JPH05240874A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JPH05240874A
JPH05240874A JP4341126A JP34112692A JPH05240874A JP H05240874 A JPH05240874 A JP H05240874A JP 4341126 A JP4341126 A JP 4341126A JP 34112692 A JP34112692 A JP 34112692A JP H05240874 A JPH05240874 A JP H05240874A
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vibrator
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vibration
vibrating member
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JP4341126A
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Hiroyasu Nose
博康 能瀬
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5642Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating bars or beams
    • G01C19/5656Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating bars or beams the devices involving a micromechanical structure

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度で小型かつコストの低い角速度センサ
を製作する。 【構成】 振動子基板21から、振動子22及び支持梁
23を振動子22の中央部を支持梁23で支持するよう
に一体に形成する。振動子22の両端には駆動用コイル
24を形成し、支持梁23上を通って端子25に引き出
す。更に、振動子基板21には歪ゲージ26a〜26
d、更に検出回路27を形成し、歪ゲージ26a〜26
dの歪を検出回路27により検出する。振動子基板21
の下方には支持台29を有する支持基板28、及びその
下方には永久磁石30を設け、振動子基板21と支持基
板28は陽極接合法により接合し、支持基板28と永久
磁石30は接着剤により接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動している振動子に
角速度が加わると、振動子の振動方向と直角方向にコリ
オリの力が生ずることを利用して回転角速度を検出する
角速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機械式の回転こまレートジャイロ
が大型で高価であることから、圧電ジャイロ又は振動ジ
ャイロと呼ばれる省電力で長寿命かつ小型化に適した角
速度センサが民生用として開発されている。
【0003】図7はこのような振動ジャイロから成る従
来の角速度センサの斜視図である。基台1上に固定され
た振動片2の上方には結合部材3を介して検出用振動片
4が取り付けられており、振動片2と同様に基台1上に
固定された振動片5の上方には結合部材6を介して検出
用振動片7が取り付けられている。また、振動片2には
振動片2をX方向に振動させるための駆動用圧電素子8
と、振動片2の実際の振動をモニタするモニタ用圧電素
子9が設けられ、検出用振動片4にはY方向の振動を検
出する検出用圧電素子10が設けられている。同様に、
振動片5には駆動用圧電素子11とモニタ用圧電素子1
2が設けられ、検出用振動片7には検出用圧電素子13
が設けられている。
【0004】振動片2、5を共振周波数ω1 でX方向に
互いに逆向きに一定振幅で振動させながら、Z軸廻りに
角速度Ωで振動片2、5を基台1ごと回転すると、検出
用振動片4、7には角速度Ωに比例したコリオリの力Fc
がY軸方向に作用し、検出用振動片4、7は共振周波数
ω1 で振動する。ここで、検出用振動片4、7の振幅は
角速度Ωに比例するため、その振幅を検出用圧電素子1
0、13で検出することにより角速度Ωを求めることが
できる。このとき、振動片2、5の振幅を一定に保つた
めに、モニタ用圧電素子9、12によりその振幅を検出
し、駆動用圧電素子8、11の駆動信号にその振幅をフ
ィードバックする。
【0005】また他の従来例の角速度センサとして、特
開昭61−139719号公報が提案されている。図8
はこの角速度センサの分解斜視図である。シリコン等の
半導体基板から成る振動子基板14にはエッチングによ
り片持梁15が形成されており、片持梁15の自由端に
は電極16が設けられている。また片持梁15の固定端
には、ピエゾ抵抗素子17a、17bが設けられてい
る。振動子基板14の下方にはスペーサ18を介してシ
リコン等から成る支持基板19が設けられており、支持
基板19には発振器20を介して電極16が接続されて
いる。
【0006】電極16に発振器20から交流信号を印加
することにより、片持梁15の自由端はZ方向に振動す
る。ここで、振動子基板14がY軸を中心に回転する
と、コリオリの力によって片持梁15の自由端にはX方
向の振動が発生する。このX方向の振動の振幅は、回転
の角速度に対応しているため、この振動を片持梁15に
取り付けたピエゾ抵抗素子17a及び17bで検出する
ことによって角速度を測定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図7に示
した従来例では、振動片2、5や検出用振動片4、7の
加工組立精度が高くないと、共振周波数がずれたり減衰
特性がばらついたりして、角速度の検出精度が向上しな
いという欠点がある。また、部品を一体に製作するわけ
ではないので、組立作業が複雑になり小型化を進めるこ
ともコストを下げることもできないという欠点がある。
【0008】また図8に示した従来例においては、自由
端の振動の反作用として固定端を振動させようとする力
が働く。この力は固定端の基板材料によって吸収され、
その分だけ自由端の振動が減衰してしまう。そのため、
Z方向の振動を効率良く発生させることができず、また
X方向の振動にも損失が生じ、検出感度が低下する問題
がある。
【0009】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
効率良く駆動でき検出感度の高い角速度センサを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの第1発明に係る角速度センサは、角速度を検出する
ための角速度センサであって、基板に一体に形成した支
持梁と、該支持梁により中央部を支持した振動部材とを
有し、該振動部材の両端が前記基板の面と直交する方向
に振動する方向を主振動方向とし、前記振動部材の振動
中の前記主振動方向と直交する方向の変位を検出するこ
とにより、前記振動部材の長手方向に延在する軸を回転
中心とする回転の回転角速度を検出することを特徴とす
る。
【0011】また、同様に上述の目的を達成するための
第2発明に係る角速度センサは、角速度を検出するため
の角速度センサであって、基板に一体に形成した支持梁
と、該支持梁により支持され第1方向に延在しかつ前記
第1方向と異なる第2方向に振動する振動部材とを有
し、該振動部材の振動中の前記第1及び第2方向に直交
する方向の変位を検出することにより、前記第1方向に
延在する軸を回転中心とする回転の回転角速度を検出す
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】上述の構成を有する角速度センサは、主振動方
向に振動中の振動部材の、主振動方向と直交する方向の
変位を検出することにより、振動部材の長手方向に延在
する軸を中心とする回転の回転角速度を検出する。
【0013】
【実施例】本発明を図1〜図6に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の角速度センサの第1
の実施例の分解斜視図であり、シリコン等の半導体基板
から成る振動子基板21には、フォトリソグラフィ及び
異方性エッチングにより振動子22及び支持梁23が一
体に形成されている。振動子22は2つの部分22a及
び22bから成り、その中央部は支持梁23によって支
持されている。振動子22の両端部には駆動用コイル2
4a及び24bがフォトリソグラフィによりパターニン
グされ、支持梁23の上を通って端子25に引き出され
ている。また、振動子22の中央部には、シリコン基板
にボロン等の不純物をドープすることにより拡散型の歪
ゲージユニットが形成され、複数の歪ゲージ26a〜2
6dがブリッジ状に組込まれ、歪を電圧変化として検出
するようになっている。また、振動子基板21上には、
同様にフォトリソグラフィにより歪ゲージ26a〜26
dの温度補償や各出力の演算処理を行う検出回路27が
モノリシックに形成されている。
【0014】振動子基板21の下方には、シリコン等の
半導体基板から成る支持基板28が設けられ、その中央
部には異方性エッチングにより支持台29が形成されて
いる。更に、最下方にはフェライト又は希土類磁石から
成る板体状の永久磁石30が設けられ、磁界が振動子基
板21を垂直に貫くように着磁されている。振動子基板
21と支持基板28の組立には陽極接合法、即ち両部材
を400℃前後の高温に保ちながら押し付け、高電圧を
印加して接合させる方法が用いられている。更に、永久
磁石30と支持基板28とは接着剤で貼り合わせて組立
てられている。
【0015】図2は図1の角速度センサを組立てた状態
での断面図であり、振動子22の中央部は支持台29上
に接合固定され、駆動用コイル24a及び24bが設け
られた両端部分は自由に振動ができるようになってい
る。
【0016】このような構成により、駆動用コイル24
a及び24bに励振電流を流すと、振動子22は永久磁
石30からの磁界により反発・吸引されて、振動子基板
21の面と直交する主振動方向に振動する。この励振電
流を振動子22の共振周波数と一致するように設定し、
振動子22の両端がZ方向に同相で動くように、それぞ
れの駆動用コイル24に流す電流の向きを設定する。同
時に、振動子22の振幅が常に一定になるように歪ゲー
ジ26a〜26dの出力を励振電流にフィードバックす
る。即ち、振動子22がZ方向にのみ振動している場合
には、歪ゲージ26a、26bの出力を加算した出力
は、その撓み量に比例して同相の出力となってZ方向の
振幅となる。
【0017】また、振動子22がZ方向と同時にX方向
にも振動している場合には、X方向の振動により歪ゲー
ジ26a、26bの一方が伸び、他方が縮むという丁度
逆相で同じ大きさの歪が生じ、それが加算されるとX方
向の振動分は相殺され、Z方向の振幅だけが出力される
ことになる。このZ方向の振幅を駆動用コイル24の励
振電流の振幅にフィードバックすることにより、所定の
振幅を保つことができる。反対側の歪ゲージ26c、2
6dについても同様であり、振幅が一定になるよう制御
される。
【0018】このような状態で、Y軸廻りの回転角速度
Ωが外部から作用すると、振動子22の励振方向と直交
する方向、即ちX方向にコリオリの力Fcが働き、振動子
22はその共振周波数で作用した回転角速度Ωに比例し
た振幅でX方向に振動する。振動子22のX方向の振動
は、歪ゲージ26a、26bの出力を減算することによ
って、Z方向の振動による同相分を取り除き、X方向の
振動による逆相の出力のみを取り出して検出する。即
ち、歪ゲージ26a、26bの出力を減算したものはX
方向の振動振幅を意味し、その振幅は回転角速度Ωに比
例するので回転角速度Ωを検出することができる。歪ゲ
ージ26c、26dについても同様である。このよう
に、回転角速度Ωを求めるためには、振幅変調されたX
方向の振動から振幅を取り出すための検波が必要であ
り、振動子22のZ方向の振動信号とX方向の振動信号
とを同期検波して回転角速度Ωを検出する。
【0019】図3は第1の実施例の角速度センサにおけ
る駆動回路及び検出回路の構成例を示すブロック回路構
成図であり、図1と同一の部材には同一の符号を付して
いる。駆動用コイル24aには、端子25を介して交流
電源32aから交流電流が供給され、振動子22の一方
の部分22aを振動させる。また駆動用コイル24bに
は、端子25を介して交流電源32bから交流電流が供
給され、振動子22の他方の部分22bを振動させる。
【0020】振動子の部分22aに取り付けられた歪ゲ
ージ26a及び26bのそれぞれからは、前述のように
X方向の振動に対応した周期的な信号と、Z方向の振動
に対応した周期的な信号とが重畳された信号が出力され
る。これらの信号は検出回路27内の差動増幅器33a
によって差分され、X方向の振動に対応した周期的信号
が出力される。このX方向の振動は、基板21の回転に
よるコリオリの力によって発生したものである。従っ
て、差動増幅器33aの出力信号の振幅を、第1の振幅
検波器34aで後述するZ方向の振動信号を参照信号と
して同期検波することによって角速度検出信号が得られ
る。
【0021】一方、歪ゲージ26a及び26bの出力信
号は、検出回路27内の加算増幅器43aによって加算
され、Z方向の振動に対応した周期的信号が出力され
る。このZ方向の振動は、駆動用コイル24aによって
発生したものである。従って、加算増幅器35aの出力
信号の振幅を、第2の振幅検波器36aで検出すること
によって制御信号が得られる。そして、この制御信号を
駆動手段にフィードバックし、振幅制御回路37aを介
して交流電源32aからコイル24aに供給される電流
の振幅を制御することによって、振動子の部分22aを
一定の振幅で安定に振動させることができる。
【0022】振動子の部分22bに取り付けられた歪ゲ
ージ26c及び26dの出力からも同様の検出が行われ
る。即ち、歪ゲージ26c及び26dの出力は、差動増
幅器33bで差動され、差動増幅器33bの出力信号の
振幅を第3の振幅検波器34bでZ方向の振動信号を参
照信号として同期検波することによって角速度検出信号
が得られる。また、歪ゲージ26c及び26dの出力
は、加算増幅器35bで加算され、加算増幅器35bの
出力信号の振幅を第4の振幅検波器36bで検出するこ
とによって制御信号が得られる。第4の振幅検波器36
bの出力信号は、振幅制御回路37bにフィードバック
され、交流電源32bの出力電流の振幅を制御するのに
用いられる。第1及び第3の振幅検波器34a及び34
bの出力は、それぞれ単独でも角速度検出信号として用
いることができるし、加算器38でこれらを加算し、こ
の加算器38の出力を角速度検出信号として用いてもよ
い。
【0023】上述の実施例においては、コイル24a及
び24bをそれぞれ別個の交流電源32a及び32bで
駆動したが、これらの電源を共通とし、第2及び第4の
振幅検波器36a及び36bの出力を加算してこの加算
信号に応じて共通の電源の出力電流の振幅を制御するよ
うに構成することもできる。
【0024】本実施例において、振動子22の部分22
a、22bを振動させた場合に、これらの振動の反作用
で生じた力が支持梁23の部分で拮抗して、振動の損失
が生ずることはない。従って、部分22a、22bを効
率良く駆動することができ、駆動手段の消費電力を小さ
く抑えることができる。またコリオリの力によるX方向
の振動も減衰することがないため、高い検出感度で角速
度の検出ができる。また、部分22a、22bの固定端
となる支持台29に作用するモーメント力は片持梁に比
べ小さく、その支持台29との接合部に掛かる負荷を小
さくできるので、センサの耐久性も向上する。
【0025】図4は第2の実施例の分解斜視図であり、
図5は図4の角速度センサを組立てた状態の断面図であ
る。ここでは、振動子22を振動させる駆動用コイル2
4a、24bの代りに、駆動用圧電素子41が用いられ
ている。圧電素子41を製作するためには、支持基板4
2上に下電極43をパターニングし、その上にPZT、
ZnO、Al34 等の圧電体層44を付着させ、上電
極45、取出電極46をパターンニングし、最後に駆動
用圧電素子41とその周辺を残して圧電体層44をエッ
チングにより除去する。同時に、下電極43の取出パタ
ーンも形成される。振動子基板21の裏面には、上電極
45に対応する位置に引出電極47が設けられ、圧電体
層44と接合する際に上電極45と取出電極46が導通
するようにされている。
【0026】本実施例においては、振動子22を振動さ
せるためには支持台となる駆動用圧電素子41に振幅電
圧を印加する。そして、第1の実施例と同様に歪ゲージ
26a〜26dの加算信号を基に、振動子22の振幅が
一定となるよう振動子22の共振周波数により励振電圧
を制御する。このように、圧電素子41を用いることに
より永久磁石30を省略することができ、小型化するこ
とができる。更に、マイクロメカニクスにより製作すれ
ば、非常に小型なものが一度に多数製作することがで
き、大幅なコストダウンになる。
【0027】本実施例において、角速度の検出は第1の
実施例と全く同様に行われ、全く同様の効果が得られ
る。また、振動子22の中央部に設けた1つの圧電素子
で振動子22の両端を振動させることができるため、構
成がより簡単で、効率良く動作する角速度センサが得ら
れる。
【0028】図6は第3の実施例の振動子の配置を示す
斜視図である。シリコン等の半導体基板から成る振動子
基板21には、フォトリソグラフィ及び異方性エッチン
グにより平行に配置された振動子22、22’が、支持
梁23によりその中央部が支持されるように一体に形成
されている。それぞれの振動子22、22’の両端の部
分22a、22b、22a’、22b’には第1の実施
例と同様に図示しない駆動コイルが設けられ、振動子基
板21の面に垂直なZ方向に振幅が一定になるように振
動駆動されている。その際に、振動子22の両端の部分
22a、22bはZ方向に同相に動き、それとは逆に振
動子22’の両端の部分22a’、22b’は部分22
a、22bとは逆方向に同相に動く。これは振動子2
2、22’の両端部分の駆動コイルに流す電流の向きを
調整することで可能となる。また、第1の実施例と同様
に各振動子22、22’の支持梁23の近傍には図示し
ない歪ゲージが設けられており、振動子22、22’の
X方向の振動を検出できるようになっている。
【0029】ここで、Y軸廻りの回転角速度Ωが外部か
ら作用すると、振動子22、22’の両端の部分22
a、22bと22a’、22b’はZ方向の励振方向に
応じて、図中の矢印のような方向にコリオリの力Fcが作
用して、X方向に沿って互いに逆相に回転角速度Ωに比
例した振幅で振動する。回転角速度Ωは第1の実施例と
同様に、それぞれの振動子22、22’の図示しない歪
ゲージでZ方向の振動信号とX方向の振動信号とを検出
し、X方向の振動信号とZ方向の振動信号とを同期検波
することにより検出される。
【0030】この第3の実施例の角速度センサは振動子
22、22’を平行に配置することにより、回転角速度
Ωによって振動子22、22’に生ずるX方向のコリオ
リFcの力の反力を振動子22、22’間の部分の支持梁
23を通して拮抗させるため、振動のエネルギの損失が
少なくなり、高感度の回転角速度の検出ができる。
【0031】また、支持梁23を固定する図示しない支
持台との接合部にかかる負荷も小さくなり、角速度セン
サの耐久性も向上する。
【0032】本発明は以上に説明した実施例の他にも種
々の応用が可能である。例えば、振動子の振動を検出す
る手段として、圧電素子を用いることもできる。そし
て、本発明は特許請求の範囲内において、このような応
用例を全て包含するものである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る角速度
センサは、小型で精度が高く、コストも安価である。ま
た、一体に形成し易く、そのため部品の加工組立精度が
向上し、回転角速度の検出精度や信頼性も向上する。更
に、マイクロメカニクスにより製作すれば、非常に小型
なものが一度に多数製作することができ、大幅なコスト
ダウンになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の分解斜視図である。
【図2】断面図である。
【図3】第1の実施例のブロック回路構成図である。
【図4】第2の実施例の分解斜視図である。
【図5】断面図である。
【図6】第3の実施例の斜視図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
21 振動子基板 22、22’ 振動子 23 支持梁 24 駆動用コイル 26a〜26d 歪ゲージ 28、42 支持基板 29 支持台 30 永久磁石 41 駆動用圧電素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角速度を検出するための角速度センサで
    あって、基板に一体に形成した支持梁と、該支持梁によ
    り中央部を支持した振動部材とを有し、該振動部材の両
    端が前記基板の面と直交する方向に振動する方向を主振
    動方向とし、前記振動部材の振動中の前記主振動方向と
    直交する方向の変位を検出することにより、前記振動部
    材の長手方向に延在する軸を回転中心とする回転の回転
    角速度を検出することを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 角速度を検出するための角速度センサで
    あって、基板に一体に形成した支持梁と、該支持梁によ
    り支持され第1方向に延在しかつ前記第1方向と異なる
    第2方向に振動する振動部材とを有し、該振動部材の振
    動中の前記第1及び第2方向に直交する方向の変位を検
    出することにより、前記第1方向に延在する軸を回転中
    心とする回転の回転角速度を検出することを特徴とする
    角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記振動部材の振動を励起する手段とし
    て、前記振動部材上に配置した電磁コイルと、該電磁コ
    イルに直交する磁界を発生する手段とを設けた請求項1
    又は2に記載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記振動部材の振動を励起する手段とし
    て、前記振動部材の中央部を下部から支持する支持台に
    圧電素子を設けた請求項1又は2に記載の角速度セン
    サ。
JP4341126A 1991-12-06 1992-11-28 角速度センサ Pending JPH05240874A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-349152 1991-12-06
JP34915291 1991-12-06

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US (1) US5889208A (ja)
JP (1) JPH05240874A (ja)

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