JPH0824010A - スナップ釦の構造 - Google Patents
スナップ釦の構造Info
- Publication number
- JPH0824010A JPH0824010A JP18684894A JP18684894A JPH0824010A JP H0824010 A JPH0824010 A JP H0824010A JP 18684894 A JP18684894 A JP 18684894A JP 18684894 A JP18684894 A JP 18684894A JP H0824010 A JPH0824010 A JP H0824010A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stud
- snap button
- male member
- plastic
- eyelet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタッド部材の上面の模様を変更するごとに
プラスチック成型用の金型を起し直す必要が無く、弾発
係合に対する十分な構造的強度をも有するプラスチック
形式の雄部材を提供することである。 【構成】 雄部材(10)はプラスチック製のスタッド
部(12)を含み、このスタッド部(12)にはその中
心を軸線方向に貫く孔(14)が形成され、また孔(1
4)の上部には金属製のキャップを受容するための環状
凹部(16)が形成され、環状凹所(16)の外側周囲
部分にはハトメ型雌部材(1)と弾発係合するための環
状膨出部(18)が形成される。
プラスチック成型用の金型を起し直す必要が無く、弾発
係合に対する十分な構造的強度をも有するプラスチック
形式の雄部材を提供することである。 【構成】 雄部材(10)はプラスチック製のスタッド
部(12)を含み、このスタッド部(12)にはその中
心を軸線方向に貫く孔(14)が形成され、また孔(1
4)の上部には金属製のキャップを受容するための環状
凹部(16)が形成され、環状凹所(16)の外側周囲
部分にはハトメ型雌部材(1)と弾発係合するための環
状膨出部(18)が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスナップ釦の構造に関す
る。
る。
【0002】
【従来技術】本件出願人は実願平5−18422号に於
て、図5に示すようなハトメ型雌部材100に図4に示
される雄部材或はスタッド部材200を組み合わせ、ス
タッド部材の上面220側の膨出部を雌部材100の下
方部材13の開口15に下方から弾発的に係脱させるよ
うにしたスナップ釦を提案した。このスナップ釦によれ
ば、ばね部材を含まずハトメ型雌部材に対し高い保持力
を有するプラスチック形式の雄部材を含むスナップ釦が
提供される。しかしながら、こうしたプラスチック形式
のスタッド部材の上面220にデザイン模様等を配する
場合、所望のデザイン模様毎にスタッド部材用のプラス
チック成型用金型から起し直す必要性が生じ、コスト面
での問題が発生する。
て、図5に示すようなハトメ型雌部材100に図4に示
される雄部材或はスタッド部材200を組み合わせ、ス
タッド部材の上面220側の膨出部を雌部材100の下
方部材13の開口15に下方から弾発的に係脱させるよ
うにしたスナップ釦を提案した。このスナップ釦によれ
ば、ばね部材を含まずハトメ型雌部材に対し高い保持力
を有するプラスチック形式の雄部材を含むスナップ釦が
提供される。しかしながら、こうしたプラスチック形式
のスタッド部材の上面220にデザイン模様等を配する
場合、所望のデザイン模様毎にスタッド部材用のプラス
チック成型用金型から起し直す必要性が生じ、コスト面
での問題が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スタッド部材の上面の
模様を変更するごとにプラスチック成型用金型を起し直
す必要が無く、弾発係合に対する十分な構造的強度をも
有するプラスチック形式の雄部材を提供することであ
る。
模様を変更するごとにプラスチック成型用金型を起し直
す必要が無く、弾発係合に対する十分な構造的強度をも
有するプラスチック形式の雄部材を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、ハトメ
型雌部材(1)と該ハトメ型雌部材と弾発係合するよう
になっている雄部材(10)とを組み合わせてなるスナ
ップ釦であって、雄部材(10)が、プラスチック製の
スタッド部(12)と、該スタッド部(12)の中心を
軸線方向に貫いて形成した孔(14)に挿通し得る支柱
部(20)を有する金属製のキャップ(22)とを含
み、前記スタッド部(12)の上部にはキャップ(2
2)の一部を受容するための環状凹所(16)を形成し
たスナップ釦が提供される。本発明に従う雄部材(1
0)の支柱部(20)の下端(24)は生地(26)を
貫いた状態で金属製の取付け部材(28)にかしめ付け
られ、一方、スタッド部(12)はハトメ型雌部材
(1)と弾発係合するための環状膨出部(18)を具備
する。
型雌部材(1)と該ハトメ型雌部材と弾発係合するよう
になっている雄部材(10)とを組み合わせてなるスナ
ップ釦であって、雄部材(10)が、プラスチック製の
スタッド部(12)と、該スタッド部(12)の中心を
軸線方向に貫いて形成した孔(14)に挿通し得る支柱
部(20)を有する金属製のキャップ(22)とを含
み、前記スタッド部(12)の上部にはキャップ(2
2)の一部を受容するための環状凹所(16)を形成し
たスナップ釦が提供される。本発明に従う雄部材(1
0)の支柱部(20)の下端(24)は生地(26)を
貫いた状態で金属製の取付け部材(28)にかしめ付け
られ、一方、スタッド部(12)はハトメ型雌部材
(1)と弾発係合するための環状膨出部(18)を具備
する。
【0005】
【実施例】図1から3を参照して本発明を詳しく説明す
る。図1には本発明に従うスナップ釦の分解断面図が示
される。雄部材(10)はプラスチック製のスタッド部
(12)を含み、このスタッド部(12)にはその中心
を軸線方向に貫く孔(14)が形成され、またその上部
には以下に説明する金属製のキャップを受容するための
環状凹部(16)が形成される。この環状凹所(16)
の外側周囲部分にはハトメ型雌部材(1)と弾発係合す
るための環状膨出部(18)が形成される。一方、スタ
ッド部(12)の孔(14)に挿通可能な寸法形状の支
柱部(20)を有する金属製のキャップ(22)が用意
され、更に、このキャップ(22)の支柱部(20)の
下端(24)を、生地(26)を貫いた状態で止着する
ための金属製の取付け部材(28)が用意される。
る。図1には本発明に従うスナップ釦の分解断面図が示
される。雄部材(10)はプラスチック製のスタッド部
(12)を含み、このスタッド部(12)にはその中心
を軸線方向に貫く孔(14)が形成され、またその上部
には以下に説明する金属製のキャップを受容するための
環状凹部(16)が形成される。この環状凹所(16)
の外側周囲部分にはハトメ型雌部材(1)と弾発係合す
るための環状膨出部(18)が形成される。一方、スタ
ッド部(12)の孔(14)に挿通可能な寸法形状の支
柱部(20)を有する金属製のキャップ(22)が用意
され、更に、このキャップ(22)の支柱部(20)の
下端(24)を、生地(26)を貫いた状態で止着する
ための金属製の取付け部材(28)が用意される。
【0006】雄部材(10)は、スタッド部(12)の
孔(14)にキャップ(22)の支柱部(20)を挿通
した組み合わせ体と取付け部材(28)とを生地(2
6)を挟んで相対して位置付けし、これら両部材を圧着
させることにより支柱部(20)の下端(24)を生地
(26)に刺し通し、次いで取付け部材(28)にかし
め付けることにより取付けられる。スタッド部(12)
の環状膨出部(18)の内側部分は、雄部材(10)を
ハトメ型雌部材(1)に弾発係合させるに際し、キャッ
プ(22)の円周方向縁部(30)に当接することによ
り半径方向からの押圧力に対し支持されることから、ス
タッド部(12)をプラスチック製としたことによる強
度上の不足は解消されている。尚、従来製品と同様に、
スタッド部(12)の高さ、即ち環状膨出部(18)の
下端からフランジ部分(32)の上端間の距離h1 は、
ハトメ型雌部材(1)の下側部材(34)の環状膨出部
分(36)の上下端間の距離h2 よりも若干長くされ
る。
孔(14)にキャップ(22)の支柱部(20)を挿通
した組み合わせ体と取付け部材(28)とを生地(2
6)を挟んで相対して位置付けし、これら両部材を圧着
させることにより支柱部(20)の下端(24)を生地
(26)に刺し通し、次いで取付け部材(28)にかし
め付けることにより取付けられる。スタッド部(12)
の環状膨出部(18)の内側部分は、雄部材(10)を
ハトメ型雌部材(1)に弾発係合させるに際し、キャッ
プ(22)の円周方向縁部(30)に当接することによ
り半径方向からの押圧力に対し支持されることから、ス
タッド部(12)をプラスチック製としたことによる強
度上の不足は解消されている。尚、従来製品と同様に、
スタッド部(12)の高さ、即ち環状膨出部(18)の
下端からフランジ部分(32)の上端間の距離h1 は、
ハトメ型雌部材(1)の下側部材(34)の環状膨出部
分(36)の上下端間の距離h2 よりも若干長くされ
る。
【0007】図2は本発明のスナップ釦における別態様
の雄部材(10’)を表すものであり、ここでは生地押
え部材(38)が追加配設されている。この生地押え部
材(38)は、図1に示すそれと同一用途を有するが直
径のより大きい取付け部材(28’)と生地(26)を
挟んで相対して配設され、一段と優れた取付け強度を発
揮する。
の雄部材(10’)を表すものであり、ここでは生地押
え部材(38)が追加配設されている。この生地押え部
材(38)は、図1に示すそれと同一用途を有するが直
径のより大きい取付け部材(28’)と生地(26)を
挟んで相対して配設され、一段と優れた取付け強度を発
揮する。
【0008】図3はスタッド部(12)に金属製のキャ
ップ(22)を組み合わせた状態で示す雄部材(10)
の斜視図である。キャップ(22)は模様を配する上部
表面(40)のみが見えており、その円周方向縁部はス
タッド部(12)の環状膨出部(18)と隣り合って位
置付けられている。
ップ(22)を組み合わせた状態で示す雄部材(10)
の斜視図である。キャップ(22)は模様を配する上部
表面(40)のみが見えており、その円周方向縁部はス
タッド部(12)の環状膨出部(18)と隣り合って位
置付けられている。
【0009】
【発明の効果】スタッド部材の上面の模様を変更するご
とにプラスチック成型用金型を起し直す必要が無く、弾
発係合に対する十分な構造的強度を有するプラスチック
形式の雄部材が提供される他、金属製のキャップを交換
自在であることから、スナップ釦の外観上の変化が付け
やすくなる効果も生じる。また、生地押え板(38)を
追加配置した場合、取付け強度が一段と向上する他に、
生地押え板(38)の表面自体にもデザイン性を持たせ
ることにより、スナップ釦の外観を一層変化に富んだも
のとすることも可能となる。
とにプラスチック成型用金型を起し直す必要が無く、弾
発係合に対する十分な構造的強度を有するプラスチック
形式の雄部材が提供される他、金属製のキャップを交換
自在であることから、スナップ釦の外観上の変化が付け
やすくなる効果も生じる。また、生地押え板(38)を
追加配置した場合、取付け強度が一段と向上する他に、
生地押え板(38)の表面自体にもデザイン性を持たせ
ることにより、スナップ釦の外観を一層変化に富んだも
のとすることも可能となる。
【図1】本発明の雄部材(10)及び従来からのハトメ
型雌部材(1)の相互に分離した状態で示すの断面側面
図である。
型雌部材(1)の相互に分離した状態で示すの断面側面
図である。
【図2】本発明に使用される雄部材の別態様の図1と同
様の断面側面図である。
様の断面側面図である。
【図3】本発明に使用される雄部材(10)の斜視図で
ある。
ある。
【図4】従来のスナップ釦部材に使用される雄部材の断
面図である。
面図である。
【図5】従来のスナップ釦部材に使用されるハトメ型雌
部材の断面図である。
部材の断面図である。
1 ハトメ型雌部材 10 雄部材 12 スタッド部 14 孔 16 環状凹所 18 環状膨出部 20 支柱部 22 キャップ 24 下端 26 生地 28 取付け部材
Claims (3)
- 【請求項1】 ハトメ型雌部材(1)と、該ハトメ型雌
部材と弾発係合するようになっている雄部材(10)と
を組み合わせてなるスナップ釦であって、 雄部材(10)が、プラスチック製のスタッド部(1
2)と、該スタッド部(12)の中心を軸線方向に貫い
て形成した孔(14)に挿通し得る支柱部(20)を有
する金属製のキャップ(22)とを含み、前記スタッド
部(12)の上部にはキャップ(22)の一部を受容す
るための環状凹所(16)を形成してなるスナップ釦。 - 【請求項2】 雄部材(10)の支柱部(20)の下端
(24)が生地(26)を貫いた状態で金属製の取付け
部材(28)にかしめ付けられ、スタッド部(12)が
ハトメ型雌部材(1)と弾発係合するための環状膨出部
(18)を具備してなる請求項1に記載のスナップ釦。 - 【請求項3】 スタッド部(12)の下方に生地押え部
材(38)を配設し、該生地押え板(38)と直径の大
きな取付け部材(28’)とにより生地(26)を挟持
するようにした請求項1に記載のスナップ釦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06186848A JP3084341B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | スナップ釦の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06186848A JP3084341B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | スナップ釦の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0824010A true JPH0824010A (ja) | 1996-01-30 |
JP3084341B2 JP3084341B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=16195707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06186848A Expired - Fee Related JP3084341B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | スナップ釦の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084341B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018079654A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | Ykk株式会社 | スナップファスナーの雄部材及びスナップファスナー |
GB2598075A (en) * | 2020-12-22 | 2022-02-16 | Suunto Oy | Female snap connector as well as associated devices and methods |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP06186848A patent/JP3084341B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018079654A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | Ykk株式会社 | スナップファスナーの雄部材及びスナップファスナー |
CN109890239A (zh) * | 2016-10-28 | 2019-06-14 | Ykk株式会社 | 揿钮的凸部件及揿钮 |
US11064772B2 (en) | 2016-10-28 | 2021-07-20 | Ykk Corporation | Male member of snap fastener and snap fastener |
CN109890239B (zh) * | 2016-10-28 | 2021-11-16 | Ykk株式会社 | 揿钮的凸部件及揿钮 |
US11717061B2 (en) | 2016-10-28 | 2023-08-08 | Ykk Corporation | Male member of snap fastener and snap fastener |
GB2598075A (en) * | 2020-12-22 | 2022-02-16 | Suunto Oy | Female snap connector as well as associated devices and methods |
GB2598075B (en) * | 2020-12-22 | 2023-05-03 | Suunto Oy | Female snap connector as well as associated devices and methods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3084341B2 (ja) | 2000-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0876775B1 (en) | Button attaching fastener | |
JPH0354566Y2 (ja) | ||
US4641401A (en) | Socket for snap fastener | |
JP2561703Y2 (ja) | スナップボタン | |
US3975803A (en) | Fastening snap | |
JP2006068388A (ja) | 止め具およびボタン | |
EP0001916A1 (en) | A reusable badge and a press for making the same | |
EP0287059B1 (en) | Ornamental button | |
WO2010116501A1 (ja) | ボタン取付部材 | |
JPH038086Y2 (ja) | ||
JPH0824010A (ja) | スナップ釦の構造 | |
CN100502715C (zh) | 纽扣用盖、扣件及纽扣 | |
US4000547A (en) | Snap fastener | |
JPH0641514U (ja) | スナップボタン | |
JP2010264147A (ja) | スナップボタン | |
JP3566428B2 (ja) | スナップボタンの雌体及びその取付け用の加締め型 | |
US5685049A (en) | Alloy button for jeans | |
JP3143347B2 (ja) | スナップボタン | |
JP3172752B2 (ja) | スナップボタンの雌型スナップ | |
JP2594702Y2 (ja) | スナップ釦の構造 | |
JP4172866B2 (ja) | スナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材 | |
JP4143994B2 (ja) | 装飾用頭 | |
JP2558705Y2 (ja) | ホイールキャップ | |
JP2007020874A (ja) | ボタン及びボタン組立方法 | |
JPH0453521B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000613 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |