JP2002187036A - ツイスト式クランプ装置 - Google Patents
ツイスト式クランプ装置Info
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Abstract
てから、クランプ側へ退入駆動する形式のツイスト式ク
ランプ装置を提供する。 【解決手段】 ツイスト式クランプ装置1の動作規制機
構6は、出力ロッド3と出力ロッド3の外周に臨む外周
壁部11の間において、複数の球体19と複数の円弧溝
34と複数の縦溝35を備え、球体19が夫々円弧溝3
4に係合することで出力ロッド3のツイスト動作を許容
しつつその出力ロッド3の進退動作を規制し、球体19
が夫々縦溝35に係合することで出力ロッド3の進退動
作を許容しつつその出力ロッド3のツイスト動作を規制
する。
Description
ンプ装置において、特に出力ロッドを定位置で所定角度
ツイストさせた後に出力ロッドをクランプ側へ退入駆動
可能な形式のツイスト式クランプ装置に関する。
の加工対象のワークに対して行う時に、それらのワーク
を固定する手段としてさまざまな種類のクランプ装置が
使用されている。それらのクランプ装置の中にはクラン
プ装置の出力ロッドの上端部にクランプアームが装着さ
れ、出力ロッドの退入動作に連動してクランプアームも
退入動作を行い、クランプアームがワークに当接してワ
ークをその位置にクランプするものがある。
除状態であるときにワークをその所定位置に配置する際
に、ワークの形状によってはワークがクランプアームと
干渉してワークを所定位置に配置できない場合もある。
そのワークとクランプアームの干渉を防ぐために、以下
に述べるようなツイスト式クランプ装置が実用に供され
ている。
除状態ではクランプアームはワークと干渉しない退避位
置にあって、ワークを配置した後クランプ状態へ移行す
る時に出力ロッドが退入動作を伴いながら所定角度のツ
イスト動作を行い、その出力ロッドのツイスト動作に連
動してクランプアームが退入動作を伴いながらワークに
当接する位置まで旋回動作を行う。出力ロッドはツイス
ト動作を完了後退入動作を行い、同時にクランプアーム
も退入動作を行ってワークに当接し、ワークをクランプ
する。
たツイスト式クランプ装置では、ピストンは出力ロッド
の途中高さ部分に固定され、出力ロッドの下半部にはス
リーブが外嵌され、出力ロッドの下半部とスリーブに亙
って出力ロッドの進退動作をその出力ロッドのツイスト
動作に変換するボールネジ機構が設けられている。クラ
ンプ時には出力ロッドの退入動作の一部はボールネジ機
構により出力ロッドのツイスト動作に変換され、出力ロ
ッドはツイスト動作を行うと同時に退入動作を行い、ピ
ストンがスリーブに当接した時に出力ロッドはツイスト
動作を完了し、出力ロッドはスリーブと一体となってク
ランプ側へ退入する。
4469号公報に記載されたツイスト式クランプ装置で
は、出力ロッドはツイスト動作を行いつつ退入動作も行
うため、複雑な形状のワークをクランプする時には出力
ロッドのツイスト動作時に旋回途中のクランプアームが
ワークに干渉する可能性がある。さらに出力ロッドのツ
イスト動作時に出力ロッドが退入するストローク分だけ
クランプ装置の高さが必然的に大きくなる。
は出力ロッドが定位置でツイスト動作することが望まし
い。しかし、前記特開平10−34469号公報に記載
のクランプ装置のようにピストンと出力ロッドが一体に
形成されている場合には、ピストンと出力ロッドの間に
相対移動が起こり得ないことから、出力ロッドが定位置
でツイスト動作を行うことは不可能である。本発明の目
的は、ツイスト式クランプ装置において、簡単な構造の
動作規制機構により、出力ロッドが定位置でのツイスト
動作を行った後退入動作を行ってワークをクランプする
のを可能にすることである。
クランプ装置はクランプ本体と、このクランプ本体に進
退可能に装着された出力ロッドとを有し、出力ロッドを
所定角度ツイストさせてからクランプ側へ退入駆動する
形式のツイスト式クランプ装置において、前記クランプ
本体内で出力ロッドに外装されたボール支持体を有しボ
ール支持体の進退動作を出力ロッドのツイスト動作に変
換するボールネジ機構と、前記クランプ本体内で出力ロ
ッドに相対移動可能に外装された環状ピストンを有し、
ボール支持体を出力ロッド退入側へ駆動可能な油圧シリ
ンダと、前記クランプ本体のうちの出力ロッドの外周に
臨む外周壁部と出力ロッドとに係合した複数の球体を介
して、出力ロッドのツイスト動作時にはその出力ロッド
の進退動作を規制するとともに、出力ロッドの進退動作
時にはその出力ロッドのツイスト動作を規制する動作規
制機構とを備えたことを特徴とするものである。
クランプ力が作用すると、ピストンは出力ロッドに対し
て相対移動可能であるため、ピストンとボール支持体は
出力ロッドに対して相対的に退入動作を行い、そのボー
ル支持体の退入動作はボールネジ機構により出力ロッド
のツイスト動作に変換される。
に係合する複数の球体を介して、出力ロッドのツイスト
動作時にはその出力ロッドの進退動作を規制するととも
に、出力ロッドの進退動作時にはその出力ロッドのツイ
スト動作を規制するため、クランプ時には出力ロッドは
定位置でツイスト動作を行った後に、退入動作を行って
ワークにクランプ力を伝達し、クランプ解除時には出力
ロッドは進出動作を行ってワークのクランプを解除した
後に、定位置でツイスト動作を行う。
動作規制機構は、複数の球体が夫々係合して出力ロッド
のツイスト動作を許容しつつ進退動作を規制する複数の
円弧溝と、これら円弧溝の溝端から夫々立ち上がる複数
の縦溝であって出力ロッドの進退動作を許容しつつツイ
スト動作を規制する複数の縦溝とを有することを特徴と
するものである。
力ロッドのツイスト動作は許容されるがその出力ロッド
の進退動作は規制され、球体が縦溝に係合している場合
には、出力ロッドの進退動作は許容されるがその出力ロ
ッドのツイスト動作は規制される。
外周壁部は、クランプ本体の下端側部位に筒状に形成さ
れ、この外周壁部に出力ロッドの下端側部分が進退自在
に挿入されたことを特徴とするものである。従って出力
ロッドはその下端側部分で外周壁部にガイドされて進退
動作を行う。
複数の円弧溝と複数の縦溝が出力ロッドに形成されたこ
とを特徴とするものである。外周壁部に装着された複数
の球体は出力ロッドの複数の円弧溝と夫々係合すること
で出力ロッドのツイスト動作を許容しつつその進退動作
を規制し、球体は出力ロッドの複数の縦溝と夫々係合す
ることで出力ロッドの進退動作を許容しつつそのツイス
ト動作を規制する。
ボール支持体と出力ロッドを進出側へ弾性付勢するスプ
リング部材を設けたことを特徴とするものである。クラ
ンプ解除時に油圧シリンダから油圧を抜くことでボール
支持体と出力ロッドはスプリング部材により進出側へ駆
動される。
用いて説明する。図1に示すように、ツイスト式クラン
プ装置1は、クランプ本体2と、クランプ力及びクラン
プ解除力を伝達する出力ロッド3と、クランプ力を発生
させる油圧シリンダ4と、出力ロッド3にツイスト動作
を生じさせるボールネジ機構5と、出力ロッド3の進退
動作またはツイスト動作を規制する動作規制機構6と、
クランプ解除力を発生させるスプリング7と、ワークW
にクランプ力を出力するクランプアーム8等で構成され
ている。
位置で90°ツイストすることによりクランプアーム8
も定位置で90°旋回し、その後出力ロッド3が退入す
ることでクランプアーム8は引き下げられてワークWを
クランプする。
のボルト10でワークパレットPに固定されている。ク
ランプ本体2は上部本体2aと下部本体2bなどで構成
され、下部本体2bはさらに上半部の出力ロッド3の外
周に臨む外周壁部11と下半部の端板部12などで構成
されている。
シリンダ穴40と、シリンダ穴40とほぼ同じ径を有す
る上部筒状穴13と,上部筒状穴13よりもやや径の大
きい下部筒状穴14とが直列的に形成され、2つの筒状
穴13,14の境界付近にはボール支持体50と係合す
る環状の係合部15が設けられている。上部本体2aの
上端部には出力ロッド3が貫通するロッド貫通孔16が
形成され、ロッド貫通孔16の内面には切削切粉や塵が
内部に侵入するのを防ぐダストシール17が装着されて
いる。
体2の下端側部位に筒状に形成され、外周壁部11の内
側には出力ロッド3のロッド下部3cが進退自在に挿入
されるロッド挿入穴18が形成されている。ロッド挿入
穴18の内周面には3つの球体19が装着され、夫々の
球体19は同一円周上でその位置が互いに120°の位
相差を有するように均等に配置されている。また夫々の
球体19はロッド挿入穴18の内周面にその半球分が突
出し、出力ロッド3のロッド下部3cに形成された3つ
の円弧溝34または3本の縦溝35に係合する。
され、端板部12は上部本体2aの下端部に内嵌され、
上部本体2aと下部本体2bの端板部12との間にはシ
ール部材20と止め輪21が装着され、止め輪21によ
り下部本体2bは上部本体2aに対して抜け止めされて
いる。
プアーム8にクランプ力を伝達するロッド上部3aと、
進退動作またはツイスト動作を行うロッド中央部3b
と、動作規制機構6により進退動作またはツイスト動作
を規制されるロッド下部3cとが一体形成されたもので
ある。出力ロッド3はロッド中央部3bでロッド貫通孔
16を上下に摺動可能に貫通し、ロッド下部3cで外周
壁部11のロッド挿入穴18に進退自在に挿入され、出
力ロッド3はクランプ本体2に進退可能に装着されてい
る。
部にネジ部30を有し、ネジ部30の下部にはその径が
下側に広がるテーパー部31が形成され、クランプアー
ム8がそのテーパー部31に外嵌され、ナット61で固
定されている。
にはボールネジ機構5のボール支持体50とボール54
を介して螺合するボール溝32が設けられ、またロッド
中央部3bの下部にはボール支持体50と係合する環状
の突起部33が設けられている。
cの外周面には、半円断面を有する3つの円弧溝34が
形成され、夫々の円弧溝34は同一円周上にその位置が
互いに120°の位相差を有するように均等に配置され
ている。同じくロッド下部3cの外周面には、半円断面
を有する3本の縦溝35が形成され、夫々の縦溝35は
3つの円弧溝34の溝端から夫々立ち上がっている。
ンダ穴40と、出力ロッド3のロッド中央部3bに相対
移動可能に外装された環状のピストン41等で構成さ
れ、ピストン41の下面はボールネジ機構5のボール支
持体50と当接し、ピストン41はボール支持体50に
クランプ力を伝達して、油圧シリンダ4はボール支持体
50を出力ロッド3退入側へ駆動する。ピストン41に
は油圧封止用のシール部材42,43が装着され、さら
に出力ロッド3とロッド貫通孔16の間に油圧封止用の
シール部材44が装着されている。またピストン41の
上側には油室42が形成され、油室42には油圧ポート
43及び油路44を介して外部の油圧配管43aから油
圧が供給される。
としてのボール支持体50の出力ロッド3に対する相対
的な進退動作を出力ロッド3のツイスト動作に変換する
ものである。図1に示すようにボールネジ機構5は環状
のボール支持体50を有し、ボール支持体50は出力ロ
ッド3のロッド中央部3bに外装されている。ボール支
持体50の下半部の外周には環状の突起部51が設けら
れ、突起部51が筒状穴13,14の境界付近の係合部
15と係合することでボール支持体50はその進出動作
を制限され、またボール支持体50はボール52と筒状
穴14の回動係止溝22により回動を係止されている。
の下面と当接し、ボール支持体50の下端面はボール支
持体50の退入動作時にロッド中央部3bの環状の突起
部33と係合して、ボール支持体50がクランプ力を出
力ロッド3に確実に伝達しながら、ボール支持体50と
出力ロッド3は一体に退入動作を行う。
部3bのボール溝32に対応するボール溝53が設けら
れ、ボール溝32とボール溝53の間には多数のボール
54が充填され、これらのボール54を介してボール支
持体50はロッド中央部3bと螺合し、ボールネジ機構
を構成している。このボールネジ機構によりボール支持
体50の出力ロッド3に対する相対的な進退動作は出力
ロッド3のツイスト動作に変換される。
ト動作時にはその出力ロッド3の進退動作を規制すると
ともに、出力ロッド3の進退動作時にはその出力ロッド
3のツイスト動作を規制するものである。図1,図3に
示すように、動作規制機構6は外周壁部11のロッド挿
入穴18の内周面に装着された3つの球体19と、出力
ロッド3のロッド下部3cの外周面に形成された3つの
円弧溝34及び3本の縦溝35などで構成されている。
内周面にその半球分が突出している。この突出した半球
が夫々半円断面を有する3つの円弧溝34と係合してい
る時には、球体19と円弧溝34との間で円弧溝34に
沿う円周方向の相対移動が可能であり、出力ロッド3の
ツイスト動作は許容されるが、その出力ロッド3の進退
動作は規制される。一方、球体19の突出した半球が夫
々半円断面を有する3つの縦溝35と係合している時に
は、球体19と縦溝35との間で縦溝35に沿う進退方
向の相対移動が可能であり、出力ロッド3の進退動作は
許容されるが、その出力ロッド3のツイスト動作は規制
される。
設され、スプリング7の上端はボール支持体50の下面
に当接され、スプリング7の下端は下部本体2bの端板
部12の上面に当接され、スプリング7はボール支持体
50と出力ロッド3を進出側へ弾性付勢する。
ト動作に連動して旋回し、出力ロッド3の退入動作時に
はワークWに当接してワークWをクランプする。クラン
プアーム8は一方の端部付近に貫通孔60を有し、貫通
孔60の内周面は下側にその径が広がるテーパー状に形
成されている。クランプアーム8は貫通孔60において
出力ロッド3のロッド上部3aのテーパー部31に外嵌
されてナット61で出力ロッド3に固定されている。ク
ランプアーム8の他方の端部の下面にはクランプ時にワ
ークWに当接するクランプヘッド62が形成されてい
る。
いて説明する。図1に示すようにツイスト式クランプ装
置1がクランプ解除状態であるときに、ワークWをパレ
ットPの所定の位置に配置した後、油圧ポート43に油
圧配管43aを接続し油室42に油圧を導入してクラン
プ力をピストン41の上面に作用させて、スプリング7
の弾性力に抗してボール支持体50を出力ロッド3の退
入側へ駆動させる。この時、図1,図3のように動作規
制機構6の球体19と円弧溝34が係合しており、出力
ロッド3はツイスト動作を許容されるが、出力ロッド3
は退入動作を規制される。
ッド3に相対移動可能に外装されており、さらに出力ロ
ッド3が動作規制機構6により退入動作を規制されてい
るため、ボール支持体50は出力ロッドに相対的に退入
動作を行う。そのボール支持体50の退入動作はボール
ネジ機構5により出力ロッド3のツイスト動作に変換さ
れ、出力ロッド3は定位置で時計回りにツイスト動作を
行い、その出力ロッド3のツイスト動作に連動してクラ
ンプアーム8も時計回りに旋回する。
機構5においてはボール54はボール溝32及びボール
溝53に対して、すべり接触ではなくころがり接触しな
がら転動するため摩擦力が小さく、ボール溝32及びボ
ール溝53のリード角を小さくでき、出力ロッド3のツ
イスト動作時におけるピストン41のストロークをより
小さくできる。
りに90°のツイスト動作を行うと、動作規制機構6の
3つの縦溝35は夫々3つの球体19の位置に到達し、
球体19と円弧溝34との係合が解除されて出力ロッド
3は退入動作を開始し、同時に球体19と縦溝35とが
係合するため出力ロッド3はツイスト動作を規制され
る。この時ボール支持体50の下面がロッド中央部の突
起部33に係合し、ボール支持体50が出力ロッド3に
クランプ力をより確実に伝達しながら、ボール支持体5
0と出力ロッド3は一体となって退入動作を行う。図6
のように縦溝35の上端が球体19と係合するまで出力
ロッド3が退入すると、クランプアーム8のクランプヘ
ッド62がワークWに当接してワークWをパレットPに
クランプする。
からクランプ解除する際には、油圧ポート35と油路3
6を介して油室34の油圧を油圧配管35aへ抜くと、
スプリング7によってボール支持体50と出力ロッド3
とピストン41は進出側へ駆動される。また動作規制機
構6の球体19は縦溝35に係合しているため、出力ロ
ッド3はツイスト動作を規制された状態で進出動作を行
い、その出力ロッド3の進出動作に伴い、クランプアー
ム8のクランプヘッド62はワークWから離隔する。
動作により縦溝35が移動して球体19と縦溝35の下
端とが係合すると、球体19は円弧溝34と係合可能に
なる。この時、出力ロッド3は進出動作を規制される
が、ボール支持体50は引き続き進出動作を行うため、
ボール支持体50は出力ロッド3に対して相対的に進出
動作を行うことになり、ボールネジ機構5によりそのボ
ール支持体50の進出動作は出力ロッド3のツイスト動
作に変換され、球体19が円弧溝34に係合して出力ロ
ッド3はその進出動作を規制されながら定位置でクラン
プ時とは逆に反時計回りのツイスト動作を行う。この出
力ロッド3のツイスト動作に連動してクランプアーム8
も定位置で反時計回りに旋回する。
進出動作を行い、ピストン41の上面がシリンダ穴40
の上端面に当接した時に、図1のように出力ロッド3が
90°のツイスト動作を完了すると同時にクランプアー
ム8も90°の旋回動作を完了し、ツイスト式クランプ
装置1はクランプ解除状態となる。
ば、ピストン41は出力ロッド3に相対移動可能に外装
されているため、ピストン41とボール支持体50が出
力ロッド3に対し相対的に進退動作を行うことができ、
さらに動作規制機構6が出力ロッド3のツイスト動作時
にはその出力ロッド3の進退動作を規制するとともに、
出力ロッド3の進退動作時にはその出力ロッド3のツイ
スト動作を規制するため、出力ロッド3は定位置で90
°ツイスト動作をした後に退入側へ動作することが可能
であり、出力ロッド3のツイスト動作時にクランプアー
ム8がワークWに干渉する可能性が低くなる。
進退動作を規制されるため、出力ロッド3のストローク
は進退動作時のストロークのみとなり、その結果ツイス
ト式クランプ装置1の高さを小さくすることができる。
入穴18に装着された3つの球体19と出力ロッド3の
ロッド下部3cに形成された3つの円弧溝34及び3本
の縦溝35で構成され、その構造は非常に簡単であり、
また部品点数が少なくなるため製作面で有利である。
穴18に挿入されて進退動作を行うため、出力ロッド3
はロッド中央部3bで上部本体2aのロッド貫通孔16
に進退動作をガイドされるとともに、ロッド下部2cに
おいてもロッド挿入穴18により進退動作をガイドされ
るので、出力ロッド3の進退動作の安定性が増し、ワー
クWを確実にクランプできる。
3のツイスト動作に変換する手段としてボールネジ機構
5を用いているため、一般のネジ機構に比べてリード角
を小さくすることができ、出力ロッド3の90°のツイ
スト動作に必要なピストン41のストロークを小さくで
きるため、出力ロッド3のクランプ時の退入動作のスト
ロークを所定量確保し且つツイスト式クランプ装置1の
高さを低くすることができる。
ル支持体50の下面がロッド中央部3bの環状の突起部
33と係合し、ボール支持体50は出力ロッド3にクラ
ンプ力をより確実に伝達しながら、ボール支持体50と
出力ロッド3は一体に退入動作を行うため、ワークWを
強力にクランプすることができる。
形態について説明する。 1)動作規制機構6の3つの球体19を出力ロッド3の
ロッド下部3cの外周面に同一円周上に装着し、外周壁
部11のロッド挿入穴18の内周面に3つの円弧溝34
を同一円周上に設け、さらにロッド挿入穴18の内周面
にこれら円弧溝34の溝端から夫々立ち下がる3本の縦
溝35を設けてもよい。
ネジを設けてもよい。ボールネジ内部のボール54の個
数を増やすことで、ボール54とボール支持体50及び
出力ロッド3との接触面積が大きくなり、ボール支持体
50の進退動作を出力ロッド3のツイスト動作により確
実に変換することができる。
ランプ装置においてピストンが出力ロッドに相対移動可
能に外装され、出力ロッドと外周壁部とに係合した複数
の球体を介して、出力ロッドのツイスト動作時にはその
出力ロッドの進退動作を規制するとともに、出力ロッド
の進退動作時にはその出力ロッドのツイスト動作を規制
する動作規制機構を備えたので、ピストンは出力ロッド
に対し相対的な進退動作が可能で、さらに動作規制機構
が出力ロッドのツイスト動作時にその進退動作を規制す
るため、出力ロッドが定位置で所定角度ツイスト動作を
行うことができ、出力ロッドのツイスト動作時にクラン
プアームがワークに干渉する可能性が低くなる。
でツイスト動作を行うため、出力ロッドのストロークは
進退動作時のストロークのみであり、従ってツイスト式
クランプ装置の高さを小さくすることができる。
とに係合する複数の球体を介して出力ロッドのツイスト
動作または進退動作を規制するので、その構造は非常に
簡単なものとなり、また部品点数が少なくてすむため、
製作面で有利である。
のツイスト動作に変換する手段としてボールネジ機構を
用いたので、一般のネジ機構に比べてボールネジ機構の
リード角を小さくすることができ、出力ロッドを所定角
度ツイストさせるのに必要なピストンの退入ストローク
を小さくできるため、出力ロッドの退入動作時のストロ
ークを所定量確保し且つツイスト式クランプ装置の高さ
を小さくすることができる。
複数の円弧溝と円弧溝の溝端から立ち上がる複数の縦溝
を有し、球体と円弧溝が係合する時には出力ロッドのツ
イスト動作を許容しつつ進退動作を規制し、球体と縦溝
が係合する時には出力ロッドの進退動作を許容しつつツ
イスト動作を規制するので、動作規制機構の構造を非常
に簡単にすることができ、部品点数も少なくできるた
め、製作面で有利である。その他請求項1と同様の効果
を有する。
ロッドの下端側部分が進退自在に挿入されているので、
出力ロッドはその中央部でクランプ本体に進退動作をガ
イドされるとともに、下端側部分においても外周壁部で
進退動作をガイドされるため、出力ロッドの進退動作の
安定性が増し、ワークを確実にクランプできる。その他
請求項2と同様の効果を有する。
複数の円弧溝と複数の縦溝が出力ロッドに形成されたの
で、外周壁部に装着された複数の球体が出力ロッドの円
弧溝と係合する時には動作規制機構は出力ロッドのツイ
スト動作を許容しつつその進退動作を規制し、球体が出
力ロッドの縦溝と係合する時には動作規制機構は出力ロ
ッドの進退動作を許容しつつそのツイスト動作を規制す
る。その他請求項3と同様の効果を有する。
出力ロッドを進出側へ弾性付勢するスプリング部材が設
けられているので、クランプ解除時にボール支持体と出
力ロッドはスプリング部材により進出側へ駆動され、ク
ランプヘッドがワークから離隔されてワークがクランプ
解除される。その他請求項1〜4の何れかと同様の効果
を有する。
置(クランプ解除状態)の縦断面図である。
線断面図である。
態)の縦断面図である。
断面図である。
断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 クランプ本体と、このクランプ本体に進
退可能に装着された出力ロッドとを有し、出力ロッドを
所定角度ツイストさせてからクランプ側へ退入駆動する
形式のツイスト式クランプ装置において、 前記クランプ本体内で出力ロッドに外装されたボール支
持体を有しボール支持体の進退動作を出力ロッドのツイ
スト動作に変換するボールネジ機構と、 前記クランプ本体内で出力ロッドに相対移動可能に外装
された環状ピストンを有し、ボール支持体を出力ロッド
退入側へ駆動可能な油圧シリンダと、 前記クランプ本体のうちの出力ロッドの外周に臨む外周
壁部と出力ロッドとに係合した複数の球体を介して、出
力ロッドのツイスト動作時にはその出力ロッドの進退動
作を規制するとともに、出力ロッドの進退動作時にはそ
の出力ロッドのツイスト動作を規制する動作規制機構
と、 を備えたことを特徴とするツイスト式クランプ装置。 - 【請求項2】 前記動作規制機構は、複数の球体が夫々
係合して出力ロッドのツイスト動作を許容しつつ進退動
作を規制する複数の円弧溝と、これら円弧溝の溝端から
夫々立ち上がる複数の縦溝であって出力ロッドの進退動
作を許容しつつツイスト動作を規制する複数の縦溝とを
有することを特徴とする請求項1に記載のツイスト式ク
ランプ装置。 - 【請求項3】 前記外周壁部は、クランプ本体の下端側
部位に筒状に形成され、この外周壁部に出力ロッドの下
端側部分が進退自在に挿入されたことを特徴とする請求
項2に記載のツイスト式クランプ装置。 - 【請求項4】 前記複数の円弧溝と複数の縦溝が出力ロ
ッドに形成されたことを特徴とする請求項3に記載のツ
イスト式クランプ装置。 - 【請求項5】 前記ボール支持体と出力ロッドを進出側
へ弾性付勢するスプリング部材を設けたことを特徴とす
る請求項1〜4の何れかに記載のツイスト式クランプ装
置。
Priority Applications (1)
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