JP2872860B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents
記録媒体再生装置Info
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- JP2872860B2 JP2872860B2 JP4092864A JP9286492A JP2872860B2 JP 2872860 B2 JP2872860 B2 JP 2872860B2 JP 4092864 A JP4092864 A JP 4092864A JP 9286492 A JP9286492 A JP 9286492A JP 2872860 B2 JP2872860 B2 JP 2872860B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ再生装置や
コンパクトディスク再生装置などのローディングモータ
の制御装置として好適に実施される記録媒体再生装置に
関する。
コンパクトディスク再生装置などのローディングモータ
の制御装置として好適に実施される記録媒体再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】前記磁気テープ再生装置やコンパクトデ
ィスク再生装置において、磁気テープカセットやコンパ
クトディスクなどの記録媒体を、モータ駆動によって装
填/排出を行うことによって操作性を向上した構成が用
いられている。このように記録媒体を装填/排出するよ
うにした構成では、磁気テープの走行系への巻付きや、
機構部品の動作不良などによって記録媒体を搬送できな
くなると、ローディングモータが過熱し、破損するおそ
れが生じる。
ィスク再生装置において、磁気テープカセットやコンパ
クトディスクなどの記録媒体を、モータ駆動によって装
填/排出を行うことによって操作性を向上した構成が用
いられている。このように記録媒体を装填/排出するよ
うにした構成では、磁気テープの走行系への巻付きや、
機構部品の動作不良などによって記録媒体を搬送できな
くなると、ローディングモータが過熱し、破損するおそ
れが生じる。
【0003】このため典型的な従来技術では、前記ロー
ディングモータに熱結合した正特性のサーミスタが、前
記ローディングモータへの電源ラインに直列に介在され
ている。したがって、ローディングモータがロックして
発熱すると、サーミスタの抵抗値が上昇し、該ローディ
ングモータへの駆動電流を減少することができる。
ディングモータに熱結合した正特性のサーミスタが、前
記ローディングモータへの電源ラインに直列に介在され
ている。したがって、ローディングモータがロックして
発熱すると、サーミスタの抵抗値が上昇し、該ローディ
ングモータへの駆動電流を減少することができる。
【0004】また他の従来技術では、モータ駆動用の集
積回路中に電流制限機能を設けている。これによって、
ローディングモータのロックによる過電流を抑えるよう
に構成されている。
積回路中に電流制限機能を設けている。これによって、
ローディングモータのロックによる過電流を抑えるよう
に構成されている。
【0005】さらにまた他の従来技術では、記録媒体の
装填/排出動作を開始すると、前記動作が完了したか否
かをセンサによって検出するとともに、前記動作の開始
時点から、前記動作を終了するのに要する充分な時間W
1を計測し、前記時間W1だけ駆動しても、前記センサ
によって前記動作の完了が検出されないときには、前記
ローディングモータへの通電を遮断して待機する、いわ
ゆるトラブルスタンバイ機能が設けられている。
装填/排出動作を開始すると、前記動作が完了したか否
かをセンサによって検出するとともに、前記動作の開始
時点から、前記動作を終了するのに要する充分な時間W
1を計測し、前記時間W1だけ駆動しても、前記センサ
によって前記動作の完了が検出されないときには、前記
ローディングモータへの通電を遮断して待機する、いわ
ゆるトラブルスタンバイ機能が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のサーミスタおよ
び集積回路を用いる構成では、ローディングモータの保
護のためにこれら特別な回路部品が必要となり、コスト
が上昇するとともに省スペース化の障害となる。
び集積回路を用いる構成では、ローディングモータの保
護のためにこれら特別な回路部品が必要となり、コスト
が上昇するとともに省スペース化の障害となる。
【0007】また、前記トラブルスタンバイ機能を有す
る構成では、図4(1)に示されるように、時刻t1か
らたとえば記録媒体の排出釦が押圧操作されると、ロー
ディングモータは図4(2)で示されるように、その時
刻t1から駆動されて前記時間W1、たとえば10秒だ
け経過した時刻t2まで駆動される。しかしながら、こ
の時刻t2の直後の時刻t3において排出釦が操作され
ていると、再びこの時刻t3からローディングモータが
駆動される。
る構成では、図4(1)に示されるように、時刻t1か
らたとえば記録媒体の排出釦が押圧操作されると、ロー
ディングモータは図4(2)で示されるように、その時
刻t1から駆動されて前記時間W1、たとえば10秒だ
け経過した時刻t2まで駆動される。しかしながら、こ
の時刻t2の直後の時刻t3において排出釦が操作され
ていると、再びこの時刻t3からローディングモータが
駆動される。
【0008】また一般に、記録媒体がその装填/排出の
ための搬送経路などにおいて引掛かってしまうと、操作
者は排出釦などを繰返し操作してしまう。したがって上
述のような従来技術では、前記時間W1経過後に、一旦
ローディングモータへの通電が停止されても、次の排出
釦操作で再び駆動されてしまい、やはりローディングモ
ータは過熱してしまう。
ための搬送経路などにおいて引掛かってしまうと、操作
者は排出釦などを繰返し操作してしまう。したがって上
述のような従来技術では、前記時間W1経過後に、一旦
ローディングモータへの通電が停止されても、次の排出
釦操作で再び駆動されてしまい、やはりローディングモ
ータは過熱してしまう。
【0009】本発明の目的は、特別な構成を付加するこ
となく、モータの損傷を確実に防止することができる記
録媒体再生装置を提供することである。
となく、モータの損傷を確実に防止することができる記
録媒体再生装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、排出操作手段
の操作により記録媒体を装填位置から排出位置に移動さ
せるようにモータを駆動し、リセット操作手段の操作に
よりリセット動作を行うとともに記録媒体を装填位置か
ら排出位置に移動させるようにモータを駆動し、前記記
録媒体の排出完了により前記モータの駆動を停止する記
録媒体再生装置において、記録媒体の挿排口近傍に設け
られ、記録媒体の排出完了を検出する排出完了センサ
と、前記モータの駆動時間を計測するタイマと、前記タ
イマの計測時間が前記排出操作手段または前記リセット
操作手段の操作開始から前記排出完了センサによる前記
記録媒体の排出完了を検出することなく第1の所定時間
を超えた場合に前記モータの駆動を停止する停止手段
と、前記タイマの計測時間が第1の所定時間を超えた場
合に、第2の所定時間、前記排出操作手段と前記リセッ
ト操作手段の入力を禁止する禁止手段とを含むことを特
徴とする記録媒体再生装置である。
の操作により記録媒体を装填位置から排出位置に移動さ
せるようにモータを駆動し、リセット操作手段の操作に
よりリセット動作を行うとともに記録媒体を装填位置か
ら排出位置に移動させるようにモータを駆動し、前記記
録媒体の排出完了により前記モータの駆動を停止する記
録媒体再生装置において、記録媒体の挿排口近傍に設け
られ、記録媒体の排出完了を検出する排出完了センサ
と、前記モータの駆動時間を計測するタイマと、前記タ
イマの計測時間が前記排出操作手段または前記リセット
操作手段の操作開始から前記排出完了センサによる前記
記録媒体の排出完了を検出することなく第1の所定時間
を超えた場合に前記モータの駆動を停止する停止手段
と、前記タイマの計測時間が第1の所定時間を超えた場
合に、第2の所定時間、前記排出操作手段と前記リセッ
ト操作手段の入力を禁止する禁止手段とを含むことを特
徴とする記録媒体再生装置である。
【0011】
【0012】
【作用】本発明に従えば、記録媒体の再生装置におい
て、記録媒体の排出釦などの操作手段が操作されると、
駆動手段によってモータが駆動されて、前記記録媒体の
排出動作が行われる。こうしてモータが駆動されると、
リミットスイッチや光センサなどの排出完了センサは、
モータの駆動が正常に完了したか否か、すなわちたとえ
ば前記記録媒体が正常に排出されたか否かを判別してお
り、タイマにより計測される第1の所定時間が経過して
も排出完了しないときは、モータの駆動が停止し、前記
判別結果は禁止手段に与えられる。禁止手段は、モータ
の駆動状態が異常となってからタイマにより計測される
予め定める第2の所定時間だけ駆動手段によるモータの
再駆動を禁止する。
て、記録媒体の排出釦などの操作手段が操作されると、
駆動手段によってモータが駆動されて、前記記録媒体の
排出動作が行われる。こうしてモータが駆動されると、
リミットスイッチや光センサなどの排出完了センサは、
モータの駆動が正常に完了したか否か、すなわちたとえ
ば前記記録媒体が正常に排出されたか否かを判別してお
り、タイマにより計測される第1の所定時間が経過して
も排出完了しないときは、モータの駆動が停止し、前記
判別結果は禁止手段に与えられる。禁止手段は、モータ
の駆動状態が異常となってからタイマにより計測される
予め定める第2の所定時間だけ駆動手段によるモータの
再駆動を禁止する。
【0013】したがって、前記排出釦などの操作手段が
繰返し操作されても、たとえばモータが充分に冷却され
るまでの期間はモータは再駆動されないことになる。こ
うして特別な構成を設けることなく、モータの損傷を確
実に防止することができる。
繰返し操作されても、たとえばモータが充分に冷却され
るまでの期間はモータは再駆動されないことになる。こ
うして特別な構成を設けることなく、モータの損傷を確
実に防止することができる。
【0014】また本発明に従えば、記録媒体のローディ
ング解除などのためのモータの起動を含むマイクロコン
ピュータの初期化などの予め定めるリセット処理のため
にリセット操作手段が操作されると、駆動手段はモータ
を駆動する。ただしこのとき、前記モータの駆動状態が
異常となっている場合には禁止手段によって、前記モー
タの駆動の停止から予め定める第2の所定時間だけ経過
するまでモータの再駆動は禁止される。
ング解除などのためのモータの起動を含むマイクロコン
ピュータの初期化などの予め定めるリセット処理のため
にリセット操作手段が操作されると、駆動手段はモータ
を駆動する。ただしこのとき、前記モータの駆動状態が
異常となっている場合には禁止手段によって、前記モー
タの駆動の停止から予め定める第2の所定時間だけ経過
するまでモータの再駆動は禁止される。
【0015】したがって、このモータの再駆動の禁止時
間内は、リセット操作手段が繰返し操作されてもモータ
が連続して駆動されることはない。こうして特別な構成
を付加することなく、モータの損傷を確実に防止するこ
とができる。
間内は、リセット操作手段が繰返し操作されてもモータ
が連続して駆動されることはない。こうして特別な構成
を付加することなく、モータの損傷を確実に防止するこ
とができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の記録媒体再生装
置1の電気的構成を示すブロック図である。この記録媒
体再生装置1は、車載用の磁気テープ再生装置に用いら
れ、前面板のカセット挿入口から挿入された磁気テープ
カセットを、ローディングモータ2によって所定の再生
位置まで搬送して装填するとともに、再生が終了すると
前記ローディングモータ2によって前記再生位置から前
記カセット挿入口へ磁気テープカセットを搬送して排出
する。
置1の電気的構成を示すブロック図である。この記録媒
体再生装置1は、車載用の磁気テープ再生装置に用いら
れ、前面板のカセット挿入口から挿入された磁気テープ
カセットを、ローディングモータ2によって所定の再生
位置まで搬送して装填するとともに、再生が終了すると
前記ローディングモータ2によって前記再生位置から前
記カセット挿入口へ磁気テープカセットを搬送して排出
する。
【0017】前記前面板には、電源スイッチ11、リセ
ットスイッチ12、再生スイッチ13、早送スイッチ1
4、巻戻スイッチ15および排出スイッチ16などが設
けられている。電源スイッチ11が導通されている状態
では、マイクロコンピュータなどで実現される処理回路
3は、インタフェイス回路などで実現される入力回路4
からバス5を介して、前記各スイッチ13〜16への入
力操作を読込む。その読込んだ操作に対応して、リード
オンリメモリ(略称、ROM)6から制御動作の手順を
読込む。
ットスイッチ12、再生スイッチ13、早送スイッチ1
4、巻戻スイッチ15および排出スイッチ16などが設
けられている。電源スイッチ11が導通されている状態
では、マイクロコンピュータなどで実現される処理回路
3は、インタフェイス回路などで実現される入力回路4
からバス5を介して、前記各スイッチ13〜16への入
力操作を読込む。その読込んだ操作に対応して、リード
オンリメモリ(略称、ROM)6から制御動作の手順を
読込む。
【0018】また、前記カセット挿入口の近傍には磁気
テープカセットの排出完了を検出する排出完了センサ1
7が設けられており、これに対応して磁気テープカセッ
トの再生位置には装填完了センサ18が設けられてい
る。いわゆるリミットスイッチや、光センサなどで実現
されるこれらのセンサ17,18の検出結果は、インタ
フェイス回路などで実現される入力回路7から前記バス
5を介して処理回路3に読込まれている。
テープカセットの排出完了を検出する排出完了センサ1
7が設けられており、これに対応して磁気テープカセッ
トの再生位置には装填完了センサ18が設けられてい
る。いわゆるリミットスイッチや、光センサなどで実現
されるこれらのセンサ17,18の検出結果は、インタ
フェイス回路などで実現される入力回路7から前記バス
5を介して処理回路3に読込まれている。
【0019】したがって処理回路3は、前記スイッチ1
3〜16への入力操作に応答してROM6から動作手順
を読出し、その動作手順に従ってセンサ17,18の検
出結果などに基づいて、バス5を介して駆動回路8,9
へ駆動信号を出力する。駆動回路8,9は、出力インタ
フェイス回路などで実現され、駆動回路8は前記ローデ
ィングモータ2を駆動する。また駆動回路9は、電磁ソ
レノイドや音響信号処理回路などの他の負荷10を駆動
する。
3〜16への入力操作に応答してROM6から動作手順
を読出し、その動作手順に従ってセンサ17,18の検
出結果などに基づいて、バス5を介して駆動回路8,9
へ駆動信号を出力する。駆動回路8,9は、出力インタ
フェイス回路などで実現され、駆動回路8は前記ローデ
ィングモータ2を駆動する。また駆動回路9は、電磁ソ
レノイドや音響信号処理回路などの他の負荷10を駆動
する。
【0020】前記バス5には、タイマ21,22と、演
算データのストアなどに用いられるランダムアクセスメ
モリ(略称、RAM)23となどが接続されている。処
理回路3は、ローディングモータ2の駆動を開始した時
点からタイマ21によって計測する予め定める第1の所
定時間W11だけ刻時動作を行い、その時間W11内に
前記磁気テープカセットの挿入完了または排出完了が検
出されないときには、磁気テープカセットの搬送経路へ
の引掛かりなどのローディングモータ2の駆動状態に異
常が生じたものと判断してトラブルスタンバイ状態とな
り、その時点からタイマ22を起動して計測される予め
定める第2の所定時間W12だけリセットスイッチ12
および排出スイッチ16からの入力操作を無効とする。
算データのストアなどに用いられるランダムアクセスメ
モリ(略称、RAM)23となどが接続されている。処
理回路3は、ローディングモータ2の駆動を開始した時
点からタイマ21によって計測する予め定める第1の所
定時間W11だけ刻時動作を行い、その時間W11内に
前記磁気テープカセットの挿入完了または排出完了が検
出されないときには、磁気テープカセットの搬送経路へ
の引掛かりなどのローディングモータ2の駆動状態に異
常が生じたものと判断してトラブルスタンバイ状態とな
り、その時点からタイマ22を起動して計測される予め
定める第2の所定時間W12だけリセットスイッチ12
および排出スイッチ16からの入力操作を無効とする。
【0021】すなわち、装填完了センサ18によって磁
気テープが装填されていることが検出されている状態
で、図2(1)で示されるように、排出スイッチ16が
操作されたとき、あるいは磁気テープが装填されている
か否かにかかわらずリセットスイッチ12が操作される
と、その時刻t11から図2(2)で示されるように、
ローディングモータ2が駆動される。これによって磁気
テープが排出され、前記装填完了センサ18によって磁
気テープが所定の再生位置から取外されたことが検出さ
れた後、排出完了センサ17によって排出が完了された
ことが検出されると、前記ローディングモータ2の駆動
は停止される。しかしながら、磁気テープが走行系に絡
まったり、あるいは装填/排出の搬送経路中に引掛かる
などして、排出完了が検出されないときには、前記時刻
t11から予め定める時間W11、たとえば10秒程度
が経過した時刻t12においてローディングモータ2の
駆動が停止されて、該記録媒体再生装置1はトラブルス
タンバイ状態となる。
気テープが装填されていることが検出されている状態
で、図2(1)で示されるように、排出スイッチ16が
操作されたとき、あるいは磁気テープが装填されている
か否かにかかわらずリセットスイッチ12が操作される
と、その時刻t11から図2(2)で示されるように、
ローディングモータ2が駆動される。これによって磁気
テープが排出され、前記装填完了センサ18によって磁
気テープが所定の再生位置から取外されたことが検出さ
れた後、排出完了センサ17によって排出が完了された
ことが検出されると、前記ローディングモータ2の駆動
は停止される。しかしながら、磁気テープが走行系に絡
まったり、あるいは装填/排出の搬送経路中に引掛かる
などして、排出完了が検出されないときには、前記時刻
t11から予め定める時間W11、たとえば10秒程度
が経過した時刻t12においてローディングモータ2の
駆動が停止されて、該記録媒体再生装置1はトラブルス
タンバイ状態となる。
【0022】また処理回路3は、前記時刻t12から予
め定める時間W12、たとえば20秒だけ前記リセット
スイッチ12および排出スイッチ16からの入力操作を
無効とし、ローディングモータ2を休止状態で保持す
る。その後、前記時間W12が経過した時刻t13にお
いて、リセットスイッチ12または排出スイッチ16が
操作されると、再びローディングモータ2が駆動されて
排出動作が行われる。
め定める時間W12、たとえば20秒だけ前記リセット
スイッチ12および排出スイッチ16からの入力操作を
無効とし、ローディングモータ2を休止状態で保持す
る。その後、前記時間W12が経過した時刻t13にお
いて、リセットスイッチ12または排出スイッチ16が
操作されると、再びローディングモータ2が駆動されて
排出動作が行われる。
【0023】図3は、上述のローディングモータ2の制
御動作を説明するためのフローチャートである。たとえ
ば排出スイッチ16またはリセットスイッチ12が操作
されるとステップn1に移り、処理回路3のリセット動
作などのプログラムループの他の処理のために予め定め
る時間だけ待機される。続いて、ステップn2で、磁気
ヘッドやピンチローラの磁気テープからの離反変位など
の機構部品の初期化が行われる。ステップn3では、音
響信号のミューティングや表示制御などの該磁気テープ
再生装置の全体のシステム制御が行われる。
御動作を説明するためのフローチャートである。たとえ
ば排出スイッチ16またはリセットスイッチ12が操作
されるとステップn1に移り、処理回路3のリセット動
作などのプログラムループの他の処理のために予め定め
る時間だけ待機される。続いて、ステップn2で、磁気
ヘッドやピンチローラの磁気テープからの離反変位など
の機構部品の初期化が行われる。ステップn3では、音
響信号のミューティングや表示制御などの該磁気テープ
再生装置の全体のシステム制御が行われる。
【0024】ステップn4では、ローディングモータ2
が駆動されているか否かが判断され、そうでないときに
はステップn5に移る。ステップn5では、前記排出ス
イッチ16およびリセットスイッチ12からの入力操作
を受付けても良い状態であるか否か、すなわち前記時刻
t11以前であるか否かが判断され、そうであるときに
はステップn6に移る。ステップn6では、排出スイッ
チ16またはリセットスイッチ12が操作されたか否か
が判断され、そうでないときには前記ステップn3に戻
り、そうであるときにはステップn7に移る。ステップ
n7では、ローディングモータ2が駆動されて磁気テー
プの排出動作が開始され、ステップn8で前記時間W1
1を計測するためのタイマ21がリセットされた後ステ
ップn3に戻る。
が駆動されているか否かが判断され、そうでないときに
はステップn5に移る。ステップn5では、前記排出ス
イッチ16およびリセットスイッチ12からの入力操作
を受付けても良い状態であるか否か、すなわち前記時刻
t11以前であるか否かが判断され、そうであるときに
はステップn6に移る。ステップn6では、排出スイッ
チ16またはリセットスイッチ12が操作されたか否か
が判断され、そうでないときには前記ステップn3に戻
り、そうであるときにはステップn7に移る。ステップ
n7では、ローディングモータ2が駆動されて磁気テー
プの排出動作が開始され、ステップn8で前記時間W1
1を計測するためのタイマ21がリセットされた後ステ
ップn3に戻る。
【0025】前記ステップn4において、既にローディ
ングモータ2が駆動されているときにはステップn11
に移り、前記タイマ21のカウント値C1が加算されて
カウント動作が行われる。ステップn12では、排出完
了センサ17の出力に基づいて磁気テープカセットの排
出が完了したか否かが判断され、そうであるときにはス
テップn13でローディングモータ2の駆動が停止され
た後前記ステップn3に戻り、そうでないときにはステ
ップn14に移る。ステップn14では、前記タイマ2
1のカウント値C1が前記時間W11以上となったか否
かが判断され、そうでないときには前記ステップn3に
戻り、そうであるとき、すなわち前記時刻t12のタイ
ミングでステップn15に移る。ステップn15では、
該モータ制御装置1は、トラブルスタンバイ状態となっ
てローディングモータ2は停止される。その後、ステッ
プn16でリセットスイッチ12および排出スイッチ1
6からの入力操作を無効とするとともに、前記時間W1
2を計測するタイマ22をリセットした後、前記ステッ
プn3に戻る。
ングモータ2が駆動されているときにはステップn11
に移り、前記タイマ21のカウント値C1が加算されて
カウント動作が行われる。ステップn12では、排出完
了センサ17の出力に基づいて磁気テープカセットの排
出が完了したか否かが判断され、そうであるときにはス
テップn13でローディングモータ2の駆動が停止され
た後前記ステップn3に戻り、そうでないときにはステ
ップn14に移る。ステップn14では、前記タイマ2
1のカウント値C1が前記時間W11以上となったか否
かが判断され、そうでないときには前記ステップn3に
戻り、そうであるとき、すなわち前記時刻t12のタイ
ミングでステップn15に移る。ステップn15では、
該モータ制御装置1は、トラブルスタンバイ状態となっ
てローディングモータ2は停止される。その後、ステッ
プn16でリセットスイッチ12および排出スイッチ1
6からの入力操作を無効とするとともに、前記時間W1
2を計測するタイマ22をリセットした後、前記ステッ
プn3に戻る。
【0026】こうして、前記ステップn15でローディ
ングモータ2の駆動が停止され、さらにステップn16
でタイマ22がリセットされると、次回の演算タイミン
グではステップn4からステップn5を経てステップn
21に移る。ステップn21では、タイマ22のカウン
ト値C2が加算されてカウント動作が行われ、ステップ
n22ではそのカウント値C2が前記時間W12以上と
なったか否かが判断され、そうでないときには前記ステ
ップn3に戻り、そうであるときにはステップn23で
リセットスイッチ12および排出スイッチ16の入力を
許可した後、前記ステップn3に戻る。
ングモータ2の駆動が停止され、さらにステップn16
でタイマ22がリセットされると、次回の演算タイミン
グではステップn4からステップn5を経てステップn
21に移る。ステップn21では、タイマ22のカウン
ト値C2が加算されてカウント動作が行われ、ステップ
n22ではそのカウント値C2が前記時間W12以上と
なったか否かが判断され、そうでないときには前記ステ
ップn3に戻り、そうであるときにはステップn23で
リセットスイッチ12および排出スイッチ16の入力を
許可した後、前記ステップn3に戻る。
【0027】このように本発明に従う記録媒体再生装置
1では、磁気テープカセットが搬送経路に引掛かるなど
して、ローディングモータ2の駆動が開始されてから時
間W11が経過しても磁気テープカセットが排出されな
いときには、ローディングモータ2を停止してトラブル
スタンバイ状態となる。その後、前記トラブルが解消し
ていない状態で、リセットスイッチ12または排出スイ
ッチ16が繰返し操作されても、ローディングモータ2
の停止時点から前記時間W12だけ前記入力操作を無効
とし、ローディングモータ2を停止状態で保持するの
で、ローディングモータ2が過負荷の状態で通電され続
けることはない。したがって、過電流検出のためなどの
特別な部品を設けることなく、確実にローディングモー
タ2の損傷を防止することができる。
1では、磁気テープカセットが搬送経路に引掛かるなど
して、ローディングモータ2の駆動が開始されてから時
間W11が経過しても磁気テープカセットが排出されな
いときには、ローディングモータ2を停止してトラブル
スタンバイ状態となる。その後、前記トラブルが解消し
ていない状態で、リセットスイッチ12または排出スイ
ッチ16が繰返し操作されても、ローディングモータ2
の停止時点から前記時間W12だけ前記入力操作を無効
とし、ローディングモータ2を停止状態で保持するの
で、ローディングモータ2が過負荷の状態で通電され続
けることはない。したがって、過電流検出のためなどの
特別な部品を設けることなく、確実にローディングモー
タ2の損傷を防止することができる。
【0028】なお本発明は、モータに拘らず、電磁ソレ
ノイドなどの他の負荷に対しても、広く実施することが
できる。
ノイドなどの他の負荷に対しても、広く実施することが
できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、タイマの
計測時間が第1の所定時間を超えてモータの駆動停止時
点から予め定めるタイマの第2の所定時間だけ禁止手段
によってモータの再駆動を禁止するので、この再駆動を
禁止する時間中は記録媒体の排出やリセットなどのモー
タを駆動すべき操作が繰返し行われても、モータは連続
して駆動されず、前記予め定める時間が経過した後に再
駆動が可能な状態となる。これによって、特別な部品を
付加することなく、記録媒体の引掛かりなどに起因した
モータの過熱によるモータの損傷を確実に防止すること
ができる。さらに本発明では、カセットがない場合に排
出操作手段またはリセット操作手段を操作したとして
も、第1の所定時間経過後に異常と判断されるとともに
モータが停止され、そして第2の所定時間排出操作手段
またはリセット操作手段からの入力を受けず、モータの
駆動を禁止できるものである。したがって、カセットが
ない場合に繰り返し排出操作手段またはリセット操作手
段が操作(異常操作)されたとしても、第2の所定時間
は入力を受け付けず、モータの駆動を禁止するので、故
障防止や節電が図れるのである。
計測時間が第1の所定時間を超えてモータの駆動停止時
点から予め定めるタイマの第2の所定時間だけ禁止手段
によってモータの再駆動を禁止するので、この再駆動を
禁止する時間中は記録媒体の排出やリセットなどのモー
タを駆動すべき操作が繰返し行われても、モータは連続
して駆動されず、前記予め定める時間が経過した後に再
駆動が可能な状態となる。これによって、特別な部品を
付加することなく、記録媒体の引掛かりなどに起因した
モータの過熱によるモータの損傷を確実に防止すること
ができる。さらに本発明では、カセットがない場合に排
出操作手段またはリセット操作手段を操作したとして
も、第1の所定時間経過後に異常と判断されるとともに
モータが停止され、そして第2の所定時間排出操作手段
またはリセット操作手段からの入力を受けず、モータの
駆動を禁止できるものである。したがって、カセットが
ない場合に繰り返し排出操作手段またはリセット操作手
段が操作(異常操作)されたとしても、第2の所定時間
は入力を受け付けず、モータの駆動を禁止するので、故
障防止や節電が図れるのである。
【図1】本発明の一実施例の記録媒体再生装置1の電気
的構成を示すブロック図である。
的構成を示すブロック図である。
【図2】ローディングモータ2の制御動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
めのタイミングチャートである。
【図3】図2で示される制御動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】典型的な従来技術のモータ制御動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
ためのタイミングチャートである。
1 記録媒体再生装置 2 ローディングモータ 3 処理回路 8,9 駆動回路 10 負荷 11 電源スイッチ 12 リセットスイッチ 16 排出スイッチ 17 排出完了センサ 18 装填完了センサ 21,22 タイマ
Claims (1)
- 【請求項1】 排出操作手段の操作により記録媒体を装
填位置から排出位置に移動させるようにモータを駆動
し、リセット操作手段の操作によりリセット動作を行う
とともに記録媒体を装填位置から排出位置に移動させる
ようにモータを駆動し、前記記録媒体の排出完了により
前記モータの駆動を停止する記録媒体再生装置におい
て、 記録媒体の挿排口近傍に設けられ、記録媒体の排出完了
を検出する排出完了センサと、 前記モータの駆動時間を計測するタイマと、 前記タイマの計測時間が前記排出操作手段または前記リ
セット操作手段の操作開始から前記排出完了センサによ
る前記記録媒体の排出完了を検出することなく第1の所
定時間を超えた場合に前記モータの駆動を停止する停止
手段と、 前記タイマの計測時間が第1の所定時間を超えた場合
に、第2の所定時間、前記排出操作手段と前記リセット
操作手段の入力を禁止する禁止手段とを含むことを特徴
とする記録媒体再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4092864A JP2872860B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 記録媒体再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4092864A JP2872860B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 記録媒体再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05292790A JPH05292790A (ja) | 1993-11-05 |
JP2872860B2 true JP2872860B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=14066301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4092864A Expired - Fee Related JP2872860B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 記録媒体再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872860B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009281302A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Calsonic Kansei Corp | 電動ファン制御装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5532467A (en) * | 1978-08-30 | 1980-03-07 | Toshiba Corp | Reversible controller |
JPH0658529B2 (ja) * | 1983-08-17 | 1994-08-03 | 三菱化成株式会社 | ポジ型クレゾ−ルノボラツクフオトレジスト組成物 |
JPS61114834A (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-02 | Fanuc Ltd | サーボモータを使用した射出成形機のモールドプロテクト方法 |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP4092864A patent/JP2872860B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05292790A (ja) | 1993-11-05 |
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