JP3536631B2 - ラジアルピストンポンプ - Google Patents

ラジアルピストンポンプ

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JP3536631B2 JP34291097A JP34291097A JP3536631B2 JP 3536631 B2 JP3536631 B2 JP 3536631B2 JP 34291097 A JP34291097 A JP 34291097A JP 34291097 A JP34291097 A JP 34291097A JP 3536631 B2 JP3536631 B2 JP 3536631B2
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radial piston
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隆夫 小山
尚士 柴山
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプケース内に
ラジアルピストンを駆動させるためのロータを有するラ
ジアルピストンポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のラジアルピストンポンプには、例
えば、特開平7−54779号公報または特開平7−1
89913号公報に記載のものがある。これは、図7に
示すように、ポンプカバー10とポンプハウジング11
とで形成したポンプケース2内に、シャフト7と一体の
偏心カム3(ロータ)と、この偏心カム3周りに放射状
に配したラジアルピストン4とを収納したものである。
【0003】ポンプ動作は、偏心カム3を回転させてリ
ターンスプリング13で弾支したラジアルピストン4を
駆動させることにより行われ、吸入ポートPinのオイル
をラジアルピストン4で圧縮し吐出ポートPout から加
圧オイルとして提供する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうしたラ
ジアルピストンポンプの場合、ポンプの吐出容量を増や
すためには、偏心カム3の端面とポンプケースの内壁2
wとの間のシール性が問題になる。このシール性の問題
は、特に、シャフト7とポンプケース2との間に油路1
2を設ける場合、この油路12と吸入ポートPinとを分
離する必要があるために重要である。
【0005】このため、偏心カム3とポンプケースの内
壁2wとの間のクリアランスΔCを極力小さくすること
によりシール性を高めようとするものがあるが、偏心カ
ム3の端面とポンプケースの内壁2wとが摩擦接触しや
すいため、フリクショントルクが増大するという新たな
問題が生じる。
【0006】本発明の解決すべき課題は、上述した事実
に鑑みてなされたもので、ラジアルピストンを駆動させ
るためのロータの端面とポンプケースの内壁との間のシ
ール性を向上させつつ、フリクショントルクを低減させ
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明である、請求項1に記載の、ラジアルピスト
ンポンプは、ポンプケース内にラジアルピストンを駆動
させるためのロータを有するラジアルピストンポンプに
おいて、前記ロータの両端面それぞれにサイドプレート
を設け、少なくとも一方のサイドプレートと前記ポンプ
ケースの内壁との間にシール用リングを設けることを特
徴とするものである。
【0008】
【発明の効果】上述したように、本発明である、請求項
1に記載の、ラジアルピストンポンプによれば、ポンプ
駆動用ロータの両端面それぞれにサイドプレートを設
け、少なくとも一方のサイドプレートと前記ポンプケー
スの内壁との間にシール用リングを設けるから、前記ポ
ンプ駆動用ロータの端面と前記ポンプケースの内壁との
間のシール性を向上させつつ、フリクショントルクを低
減させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のラジアルピストン
ポンプを、添付した図面に基づき詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態を示す断面図
である。この図に示すように、ラジアルピストンポンプ
1は、少なくとも、ポンプカバー10とポンプハウジン
グ11とで形成したポンプケース2内に、シャフト7と
一体の偏心カム3(ポンプ駆動用ロータ)と、この偏心
カム3周りに放射状に配した複数のラジアルピストン4
とを収納したものである。
【0011】偏心カム3は、その外周部にブッシュ8お
よびスリーブ9を圧入嵌合させると共に、偏心カム3の
端面それぞれにサイドプレート5a,5bを設ける。ま
た、サイドプレート5a,5bとポンプケースの内壁2
wとの間には後述するシール用リング6を設ける。ラジ
アルピストン4は、その側面部分に複数の吸入孔4pを
有し、リターンスプリング13によって偏心カム3方向
に付勢される。
【0012】ポンプ動作は、偏心カム3の回転によって
ラジアルピストン4を駆動させることにより行われ、ラ
ジアルピストン4がリターンスプリング13の付勢力に
より移動する際は、円周状に設けられた吸入ポートPin
のオイルを吸入ポート4pからラジアルピストン4内に
導入し、また、ラジアルピストン4がリターンスプリン
グ13の付勢力に抗して移動する際は、ラジアルピスト
ン4内のオイルを圧縮してポンプ外部に吐出させる。
【0013】このとき、偏心カム3に設けたサイドプレ
ート5a,5bとポンプケースの内壁2wとの間に設け
たシール用リング6は、偏心カム3の端面とポンプケー
スの内壁2wとの間を摩擦接触させることなくシールす
る。このため、シール性を向上させつつ、フリクション
トルクを低減させることができる。こうしたラジアルピ
ストンポンプを車両用自動変速機に採用した場合は、特
に、エンジンにより偏心カム3を回転させるため、燃費
の向上が図れる。
【0014】図2は、本発明の第二実施形態を示し、図
(a)は要部断面図であり、図(b)は、図(a)にお
ける動作を、T−T断面から示した仮想断面図である。
【0015】この実施形態では、シャフト7とポンプケ
ース2との間に油路12を形成し、偏心カム3の両端面
それぞれに設けたサイドプレート5a,5bは、偏心カ
ム3の径寸法R1 よりも大きな径寸法R2 である。な
お、参照符号Pout は、円周状に設けられた吐出ポート
である。
【0016】シャフト7とポンプケース2との間に油路
12を有する場合、この油路12と吸入ポートPinとを
分離する必要があるため、シール性の問題は特に重要で
ある。そこで、この実施形態では、サイドプレート5
a,5bとポンプケースの内壁2wとの間にシール用リ
ング6を有するから、油路12と吸入ポートPinとを確
実に分離することができる。
【0017】図3は、偏心カム3とポンプケースの内壁
2wとの間に設けたシール用リング6を示した要部断面
図である。シール用リング6は、基本的に、図1,2に
示すように、偏心カム3の両端面に設けるが、偏心カム
3のいずれか一端面側において、例えば、この図のよう
に、ポンプケースの内壁2w(ポンプカバー側領域L1
)が充分に確保できる場合は、充分な領域が確保でき
ないポンプケースの内壁2w(ポンプハウジング側領域
L2 )のみにシール用リング6を設けてもよい(L1 >
L2 )。
【0018】図4は、サイドプレートの構成を示す要部
断面図である。2つのサイドプレート5a,5bは偏心
カム3と一体成形してもよいが、図(a)に示すよう
に、一方のサイドプレート5aを一体成形した偏心カム
3に、他方のサイドプレート5bを結合させて形成する
場合と、図(b)に示すように、偏心カム3の両端面に
それぞれサイドプレート5a,5bを結合させて形成す
る場合がある。上記第一および第二実施形態では、これ
らどの構成のサイドプレートを用いてもよい。
【0019】なお、偏心カム3とサイドプレート5a,
5bとの結合手段には、ボルト結合、溶接、または接着
剤を用いた接着などがある。
【0020】図5は、シール用リング6の実施形態を示
した要部断面図である。図(a)はシール用リングとし
てテフロンリング6aを用いた場合、図(b)はシール
用リング6としてテフロンリング6aおよびOリング6
bをいっしょに用いた場合である。また、図(C)はシ
ール用リングとしてリップ式オイルシール6cを用いた
場合である。上記第一および第二実施形態では、これら
どの構成のシール用リングを用いてもよい。
【0021】さらに図6は、シール用リング6の取り付
け位置を例示する要部断面図である。図(a)は、シー
ル用リング6をポンプケースの内壁2wに取り付けた場
合で、図(b)は、シール用リング6をサイドプレート
5a,5bに取り付けた場合である。上記第一および第
二実施形態では、これらどの取り付け位置を選択しても
よい。
【0022】上述したように、本発明によるラジアルピ
ストンポンプによれば、ポンプ駆動用ロータの両端面そ
れぞれにサイドプレートを設け、少なくとも一方のサイ
ドプレートとポンプケースの内壁との間にシール用リン
グを設けるから、前記ポンプ駆動用ロータの端面と前記
ポンプケースの内壁との間のシール性を向上させつつ、
フリクショントルクを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラジアルピストンポンプの第一実
施形態を示す断面図である。
【図2】(a),(b)は、本発明によるラジアルピス
トンポンプの第二実施形態を示す要部断面図である。
【図3】偏心カムとポンプケースの内壁との間に設けた
シール用リングの取り付け位置を例示した要部断面図で
ある。
【図4】(a),(b)は、偏心カムの構造を例示した
要部断面図である。
【図5】(a),(b),(c)は、シール用リングの
実施形態を示す要部断面図である。
【図6】シール用リングの取り付け位置を例示する要部
断面図である。
【図7】従来のラジアルピストンポンプを例示する要部
断面図である。
【符号の説明】
1 ラジアルピストンポンプ 2 ポンプケース 2w 内壁 3 偏心カム(ロータ) 4 ラジアルピストン 4p 吸入孔 5a,5b サイドプレート 6 シール用リング 7 シャフト 8 ブッシュ 9 スリーブ 10 ポンプカバー 11 ポンプハウジング 12 油路 13 リターンスプリング Pin 吸入ポート Pout 吐出ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 9/04 F04B 1/00 F04B 1/34 F04B 53/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプケース内にラジアルピストンを駆
    動させるためのロータを有するラジアルピストンポンプ
    において、 前記ロータの両端面それぞれにサイドプレートを設け、
    少なくとも一方のサイドプレートと前記ポンプケースの
    内壁との間にシール用リングを設けたことを特徴とする
    ラジアルピストンポンプ。
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