JPH06249666A - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH06249666A
JPH06249666A JP5039926A JP3992693A JPH06249666A JP H06249666 A JPH06249666 A JP H06249666A JP 5039926 A JP5039926 A JP 5039926A JP 3992693 A JP3992693 A JP 3992693A JP H06249666 A JPH06249666 A JP H06249666A
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JP
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vibrator
vibration
exciter
tuning fork
vibrating
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JP5039926A
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Inventor
Yukio Kagawa
幸雄 加川
Hidekazu Ando
英一 安藤
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SPC Electronics Corp
Original Assignee
SPC Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動子を非接触で励振できる振動ジャイロを
提供する。 【構成】 振動子として音叉型振動子6を用いる。この
音叉型振動子6の振動アーム6a,6bを励振する励振
器は、各振動アーム6a,6bの自由端側にこれらを
ーロン力により振動させるようにそれぞれ設けたクーロ
ン力型励振器8a,8bとする。音叉型振動子6をその
中心軸13の回りに回転させたとき生ずるコリオリの力
を検出する検出器は、音叉型振動子6の分岐部6cに設
けた歪検出器14とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コリオリの力を利用し
て回転角速度を検出する振動ジャイロに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のこの種の振動ジャイロの
一例を示したものである。該振動ジャイロは、四角形の
断面形状を有する恒弾性金属音片型振動子1を備え、該
振動子1はその軸心がz軸方向を向き、対向する1組の
面がx軸方向を向き、対向する他の1組の面がy軸方向
を向くように配置されている。該振動子1は、y軸方向
の面で対になった支持ピン2a,2bよりなる支持体と
支持ピン2c,2dよりなる支持体により長手方向の2
箇所で支持されている。支持ピン2a,2bと支持ピン
2c,2dとの間で該振動子1のx軸方向の面には、駆
動用圧電磁器3が支持されている。また、支持ピン2
a,2bと支持ピン2c,2dとの間で該振動子1のy
軸方向の面には、検出用圧電磁器4が支持されている。
【0003】次に、このような振動ジャイロの動作につ
いて説明する。図示しない電気信号発生器からの電気信
号で駆動用圧電磁器3を励振すると、振動子1はx軸面
に沿った曲げ振動で励振される。このように励振された
振動子1のz軸からなる中心軸に回転角速度を加える
と、x軸面に沿った曲げ振動に対して直角方向、即ちy
軸面に沿った方向にコリオリの力が生じ、検出用圧電磁
器4で回転角速度を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の振動ジャイロでは、駆動用圧電磁器3に給電
するためのリード線を図示しないが該駆動用圧電磁器3
に接続しており、また検出用圧電磁器4から検出信号を
取り出すためのリード線を図示しないが該検出用圧電磁
器4に接続しており、このため振動子1の振動がこれら
リード線により影響を受け、正しい検出が行えない問題
点があった。このような問題点は、振動子1が小形化さ
れる程、無視できなくなる。
【0005】本発明の目的は、振動子を非接触で励振で
きる振動ジャイロを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の手段を説明すると、次の通りである。
【0007】請求項1に記載の発明は、振動の節となる
位置で支持体により支持された振動子と、該振動子を励
振する励振器と、前記振動子をその中心軸の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器とを備
えた振動ジャイロにおいて、前記励振器は前記振動子を
静電誘導により振動させる静電誘導型励振器であること
を特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、振動の節となる
位置で支持体により支持された振動子と、該振動子を励
振する励振器と、前記振動子をその中心軸の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器とを備
えた振動ジャイロにおいて、前記振動子は音叉型振動子
からなり、前記励振器は該音叉型振動子の両自由端側に
これらを静電誘導により振動させるようにそれぞれ設け
られた静電誘導型励振器からなり、前記検出器は前記音
叉型振動子の分岐部に設けられている歪検出器であるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、振動の節となる
位置で支持体により支持された振動子と、該振動子を励
振する励振器と、前記振動子をその中心軸の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器とを備
えた振動ジャイロにおいて、前記励振器は前記振動子を
クーロン力により振動させるクーロン力型励振器である
ことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、振動の節となる
位置で支持体により支持された振動子と、該振動子を励
振する励振器と、前記振動子をその中心軸の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器とを備
えた振動ジャイロにおいて、前記振動子は音叉型振動子
からなり、前記励振器は該音叉型振動子の両自由端側に
これらをクーロン力により振動させるように設けられた
クーロン力型励振器からなり、前記検出器は前記音叉型
振動子の分岐部に設けられている歪検出器であることを
特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1のように、振動子を励振する励振器と
して、該振動子を静電誘導により振動させる静電誘導型
励振器を用いると、振動子を非接触で励振することがで
きる。従って、励振器が該振動子の振動を阻害しなくな
る。
【0012】請求項2のように、振動子を音叉型振動子
とし、該振動子を励振する励振器として該音叉型振動子
の両自由端側でこれらを静電誘導によりそれぞれ振動さ
せる静電誘導型励振器を用いると、音叉型振動子を非接
触で、且つ振動を阻害しないで効率よく励振することが
できる。
【0013】また、検出器を音叉型振動子の分岐部に設
けると、振動の節部側で検出を行うため、検出用の線が
接続されても振動を阻害することはない。
【0014】更に、振動の節部側では振動子の振動は小
さいが、該振動子の歪は逆に大きいので、振動の節部側
でも歪検出器を用いることにより、支障なくコリオリの
力を検出することができる。
【0015】請求項3のように、振動子を励振する励振
器として、該振動子をクーロン力により振動させるクー
ロン力型励振器を用いると、振動子を非接触で励振する
ことができる。従って、励振器が該振動子の振動を阻害
しなくなる。
【0016】請求項4のように、振動子を音叉型振動子
とし、該振動子を励振する励振器として該音叉型振動子
の両自由端側でこれらをクーロン力によりそれぞれ振動
させるクーロン力型励振器を用いると、音叉型振動子を
非接触で、且つ振動を阻害しないで効率よく励振するこ
とができる。
【0017】また、検出器を音叉型振動子の分岐部に設
けると、振動の節部側で検出を行うため、検出用の線が
接続されても振動を阻害することはない。
【0018】更に、振動の節部側では振動子の振動は小
さいが、該振動子の歪は逆に大きいので、振動の節部側
でも歪検出器を用いることにより、支障なくコリオリの
力を検出することができる。
【0019】
【実施例】図1〜図3は、本発明に係る振動ジャイロの
第1実施例を示したものである。本実施例の振動ジャイ
ロは、シリコン基板5をエッチングすることにより形成
されている音叉型振動子6を有する。該音叉型振動子6
は、1対の振動アーム6a,6bと、これら振動アーム
6a,6bの分岐部6cとを備えて構成されていて、分
岐部6cの基端が支持体であるシリコン基板5に支持さ
れている。
【0020】該音叉型振動子6の周囲及び下部には、該
音叉型振動子6の振動を阻害しないように空間部7が設
けられている。
【0021】該音叉型振動子6の振動アーム6a,6b
の両自由端側には、これらを静電誘導によりそれぞれ振
動させるように静電誘導型励振器8a,8bがそれぞれ
設けられている。
【0022】これら静電誘導型励振器8a,8bは、振
動アーム6a,6bの両自由端下面に設けられた電極9
a,9bと、これら電極9a,9bに対向するようにし
てシリコン基板5の空間部7における底面に設けられた
電極10a,10bと、振動アーム6a,6bの両自由
端に対応したシリコン基板5の上面に設けられた電極1
1a,11bとで構成されている。電極10a,10b
は、シリコン基板5の空間部7における底面から該空間
部7における周壁の一部を立上って該シリコン基板5の
上面に端部が存在するように設けられている。対向する
電極9a,10aと対向する電極9b,10bとは、両
者の間隔が小さくなるようにシリコン基板5の空間部7
における底面には該シリコン基板5の立上り部12a,
12bが設けられている。
【0023】音叉型振動子6の分岐部6cにおける表面
には、該音叉型振動子6をその中心軸13の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器が歪検
出器14として設けられている。該歪検出器14はピエ
ゾ抵抗体により形成されている。該ピエゾ抵抗体は、音
叉型振動子6を形成しているシリコン基板5の表面に不
純物をドープするか、或いはピエゾ薄膜を形成すること
により設けられている。分岐部6cには、該ピエゾ抵抗
体よりなる歪検出器14の両端に接続して検出電極15
a,15bが設けられている。
【0024】次に、このような振動ジャイロにおける検
出動作について説明する。図示しない電気信号発生器か
らの電気信号を、電極10a,11bには同じ位相で与
え、電極10b,11aには逆の位相で与えるようにし
て印加する。この電気信号の周波数は、音叉型振動子6
の共振周波数に合わせる。
【0025】このような電気信号を電極10a,11a
と電極10b,11bとに与えると、振動アーム6a,
6bの電極9a,9bに電荷が誘起され、静電誘導によ
って各振動アーム6a,6bの自由端が図2に示すよう
に上下に、しかも逆位相で振動する。これにより音叉型
振動子6の分岐部6cは歪むことになる。
【0026】このように各振動アーム6a,6bが振動
している状態で、音叉型振動子6をその中心軸13の回
りにシリコン基板5と共に回転させると、各振動アーム
6a,6bにはコリオリの力によって広げたり、狭めた
りする力が働き、分岐部6cに設けられたピエゾ抵抗体
よりなる歪検出器14の抵抗値が変化する。この抵抗値
の変化を検出電極15a,15bから検出する。
【0027】従って、かかる振動ジャイロによれば、歪
検出器14の抵抗値の変化により、音叉型振動子6に加
えられた回転運動の回転角速度を検出することが可能に
なり、振動ジャイロとしての機能を持つことになる。
【0028】図4〜図6は、本発明に係る振動ジャイロ
の第2実施例を示したものである。なお、前述した図1
〜図3に示す第1実施例と対応する部分には、同一符号
を付けて示している。
【0029】本実施例の振動ジャイロは、音叉型振動子
6の振動アーム6a,6bの両自由端側に、これらをク
ーロン力によりそれぞれ振動させるようにクーロン力型
励振器16が設けられている。該クーロン力型励振器1
6は、各振動アーム6a,6bの自由端の下面に設けら
れた電極17a,17bと、これら電極17a,17b
に対向するようにしてシリコン基板5の空間部7におけ
る底面に設けられた1ターンのコイル状電極18と、該
コイル状電極18に対する通電端子19a,19bとで
構成されている。
【0030】その他の各部の構成は、前述した図1〜図
3に示す第1実施例と同様になっている。
【0031】次に、このような振動ジャイロにおける検
出動作について説明する。図示しない電気信号発生器の
高圧側出力端子を通電端子19aに接続し、接地側出力
端子を通電端子19bに接続して該振動ジャイロを駆動
すると、振動アーム6aの真下のコイル状電極18に流
れる電流の方向と、振動アーム6bの真下のコイル状電
極18に流れる電流の方向とは、逆回りになり、それに
より発生するクーロン力は逆移相となる。このため振動
アーム6a,6bの両自由端側は、互いに逆位相で振動
する。これにより音叉型振動子6の分岐部6cは歪むこ
とになる。
【0032】このように各振動アーム6a,6bが振動
している状態で、音叉型振動子6を前述したと同様に、
その中心軸13の回りにシリコン基板5と共に回転させ
ると、各振動アーム6a,6bにはコリオリの力によっ
て広げたり、狭めたりする力が働き、分岐部6cに設け
られたピエゾ抵抗体よりなる歪検出器14の抵抗値が変
化する。この抵抗値の変化を検出電極15a,15bか
ら検出する。
【0033】従って、前述した第1実施例と同様の効果
を生ずるようになり、振動ジャイロとしての機能を持つ
ことになる。
【0034】なお、コイル状電極18は、1ターンに限
らず、複数ターンにすることができる。
【0035】また、第1,第2実施例の振動ジャイロ
は、振動アーム6a,6bを同相で振動させることもで
きる。
【0036】更に、第1,第2実施例の振動ジャイロ
は、シリコン基板5に微細加工技術を用いて形成するこ
とができる。このようにすると、超小型で、省エネルギ
ーの振動ジャイロを実現することができる。
【0037】図7は、前述したピエゾ抵抗体よりなる歪
検出器14の抵抗値変化を電気信号の変化として取り出
すブリッジ回路20の構成の一例を示したものである。
該ブリッジ回路は、抵抗21a,21b,21cとピエ
ゾ抵抗体よりなる歪検出器14とを図示のように接続し
て形成されている。ブリッジ回路20の接続点20b,
20d間には電気信号発生器22が接続され、また該ブ
リッジ回路20の接続点20a,20cには該ブリッジ
回路20の出力端子23a,23bが接続されている。
【0038】このブリッジ回路20を用いて検出動作を
行うに際しては、各振動アーム6a,6bは振動させて
いるが、音叉型振動子6には回転運動を加えていない状
態で、電気信号発生器22から電気信号を該ブリッジ回
路20に与え、抵抗21a,21b,21cのいずれ
か、或いはそれぞれを調整し、出力端子23a,23b
に現れる出力を最小にする。与える電気信号の周波数
は、音叉型振動子6の共振周波数とは異なるものとす
る。
【0039】このような調整が終了したら、音叉型振動
子6に回転運動を加える。かくすると、前述したように
ピエゾ抵抗体よりなる歪検出器14の抵抗値が変化し、
ブリッジ回路20のバランスが崩れて出力端子23a,
23b間に回転角速度に比例した、SN比の良い出力信
号を得ることができる。
【0040】このようなブリッジ回路20は、シリコン
基板5の表面に印刷技術等を用いて形成するとができ
る。このようにすると、ブリッジ回路20の小形化を図
ることができる。
【0041】同様に、振動アーム6a,6bを非接触で
振動させるための電気回路もシリコン基板5の表面に印
刷技術等を用いて形成することができる。
【0042】また、第1実施例又は第2実施例の振動ジ
ャイロを2個用い、シリコン基板5の表面に、双方の振
動ジャイロの中心軸13が互いに直交するように設ける
と、2次元方向の回転運動による回転角速度を検出する
ことができる。
【0043】更に、第1実施例又は第2実施例の振動ジ
ャイロを3個用い、その内の2個の振動ジャイロはシリ
コン基板5の表面に、双方の振動ジャイロの中心軸13
が直交するように設け、もう1個の振動ジャイロはシリ
コン基板5の肉厚面に他の2個の振動ジャイロの中心軸
13に対し中心軸13が直交するように設けると、3次
元方向の回転運動による回転角速度を検出することがで
きる。
【0044】上記各実施例では、音叉型振動子6を用い
た振動ジャイロについて説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、図8に示した音片型等の振動子
を用いた振動ジャイロにも同様に適用することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る振動ジ
ャイロによれば、下記のような優れた効果を得ることが
できる。
【0046】請求項1に記載の振動ジャイロは、振動子
を静電誘導により振動させる静電誘導型励振器を用いて
いるので、該振動子を非接触で励振することができる。
従って、励振器が該振動子の振動を阻害しなくなる利点
がある。
【0047】請求項2に記載の振動ジャイロは、振動子
として音叉型振動子を用い、該振動子を励振する励振器
として該音叉型振動子の両自由端側でこれらを静電誘導
によりそれぞれ振動させる静電誘導型励振器を用いてい
るので、該音叉型振動子を非接触で、且つ振動を阻害し
ないで効率よく励振することができる。
【0048】また、歪検出器を音叉型振動子の分岐部に
設けているので、振動の節部側で検出を行うことがで
き、このため検出用の線が接続されても振動を阻害する
ことはない利点がある。
【0049】更に、該歪検出器を設けている音叉型振動
子の分岐部は、振動の節部側であって振動子の振動は小
さいが、該振動子の歪は逆に大きいので、振動の節部側
でも該歪検出器を用いることにより、支障なくコリオリ
の力の検出を行うことができる。
【0050】請求項3に記載の振動ジャイロは、振動子
をクーロン力により振動させるクーロン力型励振器を用
いているので、該振動子を非接触で励振することができ
る。従って、励振器が該振動子の振動を阻害しなくなる
利点がある。
【0051】請求項4に記載の振動ジャイロは、振動子
として音叉型振動子を用い、該振動子を励振する励振器
として該音叉型振動子の両自由端側でこれらをクーロン
力によりそれぞれ振動させるクーロン力型励振器を用い
ているので、該音叉型振動子を非接触で、且つ振動を阻
害しないで効率よく励振することができる。
【0052】また、この発明でも、歪検出器を音叉型振
動子の分岐部に設けているので、振動の節部側で検出を
行うことができ、このため検出用の線が接続されても振
動を阻害することはない利点がある。
【0053】更に、この発明でも、該歪検出器を設けて
いる音叉型振動子の分岐部は、振動の節部側であって振
動子の振動は小さいが、該振動子の歪は逆に大きいの
で、振動の節部側でも該歪検出器を用いることにより、
支障なくコリオリの力の検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動ジャイロの第1実施例を示し
た平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明に係る振動ジャイロの第2実施例を示し
た平面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図4のD−D線断面図である。
【図7】第1実施例,第2実施例で用いる歪検出器の電
気信号の取り出し方の一例を示す回路図である。
【図8】従来の振動ジャイロの斜視図である。
【符号の説明】
6 音叉型振動子 6a,6b 振動アーム 6c 分岐部 7 空間部 8a,8b 静電誘導型励振器 9a,9b 電極 10a,10b 電極 11a,11b 電極 12a,12b 立上り部 13 中心軸 14 歪検出器 15a,15b 検出電極 16 クーロン力型励振器 17a,17b 電極 18 コイル状電極 19a,19b 通電端子 20 ブリッジ回路 20a〜20d 接続点 21a〜21c 抵抗 22 電気信号発生器 23a,23b 出力端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 振動ジャイロ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コリオリの力を利用し
て回転角速度を検出する振動ジャイロに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のこの種の振動ジャイロの
一例を示したものである。該振動ジャイロは、四角形の
断面形状を有する恒弾性金属音片型振動子1を備え、該
振動子1はその軸心がz軸方向を向き、対向する1組の
面がx軸方向を向き、対向する他の1組の面がy軸方向
を向くように配置されている。該振動子1は、y軸方向
の面で対になった支持ピン2a,2bよりなる支持体と
支持ピン2c,2dよりなる支持体により長手方向の2
箇所で支持されている。支持ピン2a,2bと支持ピン
2c,2dとの間で該振動子1のx軸方向の面には、駆
動用圧電磁器3が支持されている。また、支持ピン2
a,2bと支持ピン2c,2dとの間で該振動子1のy
軸方向の面には、検出用圧電磁器4が支持されている。
【0003】次に、このような振動ジャイロの動作につ
いて説明する。図示しない電気信号発生器からの電気信
号で駆動用圧電磁器3を励振すると、振動子1はx軸面
に沿った曲げ振動で励振される。このように励振された
振動子1のz軸からなる中心軸に回転角速度を加える
と、x軸面に沿った曲げ振動に対して直角方向、即ちy
軸面に沿った方向にコリオリの力が生じ、検出用圧電磁
器4で回転角速度を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の振動ジャイロでは、駆動用圧電磁器3に給電
するためのリード線を図示しないが該駆動用圧電磁器3
に接続しており、また検出用圧電磁器4から検出信号を
取り出すためのリード線を図示しないが該検出用圧電磁
器4に接続しており、このため振動子1の振動がこれら
リード線により影響を受け、正しい検出が行えない問題
点があった。このような問題点は、振動子1が小形化さ
れる程、無視できなくなる。
【0005】本発明の目的は、振動子を非接触で励振で
きる振動ジャイロを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の手段を説明すると、次の通りである。
【0007】請求項1に記載の発明は、振動の節となる
位置で支持体により支持された振動子と、該振動子を励
振する励振器と、前記振動子をその中心軸の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器とを備
えた振動ジャイロにおいて、前記励振器は前記振動子を
クーロン力により振動させるクーロン力型励振器である
ことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、振動の節となる
位置で支持体により支持された振動子と、該振動子を励
振する励振器と、前記振動子をその中心軸の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器とを備
えた振動ジャイロにおいて、前記振動子は音叉型振動子
からなり、前記励振器は該音叉型振動子の両自由端側に
これらをクーロン力により振動させるようにそれぞれ設
けられたクーロン力型励振器からなり、前記検出器は前
記音叉型振動子の分岐部に設けられている歪検出器であ
ることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、振動の節となる
位置で支持体により支持された振動子と、該振動子を励
振する励振器と、前記振動子をその中心軸の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器とを備
えた振動ジャイロにおいて、前記励振器は前記振動子を
ローレンツ(電磁力)により振動させるローレンツ
型励振器であることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、振動の節となる
位置で支持体により支持された振動子と、該振動子を励
振する励振器と、前記振動子をその中心軸の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器とを備
えた振動ジャイロにおいて、前記振動子は音叉型振動子
からなり、前記励振器は該音叉型振動子の両自由端側に
これらをローレンツ力により振動させるように設けられ
ローレンツ力型励振器からなり、前記検出器は前記音
叉型振動子の分岐部に設けられている歪検出器であるこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1のように、振動子を励振する励振器と
して、該振動子をクーロン力により振動させるクーロン
型励振器を用いると、振動子を非接触で励振すること
ができる。従って、励振器が該振動子の振動を阻害しな
くなる。
【0012】請求項2のように、振動子を音叉型振動子
とし、該振動子を励振する励振器として該音叉型振動子
の両自由端側でこれらをクーロン力によりそれぞれ振動
させるクーロン力型励振器を用いると、音叉型振動子を
非接触で、且つ振動を阻害しないで効率よく励振するこ
とができる。
【0013】また、検出器を音叉型振動子の分岐部に設
けると、振動の節部側で検出を行うため、検出用の線が
接続されても振動を阻害することはない。
【0014】更に、振動の節部側では振動子の振動は小
さいが、該振動子の歪は逆に大きいので、振動の節部側
でも歪検出器を用いることにより、支障なくコリオリの
力を検出することができる。
【0015】請求項3のように、振動子を励振する励振
器として、該振動子をローレンツ力により振動させる
ーレンツ力型励振器を用いると、振動子を非接触で励振
することができる。従って、励振器が該振動子の振動を
阻害しなくなる。
【0016】請求項4のように、振動子を音叉型振動子
とし、該振動子を励振する励振器として該音叉型振動子
の両自由端側でこれらをローレンツ力によりそれぞれ振
動させるローレンツ力型励振器を用いると、音叉型振動
子を非接触で、且つ振動を阻害しないで効率よく励振す
ることができる。
【0017】また、検出器を音叉型振動子の分岐部に設
けると、振動の節部側で検出を行うため、検出用の線が
接続されても振動を阻害することはない。
【0018】更に、振動の節部側では振動子の振動は小
さいが、該振動子の歪は逆に大きいので、振動の節部側
でも歪検出器を用いることにより、支障なくコリオリの
力を検出することができる。
【0019】
【実施例】図1〜図3は、本発明に係る振動ジャイロの
第1実施例を示したものである。本実施例の振動ジャイ
ロは、シリコン基板5をエッチングすることにより形成
されている音叉型振動子6を有する。該音叉型振動子6
は、1対の振動アーム6a,6bと、これら振動アーム
6a,6bの分岐部6cとを備えて構成されていて、分
岐部6cの基端が支持体であるシリコン基板5に支持さ
れている。
【0020】該音叉型振動子6の周囲及び下部には、該
音叉型振動子6の振動を阻害しないように空間部7が設
けられている。
【0021】該音叉型振動子6の振動アーム6a,6b
の両自由端側には、これらをクーロン力によりそれぞれ
振動させるようにクーロン力型励振器8a,8bがそれ
ぞれ設けられている。
【0022】これらクーロン力型励振器8a,8bは、
振動アーム6a,6bの両自由端下面に設けられた電極
9a,9bと、これら電極9a,9bに対向するように
してシリコン基板5の空間部7における底面に設けられ
た電極10a,10bと、振動アーム6a,6bの両自
由端に対応したシリコン基板5の上面に設けられた電極
11a,11bとで構成されている。電極10a,10
bは、シリコン基板5の空間部7における底面から該空
間部7における周壁の一部を立上って該シリコン基板5
の上面に端部が存在するように設けられている。対向す
る電極9a,10aと対向する電極9b,10bとは、
両者の間隔が小さくなるようにシリコン基板5の空間部
7における底面には該シリコン基板5の立上り部12
a,12bが設けられている。
【0023】音叉型振動子6の分岐部6cにおける表面
には、該音叉型振動子6をその中心軸13の回りに回転
させたとき生ずるコリオリの力を検出する検出器が歪検
出器14として設けられている。該歪検出器14はピエ
ゾ抵抗体により形成されている。該ピエゾ抵抗体は、音
叉型振動子6を形成しているシリコン基板5の表面に不
純物をドープするか、或いはピエゾ薄膜を形成すること
により設けられている。分岐部6cには、該ピエゾ抵抗
体よりなる歪検出器14の両端に接続して検出電極15
a,15bが設けられている。
【0024】次に、このような振動ジャイロにおける検
出動作について説明する。図示しない電気信号発生器か
らの電気信号を、電極10a,11bには同じ位相で与
え、電極10b,11aには逆の位相で与えるようにし
て印加する。この電気信号の周波数は、音叉型振動子6
の共振周波数に合わせる。
【0025】このような電気信号を電極10a,11a
と電極10b,11bとに与えると、振動アーム6a,
6bの電極9a,9bに電荷が誘起され、クーロン力
よって各振動アーム6a,6bの自由端が図2に示すよ
うに上下に、しかも逆位相で振動する。これにより音叉
型振動子6の分岐部6cは歪むことになる。
【0026】このように各振動アーム6a,6bが振動
している状態で、音叉型振動子6をその中心軸13の回
りにシリコン基板5と共に回転させると、各振動アーム
6a,6bにはコリオリの力によって広げたり、狭めた
りする力が働き、分岐部6cに設けられたピエゾ抵抗体
よりなる歪検出器14の抵抗値が変化する。この抵抗値
の変化を検出電極15a,15bから検出する。
【0027】従って、かかる振動ジャイロによれば、歪
検出器14の抵抗値の変化により、音叉型振動子6に加
えられた回転運動の回転角速度を検出することが可能に
なり、振動ジャイロとしての機能を持つことになる。
【0028】図4〜図6は、本発明に係る振動ジャイロ
の第2実施例を示したものである。なお、前述した図1
〜図3に示す第1実施例と対応する部分には、同一符号
を付けて示している。
【0029】本実施例の振動ジャイロは、音叉型振動子
6の振動アーム6a,6bの両自由端側に、これらを
ーレンツ力によりそれぞれ振動させるようにローレンツ
力型励振器16が設けられている。該ローレンツ力型励
振器16は、各振動アーム6a,6bの自由端の下面に
設けられた電極17a,17bと、これら電極17a,
17bに対向するようにしてシリコン基板5の空間部7
における底面に設けられた1ターンのコイル状電極18
と、該コイル状電極18に対する通電端子19a,19
bとで構成されている。
【0030】その他の各部の構成は、前述した図1〜図
3に示す第1実施例と同様になっている。
【0031】次に、このような振動ジャイロにおける検
出動作について説明する。図示しない電気信号発生器の
高圧側出力端子を通電端子19aに接続し、接地側出力
端子を通電端子19bに接続して該振動ジャイロを駆動
すると、振動アーム6aの真下のコイル状電極18に流
れる電流の方向と、振動アーム6bの真下のコイル状電
極18に流れる電流の方向とは、逆回りになり、それに
より発生するローレンツ力は逆移相となる。このため振
動アーム6a,6bの両自由端側は、互いに逆位相で振
動する。これにより音叉型振動子6の分岐部6cは歪む
ことになる。
【0032】このように各振動アーム6a,6bが振動
している状態で、音叉型振動子6を前述したと同様に、
その中心軸13の回りにシリコン基板5と共に回転させ
ると、各振動アーム6a,6bにはコリオリの力によっ
て広げたり、狭めたりする力が働き、分岐部6cに設け
られたピエゾ抵抗体よりなる歪検出器14の抵抗値が変
化する。この抵抗値の変化を検出電極15a,15bか
ら検出する。
【0033】従って、前述した第1実施例と同様の効果
を生ずるようになり、振動ジャイロとしての機能を持つ
ことになる。
【0034】なお、コイル状電極18は、1ターンに限
らず、複数ターンにすることができる。
【0035】また、第1,第2実施例の振動ジャイロ
は、振動アーム6a,6bを同相で振動させることもで
きる。
【0036】更に、第1,第2実施例の振動ジャイロ
は、シリコン基板5に微細加工技術を用いて形成するこ
とができる。このようにすると、超小型で、省エネルギ
ーの振動ジャイロを実現することができる。
【0037】図7は、前述したピエゾ抵抗体よりなる歪
検出器14の抵抗値変化を電気信号の変化として取り出
すブリッジ回路20の構成の一例を示したものである。
該ブリッジ回路は、抵抗21a,21b,21cとピエ
ゾ抵抗体よりなる歪検出器14とを図示のように接続し
て形成されている。ブリッジ回路20の接続点20b,
20d間には電気信号発生器22が接続され、また該ブ
リッジ回路20の接続点20a,20cには該ブリッジ
回路20の出力端子23a,23bが接続されている。
【0038】このブリッジ回路20を用いて検出動作を
行うに際しては、各振動アーム6a,6bは振動させて
いるが、音叉型振動子6には回転運動を加えていない状
態で、電気信号発生器22から電気信号を該ブリッジ回
路20に与え、抵抗21a,21b,21cのいずれ
か、或いはそれぞれを調整し、出力端子23a,23b
に現れる出力を最小にする。与える電気信号の周波数
は、音叉型振動子6の共振周波数とは異なるものとす
る。
【0039】このような調整が終了したら、音叉型振動
子6に回転運動を加える。かくすると、前述したように
ピエゾ抵抗体よりなる歪検出器14の抵抗値が変化し、
ブリッジ回路20のバランスが崩れて出力端子23a,
23b間に回転角速度に比例した、SN比の良い出力信
号を得ることができる。
【0040】このようなブリッジ回路20は、シリコン
基板5の表面に印刷技術等を用いて形成するとができ
る。このようにすると、ブリッジ回路20の小形化を図
ることができる。
【0041】同様に、振動アーム6a,6bを非接触で
振動させるための電気回路もシリコン基板5の表面に印
刷技術等を用いて形成することができる。
【0042】また、第1実施例又は第2実施例の振動ジ
ャイロを2個用い、シリコン基板5の表面に、双方の振
動ジャイロの中心軸13が互いに直交するように設ける
と、2次元方向の回転運動による回転角速度を検出する
ことができる。
【0043】更に、第1実施例又は第2実施例の振動ジ
ャイロを3個用い、その内の2個の振動ジャイロはシリ
コン基板5の表面に、双方の振動ジャイロの中心軸13
が直交するように設け、もう1個の振動ジャイロはシリ
コン基板5の肉厚面に他の2個の振動ジャイロの中心軸
13に対し中心軸13が直交するように設けると、3次
元方向の回転運動による回転角速度を検出することがで
きる。
【0044】上記各実施例では、音叉型振動子6を用い
た振動ジャイロについて説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、図8に示した音片型等の振動子
を用いた振動ジャイロにも同様に適用することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る振動ジ
ャイロによれば、下記のような優れた効果を得ることが
できる。
【0046】請求項1に記載の振動ジャイロは、振動子
クーロン力により振動させるクーロン力型励振器を用
いているので、該振動子を非接触で励振することができ
る。従って、励振器が該振動子の振動を阻害しなくなる
利点がある。
【0047】請求項2に記載の振動ジャイロは、振動子
として音叉型振動子を用い、該振動子を励振する励振器
として該音叉型振動子の両自由端側でこれらをクーロン
によりそれぞれ振動させるクーロン力型励振器を用い
ているので、該音叉型振動子を非接触で、且つ振動を阻
害しないで効率よく励振することができる。
【0048】また、歪検出器を音叉型振動子の分岐部に
設けているので、振動の節部側で検出を行うことがで
き、このため検出用の線が接続されても振動を阻害する
ことはない利点がある。
【0049】更に、該歪検出器を設けている音叉型振動
子の分岐部は、振動の節部側であって振動子の振動は小
さいが、該振動子の歪は逆に大きいので、振動の節部側
でも該歪検出器を用いることにより、支障なくコリオリ
の力の検出を行うことができる。
【0050】請求項3に記載の振動ジャイロは、振動子
ローレンツ力により振動させるローレンツ力型励振器
を用いているので、該振動子を非接触で励振することが
できる。従って、励振器が該振動子の振動を阻害しなく
なる利点がある。
【0051】請求項4に記載の振動ジャイロは、振動子
として音叉型振動子を用い、該振動子を励振する励振器
として該音叉型振動子の両自由端側でこれらをローレン
力によりそれぞれ振動させるローレンツ力型励振器を
用いているので、該音叉型振動子を非接触で、且つ振動
を阻害しないで効率よく励振することができる。
【0052】また、この発明でも、歪検出器を音叉型振
動子の分岐部に設けているので、振動の節部側で検出を
行うことができ、このため検出用の線が接続されても振
動を阻害することはない利点がある。
【0053】更に、この発明でも、該歪検出器を設けて
いる音叉型振動子の分岐部は、振動の節部側であって振
動子の振動は小さいが、該振動子の歪は逆に大きいの
で、振動の節部側でも該歪検出器を用いることにより、
支障なくコリオリの力の検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動ジャイロの第1実施例を示し
た平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明に係る振動ジャイロの第2実施例を示し
た平面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図4のD−D線断面図である。
【図7】第1実施例,第2実施例で用いる歪検出器の電
気信号の取り出し方の一例を示す回路図である。
【図8】従来の振動ジャイロの斜視図である。
【符号の説明】 6 音叉型振動子 6a,6b 振動アーム 6c 分岐部 7 空間部 8a,8b クーロン力型励振器 9a,9b 電極 10a,10b 電極 11a,11b 電極 12a,12b 立上り部 13 中心軸 14 歪検出器 15a,15b 検出電極 16 ローレンツ力型励振器 17a,17b 電極 18 コイル状電極 19a,19b 通電端子 20 ブリッジ回路 20a〜20d 接続点 21a〜21c 抵抗 22 電気信号発生器 23a,23b 出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動の節となる位置で支持体により支持
    された振動子と、該振動子を励振する励振器と、前記振
    動子をその中心軸の回りに回転させたとき生ずるコリオ
    リの力を検出する検出器とを備えた振動ジャイロにおい
    て、 前記励振器は前記振動子を静電誘導により振動させる静
    電誘導型励振器であることを特徴とする振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 振動の節となる位置で支持体により支持
    された振動子と、該振動子を励振する励振器と、前記振
    動子をその中心軸の回りに回転させたとき生ずるコリオ
    リの力を検出する検出器とを備えた振動ジャイロにおい
    て、 前記振動子は音叉型振動子からなり、 前記励振器は該音叉型振動子の両自由端側にこれらを静
    電誘導により振動させるようにそれぞれ設けられた静電
    誘導型励振器からなり、 前記検出器は前記音叉型振動子の分岐部に設けられてい
    る歪検出器であることを特徴とする振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 振動の節となる位置で支持体により支持
    された振動子と、該振動子を励振する励振器と、前記振
    動子をその中心軸の回りに回転させたとき生ずるコリオ
    リの力を検出する検出器とを備えた振動ジャイロにおい
    て、 前記励振器は前記振動子をクーロン力により振動させる
    クーロン力型励振器であることを特徴とする振動ジャイ
    ロ。
  4. 【請求項4】 振動の節となる位置で支持体により支持
    された振動子と、該振動子を励振する励振器と、前記振
    動子をその中心軸の回りに回転させたとき生ずるコリオ
    リの力を検出する検出器とを備えた振動ジャイロにおい
    て、 前記振動子は音叉型振動子からなり、 前記励振器は該音叉型振動子の両自由端側にこれらをク
    ーロン力により振動させるように設けられたクーロン力
    型励振器からなり、 前記検出器は前記音叉型振動子の分岐部に設けられてい
    る歪検出器であることを特徴とする振動ジャイロ。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61102514A (ja) * 1984-10-25 1986-05-21 Tokyo Keiki Co Ltd ジヤイロ装置
JPS6293668A (ja) * 1985-10-21 1987-04-30 Hitachi Ltd 角速度・加速度検出器
JPS63154915A (ja) * 1986-12-19 1988-06-28 Hitachi Ltd 振動子の駆動・検出回路装置
JPH0464409A (ja) * 1990-07-04 1992-02-28 Seiji Ichikawa セメント液化方法

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