JP2872181B2 - 印刷配線板の表面処理方法 - Google Patents

印刷配線板の表面処理方法

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    • H05K3/3485Applying solder paste, slurry or powder

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷配線板の表面処
理方法に関し、特に電子部品を表面実装する印刷配線板
の表面処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷配線板のパッドへのはんだプリコー
ト方法および印刷配線板表面の酸化防止に関する従来表
面処理技術について、図4および図5を用いてそれぞれ
説明する。
【0003】図4に示す従来技術は、例えば特開平5−
267836号公報に開示されている。
【0004】先ず図4(A)に示すように、狭ピッチパ
ッド例えば、0.25mmピッチパッド2(導体厚30
μm,パッド幅125μm,パッド間隙125μm)を
有する印刷配線板1をサブトラクティブ法で作成し、所
定の銅パッド2に、高活性フラックス9を塗布する。ま
たこの印刷配線板1には、基板を貫通するスルーホール
内およびその周辺上に表裏貫通の導電路としての銅2A
が露出して設けられ、パッド2が形成された基板の主面
とは反対側の主面上に電極配線としての銅2Bが露出し
て設けられている。
【0005】次に図4(B)に示すように、はんだプリ
コートを行う狭ピッチパッド2上に、薄箔リボンはんだ
10を位置決め載置する。
【0006】次に図4(C)に示すように、薄薄リボン
はんだ10上に当接する平滑ではんだに濡れない熱伝導
性板11を載置し、高活性フラックス9と薄箔リボンは
んだ10を加熱溶融して、はんだの表面張力を利用し
て、各パッド上にはんだを分離させる。その後、熱伝導
性板11を冷却して除去する。
【0007】次に図4(D)に示すように、所定のパッ
ド上にはんだプリコート層5が形成される。
【0008】また図5に示す従来技術は、例えば特開平
6−13737号公報に開示されている。
【0009】先ず図5(A)に示すように、はんだペー
スト印刷法等により、全パッド表面にはんだ処理した印
刷配線板12を形成する。
【0010】次に図5(B)に示すように、はんだプリ
コート層5を覆うようにはんだ付け用フラックス13を
塗布する。この様に、はんだプリコート層5の酸化を防
止するため、印刷配線板12上にフラックスを塗布する
技術も提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】表面実装部品の一般的
に実装方法は、印刷配線板のパッドにはんだペーストを
印刷し、部品搭載後リフロー加熱して、はんだ溶融によ
る部品接続を行う方法である。しかし、部品のリードピ
ッチが0.3mmピッチ以下になると、はんだペースト
による部品実装が難しくなる。そこで、印刷配線板のパ
ッド上に、実装に必要な量のはんだを予め供給したはん
だプリコート印刷配線板を用いるケースが増えている。
【0012】しかしながら、はんだプリコートした部分
の実装は特殊なため、一般的には、リードピッチの狭い
部品にのみ適用している。従って、狭ピッチ以外の部分
は、従来の実装方式で部品が実装される。そのため、印
刷配線板は、部分的にはんだプリコートを行い、はんだ
以外の部分は防錆処理を行った銅表面であることが望ま
しい。
【0013】印刷配線板の銅表面が酸化した場合、各種
の酸(硫酸、有機酸など)を用いて酸化銅を除去する。
しかし、はんだを部分的にプリコートした印刷配線板に
おいて、銅表面が酸化した場合、はんだに影響(酸化
等)を及ぼさず、酸化銅のみを除去することができず、
銅表面のはんだ付け信頼性が悪化するという問題があ
る。
【0014】図4に示した従来の印刷配線板の表面処理
方法では、はんだプリコート層を形成するためフラック
スを印刷配線板の所定の銅パッド表面に塗布後、リボン
はんだを供給し、溶融分離して形成している。はんだを
各パッド上に溶融分離するためには、活性が高いフラッ
クスを用いる必要がある。高活性フラックスには酸化力
があるため、印刷配線板全面に塗布した場合、そのまま
10分間以上放置すると銅表面が酸化してしまう。従っ
て、従来技術では図4に示したように、高活性フラック
スをはんだプリコートする部分にのみ塗布している。
【0015】よって、パッド以外の銅表面に関しては、
何の処理も施していない。このため、時間経過に伴って
銅表面の酸化が進行するという問題がある。
【0016】また、図5に示した従来技術では、はんだ
プリコート基板の酸化防止のために、印刷配線板上には
んだ付けフラックスを塗布している。しかし、先の図4
の方法で部分はんだプリコートを形成した場合、銅パッ
ド上は既に酸化している。はんだを劣化させずに銅表面
の酸化膜を除去することが出来ないため、既に酸化して
いる銅上の酸化防止フラックスを塗布する効果がない。
【0017】したがって本発明の目的は、上記従来技術
の問題点を解決し、特に小型電子機器に使用される、部
分はんだプリコート印刷配線板の実装信頼性を向上させ
ることができる印刷配線板の表面処理方法を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、銅スルホール
印刷配線板を公知の方法で製造し、防錆処理として効果
のある第一の耐熱プリフラックス処理する工程と、所定
のパッドにはんだペースト印刷法により、部分はんだプ
リコートする工程と、はんだプリコート部の残渣と共に
前記第一のプリフラックスを洗浄除去する工程と、印刷
配線板の全面に新たに銅とはんだ酸化を防止する第二の
プリフラックス処理する工程を有するものである。
【0019】すなわち本発明の特徴は、表面実装部品を
搭載するための銅パッドを有し、前記パッド以外にも銅
が露出した印刷配線板の表面処理方法において、印刷配
線板の少なくとも露出した銅表面を含む全表面に第一の
プリフラックス層を形成する工程と、所定の表面実装用
パッド上にはんだペーストを供給し、加熱処理して、は
んだプリコート層を形成する工程と、はんだプリコート
層上のペースト残渣と共に、前記第一のプリフラックス
層を洗浄除去する工程と、印刷配線板の全表面に新たに
第二のプリフラックス層を形成する工程を有する印刷配
線板の表面処理方法にある。ここで、前記第一のプリフ
ラックス層はロジン系プリフラックスであることができ
る。あるいは、前記第一のプリフラックス層は水溶性プ
リフラックスであることができる。また、第二のプリフ
ラックス層はロジン系プリフラックスであることができ
る。さらに、前記パッド以外に露出した前記銅は、前記
基板を貫通するスルーホール内およびその周辺上に設け
られているか、前記パッドが形成された前記基板の主面
とは反対側の主面上に設けられていることができ、ある
いはこの両者に設けられていることができる。
【0020】このような本発明によれば、部分はんだプ
リコート処理の間、第一のプリフラックス層が、はんだ
コートしない部分の銅表面の酸化を防止する。はんだプ
リコート層は、ペースト印刷法により形成することがで
きるため、はんだペースト中のフラックスの活性力を用
いて、狭ピッチパッド上に溶融分離する。劣化した第一
のプリフラックス層は除去され、新たに塗布する第二の
プリフラックス層が、銅表面及びはんだ表面の酸化を防
止するので、部品実装時の信頼性を向上することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0022】図1は、本発明の第1の実施の形態の表面
処理方法を工程順に示した縦断面図である。
【0023】先ず図1(A)に示すように、スルーホー
ル等を穴明けして全面に銅めっきした銅張積層板をエッ
チングして回路形成するサブトラクティブ法により、表
面実装部品を搭載するパッド2とパッド以外に銅が露出
した部分を有する印刷配線板1を形成する。
【0024】パッド以外に露出した銅は、基板の表裏面
間を貫通するスルーホール内およびその周辺上に表裏貫
通の導電路として設けられた銅2Aおよびパッド2が形
成された基板の主面とは反対側の主面上に電極配線とし
て設けられた銅2Bを含んでいる。
【0025】印刷配線板1は、例えば0.25mmピッ
チパッド2(導体厚30μm,パッド幅125μm,パ
ッド間隙125μm)を有するものである。
【0026】印刷配線板1の露出した全ての銅表面をソ
フトエッチングして酸化銅除去後、第一のプリフラック
ス層を印刷配線板1の全表面に形成する。この時、ソフ
トエッチング剤としては、例えば過酸化水素と硫酸の混
合溶液を用いる。ソフトエッチング処理は、印刷配線板
1に約1分間ソフトエッチング剤をスプレーして、銅を
約1μmエッチングするものである。第一のプリフラッ
クス層は、はんだプリコート処理が完了するまで銅表面
の酸化を防止することが目的なので、活性剤を含まず空
気中の酸素などによる酸化から、銅を保護できる被膜で
あれば良い。その一例として、ロジン系プリフラックス
3を用いる。ロジン系プリフラックス溶液の成分は、例
えば変性ロジン樹脂30%、有機溶剤70%である。こ
のロジン系プリフラックス溶液に印刷配線板1を約20
秒浸漬し乾燥して、ロジン系プリフラックス3の被膜を
印刷配線板1の全面に約1〜2μmの厚みに形成する。
【0027】次に図1(B)に示すように、少なくとも
0.25mmピッチパッド2上を含むパッド配列領域に
塗布する。好ましくは、平面図の図3(A)のはんだペ
ースト塗布領域(図で右上斜線を付した領域)14に示
すように、パッドとパッド間隙を全て覆う様に、はんだ
ペースト4aをメタルスクリーンを用いてスクリーン印
刷により塗布する。はんだペースト4aの組成は、Sn
/Pb共晶組成(Sn:Pb=63:37)とし、はん
だ粉末の粒径はφ25μm以下、フラックス成分をを5
0wt%含有したペーストとする。はんだペースト4a
中のフラックスは、活性剤を含むものとし、例えば塩素
0.1wt%含有したものを用いる。
【0028】図1(C)に示すように、印刷配線板1を
リフロー加熱し、はんだペースト4aを溶融分離して、
各パッド上にはんだプリコート層5を形成する。この時
のリフロー加熱条件は、予備加熱150℃で60秒後、
200℃以上40秒(ピーク240℃)とし、エアーリ
フローを用いて加熱処理する。はんだペースト4a中の
フラックスが活性力を持っているため、リフロー加熱時
にはんだは各パッド上に溶融分離する。はんだプリコー
ト層5の上には、フラックス残渣6(ペースト中のフラ
ックスと第一のプリフラックス)が形成される。はんだ
プリコートしていない銅上は、第一のプリフラックスで
あるロジン系プリフラックス3が処理してあるため、銅
の酸化が防止される。
【0029】図1(D)に示すように、印刷配線板1を
界面活性剤またはアルコールを主成分とする洗浄剤によ
りフラックスを洗浄する。この時の洗浄条件は40〜6
0℃で2分間のスプレー洗浄とする。はんだプリコート
層5上のフラックス残渣6と共に、はんだプリコート部
以外の銅上の第一のプリフラックス層であるロジン系プ
リフラックス3も除去される。
【0030】図1(E)に示すように、印刷配線板1の
全面に第二のプリフラックス層を形成する。この第二の
プリフラックス層は、はんだと銅を空気中の酸素による
酸化から保護することが目的である。従って、第二のプ
リフラックス被膜自体にも酸化力がないロジン系プリフ
ラックス7を用いる。ロジン系プリフラックス7は、前
記のロジン系プリフラックス3と同様の成分である。印
刷配線板1をロジン系プリフラックス溶液に20秒間浸
漬し乾燥して、印刷配線板1の全表面に被膜を形成す
る。これによって、はんだプリコート層5の表面と露出
した銅表面の酸化を防止することが出来る。
【0031】以上に説明したように、表面の酸化がな
く、はんだ濡れ性の良好な、銅とはんだ混在の表面処理
が可能となる。
【0032】本発明の第2の実施の形態の表面処理方法
を図2を用いて説明する。
【0033】先ず図2(A)に示すように、スルーホー
ル等を穴明けして全面に銅めっきした銅張積層板をエッ
チングして回路形成するサブトラクティブ法により、表
面実装部品を搭載するパッド2と図1と同様にパッド以
外に銅が露出した部分2A,2Bを有する印刷配線板1
を形成する。印刷配線板1は、例えば0.25mmピッ
チパッド2(導体厚30μm,パッド幅125μm,パ
ッド間隙125μm)を有するものである。印刷配線板
1の露出した全ての銅表面をソフトエッチングして酸化
銅除去後、第一のプリフラックス層を印刷配線板1の全
銅表面に形成する。この時、ソフトエッチング剤として
は、例えば過酸化水素と硫酸の混合溶液を用いる。ソフ
トエッチング処理は、印刷配線板1に約1分間ソフトエ
ッチング剤をスプレーして、銅を約1μmエッチングす
るものである。第一のプリフラックス層は、はんだプリ
コート処理が完了するまで銅表面の酸化を防止すること
が目的なので、活性剤を含まず空気中の酸素などによる
酸化から銅を保護できる被膜であれば良い。その一例と
して、水溶性プリフラックス8を用いる。水溶性プリフ
ラックス溶液の組成は、例えばイミダゾール系樹脂1
%、有機酸10%、残部水分である。40℃に加熱した
水溶性プリフラックス溶液に印刷配線板1を約90秒浸
漬しすると、印刷配線板1の露出した銅とキレート反応
して、イミダゾール系の樹脂被膜が約0.3〜0.4μ
mの厚みに銅表面のみに形成される。
【0034】次に図2(B)に示すように、0.25m
mピッチパッド2上に、はんだペースト4bを各パッド
個別にメタルスクリーンを用いてスクリーン印刷する。
好ましくは、平面図の図3(B)のはんだペースト塗布
領域(図で右上斜線を付した領域)15に示すように、
各パッドと同様の大きさにはんだペースト4bを塗布す
る。はんだペースト4bの組成は、Sn/Pb共晶組成
(Sn:Pb=63:37)とし、はんだ粉末の粒径は
φ25μm以下、フラックス成分を10wt%含有した
ペーストとする。はんだペースト4b中のフラックス
は、活性剤を含むものとし、例えば、塩素0.1wt%
含有したものを用いる。
【0035】次に図2(C)に示すように、印刷配線板
1をリフロー加熱し、はんだペースト4bを溶融して、
各パッド上にはんだプリコート層5を形成する。この時
のリフロー加熱条件は、予備加熱150℃で60秒後、
200℃以上40秒(ピーク240℃)とし、エアーリ
フローを用いて加熱処理する。はんだペースト4b中の
フラックスが活性力を持っているため、リフロー加熱時
にはんだはパッド上で完全に溶融する。はんだプリコー
ト層5の上には、フラックス残渣6(ペースト中のフラ
ックスと第一のプリフラックス)が形成される。はんだ
プリコートをしていない銅上は、第一のプリフラックス
である水溶性プリフラックス8が処理してあるため、銅
の酸化が防止される。
【0036】次に図2(D)に示すように、界面活性剤
またはアルコートを主成分とする洗浄剤により洗浄す
る。この時の洗浄条件は40〜60℃で2分間でスプレ
ー洗浄処理する。はんだプリコート層5上のフラックス
残渣6と共に、はんだプリコート部以外の銅上の水溶性
プリフラックス8も除去される。
【0037】次に図2(E)に示すように、印刷配線板
1の全面に第二のプリフラックス層を形成する。この第
2のプリフラックスは、はんだと銅を空気中の酸素によ
る酸化から保護することが目的である。従って、第2の
プリフラックス被膜自体にも酸化力がないロジン系プリ
フラックス7を用いる。ロジン系プリフラックス溶液の
成分は、例えば変性ロジン樹脂30%、有機溶剤70%
である。このロジン系プリフラックス溶液に印刷配線版
1を約20秒浸漬し乾燥して、ロジン系プリフラックス
7の被膜を印刷配線板1の全面に約1〜2μmの厚みに
形成する。これによって、はんだプリコート層5の表面
と露出した銅表面の酸化を防止することが出来る。
【0038】以上に説明したように、第一のプリフラッ
クス層として、水溶性プリフラックスを用いても、表面
酸化がない、銅とはんだ混在の表面処理が行える。
【0039】
【発明の効果】本発明の効果は、銅とはんだの表面処理
が混在する印刷配線板において、どちらの表面処理も酸
化がなく、部品実装性の良好な印刷配線板が容易に形成
できることである。
【0040】その理由は、所定のパッドに部分はんだコ
ートする前に、活性剤を含まない第一のプリフラックス
を印刷配線板表裏の露出した銅表面に行い、銅表面の酸
化を防止したのち、はんだコートする。更に、はんだコ
ート処理で劣化した第一のプリフラックスを除去して、
新たに印刷配線板の全表面(銅とはんだ表面)に第二の
プリフラックス処理を行うからである。
【0041】第一のプリフラックスとしては、ロジン系
プリフラックスばかりでなく水溶性プリフラックスを用
いることが可能である。水溶性プリフラックスを用いる
ことによって、プリフラックス処理後の印刷配線板の表
面には、べた付きがなくはんだコート処理時の取扱が容
易になるという効果がある。
【0042】よって、銅表面のはんだ漏れ性も、はんだ
プリコート部の漏れ性も良好な印刷配線板を形成出来る
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の印刷配線板の表面
処理方法を工程順に示す縦断面図であり、(A)は第一
のプリフラックス処理後、(B)ははんだペースト塗布
後、(C)はリフロー加熱後、(D)は印刷配線板洗浄
後、(E)は第二のプリフラックス処理後の状態をそれ
ぞれ示している。
【図2】本発明の第2の実施の形態の印刷配線板の表面
処理方法を工程順に示す縦断面図であり、(A)は第一
のプリフラックス処理後、(B)ははんだペースト塗布
後、(C)はリフロー加熱後、(D)は印刷配線板洗浄
後、(E)は第二のプリフラックス処理後の状態をそれ
ぞれ示している。
【図3】本発明の実施の形態におけるはんだペースト塗
布領域を示す平面図であり、(A)は第1の実施の形態
の場合、(B)は第2の実施の形態の場合である。
【図4】従来技術による印刷配線板の表面処理方法を工
程順に示す縦断面図であり、(A)はフラックス処理
後、(B)は薄箔リボンはんだ載置後、(C)は加熱板
載置後、(D)は加熱処理後の状態をそれぞれ示してい
る。
【図5】他の従来技術による印刷配線板の表面処理方法
を工程順に示す縦断面図であり、(A)ははんだプリコ
ート層形成後、(B)ははんだ付けフラックス塗布後の
状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 印刷配線板 2 パッド 2A パッド以外の銅部分 2B パッド以外の銅部分 3 ロジン系プリフラックス 4a はんだペースト(フラックス50wt%) 4b はんだペースト(フラックス10wt%) 5 はんだプリコート層 6 フラックス残渣 7 ロジン系プリフラックス 8 水溶性プリフラックス 9 高活性フラックス 10 薄箔リボンはんだ 11 熱伝導性板 12 全面はんだ処理印刷配線板 13 はんだ付け用フラックス 14 はんだペースト塗布領域 15 はんだペースト塗布領域

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面実装部品を搭載するための銅パッド
    を有し、前記パッド以外にも銅が露出した印刷配線板の
    表面処理方法において、印刷配線板の少なくとも露出し
    た銅表面を含む全表面に第一のプリフラックス層を形成
    する工程と、所定の表面実装用パッド上にはんだペース
    トを供給し、加熱処理して、はんだプリコート層を形成
    する工程と、はんだプリコート層上のペースト残渣と共
    に、前記第一のプリフラックス層を洗浄除去する工程
    と、印刷配線板の全表面に新たに第二のプリフラックス
    層を形成する工程を有することを特徴とする印刷配線板
    の表面処理方法。
  2. 【請求項2】 前記第一のプリフラックス層はロジン系
    プリフラックスであることを特徴とする請求項1記載の
    印刷配線板の表面処理方法。
  3. 【請求項3】 前記第一のプリフラックス層は水溶性プ
    リフラックスであることを特徴とする請求項1記載の印
    刷配線板の表面処理方法。
  4. 【請求項4】 前記第二のプリフラックス層はロジン系
    プリフラックスであることを特徴とする請求項1記載の
    印刷配線板の表面処理方法。
  5. 【請求項5】 前記パッド以外に露出した前記銅は、前
    記基板を貫通するスルーホール内およびその周辺上に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の印刷配線
    板の表面処理方法。
  6. 【請求項6】 前記パッド以外に露出した前記銅は、前
    記パッドが形成された前記基板の主面とは反対側の主面
    上に設けられていることを特徴とする請求項1記載の印
    刷配線板の表面処理方法。
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