JPS6238581B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6238581B2
JPS6238581B2 JP11499578A JP11499578A JPS6238581B2 JP S6238581 B2 JPS6238581 B2 JP S6238581B2 JP 11499578 A JP11499578 A JP 11499578A JP 11499578 A JP11499578 A JP 11499578A JP S6238581 B2 JPS6238581 B2 JP S6238581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
spool
piston
exhaust valve
check valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11499578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5544116A (en
Inventor
Hajime Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Nippon Piston Ring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Piston Ring Co Ltd filed Critical Nippon Piston Ring Co Ltd
Priority to JP11499578A priority Critical patent/JPS5544116A/ja
Publication of JPS5544116A publication Critical patent/JPS5544116A/ja
Publication of JPS6238581B2 publication Critical patent/JPS6238581B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に高速作動機械に適用されるエア
クラツチに取り付ける急速排気弁に係り、高速給
気、排気が可能で、且つ信頼性の高い急速排気弁
を提供することを目的とする。
エアクラツチは、小型で大きなトルクを伝導し
うるため利用度が高いクラツチであるが、プレス
機械等の高速で作動を繰り返す機械にエアクラツ
チを適用する場合、エアクラツチに高速で給気、
排気を繰り返すことが要求されるため、急速排気
弁をエアクラツチ本体に直接取り付け、給気、排
気の時間遅れを極力小さくしてやる方法がとられ
ている。
一般に急速排気弁は、円筒形状シリンダに給
気、注気、排気口を設け、シリンダ内のピストン
が弁切換作動をなすもので、ピストンの作動は、
給気圧と注気口圧の圧力差によりなされ、バネ等
でその作動を制御してなるものである。
かかる急速排気弁をエアクラツチ等の回転体に
直接取り付けた場合、急速排気弁のピストンにも
回転遠心力が加わるため、ピストンの弁切換作動
に影響をもたらし、また、急速排気弁をエアクラ
ツチに直接取り付けるには、大きさ、重さにも制
限がある。
従来上記の課題を満たす急速排気弁には、以下
の構造をもつものが主に用いられてきた。即ち、
第1図に示す如くピストン方向を回転軸方向と平
行にすべく、給気口Cと排気口DをシリンダA軸
方向の両端に設け、エアクラツチの空気注入口と
直結される注気口EをシリンダA円筒側周面に設
ける。ピストンBは、両端に、給気口Cもしくは
排気口Dの弁座と直接する弁体を設け、ピストン
外周には、シリンダA内壁と摺動する逆止弁3を
設ける。逆止弁3は、給気圧が高くなれば給気圧
を受けピストンBは排気口D方向へ押し、排気口
Dを閉じるとともに空気流れ方向にたわみ、注気
口Eへ空気を通す。逆に注気口E圧が、相対的に
高くなつた場合、逆止弁3はシリンダA壁を押圧
密封し、同時に給気口C方向へピストンBを動か
し給気口Cを密閉する。
かかる急速排気弁によれば、ピストンが回転遠
心力の影響を受けず、且つ、小型でありまた、ピ
ストンB、シリンダAにアルミニウム等の軽金属
を用いることにより、軽量化できるものであり、
さらに、ばね等の不安定な部材がないため、長期
に渡し安定した性能を得るものであつた。
しかし、回転遠心力は、シリンダA周方向の一
方のみに強く加わるため、シリンダAと摺動する
逆止弁3は極部的に損傷し、逆止弁3により、半
径方向のずれを防止していたものが、逆止弁3の
破損によりピストンBのシリンダA内でのガタつ
きを起こし、著しく、不安定、不正確な作動とな
る。
さらに、エアクラツチにとりつけた急速排気弁
は、エアクラツチの始動、停止時に、ピストンB
の慣性力により、ピストンBがシリンダA内で回
転し、逆止弁3に不定変形ねじれ力が加わり、逆
止弁3の変形を引き起こし、またピストンBにと
り付けた弁体にもピストン回転による摩耗等が発
生し、急速排気弁の寿命、精度を下げる原因とな
つている。
本発明は、上記の欠点を補うものであり、第2
図に示す如き特徴を有する。
即ち、シリンダAの側周面に注気口Eを配し、
軸方向の一端に給気口Cを他端に排気口Dを配設
し、シリンダA方向を回転軸方向と平行にすると
ともに、シリンダA内には、シリンダAに嵌装さ
れ、且つ給気口C方向端面には、給気弁体22を
有するスプール2と、シリンダA内壁と微少間隙
をもつて非接触なる逆止弁3と、排気弁体4とを
ビス5等で固着してなるピストンBを設けること
に特徴を有する急速排気弁である。
シリンダAは、シールキヤツプ11とシリンダ
本体1とプラグ12とが、Oリング13、パツキ
ン14を介して螺着されてなり、シリンダ本体1
には給気弁座21が設けられ、プラグ12の先端
に排気弁座41が設けられる。
給気圧力が高くなると、給気圧により、スプー
ル2及び逆止弁3が押され、ピストンBは排気口
C方向へ移動し、排気弁体4と排気弁座41が圧
接され、排気口Dを閉じると同時に、逆止弁3は
給気圧により排気口D方向へたわみ、流入空気を
注気口Eへ流し易くし、注気口Eよりエアクラツ
チへ空気が注入される。
給気が絶たれ、給気口C圧が激少し、注気口E
圧が相対的に高くなると、逆止弁3はスプール2
に圧接されると同時に注気口E圧力により給気口
C方向へと押され、ピストンBは、給気口C方向
へ移動し給気弁体22と給気弁座21を圧接し、
給気口Cを閉じる。同時に排気口DはピストンB
の移動により開かれ、注気口Eから空気は排気口
Dを介して排気される。
上記の作動中、ピストンBはスプール2により
半径方向に支持され、逆止弁3はシリンダ本体1
壁と摺接しないため、逆止弁3が摺動により破損
することはありえない。スプール2は硬質合成樹
脂を用いることにより、摺接摩擦低抗を小さく減
じ、シリンダAにアルミニウム等の軽金属を用い
た場合でも、摩耗が少なく、長期に渡に安定した
摺接も可能とさせうる。
スプール2は、第3図の如き給気口Cよりの空
気を通過させるため、複数の軸方向貫通孔23を
設けてなるものや、第4図に示す如き略断面十字
型の如き複数の放射状凸出部24を有するものが
適用され、中心部には、ビス5とかみ合う雌ねじ
が切られ、端面には、一体的に給気弁体22が成
形され、また逆止弁3方向端面は、逆止弁3と当
接するため排気時に逆止弁3を支え、逆止弁3の
たわみを防ぐ。
特に、第3図に示す如き複数の放射状凸出部2
4を有するスプール2では、第9図・第7図に示
す如く逆止弁3と当接する端面にスプール2の外
径と等しいリング体25を設け、スプール2の凸
出部24とリング体25で逆止弁3を支え、開口
部26より空気を通過させてなるスプール2が適
用される。
逆止弁3は、シリンダ本体1内径の2.5%以内
の間隙をシリンダ本体1壁との間に有し、シリン
ダ本体1壁と非接触なるべく取り付けられる。従
つてシリンダ本体1壁との摺接がなく、回転遠心
力によつて極部的に損傷を受けることはありえ
ず、逆止弁3の破損、摩耗による急速排気弁機能
の低下はありえない。
本発明による逆止弁3では、特に、排気時に逆
止弁3とシリンダ本体1の間隙より空気が漏れ、
ピストンBを急速に移動させうる機能の低下が心
配されるが、実験の結果によれば逆止弁3とシリ
ンダ本体1間の間隙が、シリンダ本体1内径の
2.5%以下ならば、逆止弁3に働く空気圧による
押圧分は充分であり、急速作動しうる。
逆止弁3としては、皿型の軟質ゴムを用いるこ
とにより、排気方向にたわみ易くしたものや、薄
い金属簿を用いても、シリンダ本体1壁と摺接し
ないために、逆止弁3としての作用を充分になし
うるものである。
排気弁体4には、硬質ゴムが用いられ、逆止弁
3の基部と当接され、ビス5にも合成樹脂を用い
スプール2との螺着面は、接着材等で固着する。
ピストンは上記の如く、合成樹脂、ゴム、金属
簿等の軽量部材によりうるため慣性力が小さく、
軸方向の移動が容易であると伴に排気弁体、給気
弁体がそれぞれの弁座と当接する際に発生する騒
音も小さい。
また上記の如く、回転遠心力により逆止弁3が
損傷することがなく、さらにスプール2によりピ
ストンBを半径方向に支えるため、回転遠心力に
よる摩耗によつてのピストンBのガタつきを防
ぎ、さらに逆止弁3をスプール2と、排気弁体4
により、はさみつけるため、逆止弁3の作動も安
定させうる効果を有する。
さらに、第5図に示す如く、スプール2の凸出
部24を嵌装する軸方向のガイド部11をシリン
ダ本体1に設けてなる本発明を示す。
前述の如く、回転遠心力はピストンBの周方向
の一方向にのみ加わるため、該方向でのシリンダ
本体1壁を押圧する力が著しく高いため、スプー
ル2にも該方向において極部的な摺動摩耗が発生
する。またエアクラツチの始動、停止時にピスト
ンBは、シリンダA内で回転し、排気弁体4もし
くは給気弁体22にねじれ力が加わり、摩耗、破
損の原因となる。
本発明は、スプール2の凸出部24とシリンダ
本体1のガイド凹部11を軸方向摺動自在に嵌装
してやることにより、回転遠心力をガイド凹部1
1と、スプール凸出部24先端で受け、回転遠心
力を分散させてやり、スプール2の極端的摩耗を
防ぐと供に、ピストンBのシリンダ本体1内での
回転を防ぎ、もつて、排気弁体22、給気弁体4
のピストン回転によるねじれ、回転摩耗による摩
耗、破損を防ぐ効果を有する。又、第3図に示さ
れる如き凸出部24を有しないスプール2には、
スプール2外周に溝を設け、シリンダー本体1に
は該溝に嵌装されるガイド凸部材を設けることに
より、回転を防止することができる。
以上の如く、本発明急速排気弁は、従来の如く
逆止弁をシリンダ壁と摺接させることにより、効
果を上げるものでなく、逆止弁をシリンダと非接
触とさせ逆止弁の回転遠心力等による破損を防
ぎ、もつて、安定した急速排気弁効果を長期に渡
り維持するとともに、シリンダと摺動するスプー
ルに硬質合成樹脂を用いることで、軽量かつ、摺
動摩擦抵抗を低くなさしめ、もつて回転遠心力等
による摩耗により、ピストンががたつくことを防
ぎ、さらにピストンに用いる材料が、すべて軽量
であり、かつ非金属であるためピストンの動作の
急速化が可能であり、かつ給気弁座、排気弁座と
当接をくり返すことによる騒音も小さい。
さらに、シリンダにスプールの凸出部を嵌装す
るガイド部を設けたことにより、回転遠心力を分
散させ、スプールの極部的摩耗を防ぐと供に、ピ
ストンがシリンダ内で回転することを防ぐため、
スプール及び排気弁体、給気弁体の損傷を防ぐ効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来急速排気弁の正面断面図、第2
図は、本発明急速排気弁の正面断面図、第3図
は、スプール実施例の側面図、第4図は、スプー
ルの他の実施例の側面図、第5図は、本発明急速
排気弁実施例の側面断面図、第6図は、本発明ス
プールの実施例側面図、第7図は、第6図の正面
図。 符号の説明、A……シリンダ、B……ピスト
ン、C……給気口、D……排気口、E……注気
口、1……シリンダ本体、2……スプール、3…
…逆止弁、4……排気弁体、41……排気弁座、
21……給気弁座、22……給気弁体、5……ビ
ス、23……貫通孔、24……凸出部、11……
ガイド凹部、25……リング部材、26……開口
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円筒形状を有するシリンダの軸方向一端に給
    気口を、他端には排気口を配設すると共に、円筒
    側周面に注気口を設けてなるシリンダを有し、該
    シリンダ内に摺動自在なるピストンを装着してな
    るエアクラツチ用急速排気弁において、 前記ピストンは、給気口方向端面に給気弁体を
    有し前記シリンダに嵌装され、シリンダ内でピス
    トンを半径方向に支持し、軸方向に貫通する部分
    を有する硬質合成樹脂にて構成されるスプール
    と、該スプールの排気口方向端面と当接すると共
    に前記シリンダ内周面と微少間隙をもつて非接触
    なる皿型軟質ゴムあるいは金属薄にて構成される
    逆止弁と、該逆止弁と当接する硬質ゴムにて構成
    される排気弁体と、を一体的に固着してなること
    を特徴とする急速排気弁。 2 前記逆止弁とシリンダの間隙が前記シリンダ
    内径の2.5%以下であることを特徴とする前記特
    許請求の範囲第1項記載の急速排気弁。 3 前記軸方向に貫通する部分を有するスプール
    は周方向に複数の放射状凸出部を構成してなるス
    プールか、あるいは、円筒形状であり軸方向に複
    数の貫通孔を設けてなるスプールであることを特
    徴とする、前記特許請求の範囲第1項記載の急速
    排気弁。 4 前記複数の放射状凸出部を嵌装するガイド凹
    部を前記シリンダに設けるか、あるいは、前記複
    数の貫通孔を有する円筒形状スプールの外周面に
    溝を設け、該溝に嵌装されるガイド凸部を前記シ
    リンダに設けてなる回転止めを設けたことを特徴
    とする前記特許請求の範囲第1項記載の急速排気
    弁。
JP11499578A 1978-09-19 1978-09-19 Quick exhaust valve Granted JPS5544116A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11499578A JPS5544116A (en) 1978-09-19 1978-09-19 Quick exhaust valve

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11499578A JPS5544116A (en) 1978-09-19 1978-09-19 Quick exhaust valve

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5544116A JPS5544116A (en) 1980-03-28
JPS6238581B2 true JPS6238581B2 (ja) 1987-08-18

Family

ID=14651696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11499578A Granted JPS5544116A (en) 1978-09-19 1978-09-19 Quick exhaust valve

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5544116A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58155463U (ja) * 1982-04-14 1983-10-17 日本ピストンリング株式会社 急速排気弁における逆止弁
JPS6019529A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 三菱化学株式会社 アルミニウム−合成樹脂積層体の製造法
CN104251239B (zh) * 2013-06-28 2016-12-28 上海梅山钢铁股份有限公司 一种适用于气动回路多功能调节装置及方法
KR101579304B1 (ko) * 2014-06-19 2016-01-04 케이와이케이김영귀환원수(주) 기계식 유로 전환 밸브 및 이를 구비한 이온수기
JP6591934B2 (ja) * 2016-06-16 2019-10-16 大電株式会社 スプール弁機構
US11261977B2 (en) * 2019-05-28 2022-03-01 Parker-Hannifin Corporation Shuttle valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5544116A (en) 1980-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4574423A (en) Rotary damper having a clutch spring and viscous fluid
JP2556972B2 (ja) バルブ
JPH0211655Y2 (ja)
JPS6238581B2 (ja)
US4260129A (en) Rotary spherical plug valve
JP2696743B2 (ja) 速度制御機構付ロッドレスシリンダ
US3269409A (en) Check valve for use with a master cylinder
JPS6232353B2 (ja)
JPS6098232A (ja) デイスクブレーキ用自動調整装置
JPS6233126Y2 (ja)
CN211009357U (zh) 一种活塞杆可旋转的液压油缸
JPH07239039A (ja) 回転軸の密封装置
JPH02142938A (ja) 車両用トーションダンパー
JPS623577Y2 (ja)
JPS6326610Y2 (ja)
US3432011A (en) Automatic slack adjuster
JPH11117856A (ja) アキシャルピストンポンプまたはモータ
JPH0438094Y2 (ja)
JPH0583538U (ja) パッキン
US20220316540A1 (en) Disc Brake Device
JPH026303Y2 (ja)
JPH06298072A (ja) マスタシリンダ
JP2554645Y2 (ja) 流体圧シール及び流体圧駆動アクチュエータ
JPS6133319Y2 (ja)
JP2547235Y2 (ja) 密封装置