JP2874110B2 - 高温用バルブ - Google Patents

高温用バルブ

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JP2874110B2
JP2874110B2 JP28155193A JP28155193A JP2874110B2 JP 2874110 B2 JP2874110 B2 JP 2874110B2 JP 28155193 A JP28155193 A JP 28155193A JP 28155193 A JP28155193 A JP 28155193A JP 2874110 B2 JP2874110 B2 JP 2874110B2
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正 岩山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温用二重配管中に同
心状に介装される高温用バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高温用バルブとして図2
に示すものがある。これは、高温用二重配管1の内管1
aに同心状に接続される内筒部2と、該二重配管1の外
管1bに同心状に介装されて、その両端に突設したフラ
ンジ3a,3aが外管1bのフランジ4,4にボルト・
ナット5止めされる外筒部3と、前記内筒部2内に開閉
自在に配設された弁体6とを有し、弁軸7を操作して弁
体6を回動させることにより、該弁体6の外周部6aを
内筒部2の内周面に突設したシート部8に当接させるこ
とにより、このバルブを閉鎖状態にすることができる。
【0003】前記内筒部2は、その外周面に突設した突
起部9が外筒部3の内周面に突設した突起部10にボル
ト・ナット11止めされることにより、外筒部3に一体
連結されている。なお、12は断熱材、13はフランジ
3a,4間に挿入された耐熱パッキンである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
て、内管1a及び内筒部2内を流通する例えば約900
°Cのガスなどからなる高温流体Aによって内筒部2が
加熱されて高温状態となるため、その内筒部2は高価な
耐熱性鋼材により形成され、外筒部3は一般鋼材により
形成されているが、内筒部2の高温が突起部9,10を
介して外筒部3に伝わって、該外筒部3の突起部10に
接する部分が局部的に高温加熱されて大きな熱応力が発
生し、外筒部3の胴部に熱変形やひび割れが生じる虞れ
がある。また、突起部9,10のボルト・ナット11止
め作業を内筒部2と外筒部3との間の狭い空間で行う必
要があり、作業能率が低いという欠点もある。
【0005】本発明は、上記欠点に鑑み、外筒部の温度
分布をほぼ均一にすることができると共に、内筒部を外
筒部に能率的に一体連結することができる高温用バルブ
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、高温用二重配管の内管に同心状に接続さ
れる内筒部と、該二重配管の外管に同心状に介装され
て、その両端に突設したフランジが外管のフランジにボ
ルト・ナット止めされる外筒部と、前記内筒部内に開閉
自在に配設された弁体とを有する高温用バルブにおい
て、前記内筒部の外周面に突起部が突設され、該突起部
が上記内筒部と外筒部との間に挿入された上下一対の挟
持部材により挟持されると共に、該各挟持部材に突設し
た鍔部が前記フランジ間に挿入されていることを特徴と
している。
【0007】
【作用】上記構成において、内管及び内筒部内を流通す
る例えば約900°Cのガスなどからなる高温流体によ
って内筒部が加熱されて高温状態となり、その高温が突
起部及び両挟持部材を介して外筒部に伝わるが、その各
挟持部材に突設した鍔部が外管及び外筒部のフランジ間
に挿入されており、冷却面積が大きいフランジを介して
高熱が放散されるため、外筒部の温度分布がほぼ均一と
なり、従来のように、外筒部の胴部に局部加熱による熱
変形やひび割れが生じることがない。
【0008】また、両挟持部材により内筒部の突起部を
挟持した状態で、該各挟持部材の鍔部をフランジ間に挿
入し、外管と外筒部とをフランジ結合するだけで、それ
と同時に、内筒部を外筒部に一体連結することができ、
高温用バルブの組立作業を能率的に行なうことができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は高温用二重配管1中に本発明の一実施例で
ある高温用バルブを介装した状態を示し、該バルブの内
筒部2の外周面中央部に突起部15が突設され、該突起
部15を挟持する上下一対の挟持部材16,16が設け
られている。
【0010】挟持部材16は、内筒部2内に挿入される
筒状の挟持部材本体16aと、該挟持部材本体16aの
一端に一体突設された内側鍔部16bと、挟持部材本体
16aの他端に一体突設された外側鍔部16cとから構
成されている。上記以外の構成は図1に示す従来例とほ
ぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説
明を省略する。
【0011】上記構成において、高温バルブを二重配管
1中に介装する手順を説明すると、内筒部2を外筒部3
内に同心状に挿通した状態で、両挟持部材16の挟持部
材本体16aを内筒部2と外筒部3との間に挿入し、内
側鍔部16bに形成した凹段部17を突起部15に係合
させると共に、外側鍔部16cを外管1b及び外筒部3
の両フランジ3a,4間に挿入し、その両フランジ3
a,4をボルト・ナット5によりフランジ結合すればよ
い。
【0012】この場合、外管1bと外筒部3とをフラン
ジ結合するだけで、それと同時に、両フランジ3a,4
によって外側鍔部16cが挟持されるため、挟持部材1
6,16を介して内筒部2を外筒部3に一体連結するこ
とができ、高温用バルブの組立作業を能率的に行なうこ
とができる。
【0013】また、内管1a及び内筒部2内を流通する
例えば約900°Cのガスなどからなる高温流体Aによ
って内筒部2が加熱されて高温状態となり、その高温が
突起部15及び両挟持部材16を介して外筒部3に伝わ
るが、挟持部材本体16aと外筒部3との間では、その
両者が密着しておらず、熱抵抗が大きく、熱伝導率が低
いため、主として、各挟持部材16に突設した外側鍔部
16c及び冷却面積が大きいフランジ3a,4を介して
高熱が放散される。この結果、外筒部3の温度分布がほ
ぼ均一となり、従来のように、外筒部3の胴部に局部加
熱による熱変形やひび割れが生じることがない。
【0014】なお、図示するように、挟持部材本体16
aの外径を外筒部3の内径よりの若干小さくして、その
両者間に若干の空隙αを設けるならば、挟持部材本体1
6aと外筒部3との間の熱伝導率が格段に低くなるか
ら、外筒部3の温度分布を一層均一にすることができ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、内管及び内筒部内を流
通する高温流体によって加熱された内筒部の高温が突起
部及び両挟持部材を介して冷却面積が大きいフランジを
介して放散されるため、外筒部の温度分布がほぼ均一と
なり、従来のように、外筒部の胴部に局部加熱による熱
変形やひび割れが生じることがない。
【0016】また、外管と外筒部とをフランジ結合する
だけで、それと同時に、内筒部を外筒部に一体連結する
ことができ、高温用バルブの組立作業を能率的に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高温用二重配管中に本発明の一実施例である高
温用バルブを介装した状態を示す縦断面図である。
【図2】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 二重配管 1a 内管 1b 外管 2 内筒部 3 外筒部 3a フランジ 4 フランジ 5 ボルト・ナット 6 弁体 15 突起部 16 挟持部材 16c 鍔部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温用二重配管の内管に同心状に接続さ
    れる内筒部と、該二重配管の外管に同心状に介装され
    て、その両端に突設したフランジが外管のフランジにボ
    ルト・ナット止めされる外筒部と、前記内筒部内に開閉
    自在に配設された弁体とを有する高温用バルブにおい
    て、前記内筒部の外周面に突起部が突設され、該突起部
    が上記内筒部と外筒部との間に挿入された上下一対の挟
    持部材により挟持されると共に、該各挟持部材に突設し
    た鍔部が前記フランジ間に挿入されていることを特徴と
    する高温用バルブ。
JP28155193A 1993-11-11 1993-11-11 高温用バルブ Expired - Fee Related JP2874110B2 (ja)

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JPH0960736A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高温弁

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