JP3755613B2 - 高温気体の流路構成部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高温気体の流路構成部材に関するもので、たとえば、ジェットエンジンのダクトまたはその後流側に設けられる2次元推力偏向ノズルフラップなどのような高温気流中で使用される大型平板状の構成部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にジェットエンジンの2次元推力偏向ノズルは、たとえば、図10に示すように、ダクト1の後流側に左固定フラップ2、右固定フラップ3、下軸4を中心にして回動開閉可能な下部可動フラップ5、上軸6を中心にして回動開閉可能な上部可動フラップ7からなり、内部流路を高温気体が矢印Xで示す方向に流れる。
【0003】
そして、前記各部材の内面は高温気体と接触するため、構造体にライナを取付けている。
これらのうち、下部可動フラップ5を代表させて図11に示すと、構造体8の内面にライナ9を取付けており、また構造体8とライナ9の隙間に冷却空気を流して冷しながら使用するようになっている。
【0004】
図12は図11に対応させて従来の技術のもう1つの例を示している。すなわち、図12のライナ9は伸縮自在な波形にして構造体9に取付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10と図11に示した1枚板のライナ9を構造体8に単純に結合すると、使用中にライナ9は高温に、構造体8は低温になるため、一般に熱膨張量に大差が出て図11に示すように、バイメタル状に全体に反って流路形状が変わってしまい、とくに平面度がほしい場合に困り、はなはだしい場合は、支持部が破損するという問題点があった。また図12に示したものでは、構造体8とライナ9の熱膨張差をライナ9のふくらみの曲部の変形で容易に吸収することができるが、ライナ9の面、つまり、流路面が平滑でないので、平面流路がほしい場合には適用できないという問題点があった。
【0006】
本発明は上記のような問題点を解決しようとするものである。すなわち、本発明は、ライナの熱変形を積極的に逃がすことができて、該ライナの熱応力を緩和し、破損を防止しつつ、良好な平面流路を保持することができる高温気体の流路構成部材を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合されており、前記小片ライナの、前記流路面と反対側の構造体側の面には、耳片が設けられており、前記構造体の、前記小片ライナ側の面には、小片ライナの前記耳片に対応する位置に、高温流体の流れ方向に間隔をおいて一対の耳片が設けられており、小片ライナの前記耳片は、対応する構造体の一対の前記耳片の間に、流れ方向に緩く位置し、さらに、小片ライナの耳片とこれに対応する構造体の耳片とに形成された貫通孔に、前記流れ方向に連結ピンが緩く挿通していることで、小片ライナが流れ方向と垂直な方向に拘束されているものとした。
また、上記目的を達成するため、本発明は、短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合されており、互いに隣接する小片ライナは、高温気体側で平面を形成し、かつ、高温気体の圧力を受けられるように、互いに斜面で接しているものとした。
また、上記目的を達成するため、本発明は、短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合され、前記ライナの長手方向上流側に結合されるダクトと、前記ライナが高温気体により圧力を受けてその長手方向上流側の回転軸の周りに回動しようとすると、前記流路面と反対側の前記構造体に接触して、ライナの回動を停止する、前記ダクトに設けられた伸縮ロッドと、をさらに備え、該伸縮ロッドの伸縮により、前記ライナの開度が調整されるものとした。
また、上記目的を達成するため、本発明は、短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合され、前記各小片ライナの、前記流路面と反対側の前記構造体側の面には、長手方向下流側において、耳片が設けられており、ロッドが、これら耳片に形成された貫通孔に挿通されており、該各貫通孔は高温流体の流れ方向への長孔となっているものとした。
【0008】
本発明によれば、短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合されているので、複数枚に分割された短冊状の小片ライナは支持点以外の個所では流路面に平行に動けるため、該ライナの全体的および局所的熱変形は殆んど各小片ライナの範囲にとどまり、全体の流路形状、とくに、平面度を損なうことがなく、また過大な熱応力も発生しない。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態を示した斜視図で、ちょうど、図10のように、ジェットエンジンの2次元推力偏向ノズルを例示している。
図1において、11はダクト、12は右固定フラップ、13は左固定フラップ、14は下軸、15は該下軸14を中心にして回動する下部可動フラップ、16は上軸、17は該上軸16を中心にして回動する上部可動フラップである。そして、前記下部可動フラップ15は、平板状の下部構造体18の内面(上面)に短冊状の複数の下部小片ライナ19,19,・・・が板状に並べたものからなり、同様に、上部可動フラップ17は、上部構造体20の内面(下面)に短冊状の複数の上部小片ライナ21,21,・・・が板状に並べたものからなっている。
【0010】
図2は図1の下部小片ライナ19,19,・・・を示した拡大斜視図、図3は図1の下部構造体18を示した拡大斜視図、図4は連結ピンを示した拡大斜視図である。
図2に示すように、下部小片ライナ19の外面(下面)には中央に貫通孔30を有する耳片(ラグ)22,23,24,・・・が高温気体の流れる矢印Xの方向に順に並べて設けられており、また図3に示すように、これに対応させて下部構造体18の内面(上面)にも中央に貫通孔31を有する耳片(ラグ)25,26,27,29,・・・が設けられている。
【0011】
ここで、図1のように、下部構造体18の内面(上面)に下部小片ライナ19,19,・・・が設置されるのであるが、その1つの下部小片ライナ19について説明すると、ちょうど、図2の耳片22が図3の耳片25と耳片26の間に嵌合して位置決めされ、図2の耳片23は図3の耳片27と耳片29の間に緩く位置し、この状態で図4の連結ピン32を前記貫通孔31から30へと順に緩挿入する。こうすることによって、下部小片ライナ19の外面(下面)が下部構造体18に設けられた回転止め柱片28の頂部に接触し、ローリング止めがなされるとともに、高温気体が流れるXの方向には前記耳片22が支持点となり、他の耳片23,24,・・・は熱変形を許容する。また前記Xに垂直な方向Y,Zについては連結ピン32によって拘束される。
【0012】
図5は図2の切断線V−Vに沿う下部小片ライナ19,19,・・・の拡大断面図である。図2では一方の小片ライナ19と隣りの小片ライナ19の間に隙間が発生すると、その隙間から高温気体または冷却空気が漏れるおそれがあるので、図5のように、一方の小片ライナ19と隣りの小片ライナ19の対向面にそれぞれ溝33を設けてその溝33に中継片34を嵌め込んで、漏れを防止している。
【0013】
図6は図5に対応させて本発明の第2の実施の形態の小片ライナ19を示した拡大断面図である。
各小片ライナ19,19,・・・には矢印35で示す高温気体の圧力がかかるので、一方の小片ライナ19と隣りの小片ライナ19とは斜面36で接触させ、支持柱37でその圧力を受けるようにしている。つまり、斜面36の接触により、高温気体の漏れを防止している。
【0014】
図7は本発明の第3の実施の形態を示した斜視図である。
同図において、下部可動フラップ15は分割された下部小片ライナ19,19,・・・からなり、下軸14に取付けられている。同様に、上部可動フラップ17は分割された上部小片ライナ21,21,・・・からなり、上軸16に取付けられている。
【0015】
そして、上部小片ライナ21,21,・・・の外面(上面)には上方に凸のリブ38,38,・・・を有し、下部小片ライナ19,19,・・・の外面(下面)にも前記リブ38と上下対称なリブ(図示せず)を有している。
この下部可動フラップ15は高温気体の圧力を受けて下軸14を中心にして時計方向に回動しようとし、上部可動フラップ17は上軸16を中心にして反時計方向に回動しようとするので、該フラップ17については構造体として作用するロングローラ39でそれを抑制するようになっている。前記フラップ15についても、同様なロングローラ(図示せず)で抑制するようになっている。40は前記ロングローラを前後進させるアクチュエータで、図7にみられるように、1つのロングローラ39の両端についてそれぞれ1つずつのアクチュエータ40が設けられている。この他に図示されていないロングローラのZ方向の変位を止める部材としてのリンクまたはアクチュエータを有している。
【0016】
いま図8により、その1つを説明すると、図8において、41は固定ロッド、42は固定点、43は該アクチュエータ40とロングローラ39の端部軸とを接続している伸縮ロッド、44は前記小片ライナ21に高温気体が作用する圧力を示した矢印である。
すなわち、高温気体により、小片ライナ21は矢印44で示す圧力を受けて上軸16を中心にして反時計方向に回動しようとするが、ちょうど、実線のように、小片ライナ21のリブ38がロングローラ39に接触したところで、その回動が停止する。
【0017】
したがって、小片ライナの開度はロングローラ39の位置で決められるから、たとえば、アクチュエータ40により、伸縮ロッド43を収縮させてロングローラ39を実線の位置から2点鎖線の位置にすると、小片ライナ21は上軸16を中心にして反時計方向に回動し、ちょうど、2点鎖線のリブ38aがロングローラ39aに接触した位置で停止する。
【0018】
このようにして、図7の下部可動フラップ15、上部可動フラップ17の開度調整をすることができる。
【0019】
図9は本発明の第4の実施の形態の上部可動フラップ17を示した斜視図である。
上部可動フラップ17は短冊状の上部小片ライナ21,21,・・・の多数が平板状に並べられているものからなっている。
そして、45は該小片ライナ21の一端部、46は他端部、47は回転軸ロッド、48は支持ロッド、49は回転軸ロッド取付用耳片、50は支持ロッド取付用耳片、51は該耳片50に設けられた貫通孔(高温気体の流れX方向に長い長孔)、52は骨組みロッドである。
【0020】
すなわち、各小片ライナ21,21,・・・の一端部45,45,・・・の付近には耳片(ラグ)49,49,・・・が溶接され、回転軸ロッド47が該耳片49,49,・・・の中央貫通孔に一体物のように挿通しており、また小片ライナ21,21,・・・の他端46,46,・・・の付近には耳片(ラグ)50,50,・・・が溶接され、支持ロッド48が該耳片50,50,・・・の貫通孔51,51,・・・に挿通され、しかも、回転軸ロッド47と支持ロッド48が骨組みロッド52でもってトラス結合されているので、回転軸ロッド47を回動させると、上部可動フラップ17、つまり、各小片ライナ21,21,・・・は一体物のようになって開閉する。
【0021】
また前記耳片50,50,・・・の中央貫通孔51,51,・・・は高温気体の流れX方向への長孔であるため、小片ライナ21,21,・・・の他端部46,46,・・・の前記X方向への熱変形を許容する。
【0022】
図9に示した実施例においては、回転軸ロッド47、支持ロッド48、骨組みロッド52が構造体であり、概ね耳片49が支持点、回転軸ロッド47と耳片49が位置決め機構、支持ロッド48、耳片50,50,・・・が回転止め機構となる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合されているので、複数枚に分割された短冊状の小片ライナは支持点以外の個所では流路面に平行に動けるため、該ライナの全体的および局所的熱変形は殆んど各小片ライナの範囲にとどまり、全体の流路形状、とくに、平面度を損なうことがなく、また過大な熱応力も発生しない。しかも、分割を短冊としたことにより、短辺方向の熱変形が長辺方向に対して著しく少なくなり、支持点設計が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示した斜視図である。
【図2】図1の下部小片ライナ群を示した拡大斜視図である。
【図3】図1の下部構造体を示した拡大斜視図である。
【図4】図2の小片ライナと図3の構造体を結合する連結ピンを示した拡大斜視図である。
【図5】図2の切断線V−Vに沿う小片ライナの拡大断面図である。
【図6】図5に対応させて本発明の第2の実施の形態の小片ライナを示した拡大断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示した斜視図である。
【図8】図7の上部小片ライナの開閉機構を示した拡大側面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示した拡大斜視図である。
【図10】従来の技術の一例を示した斜視図である。
【図11】図10の下部ライナの変形状態を示した拡大斜視図である。
【図12】従来の技術のもう1つの例の下部ライナを示した拡大断面図である。
【符号の説明】
15 下部可動フラップ
17 上部可動フラップ
18 下部構造体
19 下部小片ライナ
20 上部構造体
21 上部小片ライナ

Claims (4)

  1. 短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合されており、
    前記小片ライナの、前記流路面と反対側の構造体側の面には、耳片が設けられており、
    前記構造体の、前記小片ライナ側の面には、小片ライナの前記耳片に対応する位置に、高温流体の流れ方向に間隔をおいて一対の耳片が設けられており、
    小片ライナの前記耳片は、対応する構造体の一対の前記耳片の間に、流れ方向に緩く位置し、
    さらに、小片ライナの耳片とこれに対応する構造体の耳片とに形成された貫通孔に、前記流れ方向に連結ピンが緩く挿通していることで、小片ライナが流れ方向と垂直な方向に拘束されている、ことを特徴とする高温気体の流路構成部材。
  2. 短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合されており、
    互いに隣接する小片ライナは、高温気体側で平面を形成し、かつ、高温気体の圧力を受けられるように、互いに斜面で接している、ことを特徴とする高温気体の流路構成部材。
  3. 短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合され
    前記ライナの長手方向上流側に結合されるダクトと、
    前記ライナが高温気体により圧力を受けてその長手方向上流側の回転軸の周りに回動しようとすると、前記流路面と反対側の前記構造体に接触して、ライナの回動を停止する、前記ダクトに設けられた伸縮ロッドと、をさらに備え、
    該伸縮ロッドの伸縮により、前記ライナの開度が調整される、ことを特徴とする、高温気体の流路構成部材。
  4. 短冊状の小片ライナの複数枚が高温気体の流路保持可能および遮熱可能に平板状に並べられていて大きな平面の流路面を形成しているライナと、該ライナの外側に設けられて前記ライナを保持している構造体とからなり、かつ、前記短冊状の各小片ライナの長手方向が該流路面に平行になっていて、しかも、それら小片ライナは、該流路面に対して平行な熱変形が許容されるようにして、さらに、該流路面に対して垂直な方向への諸変形が拘束されるようにして、前記構造体に支持点と位置決めおよび回転止め機構とで結合され
    前記各小片ライナの、前記流路面と反対側の前記構造体側の面には、長手方向下流側において、耳片が設けられており、ロッドが、これら耳片に形成された貫通孔に挿通されており、該各貫通孔は高温流体の流れ方向への長孔となっている、ことを特徴とする、高温気体の流路構成部材。
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