JP2872213B2 - 振動構造ジャイロスコープ - Google Patents

振動構造ジャイロスコープ

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JP2872213B2
JP2872213B2 JP10036455A JP3645598A JP2872213B2 JP 2872213 B2 JP2872213 B2 JP 2872213B2 JP 10036455 A JP10036455 A JP 10036455A JP 3645598 A JP3645598 A JP 3645598A JP 2872213 B2 JP2872213 B2 JP 2872213B2
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    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/567Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using the phase shift of a vibration node or antinode
    • G01C19/5677Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using the phase shift of a vibration node or antinode of essentially two-dimensional vibrators, e.g. ring-shaped vibrators

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動構造ジャイロ
スコープに関する。
【0002】
【従来の技術】振動構造ジャイロスコープは、基準とな
る回転フレーム内で粒子が直線運動した時に生じるコリ
オリの力によって機能する。この技術の実用的な例は、
米国特許第A−5226321号及び同第A−4655
081号に開示されている。米国特許第A−52263
21号は、このような振動構造ジャイロスコープの振動
要素、即ち、共振器に平らな輪又はリング状の構造体を
使用することを開示しており、ここでは共振器は従来の
機械加工又はシリコン処理技術を使用するミクロ機械加
工で加工される。これらの平らな構造体は概してcos
2θモードに励振される。共振器が完全に対称形状の場
合、cos2θモードは45゜は、相互に45゜の角度
を成す一対の良くない振動モードとして存在する。これ
らは、図1A及びBに概略的に示されている。図1には
第1軸Pと第2軸Sに関する構造体の振動が示されてい
る。従って、図1A及びBは、共振器の形状を、単一の
振動周期間における二つの反対の変化のポイントで示し
ている。これらのモードの一方(図1A)は搬送モード
として励振されている。構造体がリングの平面に対して
垂直な軸線の周りで回転する時、コリオリの力はエネル
ギを第2応答モード(図1B)に結合する。応答モード
の動きの振幅から、加えられた回転速度は直接測定され
る。
【0003】米国特許第A−4655081号は、共振
器が様々な手段で励振され得ることを開示している。前
記手段は、好ましくは電磁的手段であるが、光学的手
段、熱膨張手段、圧電又は静電効果も含み、共振器の振
動は、好ましくは、静電(容量)手段によって感知され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構造
には幾つかの欠点がある。第1に、容量式振動感知手段
又はピックオフは、ジャイロに振動入力を感知させ得る
共振器の振動面に垂直な面の振動を感知してしまう。第
2に、容量式ピックオフを使用する場合、感知を可能に
するためにピックオフと振動共振器との間の間隙を非常
に小さくする必要がある。間隙が小さいと、エッチング
処理中にシリコン構造体の残りから共振器部分を取り外
す妨げとなるスティクションの問題が生じるので、シリ
コンウェハからの製造中の生産量の問題を生じさせる。
さらに別の欠点は、デザインが非対称であることであ
り、これは、最終組み立て中に感知手段又はピックオフ
を続けて方向ぎめすることを必要とする。共振器構造体
が非対称であることは、Cos2θモード周波数のスプ
リットが生じる一因となり、センサの性能を低下させ
る。従って、本発明は少なくとも前記した欠点を最小限
に抑えることができるように改善された振動構造ジャイ
ロスコープを提供することを目的としている。本発明の
他の目的及び利点は、本発明の好ましい実施の形態を示
した以下の説明からより明らかになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴によ
れば、共通軸線の周りに伸びる内側円周部及び外側円周
部を持つ実質的にリング又は輪のような形状の構造体を
備えた実質的に平らな振動共振器と、共振器に振動を生
じさせる電磁駆動手段と、共振器を支持する複数の可撓
性支持ビームを有する支持手段と、共振器の動きを感知
する電磁感知手段とを有し、前記支持ビームが共振器を
電磁駆動手段に応答して実質的に不減衰振動モードで振
動できるようにして、前記共振器が回転速度に応じて支
持手段に対して動けるようにし、前記支持ビーム及び共
振器をシリコンで形成し、前記電磁駆動手段及び電磁感
知手段がリング又は輪のような形状の構造である共振器
と支持ビームとの上に金属トラックを備え、かつ、振動
共振器の平面に対して実質的に垂直な磁場を発生させる
手段を有する振動構造ジャイロスコープが提供される。
好ましくは、前記支持手段はフレームを備え、前記フレ
ームは実質的に堅固であり、共振器を囲み、かつ、フレ
ームと共振器との間に伸びる支持ビームによってリング
又は輪のような形状の構造である共振器の外側円周部に
連結される。都合良くは、記支持ビームは8つあり、そ
れらは同じ角度で離間される。有利には、各支持ビーム
には、その長手方向に沿って外面に伸びる三つの横方向
に離間したトラックを設けられ、前記トラックの共振器
に対する最外端部は接合パッドに接続され、二つのトラ
ックの最内端部は、共振器の実質的に平らな外表面の回
りを、支持ビームの数に対応する数のその弓形部分に亘
って反対方向に延長させられ、かつ、それらの最内端部
は隣接する支持ビーム上のトラックの最内端部に接続さ
れる。また、好ましくは、各支持ビーム上に横方向に離
間して並べられた三つのトラックの中央トラックは共振
器まで伸ばされ、支持ビームと共振器の接合部分の近く
で終端させられ、支持ビームの他の二つのトラック間の
静電結合を最低限に抑える。都合良くは、共振器の実質
的に平らな外表面及び支持ビームにおける、前記トラッ
クと支持ビーム及び共振器のシリコンとの間には、シリ
コン酸化物層が設けられ、それによりシリコンからトラ
ックが絶縁され、かつ、適当な位置でシリコン酸化物層
を貫通して中央トラックをシリコンに連結する連結ポイ
ントが設けられ、それによって、隣接するトラック間の
望ましくない容量信号結合が低減される。有利には、ジ
ャイロスコープは、適当な弓形トラックに電流を流して
共振器に動力を供給する手段を有し、感知手段は、共振
器が垂直磁場内で動いた時に適当な弓形トラックを横切
って発生する電圧を検出することによって共振器の振動
を検知する。好ましくは、ジャイロスコープは磁場を共
振器のリング又は輪のような領域に集中させるリング磁
極手段を有する。都合良くは、ジャイロスコープは磁性
体材料で形成されたハウジングを備え、該ハウジング内
に共振器、磁場手段、支持手段、電磁駆動手段、及び電
磁感知手段を収容すると共に、ハウジングと支持手段と
の間に非磁性体スペーサが設けられる。
【0006】
【発明の実施の形態】
【0007】以下、添付図面に示した実施例を参照しな
がら本発明に係る振動構造ジャイロスコープの実施の形
態について説明していく。
【0008】本発明による振動構造ジャイロスコープ
は、添付図画の図2から図7に示すように、実質的に平
らな 振動共振器1を備え、前記振動共振器1は、内側
円周部2及び外側円周部3を有する実質的にリング又は
輪のような形状の構造であり、前記各円周部2及び3は
各々共通の軸線4の周りに伸びている。ジャイロスコー
プは、 以下に詳細に説明する共振器1に振動を生じさ
せる電磁駆動手段と、以下により詳細に説明する共振器
1の動きを感知する電磁感知手段とを有する。
【0009】支持手段は共振器1を支持する複数の可撓
性支持ビーム5を備える。前記支持ビーム5は、共振器
1が回転速度に応じて支持手段に対して動くことができ
るようにし、共振器1が電磁駆動手段に応動して実質的
に不減衰振動モードで振動できるようにしている。前記
支持ビーム5及び共振器1はシリコンで作られる。
【0010】特に図2、図4及び図5から分かるよう
に、支持手段はフレーム6を有し、このフレーム6は実
質的に堅固であり、共振器1を囲み、支持フレーム6と
共振器1との間に伸びる支持ビーム5によってリング又
は輪のような形状の構造体1の外側円周部3に結合され
ている。図示実施例では、ジャイロスコープは8つの同
じ角度をつけて離間された支持ビーム5を備えており、
この数は最適な好ましい数を表す。
【0011】ジャイロスコープでは、どんな不規則又は
欠陥でも搬送モード周波数と応答モード周波数との間に
不整合を生じさせ、ジャイロスコープの性能を下げる。
従って、リングジャイロスコープ共振器に取り付けられ
た支持ビームが単一の場合には搬送モード周波数及び応
答モード周波数の偏移が異なる。しかし、リング円周部
の周りに等間隔に8つの同じ支持ビームを配置した場合
には搬送モード周波数及び応答モード周波数に与える影
響は同じになり、従って、周波数スプリットを生じさせ
ない。これは同じ周期をもつ特性であればどんなものに
対しても有効である。従って、リング共振器1の周りに
等間隔に離間された8つの支持ビーム5を使用すること
は有利である。
【0012】電磁駆動手段及び電磁感知手段は、振動共
振器1の平面に対して実質的に直角に磁界を発生させる
手段と共に、共振器1及び支持ビーム5上に金属トラッ
クを有する。従って、図3及び図6の支持ビーム5の断
面図に最もよく示されているように、各支持ビーム5に
は3つの横方向に離間したトラック、即ち、二つの最外
方トラック7と一つの最内方中央トラック8とが設けら
れる。図1に示すように、これらのトラックは各支持ビ
ーム5の長さ方向に沿って外側に伸び、共振器1に対す
る最外端の位置でパッド9に接合される。図3に示すよ
うに、支持ビーム5の数に対応する数の弓形部分につい
て、二つのトラック7は、それらの最内端部の位置で、
共振器1の実質的に平らな外表面1aの周りを、その弓
形部分に亘って反対方向に伸び、それらの最内端部の位
置で隣接する支持ビーム5上のトラック7の最内端部に
連結する。従って、図3に示すように、隣接する支持ビ
ーム5上の二つのトラック7は、共振器1の実質的に平
らな外表面1a上で相互に連結する弓形トラック部分7
aを画定している。
【0013】トラック7及び8は金属で形成され、シリ
コンウェハ加工処理産業で使用されている標準的な蒸着
及びパターンニング技術を使って生成され得る。各支持
ビーム5及び関連する共振器の弓形部分上に横方向に離
間して並べられた3つトラック7,8の中央トラック8
は共振器1上まで伸び、図3に示すように支持ビーム5
と共振器1との接合部分の近くで終端し、支持ビーム5
の二つのトラック7間の静電結合を最低限に抑える手段
を提供する。
【0014】図6に示すように、共振器1の実質的に平
らな外表面1a及び支持ビーム5におけるトラック7,
8と支持ビーム5及び共振器1のシリコンとの間にはシ
リコン酸化物層11が設けられている。前記シリコン酸
化物層11はトラック7及び8をシリコンから絶縁する
が、符号12で示すように連結ポイントが設けられる。
この連結ポイント12は、シリコン酸化物層11を貫通
し、適当な位置で中央トラック8を支持ビーム5のシリ
コンに連結し、隣接するトラック7間の望ましくない容
量信号結合を低減させる。従って、トラックシステム全
体は、導電性のシリコンからトラックを絶縁するシリコ
ン酸化物層11の頂面に配置される。図3及び図4に示
すトラックパターンのレイアウトはトラック間のどんな
誘導結合も最小限に抑えるが、トラックは必要に応じて
他の適当な配置が用いられ得ることは理解されるべきで
ある。
【0015】Cos2θモードの振動のための共振器1
に対する理想的な支持ビームの数は8つである。従っ
て、輪又はリングのような形状の構造である共振器1に
は、図2に示すように8つの支持ビーム5と一致する8
つの同じ金属トラック7aが設けられる。このパターン
はCos2θパターンに適合するので、周波数スプリッ
トのようなモードに対する損失効果を何も生じさせない
利点がある。
【0016】トラック7,8はアルミニウムや金のよう
な任意の適当な金属で形成され、共振器1を駆動するた
めに適当な弓形トラック7及び7aに電流を通す手段が
設けられる。感知手段は、垂直磁場内で共振器1が動い
た時に適当な弓形トラック7,7aを横切って発生する
電圧を検出することによって共振器1の振動を検知す
る。
【0017】磁場を発生させる手段は、共振器1のリン
グ又は輪のような領域に磁場を集中させる磁石13及び
リング磁極14を有する。磁極14,14a及び磁石1
3は、リング共振器1の範囲に垂直磁場を集中させる磁
気回路を形成する。磁極14及び14a間のギャップに
おける磁場Bgは次式(1)で近似される。 式中、μは自由空間の誘電率であり、lgは磁極14及
び14a間のギャップの長さであり、lmは磁石13の
長さであり、Hmlmは、BH曲線における作用点での
磁石13のマグネトモテンス(magnetomotence)である。
作用点は磁気装荷μlmによって設定され、この磁気装荷
μlmは次式(2)のように磁気回路によって制御され
る。 式中、Agは磁極間のギャップの面積であり、Amは磁
石の面積であり、lm及びlgは既に説明した通りであ
り、Bmは磁石13内の磁場である。??磁気回路内の
パラメータは、磁石の作用点をその最大エネルギ状態
に、又はその最大エネルギ状態の近くに設定できるよう
に選択され、磁石を熱的に安定させる。同時に、磁気回
路パラメータは、リング共振器の範囲で磁極間のギャッ
プにおける磁場を最大にし、達成可能な組み立て公差を
維持するように選択される。
【0018】都合よくは、磁石の材料には、高い磁界強
度を提供し、同時に鉄を基礎とした磁石のような他の材
料に比べて熱感度が低いサマリウムコバルト(Sm2
17)が選択される。
【0019】また、磁気回路は磁石に負荷をかけ、磁石
を最適な状態にし、その結果、磁石は熱的に安定する。
駆動力は、電流を適当な弓形トラックに通すことによっ
てもたらされ、駆動力Fは次式(3)で与えられる。 式中、Bgはギャップ内の磁場であり、Iはトラックを
通る電流であり、lは磁場におけるトラック7の長さで
ある。共振器1は振動電流Isin ωtを加えることによ
って共振に設定される。ここで、ωt=2πfであり、ま
た、fはCos2θ共振周波数である。共振器振動は、
共振器が垂直磁場内を動き時に適当な弓形トラックを横
切る電圧として検出され、その振動は次式(4)で与え
られる。 式中、Bg及びlは上述の通りであり、v1は振動のピ
ーク速度であり、fはCos2θ共振周波数であり、a
は振動の振幅である。
【0020】共振器1のリング又は輪のような領域上に
磁場を集中させることによって、信号が最大になるだけ
でなく、支持ビームにおけるトラック部分の動きによっ
て望ましくない信号が無くされる。また、トラック7に
よって与えられる駆動及びピックオフ要素が等しくな
り、構造体の製造に用いられるマスク処理のデザインが
非常に簡単になることも注目される。また、簡単なデザ
インは必要なマスクの数を減少させ、小さいギャップの
必要性を無くす。そのデザインは明らかに対称形状であ
り、必要な時に振動モードを得るだけでなく、包装時の
方向決め作業の必要性を無くす。電磁感知又はピックオ
フ手段は、信号を発生するために磁場に対して垂直な動
きを必要とするので、磁場に並行な振動は感知せず、従
って、装置の平面に垂直な望ましくない振動を感知する
ことは防止される。
【0021】駆動力の式(3)及び感知又はピックオフ
に関する式(4)から、それらは両方とも線形であり、
駆動力は印加電流に正比例し、ピックオフ信号は振動の
振幅に正比例することが分かる。このようにジャイロス
コープの伝達関数が線形なので、非常に良好なジャイロ
スケールファクタの線形性が生成できるという利点があ
る。
【0022】リング磁極手段14は、好ましくは、添付
図面の図5及び図7に示すように共振器1のリング又は
輪のような形状の構造体部分の下側に設けられた他の部
分14aに比べて磁気的に弱い磁極片から成る。磁気感
知手段及び磁性体構成要素13,14,14aは、好ま
しくは、ハウジング15内に密閉され、角速度センサと
して機能し得るボード装着可能なジャイロ(board mount
able gyro)を形成する。ハウジング15は、好ましく
は、溶接密閉され、都合良くは、コバール混合材料で形
成される。コバールは磁性体材料なので、ハウジング1
5とジャイロスコープのシリコン/磁性体部分との間に
は非磁性体スペーサ16が設けられる。これにより、本
発明のジャイロスコープは印加される外磁場を実質的に
感知しない。外部連結ピン17はハウジング15を貫通
して設けられ、ワイヤーピグテール接合手段18のよう
な任意の都合のよい方法で接合パッド9に連結される。
【0023】外側の堅固な支持フレーム6は、スペーサ
16上に支持台19を介して装着される。支持台19は
シリコンで形成され得、シリコンウェハ溶着接合技術を
使用して接合される。代わりに、支持台19はガラスで
形成されてもよく、この場合、陽極接合技術を用いて接
合される。ガラスはシリコン支持手段の熱膨張係数に合
わせて慎重に選択されるべきである。
【0024】以上説明した本発明の実施例は、特許請求
の範囲で限定した本発明の範囲内で様々な改良又は変形
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A及びBは本発明による振動構造ジャイロス
コープ共振器のCos2θモードでの振動を示す図であ
る。
【図2】 本発明による振動構造ジャイロスコープの一
部の平面図であり、本図ではトラックは省略されてい
る。
【図3】 図2の細部の拡大平面図である。
【図4】 図2の別の細部の拡大平面図である。
【図5】 図2〜図4のジャイロスコープの概略垂直断
面図であり、本図には附属部材も示されている。
【図6】 図2,3,4に示した支持ビームの拡大断面
図である。
【図7】 ハウジング内に設けられた本発明による振動
構造ジャイロスコープの概略垂直断面図である。
【符号の説明】
1 振動共振器 1a 実質的に平らな外表面 2 内側円周部 3 外側円周部 4 共通軸線 5 可撓性支持ビーム 6 支持フレーム 7 最外方トラック 7a 弓形トラック部分 8 最内方中央トラック 9 パッド 11 シリコン酸化物層 13 磁石 14 リング磁極手段 16 非磁性体スペーサ 17 外部連結ピン 18 ワイヤーピグテール接合手段 19 支持台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アイアン デービツド ホプキン イギリス国 デボン ピイエル6 6デ イイー,プリマウス,サウスウエイ,ク リツタフオード ロード,(番地なし) ブリテッシュ エアロスペース(シス テムズ アンド エクイプメント)リミ テッド内 (72)発明者 クリストフアー ポール フエル イギリス国 デボン ピイエル6 6デ イイー,プリマウス,サウスウエイ,ク リツタフオード ロード,(番地なし) ブリテッシュ エアロスペース(シス テムズ アンド エクイプメント)リミ テッド内 (72)発明者 ケビン タウンセンド イギリス国 デボン ピイエル6 6デ イイー,プリマウス,サウスウエイ,ク リツタフオード ロード,(番地なし) ブリテッシュ エアロスペース(シス テムズ アンド エクイプメント)リミ テッド内 (72)発明者 テイモテイ ロバート メーソン イギリス国 デボン ピイエル6 6デ イイー,プリマウス,サウスウエイ,ク リツタフオード ロード,(番地なし) ブリテッシュ エアロスペース(シス テムズ アンド エクイプメント)リミ テッド内 (56)参考文献 特開 平9−210693(JP,A) 特開 平9−318363(JP,A) 特開 平10−160483(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 19/56

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通軸線の周りに伸びる内側円周部及び
    外側円周部を持つ実質的にリング又は輪のような形状の
    構造体を備えた実質的に平らな振動共振器と、 共振器に振動を生じさせる電磁駆動手段と、 共振器を支持する複数の可撓性支持ビームを有する支持
    手段と、 共振器の動きを感知する電磁感知手段とを有し、 前記支持ビームが共振器を電磁駆動手段に応答して実質
    的に不減衰振動モードで振動できるようにして、前記共
    振器が回転速度に応じて支持手段に対して動けるように
    し、 前記支持ビーム及び共振器をシリコンで形成し、 前記電磁駆動手段及び電磁感知手段がリング又は輪のよ
    うな形状の構造である共振器と支持ビームとの上に金属
    トラックを備え、かつ、振動共振器の平面に対して実質
    的に垂直な磁場を発生させる手段を有することを特徴と
    する振動構造ジャイロスコープ。
  2. 【請求項2】 前記支持手段がフレームを備え、 前記フレームは実質的に堅固であり、共振器を囲み、か
    つ、フレームと共振器との間に伸びる支持ビームによっ
    てリング又は輪のような形状の構造である共振器の外側
    円周部に連結されることを特徴とする請求項1に記載の
    振動構造ジャイロスコープ。
  3. 【請求項3】 前記支持ビームが8つあり、それらが同
    じ角度で離間されていることを特徴とする請求項2に記
    載の振動構造ジャイロスコープ。
  4. 【請求項4】 各支持ビームに、その長手方向に沿って
    外面に伸びる三つの横方向に離間したトラックを設け、 前記トラックの共振器に対する最外端部を接合パッドに
    接続し、 二つのトラックの最内端部を、共振器の実質的に平らな
    外表面の回りを、その弓形部分に亘って反対方向に延長
    させ、かつ、それらの最内端部を隣接する支持ビーム上
    のトラックの最内端部に接続し、 前記弓形部分の数が支持ビームの数に対応することを特
    徴とする請求項1に記載の振動構造ジャイロスコープ。
  5. 【請求項5】 各支持ビーム上に横方向に離間して並べ
    られた三つのトラックの中央トラックが共振器まで伸び
    て支持ビームと共振器の接合部分の近くで終端し、支持
    ビームの他の二つのトラック間の静電結合を最低限に抑
    えることを特徴とする請求項4に記載の振動構造ジャイ
    ロスコープ。
  6. 【請求項6】 共振器の実質的に平らな外表面及び支持
    ビームにおける、前記トラックと支持ビーム及び共振器
    のシリコンとの間にシリコン酸化物層を設けてシリコン
    からトラックを絶縁し、 適当な位置でシリコン酸化物層を貫通して中央トラック
    をシリコンに連結し、隣接するトラック間の望ましくな
    い容量信号結合を低減させる連結ポイントを設けること
    を特徴とする請求項5に記載の振動構造ジャイロスコー
    プ。
  7. 【請求項7】 適当な弓形トラックに電流を流して共振
    器に動力を供給する手段を有し、 感知手段が、共振器が垂直磁場内で動いた時に適当な弓
    形トラックを横切って発生する電圧を検出することによ
    って共振器の振動を検知することを特徴とする請求項6
    に記載の振動構造ジャイロスコープ。
  8. 【請求項8】 磁場を共振器のリング又は輪のような領
    域に集中させるリング磁極手段を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の振動構造ジャイロスコープ。
  9. 【請求項9】 磁性体材料で形成されたハウジングを備
    え、 共振器、磁場手段、支持手段、電磁駆動手段、及び電磁
    感知手段を前記ハウジング内に収容し、 ハウジングと支持手段との間に非磁性体スペーサを設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の振動構造ジャイロ
    スコープ。
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