JP2001236711A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2001236711A
JP2001236711A JP2000042263A JP2000042263A JP2001236711A JP 2001236711 A JP2001236711 A JP 2001236711A JP 2000042263 A JP2000042263 A JP 2000042263A JP 2000042263 A JP2000042263 A JP 2000042263A JP 2001236711 A JP2001236711 A JP 2001236711A
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disc
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紘充 丸山
Yoshiro Kashiwabara
芳郎 柏原
Kenji Utsunomiya
賢二 宇都宮
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き出し移動機構や上下移動機構を不要にし
て装置全体を小型軽量化、薄型化できると共に、使用者
による取扱いを容易にするディスク装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 ディスクの挿入や排出完了状態、並びに
ローディング動作完了状態をそれぞれ検出するディスク
位置検出手段103を有すると共に、ディスク位置検出
手段103からの検出情報を受取ってディスク搬送手段
102及びピックアップモジュール101の動作を制御
するディスク位置制御手段104を備え、ディスク搬送
手段102及びピックアップモジュール101をディス
ク位置に応じて適切に動作させられることから、使用者
がディスク装置に対するディスクの装着や固定、あるい
はディスクの解放といった操作を行う必要がなく、取扱
いが容易で使用者の負担を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体であるデ
ィスクを回転駆動して信号を再生するスロットローディ
ング式のディスク装置に関するものである。
【0002】ここで、ディスクとは中心孔を有する円板
状記録媒体で、光ディスク、光磁気ディスク、及びアナ
ログレコード盤等を含み、これらを包括する総称として
単にディスクと表記するものとする。また、特に断らな
い限り、ジャケットに収納されていないベアディスクを
表わすものとする。
【0003】
【従来の技術】従来のディスク装置において、使用者に
より供給されたディスクをその供給位置から回転手段に
装着する位置まで搬送する搬送方式としては、次に例示
する三種類が挙げられる。一つめとして、例えば、特開
平6−290529号公報に開示されているように、デ
ィスクのストッカから裸ディスクを取り出して搬送する
ものがあり、一般にチェンジャと呼ばれる。
【0004】二つめとして、装置本体に対し出没自在な
ディスク移送用のトレイにディスクを載せ、トレイごと
ディスクを回転手段に装着する位置まで搬送したり、回
転手段を含む所定部分を装置本体に対し出没自在とし、
外に現れた回転手段に使用者が自らディスクを装着、固
定したりするトレイ方式と呼ばれるものがある。例え
ば、特開平7−254199号公報に開示されているよ
うに、使用者がディスクをターンテーブルに装着し、タ
ーンテーブルを含む回転手段全体を回転駆動する位置ま
で搬送するものである。
【0005】三つめとして、ディスクをジャケットに収
納しておき、このジャケットを回転手段まで搬送した
後、ジャケットの中のディスクを回転手段に固定するも
のがある。例えば、特許第2585176号に開示され
ているように搬送機構による搬送とモータの垂直移動に
より回転手段に装着するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、コンピュータ装
置は小型軽量化が進行し、コンピュータ装置の外部記憶
装置に使用されるディスク装置も、小型軽量化、薄型化
が要求されている。加えて、より快適なコンピュータの
操作性を提供するために、使用者による複雑な装着操作
を必要としないディスク装置が要求されるようになって
きている。
【0007】しかし、従来の各搬送方式は、使用者がデ
ィスクを回転手段に装着するために、トレイなどのディ
スク搬送を行う部分、もしくは回転手段自体を引き出し
て使用者の供給しやすい位置まで移動させる必要があ
り、移動機構と移動空間を必要とし、こうした移動機構
の存在や移動空間の確保はディスク装置を薄型にする為
の障害となって薄型化には限界があり、また、使用者が
ディスク装置に対し、トレイの開閉、回転手段へのディ
スクの装着や固定、あるいはディスクの解放といった操
作を自ら行わなければならないという課題を有した。
【0008】本発明は、引き出し移動機構や上下移動機
構を不要にして装置全体を小型軽量化、薄型化できると
共に、使用者による取扱いを容易にするディスク装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のディスク装置は、ディスクをディスク面と
平行な向きに搬送するディスク搬送手段と、搬送された
ディスクを保持し、当該ディスクを回転駆動してディス
クに対し再生もしくは記録動作を行うピックアップモジ
ュールとを有するディスク装置であって、ディスクの搬
送経路所定位置に配設され、使用者によるディスクの前
記搬送経路への挿入を検出する挿入検知手段と、前記デ
ィスク搬送手段がディスクの排出を完了する位置まで到
達した状態を検出する排出完了検知手段と、前記ディス
ク搬送手段がディスクから前記一旦離れた所定位置に達
した状態を検出するローディング完了検知手段と、ディ
スク装置全体の動作を司るディスク位置制御手段とを有
し、当該ディスク位置制御手段が、ディスク搬送手段を
ディスク排出方向に移動させ、前記排出完了検知手段に
よる検出後、所定の待機位置までディスクローディング
方向へ移動させて停止させる初期化ステップと、前記挿
入検知手段でディスク挿入を検出すると、ディスクを前
記ピックアップモジュールによるディスク保持可能位置
まで移動させ、前記ピックアップモジュールにディスク
を保持させ、続いてディスク搬送手段をローディング完
了検知手段に検出される位置まで移動させるローディン
グステップと、ディスクの回転を停止させてからディス
ク搬送手段を移動させてディスクに当接させ、ピックア
ップモジュールにディスクを解放させた後、ディスク搬
送手段をディスク排出方向に移動させ、前記排出完了検
知手段による検出後、前記所定の待機位置まで移動させ
て停止させる排出ステップとを有することを特徴とする
ディスク装置である。
【0010】これにより、スロットローディング式とし
てディスク装置全体の小型軽量化、薄型化が図れるだけ
でなく、ディスク位置制御手段による制御でディスク位
置に応じてディスク搬送手段及びピックアップモジュー
ルを適切に動作させられ、使用者のディスク装置に対す
るディスクの装着や固定、あるいはディスクの解放とい
った操作が必要なく、取扱い容易で使用者の負担の少な
いディスク装置が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ディスクをディスク面と平行な向きに搬送するディ
スク搬送手段と、搬送されたディスクを保持し、ディス
クを回転駆動してディスクに対し再生もしくは記録動作
を行うピックアップモジュールとを有するディスク装置
であって、ディスクの搬送経路所定位置に配設され、使
用者によるディスクの搬送経路への挿入を検出する挿入
検知手段と、ディスク搬送手段がディスクの排出を完了
する位置まで到達した状態を検出する排出完了検知手段
と、ディスク搬送手段がディスクから一旦離れた所定位
置に達した状態を検出するローディング完了検知手段
と、ディスク装置全体の動作を司るディスク位置制御手
段とを有し、ディスク位置制御手段が、ディスク搬送手
段をディスク排出方向に移動させ、排出完了検知手段に
よる検出後、所定の待機位置までディスクローディング
方向へ移動させて停止させる初期化ステップと、挿入検
知手段でディスク挿入を検出すると、ディスクをピック
アップモジュールによるディスク保持可能位置まで移動
させ、ピックアップモジュールにディスクを保持させ、
続いてディスク搬送手段をローディング完了検知手段に
検出される位置まで移動させるローディングステップ
と、ディスクの回転を停止させてからディスク搬送手段
を移動させてディスクに当接させ、ピックアップモジュ
ールにディスクを解放させた後、ディスク搬送手段をデ
ィスク排出方向に移動させ、排出完了検知手段による検
出後、所定の待機位置まで移動させて停止させる排出ス
テップとを有することを特徴とするディスク装置であ
り、挿入検知手段からのディスク挿入の検出情報、排出
完了検知手段からのディスク排出完了状態の検出情報、
並びにローディング完了検知手段からのディスクローデ
ィング動作完了状態の検出情報をディスク位置制御手段
がそれぞれ受取ってディスク搬送手段及びピックアップ
モジュールの動作を制御し、ディスク搬送手段及びピッ
クアップモジュールをディスク位置に応じて適切に動作
させ、使用者のディスク装置に対するディスクの装着や
固定、あるいはディスクの解放といった操作の必要をな
くすという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のディスク装置において、初期化ステップを行う直前
に、ディスク搬送手段がディスクに接する状態から離れ
てローディング完了検知手段に検出される位置まで移動
する場合に該当する駆動量と同じ分だけ駆動手段を駆動
させて、ディスク搬送手段をローディング動作方向に移
動させ、ディスク搬送手段の移動中もしくは移動終了時
にローディング完了検知手段による検出があった場合、
ディスク搬送手段をディスクとの当接位置へ移動させ、
ピックアップモジュールにディスクの解放動作を行わせ
た後、初期化ステップを行い、ローディング完了検知手
段による検出がなかった場合にはそのまま初期化ステッ
プを行うことを特徴とするディスク装置であり、各アー
ムの位置及びチャッキングの状態がわからない場合に初
期化動作を行う際にも、ディスク位置制御手段が適切に
ディスク搬送手段及びピックアップモジュールを動作さ
せてディスクを支障なく取扱い、動作中のエラーやディ
スクへの悪影響を防ぐという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のディスク装置において、初期化ステップまたはディス
ク排出ステップ中に、ディスク搬送手段でディスクをデ
ィスクローディング方向へ搬送できる位置にディスク搬
送手段が存在する状態で、ディスク搬送手段のディスク
排出方向への移動が外部からの力で停止した場合には、
ディスク搬送手段をディスクローディング方向へ移動さ
せることを特徴とするディスク装置であり、ディスク排
出口近傍に障害物があり、ディスクを完全に排出できな
い場合でも、ディスク位置制御手段が適切にディスク搬
送手段及びピックアップモジュールを動作させてディス
クを装置内に再度ローディングし、ディスクへの外部か
らの悪影響を防ぐという作用を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のディスク装置において、ディスク搬送手段をディスク
ローディング方向へローディング完了検知手段に検出さ
れる位置まで移動させた後、ローディング完了検知手段
に検出されない位置までディスク搬送手段を逆向きに移
動させて停止させることを特徴とするディスク装置であ
り、ディスク位置制御手段が適切にディスク搬送手段及
びピックアップモジュールを動作させてディスクを装置
内の所定位置に位置させ、動作完了後に電源がOFFと
されて次にONにされた場合に誤ってディスクが再生状
態になるのを防ぐという作用を有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
のディスク装置において、初期化ステップまたはディス
ク排出ステップ中に、、ディスク搬送手段でディスクを
ディスクローディング方向へ搬送できない位置にディス
ク搬送手段が達している状態で、ディスク搬送手段のデ
ィスク排出方向への移動が外部からの力で停止した場合
には、ディスク搬送手段をディスクローディング方向へ
移動させ、ディスク搬送手段の変位より演算した疑似的
な待機位置に停止させることを特徴とするディスク装置
であり、ディスク排出口近傍に障害物があり、ディスク
を完全に排出できない場合でも、ディスク位置制御手段
がディスク搬送手段及びピックアップモジュールに所定
の待機動作を行わせて、使用者に再度ディスクを挿入さ
れた時に適切に対応可能な状態とし、エラーの発生を抑
えるという作用を有する。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のディスク装置において、新たに挿入検知手段でディス
ク挿入を検出した場合は、ディスク搬送手段をディスク
ローディング方向へ移動させ、ピックアップモジュール
にディスクを保持させずにディスク搬送手段をローディ
ング完了検知手段に検出される位置まで移動させ、次に
ディスク排出方向にディスク搬送手段を移動させて初期
化ステップを行うことを特徴とするディスク装置であ
り、ディスク位置制御手段がディスク搬送手段及びピッ
クアップモジュールに所定の待機動作を行わせた後、再
度ディスクを挿入された時にディスク搬送手段及びピッ
クアップモジュールを待機位置から適切に移動動作を行
わせて改めて初期化させ、そのままチャッキングに移行
した場合のチャッキングが失敗する危険性を排除すると
いう作用を有する。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
のディスク装置において、初期化ステップまたはディス
ク排出ステップ中に、、ディスク搬送手段でディスクを
ディスクローディング方向へ搬送できない位置にディス
ク搬送手段が達している状態で、ディスク搬送手段のデ
ィスク排出方向への移動が外部からの力で停止した場合
には、ディスク排出方向に移動可能となるまで、所定時
間間隔でディスク搬送手段の初期化動作を試みることを
特徴とするディスク装置であり、ディスク排出口近傍に
障害物があり、ディスクを完全に排出できない場合で
も、ディスク位置制御手段がディスク搬送手段及びピッ
クアップモジュールに排出動作を所定回数試行させて、
使用者が障害物に気付いて除去した時にそのままこれ以
降の動作を正常に継続させ、エラーの発生を抑えるとい
う作用を有する。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
のディスク装置において、装置内におけるディスクの有
無を検出するディスク検出手段を備え、初期化ステップ
またはディスク排出ステップ中に、、ディスク位置制御
手段がディスク検出手段からの検出情報を受取り、装置
内からディスクが取出されてなくなったことを認識する
と、改めて初期化ステップを行うことを特徴としたディ
スク装置であり、ディスク排出口近傍に障害物があり、
ディスクを完全に排出できない場合でも、使用者が障害
物を排除してディスクを一旦取出せば、ディスク検出手
段でディスクの取出しを検出してディスク位置制御手段
がディスク搬送手段に初期化動作を行わせ、使用者に再
度ディスクを挿入された時に適切に対応可能な状態と
し、エラーの発生を抑えるという作用を有する。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
のディスク装置において、ディスク排出ステップ中に、
ディスクの回転を停止させてからディスク搬送手段をデ
ィスクに当接する位置に移動させ、ピックアップモジュ
ールにディスクを解放させた後、さらに複数回ピックア
ップモジュールにディスク解放動作を行わせることを特
徴とするディスク装置であり、ディスク搬送手段が実際
にディスクを動かし始めるまでにピックアップモジュー
ルからのディスク解放をより確実に行い、誤ってディス
クがピックアップモジュールに保持されたままでディス
ク搬送手段が移動することによるディスクへの悪影響を
防止するという作用を有する。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項1に記
載のディスク装置において、使用者に操作されるとディ
スク位置制御手段にディスク排出動作の指示を与えるユ
ーザー操作手段を有し、ディスク位置制御手段はユーザ
ー操作手段の操作に対してディスク搬送手段の初期化ス
テップを行うことを特徴とするディスク装置であり、使
用者によるユーザー操作手段の操作を受けて、ディスク
位置制御手段が速やかにディスク搬送手段に初期化動作
を行わせ、ディスクを排出すると共にディスク搬送手段
をローディング待機状態にし、新たなディスク挿入に確
実に対応させるという作用を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1に係るディスク装置のブロック図、図4は図1のデ
ィスク装置におけるディスク挿入状態図である。本実施
の形態のディスク装置は、信号記録媒体であるディスク
1を保持し、このディスク1を回転駆動してディスク1
に対し再生もしくは記録動作を行い、また、保持状態か
らディスク1を解放するピックアップモジュール101
と、所定の駆動手段で駆動され、使用者から供給された
ディスク1をディスク面と平行な向きに搬送するディス
ク搬送手段102と、このディスク搬送手段102の移
動状態を検出してディスク搬送手段102で搬送される
ディスク1の位置を把握するディスク位置検出手段10
3と、ディスク位置検出手段103からの検出情報を受
け取り、ディスク搬送手段102及びピックアップモジ
ュール101の動作を制御するディスク位置制御手段1
04と、このディスク位置制御手段104に時間情報を
提供するタイマー手段106と、使用者の操作を受けて
ディスク位置制御手段104にディスク排出などの指示
を行なうユーザー操作手段105とを備える構成であ
る。
【0023】図1と図4とにおいて、ディスク搬送手段
102は、上部筐体(図示を省略)に回動自在に取付け
られて駆動手段としてのモータ(図示を省略)で回動駆
動される略円盤状のリングギア210と、一端に排出ピ
ン221が突設され、他端がリングギア210の案内孔
A211に摺動自在に係合し、上部筐体に揺動自在に軸
着される排出アーム220と、一端に引き込みばね23
1を固着され、他端がリングギア210の案内孔B21
2と係合し、上部筐体に揺動自在に軸着される引き込み
アーム230とを備える構成である。
【0024】ディスク位置検出手段103は、リングギ
ア210の回転量を検出する公知のエンコーダ(図示を
省略)と、ディスク1の搬送経路所定位置に配設され、
使用者によるディスク1の搬送経路への挿入を検出する
挿入検知手段としてのローディングスイッチ(以下、ロ
ーディングSWと呼称)310と、ディスク搬送手段1
02がディスク1の排出を完了する位置まで到達した状
態を検出する排出完了検知手段としてのイジェクト完了
スイッチ(以下、イジェクト完SWと呼称)320と、
ディスク搬送手段102がディスク1から一旦離れた所
定位置に達した状態を検出するローディング完了検知手
段としてのローディング完了スイッチ(以下、ローディ
ング完SWと呼称)330とを有する構成である。
【0025】ここで、本実施の形態1のディスク装置に
おける基本初期化動作処理を図2に基づいて説明する。
図2は図1のディスク装置における基本初期化動作処理
の制御フローチャートである。まず、電源投入や初期化
動作を要求されると、ディスク位置制御手段104は駆
動手段としてのモータ(図示を省略)を駆動してリング
ギア210を回転させ、連動する排出アーム220並び
に引き込みアーム230のイジェクト方向(ディスク排
出方向)への移動を開始させる(Step201)。移
動開始後、ディスク位置制御手段104はイジェクト完
SW320がONであるか否かを判定し(Step20
2)、イジェクト完SWがONでない場合にはStep
202を繰返して、イジェクト完SW320がONとな
るまで各アームをそのままイジェクト方向に動かす。
【0026】Step202でイジェクト完SW320
がONである場合、ディスク位置制御手段104はタイ
マー手段105から得られる時間情報を基に算定した一
定の時間毎に、ディスク1の搬送状態を示すディスク位
置検出手段103のエンコーダからのエンコーダパルス
が出力されているか否かを判定し(Step203)、
エンコーダパルスが出ている場合はStep203を繰
返して、所定の時間エンコーダパルスが出力されなくな
るのを待つ。
【0027】Step203でエンコーダパルスが出力
されず、各アームが移動限界に達して位置変化しなくな
っている場合、ディスク位置制御手段104はモータを
止めて各アームを停止させると共に、エンコーダパルス
の積算値をリセットして値を0にする(Step20
4)。そして、ディスク位置制御手段104は各アーム
を今度は逆のディスクローディング方向に移動開始させ
る(Step205)。
【0028】続いて、ディスク位置制御手段104は、
ディスク位置検出手段103のエンコーダから出力され
るエンコーダパルスの値を監視し、各アームの移動によ
って、エンコーダパルスの積算値が各アームを所定の待
機位置まで到達させた場合の値に該当するAパルスに達
したか否かを判定する(Step206)。Aパルスに
達していない場合にはStep206を繰返し、そのま
ま各アームを動かして待機位置まで移動するのを待つ。
一方、エンコーダパルスの積算値がAパルスに達し、各
アームが待機位置まで到達している場合には、ディスク
位置制御手段104はモータを止めて各アームを停止さ
せ(Step207)、初期化動作の一連の処理が完了
する。
【0029】次に、ディスク装置のローディング動作処
理を図3ないし図6に基づいて説明する。図3は図1の
ディスク装置におけるローディング動作処理の制御フロ
ーチャート、図5は図1のディスク装置におけるディス
クのチャッキング位置到達状態図、図6は図1のディス
ク装置におけるローディング完了状態図である。使用者
がディスク1を挿入すると、ディスク位置検出手段10
3に取り付けられているローディングSW310がON
になり、ディスク位置制御手段104はディスク搬送手
段102の各アームのローディング方向への移動を開始
させる(Step301)。
【0030】ディスク位置制御手段104は、ディスク
位置検出手段103のエンコーダから出力されるエンコ
ーダパルスの値を監視し、各アームの移動により、エン
コーダパルスの積算値が各アームをピックアップモジュ
ール101へのディスク1装着可能位置まで到達させた
場合の値に該当するBパルスに達したか否かを判定する
(Step302)。ここでBパルス分だけ各アームが
移動していない場合はStep302を繰返す。
【0031】Step302でエンコーダパルスがBパ
ルスに達するまで各アームが移動している場合、ディス
ク位置制御手段104は各アームを停止させる(Ste
p303)。アーム停止後、ピックアップモジュール1
01はチャッキング(ディスク保持)を行い、ディスク
1を回転可能に固定する(Step304)。このチャ
ッキング後、ディスク位置制御手段104は再びディス
ク搬送手段102の各アームをローディング方向へ移動
させる(Step305)。
【0032】各アームの移動再開後、ディスク位置制御
手段104はディスク位置検出手段103のローディン
グ完SW330の検出情報を監視してローディング完S
W330がONであるか否かを判定する(Step30
6)。ここで、ローディング完SW330がONである
場合には、ディスク位置制御手段104はディスク搬送
手段102の各アームの移動を停止させ、さらにエンコ
ーダパルスの積算値をリセットして0にし(Step3
07)、ローディング動作の一連の処理が完了する。一
方、ローディング完SW330がONでない場合はSt
ep306を繰返す。
【0033】さらに、ディスク装置のイジェクト動作処
理を図7ないし図9に基づいて説明する。図7は図1の
ディスク装置におけるイジェクト動作処理の制御フロー
チャート、図8は図1のディスク装置におけるディスク
排出状態図、図9は図1のディスク装置におけるディス
ク排出完了状態図である。まず、ディスク位置制御手段
104はディスク搬送手段102の各アームをイジェク
ト方向に動かす制御を行い、モータを回転させて各アー
ムのイジェクト方向への移動を開始させる(Step4
01)。
【0034】ディスク位置制御手段104は、ディスク
位置検出手段103のエンコーダから出力されるエンコ
ーダパルスの値を監視し、各アームの移動により、エン
コーダパルスの積算値が各アームをピックアップモジュ
ール101のディスク1装着位置まで到達させた場合の
値に該当するCパルスに達したか否かを判定する(St
ep402)。各アームがCパルス分移動していない場
合はStep402を繰返す。
【0035】エンコーダパルスの値がCパルスに達する
まで各アームが移動している場合、ディスク位置制御手
段104はディスク搬送手段102及びピックアップモ
ジュール101に対する動作制御を行い、各アームの移
動を停止させると共に、ピックアップモジュール101
にチャッキングの解除を行わせる(Step403)。
この後、ディスク位置制御手段104は再び各アームの
イジェクト方向への移動を開始させる(Step40
4)。
【0036】各アームのイジェクト方向への移動中、デ
ィスク位置制御手段104はディスク位置検出手段10
3のイジェクト完SW320からの情報を監視してイジ
ェクト完SW320がONであるか否かを判定し(St
ep405)、イジェクト完SW320がONでない場
合はStep405を繰返し、イジェクト完SW320
がONになるまで待つ。
【0037】イジェクト完SW320がONになってい
る場合、ディスク位置制御手段104はディスク搬送手
段102に対する動作制御を行い、モータを止めて各ア
ームの移動を停止させる(Step406)。こうして
各アームが一旦停止した後、ディスク位置制御手段10
4は各アームを今度は逆のディスクローディング方向に
移動開始させる(Step407)。
【0038】続いて、ディスク位置制御手段104は、
ディスク位置検出手段103のエンコーダから出力され
るエンコーダパルスの値を監視し、各アームの移動によ
って、エンコーダパルスの積算値が各アームを所定の待
機位置まで到達させた場合の値に該当するAパルスに達
したか否かを判定する(Step408)。Aパルスに
達していない場合にはStep408を繰返し、そのま
ま各アームを動かして待機位置まで移動するのを待つ。
一方、エンコーダパルスの積算値がAパルスに達し、各
アームが待機位置まで到達している場合には、ディスク
位置制御手段104はモータを止めて各アームを停止さ
せ(Step409)、イジェクト動作の一連の処理が
完了する。
【0039】このように、本実施の形態1に係るディス
ク装置においては、使用者によるディスク1の挿入を検
出するローディングSW310、ディスク1の排出完了
状態を検出するイジェクト完SW320、並びにディス
ク1のローディング動作完了状態を検出するローディン
グ完SW330をそれぞれ有すると共に、これら各スイ
ッチからの検出情報を受取ってディスク搬送手段102
及びピックアップモジュール101の動作を制御するデ
ィスク位置制御手段104を備え、ディスク搬送手段1
02及びピックアップモジュール101をディスク位置
に応じて適切に動作させられることから、使用者がディ
スク装置に対するディスクの装着や固定、あるいはディ
スクの解放といった操作を行う必要がなく、取扱いが容
易で使用者の負担が少ない。
【0040】なお、実施の形態1に係るディスク装置の
イジェクト動作処理において、Step405の段階
で、イジェクト完SW320がONになる前にディスク
搬送手段102並びにディスク1が障害物の存在等の原
因でディスク排出方向へ動かなくなった場合には、エラ
ー対応処理として、ディスク位置検出手段103のロー
ディングSW310が排出方向に移動しているディスク
1と接触しておらずまだONになっていない状態又はデ
ィスク1が接触してちょうどONである状態、すなわ
ち、ディスク1が搬送可能な位置に存在する状態である
か、もしくは、ローディングSW310が排出方向に移
動しているディスク1との接触を終え、ONから既にO
FFとなった状態、すなわち、ディスク1が搬送不可能
な位置に達している状態であるかを判定し、前者のディ
スク1を搬送可能な場合は、再度ディスクローディング
動作を行ってディスク1を引込む所定の動作処理(例え
ば、下記の実施の形態3)に、後者のディスク1を搬送
不可能な場合は、ディスク1を引込まない所定の動作処
理(例えば、下記の実施の形態4又は5)へそれぞれ移
行する処理を付加することもできる。
【0041】また、実施の形態1に係るディスク装置の
イジェクト動作処理において、Step404の段階
で、ディスク位置制御手段104は、ディスク位置検出
手段103のエンコーダから出力されるエンコーダパル
スの値を監視し、各アームがリングギア210との係合
関係で実際にディスクを動かし始める時点に対応する積
算値にエンコーダパルスの値が達するまでの間、ピック
アップモジュール101にさらに所定回チャッキングの
解除動作を行わせるようにすることもでき、ピックアッ
プモジュール101からのディスク解放をより確実に行
え、ディスク1がピックアップモジュール101に保持
されたままでの各アームの動作によるディスク1への悪
影響を防止できる。
【0042】(実施の形態2)ここで、本発明のディス
ク装置について、新たに所定の動作を加えた別の初期化
動作処理を図10に基づいて説明する。図10は本発明
の実施の形態2に係るディスク装置の通常初期化動作処
理の制御フローチャートである。まず、ディスク位置制
御手段104はディスク位置検出手段103のローディ
ング完SW330の検出情報からローディング完SW3
30がONであるか否かを判定し(Step501)、
ローディング完SW330がONの場合は、ピックアッ
プモジュール101にディスク認識動作を指示し、処理
を終了する。
【0043】一方、ローディング完SW330がOFF
の場合、続けてディスク位置制御手段104はイジェク
ト完SW320の検出情報からイジェクト完SW320
がONであるか否かを判定し(Step502)、イジ
ェクト完SW320がONの場合には、処理(イジェ
クト動作処理制御フローチャートのStep407)へ
移行し、Step407以降のイジェクト動作処理と同
様の処理が行われる。
【0044】Step502でイジェクト完SW320
がOFFの場合、ディスク位置制御手段104はディス
ク搬送手段102に対する動作制御を行い、モータをロ
ーディング方向に動かして、各アームをローディング方
向に移動開始させる(Step503)。各アームの移
動開始後、ディスク位置制御手段104はディスク位置
検出手段103のローディング完SW330の検出情報
からローディング完SW330がONであるか否かを判
定し(Step504)、ローディング完SW330が
ONの場合には、処理(イジェクト動作処理制御フロ
ーチャートのStep401)へ移行し、Step40
1以降のイジェクト動作処理と同様の処理が行われる。
【0045】Step504でローディング完SW33
0がOFFの場合は、ディスク位置制御手段104はさ
らにディスク位置検出手段103のエンコーダから出力
されるエンコーダパルスの値を監視し、各アームの移動
により、エンコーダパルスの積算値が各アームをピック
アップモジュール101へのディスク1装着可能位置か
らローディング完SW330がONとなる位置まで到達
させた場合のパルス積算値に該当するCパルスに達した
か否かを判定する(Step505)。各アームがCパ
ルス分移動していたら処理(イジェクト動作処理制御
フローチャートのStep404)へ移行し、Step
404以降のイジェクト動作処理と同様の処理が行われ
る。一方、各アームがCパルス分移動していなければ、
Step504に戻って処理を繰返す。
【0046】このように、本実施の形態2に係るディス
ク装置においては、各アームの位置及びチャッキングの
状態がわからない場合に初期化動作を行う時でも、適切
にディスク搬送手段102及びピックアップモジュール
101を動作させてディスク1を支障なく取扱え、動作
中のエラーやディスク1への悪影響を防げる。
【0047】(実施の形態3)ここで、本発明のディス
ク装置について、ディスク排出エラー時の動作処理を図
11に基づいて説明する。図11は本発明の実施の形態
3に係るディスク装置のエラー時動作処理の制御フロー
チャートである。なお、前提として、実施の形態1に係
るディスク装置におけるイジェクト動作処理のStep
405の段階で、イジェクト完SW320がONになる
前に、排出方向に移動しているディスク1がローディン
グSW310と接触しておらずローディングSW310
がまだONになっていない状態、もしくはディスク1が
接触してローディングSW310がちょうどONである
状態、すなわち、ディスク1が搬送可能な位置に存在す
る状態において、各アームが動かなくなった状況を対象
とする。
【0048】各アームの停止後、ディスク位置制御手段
104はディスク搬送手段102に対する動作制御を行
い、モータをローディング方向に動かして、各アームの
ローディング方向への移動を開始させる(Step60
1)。そして、ディスク位置制御手段104は、ディス
ク位置検出手段103のエンコーダから出力されるエン
コーダパルスの値を監視し、各アームの移動により、エ
ンコーダパルスの積算値がBパルスに達したか否かを判
定する(Step602)。ここでBパルス分だけ各ア
ームが移動していない場合はStep602を繰返し、
各アームがBパルス分移動するのを待つ。
【0049】Step602でエンコーダパルスがBパ
ルスに達するまで各アームが移動している場合、ディス
ク位置制御手段104はモータを止めて各アームを停止
させる(Step603)。アーム停止後、ピックアッ
プモジュール101はチャッキングを行い、ディスク1
を回転可能に固定する(Step604)。このチャッ
キング後、ディスク位置制御手段104は再びモータを
動かすよう指示を出し、ディスク搬送手段102の各ア
ームをローディング方向へ移動させる(Step60
5)。
【0050】各アームの移動再開後、ディスク位置制御
手段104はディスク位置検出手段103のローディン
グ完SW330の検出情報を監視してローディング完S
W330がONであるか否かを判定する(Step60
6)。ここで、ローディング完SW330がOFFの場
合はStep606を繰返してローディング完SW33
0がONになるのを待つ。
【0051】一方、ローディング完SW330がONで
ある場合には、ディスク位置制御手段104はディスク
搬送手段102の各アームの移動を停止させ、さらにエ
ンコーダパルスの積算値をリセットして0にする(St
ep607)。この後、ディスク位置制御手段104は
モータをイジェクト方向に駆動させ、各アームをイジェ
クト方向に移動させる(Step608)。
【0052】ディスク位置制御手段104はディスク位
置検出手段103のローディング完SW330の検出情
報からローディング完SW330がOFFであるか否か
を判定し(Step609)、ローディング完SW33
0がONである場合、Step609を繰返してローデ
ィング完SW330がOFFになるまで待つ。
【0053】ローディング完SWがOFFである場合、
ディスク位置制御手段104はモータを止めて各アーム
の移動を停止させ(Step610)、一連のエラー対
応動作の処理が完了する。
【0054】このように、本実施の形態3に係るディス
ク装置においては、ディスク排出口近傍に障害物があ
り、ディスク1を完全に排出できない場合でも、適切に
ディスク搬送手段102及びピックアップモジュール1
01を動作させてディスクを再度ローディングでき、デ
ィスク1への悪影響を防げる。また、エラー対応動作の
完了後、電源がOFFとされて次にONにされた場合
に、誤ってディスク再生が行われるのを防ぐことができ
る。
【0055】(実施の形態4)ここで、本発明のディス
ク装置について、ディスク排出エラー時の動作処理を図
12に基づいて説明する。図12は本発明の実施の形態
4に係る制御方法のエラー時動作処理の制御フローチャ
ートである。なお、前提として、実施の形態1に係るデ
ィスク装置におけるイジェクト動作処理のStep40
5の段階で、イジェクト完SW320がONになる前
の、排出方向に移動しているディスク1がローディング
SW310との接触を終え、ローディングSW310が
ONから既にOFFとなった状態、すなわち、ディスク
1が搬送不可能な位置に達した状態において、各アーム
が動かなくなった状況を対象とする。
【0056】各アームの停止後、ディスク位置制御手段
104は、ディスク位置検出手段103のエンコーダか
ら出力されるエンコーダパルスの積算値から、擬似的な
アーム待機位置を計算して求める(Step701)。
そして、ディスク位置制御手段104はディスク搬送手
段102を動作制御して、モータを駆動させ、求めた擬
似的なアーム待機位置に向けて各アームをローディング
もしくはイジェクト方向へ移動させる(Step70
2)。
【0057】続いて、ディスク位置制御手段104は、
ディスク位置検出手段103のエンコーダから出力され
るエンコーダパルスの値を監視し、各アームの移動によ
り、エンコーダパルスの積算値が各アームを疑似待機位
置に到達させた場合に該当する所定値に達したか否かを
判定する(Step703)。各アームが疑似待機位置
まで移動していない場合は、Step703を繰返す。
一方、エンコーダパルスの積算値が所定値に達し、各ア
ームが疑似待機位置まで移動している場合には、ディス
ク位置制御手段104はモータを止めてアームの移動を
停止させ(Step704)、一連のエラー対応動作の
処理が完了する。
【0058】このように、本実施の形態4に係るディス
ク装置においては、ディスク排出口近傍に障害物があ
り、ディスク1を完全に排出できない場合でも、ディス
ク搬送手段102及びピックアップモジュール101に
所定の待機動作を行わせて、使用者に再度ディスクを挿
入された時に適切に対応させることができ、エラーの発
生を抑えられる。
【0059】(実施の形態5)ここで、本発明のディス
ク装置について、ディスク排出エラー時の動作処理を図
13に基づいて説明する。図13は本発明の実施の形態
5に係る制御方法のエラー時動作処理の制御フローチャ
ートである。なお、前提として、実施の形態1に係るデ
ィスク装置におけるイジェクト動作処理のStep40
5の段階で、イジェクト完SW320がONになる前
の、排出方向に移動しているディスク1がローディング
SW310との接触を終え、ローディングSW310が
ONから既にOFFとなった状態、すなわち、ディスク
1が搬送不可能な位置に達した状態において、各アーム
が動かなくなった状況を対象とする。
【0060】各アーム停止後、ディスク位置制御手段1
04はタイマー手段105から得られるインターバルタ
イマーを監視し、各アームを動かす時間になったか否か
を判定し(Step801)、各アームを動かす時間に
なっていなければ、Step801を繰返して引き続き
タイマーの監視を続ける。
【0061】各アームを動かす時間になっている場合に
は、ディスク位置制御手段104はディスク搬送手段1
02の動作制御を行い、モータをイジェクト方向に回転
させ、各アームのイジェクト方向への移動を試みる(S
tep802)。そして、ディスク位置制御手段104
はディスク位置検出手段103のエンコーダからのエン
コーダパルスが出力されているか否かによって各アーム
が動いているか否かを判定し(Step803)、各ア
ームが動いている場合、その時点でのディスク位置に対
応する段階以降の通常のイジェクト動作処理へ移行す
る。一方、各アームが動いていない場合には、ディスク
位置制御手段104はモータを停止させ、ディスク搬送
手段102を止める(Step804)。
【0062】続いて、ディスク位置制御手段104は各
アームのイジェクト方向への移動試行回数が、あらかじ
め規定された回数だけ行われたか否かを判定し(Ste
p805)、既に規定回数行われた場合には、エラーと
して一連の処理を終了する。ここでまだ規定回数に達し
ていない場合には、Step801に戻り、以降の処理
を繰返す。
【0063】このように、本実施の形態5に係るディス
ク装置においては、ディスク排出口近傍に障害物があ
り、ディスク1を完全に排出できない場合でも、ディス
ク搬送手段102及びピックアップモジュール101に
排出動作を所定回数試行させ、使用者が障害物に気付い
て除去した時にそのままこれ以降の動作を正常に継続さ
せることができ、エラーの発生を抑えられる。
【0064】なお、実施の形態1ないし5に係るディス
ク装置において、ディスク搬送手段102もしくはピッ
クアップモジュール101の動作が異常状態になったこ
とが使用者に確認され、使用者がユーザー操作手段10
6の一部をなすイジェクトスイッチを操作した場合に
は、ユーザー操作手段106からディスク位置制御手段
104に制御指示がなされ、ディスク位置制御手段10
4がディスク搬送手段102に初期化動作を行わせ、デ
ィスク搬送手段102をローディング待機状態にする構
成とすることもできる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スロット
ローディング式として装置全体の小型軽量化、薄型化が
図れるだけでなく、ディスク位置制御手段による制御で
ディスク位置に応じてディスク搬送手段及びピックアッ
プモジュールを適切に動作させられ、使用者のディスク
装置に対するディスクの装着や固定、あるいはディスク
の解放といった操作が必要なくなると共に、装置内でデ
ィスクを適切に取扱うことができ、エラーの発生を抑え
られるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るディスク装置のブ
ロック図
【図2】図1のディスク装置における基本初期化動作処
理の制御フローチャート
【図3】図1のディスク装置におけるローディング動作
処理の制御フローチャート
【図4】図1のディスク装置におけるディスク挿入状態
【図5】図1のディスク装置におけるディスクのチャッ
キング位置到達状態図
【図6】図1のディスク装置におけるローディング完了
状態図
【図7】図1のディスク装置におけるイジェクト動作処
理の制御フローチャート
【図8】図1のディスク装置におけるディスク排出状態
【図9】図1のディスク装置におけるディスク排出完了
状態図
【図10】本発明の実施の形態2に係るディスク装置の
通常初期化動作処理の制御フローチャート
【図11】本発明の実施の形態3に係るディスク装置の
エラー時動作処理の制御フローチャート
【図12】本発明の実施の形態4に係るディスク装置の
エラー時動作処理の制御フローチャート
【図13】本発明の実施の形態5に係るディスク装置の
エラー時動作処理の制御フローチャート
【符号の説明】
1 ディスク 101 ピックアップモジュール 102 ディスク搬送手段 103 ディスク位置検出手段 104 ディスク位置制御手段 105 ユーザー操作手段 106 タイマー手段 210 リングギア 211 案内孔A 212 案内孔B 220 排出アーム 221 排出ピン 230 引き込みアーム 231 引き込みばね 310 ローディングスイッチ(ローディングSW) 320 イジェクト完了スイッチ(イジェクト完SW) 330 ローディング完了スイッチ(ローディング完S
W)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 33/12 313 G11B 33/12 313D 313G 313J (72)発明者 宇都宮 賢二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D046 CB02 CD01 FA04 FA08 GA02 GA03 GA04 HA05 HA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクをディスク面と平行な向きに搬送
    するディスク搬送手段と、搬送されたディスクを保持
    し、当該ディスクを回転駆動してディスクに対し再生も
    しくは記録動作を行うピックアップモジュールとを有す
    るディスク装置であって、 ディスクの搬送経路所定位置に配設され、使用者による
    ディスクの前記搬送経路への挿入を検出する挿入検知手
    段と、 前記ディスク搬送手段がディスクの排出を完了する位置
    まで到達した状態を検出する排出完了検知手段と、 前記ディスク搬送手段がディスクから前記一旦離れた所
    定位置に達した状態を検出するローディング完了検知手
    段と、 ディスク装置全体の動作を司るディスク位置制御手段と
    を有し、 当該ディスク位置制御手段が、ディスク搬送手段をディ
    スク排出方向に移動させ、前記排出完了検知手段による
    検出後、所定の待機位置までディスクローディング方向
    へ移動させて停止させる初期化ステップと、 前記挿入検知手段でディスク挿入を検出すると、ディス
    クを前記ピックアップモジュールによるディスク保持可
    能位置まで移動させ、前記ピックアップモジュールにデ
    ィスクを保持させ、続いてディスク搬送手段をローディ
    ング完了検知手段に検出される位置まで移動させるロー
    ディングステップと、 ディスクの回転を停止させてからディスク搬送手段を移
    動させてディスクに当接させ、ピックアップモジュール
    にディスクを解放させた後、ディスク搬送手段をディス
    ク排出方向に移動させ、前記排出完了検知手段による検
    出後、前記所定の待機位置まで移動させて停止させる排
    出ステップとを有することを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載のディスク装置におい
    て、前記初期化ステップを行う直前に、ディスク搬送手
    段がディスクに接する状態から離れて前記ローディング
    完了検知手段に検出される位置まで移動する場合に該当
    する駆動量と同じ分だけ前記駆動手段を駆動させて、デ
    ィスク搬送手段を前記ローディング動作方向に移動さ
    せ、ディスク搬送手段の移動中もしくは移動終了時にロ
    ーディング完了検知手段による検出があった場合、ディ
    スク搬送手段をディスクとの当接位置へ移動させ、ピッ
    クアップモジュールにディスクの解放動作を行わせた
    後、初期化ステップを行い、前記ローディング完了検知
    手段による検出がなかった場合にはそのまま初期化ステ
    ップを行うことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1に記載のディスク装置におい
    て、前記初期化ステップまたはディスク排出ステップ中
    に、前記ディスク搬送手段でディスクをディスクローデ
    ィング方向へ搬送できる位置にディスク搬送手段が存在
    する状態で、ディスク搬送手段のディスク排出方向への
    移動が外部からの力で停止した場合には、ディスク搬送
    手段をディスクローディング方向へ移動させることを特
    徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】前記請求項3に記載のディスク装置におい
    て、ディスク搬送手段をディスクローディング方向へ前
    記ローディング完了検知手段に検出される位置まで移動
    させた後、ローディング完了検知手段に検出されない位
    置までディスク搬送手段を逆向きに移動させて停止させ
    ることを特徴とするディスク装置。
  5. 【請求項5】前記請求項1に記載のディスク装置におい
    て、前記初期化ステップまたはディスク排出ステップ中
    に、前記ディスク搬送手段でディスクをディスクローデ
    ィング方向へ搬送できない位置にディスク搬送手段が達
    している状態で、ディスク搬送手段のディスク排出方向
    への移動が外部からの力で停止した場合には、ディスク
    搬送手段をディスクローディング方向へ移動させ、ディ
    スク搬送手段の変位より演算した疑似的な待機位置に停
    止させることを特徴とするディスク装置。
  6. 【請求項6】前記請求項5に記載のディスク装置におい
    て、新たに前記挿入検知手段でディスク挿入を検出した
    場合は、前記ディスク搬送手段をディスクローディング
    方向へ移動させ、ピックアップモジュールにディスクを
    保持させずにディスク搬送手段をローディング完了検知
    手段に検出される位置まで移動させ、次にディスク排出
    方向にディスク搬送手段を移動させて前記初期化ステッ
    プを行うことを特徴とするディスク装置。
  7. 【請求項7】前記請求項1に記載のディスク装置におい
    て、前記初期化ステップまたはディスク排出ステップ中
    に、前記ディスク搬送手段でディスクをディスクローデ
    ィング方向へ搬送できない位置にディスク搬送手段が達
    している状態で、ディスク搬送手段のディスク排出方向
    への移動が外部からの力で停止した場合には、ディスク
    排出方向に移動可能となるまで、所定時間間隔でディス
    ク搬送手段の前記初期化動作を試みることを特徴とする
    ディスク装置。
  8. 【請求項8】前記請求項1に記載のディスク装置におい
    て、装置内におけるディスクの有無を検出するディスク
    検出手段を備え、 前記初期化ステップまたはディスク排出ステップ中に、
    前記ディスク位置制御手段が前記ディスク検出手段から
    の検出情報を受取り、装置内からディスクが取出されて
    なくなったことを認識すると、改めて初期化ステップを
    行うことを特徴としたディスク装置。
  9. 【請求項9】前記請求項1に記載のディスク装置におい
    て、前記ディスク排出ステップ中に、ディスクの回転を
    停止させてから前記ディスク搬送手段をディスクに当接
    する位置に移動させ、ピックアップモジュールにディス
    クを解放させた後、さらに複数回ピックアップモジュー
    ルにディスク解放動作を行わせることを特徴とするディ
    スク装置。
  10. 【請求項10】前記請求項1に記載のディスク装置にお
    いて、使用者に操作されると前記ディスク位置制御手段
    に前記ディスク排出動作の指示を与えるユーザー操作手
    段を有し、 ディスク位置制御手段は前記ユーザー操作手段の操作に
    対して前記ディスク搬送手段の初期化ステップを行うこ
    とを特徴とするディスク装置。
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