JP2872850B2 - 流体圧シリンダ装置 - Google Patents
流体圧シリンダ装置Info
- Publication number
- JP2872850B2 JP2872850B2 JP267592A JP267592A JP2872850B2 JP 2872850 B2 JP2872850 B2 JP 2872850B2 JP 267592 A JP267592 A JP 267592A JP 267592 A JP267592 A JP 267592A JP 2872850 B2 JP2872850 B2 JP 2872850B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder device
- rod
- rotation
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Actuator (AREA)
Description
向の移動とともに当該ピストンロッドが回動駆動を行う
流体圧シリンダ装置に関し、例えばワークのクランプな
どに用いられる。
動に応じて回動駆動する流体圧シリンダ装置が提案され
ているが、その流体圧シリンダ装置の構造は以下のとお
りである。
シリンダチューブ、シリンダチューブ内を摺動するピス
トン、シリンダチューブの両端を閉塞するロッド側カバ
ー及びヘッド側カバー、ピストンと一体的に連結されて
ロッド側カバーを貫通して外部に突出するピストンロッ
ドを有している。
る円柱状のインナーロッドが設けられており、ピストン
にはインナーロッドの挿入が可能な挿入穴が設けられて
いる。
80度の角度をなす位置に、軸方向に沿って捩れた回転
案内用の凹溝が形成され、ピストンには、それぞれの凹
溝に嵌まり込むように2つの係合ピンがそれぞれ片持ち
で取り付けられている。
を供給してピストンを軸方向に駆動すると、その軸方向
移動とともにピストンが回転し、例えばピストンロッド
の先端に取り付けられた爪などによってワークをクラン
プすることができる。
の流体圧シリンダ装置では、係合ピンが片持ちであるた
めに係合ピンの固定力が弱く、そのため、強力な回転力
を得ることが困難であった。
することが困難であるため、高い加工精度を得ることが
容易ではなく、ピストンロッドの回転位置決めの精度を
向上させることが困難であった。
力を得ることが可能であり、且つ回転位置決めの精度を
向上させることの可能な流体圧シリンダ装置を提供する
ことを目的とする。
も案内リングがピストンから脱落する恐れのない流体圧
シリンダ装置を提供することを目的とする。請求項3の
発明は、回転係合ピンの脱落が容易に防止され、流体圧
シリンダ装置の構造をさらに簡単にすることを目的とす
る。
体圧シリンダ装置は、上述の課題を解決するため、シリ
ンダチューブと、前記シリンダチューブ内を摺動するピ
ストンと、前記シリンダチューブの両端を閉塞するロッ
ド側カバー及びヘッド側カバーと、前記ピストンと一体
的に連結されて前記ロッド側カバーを貫通して外部に突
出するピストンロッドとを有してなる流体圧シリンダ装
置であって、前記ヘッド側カバーには、軸方向内方へ突
出し且つ軸方向に沿うにしたがって捩じれた回転案内面
を有するインナーロッドが設けられており、前記ピスト
ンには、前記インナーロッドの挿入が可能な挿入穴と、
前記挿入穴よりも開口側にあり且つ前記挿入穴よりも径
大のリング嵌入穴とが設けられ、前記リング嵌入穴に
は、前記インナーロッドの外周面と摺接して当該インナ
ーロッドを案内する案内リングが嵌入しており、前記ピ
ストンには、当該ピストンの軸方向の移動に応じて前記
回転案内面に沿って移動し、当該ピストンを当該回転案
内面の捩れに応じて回転させるための回転係合ピンが、
その両端部を当該ピストンにより支持されて設けられて
構成される。
では、前記回転係合ピンは、前記案内リングの開口側へ
の移動を係止する位置において前記ピストンに設けられ
て構成される。
では、前記回転係合ピンは、前記ピストンに設けられた
半径方向の穴に挿入されており、前記ピストンには、前
記シリンダチューブの内周面と摺動するためのウエアリ
ングが、前記穴の開口部を覆うように設けられて構成さ
れる。
回転案内面に沿って移動すると、回転係合ピンは回転案
内面の捩じれによって回転駆動され、その結果ピストン
及びピストンロッドが回転(回動)する。
動される結果、回転案内面にはその反力が発生し、これ
によってインナーロッドに曲げ応力が加わる。案内リン
グによってその応力が受けられ、インナーロッドの軸心
のずれが防止される。
止めが行われ、ウエアリングによって回転係合ピンの抜
け止めが行われる。
面正面図、図2は油圧シリンダ装置1の左側面図、図3
は油圧シリンダ装置1の IIIーIII 線矢視断面側面図で
ある。
5が一体に形成されたシリンダチューブ11、シリンダ
チューブ11内を摺動するピストン12、ピストン12
と一体に形成されたピストンロッド13、シリンダチュ
ーブ11の開口側の端部を閉塞するロッド側カバー14
などから構成されており、ピストンロッド13はロッド
側カバー14を液密に且つ摺動可能に貫通して外部に突
出し、その先端にはワークをクランプするための押え板
16がボルト62によって取り付けられている。
出するインナーロッド21が取り付けられている。図4
はインナーロッド21の正面図、図5は図4のインナー
ロッド21のVーV線矢視断面図である。
ド21は、円柱状の基部22、回転駆動部23、ヘッド
側カバー15の中央に設けられた穴に嵌入する嵌合部2
6、ナット61によって締めつけて固定するためのネジ
部27からなっている。
2よりも小径の半円形であり、その弦に相当する平面部
分が、軸方向に延びるにしたがって捩じれた回転案内面
24を形成している。
23の根本部分においては捩じれておらず、その先端部
近傍において徐々に捩じれが発生し、全体で約50度の
角度に捩じれている。回転案内面24の中央部には、軸
方向に沿った捩じれた溝25が設けられている。
インナーロッド21の挿入が可能な挿入穴31と、挿入
穴31よりも開口側にあり且つ挿入穴31よりも径大の
リング嵌入穴32とが設けられている。リング嵌入穴3
2には、その内周面がインナーロッド21の回転駆動部
23の外周面と摺接し、インナーロッド21がその半径
方向に加わる応力によって曲がらないように案内する案
内リング35が圧入されている。
軸方向の移動に応じて回転案内面24に沿って移動し、
ピストン12を回転案内面24の捩れに応じて回転させ
るための円柱状の回転係合ピン41が設けられている。
も開口側において、ピストン12に設けられた半径方向
の2つの穴45,45にわたって挿入されるとともに、
各穴45の外周側に設けられたネジ穴46にネジ込まれ
たセットネジ42,42によって抜け止めがなされてい
る。
内リング35がリング嵌入穴32から抜け出て脱落する
のが防止されている。ピストン12の外周面には、シリ
ンダチューブ11の内周面との間を密封するためのOリ
ング51、及びシリンダチューブ11の内周面と摺動す
るための合成樹脂からなるウエアリング52が装着され
ている。
いる軸方向の位置においてピストン12の外周面に形成
された溝53に嵌まり込んでおり、これによって、穴4
5の開口部が覆われ、セットネジ42の脱落が防止され
ている。
ボルト62によって押え板16を取り付けるためのネジ
穴65が設けられ、ネジ穴65と上述の挿入穴31との
間にはこれらを連通する空気抜き穴66が設けられてい
る。空気抜き穴66のネジ穴65に近い部分にはネジ穴
67が設けられ、そのネジ穴67にはロッド側室の空気
抜き用のネジ69がシール材68を挟んでネジ込まれて
いる。
けるための穴、71〜73はパッキン、75,76はポ
ート、77はヘッド側室の空気抜き用のネジである。上
述の実施例の油圧シリンダ装置1は、ポート76から圧
油を供給することによってピストン12及びピストンロ
ッド13が図1の左方へ伸長移動するが、その際に、回
転係合ピン41が回転案内面24に沿って移動するの
で、ストロークの終わりに近づいたときにピストン12
が回転し、これによってピストンロッド13及び押え板
16が回転駆動する。
ピストン12及びピストンロッド13が収縮移動し、そ
の際には押え板16が上述と逆方向に回転駆動する。ロ
ッド側室の空気抜きを行う場合には、油圧シリンダ装置
1をピストンロッド13の先端部を上方にして立てた状
態で、ボルト62を取り外し、空気抜き用のネジ69を
緩めればよい。
よってインナーロッド21が曲がらないように案内され
ており、そのためインナーロッド21の軸心がずれるこ
とがなく、ピストン12の回転角度が正確となる。
動してピストン12を回転駆動するとともに、案内リン
グ35の抜け止めにも兼用されており、これによって、
案内リング35の圧入が甘い場合であっても案内リング
35が脱落することが防止され、長時間にわたって安定
して使用可能である。
トン12によって支持されているから、曲げ応力などに
も強く、強力な回転力を得ることができ、回転案内面2
4の加工は比較的容易であるから高精度に仕上げること
ができる。
の開口部が覆われ、セットネジ42及び回転係合ピン4
1の脱落が防止されている。このように、本実施例の油
圧シリンダ装置1では、機能部品によって抜け止めが兼
用されており、簡単な構造であるにも係わらず動作が確
実でありまた故障が少ない。
1は、穴45に対して固定又は回転可能のいずれでもよ
く、またその軸方向に若干移動可能であってもよい。回
転係合ピン41としてニードルローラを用いてもよい。
回転係合ピン41を案内リング35から若干離したが、
これらを接触させてもよい。また、案内リング35を貫
通して回転係合ピン41を設けてもよい。案内リング3
5をリング嵌入穴32に圧入したが、これに代えてネジ
込むようにしてもよい。ウエアリング52は穴45の全
部を覆うようにしたが、その一部のみを覆ってもよい。
5とシリンダチューブ11、及びピストン12とピスト
ンロッド13が、それぞれ一体になったものについて説
明したが、これらは別体でもよい。その他、インナーロ
ッド21、回転係合ピン41、ウエアリング52、又は
油圧シリンダ装置1の各部の構造、形状、材質などは、
上述した以外に種々変更することができる。
とが可能であり、且つ回転位置決めの精度を向上させる
ことの可能な流体圧シリンダ装置を提供することができ
る。
よっても案内リングがピストンから脱落する恐れのない
流体圧シリンダ装置を提供することができる。請求項3
の発明によると、回転係合ピンの脱落が容易に防止さ
れ、流体圧シリンダ装置の構造をさらに簡単にすること
ができる。
ある。
面側面図である。
ドの正面図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】シリンダチューブと、 前記シリンダチューブ内を摺動するピストンと、 前記シリンダチューブの両端を閉塞するロッド側カバー
及びヘッド側カバーと、 前記ピストンと一体的に連結されて前記ロッド側カバー
を貫通して外部に突出するピストンロッドとを有してな
る流体圧シリンダ装置であって、 前記ヘッド側カバーには、軸方向内方へ突出し且つ軸方
向に沿うにしたがって捩じれた回転案内面を有するイン
ナーロッドが設けられており、 前記ピストンには、 前記インナーロッドの挿入が可能な挿入穴と、前記挿入
穴よりも開口側にあり且つ前記挿入穴よりも径大のリン
グ嵌入穴とが設けられ、 前記リング嵌入穴には、前記インナーロッドの外周面と
摺接して当該インナーロッドを案内する案内リングが嵌
入しており、 前記ピストンには、当該ピストンの軸方向の移動に応じ
て前記回転案内面に沿って移動し、当該ピストンを当該
回転案内面の捩れに応じて回転させるための回転係合ピ
ンが、その両端部を当該ピストンにより支持されて設け
られてなることを特徴とする流体圧シリンダ装置。 - 【請求項2】前記回転係合ピンは、前記案内リングの開
口側への移動を係止する位置において前記ピストンに設
けられてなることを特徴とする請求項1記載の流体圧シ
リンダ装置。 - 【請求項3】前記回転係合ピンは、前記ピストンに設け
られた半径方向の穴に挿入されており、 前記ピストンには、前記シリンダチューブの内周面と摺
動するためのウエアリングが、前記穴の開口部を覆うよ
うに設けられてなることを特徴とする請求項2記載の流
体圧シリンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP267592A JP2872850B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 流体圧シリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP267592A JP2872850B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 流体圧シリンダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05187413A JPH05187413A (ja) | 1993-07-27 |
JP2872850B2 true JP2872850B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=11535886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP267592A Expired - Fee Related JP2872850B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 流体圧シリンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872850B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP267592A patent/JP2872850B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05187413A (ja) | 1993-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6067868A (en) | Anti-rotation mechanism in a screw type linear actuator | |
US20100019427A1 (en) | Clamping device of indexing device for machine tool | |
JPS61501256A (ja) | 歯みぞの狭い歯を有する固定輪を備えた動力ねじ回し | |
JPH02243207A (ja) | 工作機械の工具ヘツドと工具ホルダとを結合するための緊締装置 | |
US9791065B2 (en) | Hydraulic valve device | |
KR850000608A (ko) | 유체압 엑튜 에이터 | |
JP3628330B2 (ja) | 自動車のパワーステアリング装置のおける回転スライド弁 | |
JP2872850B2 (ja) | 流体圧シリンダ装置 | |
CN107524655B (zh) | 缸装置 | |
JPH0833932A (ja) | クランプロッドツイスト型クランプ装置 | |
US20030094097A1 (en) | Piston and cylinder unit including a housing, a piston and a piston rod | |
EP0325795A1 (en) | Eccentricity control device | |
US2847261A (en) | Piston construction | |
CN211009357U (zh) | 一种活塞杆可旋转的液压油缸 | |
JP5006301B2 (ja) | 流体圧シリンダ | |
CN216608166U (zh) | 一种丝杠锁紧螺母用锁紧工装 | |
US4597284A (en) | Pressing tool for securing screw connections | |
JPS6238581B2 (ja) | ||
JPS604662Y2 (ja) | クランプ装置 | |
JPH0324388B2 (ja) | ||
CN109676470B (zh) | 一种用于集装式机械密封的盘车装置 | |
JPH051070U (ja) | シール装置 | |
KR200149686Y1 (ko) | 수치제어선반용 터릿 인덱싱장치 | |
JPH0640412U (ja) | 回転駆動シリンダ | |
KR910001918Y1 (ko) | 축심 가변 실린더 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981222 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080108 Year of fee payment: 9 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080108 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090108 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100108 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110108 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120108 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |