製
    造方法。
  6. 【請求項6】最終の直前スタンドにおけるワークロール
    粗さRa1.1〜1.4μm、単位幅荷重0.7t/mm以下とし、且
    つバックアップロールにブラシロールを使用して圧延
    し、光沢度650以上でストリップの幅方向差70以下とす
    る請求項(3)に記載の表面光沢度に優れた金属ストリ
    ップの製造方法。
  7. 【請求項7】乾式調質圧延前の金属ストリップにおける
    表面粗さをRa0.4μm以下とし、該金属ストリップに対
    する乾式調質圧延において、最終スタンドのワークロー
    ル粗さをRa0.2μm以下、最終スタンドのロールクラウ
    ンを15μm/100mm以下として圧延し、ストリップ幅方向
    光沢度差50以下、光沢度700以上とすることを特徴とし
    た表面光沢度に優れた金属ストリップの製造方法。
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