JP2872152B2 - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP2872152B2
JP2872152B2 JP8289638A JP28963896A JP2872152B2 JP 2872152 B2 JP2872152 B2 JP 2872152B2 JP 8289638 A JP8289638 A JP 8289638A JP 28963896 A JP28963896 A JP 28963896A JP 2872152 B2 JP2872152 B2 JP 2872152B2
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守 坂口
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NEC Mobile Communications Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瞬断検出機能を有
する無線装置に関し、特に電池はずれ及び電池電圧の出
力レベル低下から復帰した場合の、初期化機能を有する
無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の瞬断検出機能を有する無線
装置は、特開昭62−56024号公報によると、送信
回路ON状態にて指定電圧レベル低下になると、送信回
路OFFとするリセット信号が発生する。この時、瞬断
判定手段が瞬断と判定すると、前記送信回路ONから前
記リセット信号発生までを計測する手段により計測した
時間と予め定めた時間とを比較し、計測した時間が所定
時間より短い場合、電池劣化と判断し、送信出力を停止
する。また、計測した時間が所定時間より長い場合は瞬
断と判断して、送信出力を継続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のこの種
の無線装置においては、上述のように送信回路ON時の
電池電圧レベルの劣化による瞬断検出であるという欠点
がある。
【0004】すなわち、電圧劣化時の電池はずれによる
瞬断と、正常電圧時の電池はずれによる瞬断を区別し
て、電圧劣化時の電池はずれでは、瞬断計測機能を動作
させないような無線装置ではない。
【0005】従って、正常電圧状態における電池はずれ
による瞬断を検出して、瞬断時間を計測し、前記瞬断時
間が所定時間より短い場合は処理を継続し、瞬断時間が
所定時間より長い場合は初期化するというようなことが
できないという問題がある。
【0006】また、従来は、一次電池が抜かれたこと
を、CPUが、時計機能から瞬断発生時刻をメモリに記
憶し、一次電池が装着されたことを検出すると、時計機
能から装着時刻を取得し、瞬断発生時刻と装着時刻から
瞬断時間を算出していた。
【0007】しかしながら、この時計機能は、瞬断計測
専用のタイマーでないため、誤差が大きいという問題点
があった。
【0008】[発明の目的]本発明の目的は、送信機の
出力による電池電圧レベルの劣化による瞬断検出ではな
く、通常の動作においても、瞬断検出を行う無線装置を
提供することにある。
【0009】従って、本発明の目的は、正常電圧状態に
おける電池はずれによる瞬断を検出して、瞬断時間を計
測し、前記瞬断時間が所定時間より短い場合は処理を継
続し、瞬断時間が所定時間より長い場合は初期化する無
線装置を提供することにある。
【0010】本発明の更なる目的は、電圧劣化時の電池
はずれによる瞬断と、正常電圧時の電池はずれによる瞬
断を区別して、電圧劣化時の電池はずれでは、瞬断計測
機能を動作させないような無線装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の無線装置は、図
2に回路構成を示すように、一次電池(2−1)の電池
はずれが発生すると二次電池(2−2)における電圧動
作に切り替わり、一次電池(2−1)が復帰すると一次
電池(2−1)の電圧動作に切り替わる電源切替手段を
有している。
【0012】一次電池(2−1)の電池はずれを検出す
る電池検出手段(2−4−1)と、電池状態及び電圧状
態を記憶する電池フラグ記憶手段(2−4−2)と、一
次電池(2−1)のはずれが発生すると瞬断時間の計測
を開始し、一次電池が復帰すると瞬断時間の計測を停止
し計測結果を保持する瞬断計測手段(2−4−3)と、
一次電池(2−1)の電池はずれ及び電池復帰した場合
に割り込みを発生するCPUインタフェース回路(2−
4−4)と、一次電池(2−1)の復帰割り込みでCP
U(2−5)は瞬断計測手段で保持された計測時間と基
準時間を比較する比較手段を有している。
【0013】更に、CPU(2−5)は、比較手段によ
り瞬断時間が基準時間より短い場合は電池はずれ時点の
処理を継続する手段と、比較手段において瞬断時間が基
準時間より長い場合は電池はずれ時点の処理を放棄する
手段を有する。
【0014】また、一次電池(2−1)の電圧レベルが
基準電圧以下の場合は、一次電池(2−1)の電池はず
れが発生しても瞬断計測手段(2−4−3)は動作せ
ず、一次電池(2−1)が復帰すると電池フラグ記憶手
段(2−4−2)の状態から判断してCPU(2−5)
に対してリセット信号を発生する手段(2−4−5)に
て、全てを初期化する機能を有していることも特徴であ
る。
【0015】[作用]本発明によれば、送信機の出力に
よる電池電圧レベルの劣化による瞬断検出ではなく、通
常の動作においても、瞬断検出を行うことができる。
【0016】従って、本発明によれば、正常電圧状態に
おける電池はずれによる瞬断を検出して瞬断時間を計測
し、瞬断時間が所定時間より短い場合は処理を継続し、
瞬断時間が所定時間より長い場合は初期化する無線装置
を提供することができる。
【0017】また、本発明によれば、電圧劣化時の電池
はずれによる瞬断と、正常電圧時の電池はずれによる瞬
断を区別して、電圧劣化時の電池はずれでは瞬断計測機
能を動作させないような無線装置を提供することができ
る。
【0018】このように、本発明の無線端末は、電池は
ずれ検出時に瞬断時間の計測を行い、瞬断時間が基準時
間より短い場合に瞬断と判断して電池はずれ時点に処理
を継続することにより、情報の有効性を高めることが可
能であり、また、瞬断時間が基準時間より長い場合は、
電池交換と判断して電池はずれ時点の処理を初期化する
ことで情報の信頼性を確保することが可能である。
【0019】また、瞬断検出手段は、専用の瞬断計測用
タイマーをハード的な構成として備えることにより、瞬
断時間誤差を小さくできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
[1]構成の説明 次に本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明
する。
【0021】図1は、本発明による無線装置の一実施例
の構成図である。
【0022】この無線装置は、無線信号を送信及び受信
するアンテナ(1−1)、無線信号を変調及び復調する
無線部(1−2)、無線部(1−2)の電源制御や制御
部(1−4)を介してRAM(1−5)やROM(1−
6)やEEPROM(1−7)を制御するCPU(1−
3)、一次電池の電池はずれを検出し瞬断計測手段を持
つ制御部(1−4)、送信及び受信データ等を編集する
RAM(1−5)、プログラムを記憶しているROM
(1−6)、電話番号の各種情報を記憶するEEPRO
M(1−7)、一次電池(1−9)と二次電池(1−1
0)からの供給電圧を切り替える電源切替手段(1−
8)、全ての電圧供給源となる一次電池(1−9)、一
次電池(1−9)から充電可能な二次電池(1−10)
を備えている。また、図1には省略したが、メッセージ
等を表示するLCDとスイッチ等を備えている。
【0023】[2]動作の説明 図2は、本発明の無線装置の、図1における制御部(1
−4)の要部を示すブロック図である。また、図3は、
本発明の無線装置の動作を示すフローチャート図であ
る。
【0024】図2と図3を参照して動作説明をする。
【0025】一次電池(2−1)から正常に電圧供給し
ている状況で(S1又は、S2_NO)、一次電池(2
−1)が電池はずれを発生すると(S2_YES)、制
御部(2−4)の電池検出手段(2−4−1)でチャタ
リング吸収をした後(S3)、電池フラグ記憶手段(2
−4−2)に一次電池(2−1)が外れたことを記憶
し、電圧が正常と判断すると(S4_YES)、瞬断計
測手段(2−4−3)で瞬断時間を計測させる(S5)
と共に、CPU(2−5)に対してCPUインターフェ
ース回路(2−4−4)を通じて一次電池はずれの割り
込みを発生(S6)させて、この割り込みでCPU(2
−5)は正常電圧時の電池はずれの処理を行い(S
7)、処理が完了するとCPU(2−5)はHALT状
態になる機能を備えている。
【0026】ここでの電池はずれの処理とは、例えば、
RAM(図1の1−5)に電池はずれ直前の情報を記憶
することである。
【0027】また、二次電池(2−2)の電圧でバック
アップ動作中(S8_NO)に、一次電池(2−1)が
復帰すると(S8_YES)、制御部(2−4)の電池
検出手段(2−4−1)にてチャタリング吸収した後
(S9)、電池フラグ記憶手段(2−4−2)に一次電
池(2−1)が装着されたことを記憶し、瞬断計測手段
(2−4−3)を停止すると共にその瞬断時間の値を保
持し(S10)、CPU(2−5)にCPUインターフ
ェース回路(2−4−4)を通して一次電池(2−1)
が装着された割り込みを発生し(S11)、この割り込
みでCPU(2−5)は、保持されている瞬断時間の値
と基準時間の値を比較し(S12)、瞬断時間が基準時
間より短い場合は(S13_YES)瞬断計測手段のタ
イマー値を初期化すると共に(S14)、例えばRAM
(図1の1−5)に記憶した電池はずれ直後の情報を継
続して処理をする(S15)。その処理が終了すると待
ち受けになる機能を備えている(S16)。
【0028】更に、CPU(2−5)は、保持されてい
る瞬断時間の値と基準時間の値を比較して(S12)瞬
断時間が基準時間より長い場合は(S13_NO)、全
ての情報の初期化をする(S25)機能を備えている。
【0029】一次電池(2−1)が電池はずれを起こす
と、制御部(2−4)の電池検出手段(2−4−1)に
てチャタリング吸収をした後(S3)、電池フラグ記憶
手段(2−4−2)に一次電池(2−1)が外れたこと
を記憶し、電圧が基準電圧以下と判断すると(S4_N
O)、瞬断計測手段(2−4−3)による瞬断時間の計
測は停止され(S17)、CPU(2−5)に対してC
PUインターフェース回路(2−4−4)を通じて一次
電池はずれの割り込みを発生(S18)させる。この割
り込みにおいてCPU(2−5)は低電圧時の電池はず
れ処理を行い(S19)、処理終了後にCPU(2−
5)はSTOP状態になる機能を備えている。
【0030】この状態にて、二次電池(2−2)の電圧
でバックアップ動作中(S20_NO)に、一次電池
(2−1)が復帰すると(S20_YES)、制御部
(2−4)の電池検出手段(2−4−1)にてチャタリ
ング吸収した後(S21)、電池フラグ記憶手段(2−
4−2)に一次電池(2−1)が装着されたことを記憶
し、リセット回路(2−4−5)においてCPUリセッ
ト信号を発生させる(S22)。このCPUリセット信
号においてCPU(2−5)は、一次電池(2−1)が
正常な電圧レベルにあるのか比較し(S23)、正常な
電圧レベルである場合は(S24_YES)全ての機能
の初期化を行う機能を備えており、一次電池(2−1)
が低電圧レベルにある場合には(S24_NO)低電圧
警報を出力する(S26)機能を備えている。
【0031】また、専用の瞬断計測タイマーをハード構
成として備えてもよく、これにより、より正確な計測が
行なえる。
【0032】
【発明の効果】本発明の無線端末は、電池はずれ検出手
段における瞬断時間の計測を行い、瞬断時間が基準時間
より短い場合に瞬断と判断して、電池はずれ時点に処理
を継続することにより情報の有効活用ができる効果があ
る。
【0033】また、瞬断時間が基準時間より長い場合は
電池交換と判断し、電池はずれ時点の処理を初期化する
ことで情報の信頼性を高める効果がある。
【0034】また、瞬断検出手段は瞬断タイマー値を保
持するハード的な構成とすると、瞬断時間誤差を小さく
できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線装置の基本構成図である。
【図2】本発明の無線装置のブロック図である。
【図3】本発明の無線装置の動作フローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1−1 アンテナ 1−2 無線部 1−3 CPU 1−4 制御部 1−5 RAM 1−6 ROM 1−7 EEPROM 1−8 電源切替手段 1−9 一次電池 1−10 二次電池 2−1 一次電池 2−2 二次電池 2−3 電源切替手段 2−4 制御部 2−5 CPU 2−4−1 電池検出手段 2−4−2 電池フラグ記憶手段 2−4−3 瞬断計測手段 2−4−4 CPUインターフェース回路 2−4−5 リセット回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次電池の電圧が正常な場合は前記一次
    電池の電圧を負荷回路に供給し、前記一次電池が外れた
    場合は二次電池の電圧を前記負荷回路に供給する電源切
    替手段と、 前記一次電池が装着及び外れたことを検出する電池検出
    手段と、 前記電池検出手段で前記一次電池が外れたと認識すると
    時間を計測し、前記一次電池が復帰すると計測結果を保
    持する瞬断計測手段と、 前記電池検出手段で割り込みを発生する手段と、 前記一次電池の復帰割り込みにより前記瞬断計測手段で
    計測保持された時間と予め定められた基準時間とを比較
    する比較手段と、 前記比較手段の比較により瞬断時間が基準時間より短い
    場合は、前記一次電池はずれ時点の処理を継続する手段
    と、 前記比較手段の比較により瞬断時間が基準時間より長い
    場合は、前記一次電池はずれ時点の処理を放棄する手段
    と、を備えたことを特徴とする無線装置。
  2. 【請求項2】 前記一次電池の電圧レベルが基準電圧以
    下で、前記電池検出手段で前記一次電池が外れたと認識
    すると、前記瞬断計測手段は動作せずに、前記一次電池
    が復帰すると、電池フラグ記憶手段の状態から判断し、
    CPUに対するリセット信号を発生する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 前記一次電池より充電可能な二次電池を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の無線装置。
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