JP2937909B2 - 印刷配線板の製造方法 - Google Patents

印刷配線板の製造方法

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貴徳 角田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷配線板の製造方
法に関し、特に高密度実装に適した狭ピッチのパッドを
有する印刷配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷配線板の防錆や電子部品との接続を
容易にし、実装信頼性を向上させるために、パッド表面
に予備はんだ層を設けている。狭ピッチパッド部に均一
な膜厚の予備はんだ層を形成するための従来技術につい
て、特開平7−94853により図3を用いて説明す
る。図3(a)に示すように、狭ピッチパッド例えば、
0.25mmピッチパッド2(導体厚30μm,パッド
幅125μm,パッド間隙125μm)を有する印刷配
線板1を公知の方法で作成し、銅表面をソフトエッチン
グする。次に図3(b)に示すように、狭ピッチパッド
2の表面に、イミダゾール系の有機被膜8を1〜2μm
の厚みで形成する。即ち、印刷配線板1の予備はんだ層
を形成したくない部分にテープやレジストでマスクした
上で、印刷配線板1を40℃の接着層形成用薬剤の原液
に3分間浸漬して、接着層としてのイミダゾール系の有
機被膜8を形成する。次いで水洗、乾燥し、マスクを取
り除いた後、図3(c)に示すように通常のはんだ粉末
4cを印刷配線板1に供給して接着する。この場合、は
んだ粉末4cの粒径は、予備はんだ層の厚みに合わせて
選択する。次に、余剰のはんだ粉末4cを取り除くた
め、静電気除去装置付エアースプレーで吹き飛ばし、図
3(d)に示すように除去する。次に図3(e)に示す
ように、水ベースフラックスをスプレー塗布して、フラ
ックス層5を形成する。次に印刷配線板1をリフロー炉
に入れて245℃まで加熱して、はんだ粉末4cを溶融
し、図3(f)に示すように、狭ピッチパッド2上に予
備はんだ層6を形成する。最後に図3(g)に示すよう
に、印刷配線板1を70℃の湯で3分間洗浄して、フラ
ックス層残渣を除去し、水切り、乾燥する。このように
して、狭ピッチパッド上にはんだをプリコートした印刷
配線板が製造できる。
【0003】また、特開平7−7244によれば、前記
接着層であるイミダゾール系有機被膜8の代替として、
ナフトトリアゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾイミ
ダゾール等の誘導体も適用可能であると示唆している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷配線板の製
造方法では、狭ピッチパッド上に形成された有機被膜
に、はんだ粉末を接着させているため、エアースプレー
で吹き飛ばす際、はんだ粉末の接着力が弱く、脱落して
しまうという問題点がある。はんだ粉末が脱落すること
によって、はんだ未着や目的のはんだ膜厚より薄くなっ
てしまう。
【0005】本発明の目的は、主に小型電子機器に使用
される、狭ピッチ実装部品の実装信頼性を向上するた
め、印刷配線板上のパッド上に形成する予備はんだ層の
膜厚を安定に形成できる印刷配線板の製造方法を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷配線板の
狭ピッチパッド部に均一な膜厚の予備はんだ層を形成す
るため、印刷配線板のパッド表面に、はんだめっきする
工程と、はんだめっきより融点の高いはんだ粉末をパッ
ド上に供給する工程と、はんだ粉末の融点未満の温度で
加熱し、はんだ粉末をパッドに仮固着する工程と、余剰
はんだ粉末を除去する工程と、フラックスを塗布し、は
んだ粉末の融点以上の温度で加熱溶融する工程と、フラ
ックス残渣を洗浄除去する工程とを有することを特徴と
するものである。はんだめっきには、電解または無電解
はんだめっきを用いる。
【0007】パッド上のはんだめっきが、はんだ粉末を
仮固着するための下地となり、はんだめっきが溶融する
ことによって、はんだ粉末がパッド上に固着する。従っ
て、余剰のはんだ粉末を除去する際、はんだ粉末が脱落
することがなく、均一な予備はんだ被膜を安定形成する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明について図面を参照して説
明する。図1(a)〜(g)は、本発明の第1の実施の
形態の縦断面図である。先ず図1(a)に示すように、
例えば、0.25mmピッチパッド2(導体厚30μ
m,パッド幅125μm,パッド間隙125μm)を有
する印刷配線板1を公知の方法で作成し、銅表面をソフ
トエッチングする。ソフトエッチング剤としては、例え
ば過酸化水素と硫酸の混合溶液を用いる。次に図1
(b)に示すように、0.25mmピッチパッド2上
に、無電解はんだめっき3を約2〜3μmの厚みで行
う。この際、無電解はんだめっき3は、後の工程で供給
するはんだ粉末4aより融点を低くし、且つはんだ粉末
4aと融合した時にSn/Pb共晶組成(Sn:Pb=
63:37)となるように、共晶組成よりSn成分が多
い組成、倒えばSn:Pb=75:25(液相温度19
5℃)とする。次に、図1(c)に示すように、はんだ
粉末4aを印刷配線板1に供給する。はんだ粉末4a
は、無電解はんだめっき3より融点が高く、共晶組成よ
りPb成分が多い組成とし、例えばSn:Pb=50:
50(液相温度216℃)とする。また、はんだ粉末4
aの粒径は、予備はんだ層の厚さに合わせて選択する
が、約30μm厚の予備はんだ層を形成するには、粒径
φ20〜40μm(平均φ30μm)のはんだ粉末を用
いる。
【0009】次に、はんだ粉末4aの融点より低い温度
で、且つ無電解はんだめっき3の融点より高い温度、例
えば200℃で20秒間加熱を行い、はんだめっき3を
溶融して、はんだめっき3上のはんだ粉末4aをパッド
2上に仮固着する。次に、図1(d)に示すように、ソ
ルダーレジストや基材上に付着した余剰はんだ粉末4a
を取り除くため、静電気除去装置付エアースプレーで吹
き飛ばす。次に図1(e)に示すように、ロジン系樹脂
を主成分とするポストフラックスをスプレー塗布して、
フラックス層5を形成する。次に図1(f)に示すよう
に、印刷配線板1を遠赤外線ヒーターを加熱源とするリ
フロー炉に通して150℃で60秒、200℃以上で4
0秒、ピーク240℃の条件で加熱し、はんだ粉末4a
を溶融し、約30μm厚の予備はんだ層6を形成する。
予備はんだ層6の上にはフラックス残渣が形成されるの
で、図1(g)に示すように、印刷配線板1を界面活性
剤またはアルコールを主成分とする洗浄剤により洗浄し
て除去する。この時の洗浄条件は40〜60℃で2分間
とする。以上の説明したように、印刷配線板の狭ピッチ
パッド上に、所望の予備はんだ層を形成することができ
る。
【0010】本発明の第2の実施の形態を図2を用いて
説明する。図2(a)に示すように、例えば、0.25
mmピッチパッド2(導体厚30μm,パッド幅125
μm,パッド間隙125μm)を有する印刷配線板1を
公知の方法で作成し、銅表面をソフトエッチングする。
ソフトエッチング剤としては、例えば過酸化水素と硫酸
の混合液を用いる。次に図2(b)に示すように、0.
25mmピッチパッド2上に、電解はんだめっき7を約
2〜3μmの厚みで行う。この際、電解はんだめっき7
は、後の工程で供給するはんだ粉末より融点を低くし、
且つはんだ粉末4bと融合した時に所定の組成となるよ
うにする。例えばSn:Bi=42:58(液相温度1
38℃)の組成とする。次に、図2(c)に示すよう
に、はんだ粉末4bを印刷配線板1に供給する。はんだ
粉末4bは、電解はんだめっき7より融点が高い合金と
する。例えばSn:Pb=40:60(液相温度238
℃)とする。また、はんだ粉末4bの粒径は、予備はん
だ層の厚さに合わせて選択するが、約30μm厚の予備
はんだ層を形成するには、粒径φ20〜40μm(平均
φ30μm)のはんだ粉末を用いる。次に、はんだ粉末
4bの融点より低い温度で、且つ電解はんだめっき7の
融点より高い温度、例えば200℃で20秒間加熱を行
い、電解はんだめっき7を溶融して、電解はんだめっき
7上のはんだ粉末4bをパッド2上に仮固着する。
【0011】次に、図2(d)に示すように、ソルダー
レジストや基材上に付着した余剰はんだ粉末4bを取り
除くため、静電気除去装置付エアースプレーで吹き飛ば
す。次に図2(e)に示すように、ロジン系樹脂を主成
分とするポストフラックスをスプレー塗布して、フラッ
クス層5を形成する。次に図2(f)に示すように、印
刷配線板1を遠赤外線ヒーターを加熱源とするリフロー
炉に通して150℃で60秒、200℃以上で45秒、
ピーク250℃の条件で加熱し、はんだ粉末4bを溶融
し約30μm厚の予備はんだ層6(組成Sn:Pb:B
i=43:43:14)を形成する。予備はんだ層6の
上にはフラックス残渣が形成されるので、図2(g)に
示すように、印刷配線板1を界面活性剤またはアルコー
ルを主成分とする洗浄剤により除去する。この時の洗浄
条件は40〜60℃で2分間とする。
【0012】以上の説明したように、Sn/Pb系のは
んだ以外でも、下地金属(めっき)の融点が、振りかけ
る粉末の融点より低ければ、本発明により印刷配線板の
狭ピッチパッド上に、所望の予備はんだ層を形成するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の効果は、予
備はんだ層を形成するために接着するはんだ粉末の脱落
が無くなり、はんだ未着や目的のはんだ膜厚より薄くな
る不良を防止できるということである。その理由は、パ
ッド上に予めめっきしたはんだが、はんだ粉末を仮固着
するための下地となり、はんだめっきが溶融することに
よって、はんだ粉末がパッド上に固着する。従って、余
剰はんだ粉末を除去する際、はんだ粉末が脱落すること
がなく、均一な予備はんだ被膜を形成することができる
からである。よって、狭ピッチパッド上に30±10μ
mの予備はんだ層が安定して形成できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(g)は本発明の第1の実施の形態の
印刷配線板の製造工程を示す縦断面図である。
【図2】(a)〜(g)は本発明の第2の実施の形態の
印刷配線板の製造工程を示す縦断面図である。
【図3】(a)〜(g)は従来技術による印刷配線板の
製造工程を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 印刷配線板 2 パッド 3 無電解はんだめっき 4 はんだ粉末(Sn:Pb=50:50) 5 フラックス層 6 予備はんだ層 7 電解はんだめっき 8 有機被膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷配線板のパッド表面に、はんだめっ
    きする工程と、めっきしたはんだより融点の高いはんだ
    粉末をパッド上に供給する工程と、はんだ粉末の融点未
    満の温度で加熱し、はんだ粉末をパッドに仮固着する工
    程と、余剰はんだ粉末を除去する工程と、フラックスを
    塗布し、はんだ粉末の融点以上の温度で加熱溶融する工
    程と、フラックス残渣を洗浄除去する工程とを有するこ
    とを特徴とする印刷配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記はんだめっきは、電解または無電解
    はんだめっきを用いることを特徴とする請求項1記載の
    印刷配線板の製造方法。
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