JP3346280B2 - 半田の表面処理方法および半田ならびに半田付け方法 - Google Patents

半田の表面処理方法および半田ならびに半田付け方法

Info

Publication number
JP3346280B2
JP3346280B2 JP14267898A JP14267898A JP3346280B2 JP 3346280 B2 JP3346280 B2 JP 3346280B2 JP 14267898 A JP14267898 A JP 14267898A JP 14267898 A JP14267898 A JP 14267898A JP 3346280 B2 JP3346280 B2 JP 3346280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solder
soldering
oxide film
electronic component
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14267898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11340614A (ja
Inventor
隆稔 石川
誠 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP14267898A priority Critical patent/JP3346280B2/ja
Publication of JPH11340614A publication Critical patent/JPH11340614A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3346280B2 publication Critical patent/JP3346280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品などの半
田付けに用いられる半田の表面処理方法および半田なら
びに半田付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子や回路基板などの電子部品を
相互に接合する方法として、半田付けが広く用いられて
いる。半田付けの方法としては、相互に接合される電子
部品の接合面のいずれかに半田部を予め形成しておき、
この半田部を被接合部にフラックスで仮固定し、リフロ
ー炉で加熱することにより半田部を溶融固化させる方法
が知られている。この方法では、フラックスは電子部品
相互を仮固定する以外に、半田部の表面の酸化膜を除去
して半田接合性を向上させる機能をも有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のフラ
ックスを用いる方法では、半田付け後もフラックスの固
形部や活性剤が基板上にフラックスの残渣として残留す
る。従って従来の方法ではフラックスの残渣により配線
回路面の腐食が生じ信頼性を低下させるため、半田付け
後の洗浄が必要とされる。しかしながら、フラックスの
洗浄工程は、従来用いられていたフロンなどの溶剤を使
用する簡便な洗浄法が使用できなくなったことから複雑
化、高コスト化し、コスト低減を妨げる要因となってい
た。
【0004】この問題を解決するためフラックスを使用
しない半田付け方法が提案され、この方法では、半田付
けに先だって半田の表面に生成する酸化膜などの接合阻
害物を除去する表面処理が行われる。表面処理の方法と
して、プラズマ処理による方法が知られている。
【0005】しかしながら、プラズマ処理等で表面の酸
化膜を除去しても除去後に半田が大気に暴露されると表
面が再酸化されるため、従来はプラズマ処理の直後に半
田付けを行うか、またはプラズマ処理から半田付けに至
る工程を低酸素雰囲気で行うなどの条件が必要とされ、
無洗浄の半田付け工法を実現するための方策として実用
的でないという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、無洗浄の半田付け工法を
実現するための実用的な半田の表面処理方法および半田
ならびにこの半田を使用した無洗浄の半田付け方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半田の表
面処理方法は、半田表面に生成した酸化膜を除去する工
程と、前記半田を酸素濃度0.1%以下、温度200℃
以下の環境下にて所定時間放置することにより前記半田
の表面に再酸化膜を形成する工程とを含む。
【0008】請求項2記載の半田の表面処理方法は、請
求項1記載の半田の表面処理方法であって、前記再酸化
膜の厚さは40オングストロームから60オングストロ
ームの範囲であるようにした。
【0009】請求項3記載の半田の表面処理方法は、請
求項1記載の半田の表面処理方法であって、前記酸化膜
を除去する方法が、プラズマ処理によるスパッタリング
を利用するようにした。
【0010】請求項4記載の半田の表面処理方法は、請
求項1記載の半田の表面処理方法であって、記酸化膜を
除去する方法が、前記半田の表面に還元性を有する有機
材料を塗布するようにした。
【0011】請求項5記載の半田の表面処理方法は、請
求項1記載の半田の表面処理方法であって、前記半田が
電子部品に形成された半田バンプである。
【0012】請求項6記載の半田の表面処理方法は、請
求項1記載の半田の表面処理方法であって、前記半田が
基板の電極上にプリコートされた半田である。
【0013】請求項7記載の半田の表面処理方法は、請
求項1記載の半田の表面処理方法であって、前記半田が
半田ボールである。
【0014】請求項8記載の半田は、半田表面に生成し
た酸化膜を除去する工程と、前記半田を酸素濃度0.1
%以下、温度200℃以下の環境下にて所定時間放置す
ることにより前記半田の表面に再酸化膜を形成する工程
によって表面処理されたものである。
【0015】請求項9記載の半田は、請求項8記載の半
田であって、前記再酸化膜の厚さは40オングストロー
ムから60オングストロームの範囲であるようにした。
【0016】請求項10記載の半田は、請求項8記載の
半田であって、前記半田が電子部品に形成された半田バ
ンプである。
【0017】請求項11記載の半田は、請求項8記載の
半田であって、前記半田が基板の電極にプリコートされ
た半田である。
【0018】請求項12記載の半田は、請求項8記載の
半田であって、前記半田が半田ボールである。
【0019】請求項13記載の半田付け方法は、半田表
面に生成した酸化膜を除去する工程と、前記半田を酸素
濃度0.1%以下、温度200℃以下の環境下にて所定
時間放置することにより前記半田の表面に再酸化膜を形
成する工程と、前記半田を被接合部に位置合わせして加
熱し、前記半田を溶融固化させることにより被接合部に
半田付けする用にした。
【0020】請求項14記載の半田付け方法は、請求項
13記載の半田付け方法であって、前記半田を仮固定剤
で前記被接合部に仮固定した状態で加熱し、溶融させる
ようにした。
【0021】請求項15記載の半田付け方法は、請求項
13記載の半田付け方法であって、前記仮固定剤が、前
記加熱によって蒸発・揮発もしくは昇華する有機材料で
あるようにした。
【0022】請求項16記載の半田付け方法は、請求項
13記載の半田付け方法であって、前記加熱・溶融を低
酸素雰囲気下で行わせるようにした。
【0023】請求項17記載の半田付け方法は、請求項
13記載の半田付け方法であって、記再酸化膜の厚さは
40オングストロームから60オングストロームの範囲
であるようにした。
【0024】請求項18記載の半田付け方法は、請求項
13記載の半田付け方法であって、前記半田が電子部品
に形成された半田バンプである。
【0025】請求項19記載の半田付け方法は、請求項
13記載の半田付け方法であって、前記半田が半田ボー
ルである。
【0026】各請求項記載の発明によれば、半田表面の
酸化膜を除去した後に酸素濃度0.1%。温度200℃
の環境下に半田を所定時間放置して、半田の表面に緻密
な酸化膜を形成させることにより大気中に半田を暴露し
てもそれ以上の酸化膜の生成が抑制され、フラックスを
使用することなく無洗浄の半田付け工法を実現すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1(a)は本発明の一実施の形
態の電子部品の側面図,図1(b)は同プラズマ処理装
置の断面図、図1(c)は同電子部品の部分断面図、図
2(a),(b),(c)、図3(a),(b),
(c)は同電子部品の半田付け方法の工程説明図、図4
(a)は同電子部品の半田付け方法のリフロー炉の断面
図、図4(b)は同電子部品の半田付け方法の加熱プロ
ファイルを示すグラフ、図5は大気暴露時間に対する半
田の表面酸化膜成厚の変化を示すグラフ、図6は半田表
面酸化膜成厚と半田付け性(半田拡がり性)との関係を
示すグラフ、図7は半田拡がり率の測定方法の説明図で
ある。
【0028】図1(a)において、ウェハ状の電子部品
1の上面には、半田部としての半田バンプ2が多数形成
されている。半田バンプ2の表面には半田が空気に触れ
ることにより酸化膜2aが生成している。この状態で、
電子部品1はプラズマ処理工程に送られる。このプラズ
マ処理工程は、半田バンプ2の表面に生成した酸化膜
を、プラズマ処理によるスパッタリングを利用して除去
するために行われるものである。
【0029】図1(b)に示すように、電子部品1は真
空チャンバ3内の電極4上に載置され、真空チャンバ3
内を真空排気した後に、真空チャンバ3内にはガス供給
部5により、アルゴンガスなどのプラズマ発生用ガスが
導入される。この後電極4に高周波電源6を駆動して高
周波電圧を印加することにより、アルゴンイオンや電子
などが電子部品1の上面に衝突する。これにより、電子
部品1上の半田バンプ2の表面の酸化膜2aは除去さ
れ、半田バンプ2の表面は清浄化される。
【0030】この後、電子部品1は真空チャンバ3内の
アルゴンガス雰囲気中で所定時間放置される。このとき
真空チャンバ3酸素濃度0,1%以下、温度200℃以
下となるように内部環境が設定される。この工程は、酸
化膜2aが除去され清浄化された半田バンプ2の表面に
緻密な薄い酸化膜(再酸化膜)の層を形成するためのも
のである。この結果、図1(c)に示すように半田バン
プ2の表面に再酸化膜2bが形成される。ここで形成さ
れる再酸化膜2bの厚さは100オングストローム以下
とし、望ましくは40〜60オングストロームの範囲で
ある。なお、真空チャンバ3内で上記の再酸化膜形成を
行う替わりに、専用の処理チャンバを設置し、この処理
チャンバ内で再酸化膜形成を行うようにしてもよい。
【0031】このようにして表面処理が行われ、半田バ
ンプ2の表面に再酸化膜2bが形成されたウエハ状の電
子部品1は個片の電子部品1に切断され、仮固定剤の塗
布工程に送られる。図2(a)に示すように、半田部と
しての半田バンプ2が形成された電子部品1は移載ヘッ
ド13に保持されている。電子部品1の半田付けに際し
ては、まずこの電子部品1を保持した移載ヘッド13を
仮固定剤の塗布部14上に移動させる。図2(b)に示
すように、塗布部14の容器15の底面には、仮固定剤
16がスキージ17により塗布されている。容器15に
対して電子部品1を下降させてバンプ2を容器15の底
面に当接させ、次いで移載ヘッド13を上昇させると、
図2(c)に示すように電子部品1のバンプ2の下端部
には仮固定剤16が転写により塗布される。
【0032】ここで仮固定剤16について説明する。仮
固定剤16は高粘性の揮発性有機材料であるグリセリン
などを主成分としている。グリセリンの粘度は25℃に
おいて3Pas(マルコム粘度計 0.5rpm)であ
る。電子部品1を仮固定するためには、一般に0.5P
as以上の粘度が必要とされるが、グリセリンの粘度は
これより十分に大きいものとなっている。また、仮固定
剤16としては、グリセリン以外にも、ポリエチレング
リコールなどの高粘性の揮発性有機材料、もしくはこれ
ら以外の高粘性の昇華性有機材料を用いることができ
る。
【0033】次に、バンプ2に上述の仮固定剤16が塗
布された電子部品1を、電子部品である基板8に搭載す
る。図3(a)に示すように、半田バンプ2を被接合部
である電極9に位置合せし、次いで図3(b)に示すよ
うに半田バンプ2を電極9上に移載する。このとき、半
田バンプ2と電極9の当接面には仮固定剤16が介在し
ており、前述のように仮固定剤16の粘度は電子部品1
を基板8の電極9上に仮固定するのに十分な値であるた
め、電子部品1は基板8の搬送時に位置ずれを起こすこ
となく電極9上に保持される。
【0034】電子部品1が移載された基板8は、この後
リフロー工程に送られる。図4(a)に示すように、基
板8はリフロー炉20に送り込まれ、予熱ゾーン21、
均熱ゾーン22、本加熱ゾーン23を順次通過する。予
熱ゾーン21、均熱ゾーン22、本加熱ゾーン23にて
基板8を加熱することにより半田バンプ2を溶融・固化
させて、図3(c)に示すように電子部品1を基板8に
半田付けする。
【0035】このときの半田付けの過程を図4(b)の
加熱プロファイルを参照して説明する。電子部品1の温
度は、予熱ゾーン21を通過することにより上昇し、均
熱ゾーンにて所定時間の間予熱温度が保持される。そし
て本加熱ゾーン23を通過することにより温度は更に上
昇し、半田の融点温度Ts(183°C)を越えて最高
加熱温度Tmax(230°C)まで上昇する。この加
熱過程で半田バンプ2は溶融し、電極9に半田付けされ
る。
【0036】このとき、半田バンプ2の表面は再酸化膜
2bで覆われているが、この再酸化膜2bは低酸素雰囲
気で徐々に生成されたものであるため組成が緻密で膜厚
が非常に薄い。しかもこの再酸化膜2bが形成されると
それ以上の酸化の進行が抑制され酸化膜の成長は非常に
緩やかであるため、半田接合性を阻害する程度の膜厚ま
で成長するには長時間を要する。したがって、通常想定
される程度の工程待ち時間で半田付けが行われる場合に
は、この再酸化膜2bは半田接合性に悪影響を及ぼすこ
とがない。
【0037】以下、スパッタリングおよびアルゴンガス
中での放置の効果について、図5〜図7を参照し実験デ
ータに即して説明する。図5はSn−Pb共晶半田にス
パッタリングを行った後大気暴露したときの、半田表面
の酸化膜厚(SiO2換算)の時間的変化を示すもので
ある。図5のハッチングを施した範囲は、スパッタリン
グを行わない未処理の状態での酸化膜の膜厚分布の範囲
を示しており、図中■印および破線で示すグラフは、ス
パッタリング処理を行った直後に大気暴露した場合の半
田表面の酸化膜厚の変化を、また●印および実線で示す
グラフは、スパッタリングを行った直後にアルゴンガス
中(酸素濃度0,08%)に30分間放置し、その後に
大気暴露した場合の半田表面の酸化膜厚の変化をそれぞ
れ示している。
【0038】図5より、スパッタリングを行わない未処
理の状態では、酸化膜の膜厚は100オングストローム
以上であるのに対し、スパッタリング直後の酸化膜の膜
厚は50オングストローム程度まで減少することがわか
る。しかし、スパッタリングのみを行ったものでは、大
気暴露開始後は時間の経過とともに膜厚は増加してい
る。これに対し、スパッタリングを行った後にアルゴン
ガス中に放置したものでは、大気暴露開始後100時間
以上経過してもほとんど膜厚の増加がみられない。
【0039】図6は、Sn−Pb共晶半田の表面酸化膜
の膜厚と、半田を溶融させた際の半田拡がり率との関係
を示している。半田拡がり率は、銅箔等の半田が比較的
濡れ広がりやすい金属の表面において、溶融した半田が
濡れ拡がる性質の程度を示す指標であり、図7に示すよ
うな半田ボールの場合では、半田溶融前の半田ボールの
高さGと半田溶融後の高さHとの差を半田溶融後の高さ
Hで除算して得られる割合を、百分比で表したもので定
義される。すなわち半田拡がり率が大きいほど、溶融時
に半田が濡れ拡がることを示している。図6で明らかな
ように、酸化膜の膜厚が増加するとともに半田拡がり率
は低下し、半田の濡れ性が悪化することがわかる。
【0040】以上、図5,図6から次のような結論を得
ることができる。半田に対してスパッタリングを行った
直後にアルゴンガス中放置を行うことにより、大気暴露
後も半田の表面の酸化膜の膜厚は長時間にわたって40
〜60オングストロームの範囲に保たれる。このこと
は、半田濡れ性が長時間にわたって良好に保持されるこ
とを意味している。したがって、この半田濡れ性が良好
に保持される時間内に半田付けを行うようにすれば、従
来の方法による半田付けに際して半田濡れ性を改善する
ために必要とされたフラックスを使用せず、良好な半田
付けを行うことができる。
【0041】このとき、リフロー炉10内に窒素ガスな
どの不活性ガスを供給して半田バンプ2の加熱と溶融を
低酸素雰囲気下で行わせるようにすれば、さらに良好な
半田付け性を得ることができる。この半田付け過程で昇
華性や揮発性の仮固定剤16は徐々に気化し、最高加熱
温度Tmax(230°C)に到達した時点では大部分
が蒸発しており、半田付け後には完全に蒸発して接合部
には残存しない。このため半田付け後には被接合部周囲
には有害な成分の残留がなく半田付け後の洗浄を必要と
しない。
【0042】なお、本発明の半田や半田の表面処理方法
で処理された半田は、洗浄を必要としない半田付け工法
において特に効果的であることはいうまでもないが、洗
浄を必要とする従来の半田付け工法にも使用可能であ
り、洗浄を必要としない半田付け工法にのみ用途が限定
されるものではない。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、半田付けに先立って半
田部をプラズマ処理し、その後低酸素雰囲気下で所定時
間放置することにより、半田の表面に緻密でごく薄い酸
化膜を生成させることができる。この再酸化膜は大気中
に暴露してもそれ以上半田表面の酸化膜が成長せず、ご
く薄い状態を保つため半田接合性を阻害せず、したがっ
てフラックスを使用することなく良好な半田付けを行う
ことができる。また、半田付けされる接合部に、半田付
け工程で加熱によって消滅する性質の仮固定剤を使用す
れば、移載後半田付けされるまでの間の電子部品の位置
ずれを防止することができ、仮固定剤は半田付け時の加
熱工程で揮発や蒸発して半田付け後には基板上に残留し
ないので、従来のフラックスを使用する方法で必要とさ
れた半田付け後の洗浄を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態の電子部品の側面
図 (b)本発明の一実施の形態のプラズマ処理装置の断面
図 (c)本発明の一実施の形態の電子部品の部分断面図
【図2】(a)本発明の一実施の形態の電子部品の半田
付け方法の工程説明図 (b)本発明の一実施の形態の電子部品の半田付け方法
の工程説明図 (c)本発明の一実施の形態の電子部品の半田付け方法
の工程説明図
【図3】(a)本発明の一実施の形態の電子部品の半田
付け方法の工程説明図 (b)本発明の一実施の形態の電子部品の半田付け方法
の工程説明図 (c)本発明の一実施の形態の電子部品の半田付け方法
の工程説明図
【図4】(a)本発明の一実施の形態の電子部品の半田
付け方法のリフロー炉の断面図 (b)本発明の一実施の形態の電子部品の半田付け方法
の加熱プロファイルを示すグラフ
【図5】大気暴露時間に対する半田の表面酸化膜成厚の
変化を示すグラフ
【図6】半田表面酸化膜成厚と半田付け性(半田拡がり
性)との関係を示すグラフ
【図7】半田拡がり率の測定方法の説明図
【符号の説明】
1 電子部品 2 半田バンプ 2a 酸化膜 2b 再酸化膜 8 基板 9 電極 13 移載ヘッド 16 仮固定剤 20 リフロー炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−235061(JP,A) 特開 平9−232742(JP,A) 特開 平3−241755(JP,A) 特開 平7−142491(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/34

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半田表面に生成した酸化膜を除去する工程
    と、前記半田を酸素濃度0.1%以下、温度200℃以
    下の環境下にて所定時間放置することにより前記半田の
    表面に再酸化膜を形成する工程とを含むことを特徴とす
    る半田の表面処理方法。
  2. 【請求項2】前記再酸化膜の厚さは40オングストロー
    ムから60オングストロームの範囲であることを特徴と
    する請求項1記載の半田の表面処理方法。
  3. 【請求項3】前記酸化膜を除去する方法が、プラズマ処
    理によるスパッタリングを利用することを特徴とする請
    求項1記載の半田の表面処理方法。
  4. 【請求項4】前記酸化膜を除去する方法が、前記半田の
    表面に還元性を有する有機材料を塗布することを特徴と
    する請求項1記載の半田の表面処理方法。
  5. 【請求項5】前記半田が電子部品に形成された半田バン
    プであることを特徴とする請求項1記載の半田の表面処
    理方法。
  6. 【請求項6】前記半田が基板の電極上にプリコートされ
    た半田であることを特徴とする請求項1記載の半田の表
    面処理方法。
  7. 【請求項7】前記半田が半田ボールであることを特徴と
    する請求項1記載の半田の表面処理方法。
  8. 【請求項8】半田表面に生成した酸化膜を除去する工程
    と、前記半田を酸素濃度0.1%以下、温度200℃以
    下の環境下にて所定時間放置することにより前記半田の
    表面に再酸化膜を形成する工程によって表面処理された
    ことを特徴とする半田。
  9. 【請求項9】前記再酸化膜の厚さは40オングストロー
    ムから60オングストロームの範囲であることを特徴と
    する請求項8記載の半田。
  10. 【請求項10】前記半田が電子部品に形成された半田バ
    ンプであることを特徴とする請求項8記載の半田。
  11. 【請求項11】前記半田が基板の電極にプリコートされ
    た半田であることを特徴とする請求項8記載の半田。
  12. 【請求項12】前記半田が半田ボールであることを特徴
    とする請求項8記載の半田。
  13. 【請求項13】半田表面に生成した酸化膜を除去する工
    程と、前記半田を酸素濃度0.1%以下、温度200℃
    以下の環境下にて所定時間放置することにより前記半田
    の表面に再酸化膜を形成する工程と、前記半田を被接合
    部に位置合わせして加熱し、前記半田を溶融固化させる
    ことにより被接合部に半田付けすることを特徴とする半
    田付け方法。
  14. 【請求項14】前記半田を仮固定剤で前記被接合部に仮
    固定した状態で加熱し、溶融させることを特徴とする請
    求項13記載の半田付け方法。
  15. 【請求項15】前記仮固定剤が、前記加熱によって蒸発
    ・揮発もしくは昇華する有機材料であることを特徴とす
    る請求項14記載の半田付け方法。
  16. 【請求項16】前記加熱・溶融を低酸素雰囲気下で行わ
    せることを特徴とする請求項13記載の半田付け方法。
  17. 【請求項17】前記再酸化膜の厚さは40オングストロ
    ームから60オングストロームの範囲であることを特徴
    とする請求項13記載の半田付け方法。
  18. 【請求項18】前記半田が電子部品に形成された半田バ
    ンプであることを特徴とする請求項13記載の半田付け
    方法。
  19. 【請求項19】前記半田が半田ボールであることを特徴
    とする請求項13記載の半田付け方法。
JP14267898A 1998-05-25 1998-05-25 半田の表面処理方法および半田ならびに半田付け方法 Expired - Fee Related JP3346280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14267898A JP3346280B2 (ja) 1998-05-25 1998-05-25 半田の表面処理方法および半田ならびに半田付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14267898A JP3346280B2 (ja) 1998-05-25 1998-05-25 半田の表面処理方法および半田ならびに半田付け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11340614A JPH11340614A (ja) 1999-12-10
JP3346280B2 true JP3346280B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=15320980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14267898A Expired - Fee Related JP3346280B2 (ja) 1998-05-25 1998-05-25 半田の表面処理方法および半田ならびに半田付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3346280B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6926190B2 (en) * 2002-03-25 2005-08-09 Micron Technology, Inc. Integrated circuit assemblies and assembly methods
JP2004119430A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Tadatomo Suga 接合装置および方法
JP3704113B2 (ja) 2002-09-26 2005-10-05 住友大阪セメント株式会社 ボンディングステージ及び電子部品実装装置
WO2004030078A1 (ja) * 2002-09-26 2004-04-08 Toray Engineering Co., Ltd. 接合装置
WO2005097396A1 (ja) * 2004-04-08 2005-10-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 接合方法及びその装置
DE102010040063A1 (de) * 2010-08-31 2012-03-01 Globalfoundries Dresden Module One Limited Liability Company & Co. Kg Verfahren zur Herstellung bleifreier Lotkugeln mit einer stabilen Oxidschicht auf der Grundlage eines Plasmaprozesses

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11340614A (ja) 1999-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4921157A (en) Fluxless soldering process
US6550667B2 (en) Flux composition and soldering method for high density arrays
JP3132745B2 (ja) フラックス組成物および対応するはんだ付け方法
JP2009111399A (ja) リフロー法
JPH08316624A (ja) 電子回路の製造方法
JP3346280B2 (ja) 半田の表面処理方法および半田ならびに半田付け方法
EP0884936A1 (en) Method for manufacturing electronic circuit device
WO2013153674A1 (ja) はんだ付け装置及び方法並びに製造された基板及び電子部品
JP3054056B2 (ja) はんだ付け方法
JP2865770B2 (ja) 電子回路装置の製造方法
JPH09307219A (ja) はんだ付け用処理方法
JP2000049450A (ja) 電子部品の半田付け方法
JPH11224981A (ja) 半田付け方法および半田バンプの形成方法
JPH08108292A (ja) はんだ付け方法
JP3142944B2 (ja) フラックス残渣からのイオン成分除去方法
JP2872181B2 (ja) 印刷配線板の表面処理方法
JP3753524B2 (ja) 電子部品の製造方法
JPH11238961A (ja) 電子部品の半田付け方法
JP3385925B2 (ja) 電子回路の製造方法
JP2000176678A (ja) クリームはんだ及びそれを用いた実装製品
JPH0797701B2 (ja) リフロー半田付け方法
JPH0955581A (ja) フラックスレスはんだ付け用処理方法
JPH07170063A (ja) リフロー半田付け方法
JPH0856071A (ja) はんだバンプ形成方法
JP2004311679A (ja) はんだ付け方法とそのプリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130906

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees