JP2874075B2 - ニトロン化合物及び光脱色性材料 - Google Patents

ニトロン化合物及び光脱色性材料

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JP2874075B2 JP24738392A JP24738392A JP2874075B2 JP 2874075 B2 JP2874075 B2 JP 2874075B2 JP 24738392 A JP24738392 A JP 24738392A JP 24738392 A JP24738392 A JP 24738392A JP 2874075 B2 JP2874075 B2 JP 2874075B2
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体集積回路
の製造における写真食刻工程用のマスクのように被写体
の像のコントラストを増強させるための光脱色性材料の
主成分として好適な新規なニトロン化合物及び該ニトロ
ン化合物を含有する光脱色性材料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】リソグ
ラフィー技術において、ホトレジストを所望のパターン
形状に露光し、現像してできるレジスト像は、露光像の
コントラストが大きいほど垂直に近い壁を持つ形状にな
るものであるが、非常に高い解像度の露光を行う場合、
露光像のコントラストが低下し、鮮明なレジスト像を得
ることができなくなるという問題がある。
【0003】そこで、解像度及びパターン形状の改造を
図る方法として、コントラスト増強用の光脱色性層(特
公昭62−40697号公報、特開昭62−23414
8号公報)を用いたパターン形成方法が提案されてお
り、その光脱色性材料の主成分であるニトロン化合物
は、下記の構造を有するものである。
【0004】
【化2】
【0005】しかしながら、上記ニトロン化合物を主成
分とした従来の光脱色性材料は、g線(436nm)、
h線(405nm)、i線(365nm)などの波長3
00〜450nmの紫外線に適した材料であり、最近の
露光の解像度を高めるためにより光の波長を短くした波
長200〜300nmのDUV(deep UV)やエ
キシマレーザーには全く吸収感度を有さず、従って、コ
ントラストを増強する効果を有さないもので、レジスト
パターン形状も良好でなく、これらの波長を用いるリソ
グラフィーを使用する用途には適用できないものであっ
た。
【0006】そこで、DUV光やエキシマレーザーに対
して吸収感度を有するコントラスト増強用の光脱色性層
を用いたレジストパターン形成方法が提案されている
(特開平2−118655号公報)。
【0007】しかし、この提案の光脱色性材料はジアゾ
化合物であり、一般的に経時安定性に欠けると共に、合
成、取扱に十分注意を払う必要があるという問題点を有
するものである。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、DUV光やエキシマレーザーに対して良好な吸収感
度を有すると共に、上述したジアゾ化合物における問題
点がない新規なニトロン化合物及び該ニトロン化合物を
含有する光脱色性材料を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、例えば下
記一般式(2)で示されるN−アルキルヒドロキシルア
ミン塩酸塩に酢酸カリウムを反応させてN−アルキルヒ
ドロキシルアミンを遊離させた後、これに下記一般式
(3)で示される化合物を反応させることにより、容易
に下記一般式(1)で示される新規なニトロン化合物が
得られること、この式(1)で示される化合物がDUV
光やエキシマレーザーに対して良好な吸収感度を有する
と共に、経時安定性に優れ、取扱が容易であることを知
見した。
【0010】
【化3】 (但し、式中Rはヒドロキシ基、Rはアルキル基、
シクロアルキル基又はアラルキル基である。)
【0011】即ち、上記式(1)で示される新規なニト
ロン化合物は、DUV(200〜300nm)やエキシ
マレーザーに対して光脱色性を有し、露光の解像度を高
める要望に応えることができるもので、このニトロン化
合物を用いて光脱色性材料を調製し、DUVやエキシマ
レーザーでのコントラスト増強リソグラフィーを行う
と、高コントラスト、高解像度、高精度で微細なレジス
トパターンを形成することができると共に、既知ジアゾ
化合物に比べ経時安定性を有し、合成、取扱が簡便であ
るため、DUVやエキシマレーザーでのコントラスト増
強用の光脱色性材料の主成分として有用で、大いに威力
を発揮できることを見い出し、本発明をなすに至ったも
のである。
【0012】従って、本発明は、上記式(1)で示され
るニトロン化合物及び該ニトロン化合物を含有する光脱
色性材料を提供する。
【0013】以下、本発明について更に詳しく説明する
と、本発明の新規なニトロン化合物は、下記一般式
(1)で示されるものである。
【0014】
【化4】
【0015】ここで、式中Rはヒドロキシ基である。
【0016】また、式中Rは、アルキル基、シクロア
ルキル基、又はアラルキル基であり、具体的には、アル
キル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基など、シクロアルキル基としてはシクロヘキ
シル基など、アラルキル基としてはベンジル基などが挙
げられ、炭素数1〜8のものが好適であり、中でもメチ
ル基、イソプロピル基、ベンジル基が好ましく用いられ
る。
【0017】上記式(1)のニトロン化合物を具体的に
例示すると、α−カルボキシ−N−メチルニトロン、α
−カルボキシ−N−イソプロピルニトロンなどが挙げら
れる。
【0018】本発明の式(1)で示されるニトロン化合
物は、例えば下記一般式(2)で示されるN−アルキル
ヒドロキシルアミン塩酸塩を原料とし、酢酸カリウムを
用いてN−アルキルヒドロキシルアミンを遊離させた
後、これに下記一般式(3)で示される化合物を反応さ
せることにより、容易に合成することができる。
【0019】
【化5】
【0020】この場合、上記反応は、メタノールなどの
有機溶媒中で行うことが好ましい。また、N−アルキル
ヒドロキシルアミン塩酸塩に酢酸カリウムを反応させる
際は、N−アルキルヒドロキシルアミン塩酸塩1モルに
対して酢酸カリウムを0.8〜1.2モルの割合で添加
して、0〜40℃で1〜4時間反応させるという条件が
好適に採用される。
【0021】上記反応終了後、析出した塩化カリウムを
ろ別し、その溶液に式(3)で示される化合物を反応さ
せる。その際、N−アルキルヒドロキシルアミン1モル
に対して式(3)で示される化合物を0.8〜1.2モ
ルの割合で添加し、20〜50℃で3〜8時間反応させ
るという条件が好適に採用される。この反応終了後、反
応液を10℃以下に冷却し、析出した結晶をろ別し、結
晶を適当な溶剤で洗浄することにより、目的とする式
(1)で示されるニトロン化合物を得ることができる。
なお、結晶が析出しない場合は、蒸留によって目的のニ
トロン化合物を単離することができる。
【0022】このようにして得られる本発明のニトロン
化合物は、特にDUV光やエキシマレーザーに対して光
脱色性を有するため、微細なレジストパターンの形成が
可能となるコントラスト増強用の光脱色性材料の主成分
として有用で、本発明のニトロン化合物を用いることに
より、高コントラスト、高解像度、高精度で微細なレジ
ストパターンを形成し得る光脱色性材料を得ることがで
き、本発明の光脱色性材料は上記式(1)で示されるニ
トロン化合物を含有するもので、このニトロン化合物を
結合剤、界面活性剤などと共に、水又は有機溶剤、ある
いは水−有機溶剤混合溶液に溶解して混合し、回転注型
可能な光脱色性材料として用いることができる。
【0023】この光脱色性材料としては、(A)水0〜
100部(重量部、以下同様)、(B)有機溶剤0〜1
00部、(C)有機重合体結合剤1〜30部、好ましく
は1〜15部、(D)式(1)で示されるニトロン化合
物1〜30部、好ましくは1〜15部、(E)界面活性
剤0〜2部、好ましくは0〜1部を混合したものが好適
である。
【0024】ここで、(B)成分の有機溶剤としては、
トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化
水素、芳香族炭化水素とシクロヘキサン等の脂肪族炭化
水素との混合物、芳香族炭化水素とプロパノール、ブタ
ノールなどのアルコール類との混合物、更にはエタノー
ル、プロパノール、ブタノールなどのアルコール類、テ
トラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル
類などが挙げられる。
【0025】(C)成分の有機重合体結合剤としては、
酢酸ビニルの単独重合体又は共重合体、あるいはこれら
の部分ケン化物、ポリビニルアルコール、スチレン又は
その誘導体の共重合体、ポリビニルフェノール単独重合
体又は共重合体、アクリル酸又はメタクリル酸エステル
の単独重合体又は共重合体、炭化水素可溶性セルロース
エーテル、水溶性セルロースエーテル、セルロースエス
テル類、プルラン類、ポリビニルピロリドン単独重合体
又は共重合体、トリオルガノシリル基を導入したポリビ
ニルアルコールやプルラン類などを挙げることができ
る。
【0026】(E)成分の界面活性剤としては、第4級
アンモニウム系界面活性剤、ベタイン系界面活性剤、ア
ミンオキサイド系界面活性剤、アミンカルボン酸塩系界
面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系界面
活性剤、あるいはこれらのフッ素含有の界面活性剤を挙
げることができる。
【0027】本発明の光脱色性材料を用いてレジストパ
ターンを形成するには、図1及び図2に示すリソグラフ
ィー工程により行うことができる。
【0028】即ち、図1はホトレジスト層の上に光脱色
性層を直接形成した例を示す。この方法は、ケイ素ウエ
ハー等の基板1上にスピンコートなどの方法でホトレジ
スト層2を形成し、このホトレジスト層2の上に本発明
の光脱色性材料をスピンコートなどの方法で塗布して光
脱色性層3を形成し、光脱色性層3に所定波長のDUV
やエキシマレーザーを縮小投影法により所望のパターン
形状に露光し、即ち図1においてA部分を露光し、次い
で光脱色性層3を除去した後、現像液を用いて現像する
方法によりレジストパターン5を形成することができ
る。なお、光脱色性材料が水溶性である場合、水溶液系
現像液にてホトレジスト層2及び光脱色性層3を同時に
除去してレジストパターン5を形成することができる。
【0029】図2は光脱色性層3をホトレジスト層2か
ら隔離するために両者の間にポリビニルアルコール等の
中性物質からなる薄い介在層6を設けた例を示す。この
方法は介在層6をホトレジスト層2上に形成した後、光
脱色性層3を形成する以外は図1と同様の方法で実施で
きる。なお、本発明の光脱色性材料が水溶性である場
合、光脱色性層3と介在層6とを水で同時に洗い流すこ
とができ、これによりスカムの発生を防止し得る。ま
た、水溶液系現像液にて光脱色性層3、介在層6及びホ
トレジスト層2を同時に除去してレジストパターン5を
形成することもできる。
【0030】図1及び図2に示した例においてはホトレ
ジスト層2としてポジ型レジストを用いたので、B部分
がレジストパターンとして残るが、ホトレジストとして
は、所定波長の光に対して所定レベルのコントラスト閾
値を示すものであれば、ポジ型、ネガ型のいずれも使用
することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に示すが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。
【0032】[実施例1]酢酸カリウム94.2g
(0.96モル)、塩酸N−メチルヒドロキシアミン7
3.5g(0.88モル)及びメタノール260gの混
合物を室温にて2時間反応させた。反応終了後、析出し
た塩化カリウムをろ過により除去し、そのろ液にグリオ
キシル酸一水和物73.6g(0.80モル)を加え、
室温にて約7時間反応させた。その後、反応液を10℃
以下に冷却し、析出した結晶をろ過、乾燥することによ
り、下記式(1−a)で示されるα−カルボキシ−N−
メチルニトロン47.9g(収率58%)を得た。
【0033】
【化6】
【0034】このα−カルボキシ−N−メチルニトロン
の質量スペクトル(MS)、核磁気共鳴スペクトル(N
MR)、赤外線スペクトル(IR)及び元素分析の結果
を下記に示す。 <MS:m/e(スペクトル強度比)>42(98.
6),44(100.0),59(38.8),103
(13.9)
【0035】
【化7】 〈IR:(cm-1)〉3419,3142,3091,
3026,1714,1481,1439,1416,
1400,1117,1090,958,935,84
9 〈元素分析値:(%)C35NO3〉 理論値 C:34.9 H:4.9 N:13.6 実測値 C:33.9 H:4.6 N:13.7
【0036】[実施例2]光脱色性材料として、上記式
(1−a)で示されるα−カルボキシ−N−メチルニト
ロン3.8%、分子量約3000で成分比6:4のポリ
ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体7.7%フロラ
ードFC−430(住友スリーエム(株)製)0.2%
の水溶液を用い、図1に示すリソグラフィー工程に従っ
てレジストパターンを形成した。
【0037】まず、ケイ素ウエハーからなる基板1にポ
ジ型レジストをスピンコートしてレジスト層2を形成し
(図1(a))、次にレジスト層2上に上記光脱色性材
料をスピンコートして光脱色性層3を形成し(図1
(b))、縮小投影法によりA部分に選択的に248n
mのKrFエキシマレーザー4を露光した(図1
(c))。その後、光脱色性層3を純水を用いて除去
し、アルカリ現像液を用いて現像を行い、レジストパタ
ーン5を形成した(図1(d))。得られたレジストパ
ターンはコントラストが増強された0.25μm解像の
ものであった。
【0038】[実施例3]有機重合体結合剤としてポリ
ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体の代わりにプル
ランを用いた以外は、実施例2と同様にレジストパター
ンを形成したところ、同様に良好な結果が得られた。
【0039】[実施例4]光脱色性層3を純水を用いて
除去する代わりに、アルカリ現像液を用いて光脱色性層
3の除去と現像を同時に行った以外は、実施例2と同様
にレジストパターンを形成したところ、同様に良好な結
果が得られた。
【0040】[実施例5]光脱色性材料として、上記式
(1−a)で示されるα−カルボキシ−N−メチルニト
ロン3.0%、分子量約3000で成分比6:4のポリ
ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体6.0%及びフ
ロラードFC−430(住友スリーエム(株)製)0.
1%のプロピレングリコールメチルエーテルアセテート
−1−プロパノール溶液(重量比9:1)を用い、介在
層として分子量約10000のポリビニルアルコール5
%水溶液を用い、図2に示すリソグラフィー工程に従っ
てレジストパターンを形成した。
【0041】まず、ケイ素ウエハーからなる基板1にポ
ジ型レジストをスピンコートしてレジスト層2を形成し
(図2(a))、次にレジスト層2上に上記介在層6を
スピンコートし(図2(b)),更にその上に上記光脱
色性材料をスピンコートして光脱色性層7を形成し(図
2(c))、縮小投影法によりA部分に選択的に248
nmのKrFエキシマレーザー4を露光した(図2
(d))。その後、介在層6と光脱色性層3を純水を用
いて除去し、アルカリ現像液を用いて現像を行い、レジ
ストパターン5を形成した(図2(e))。得られたレ
ジストパターンはコントラストが増強された0.30μ
m解像のものであった。
【0042】[実施例6]介在層6と光脱色性層7を純
水を用いて除去する代わりに、アルカリ現像液を用いて
介在層6、光脱色性層7の除去及び現像を同時に行って
実施例5と同様にレジストパターンを形成したところ、
同様に良好な結果が得られた。
【0043】[実施例7]酢酸カリウム94.2g
(0.96mol)、塩酸N−イソプロピルヒドロキシ
ルアミン98.2g(0.88mol)とメタノール5
00gの混合物を室温にて2時間反応させた。反応終了
後析出した塩化カリウムをろ過により除去し、そのろ液
にグリオキシル酸一水和物73.6g(0.80mo
l)を加え、室温にておよそ8時間反応させた。その
後、反応液を濃縮し再結晶することによって下記式(1
−b)で示されるα−カルボキシ−N−イソプロピルニ
トロンイソプロピルニトロン19.7g(収率15%)
を得た。
【0044】
【化8】
【0045】このα−カルボキシ−N−イソプロピルニ
トロンの質量スペクトル(MS)、核磁気共鳴スペクト
ル(NMR)、赤外線スペクトル(IR)及び元素分析
の結果を下記に示す。この化合物の分析結果を下記に示
す。 〈MS:m/e(スペクトル強度比)〉41(47.
0) 43(100.0) 89(45.5) 131
(1.2)
【0046】
【化9】 〈IR:(cm−1〉 3473,3105,3076,2993,1713,1622,1556, 1485,1437,1381,1331,1182,1128,1119, 1065,966,943,847, 〈元素分析値:(%)CNO〉 理論値 C:45.80 H:6.92 N:10.68 実測値 C:45.65 H:6.90 N:10.62
【0047】[実施例8]光脱色性材料として、上記式
(1−b)で示されるα−カルボキシ−N−イソプロピ
ルニトロン4.3%、分子量約1700で成分比が6:
4のポリビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体8.7
%及びフロラードFC−430(住友スリーエム(株)
製)0.01%のエチルベンゼン−2−ヘプタノール溶
液(重量比9:1)を用い、図2に示すリソグラフィー
工程に従って実施例5と同様にレジストパターンを形成
した。得られたレジストパターンは、コントラストが増
強された0.30μm解像のものであった。
【0048】[実施例9]介在層6と光脱色性層7を純
水を用いて除去する代わりに、アルカリ現像液を用いて
介在層6、光脱色性層7の除去及び現像を同時に行って
実施例8と同様にレジストパターンを形成したところ、
同様に良好な結果が得られた。
【0049】
【発明の効果】本発明のニトロン化合物は、特にDUV
光やエキシマレーザーに対して光脱色性を有するため、
高コントラスト、高解像度、高精度で微細なレジストパ
ターンを形成し得る光脱色性材料を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光脱色性材料を用いたリソグラフィー
工程の一例を示す工程図である。
【図2】本発明の光脱色性材料を用いたリソグラフィー
工程の他の例を示す工程図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ホトレジスト層 3 光脱色性層 4 DUV光もしくはエキシマレーザー 5 レジストパターン 6 介在層 7 光脱色性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 健一 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社 合成技術研究 所内 (56)参考文献 Tetrahedron,48(4), 663−668(1992) J.Org.Chem.,55(11), p.3427−3429(1990) J.Org.Chem.,53(9), p.1957−1965(1988) Heterocycles,24 (6),1609−1617(1986) Bull.Chem.Soc.,Ch em.Commun.,18,p1239− 1241(1985) Magn.Reson.Chem., 23(2),p101−103(1985) J.Org.Chem.,49(18), p.3421−3423(1984) Bull.Chem.Soc.,Jp n.,56(11),p3541−3542(1983) J.Org.Chem.,47(23), p.4397−4303(1982) J.Org.Chem.,47(11), p.2047−2051(1982) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 291/02 G03F 7/027 G03F 7/105 503 G03F 7/26 512 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示されるニトロン化
    合物。 【化1】 (但し、式中Rはヒドロキシ基、Rはアルキル基、
    シクロアルキル基又はアラルキル基である。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のニトロン化合物を含有す
    る光脱色性材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Bull.Chem.Soc.,Chem.Commun.,18,p1239−1241(1985)
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Magn.Reson.Chem.,23(2),p101−103(1985)
Tetrahedron,48(4),663−668(1992)

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