JPH11117856A - アキシャルピストンポンプまたはモータ - Google Patents

アキシャルピストンポンプまたはモータ

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JPH11117856A
JPH11117856A JP9286964A JP28696497A JPH11117856A JP H11117856 A JPH11117856 A JP H11117856A JP 9286964 A JP9286964 A JP 9286964A JP 28696497 A JP28696497 A JP 28696497A JP H11117856 A JPH11117856 A JP H11117856A
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shoe
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axial
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淳 井上
Takashi Teraoka
崇志 寺岡
Takashi Ito
伊藤  隆
Eizo Urata
暎三 浦田
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Urata Eizo
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Urata Eizo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動時におけるピストン基端とピストンシュ
ーのわずかな摺動を許容しつつ、これらの離間を確実に
防止し得るアキシャルピストンポンプまたはモータを提
供する。 【解決手段】 コネクティングロッド20の基端側のネ
ジ部20Aを、ピストンシュー6の貫通孔6Cにネジ止
めするとともに、コネクティングロッド20の小径部2
0Cをピストン5基端の貫通孔5Cに貫通させ、コネク
ティングロッド20先端側のフランジ部20Bがピスト
ン中空部5D側から端面プレート15に係止されるよう
にした。また、小径部20C外周と貫通孔5C内周の間
には所定の隙間を持たせた。また、コネクティングロッ
ド20の中心軸上を貫通して、流体通路20Dを形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アキシャルピスト
ンポンプまたはモータにおけるピストン基端に対するピ
ストンシューの取り付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、アキシャルピストンポンプま
たはモータとして、例えば図9に示すようなものが知ら
れている。
【0003】図示されるように、このアキシャルピスト
ンポンプまたはモータは、ケーシング1内にセンタリン
グシャフト2を一体に固定し、このセンタリングシャフ
ト2の外周に回転自在に支持されるシリンダブロック3
を備えている。このシリンダブロック3の回転軸の同心
円上には、回転軸と略平行に複数のシリンダ4が開口す
る。これらのシリンダ4には、それぞれピストン5が往
復摺動自在に嵌挿される。
【0004】一方、ポンプまたはモータの駆動軸10
は、シリンダブロック3の回転軸(センタリングシャフ
ト2)と相対的に傾斜して、ケーシング1に回転自在に
支持されている。この駆動軸10の端部外周には、トル
クプレート11が同軸的に連結され、このトルクプレー
ト11に、シリンダ4からの突出端であるピストン5の
基端側が相対する。駆動軸10とシリンダブロック3は
回転伝達機構12で連結され、トルクプレート11とシ
リンダブロック3は同期回転するようになっている。
【0005】ピストン5の基端にはピストンシュー6が
設けられ、ピストン5基端はこのピストンシュー6を介
してトルクプレート11と当接する。この場合、図10
にも拡大して示すように、ピストン5基端は、ピストン
シュー6との間に形成される静圧軸受用のポケット5B
の外側で平面になっており、この平面のピストン基端面
5Aには、同じく平面のピストンシュー上面6Aが面接
触している。また、トルクプレート11の駆動軸10の
同心円上には、複数のピストン5の位置に対応して形成
された球面穴11Aが形成され、ピストンシュー6の下
面6Bは、この球面穴11Aと球面接触するようになっ
ている。さらに、各ピストン5の基端側は、シリンダ4
からピストン5の中空部にかけて設けられたスプリング
7によってトルクプレート11側に付勢され、ピストン
5に吐出圧が作用しないときでも、ピストン基端面5A
とピストンシュー6上面6Aとが離れないようになって
いる。
【0006】このような構成により、アキシャルピスト
ンポンプにおいては、駆動軸10に駆動されたシリンダ
ブロック3の回転とともに、ピストン5はシリンダ4内
を摺動する。これにより拡大するシリンダ4には、弁板
8に開口する図示されない吸込ポートから、シリンダ底
面のポート4Aを介して、作動流体が吸い込まれる。ま
た、縮小するシリンダ4からは、弁板8に開口する図示
されない吐出ポートに、ポート4Aを介して、作動流体
が吐き出される。なお、アキシャルピストンモータにお
いては、ポンプとして使用するときとは逆に、吸込ポー
トに供給され吐出ポートから吐き出される作動流体によ
り、シリンダブロック3および駆動軸10が回転駆動さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
アキシャルピストンポンプまたはモータの作動時におい
て、シリンダ4から伸縮するピストン5基端は、駆動軸
10とシリンダブロック3の回転軸(センタリングシャ
フト2)が相対的に傾斜している分、トルクプレート1
1上で駆動軸10を中心とした円軌道からずれた楕円軌
道を描く。したがって、ピストン基端面5Aは、トルク
プレート11上で駆動軸10を中心とする円周上に配置
されたピストンシュー6の上面6Aに対して、わずかに
摺動する。このため、ピストン基端面5Aとピストンシ
ュー上面6Aは、完全に固定することはなく、相互に摺
動可能に面接触させるとともに、前述したようにスプリ
ング7で離間しないようにされている。
【0008】しかしながら、このようにピストン5の基
端とピストンシュー6の結合がスプリング7のみでなさ
れ弱い状態では、例えばトルクプレート11の球面穴1
1Aとピストンシュー下面6Bとの間に潤滑不良や異物
の噛み込みなどがあり、球面対偶の円滑な傾転動作が阻
害されたときなどには、特にシリンダ4の内圧が低圧の
ときに、ピストン基端面5Aとピストンシュー上面6A
の面接触が崩れ、ピストン基端面5Aの一部がピストン
シュー上面6Aから浮き上がってしまい、いわゆる片当
たりの状態が生じてしまう。このような片当たりの状態
で、ポンプまたはモータを運転すると、ピストン基端面
5Aの外周の角部5Fで、ピストンシュー6A上面を傷
つけてしまう。
【0009】また、このような片当たり状態がシリンダ
4の内圧が低圧のときに生じると、その後、シリンダ4
の内圧が高圧に切り替わったときに、作動流体の漏洩が
生じ、容積効率が低下してしまう。さらに、このように
シリンダ4の内圧が切り替わった瞬間には、ピストン推
力によってピストン5基端がピストンシュー6側に押し
付けられ、ピストン基端面5Aとピストンシュー上面6
Aの片当たりの状態は本来の平面接触に戻るが、このと
きのピストン基端面5Aとピストンシュー上面6Aの衝
突音は、騒音となってしまう。
【0010】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、アキシャルピストンポンプまたはモータ
において、作動時におけるピストン基端とピストンシュ
ーのわずかな摺動を許容しつつ、これらの離間を確実に
防止し得るものを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、軸回り
に回転自在に支持されたシリンダブロックと、このシリ
ンダブロックの回転軸の略同心円上に往復動自在に収装
された複数のピストンと、前記シリンダブロックの回転
軸心に対して相対的に傾斜する駆動軸と、この駆動軸の
回りに同軸的に連結されて駆動軸と同期的に回転するト
ルクプレートと、前記シリンダから突出したピストン基
端側と平面接触するとともに前記駆動軸の略同心円上で
トルクプレートに球面接触するピストンシューと、前記
駆動軸と前記シリンダブロックを同期的に回転させる回
転伝達機構とを備えたアキシャルピストンポンプまたは
モータにおいて、前記ピストン基端とピストンシュー
を、平面接触に沿った方向には摺動可能とするととも
に、離間する方向には相対移動しないように結合する結
合手段を備えた。
【0012】第2の発明では、前記ピストン基端とピス
トンシューとを互いに密着させる方向に付勢する付勢手
段を備えた。
【0013】第3の発明では、前記ピストン基端とピス
トンシューの平面接触は、ピストン基端またはピストン
シューに固定されたパッドを介してなされる。
【0014】第4の発明では、前記結合手段はコネクテ
ィングロッドであり、このコネクティングロッドの基端
側はピストンシューに固定され、先端側はピストン基端
に開口する貫通孔を通ってピストン中空部に達し、コネ
クティングロッド先端に設けられたフランジ部がピスト
ン基端にピストン中空部側から当接するとともに、前記
ピストン基端の貫通孔内周と前記コネクティングロッド
との間には所定の隙間を設けた。
【0015】第5の発明では、前記コネクティングロッ
ドの基端側は前記ピストンシューをピストン側からトル
クプレート側に貫通する貫通孔内に固定されるととも
に、前記コネクティングロッドを軸方向に貫通する流体
通路を設けた。
【0016】第6の発明では、前記流体通路に絞り手段
を備えた。
【0017】第7の発明では、前記付勢手段は、前記コ
ネクティングロッド先端のフランジ部と前記ピストン基
端との間に設けられたバネ手段である。
【0018】第8の発明では、前記付勢手段は、前記コ
ネクティングロッド先端のフランジ部と前記ピストン基
端との間に設けられたリング状の弾性部材である。
【0019】第9の発明では、前記結合手段は、前記ピ
ストンシューに形成した環状突起部と、この環状突起部
の内周に形成された環状溝と、ピストン基端の大径部と
から構成され、このピストン基端の大径部は前記環状溝
内に収容されるとともに、前記ピストンの外周と前記環
状突起部の内周、および前記大径部の外周と前記環状溝
の内周との間には所定の隙間を設けるようにした。
【0020】第10の発明では、前記付勢手段は、前記
環状溝のピストン側の側壁と前記大径部の間に設けられ
たバネ手段である。
【0021】第11の発明では、前記付勢手段は、前記
環状溝のピストン側の側壁と前記大径部の間に設けられ
たリング状の弾性部材である。
【0022】第12の発明では、前記結合手段は、前記
ピストンシューから一体に延び出しピストン基端に形成
された貫通穴をピストン中空部側に向かって貫通する軸
部と、この軸部先端から同軸的に延び出すネジと、この
ネジに螺合する少なくとも一つのナットからなる。
【0023】第13の発明では、前記軸部とネジとの間
に段部を形成し、前記ナットをこの段部に当接させた。
【0024】第14の発明では、前記段部と前記ナット
との間にワッシャを介装した。
【0025】第15の発明では、前記段部と前記ナット
の間に弾性部材を介装した。
【0026】第16の発明では、前記段部と前記ワッシ
ャの間に弾性部材を介装した。
【0027】
【発明の作用および効果】第1〜第3の発明では、アキ
シャルピストンポンプまたはモータを作動させると、ト
ルクプレートと相対するピストン基端は、シリンダブロ
ックの回転軸が駆動軸に対して相対的に傾いていること
から、ピストンシューが駆動軸の回りに描く円軌道か
ら、わずかにずれた楕円軌道を描くため、ピストン基端
とピストンシュー上の平面接触部分は相互にわずかに摺
動する必要があるが、結合手段は、この摺動を許容する
一方、離間する方向には相対移動しないように結合する
ので、ピストンシューはピストン基端から浮き上がって
しまうことはなく、いわゆる片当たりの状態が生じるこ
とはない。特に第2の発明のように、付勢手段を備える
ならば、ピストン基端とピストンシューの平面接触の維
持は確実となる。
【0028】したがって、ピストン基端の外周の角部が
ピストンシューを傷つけてしまうことや、ピストン基端
とピストンシューの間から作動流体の漏洩して容積効率
が低下してしまうことがなくなる。また、片当たりの状
態から正常な平面接触に戻るときに生じる騒音も発生す
ることはない。
【0029】第4の発明では、ピストンシューに基端側
を固定されたコネクティングロッドは、先端側のフラン
ジ部でピストン基端と係合するので、ピストン基端とピ
ストンシューの離間は、このコネクティングロッドによ
り防止される。一方、コネクティングロッドとピストン
基端の貫通孔との間には所定の隙間が設けられるので、
ピストン基端とピストンシューは、この隙間の分だけ平
面接触に沿った方向には相対運動することはできる。
【0030】第5の発明では、コネクティングロッドを
貫通する流体通路を設けたので、この流体通路を介して
作動流体を導くことにより、ピストンシューとトルクプ
レートの球面接触部分に潤滑作用を与えるとともに、球
面接触部分に構成された静圧軸受に流体圧力を与えるこ
とができる。
【0031】第6の発明では、絞り手段によって、流体
通路を通って導かれる作動流体の流体圧力を適切に調整
することができる。
【0032】第7の発明では、バネ手段のバネ力によ
り、ピストン基端とピストンシューは互いに押し付けら
れ、平面接触が確実に確保される。
【0033】第8の発明では、リング状の弾性部材の弾
性力により、ピストン基端とピストンシューは互いに押
し付けられ、平面接触が確実に確保される。
【0034】第9の発明では、ピストン基端は大径部に
おいてピストンシューの環状突起部の環状溝に収容され
ているので、ピストン基端とピストンシューは離間する
ことはない。一方、ピストンの外周と環状突起部の内
周、および大径部の外周と環状溝の内周との間には所定
の隙間を設けられているので、ピストン基端とピストン
シューは、この隙間の分、平面接触に沿った方向には摺
動することができる。
【0035】第10の発明では、バネ手段のバネ力によ
り、ピストン基端とピストンシューは互いに押し付けら
れ、平面接触が確実に確保される。
【0036】第11の発明では、リング状の弾性部材の
弾性力により、ピストン基端とピストンシューは互いに
押し付けられ、平面接触が確実に確保される。
【0037】第12から第14の発明では、ナットによ
りピストン基端から離間する方向へのピストンシューの
移動が防止されるとともに、ナットまたはワッシャとピ
ストン基端との間に保たれたクリアランスにより、ピス
トンシュー6はピストン基端に対して平面接触に沿った
方向に摺動することができる。また、結合手段の構成が
簡素化され、加工コストを低減することができる。
【0038】第15、第16の発明では、ピストンシュ
ーがピストン基端から離れる方向の移動には弾性部材の
弾性力が抵抗力となるので、ピストン基端とピストンシ
ューの離間は確実に防止される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0040】なお、以下の各実施の形態においては、ピ
ストンポンプまたはモータの全体構成は、例えば図9に
示すものと同様であるので、以下の説明においては、本
発明の特徴となるピストン5の基端とピストンシュー6
の構成を中心に説明する。
【0041】図1には、本発明の第1の実施の形態を示
す。
【0042】図示されるように、ピストン5の基端に
は、静圧軸受け用のポケット5Bを囲むように、中心軸
と垂直な平面からなるピストン基端面5Aが形成され
る。このピストン基端面5Aが、同じく平面のピストン
シュー上面6Aと平面接触する。
【0043】このピストン5基端には、ピストン5の中
心軸と同軸上に、貫通孔5Cが形成される。この貫通孔
5Cは、ピストン5の中空部5Dとポケット5Bとを連
通し、ピストン5の中空部5Dからの作動流体をポケッ
ト5Bに導入する。
【0044】また、ピストンシュー6の中心軸上には、
ピストンシュー6を上面6Aから下面6Bに貫通する貫
通孔6Cが形成される。この貫通孔6Cは、ピストン5
基端の貫通孔5Cと相対する位置にあり、作動流体を貫
通孔5C側からピストンシュー下面6B側に導く。
【0045】さらに、本実施の形態の特徴となる構成と
して、これらの貫通孔5C、6C内に収容され、ピスト
ン5基端とピストンシュー6とを連結するコネクティン
グロッド20が、ピストン5の軸と平行に設けられる。
【0046】このコネクティングロッド20の基端側外
周にはネジ部20Aが形成され、貫通孔6Cの内周に形
成されたネジ穴と螺合する。これにより、コネクティン
グロッド20は、ピストンシュー6に固定される。
【0047】一方、コネクティングロッド20の先端
は、貫通孔5Cおよび端面プレート15を貫通してピス
トン中空部5Dに達する。このコネクティングロッド2
0の先端にはフランジ部20Bが設けられ、このフラン
ジ部20Bが、中空部5Dの基端に設けられた端面プレ
ート15にピストン内側から当接することにより、ピス
トンシュー6がピストン5基端から離間しないようにな
っている。なお、この端面プレート15には、ピストン
5基端をピストンシュー6側に付勢するスプリング7の
端部が当接するようになっている。
【0048】コネクティングロッド20の貫通孔5C内
に収容された部分は、貫通孔5Cより小径の小径部20
Cとなっている。これにより、ピストンシュー6はピス
トン5に対して軸方向には動かない一方で、ピストン5
の中心軸と直行する方向には、貫通孔5Cと小径部20
C間の隙間分だけ、動くことができる。すなわち、ピス
トン基端面5Aとピストンシュー6A上面は離間するこ
とはなく面接触する一方で、この面接触に沿った方向に
は互いに摺動が許容される。
【0049】また、コネクティングロッド20の中心軸
上には、流体通路20Dが貫通する。これにより、コネ
クティングロッド20が貫通穴5C、6Cに設けられて
いるにもかかわらず、流体通路20Dを介して、ピスト
ン中空部5Dからの作動流体がピストンシュー下面6B
側にまで導かれるようになっている。この作動流体は、
ピストンシュー下面6Bとトルクプレート11の球面穴
11Aとの球面接触部分に潤滑作用を与えるとともに、
この球面接触部分に形成された静圧軸受に流体圧力を与
える。なお、この流体通路20Dは、通路20Eが枝分
かれして、静圧軸受用のポケット5Bにも連通してい
る。
【0050】さらに、これらの流体通路20D、20E
には、通路断面積を小さくしたり、オリフィスを形成し
たりするなどして、絞り手段を設けるようにするとよ
い。これにより、ピストンシュー下面6B側や、ポケッ
ト5Bに導かれる流体圧力を適切に制御することができ
る。
【0051】つぎに作用を説明する。
【0052】アキシャルピストンポンプまたはモータを
作動させると、トルクプレート11と相対するピストン
5基端は、ピストンシュー6が駆動軸10の回りに描く
円軌道から、わずかにずれた楕円軌道を描くため、ピス
トン基端面5Aとピストンシュー上面6Aは相互に摺動
する。
【0053】この場合、このピストン5基端とピストン
シュー6の中心軸と垂直な方向への相対運動は、コネク
ティングロッド20の小径部20Cと貫通孔5Cとの間
に隙間の分だけ許容される。一方、コネクティングロッ
ド20の基端側がネジ部20Aの螺合を介してピストン
シュー6に固定され、先端側のフランジ部20Bが、ピ
ストン中空部5Dの基端側に設置された端面プレート1
5に中空部5D内側から当接することにより、ピストン
5とピストンシュー6は中心軸方向への相対運動するこ
とはない。
【0054】このため、ポンプまたはモータの作動中
に、ピストン基端面5Aとピストンシュー上面6Aは面
接触方向に沿って摺動する一方で、面接触が離れてしま
う方向には動くことはなく、ピストン基端面5Aとピス
トンシュー上面6Aの間に、いわゆる片当たりの状態が
生じることはなくなる。したがって、片当たりが原因
で、容積効率が低下してしまうことも、騒音が発生して
しまうこともなくすることができる。また、ピストン5
の角部5Fでピストンシュー上面6Aが傷つけられてし
まうこともなくなり、ピストンポンプまたはモータの耐
久性を向上させることができる。
【0055】図2には、本発明の第2の実施の形態を示
す。
【0056】本実施の形態は、このようにピストン5基
端とピストンシュー6との間に、摩擦および摩耗の少な
いパッド21を介在させ、パッド摺動面21Aとピスト
ンシュー上面6Aが摺動するようにすることにより、作
動流体として潤滑性の悪い低粘性流体などを用いられる
ようにしたものに、本発明を適用したものである。
【0057】さらに詳しく説明すると、ピストン5基端
とピストンシュー上面6Aとの間には、例えば樹脂材料
からなるパッド21が設けられ、このパッド21に、ピ
ストンシュー上面6Aと面接触する摺動面21Aと、こ
の摺動面21Aに囲まれた静圧軸受用のポケット21B
が形成される。このパッド21は、摺動面21Aと反対
側に突出する円筒形の凸部21Cの外周において、ピス
トン5の基端部に図1の貫通孔5Cよりもやや大径に形
成された貫通孔5Gに嵌合し、ピストン5に対して位置
決めされている。さらに、凸部21Cの中心軸上を貫通
してポケット21Bに開口する貫通孔21Dが形成さ
れ、この貫通孔21Dには、図1の実施の形態と同様に
ピストンシュー6の貫通孔6Cにネジ部20Dが螺合し
たコネクティングロッド20の小径部20Cが、所定の
隙間をもって収容される。なお、コネクティングロッド
20先端のフランジ部20Bが端面プレート15と当接
する構造は、図1の実施の形態におけるのと同様であ
る。
【0058】図3には、本発明の第3の実施の形態を示
す。
【0059】この実施の形態は、図1に示した実施形態
の基本構成に対して、コネクティングロッド20先端の
フランジ部20Bと端面プレート15間のクリアランス
を大きめにし、フランジ部20Bと端面プレート15の
間に皿バネ22を介装するようにしたものである。この
場合、端面プレート15には環状段部15Aが形成さ
れ、皿バネ22は、この環状段部15Aに嵌め込まれる
ようになっている。
【0060】このような構成により、ピストン基端面5
Aとピストンシュー上面6Aは、皿バネ22のバネ力に
より互いに密着するように押し付けられ、離間が確実に
防止できる。
【0061】図4には、本発明の第4の実施の形態を示
す。
【0062】この実施の形態は、図1に示した実施形態
の基本構成に対して、コネクティングロッド20先端の
フランジ部20Bと端面プレート15間のクリアランス
を大きめにするとともに、環状段部15Bにリング状の
弾性部材23を配置し、この弾性部材23をフランジ部
20Bと端面プレート15の間に挟み込むようにしてい
る。なお、この弾性部材23としては、例えばゴムや樹
脂材料などが用いられる。
【0063】このような構成によっても、ピストン基端
面5Aとピストンシュー上面6Aは、弾性部材23の弾
性力により互いに密着するように押し付けられ、離間が
確実に防止できる。
【0064】図5には、本発明の第5の実施の形態を示
す。
【0065】この実施の形態では、図1に示した実施形
態の基本構成に対して、コネクティングロッド20先端
のフランジ部20Bと端面プレート15間のクリアラン
スを大きめにするとともに、ピストン5基端に形成され
た貫通孔5Bの中空部5D側の開口外周に、環状段部5
Hを形成し、この環状段部5Hとフランジ部20との間
にコイルスプリング24を設けている。
【0066】このような構成によっても、ピストン基端
面5Aとピストンシュー上面6Aは、コイルスプリング
24のバネ力により互いに密着するように押し付けら
れ、離間が確実に防止できる。
【0067】なお、図3〜図5に示すように、ピストン
基端面5Aとピストンシュー上面6Aを押し付けるよう
に付勢する付勢手段は特に限定されず、皿バネ22、ゴ
ム等の弾性部材23、コイルスプリング24ではなく、
例えば、ウェーブワッシャをピストン5基端側とフラン
ジ部20Bの間に介装するようにしても良い。
【0068】図6には、本発明の第6の実施の形態を示
す。
【0069】この実施の形態では、図1〜図5の実施の
形態のようにコネクティングロッド20は使われない代
わりに、ピストンシュー上面6Aの外周端に沿って、ピ
ストン5側に向かって突起する環状突起部6Dを形成
し、この環状突起部6Dの内周に形成された環状溝6E
に、ピストン5基端の大径部5Iを収容するようにして
いる。この場合、大径部5I外周と環状溝6E内周との
間、およびピストン5外周と環状突起部6Dの縁部6F
内周との間には、それぞれ所定の隙間が設けられ、この
隙間の分だけ、ピストン5とピストンシュー6が互いに
中心軸と垂直な方向に動けるようになっている。なお、
縁部6Fは、環状突起部6Dの端部において、ピストン
5側に折れ曲がった形になっている部分である。
【0070】このような構成によっても、ポンプまたは
モータの作動中に、ピストン基端面5Aとピストンシュ
ー上面6Aは面接触方向に沿って摺動できる一方で、ピ
ストン大径部5Iが環状溝6E内に包み込まれているた
めに、面接触が離れてしまう方向には動くことはなく、
ピストン基端面5Aとピストンシュー上面6Aの間に、
いわゆる片当たりの状態が生じることはなくなる。した
がって、片当たりが原因で、容積効率が低下してしまう
ことも、騒音が発生してしまうこともなくすることがで
きる。また、ピストン5の角部5Fでピストンシュー上
面6Aが傷つけられてしまうこともなくなり、ピストン
ポンプまたはモータの耐久性を向上させることができ
る。
【0071】図7、図8には、それぞれ本発明の第7、
第8の実施の形態を示す。
【0072】これらの実施の形態は、図6に示した実施
形態の基本構成に対して、ピストン基端面5Aとピスト
ンシュー上面6Aを押し付けるように付勢する付勢手段
を備えたものである。すなわち、縁部6F(環状溝6E
のピストン側の側壁)とピストン大径部5Iとの間に、
図7の実施形態では皿バネ26を、図8の実施形態では
例えばゴムまた樹脂材料からなるリング状の弾性部材2
7を、それぞれ介装している。これにより、ピストン基
端面5Aとピストンシュー上面6Aは、皿バネ26のバ
ネ力または弾性部材27の弾性力により、互いに密着す
るように押し付けられ、離間が確実に防止できる。な
お、この場合、付勢手段の種類は特に限定されず、皿バ
ネ26、ゴム等の弾性部材27ではなく、例えばウェー
ブワッシャを縁部6Fと大径部5Iとの間に介装するよ
うにしても良い。
【0073】図9には、本発明の第9の実施の形態を示
す。
【0074】この実施の形態では、ピストンシュー6に
は、上面6A中央から延び出す軸部6Gが一体に形成さ
れる。この軸部6Gの先端側は、ピストン5基端の貫通
穴5Cを貫通してピストン中空部5Dまで達し、この軸
部6Gの先端に同軸的に設けられたネジ6Hには、ナッ
ト29が螺合する。また、軸部6Gとネジ6Hの間には
段部6Iが形成され、この段部6Iとナット29の間に
ワッシャ28が介装される。なお、ワッシャ28を備え
ることは必ずしも必要ではなく、ナット29の端面を段
部6Iに直接当接するようにしてもよい。
【0075】このような構成により、ワッシャ28(ナ
ット29)と端面プレート15(ピストン5基端)との
間には適度なクリアランスが保たれ、ピストンシュー6
は、ピストン基端面5Aに対して摺動可能である一方、
ピストン5と軸方向に離間しないようになっている。そ
して、図1〜図5に示した実施の形態のようにコネクテ
ィングロッドを用いた場合に対して、構造が簡素化さ
れ、加工コストを低減することができる。
【0076】図10には、本発明の第10の実施の形態
を示す。
【0077】この実施の形態では、図9に示した実施の
形態の基本構成に対して、軸部6Gとネジ6Hの間に段
部6Iが形成されない代わりに、複数のナット31、3
1を備え、これらのナット31のネジ止めによりワッシ
ャ30の位置を規制するようにしている。このように、
複数のナット31を用いて、端面プレート15とワッシ
ャ30(ナット31)との間のクリアランスを適当なも
のとしてもよい。
【0078】図11には、本発明の第11の実施の形態
を示す。
【0079】この実施の形態では、図9に示した実施の
形態の基本構成に加えて、ワッシャ28と端面プレート
15との間に、弾性部材32を介装し、この弾性部材3
2の弾性力により、ピストンシュー6とピストン5の離
間を確実に防止している。弾性部材32としては、例え
ばゴムや樹脂などの弾性材料、またはコイルスプリン
グ、ウエーブワッシャ、皿バネなどのバネ部材を用いる
とよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】同じく第2の実施形態を示す断面図である。
【図3】同じく第3の実施形態を示す断面図である。
【図4】同じく第4の実施形態を示す断面図である。
【図5】同じく第5の実施形態を示す断面図である。
【図6】同じく第6の実施形態を示す断面図である。
【図7】同じく第7の実施形態を示す断面図である。
【図8】同じく第8の実施形態を示す断面図である。
【図9】同じく第9の実施形態を示す断面図である。
【図10】同じく第10の実施形態を示す断面図であ
る。
【図11】同じく第11の実施形態を示す断面図であ
る。
【図12】アキシャルピストンポンプまたはモータの全
体構成を示す断面図である。
【図13】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 センタリングシャフト 3 シリンダブロック 4 シリンダ 5 ピストン 5A ピストン基端面 5B ポケット 5C 貫通孔 5D 中空部 5F 角部 5G 貫通孔 5H 環状段部 5I ピストン大径部 6 ピストンシュー 6A 上面 6B 下面 6C 貫通孔 6D 環状突起部 6E 環状溝 6F 縁部 6G 軸部 6H ネジ 6I 段部 7 スプリング 8 弁板 10 駆動軸 11 トルクプレート 12 回転伝達機構 15 端面プレート 20 コネクティングロッド 20A ネジ部 20B フランジ部 20C 小径部 20D 流体通路 20E 流体通路 21 パッド 21A 摺動面 21B ポケット 21C 凸部 21D 貫通孔 22 皿バネ 23 弾性部材 24 コイルスプリング 26 皿バネ 27 弾性部材 28 ワッシャ 29 ナット 30 ワッシャ 31 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺岡 崇志 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 隆 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 浦田 暎三 東京都町田市小川2−18−18

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸回りに回転自在に支持されたシリンダブ
    ロックと、 このシリンダブロックの回転軸の略同心円上に往復動自
    在に収装された複数のピストンと、 前記シリンダブロックの回転軸心に対して相対的に傾斜
    する駆動軸と、 この駆動軸の回りに同軸的に連結されて駆動軸と同期的
    に回転するトルクプレートと、 前記シリンダから突出したピストン基端側と平面接触す
    るとともに前記駆動軸の略同心円上でトルクプレートに
    球面接触するピストンシューと、 前記駆動軸と前記シリンダブロックを同期的に回転させ
    る回転伝達機構と、 を備えたアキシャルピストンポンプまたはモータにおい
    て、 前記ピストン基端とピストンシューを、平面接触に沿っ
    た方向には摺動可能とするとともに、離間する方向には
    相対移動しないように結合する結合手段を備えたことを
    特徴とするアキシャルピストンポンプまたはモータ。
  2. 【請求項2】前記ピストン基端とピストンシューとを互
    いに密着させる方向に付勢する付勢手段を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載のアキシャルピストンポンプ
    またはモータ。
  3. 【請求項3】前記ピストン基端とピストンシューの平面
    接触は、ピストン基端またはピストンシューに固定され
    たパッドを介してなされることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のアキシャルピストンポンプまたは
    モータ。
  4. 【請求項4】前記結合手段はコネクティングロッドであ
    り、このコネクティングロッドの基端側はピストンシュ
    ーに固定され、先端側はピストン基端に開口する貫通孔
    を通ってピストン中空部に達し、コネクティングロッド
    先端に設けられたフランジ部がピストン基端にピストン
    中空部側から当接するとともに、前記ピストン基端の貫
    通孔内周と前記コネクティングロッドとの間には所定の
    隙間を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれかひとつに記載のアキシャルピストンポンプまた
    はモータ。
  5. 【請求項5】前記コネクティングロッドの基端側は前記
    ピストンシューをピストン側からトルクプレート側に貫
    通する貫通孔内に固定されるとともに、前記コネクティ
    ングロッドを軸方向に貫通する流体通路を設けたことを
    特徴とする請求項4に記載のアキシャルピストンポンプ
    またはモータ。
  6. 【請求項6】前記流体通路に絞り手段を備えたことを特
    徴とする請求項5に記載のアキシャルピストンポンプま
    たはモータ。
  7. 【請求項7】前記付勢手段は、前記コネクティングロッ
    ド先端のフランジ部と前記ピストン基端との間に設けら
    れたバネ手段であることを特徴とする請求項4から請求
    項6のいずれかひとつに記載のアキシャルピストンポン
    プまたはモータ。
  8. 【請求項8】前記付勢手段は、前記コネクティングロッ
    ド先端のフランジ部と前記ピストン基端との間に設けら
    れたリング状の弾性部材であることを特徴とする請求項
    4から請求項6のいずれかひとつに記載のアキシャルピ
    ストンポンプまたはモータ。
  9. 【請求項9】前記結合手段は、前記ピストンシューに形
    成した環状突起部と、この環状突起部の内周に形成され
    た環状溝と、ピストン基端の大径部とから構成され、こ
    のピストン基端の大径部は前記環状溝内に収容されると
    ともに、前記ピストンの外周と前記環状突起部の内周、
    および前記大径部の外周と前記環状溝の内周との間には
    所定の隙間を設けるようにしたことを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかひとつに記載のアキシャルピ
    ストンポンプまたはモータ。
  10. 【請求項10】前記付勢手段は、前記環状溝のピストン
    側の側壁と前記大径部の間に設けられたバネ手段である
    ことを特徴とする請求項9に記載のアキシャルピストン
    ポンプまたはモータ。
  11. 【請求項11】前記付勢手段は、前記環状溝のピストン
    側の側壁と前記大径部の間に設けられたリング状の弾性
    部材であることを特徴とする請求項9に記載のアキシャ
    ルピストンポンプまたはモータ。
  12. 【請求項12】前記結合手段は、前記ピストンシューか
    ら一体に延び出しピストン基端に形成された貫通穴をピ
    ストン中空部側に向かって貫通する軸部と、この軸部先
    端から同軸的に延び出すネジと、このネジに螺合する少
    なくとも一つのナットからなることを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかひとつに記載のアキシャルピ
    ストンポンプ。
  13. 【請求項13】前記軸部とネジとの間に段部を形成し、
    前記ナットをこの段部に当接させたことを特徴とする請
    求項12に記載のアキシャルピストンポンプ。
  14. 【請求項14】前記段部と前記ナットとの間にワッシャ
    を介装したことを特徴とする請求項13に記載のアキシ
    ャルピストンポンプ。
  15. 【請求項15】前記段部と前記ナットの間に弾性部材を
    介装したことを特徴とする請求項13に記載のアキシャ
    ルピストンポンプ。
  16. 【請求項16】前記段部と前記ワッシャの間に弾性部材
    を介装したことを特徴とする請求項14に記載のアキシ
    ャルピストンポンプ。
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