JPH0833932A - クランプロッドツイスト型クランプ装置 - Google Patents

クランプロッドツイスト型クランプ装置

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JPH0833932A
JPH0833932A JP19221194A JP19221194A JPH0833932A JP H0833932 A JPH0833932 A JP H0833932A JP 19221194 A JP19221194 A JP 19221194A JP 19221194 A JP19221194 A JP 19221194A JP H0833932 A JPH0833932 A JP H0833932A
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JP
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clamp rod
clamp
rod
piston member
piston
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JP19221194A
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Seiji Kimura
清二 木村
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Aioi Seiki Inc
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Aioi Seiki Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/026Mounting of dies, platens or press rams

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ツイスト機構や回動規制機構等の構造を簡単
化し、部品点数を軽減でき製作コスト的に有利なクラン
プロッドツイスト型クランプ装置を提供する。 【構成】 金型2を押圧固定するクランプ出力部21を
有するクランプロッド20を、複動型エアシリンダ30
により進退駆動し、クランプロッド20を進出限位置に
してから、油圧シリンダ40を駆動してクランプロッド
20をクランプ駆動し、クランプロッド20の進出終期
と退入初期に、クランプロッド20に形成されたカム溝
51とピストン部材42に保持されたカム体52とを有
するツイスト機構50で、クランプロッド20をツイス
トさせ、ピストン部材42の外周面の立溝61と立溝6
1に係合されシリンダ本体に固定されたピン部材62か
らなる回動規制機構60で、シリンダ本体に対してピス
トン部材42が回動しないように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸方向に進退駆動され
るクランプロッドを、進出終期と退入初期に軸心回りに
約90度ツイストさせる型式のクランプロッドツイスト
型クランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車製造工場等において、内側
ラムと、その外周部を囲繞する外側ラムとを有し大型の
板状ワークを成形するプレス機械における内側ラムに金
型を固定する為のクランプ装置は、狭い空間に配設され
る関係上、極力小型のものが望ましい。この種の金型を
固定するのに適用可能なクランプ装置として、従来よ
り、軸方向に進退駆動されるクランプロッドを、進出終
期と退入初期に軸心回りに約90度ツイストさせる型式
のクランプロッドツイスト型クランプ装置が、実用化さ
れている。
【0003】例えば、特開平1−210131号公報
(特に、その第17図〜第22図)には、クランプロッ
ドを所定ストローク進退駆動する複動型の第1流体圧シ
リンダと、この流体圧シリンダで進出駆動されたクラン
プロッドをクランプ駆動する第2流体圧シリンダと、ク
ランプロッドを軸心回りに約90度ツイストさせるツイ
スト機構と、回動規制機構とを備えたクランプロッドツ
イスト型クランプ装置が記載されている。
【0004】前記第1流体圧シリンダのピストンは、ク
ランプロッドとは別体に構成され、前記ツイスト機構
は、前記ピストンと、クランプロッドとに亙って設けら
れた大リード角のネジ機構で構成され、前記ピストン
は、回動規制機構により第1流体圧シリンダのシリンダ
本体に対して相対回動しないように規制されている。ま
た、2流体圧シリンダのピストン部材は、クランプロッ
ドに摺動自在に外嵌されたリング状ピストンであり、こ
のピストン部材からクランプ駆動力を伝達する為に、ク
ランプロッドの中段部には、段部が一体形成され、クラ
ンプロッドには、前記段部と前記ピストン間に、復帰付
勢用の圧縮バネが外装されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載のクラ
ンプロッドツイスト型クランプ装置においては、ツイス
ト機構がネジ機構で構成されているので、その構造が複
雑化し、製作コスト的に不利である。また、前記ツイス
ト機構を、大きなストロークで移動する第1流体圧シリ
ンダのピストンとクランプロッドとに亙って設けるた
め、前記ピストンの回動を規制する回動規制機構がクラ
ンプロッドの移動方向に大型化し、複雑化する。
【0006】また、クランプ駆動用の第2流体圧シリン
ダのピストン部材から、前記ピストンにクランプ駆動力
を伝達できないため、クランプロッドに、クランプ駆動
力伝達用の段部を形成する必要があるので、クランプロ
ッドの構造が複雑化し、製作コスト的に不利である。ま
た、前記復帰付勢用の圧縮バネを設けるため、部品数が
増し、製作コスト的に不利になる。本発明の目的は、ツ
イスト機構や回動規制機構等の構造を簡単化し、部品数
を低減でき、製作コスト的に有利なクランプロッドツイ
スト型クランプ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のクランプロッ
ドツイスト型クランプ装置は、軸方向に進退駆動される
クランプロッドを、進出終期と退入初期に軸心回りに約
90度ツイストさせる型式のクランプロッドツイスト型
クランプ装置において、先端部に側面視略T形のクラン
プ出力部を有するクランプロッドと、前記クランプロッ
ドの基端部に固定されたピストンを有し、クランプロッ
ドをその軸方向に所定ストローク進退駆動可能な複動型
エアシリンダと、前記クランプロッドが摺動自在に挿通
し且つ前記ピストンに当接可能なピストン部材を有し、
最大限進出したクランプロッドを、ピストンとピストン
部材との当接を介して退入方向へクランプ駆動可能なク
ランプ用油圧シリンダと、前記クランプロッドに形成さ
れたカム溝と、このカム溝に係合し且つピストン部材に
保持されたカム体とを有し、クランプロッドの進出終期
と退入初期にクランプロッドをツイストさせるツイスト
機構と、前記油圧シリンダのシリンダ本体に対してピス
トン部材が回動しないように規制する回動規制機構とを
備えたものである。
【0008】ここで、前記ツイスト機構は、前記クラン
プロッドの進出終期にクランプロッドを約90度ツイス
トさせ、且つクランプロッドの退入初期にクランプロッ
ドを前記とは反対方向へ約90度ツイストさせるように
構成してもよい(請求項1に従属の請求項2)。また、
前記油圧シリンダは、ピストン部材を、油圧作動室に供
給される油圧でクランプ駆動し、且つエア作動室に供給
される加圧エアで復帰駆動するように構成してもよい
(請求項2に従属の請求項3)。また、前記油圧シリン
ダのエア作動室は、複動型エアシリンダの退入駆動用エ
ア作動室に連通して構成にしてもよい(請求項3に従属
の請求項4)。
【0009】また、前記回動規制機構は、ピストン部材
の外周面に形成された軸方向向きの立溝と、この立溝に
係合され且つ前記シリンダ本体に固定されたピン部材と
を備えた構成にしてもよい(請求項1〜請求項4の何れ
か1項に従属の請求項5)。また、前記ピストン部材
は、略スリーブ状に形成してもよい(請求項1〜請求項
5の何れか1項に従属の請求項6)。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1のクランプロッドツイ
スト型クランプ装置においては、複動型エアシリンダを
駆動してクランプロッドを進出駆動していくと、その進
出終期にツイスト機構によりクランプロッドが、その軸
心回りに約90度ツイストし、クランプロッドのクラン
プ出力部がクランプ対象物に係止可能な状態となる。そ
こで、油圧シリンダをクランプ方向へ駆動してクランプ
ロッドを退入駆動すると、クランプ出力部がクランプ対
象物をクランプすることになる。前記ツイスト機構によ
りクランプロッドをツイストさせる際、油圧シリンダの
ピストン部材は、回動規制機構により、油圧シリンダの
シリンダ本体に対して回動規制されているので、ピスト
ン部材が回動することなく、クランプロッドが回動す
る。
【0011】前記クランプ状態を解除する際には、油圧
シリンダのピストン部材をクランプ解除位置に復帰さ
せ、複動型エアシリンダを駆動してクランプロッドを退
入駆動していくと、その退入初期にツイスト機構により
クランプロッドが、その軸心回りに前記とは反対方向に
約90度ツイストし、クランプ対象物に係止されること
なく、退入駆動される。
【0012】このクランプロッドツイスト型クランプ装
置によれば、ツイスト機構が、クランプロッドに形成さ
れたカム溝と、油圧シリンダのピストン部材に保持され
カム溝に係合したカム体とで構成されているため、その
構造が簡単で、製作コスト的に有利である。しかも、回
動規制機構は、小距離しか移動しない油圧シリンダのピ
ストン部材の回動を規制する構造であるので、回動規制
機構が小型化し、その構造が簡単化し、製作コスト的に
有利である。しかも、クランプロッドの構造も複雑化す
ることがないし、また、ツイスト機構に、バネ等を設け
る必要もないため、部品数が少なく、製作コスト的に有
利である。
【0013】また、クランプロッドが無負荷状態のとき
には、複動型エアシリンダでクランプロッドを駆動し、
クランプロッドをクランプ駆動させるときだけ、油圧シ
リンダで駆動するように構成したので、クランプ装置の
迅速な作動性を確保し、クランプ装置の構造を経済的な
構造にすることができる。
【0014】請求項2のクランプロッドツイスト型クラ
ンプ装置においては、前記ツイスト機構は、クランプロ
ッドの進出終期にクランプロッドを約90度ツイストさ
せ、且つクランプロッドの退入初期にクランプロッドを
前記とは反対方向へ約90度ツイストさせるので、クラ
ンプロッドが進出した状態では、クランプロッドが約9
0度ツイストして、そのクランプ出力部が、クランプ対
象物に係止可能な状態となり、また、クランプロッドの
退入の際、退入初期に前記とは反対方向へ約90度ツイ
ストして、そのクランプ出力部がクランプ対象物に係止
しない状態となってから退入する。このツイスト機構で
は、簡単な形状のカム溝とカム体とでツイスト機構を構
成することができる。
【0015】請求項3のクランプロッドツイスト型クラ
ンプ装置においては、前記油圧シリンダは、ピストン部
材を、油圧作動室に供給される油圧でクランプ駆動し、
且つエア作動室に供給される加圧エアで復帰駆動するよ
うに構成したので、油圧の必要量を少なくできる。
【0016】請求項4のクランプロッドツイスト型クラ
ンプ装置においては、前記油圧シリンダのエア作動室
は、複動型エアシリンダの退入駆動用エア作動室に連通
したので、加圧エアの供給系が簡単化する。
【0017】請求項5のクランプロッドツイスト型クラ
ンプ装置においては、前記回動規制機構は、ピストン部
材の外周面に形成された軸方向向きの立溝と、この立溝
に係合され且つ前記シリンダ本体に固定されたピン部材
とを備えた構成であるので、回動規制機構の構造が簡単
化する。
【0018】請求項6のクランプロッドツイスト型クラ
ンプ装置においては、前記ピストン部材は、略スリーブ
状に形成してあるので、ピストン部材でクランプロッド
をガイドするガイド性に優れる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。本実施例は、プレス機械の金型2(ク
ランプ対象物)を基盤3に固定する為のクランプロッド
ツイスト型クランプ装置に本発明を適用した場合の例で
ある。図1、図2に示すように、クランプロッドツイス
ト型クランプ装置(以下、クランプ装置と略称する)
は、クランプ本体10と、クランプロッド20と、この
クランプロッド20を上下方向に所定ストローク進退駆
動する為の複動型エアシリンダ30と、最大限進出駆動
された駆動ロッド20を、下方にクランプ駆動する為の
クランプ駆動用の単動型油圧シリンダ40と、クランプ
ロッド20の進出終期と退入初期にクランプロッド20
を軸心回りに約90度ツイストさせるツイスト機構50
と、油圧シリンダ40のピストン部材42が回動しない
ように規制する回動規制機構60と、クランプロッド2
0の進出限位置と退入限位置とを検出する検出部70等
で構成されている。
【0020】最初に、前記クランプ本体10について詳
細に説明する。このクランプ本体10は、必要に応じて
基盤3に図示外のボルト等で固定されるが、このクラン
プ本体10は、油圧シリンダ40のシリンダ本体として
の上部本体11と、この上部本体11の下端部に複数の
ボルト14により固定された中段本体13と、この中段
本体13の下端部に、6本のボルト15で固定された下
部本体12であってエアシリンダ30のシリンダ本体と
しての下部本体12と、この下部本体12の下端を塞ぐ
底蓋16等で構成されている。
【0021】次に、前記クランプロッド20について詳
細に説明する。このクランプロッド20の上端部には、
平面視略小判形で側面視略T形のクランプ出力部21が
一体形成され、このクランプロッド20は、油圧シリン
ダ40のピストン部材42の軸孔を挿通して延び、クラ
ンプロッド20の下端部は、エアシリンダ30のピスト
ン32に螺合にて固着されている。
【0022】次に、複動型エアシリンダ30について詳
細に説明する。この複動型エアシリンダ30は、下部本
体12からなるシリンダ本体と、ピストン32と、ピス
トン32の下側に設けられた進出駆動用のエア作動室3
1aと、ピストン32の上側に設けられた退入駆動用の
エア作動室31bと、エア作動室31aに加圧エアを供
給する為のエア供給ポート33と、エア作動室31bに
エアを供給する為のエア供給ポート34と、このエア供
給ポート34からエア作動室31bに加圧エアを供給す
る為のエア通路35とを有し、このエアシリンダ30
は、クランプロッド20を所定ストローク進退駆動可能
に構成してある。そして、使用状態においては、エア供
給ポート33,34は、加圧供給源に接続される。
【0023】図1に実線図示の状態は、クランプロッド
20を退入限位置まで退入させた状態を示し、この状態
において、クランプロッド20は、図7に実線で示すよ
うに、そのクランプ出力部21が金型2のU形切欠2a
を通過し得る非係合姿勢にある。エア供給ポート33か
らエア作動室31aに加圧エアを供給すると、クランプ
ロッド20は進出駆動されて進出限位置まで進出し、そ
の進出終期に、クランプロッド20は、後述のツイスト
機構50により、軸心回りに90度ツイストされて、ク
ランプロッド20は、図7に鎖線で示すようにそのクラ
ンプ出力部21が金型2のU形切欠2aと直交向きとな
り金型2に係合可能な係合姿勢になる。
【0024】前記のようにクランプロッド20を進出限
位置にした状態から、エア作動室31aのエアを排出
し、エア供給ポート34からエア作動室31bにエアを
供給してクランプロッド20を退入駆動すると、その退
入初期に、クランプロッド20は、クランプ機構50に
より前記とは反対方向へ90度ツイストして非係合姿勢
になってから、退入限位置まで退入移動する。
【0025】次に単動型油圧シリンダ40について詳細
に説明する。この単動型油圧シリンダ40は、前記上部
本体11と中段本体13とからなるシリンダ本体と、略
スリーブ状で且つクランプロッド20が摺動自在に挿通
したピストン部材42であってピストン32の上面に当
接可能なピストン部材42と、このピストン部材42の
ピストン部の上側に形成されたクランプ駆動用の油圧作
動室41aと、ピストン部の下側に形成されたクランプ
解除用のエア作動室41bと、油圧作動室41aに油圧
を供給する油圧供給ポート43と、この油圧供給ポート
43を油圧作動室41aに連通する油路44等で構成さ
れている。尚、前記エア作動室41bは、エア通路35
及びエア作動室31bに連通され、エア供給ポート34
から加圧エアを供給可能に構成してある。そして、使用
状態においては、油圧供給ポート43は、油圧供給源に
接続される。
【0026】前記エアシリンダ30によりクランプロッ
ド20を進出限位置且つ係合姿勢にした状態において、
油圧供給ポート43から油圧作動室41aに油圧を供給
すると、ピストン部材42が下方へ駆動されてピストン
32に当接し、ピストン32とクランプロッド20を下
方へクランプ駆動し、クランプロッド20のクランプ出
力部21が金型2の上面に当接して金型2を基盤3に押
圧固定することになる。この油圧シリンダ40は、クラ
ンプロッド20をクランプ駆動する為のものであるの
で、ピストン部材42の移動ストロークは非常に小さ
く、長さの小さな小型の油圧シリンダに構成されてい
る。前記クランプ状態を解除する場合には、油圧作動室
41aの油圧を排出しつつ、エア作動室41bに加圧エ
アを供給すると、クランプロッド20は、係合姿勢のま
ま進出限位置まで進出したクランプ解除状態になる。
【0027】次に、ツイスト機構50と、回動規制機構
60について説明する。このツイスト機構50は、クラ
ンプロッド20の外周面に形成された3本のカム溝51
と、これらカム溝51に夫々係合し且つピストン部材4
2に保持された鋼球からなる3つのカム体52と、これ
らカム体52をピストン部材42に保持させる為のリテ
ーナープレート53等で構成されている。前記3本のカ
ム溝51は、図5,図6に示すように、クランプロッド
20の外周部の円周3等分に、断面V形に形成されてい
る。各カム溝51は、クランプロッド20の軸方向に延
び且つ図1の第1ストロークH1と等しい長さの縦溝5
1aと、この縦溝51aの下端に連なり第2ストローク
H2と等しい高さに亙り且つクランプロッド20の外周
面の90度円弧分に相当する螺旋状の螺旋溝51bとで
形成されている。
【0028】前記3つのカム体52は、リング状のリテ
ーナープレート53の内周部の3つのV形の切欠部53
aに夫々回転自在に保持され、各カム体52は、対応す
るカム溝51に回転自在に係合されている。前記リテー
ナープレート53をピストン部材42に固定する為に、
ピストン部材42の下端部は、分割ピストン42aとし
て分割され、リテーナープレート53を分割ピストン4
2aで挟持した状態で、分割ピストン42aは、3本の
ボルト54によりピストン部材42に固定されている。
【0029】前記クランプロッド20が、図1に実線で
図示の退入限位置にあるとき、3つのカム体52は、夫
々縦溝51aの上端に位置し、また、クランプロッド2
0が、退入限位置から第1ストロークH1だけ進出した
とき、3つのカム体52は、夫々縦溝51aと螺旋溝5
1bの境界部に位置し、また、クランプロッド20が更
に第2ストロークH2だけ進出して進出限位置に達した
とき、3つのカム体52は、夫々螺旋溝51bの下端に
位置するように構成してある。
【0030】従って、クランプロッド20が、退入限位
置から第1ストロークH1だけ進出する間は、クランプ
ロッド20はツイストすることなく上昇し、クランプロ
ッド20が更に第2ストロークH2だけ進出する間に、
螺旋溝51bがカム体52で案内されるため、クランプ
ロッド20はその軸心回りに90度ツイストすることに
なる。前記のようにクランプロッド20が進出限位置に
あり、且つ係合姿勢にある状態から、クランプロッド2
0が、第2ストロークH2だけ退入する間に、螺旋溝5
1bがカム体52で案内されるため、クランプロッド2
0はその軸心回りに前記とは反対方向へ90度ツイスト
され、その後第1ストロークH1だけ退入するときに
は、クランプロッド20はツイストすることなく下降す
ることになる。
【0031】前記回動規制機構60は、油圧シリンダ4
0のシリンダ本体に対するピストン部材42の回動を規
制(禁止)する為のもので、この回動規制機構60は、
ピストン部材42の下部(但し、分割ピストン42aを
含む)とリテーナープレート53との外面に軸方向向き
に形成された角溝からなる立溝61と、この角溝61に
規制部62aを係入させた規制ボルトからなるピン部材
62であって中段本体13に螺合固定された水平向きの
ピン部材62とで構成されている。
【0032】次に、検出部70について説明する。この
検出部70は、クランプロッド20の進出限位置と退入
限位置とを検出する為のもので、下部本体12の外周部
に上下に所定間隔おいて配設された第1リードスイッチ
71と第2リードスイッチ72と、ピストン32の外周
部に装着されたリング状の永久磁石73とで構成されて
いる。クランプロッド20が進出限位置にあるときに
は、ピストン32が、図2に示すように、下部本体12
内の上限位置にあり、このピストン32の外周部の永久
磁石73が、第1リードスイッチ71で検出される。ま
た、クランプロッド20が退入限位置にあるときには、
ピストン32が、図1に示すように、下部本体12内の
下限位置にあり、このピストン32の外周部の永久磁石
73が、第2リードスイッチ72で検出される。これに
より、クランプロッド20が進出限位置にあるか退入限
位置にあるかが判明される。
【0033】尚、図1において、符号81はクランプ本
体10の上部本体11の上部内周部及びピストン部材4
2の上部内周部に配設されたダストシール、符号82は
ピストン32の外周部に配設されたスライドリング、符
号83はピストン32の外周部に配設されたリングパッ
キン、符号84はピストン部材42の外周部に配設され
たシール用のOリング、符号85は中段本体13の外周
部に配設されたシール用のOリング、符号86は中段本
体13の内周部に配設されたシール用のOリング、符号
87は底蓋60の上部外周部に配設されたシール用のO
リングである。
【0034】次に、このクランプ装置の作用について説
明する。クランプロッド20が図1に示す位置即ち退入
限位置にあるときに、図3の(a)に示すように、エア
シリンダ30が駆動され、加圧エアが底蓋60のエア供
給ポート33からエア作動室31a内に供給されると、
ピストン32が上方へ駆動され、クランプロッド20が
進出駆動される。クランプロッド20が、図3の(b)
に示すように、進出限位置まで進出する、その進出終期
に、クランプロッド20は、ツイスト機構50により、
軸心回りに90度ツイストされ、クランプロッド20
は、図3の(c)に示すように、そのクランプ出力部2
1が金型2のU形切欠2aと直交向きとなり金型2に係
合可能な係合姿勢になる。
【0035】ツイスト機構50によりクランプロッド2
0をツイストさせる際、油圧シリンダ40のピストン部
材42は、回動規制機構60により、油圧シリンダ40
のシリンダ本体としての上部本体11に対して回動規制
されているので、ピストン部材42が回動することな
く、クランプロッド20が回動する。クランプ出力部2
1が係合姿勢にあるときに、油圧供給ポート43から油
圧が供給され、油路44を介して油圧作動室41bに油
圧が供給されてピストン部材42が下方へ駆動され、図
2に示すように、このピストン部材42がピストン32
に当接し、ピストン32とクランプロッド20を下方へ
クランプ駆動し、クランプロッド20のクランプ出力部
21が、図3の(d)に示すように、金型2の上面に当
接して金型2が基盤3に押圧固定されてクランプ状態と
なる。
【0036】次に、金型2の交換時等に、クランプ状態
を解除する際には、油圧作動室41bの油圧を排出しつ
つ、加圧エアをエア供給ポート34から供給し、エア通
路35を介してエア作動室41bに加圧エアを供給する
と、ピストン部材42が上方へ駆動され、クランプロッ
ド20は、係合姿勢のまま進出限位置まで進出したクラ
ンプ解除状態になる。このクランプ解除状態のままで、
エア作動室31a内の加圧エアを排出しつつ、エア供給
ポート34から加圧エアを更に供給すると、エア作動室
41bに連通されたエア作動室31bに加圧エアが供給
され、ピストン32が下方へ駆動されてピストンロッド
20が退入駆動される。この退入初期にツイスト機構5
0によりクランプロッド20が、その軸心回りに前記と
は反対方向に90度ツイストして非係合姿勢になり、金
型2に係止されることなく、退入駆動される。
【0037】このクランプ装置によれば、ツイスト機構
50が、クランプロッド20に形成されたカム溝51
と、油圧シリンダ40のピストン部材42にリテーナー
プレート53を介して保持されたカム体52とで構成さ
れているため、その構造が簡単で、製作コスト的に有利
である。しかも、回動規制機構60は、小距離しか移動
しない油圧シリンダ40のピストン部材20の回動を規
制する構造であるので、回動規制機構60を小型化で
き、その構造が簡単化し、製作コスト的に有利である。
しかも、クランプロッド20には、カム溝51を形成す
るだけであるので、クランプロッド20の構造が複雑化
することがなく、また、ツイスト機構50にバネ等を設
ける必要がないため、部品点数が少なく製作コスト的に
有利である。
【0038】また、クランプロッド20が無負荷状態の
ときには、複動型エアシリンダ30でクランプロッド2
0を駆動し、クランプロッド20をクランプ駆動すると
きだけ、油圧シリンダ40で駆動するように構成したの
で、クランプ装置の迅速な作動性を確保し、クランプ装
置の構造を経済的な構造にすることができる。更に、油
圧シリンダ40は、ピストン部材42を、油圧作動室4
1aに供給される油圧でクランプ駆動し、且つエア作動
室41bに供給される加圧エアで復帰駆動するように構
成したので、油圧の必要量を少なくできる。
【0039】また、油圧シリンダ40のエア作動室41
bを、複動型エアシリンダ30の退入駆動用のエア作動
室31bに連通したので、加圧エアの供給系を簡単化で
きる。しかも、回動規制機構60が、ピストン部材42
の下部(但し、分割ピストン42aを含む)とリテーナ
ープレート53との外面に形成された軸方向向きの角溝
からなる立溝61と、この立溝61に係合され且つ中段
本体13に固定された規制ボルトからなるピン部材62
とを備えた構成であるので、この回動規制機構60の構
造を簡単化できる。
【0040】また、ピストン部材42は、略スリーブ状
に形成してあるので、ピストン部材42でクランプロッ
ド20をガイドするガイド性に優れている。しかも、カ
ム体52が鋼球で形成され、クランプロッド20がツイ
ストするときに、カム体52がベアリングの作用をする
ので、クランプロッド20を円滑にツイストさせること
ができる。クランプ本体10の下部本体12の外周部に
配設されたクランプロッド位置確認用の第1,第2リー
ドスイッチ71,72と、ピストン32の外周部に配設
された永久磁石73とからなる検出部70を設けたの
で、クランプロッド20の進出限位置と退入限位置とを
検出でき、クランプロッド20の進出退入操作を正確に
行うことができる。
【0041】尚、金型2には、図8に示すように、クラ
ンプロッド20における平面視小判状のクランプ出力部
21よりやや大きめの平面視力小判状の長穴2bを形成
し、クランプ出力部21がこの長穴2bを、実線で示す
非係合姿勢で上下挿通移動し、鎖線で示す係合姿勢で金
型2に係合してクランプするように構成してもよい。更
に、本実施例では、ツイスト機構50のカム溝51を、
クランプロッド20の外周部に3本に形成したものにつ
いて説明したが、このカム溝51は、クランプロッド2
0の外周部に2本あるいは1本設けるようにしてもよ
い。本実施例では、クランプ対象物として、成形機の金
型2について説明したが、これに限らず、例えば、機械
部品等の他のクランプ対象物にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のクランプロッドツイスト型ク
ランプ装置の縦断面図である。
【図2】前記クランプ装置(クランプロッド進出限位置
の状態)の縦断面図である。
【図3】前記クランプ装置の作動工程を示す説明図であ
る。
【図4】前記クランプ装置の平面図である。
【図5】図2におけるA−A線断面図である。
【図6】前記クランプ装置のツイスト機構の構造を示す
部分斜視図である。
【図7】前記クランプ装置のクランプ出力部と金型の要
部の平面図である。
【図8】変形例に係るクランプ装置のクランプ出力部と
金型の要部の平面図である。
【符号の説明】
2 金型(クランプ対象物) 20 クランプロッド 21 クランプ出力部 30 複動型エアシリンダ 31a エア作動室 31b エア作動室 32 ピストン 40 クランプ用油圧シリンダ 41a 油圧作動室 41b エア作動室 42 ピストン部材 50 ツイスト機構 51 カム溝 52 カム体 60 回動規制機構 61 立溝 62 ピン部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に進退駆動されるクランプロッド
    を、進出終期と退入初期に軸心回りに約90度ツイスト
    させる型式のクランプロッドツイスト型クランプ装置に
    おいて、 先端部に側面視略T形のクランプ出力部を有するクラン
    プロッドと、 前記クランプロッドの基端部に固定されたピストンを有
    し、クランプロッドをその軸方向に所定ストローク進退
    駆動可能な複動型エアシリンダと、 前記クランプロッドが摺動自在に挿通し且つ前記ピスト
    ンに当接可能なピストン部材を有し、最大限進出したク
    ランプロッドを、ピストンとピストン部材との当接を介
    して退入方向へクランプ駆動可能なクランプ用油圧シリ
    ンダと、 前記クランプロッドに形成されたカム溝と、このカム溝
    に係合し且つピストン部材に保持されたカム体とを有
    し、クランプロッドの進出終期と退入初期にクランプロ
    ッドをツイストさせるツイスト機構と、 前記油圧シリンダのシリンダ本体に対してピストン部材
    が回動しないように規制する回動規制機構と、 を備えたことを特徴とするクランプロッドツイスト型ク
    ランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記ツイスト機構は、前記クランプロッ
    ドの進出終期にクランプロッドを約90度ツイストさ
    せ、且つクランプロッドの退入初期にクランプロッドを
    前記とは反対方向へ約90度ツイストさせるように構成
    されたことを特徴とする請求項1に記載のクランプロッ
    ドツイスト型クランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧シリンダは、ピストン部材を、
    油圧作動室に供給される油圧でクランプ駆動し、且つエ
    ア作動室に供給される加圧エアで復帰駆動するように構
    成されたことを特徴とする請求項2に記載のクランプロ
    ッドツイスト型クランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記油圧シリンダのエア作動室は、複動
    型エアシリンダの退入駆動用エア作動室に連通されたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のクランプロッドツイス
    ト型クランプ装置。
  5. 【請求項5】 前記回動規制機構は、ピストン部材の外
    周面に形成された軸方向向きの立溝と、この立溝に係合
    され且つ前記シリンダ本体に固定されたピン部材とを備
    えたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項
    に記載のクランプロッドツイスト型クランプ装置。
  6. 【請求項6】 前記ピストン部材は、略スリーブ状に形
    成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか
    1項に記載のクランプロッドツイスト型クランプ装置。
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