JPH08178084A - 高温用バタフライ弁 - Google Patents

高温用バタフライ弁

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JPH08178084A
JPH08178084A JP31741794A JP31741794A JPH08178084A JP H08178084 A JPH08178084 A JP H08178084A JP 31741794 A JP31741794 A JP 31741794A JP 31741794 A JP31741794 A JP 31741794A JP H08178084 A JPH08178084 A JP H08178084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve box
valve
inner cylinder
inner tube
outer flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP31741794A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Iwayama
正 岩山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH08178084A publication Critical patent/JPH08178084A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 弁箱12の内周に断熱材層13と内筒14と
を配設した高温用バタフライ弁11において、内筒14
の外周の適当位置に内筒外フランジ14aを突設し、弁
箱12を、内筒外フランジ14aに対応する位置で分割
形成して、その分割端部の外周にそれぞれ弁箱外フラン
ジ12bを突設する。両弁箱外フランジ12b,12b
間に、内筒外フランジ14aを挟持する。 【効果】 弁箱を効果的に冷却して弁箱全体の温度上昇
を従来より低下できるとともに、内筒外フランジの径方
向の熱膨張を吸収してその熱応力を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温ガス流の制御など
に用いられる高温用バタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高温ガス流の制御などに用いられ
ている高温用バタフライ弁は、たとえば図2に示したよ
うなものである。図2において、高温用バタフライ弁1
は、弁箱2の内周に断熱材層3を配設し、断熱材層3の
内周に弁箱2と同芯状に内筒4を配設し、内筒4内の軸
芯方向中央位置に弁体5を配設している。
【0003】このとき、弁体5を貫通する弁棒6の軸芯
位置から弁箱2および内筒4の軸芯方向に適当距離の位
置において、弁箱2の内周にフランジ2aを突設し、内
筒4の外周にこのフランジ2aの外側面に重合するフラ
ンジ4aを突設して、これらフランジ2a,4aをボル
ト7で互いに締結することにより内筒4を弁箱2に支持
している。4bは、弁体5を内筒4の軸芯に対して垂直
な閉位置に回転させたときに、その外周縁部が密接状態
で当接するように内筒4の内周に形成した弁座突部であ
り、2bは、断熱材層3が外部に脱落するのを防止する
ために弁箱2の両端内周に設けた保持板である。
【0004】このような構成により、内筒4にて断熱材
層3の流下を防止しながら、断熱材層3によって、弁箱
2の温度上昇を抑制し、弁箱2の強度を確保している。
また、弁箱2と内筒4とをそれぞれから突設したフラン
ジ2a,4aにおいて連結することにより、弁箱2と内
筒4の熱膨張差を吸収している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の高温用
バタフライ弁1においては、弁箱2内周のフランジ2a
が局部的に高温状態となって径方向に膨張しようとする
が、弁箱2の胴部は高温にならないため熱膨張せず、フ
ランジ2aの膨張は阻害される。その結果、強度部材た
る弁箱内周のフランジ2aの内端部と基部との2箇所に
大きな熱応力が発生するという問題がある。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、弁箱
全体の温度上昇を抑制しながら、弁箱内周のフランジの
内端部および基部に発生する熱応力を低減できる高温用
バタフライ弁を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の高温用バタフライ弁は、弁箱の内周に断熱
材層を配設し、この断熱材層の内周に耐熱材料からなる
内筒を配設した高温用バタフライ弁において、前記内筒
の外周の適当位置に内筒外フランジを突設し、前記弁箱
を前記内筒外フランジに対応する位置において分割形成
して、各分割端部の外周に弁箱外フランジを突設し、各
弁箱外フランジ間に前記内筒外フランジを挟持するとと
もに、弁箱外フランジどうしをボルト結合することによ
り内筒を弁箱に支持したものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、内筒外フランジを挟み込ん
でいる弁箱外フランジが冷却フィンの役割を果たすの
で、弁箱全体の効果的な冷却が可能である。
【0009】また、内筒外フランジは径方向に熱膨張す
るが、弁箱とは各弁箱外フランジのフランジ面において
摩擦力で結合されているだけであるためその膨張は阻害
されず、内筒外フランジに過大な熱応力は発生しない。
また、内筒外フランジの熱は両弁箱外フランジに分岐し
て伝わるので、径方向の温度勾配は小さくなり、これに
よっても内筒外フランジにおける熱応力が低減される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1において、11は高温用バタフライ弁であ
り、両端外周に接続フランジ12aを突設した弁箱12
の内周に所定厚さの断熱材層13が設けられ、その内周
に耐熱材料からなる内筒14が弁箱12と同芯状に配設
され、内筒14内の軸芯方向中央位置に弁体15が配設
されている。弁体15は、弁箱12および内筒14の軸
芯に対して垂直な軸芯回りに回転可能に支持された弁棒
16に固定されている。
【0011】内筒14は、弁棒16の軸芯位置から弁箱
12および内筒14の軸芯方向に適当距離おいた位置に
おいて、外周に内筒外フランジ14aが突設されてい
る。弁箱12は、内筒外フランジ14aに対応する位置
において分割形成されており、各分割端部の外周に、内
筒外フランジ14aに重合する弁箱外フランジ12b,
12bが突設されている。これらフランジ12b,12
b,14aは、弁箱外フランジ12b,12b間に内筒
外フランジ14aが挿入された状態において、弁箱外フ
ランジ12b,12bどうしがボルト17により結合さ
れており、これによって、内筒14が弁箱12に支持さ
れている。フランジ12b,12b,14aは、上記し
たように弁棒16の軸芯から適当距離の位置に突設され
ていて、弁箱12および内筒14の弁棒貫通部と緩衝す
ることがないので、管状に連続して形成されている。
【0012】14bは、弁体15を内筒14の軸芯に対
して垂直な閉位置に回転させたときに、その外周縁部が
密接状態で当接するよう内筒14の内周に形成された弁
座突部であり、12cは、断熱材層13が外部に脱落す
るのを防止するために、弁箱12の両端内周に突設され
た保持板である。
【0013】以下、上記構成における作用を説明する。
内筒14の内部を高温流体が流れると、内筒14は高温
になるが、弁箱12は断熱材層13を介在しているので
それ程高温にはならない。また、内筒外フランジ14a
を挟み込んでいる弁箱外フランジ12b,12bが冷却
フィンの役割を果たすので、弁箱12は効果的に冷却さ
れる。断熱材層13の内周には内筒14が存在している
ので、流体の流れによって断熱材が下流に流されるとい
うことはない。
【0014】一方、内筒外フランジ14aは径方向に熱
膨張するが、弁箱外フランジ12b,12b間に挟持さ
れた構成であって、これらとはフランジ面において摩擦
力で結合されているだけであり、その膨張は阻害され
ず、内筒外フランジ14aに過大な熱応力が発生するこ
とはない。また、内筒外フランジ14aの熱は両弁箱外
フランジ12b,12bに分岐して伝わるので、径方向
の温度勾配は小さくなり、これによっても内筒外フラン
ジ14aにおける熱応力が低減される。
【0015】なお、上記実施例では各フランジ12b,
12b,14aを弁棒16の軸芯位置からずらせて配置
し、全周にわたって連続した環状に形成したが、弁棒1
6の軸芯を通りかつ内筒14や弁箱12の軸芯に対して
垂直な平面上に重合面が位置するようにフランジ12
b,12b,14aを形成してもよい。その場合、フラ
ンジ12b,12b,14aはシールリングや軸受筒部
など(図示せず)に緩衝しない範囲に部分的に形成す
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弁箱の内
周に断熱材層と内筒とを配設した高温用バタフライ弁に
おいて、弁箱を分割形成してその分割端部の外周にそれ
ぞれ弁箱外フランジを突設し、両弁箱外フランジ間に、
内筒の外周に突設した内筒外フランジを挟持するように
した。これにより、弁箱を効果的に冷却して弁箱全体の
温度上昇を従来より約1割低下できるとともに、内筒外
フランジの径方向の熱膨張を吸収してその熱応力を約2
割低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の高温用バタフライ弁の縦断
面図である。
【図2】従来の高温用バタフライ弁の縦断面図である。
【符号の説明】
11 高温用バタフライ弁 12 弁箱 12b 弁箱外フランジ 13 断熱材層 14 内筒 14a 内筒外フランジ 17 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の内周に断熱材層を配設し、この断
    熱材層の内周に耐熱材料からなる内筒を配設した高温用
    バタフライ弁において、前記内筒の外周の適当位置に内
    筒外フランジを突設し、前記弁箱を前記内筒外フランジ
    に対応する位置において分割形成して、各分割端部の外
    周に弁箱外フランジを突設し、各弁箱外フランジ間に前
    記内筒外フランジを挟持するとともに、弁箱外フランジ
    どうしをボルト結合することにより内筒を弁箱に支持し
    たことを特徴とする高温用バタフライ弁。
JP31741794A 1994-12-21 1994-12-21 高温用バタフライ弁 Pending JPH08178084A (ja)

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JP31741794A JPH08178084A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 高温用バタフライ弁

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JP31741794A JPH08178084A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 高温用バタフライ弁

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JPH08178084A true JPH08178084A (ja) 1996-07-12

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ID=18088004

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JP31741794A Pending JPH08178084A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 高温用バタフライ弁

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1299034C (zh) * 2001-07-13 2007-02-07 凡利安股份有限公司 节能型闸阀
KR100947498B1 (ko) * 2007-12-24 2010-03-17 주식회사 코펙스 고온 분철 가스제어용 사이클론 밸브
CN103542109A (zh) * 2013-09-29 2014-01-29 宁夏森源重工设备有限公司 上下拆分法兰盘式可更换阀芯水冷蝶阀

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CN1299034C (zh) * 2001-07-13 2007-02-07 凡利安股份有限公司 节能型闸阀
KR100947498B1 (ko) * 2007-12-24 2010-03-17 주식회사 코펙스 고온 분철 가스제어용 사이클론 밸브
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