JP2873792B2 - 鈴の製造方法及び鈴 - Google Patents

鈴の製造方法及び鈴

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、従来の鈴の概念を打
破した斬新な形態を有する鈴を製造する方法及びこの方
法によつて製造される鈴に関する。
【0002】
【従来の技術】鈴は現在の生活では、神社仏閣等で、い
わゆる縁起物として提供されるほか、財布等の小物につ
けて使用され、一般的には鈴口を欠設した球状を呈し、
内部に発音用の転動子を収容した伝統的な形状を呈して
いて、その製造に当つては、中空でほぼ半球状の一対の
椀体をそれぞれ別々にプレス打ち抜き成形等により形成
し、これらの一対の椀体を互いに固着して中空のほぼ球
状にし、内部空間に発音用の玉を挿入し、かつ上方にリ
ング状等のフツクを固着してなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の鈴
では、一対の椀体及びフツクを別々にプレス打ち抜き成
形等により形成し、その後これらを溶接等により組み立
てなければならず、特にフツクの溶着が困難であると共
に、部品点数及び組み立て工数が多く、コストアツプの
原因の一つになつていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の鈴の製造方法
では、金属板からのプレス打抜き型押しの一工程による
中央部のフックを構成すべき対称形の一対のフック半体
の連設と共に、一方のフック半体に連ねて所定の図柄、
文字等の表示を刻設形成した深皿状の一方の鈴半体を形
成し、他方のフック半体に連ねて前記一方の鈴半体と共
に鈴本体を構成すべくこの一方の鈴半体より丈高で鍋状
を呈しかつ前記フック半体が形成されているのとは反対
側の外周に沿って円弧状の鈴口を欠設し、次工程で前記
両方のフック半体の結合部で折曲してこれらフック半体
を重ね合わせることにより、前記両鈴半体間で、これら
鈴半体のいずれかの外縁部に形成したかしめ止め用突縁
を他の鈴半体の外縁部にかしめ止めし、この際これら両
鈴半体間に形成される空間に発音用の転動子を挿入す
る。
【0005】請求項2の鈴では、フックを突設した鈴本
体を構成する一対の鈴半体が、それらの外縁部において
かしめ止めされており、前記鈴本体の内部の空間に発音
用の転動子が挿入されていると共に、前記鈴半体の一方
には所定の図柄、文字等の表示が刻設され、他方の鈴半
体は前記一方の鈴半体より丈高に構成され、この丈高の
鈴半体の表面には、前記フックが形成されているのとは
反対側の外周に沿って円弧状の鈴口が欠設されている。
【0006】
【作用】深皿状の鈴半体と、これより丈高の鍋状の鈴半
体とがそれらの外縁部においてかしめ止めされて結合さ
れていて、金属板からのプレス打抜き型押しの工程と、
これに引き続くかしめ止め工程とによつて、鈴が成形加
工される。
【0007】
【実施例】図1及び図2には、金属版からプレス打抜き
型押しの一工程によつて成形された鈴の半製品1を示す
平面図及び側断面図であつて、中央にはフツク2を構成
すべき対称形の眼孔片状の一対のフツク半体3,4が結
合部5で結合された状態で形成されている。
【0008】前記一対のフック半体3,4のうち、一方
のフック半体3に連ねて一方の鈴半体6が構成され、こ
の一方の鈴半体6は形断面を有する深皿状を呈し、そ
の表面には型押しにより図柄、文字等の表示(図示の実
施例では大吉の文字)7が形成されている。
【0009】前記他方のフツク半体4に連ねて他方の鈴
半体8が構成され、この他方の鈴半体8は前記一方の鈴
半体6と同じ断面形状を有するが、やゝ丈高の(深い)
鍋状を呈しており、その表面には前記他方のフツク半体
4が形成されるのとは反対側の外周に沿つて円弧状の鈴
口9が打抜きによつて成形される。
【0010】前記一方の鈴半体6と他方の鈴半体8のう
ちの一方(図示の実施例では一方の鈴半体6)の外縁部
にはかしめ止め用突縁10が形成され、他方(図示の実
施例では他方の鈴半体8)の外縁部には前記かしめ止め
用突縁10によつて巻き込まれる縁部11が突設されて
いる。実際上、これらかしめ止め用突縁10を鈴半体
6,8のうちのどちら側に形成するかは任意である。
【0011】上記のように成形された鈴の半製品1にお
いて、次に前記フツク半体3,4をその結合部5で折り
曲げて一方の鈴半体6と他方の鈴半体8をつき合わせて
かしめ止めをするのであるが、これに先立つてかように
して構成されるべき鈴本体12内に形成される空間13
に鉄片などからなる発音用の転動子14を挿入するので
ある。
【0012】前記一方の鈴半体6のかしめ止め用突縁1
0を、他方の鈴半体8の外縁部11にかしめ止めを行な
う第2の工程によつて図3に示すような鈴本体12がで
き上る。
【0013】種々形状を変えて試験を行なつた結果で
は、前記鈴口9を丈高な方の鈴半体8に欠設し、しかも
その形状及び位置を図1に示すように鈴半体8のフツク
半体4が突設されているのとは反対側の外周に沿つて円
弧状に設けたものが最も発音の性能がすぐれていること
が経験された。
【0014】
【発明の効果】この発明の方法は従来の鈴製造の工程と
は全く異なつて簡略であり、しかも得られた鈴は極めて
斬新な形状を有するので、鈴の使用範囲を大幅に拡大す
ることが期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法の第1の工程によつて金属板か
らプレス打抜き型押しされた鈴半製品の平面図である。
【図2】図1に示す鈴の半製品の竪断面図である。
【図3】鈴の完成品の一部断面で示す拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 フツク 3,4 フツク半体 5 結合部 6 一方の鈴半体 7 表示 8 他方の鈴半体 9 鈴口 10 かしめ止め用突縁 11 外縁部 12 鈴本体 13 空間 14 転動子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板からのプレス打抜き型押しの一工
    程による中央部のフックを構成すべき対称形の一対のフ
    ック半体の連設と共に、一方のフック半体に連ねて所定
    の図柄、文字等の表示を刻設形成した深皿状の一方の鈴
    半体を形成し、他方の鈴半体に連ねて前記一方の鈴半体
    と共に鈴本体を構成すべくこの一方の鈴半体より丈高で
    鍋状を呈しかつ前記フック半体が形成されているのとは
    反対側の外周に沿って円弧状の鈴口を欠設し、次工程で
    前記両方のフック半体の結合部で折曲してこれらフック
    半体を重ね合わせることにより、前記両鈴半体間で、こ
    れら鈴半体のいずれかの外縁部に形成したかしめ止め用
    突縁を他の鈴半体の外縁部にかしめ止めし、この際これ
    ら両鈴半体間に形成される空間に発音用の転動子を挿入
    することを特徴とする鈴の製造方法。
  2. 【請求項2】 フックを突設した鈴本体を構成する一対
    の鈴半体が、それらの外縁部においてかしめ止めされて
    おり、前記鈴本体の内部の空間に発音用の転動子が挿入
    されていると共に、前記鈴半体の一方には所定の図柄、
    文字等の表示が刻設され、他方の鈴半体は前記一方の鈴
    半体より丈高に構成され、この丈高の鈴半体の表面に
    は、前記フックが形成されているのとは反対側の外周に
    沿って円弧状の鈴口が欠設されていることを特徴とする
    鈴。
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